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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

2■とはずがたり(1/4):2003/01/22(水) 12:58
http://www.n-kan.jp/kouyaku/gendai9.html
『救国的自立外交私案』−タブーなき外交論 衆議院議員 菅直人

<なぜ日本外交は貧困なのか>
戦後の日本の外交は、冷戦構造の中で、一貫して基軸である日米両国の良好な関係を維持することを最優先課題としてきた。
長い目で見た国益や、宗教や言語も違う近隣諸国との間に敵対関係を作らないための外交戦略といった観点は希薄だった。まして、地球温暖化対策など各国がそれぞれの国益を抑えてでも、共同行動をとらなければいけない課題について、より高い次元の外交戦略を構築し、世界に対してリーダーシップを発揮することは、日本は最も不得手にしてきたといえる。
それに加えて日本外交の貧困を深めてきたのが、官僚による外交の事実上の独占である。憲法第七十三条は、外交関係の処理や条約の締結を「内閣の事務」と定めている。内閣はあくまで閣僚の合議体のはずだが、これが内閣法などの規定でいつのまにか「外交は外務省の外交官の専権事項」であるかのごとく扱われてきた。各国駐在の大使は天皇陛下の認証官で、米国で行なわれるように議会の公聴会で赴任前に人事の適正をチェックされることもない。外国に出れば、外交機密費などは使い放題。外交機密という高い壁を作って、外交交渉の過程はおろか、合意事項でさえも機微に触れるものは「密約」として、国民の目に晒されないようにしてきた。

<「密約外交」の清算>
 外交の観点から見ると、日本は世界の中でかなり特異な歴史を持った国である。
日本は地政学的に大陸からかなり離れた島国であり、太平洋戦争までは蒙古襲来などを除いて大陸の異民族の国々と戦争をせずにすんだために、本格的な外交を経験せずにきた。しかも日本における戦争は、主に同一民族の中の内戦であり、カルタゴとローマの戦いのようにその支配地の住民全員の生死をかけた戦いでもなかった。日本外交に戦略性が不足している背景には、こうした日本という国の特異な生い立ちにも原因があるように思う。
 それでも列強のアジア侵略に対抗しようとした明治維新から太平洋戦争の敗戦までの間は、日本が自ら外交戦略を考え自立的外交を展開した時期であった。開国、明治の中央集権政府の樹立、不平等条約の改正、日英同盟、日露戦争と米国の仲介による終結など明治・大正の時期の日本外交は、戦略性と国際性を持った見事なものであった。しかし昭和期に入り「神国日本」というスローガンの下、国中に偏狭な国粋主義がはびこるに連れて日本外交も失敗の道を歩み、ついには太平洋戦争での無条件降伏という悲劇的な形で自立外交の幕は閉じてしまった。
国民は自らが選択したという確かな感覚を今なお持ち得ないでいる。国民の理解が得にくいといった理由で重要な合意事項を「密約」として国民に隠してきた“つけ”が今、日本外交の弱さとして表れているのだ。 日本外交を国民主権の国にふさわしい自主的自立的なものにしていくには、その前提として、何よりまず過去の「密約外交」を精算する必要がある。そのうえで、国民に政策選択をゆだねる代わりに、その結果のリスクや覚悟を求める姿勢がなくてはならない。

<寄港は非核三原則の対象外に>
もし日本が、核兵器を装備していないことを確認できなければ米戦艦の寄港を拒否するとなれば、日米安保は機能を失ってしまう。 しかし同時に「密約」をそのままにして、事実と異なる嘘の答弁を国会で繰り返すことの弊害はより大きいと考えるべきだ。過度の秘密主義によって日本外交が国民から遊離していたのでは、外交に関する国民の責任感や覚悟も育たない。外交の主役は官僚でも政治家でもなく、国民一人一人だ。この国のあり方について、国民に共通の覚悟がなければ、国の防衛も外交交渉も脆弱にならざるを得ない。 日米間には核の持ち込み以外にも様々な外交上の密約があるといわれる。民主党が政権を獲得すれば、外交機密費にメスを入れるだけでなく、戦後の外交機密文書の機密指定を全面的に見直し、少なくとも半年後までには一九六〇年の安保改定や一九七一年の沖縄返還に伴う全ての合意事項に関する文書を公開したい。

3■とはずがたり(2/4):2003/01/22(水) 13:00
<「見事に死ぬ」覚悟はあるか>
戦後の国内での外交・安全保障の議論は、一方で平和憲法に基づく「平和主義」の理想論と、他方で日米同盟を基軸とする現実論に両極化し、かみ合わない議論が繰り返されてきた。しかし考えてみると平和主義憲法も、日米安保条約も、元々は米国が日本に持ち込んだものだ。 米国は、占領下の一九五〇年に勃発した朝鮮戦争の激化にともない、日本を中立的な非武装国家でなく、米国の同盟国として自衛のための軍隊を持たせるという方針に転換した。それ以来米国は、①日本の自衛力の強化、②ただし核武装は認めない、③在日米軍基地のできる限りの自由な使用、④米国の海外での軍事行動に対する協力、を一貫して日本に要求し続けている。これに対して歴代政府は平和憲法の制約を理由に抵抗しつつも、その都度解釈を拡大して米国の要求をなし崩し的に容認してきたのがこの半世紀であった。

