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国際政治・世界事情

7902チバQ:2014/04/30(水) 13:58:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140429/mds14042908010001-n1.htm
イラク政界、宗派争い再び あす米軍撤退後初の議会選

2014.4.29 08:01 (1/2ページ)

28日、バグダッドの投票所でイラク議会選挙の事前投票を行う治安機関要員。30日は約100万人の要員が全土で警備にあたる(AP)
28日、バグダッドの投票所でイラク議会選挙の事前投票を行う治安機関要員。30日は約100万人の要員が全土で警備にあたる(AP)


 ■シーア派政権「独裁」に内外から不満

 【カイロ=大内清】イラクで30日、2011年末の駐留米軍撤退後で初の国民議会(定数328)選が行われる。イラクでは少数派のイスラム教スンニ派の間に、シーア派主導のマリキ政権から差別的な待遇を受けているとの不満が強まっていることを背景に、今回の選挙は前回(10年)より宗派色が鮮明化している。イスラム武装勢力による選挙妨害を狙ったテロなども懸念されている。

                   ◇

 現地メディアなどによると、選挙戦を優勢に進めているのは、3期目を狙うマリキ首相の「法治国家連合」。マリキ氏は、06〜07年の宗派抗争で内戦状態に陥った国内の混乱を収束させた実績などから「強い指導力」をアピールしており、第1勢力の座を確保する勢いをみせている。

 これに対し、政権批判の急先鋒(せんぽう)でスンニ派中心の「ムッタヒドゥーン」を率いるヌジャイフィ国民議会議長は、マリキ氏がシーア派大国の隣国イランから支援を受けて「スンニ派を排除している」などと非難しスンニ派票の糾合を狙う。

 イラクでは前回選で、宗派横断的な世俗主義会派「イラキーヤ」が法治国家連合を上回って筆頭勢力となり、宗派対立の克服が進むとも期待された。

 しかし、11年末の米軍撤退前後からマリキ氏側がイラキーヤの有力スンニ派指導者らへの圧迫を強めたことでスンニ派勢力の危機感が強まり、昨年は反政府デモなどが頻発。前回選でイラキーヤ所属だったヌジャイフィ氏が今回、より宗派色の濃い会派で選挙に臨んでいるのは、「宗派間の溝が深まった」(汎アラブ紙アッシャルクルアウサト)ことの表れといえる。ヌジャイフィ氏は、イランと対立するサウジアラビアに近いともいわれ、周辺国の思惑がイラクの宗派問題に影響している可能性もある。

 また、反シーア派感情の高まりは、中部ファルージャの占拠を続ける「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」などのスンニ派武装勢力が台頭する土壌になっているとも指摘される。首都バグダッドでは25日、シーア派候補の選挙キャンペーンを狙ったテロで30人以上が死亡し、ISILが犯行声明を出した。

 一方、シーア派陣営内も、反米強硬派指導者サドル師らはマリキ氏を「独裁的」と批判しており一枚岩ではない。法治国家連合が筆頭勢力となっても、単独での過半数獲得は不可能とみられるだけに、選挙後の連立交渉は難航が予想される。


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