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国際政治・世界事情
2276
:
チバQ
:2011/03/03(木) 21:36:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/mds11030321150006-n1.htm
軍事介入の意思なし NATO、作戦は立案中
2011.3.3 21:11
北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は3日、記者会見し、緊迫するリビア情勢について「NATOは軍事介入する意思はない」と重ねて強調する一方で、「あらゆる事態に備えて」リビアに対する軍事行動の作戦立案を進めていることを認めた。
リビアの反政府勢力が国際社会に対し、カダフィ政権派の雇い兵らに対する空爆実施を求めたことについては「NATOは留意する」と述べた。しかし、飛行禁止区域の設定を含むいかなる軍事行動にも国連安全保障理事会の承認が必要との認識を繰り返した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110303/erp11030320170009-n1.htm
元大佐側近「カダフィ狙い撃ちは不可能」
2011.3.3 20:15 (1/2ページ)
2日、リビアの首都トリポリで演説前の最高指導者カダフィ大佐(ロイター)
【パリ=山口昌子】リビアの最高指導者カダフィ大佐の側近の1人で儀典長として仕え、昨年からフランスに滞在しているヌーリ・ミスマーリー氏が2日、パリ市内で会見し、「カダフィ氏は最後まで戦う」と述べ、国外脱出はしないとの見方を示した。また、カダフィ大佐は居場所を転々とするので、「(空爆などで)狙い撃ちすることは不可能だ」とも指摘した。
ミスマーリー氏は35年近く政権中枢にありながら、昨年11月に訪仏、「現在は仏政府の保護下」にあるという。出国の理由について、「カダフィ氏の41年間の統治の間、人権は存在しなかった。こういう男と一緒に働いたことを恥じている」と述べた。
また、「3歳の息子が自宅の庭で胸に弾丸を受けて殺された。誰が殺したのかを明確にしたい」と語り、自身の出国への報復で、幼児がリビア当局によって殺害されたことを示唆した。
ただし、欧米諸国によるリビアへの軍事介入には反対を表明。「リビア人は自尊心が強い。イラク戦争の経過も把握しており、地上軍の展開など絶対に受け入れない」ためで、反体制派が要請している空爆の実施についても、「滑走路を破壊すれば十分であり、空爆は必要ない。リビア国民が誤爆される可能性もある」と否定的な見解を示した。
反体制派に激しい攻撃を加えている外国人傭(よう)兵について、ミスマーリー氏は「カダフィ氏はごく一部のリビア軍兵士しか信用せず、金の欲しい若者を徴用して武器を与えて訓練している」と述べ、「首都トリポリでも最近、若者が傭兵用に拉致されている」との情報を明らかにした。
独裁政治が長期間続いた理由については「カダフィ氏は、恐怖政治をカムフラージュすることを知っている。だからこそ国民も西欧諸国の首脳も彼に手を貸した」と述べた。
ミスマーリー氏は「カダフィ氏は絶対にリビアから脱出しない。首都トリポリに最後までとどまるだろう」と述べ、出国の可能性も否定した。
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