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国際政治・世界事情

7495とはずがたり:2014/02/27(木) 21:53:24
>>7494-7495
 キエフでの政変に反対する地元の運動を代表するOlga Timofeyeva氏がステージに飛び上がり、Chaly氏をセバストポリの権力を握る新執行委員会の委員長にすることを提案した。Timofeyeva氏は「賛成なら、投票して下さい」と叫び、数千人が挙手した。数人がやじを飛ばしたようだった。Timofeyeva氏は人々の答えは「イエス」だとみなし、「今から、執行委員会が実権を持つ。それ以外のやり方はない」と述べた。

 その翌日、数百人の親ロシア派の活動家がセバストポリの市庁に押し寄せた。Chaly氏が市長に就任しないのであれば、建物に突入すると脅す者もいた。分離主義をあおっているとしてウクライナ政府当局者がChaly氏の逮捕を試みているとのうわさが群集の間で広まった。ある高齢の女性がキエフでの出来事を「Europlague」(欧州災難)と表現するビラを配り、親ロシア派の支持者に市民軍に登録するよう呼びかけた。

 24日に市当局のウェブサイトに掲載された23日の集会に関する発表を受けて、緊張が高まった。それには「いんちきの民主主義に訴え、不当な権力組織を選出しようとする複数の過激派組織による企ては違法で、同地域の安定につながらない」と記されていた。

 群集は激怒していた。Chaly氏が群集をなだめるためにその場に現れた。そして、地元警官もやってきた。

 Chaly氏は数時間のうちに、緊急会議で自分自身を、ウクライナ政府によって指名される市当局の局長ではなく、最新の執行委員会の委員長に選出するために市評議委員会の定足数を集めた。Chaly氏はソ連時代の司令官の孫で、モスクワに本社を置く真空遮断器を製造する国際企業Tavrida Electricのディレクター。76人の市評議会メンバーのうち49人ほどが出席し、同氏に賛成票を投じた。残りの評議会メンバーは出席しなかったという。

 この結果が発表されると群衆は歓声を上げた。Chaly氏は25日、自分の職務に取り掛かった。ただ、同氏の職務の多くは引き続き不透明だ。代表者は同氏にコメントさせることを拒否した。

 Chaly氏は25日夜、地元のニュースメディアに対し、初日の仕事について説明した。同氏は、ボランティアの自己防衛市民軍を監督する反テロリストセンターを設置したと述べ、市民に登録を呼びかけた。同氏はさらに、年金受給者と機動隊、市職員らに予定通り支払われていなかった賃金に充てるため、1億ウクライナフリブナを準備したと続けた。

 今週中に発表される見込みのキエフの新政権がChaly氏を合法的な市長と認めるかどうかは不明確だ。ウクライナの新政権がセバストポリの市当局の責任者を独自に任命しようとする可能性がある。そうなれば、同市ではさらなる混乱につながりかねない。また、市民の多くが望むように、選挙を呼びかける可能性もある。ただ、その時までには、Chaly氏は自身のボランティア市民軍を作り上げている可能性がある。

 一部ではChaly氏の暴民的ともいえるようなやり方に疑問を呈する人々もいる。ウクライナの報道機関Glavkomによると、政党に属さないセバストポリ市評議会メンバーの1人、Vasily Zelenchuk氏は「市長は通りや広場で選ばれるのではなく、投票によって選出されるのだ」と話した。「今日、セバストポリにそれを認める法がないのなら、やや煮え切らない感じだ」。


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