 日本国憲法第二章には「戦争の放棄」の柱書きのもと、第九条のみが規定されている。マッカーサー占領軍司令官が原案を作ったとされる平和憲法は、広島・長崎の被爆を含む悲惨な戦争体験を踏まえて国民の間に短時間に広く深く浸透し、長年左翼陣営の政策の柱となってきた。戦争のない世界は、人類始まって以来の理想である。しかし同時に、そのことがいかに困難かも歴史は教えている。 かつて日本社会党は戦後長い間、「非武装・中立」政策を唱えた。これは世界の全ての国が武器を捨てれば戦争がなくなり、軍事同盟も必要ないという理想に根ざしている。この理想は崇高で、それ自体に反対する人はいない。しかし本当に「非武装」の理想を日本が単独で実現させようとするなら、他国が攻めてきた時には「日本人全員が見事に死んでみせる」という国民全体の覚悟が必要だ。そこまでの覚悟を持てるだろうか。

 個人がそれぞれの立場で理想のために命を捨てる覚悟を持つのは尊いことだが、多くの国民にそうした覚悟を強いることが政治の責任として許されるのかは、また別問題だ。現実を無視した空想的な平和論で国民を過大な危険にさらすわけにはいかない。憲法九条は、固有の自衛権までは否定していない。いざという時に慌てるぐらいなら、あらかじめ最低限の備えをしておくのは当然のことだ。

<独自の偵察衛星を持つべき>
特に航空機を使った自爆テロが現実化した今日、海岸沿いの原子力発電所に対する警戒は欠かせない。少なくとも航空機が通過できない間隔で周囲を鉄塔で取り囲むといった最低限の対策は、早急に講じるべきだろう。 テロやゲリラなどの小規模な通常兵器による侵略に対しては、基本的には自衛隊が独力で対処できるはずだ。情報の点では偵察衛星を持たない日本としては、現時点では米軍の協力は欠かせないが、将来は独自の偵察衛星を持つべきだろう。現在自衛隊は二十四万人の隊員を擁し、毎年五兆円程度の予算を持っている。その範囲内でテロやゲリラに対する対応能力を高める組織改革を行えば、在日米軍に頼らなくても十分対応できる。核兵器の脅威に対しては、わが国は核兵器を保有しないという国際公約を守る代わりに、日米安保条約に基づく米国の核抑止力に期待するという方針を変えるべきではない。

<日米安保条約の位置付け>
 冷戦終結後、米国は世界戦略の見直しを始め、「平和の配当」を求める米国民の声に応えて、米国内やヨーロッパの基地と兵力は大幅に削減された。しかしアジアでは、フィリピンのスービック基地の撤収はあったものの、全体として十万人の米軍の前方展開兵力は維持された。これはアジアが二十一世紀の米国の世界戦略上極めて重要な地域であることに加え、「思いやり予算」などの日本の協力によって基地経費が米本土よりも少なくてすむという理由も明らかに影響している。

 私も何度か折に触れて、沖縄の基地の削減について国防省や国務省のスタッフと話したが、そのたびに必ず「最終的に決めるのは日本です」という言葉が返ってくる。しかし同時に「もし日本がどこかの国から攻められたときに、一緒に戦ってくれる国が米国以外にありますか」という言葉も出る。日本が本気で基地の撤去を要求すれば米国は最終的には受け入れるだろう。しかし、全面的な基地の撤去要求には、日米安保条約の空洞化を覚悟しなくてはならない。

4■とはずがたり(3/4):2003/01/22(水) 13:01
 私は米国に対する基地提供や維持経費支援は、日本の防衛のためというよりもアジア太平洋地域の安全保障に対する我が国の貢献と捉えるべきだと考えている。つまり、日本は自国の防衛は原則的に自衛隊を中心に自力で行うが、アジア太平洋地域の国際的安全保障に資する米軍の活動についても、必要な協力はするという姿勢だ。その上で沖縄に集中した米軍基地の大幅削減を日米安保を空洞化させないで実現することが国民的課題だと考えている。

そのために、民主党中心の政権では、沖縄の基地の相当部分を占める海兵隊の沖縄からの撤退を真剣に検討するよう米国にはっきり求めていく。沖縄の海兵隊基地の大半は新兵の訓練基地として使用されており、移転してもアジアの軍事バランスには影響しないはずだ。同時に、基地利用に伴うルールを定めた地位協定を不平等条約と言われないような適切なものに改定する交渉にも速やかに着手する。

