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国際政治・世界事情

3193チバQ:2011/10/13(木) 22:05:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111013/erp11101321230002-n1.htm
欧州基金拡充 否決、承認のドタバタ劇 スロバキア 小国の悲哀にじむ
2011.10.13 21:20 (1/2ページ)

「欧州金融安定化基金」拡充策について来年3月の総選挙を条件に最大野党賛同を得たスロバキアのラディツォバー首相(中央)=ロイター
 【ロンドン=木村正人】債務危機の拡大を防ぐ「欧州金融安定化基金(EFSF)」拡充策の承認をめぐって、ユーロ圏17カ国の最後となったスロバキア議会は拡充策をいったん否決し、総選挙実施を条件に最大野党が賛成に転じるドタバタ劇を演じた。欧州単一通貨ユーロという大きな傘に入る見返りに身の丈以上の負担を強いられた小国の悲哀がにじみ出た。

 昨年7月にスロバキア初の女性首相に選ばれたラディツォバー首相は、11日の否決を受け「わが国が欧州との連帯を示せるか。信頼が問われている」と涙ながらに訴えた。最後は首相の地位を捨て、来年3月の総選挙を条件に最大野党「スメル(道標)」党首のフィツォ前首相の賛同を得た。

 採決を前に、重債務国ポルトガルのコエリョ首相は「スロバキア議会で拡充策が否決されたら心臓マヒを起こしそうだ」と漏らし、欧州連合(EU)首脳も圧力をかけ続けた。

 ユーロ圏17カ国の議会承認が進みスロバキアが最後の1国となれば、市場原理主義者である与党第2党「自由と連帯」のスリーク党首も折れる−。こう読んだラディツォバー首相は拡充策と内閣信任案の採決を合わせて背水の陣を敷いたが、完全に裏目に出た。

 スリーク党首が「ギリシャの年金受給額はスロバキアの3〜4倍。ユーロ圏で2番目に貧しい小国が放漫な国を支援することに有権者の理解は得られない」と反対を貫いたからだ。

 銀行資本の増強を終えるまで、ユーロ圏首脳の間では想定済みのギリシャのデフォルト(債務不履行)を決して口にできないことも、あだとなった。

 もともとユーロ支援を訴えて昨年6月の国民議会選挙に敗れたスメルのフィツォ前首相にとって今回の採決は総選挙に持ち込む絶好のチャンスでもあった。

 2007年に国内総生産(GDP)比で10・4%の成長を遂げたスロバキア経済の原動力は外資導入と自動車などの輸出。ユーロによる為替の安定は成長持続の絶対条件だ。GDPの1割の負担となるEFSF拡充策も飲まざるを得ない苦渋の選択だった。


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