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国際政治・世界事情

6813チバQ:2013/09/02(月) 21:02:17
http://mainichi.jp/select/news/20130902dde007030006000c.html
シリア:化学兵器使用疑惑 米が攻撃延期 シリア、歓迎と失望 政権「撤退の始まり」/反体制派「罰がない」
毎日新聞 2013年09月02日 東京夕刊

 【カイロ秋山信一、ブリュッセル斎藤義彦】シリアでの化学兵器使用疑惑を巡り、オバマ米大統領が議会に判断を委ね、軍事攻撃を延期したことに対し、関係各国・勢力の反応は歓迎と批判に分かれた。シリア反体制派主要組織「シリア国民連合」は「アサド政権に殺りくを続ける機会を与えるだけだ」と強く失望感を示した。一方、アサド政権側には、米国が攻撃を断念するとの見方も出ている。

 「アサド政権が化学兵器を使用したのに疑いはなく、罪を犯したのに罰がない。それがシリアの現状だ」。国民連合のサフィ報道官は1日、毎日新聞の電話取材にオバマ大統領の判断をこう批判。

 英国が議会の反対で軍事行動を断念したこともあり「(米議会での)意思決定は困難になるだろう」と述べ、軍事行動の承認手続きが難航するとの見方を示した。

 また、シリア国内で活動する反体制派組織「地域調整委員会」は1日に声明を発表。米国が検討する「限定的な攻撃」を「政権側の暴力を増幅するだけで、犠牲を払うのはシリア国民だ」と反対した。その上で「市民の命を救うために必要なのは、空軍や大砲、ロケット弾を無力化する規模の攻撃だ」と訴えた。

 一方、シリア国営紙アルサウラは1日、オバマ大統領の判断は「米国の歴史的な撤退の始まりだ」と大々的に報道。ジャファリ・シリア国連大使は、オバマ大統領が化学兵器使用を「レッドライン(越えてはならない一線)」と位置付けたため、何らかの対応を迫られている現状について「木登りをして下り方が分からなくなっている。先に下りたキャメロン(英首相)を見習って、議会に判断を委ねた」と皮肉った。

 国営シリア・アラブ通信によると、アサド大統領は1日、イランの使節団と会談し「米国の脅迫によって、テロとの戦いをやめることはない。シリアはどんな攻撃にも対抗できる」と述べた。アサド政権は反体制派を「テロリスト」と位置付けている。

 また、アラブ連盟は1日、カイロでの外相会議で化学兵器を使用したのはアサド政権だとしたうえで、国連や国際社会に「(化学兵器攻撃を)抑止する必要な措置を取る」よう求めた。サウジアラビアのサウド外相は、武力攻撃に反対すれば、アサド政権に化学兵器使用を促すことになると警告した。

. 欧州ではフランスのオランド大統領が31日、オバマ大統領から攻撃を議会にはかる考えを電話で伝えられ「国際社会がアサド政権に決然としたメッセージを送る必要性」があるとの見解で一致。バルス内相は1日、米大統領の決断は「新しい状況」で、米議会の議決があるまで待ち、仏は「単独行動しない」と述べた。

 ドイツのウェスターウェレ外相は1日、オバマ大統領の決定を「慎重な考慮」と評価、議決まで時間ができたことで、安保理でアサド政権に厳しい措置で一致するよう露中を説得する外交努力を続ける考えを示した。

 在英の反体制派組織「シリア人権観測所」によると、政権と反体制派の武力衝突が始まった2011年3月以降の死者は8月までに11万人を超えた。

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