<中国は台湾の国連加盟容認を>
 中国は外交大国である。大国としての威厳を保ちつつ、その一方でしたたかな現実外交を展開する。中国と付き合うと、ややもすればその大人風の雰囲気に飲み込まれそうになる。しかし日本は民主主義国としての誇りを持って、中国と堂々と向かい合って付き合っていけばよい。

 しかし、日本政府が付け焼刃的に繰り返している農産物など個別品目でのセーフガードの発動などは、誉められた政策ではない。マクロ面で国際経済の自動調整を促すためには、現在ドルに連動(ペッグ)している中国の人民元の切り上げを求め、将来的には変動相場制に移行させることが望ましい。

 安全保障面では、中国と台湾の関係を無視しては考えられない。中国政府は、台湾は中国の不可分な一部とする「一つの中国」を主張し、わが国もそれを尊重する立場をとっている。米国は中国の国連参加(台湾の追放)を認める一方で、台湾に対する防衛義務を定めた台湾関係法という国内法を持っている。もし中国が武力で台湾を「開放」しようとすれば、米国は日本を基地とする第七艦隊を中心に台湾支援に向かうことは過去の例からも間違いない。 今日、台湾から大陸への投資など中国と台湾の経済関係は深まり、台湾自身の防衛力も高いことから、中国政府が武力による台湾開放を試みる可能性は少ない。しかし、中国政府は台湾が独立しようとした場合は、武力侵攻の可能性を否定していない。いかなる場合も武力による開放は賛成できないという日本政府の立場は当然である。

 しかし、実際に武力衝突が起きた時の日本の立場は極めて難しい。中国の国内問題とする立場を取るのか、それとも台湾を防衛するための米軍の行動を支援するため、「周辺事態法」に基づいて自衛隊を派遣するのか。私は、在日米軍の活動には制約を加えないが、こと中台問題に関しては自衛隊の関与は避けるべきだと考えている。
 日本はむしろ中台問題を外交的に解決する枠組みを構築するために、アジアの隣国として外交的リーダーシップを発揮するべきだ。私は「台湾の国連加盟を中国が容認すべき」という意見を述べた。それも、この問題を単に中国と台湾の国内問題、あるいは米国と中国の二国間問題とするのではなく、国連加盟国同士の問題として国連の場で平和的解決を目指すべきと考えるからである。国連の加盟単位は、国だけではなく、「地域」という概念もある。さらに知恵を搾れば、中国と台湾の双方の面子が立つ道が開けるだろう。

<国連平和協力部隊の設立>
 国連は、冷戦終結により新しい役割を期待される時代を迎えている。わが国は、従来から「国連中心主義」をうたってきたが、必ずしも国連に対する影響力が大きいとはいえない。

 わが国外交の悲願といわれて久しい安保理常任理事国入りはいまだ調整がついていない。しかし、常任理事国となった場合には国連主導の軍事行動にどのように対応するかが、今以上に大きな課題となる。

 私は、国際警察機能としての国連軍やそれに準じる多国籍軍の活動は、日本国憲法が禁じている「国権の発動たる戦争」にはあたらないので、原理的には日本人が参加することは憲法には抵触しないと考えている。国際警察活動は、ちょうど国内の警察が刑法など法律に反する行動を取った人間に対して取締りを加えるのと同様に、国際ルールに反する行動を取った国に対し、国連が中心になって制裁を加える「普遍的安全保障(国際的安全保障)」だからである。

5■とはずがたり(4/4):2003/01/22(水) 13:01
 しかし、日本政府の指揮下にある自衛隊が国連の軍事行動に直接参加することは国権の発動と混同を招きやすい。したがって、北欧四国の国連待機軍などのように、自衛隊とは別に国連の指揮の下でPKO活動などにあたる特別の組織として「国連平和協力部隊(仮称)」を設けることを提案したい。現在の自衛隊は輸送能力や語学研修などの面で、基本的に海外での活動を予定していない。新設する国連平和協力部隊は、海外での活動を前提にした装備や訓練が必要だ。この場合、武器使用などどこまでの戦闘行為が認められるかという問題が残るが、少なくともPKO活動を進めるうえで合理的に必要な範囲については認められるべきだと考える。

<小泉外交一年三ヵ月の卑屈>

<自主外交論に潜む危険な兆候>
 長年にわたり外務省中心に国民をごまかしながらの外交・安保議論を続けてきた反省から、米国や中国に対してもはっきり物を言える自主的外交を求める気運が、近年高まっている。自主外交という言葉は簡単であるが、それにはそれを裏打ちするだけの責任と覚悟が必要だ。

排外的主張こそが自主的外交と勘違いした過激な傾向も強まっている。経済や社会全体の閉塞感が強まる中から、一つ間違うとヨーロッパのネオナチズムとも共通する危険な兆候さえ生まれてきている。何も自国の歴史を自虐的に見る必要もないが、昭和初頭のようにそれまでの国際協調を捨て「神の国日本」といった教条的で独善的な日本に戻してはならない。

