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国際政治・世界事情

6009チバQ:2013/03/29(金) 21:18:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130328/erp13032822410006-n1.htm
キプロス戦々恐々 「ロシアマネー」逃避の可能性
2013.3.28 22:37 (1/2ページ)

28日に営業を再開したニコシアの銀行支店前。預金者らは心配そうに順番を待ったが、開店当初は大きな混乱もなかった(AP)
 欧州債務危機再燃の火種になると懸念されたキプロス問題は、欧州連合(EU)ユーロ圏諸国の支援と引き換えにキプロスの大手2銀行を破綻処理することなどで一応は収束への方向性を見いだした。だが、肥大化した同国の金融セクターを支えてきた外国資本、特に「ロシアマネー」は今後、一斉に逃避を始める可能性が高く、住民らは戦々恐々としている。

 ビーチリゾートで知られるキプロス南部リマソル。ロシアで人気が高く、夏には海岸沿いの高級ホテルや別荘に多くのロシア人が集まる。ロシア雑貨店やロシア富裕層向けの資産管理会社なども多い。地元住民は皮肉を込め、この町を「リマソルグラード」と呼ぶ。

 EUの中でも法人税率が低いキプロスには、多くの露企業が「節税」のための拠点を置いてきた。地元英字紙キプロス・メールなどによると、今年1月の同国内の銀行預金のうちEU圏外からの190億ユーロ(約2兆2890億円)のほとんどは露企業や個人の資産だとみられており、中には資金洗浄を目的としたものも含まれるとされる。破綻処理などが決まった大手2行で全額保護対象とならない10万ユーロ超の大口預金者の多くもロシア人だ。

 「キプロスには悪いが、もう誰もこの国を信用しないだろう」。リマソルで暮らして3年というロシア人ビジネスマン、アレクサンドルさんは、今後は問題の2行以外だけでなくキプロス全土で露資本の逃避が加速すると予測する。

 ロシアと、ギリシャ系が大多数のキプロスは、どちらも東方正教会系のキリスト教に属することから国民同士の親近感が強いといわれてきた。これまでは、その文化的背景に加え、キプロスが推進してきたオフショアビジネスがロシア富裕層の利害と一致したことで、キプロスにロシアマネーが流れ込んだ。だが、ここにきてロシアのキプロス離れが進めば、産業が脆弱(ぜいじゃく)な同国経済がさらなる打撃を受けるのは必至だ。

 リマソルの業者らからも悲鳴が上がる。タクシー運転手のエラクレスさんは「ロシア人はどんどんお金を使ってくれたが、これからはどうなるか」と不安を漏らす。同時に、「ロシアはキプロスのおかげでもうけてきたのに、見捨てるのはあっという間だ」と憤りをあらわにした。(リマソル=キプロス南部 大内清)


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