<日本外交のお手本はある>
日本外交が軍事的な面での貢献が少ないからと言って、何も卑下する必要はない。日本ほど二十一世紀の世界をあるべき方向にリードできる可能性を持った国は少ないのだから。

 例えば日本が燃料電池のような石油に代わる再生可能なクリーン・エネルギーの開発に成功すれば、それは宇宙船地球号への人類最大の貢献となる。エイズや貧困を克服するためのシステム作りにも、日本は貢献できる。アフガニスタンで井戸を掘りつづけているペシャワ−ル会の中村医師の働き、緒方貞子さんの国連高等難民弁務官事務所(UNHCR)での働きこそ、日本外交の手本にすべきものなのだ。

 NGOの代表をトップに据えるぐらいでなければ、「援助庁」など作ったところで日本外交は前進しない。NGOや国連と手を携えて、地に足のついた国際貢献の努力を積み重ねていくことこそが、長い目で見た日本外交の国際的な評価を高め、我が国の国益につながるのである。

6■とはずがたり:2003/01/22(水) 13:28
菅の外交安保政策まとめ
大原則
1 外務省の行政改革・透明性を高める事が必要である。
2 日米安保は日本を守る上で有効である。空洞化は避けるべきである。
3 自衛隊の積極的な容認は国を守る上での責任ある立場である
4 国連中心にアメリカ追随でない積極的な自主外交を展開する
具体的施策
イ 非核三原則に於いて寄港を対象外にする。(←1,2より)
ロ 独自の偵察衛星を保有し予算の範囲内でテロやゲリラに対する対応能力を高める組織改革を行えば,在日米軍に頼らなくても十分対応できる。(←3より)
ハ 国連平和協力部隊の設立の設立に積極的に貢献していく。自衛隊とは別に「国連平和協力部隊(仮称)を設立する。(←4より)
二 台湾の国連加盟推進。地域で話し合う。中台紛争に自衛隊は参加すべきではない(←4などより)
ホ 排外的主張こそが自主的外交と勘違いした過激な傾向には危惧を抱く。非軍事的な国際貢献で名誉ある地位を占めることが出来る筈だ。
へ 新兵の訓練が主で日本にいる必然性が薄い在沖の海兵隊は日本撤退を求める。また不平等な地位協定の改訂を求める。(←2,3,4あたり)

7先駆魂:2003/01/22(水) 13:40
>>1-6
お疲れさまです。
大筋で、菅の外交・安保政策は良いと思いますね。

8■とはずがたり:2003/01/22(水) 13:45
私も概ね賛同できます。

前々からちゃんと自分の外交・安保観を纏める必要を感じていたのですが延び延びになっていたので。他の人の纏めもその内やります。

ちょいと前になりますが小沢氏と横路氏の政策合意の内容とかわかります?

9先駆魂:2003/01/22(水) 13:50
>8
ちょっと分からないです。
2ちゃんの過去ログ頼みですかね。

10■とはずがたり:2003/01/22(水) 13:58
>9
てすきの時にでも調べてみます。

11先駆魂:2003/01/26(日) 06:28
リベラル派の国際関係・安全保障論として、とても参考になると思います。

民主党はどこへ行く 衆議院議員・枝野幸男 2000.11.27
http://justice.i-mediatv.co.jp/edano/001127/01.html

12先駆魂:2003/01/26(日) 06:36
ちょっと古いですが、枝野と宮崎哲弥との対談です
リベラル派の国際関係・安全保障論として、とても参考になると思います。

民主党はどこへ行く 衆議院議員・枝野幸男 2000.11.27
http://justice.i-mediatv.co.jp/edano/001127/01.html

13先駆魂:2003/01/26(日) 06:37
二度打ち失礼。

14■とはずがたり:2003/01/26(日) 11:17
>11
情報提供感謝。
以下は岩国哲人氏の主張である。ポイントは以下の部分か。

> 憲法九条の崇高な目標をより明確にするためにも、第一項、第二項に加えて、第三項に、
>「ただし、前二項の規定は、国連の指揮下で活動するための国際連合予備軍を国連加盟国の一員として保有すること、
>さらに国連の指揮下においてこの国際連合予備軍が活動することを妨げるものではない」という条文を追加することである。
>この第三項を追加することによって、自衛隊の性格と役割がわが国の「専守防衛」のためのものであることがより明確にもなるし、
>世界平和創出のための 義務遂行が憲法の裏付けを持つことになり、
>有事法制などの関連法規の整備に関する国会内の 思想的混乱も整理されることになるだろう。

15■とはずがたり(1/2):2003/01/26(日) 11:18
http://www.networking.co.jp/iwakuni/
岩国哲人安全保障新構想

2001年12月14日
衆議院議員 岩 國 哲 人

日本の二十世紀は「戦争と平和の世紀」だったといえる。前半は戦争、後半は平和。そして戦後 早くも五十五年。無論、平和の長いことは大いに喜ぶべきことだが、それだけ戦争や戦前の記憶 は風化している。言いかえれば、戦争を予防し、平和を常に構築するための緊張した真摯な精神 が薄らぎ、次の世代に平和な日本を引き継ぐための投資努力を怠りつつあるのが現状ではない か。

米国主導の傘に守られ、米国に基地を提供し続け、一国平和主義の幻想の中に眠り続けること が国際社会において名誉ある地位を確立することにもならなければ、国家と国民の生命、財産を 守るに不十分であることは十年前の湾岸戦争でも痛感させられたことでもあり、世紀があらたまっ て二十一世紀、いみじくもその最初の年に起きた同時多発テロ事件でも再び認識させられたこと である。

日本が国際社会における平和構築義務をどう果たすのか、その中で自衛隊の存在意義と活動 範囲をどう明文化するのか、過去の議論や解釈にとらわれすぎることなく、私たちは今こそ、二十 一世紀の国際環境の視野に立って結論を出さなければならない。なしくずし的な日米安保の解釈 や自衛隊の海外における活動が、不幸にして憲法の理念をゆがめたり、日本国民の願いから逸 脱することは、最も危険なことであり、最も避けなければならないことだからである。

日本は早く普通の国になるべきだという主張も有力である。しかし、国家に普通の国とか普通の 国でないとかいう議論がそもそも国家論になじみにくい上に、百歩ゆずって世界の大多数の国の 平均的国家像を「普通の国家」として受け容れたとしても、
日本がその国家像に入るべきだという結論にはなりえない。日本は、二十世紀前半のアジアにお ける第二次大戦を含む諸戦争の、加害者であり被害者でもあったこと、そして、原爆という人類史 上の最も非人道的殺りく行為の唯一の対象国であったという事実は消すことのできない歴史だか らである。

そのような歴史を持つ唯一の国としての日本が、その歴史にふさわしい理念を持ち、かつ、行動 することは、世界の非常識でもなければ異常な国家でもなく、人類のこれからの歴史に対する当 然の義務でさえある。

1947年5月3日に施行された日本国憲法は、国際機構に関する連合国会議の最終日の1945年 6月26日にサンフランシスコにおいて調印され、1945年10月24日に発効した国際連合憲章の精 神を前提にしてつくられており、第九条(戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認)の第一項(「 日本 国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による 威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」)および第 二項(「 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権 は、これを認めない。」)で、専守防衛に徹していく考えを表明している。

日本が、武力による他国への攻撃を否定する理念に基づいた憲法を半世紀に亘って守ってきた のは、そのような人類愛を目指す日本国民の気持ちの表れであったということを、より明確に世界 に向けてアピールすべき時が今である。その為には、平和憲法を持つ日本に最もふさわしい世界 の安全保障構想、即ち、常時国連の指揮下で行動する「国連平和予備軍」(国連軍)の創設を、 日本が自信を持って提唱すべきである。

憲法九条の崇高な目標をより明確にするためにも、第一項、第二項に加えて、第三項に、「ただ し、前二項の規定は、国連の指揮下で活動するための国際連合予備軍を国連加盟国の一員とし て保有すること、さらに国連の指揮下においてこの国際連合予備軍が活動することを妨げるもので はない」という条文を追加することである。この第三項を追加することによって、自衛隊の性格と役 割がわが国の「専守防衛」のためのものであることがより明確にもなるし、世界平和創出のための 義務遂行が憲法の裏付けを持つことになり、有事法制などの関連法規の整備に関する国会内の 思想的混乱も整理されることになるだろう。

16■とはずがたり(2/2):2003/01/26(日) 11:18
このような考えに基づくなら、日本の安全保障新構想は次のようなものになる。

(1)国際平和協力は国連軍を中心に行う
「恒久の平和を念願し」「国際社会において名誉ある地位を占めることを希求」する憲法前 文を、第九条第三項において具体化する。
日本は世界の平和と安全を確保するために国連予備軍を自衛隊とは別組織に新たに創出 し、国連の決議等によって要請された行動にその部隊を直ちに派遣し、国権の発動となら ないよう、指揮権を国連に委ねる。

(2)国連改革に各国と積極的に協調する
安保理事会の構成を含め、国連を改革し、安全保障、核軍縮・軍備管理及び地球環境保 全を図るために体制を強化する。また、国際紛争の防止、治安維持・回復のための国連警 察機構創設を目ざす。

(3)地域安全保障体制の確立
日本及びアジア太平洋地域の平和と安全のため、日米安全保障体制は引き続き堅持す るが、国連軍の創設・拡充に並行して米軍のための基地は縮小し、解消する。さらに、日 本を巡る北東及び東南アジアの平和的国際環境を醸成し発展させるため、米国を含む当 該地域諸国からなる協議・協調の機構を設立する。

(4)自衛隊は専守防衛に徹する
日本が武力による急迫不正の侵害を受けた場合及びそのまま放置すれば侵害を受ける蓋 然性が極めて高い場合に限り、国民の生命及び財産を守るため、武力による阻止または 反撃を行うものとし、それ以外の場合には、個別的であれ集団的であれ、自衛隊による威 嚇または武力の行使は一切行わない。

このような構想が受け容れられるなら、日本ははじめて受動的な「専守防衛」国家の時代から、 凛として未来へ、「平和創出」国家の時代に入り、国際紛争の防止、テロ対策、治安の維持・回復 の為に、「普通以上の国家」として活動できることになる。

また、これまでPKOへの自衛隊の参加に対して懸念を表明していたアジア諸国からも、わが国 に対して地域の平和と安定の為に適切な役割を果たしてほしいという声さえ聞かれるようになって きている。この日本の安全保障新構想は、日本の自衛隊に対する無用な懸念を払拭し、平和国 家を目ざす日本への正しい理解が近隣諸国からも必ず得られるものと確信している。

17ホントは社民支持@東広島市:2003/01/30(木) 15:17
離島に生まれたものの1人として、私も激怒です。

麻生氏の普天間基地移設批判発言、野中氏が激怒
 自民党の麻生政調会長が沖縄県の米軍普天間飛行場の移設に批判的な発言を
したことに対し、野中広務・元幹事長が抗議の意味を込め党沖縄振興委員長の
辞表を提出するなど、沖縄県とのかかわりが深い橋本派が反発の姿勢を強めて
いる。
 問題となったのは、26日、那覇市内での橋本派議員の会合での麻生氏の発
言。沖縄県などが求めているが、こう着状態となっている普天間飛行場代替施
設の使用期限を15年に制限する問題に関し、「15年かそこらでやめるもの
に、6000億円も7000億円も(建設費を)突っ込むのは世間では通らな
い」と語った。
 政府は、99年に同飛行場の名護市内への移設を閣議決定した際、15年期
限問題を米国との協議で取り上げる方針を示した経緯がある。小渕内閣の官房
長官などを務め、普天間問題に尽力した野中氏は29日の橋本派幹部の会合で
「(普天間飛行場移設は)歴代の内閣が取り組んできた。国と国で決めたこと
なのに、ああいうことを地元沖縄で発言するのはどうか」と語った。
 山崎幹事長や沖縄県の稲嶺恵一知事は野中氏を慰留しているが、野中氏の辞
意は固いと見られている。
 普天間問題に取り組んだ橋本元首相(橋本派会長)も28日、橋本派の久間
章生政調会長代理に、「『私が発言にかんかんに怒っている』と政調会長に伝
えておけ」と伝言した。橋本派幹部の青木参院幹事長は29日夕、都内のホテ
ルでの党の会合で、麻生氏に対し、「あなたが間違っている」と告げた。
 橋本派の反発に麻生氏は29日午後、記者団に「誤解を生んだのであれば、
別の言い方があったかもしれない」としながらも、「世の中は変わってきた。
(15年の使用期限は)なかなか理解を得にくいのではないか」と持論を曲げ
なかった。
 麻生氏は「ポスト小泉」の候補の1人とされ、9月の自民党総裁選への出馬
にも意欲を見せているが、党内には「最大派閥で総裁選のカギを握る橋本派が
麻生氏を担ぐことはなくなった」(若手議員)との見方も出始めている。
(1月30日02:27)
http://www.yomiuri.co.jp/01/20030129ia23.htm

18■とはずがたり:2003/01/30(木) 17:29
どうしたらいいんでしょうかねえ?
「15年かそこいらでやめるものに,6000億円も7000億円も突っ込む」のは如何かと私も思うのですが。(15年たったら必ず返還という含みでもないのでしょうし,そもそも沖縄に基地が偏在しているのが変だというのが大前提としても。)

① 基地の即時撤去←大田陣営
② 15年の年限付きで移設←橋本派・稲嶺陣営
③ 恒久的に移設←アメリカ・麻生
15年立ったら必ず返すというわけではないのであろうからアメリカも②に応じてもいいような気もするが…。個人的には地位協定や海兵隊の縮小などをしてもらう代わりに日本も何らかの妥協が必要では?

19■とはずがたり:2003/02/02(日) 04:24
劣化ウラン弾 被曝深刻
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/index.html
(中国新聞のサイトより)

20オリーブの木:2003/02/16(日) 18:11
ベトナム反戦運動以来の盛り上がりとか
イラク反戦運動、英国で100万人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030215-00000012-yom-int

21■とはずがたり:2003/02/16(日) 18:47
今回の戦争は結局,石油利権を巡る米英日と仏独露の対立に収斂されている。日本は石油利権のおこぼれに預かるというよりもアメリカに守って貰っている以上ついていかざるをえないということなんであろうが。

イラクより遙かに悪質で国際法に違反していると公言している北朝鮮が話し合いでイラクは叩きたくて仕方がないという見え見えの構図なんだが。
北朝鮮がなくなると日本や韓国のアメリカの依存度が減るからアメリカには何のメリットもないのであろう。

ここ迄露骨になってくるとさすがの輿論も反戦の気運が強くなってきているようですね。

個人的には本気で民主化・非軍事化する気があるのならイラクを叩いても良いような気がします。日本は(アメリカにイヤな顔されそうですが)アメリカの建前に忠実に本気で民主化・平和化を支援すべきでは?

22オリーブの木:2003/02/16(日) 19:06
民主化云々はその国の国民が決める事であって我々が武力でどうこう
するなんて言語道断です。無論、民主化勢力を側面支援するくらいなら
むしろ積極的にやるべきだと思いますが、それならば北朝鮮も武力侵攻
すべきですよね?アンな非人道的なスターリン主義封建国家はどこにも
ないのですから。前にも言った様にそれをやってしまえばどんなに善意
で行った事でも必ず深刻な禍根を残す事に繋がります。
もしそれをやるならイスラエルにも武力侵攻しなければ筋が通りませんし
中東諸国民衆の欧米(日本)への敵愾心はいやが応でもふくらみ、第二、
第3のビンラディンヲ生み出す結果になるでしょうがそのリスクを負っても
賛成なのでしょうか?失礼ながらどうも理解に苦しみます。
武力公使に付いては少なくとも国連安保理の決議がない限りはするべきでは
ないと私は考えます。それに国連が体制転覆を目指すような武力行使ヲ認める
事はあり得ませんがその辺はいかがでしょうか?あなたの意図とは別に結果的
にアメリカ一国覇権主義を認めることにつながるという認識を示した上での
賛成なのでしょうか?そこらへんをうかがいたいですね。

23■とはずがたり:2003/02/16(日) 19:22
日本はアメリカ様に武力で民主化して貰ったおかげで発展を享受できているので,イラクがイスラム諸国の民主化の突破口になり,発展経路に乗れば結果としてイスラム人民に感謝されるのでは?アメリカが戦争する以上,サウジ等のいうなりでまた王政の非民主的な国家が作られるのを阻止すべきです。

北朝鮮も何とかして貰いたいと思ってます。具体策は何も持っていませんが。北朝鮮の重石がとれれば日韓中の連携・経済統合が進み,欧州・アメリカと並んで3極構造へ移行できるのでは?これがアメリカ1国覇権主義批判への答えにもなるかと。

24オリーブの木:2003/02/16(日) 19:23
>それならば北朝鮮も武力侵攻すべきですよね?
ちょっと文章おかしいので説明しますがイラクの民主化の大義名分で
攻撃容認ならば北朝鮮も武力侵攻すべきなのかという意味ですので
御理解下さい。

25■とはずがたり:2003/02/16(日) 19:30
出来ることなら武力侵攻をして欲しいと思ってます。
北朝鮮人民は解放されるにふさわしい扱いを為政者から受けているように思います。そもそもアメリカにうまみのない北朝鮮解放ですのでして貰うのは無理でしょうが。

平和裏に解決できればそれが一番なんですが。経済制裁等で平壌を無血開城せしめることが出来ればそれに越したことは無いんですがね。

26オリーブの木:2003/02/16(日) 19:33
>イラクがイスラム諸国の民主化の突破口になり,発展経路に乗れば結果として
>イスラム人民に感謝されるのでは?
あり得ません。イスラム社会の規範と欧米社会の規範は全く異なりますし、
第1、イラク侵攻による民主化がどうしてサウジを始めとする非民主的独裁国家
の民主化に繋がるのでしょうか?ビンラディンがアメリカの支援を受けて成長した
のになぜ反米感情を持ったのか御存知ならばおわかりいただけると思いますよ。
肌を晒した女性兵士が我が物顔で駐屯している現実が受け入れられなかったと言うの
が発端なのですから・・別にアフガンに見られるような女性のベール着用は必ずしも
強制されたものではなく、彼女達の信仰心の表れでもあるのですからそれを考えて
見てもイスラム社会がアメリカに感謝するなんてあり得ませんよ。
夕飯食ってきますんで一旦落ちます。

27■とはずがたり:2003/02/16(日) 19:45
アメリカには宗教に対してもう一寸理解をして貰わねばならないでしょうねえ。

ヨルダンくらいにはすぐ波及しそうな気がします>民主化
取り敢えずイラクを徹底的に武装解除して経済に特化して経済発展させる。イスラムに必要なのは成功モデルです。台湾・香港・韓国・シンガの成功例がタイ・インドネシア・シンガポールに波及し,今,越南がそれを追いかけている。こういう発展の連鎖の第1撃が必要です。

イスラム社会がアメリカに感謝することはなくても,非軍事で貢献できれば日本が恨まれるとはならないのではないでしょうか?日本からの非軍事の人的貢献の際には女性にはベールをかぶって貰うなどの配慮が必要でしょうが。

またイスラエルへのアメリカ外交の過剰な肩入れへの諫止などでイスラム諸国民の支持を得るのはたやすいと考えます。

さて俺の夕飯はどうするかな…。

28オリーブの木:2003/02/16(日) 20:06
>>23.25
経済的に見ても北朝鮮侵攻がどのような結果を招くか考えれば
デメリットの方がはるかに優ってますが・・・
ただでさえ、平和理に北朝鮮と統一が図れたとしてもかの国の
インフラ網の整備だけで韓国の経済は疲弊してしまうと言うのに
この上戦争なんて持っての他ですよ。93年の米朝有事の際、
国防省(かな?)がはじき出した試算によると双方で数十万規模
の死傷者が発生しとてもじゃないが武力行使するにはリスクがでかいと
断念した経緯があります。中国に取って見ても米軍基地が隣り合わせに
なるのですから到底認めるとは思えませんしね。
それと中国のチベットやロシアのチェチェン侵攻を放置しておいてイラク
や北朝鮮だけ槍玉に挙げるのではますます南北問題が深刻化するのは火を
見るより明らかではないでしょうか?

29オリーブの木:2003/02/16(日) 20:28
>>27
日本とドイツはいわば先進国でイラクはそうではありません。
それと反フセイン勢力も四分五裂しており、民族や宗教問題と
言う複雑な問題を抱えてますからあなたの仰る事は絵に書いた
餅と言わざるをえません。皮肉な事なのですがサダムフセイン
の強権政治でかろうじてまとまっているのが現状です。
何度も言いますが中東の反米感情は西欧文明とイスラム文明の
相克でもあるのですからそれをかんがみてもアメリカの武力に
よる解放をイスラム社会が受け入れる事は到底ありえないと
私は考えますし、国際世論のコンセンサスだと思いますがね。
またブッシュ政権のパレスチナ問題による態度を見ても関係
改善に積極的に動くのは望み薄、なんせイスラエルにはテロ
撲滅と言う大義名分があり、その前にはブッシュ政権のスロー
ガンを照らし合わせてみても反対し辛いですからね。
国連とのかねあいも含めてあなたと私の意見は全く相容れる
事はないでしょう。

30■とはずがたり:2003/02/16(日) 20:30
北朝鮮が解体できれば日本の軍事費を劇的に減らすことが出来る上,北朝鮮の開発により環日本海開放経済圏の成立は巨大な可能性を秘めているように感じています。

勿論,アメリカがやらないといっている以上,誰も戦争はしたがってない訳で,今のところ北朝鮮の武力解放は現実的にはあり得ない話しな訳です。

今のようにアメリカがイラク攻撃を(事実上)決定した段階に於いて(それを所与と措いた上で)何がいいかというと戦争参加やイージス感の派遣なんかではなく,戦後の民主化に積極的に関わるのがよいのではという意見です。

どうも発想力が弱いせいか,反対運動で戦争そのものを止めてしまえ,という発想が弱い点は認めます。

31■とはずがたり:2003/02/16(日) 20:44
バラバラになるなら大幅な自治権を各地域に与えればよいと思うのですが,トルコ
国内のクルド人なんかへの配慮で出来ないという現実があるわけです。
この辺を代えさせるように動くのが地道な国際貢献ではないでしょうか?

アメリカは結局のところイラクの「解放」などはしようとしてません。単なるフセインの排除です。これをイラクの解放へと昇華させるべきであるというのが理想主義者としての私の意見であります。

ヨーロッパはかつてイスラム帝国の辺境の蛮族の地であり,イスラム商人は世界を股に掛けた優秀な商人でした。その首都はバグダットでした。同じように近代に乗り遅れた中国が発展できているのですからイスラム諸国にも可能な筈です。

アラブの反米感情は宗教的な外見を持っていますが結局のところ貧困にあると思っています。

32オリーブの木:2003/02/16(日) 20:50
>>30
私の言いたい事はどんなに善意で行った事であっても
武力解放による手段は将来に禍根を残す、ましてや
イラクのケースなんてまさにパンドラの箱を空ける
ようなものですから取り返しのつかないことになりかね
ません。前回の湾岸戦争のようなケースで武力行使は
やむを得ないと思いますが今回、行使する理由が見あたら
ない以上、武力行使のメリットは国際社会にとってないと
言ってよいと思います。アフガン戦争のきっかけとなった
9.11テロの背景の根深さから見てもアメリカ覇権主義
が行き詰まっているのは誰の目にも明らかでしょう?
その上で国連の役割を改めて問わなくては行けないこの時期に
米英による(国連によらない)武力攻撃を認めては元も子もありません。
しらく大統領も言うように武力行使は最後の最後の手段である
べきです。私の言いたい事はこれにつきます。

33■とはずがたり:2003/02/16(日) 21:00
フランスやロシアなんかは,石油利権で戦争に反対しているだけで結局英米と大差ないという気がしてます。

戦争は最後の最後の手段というのに最大級の賛意を送ります。個人的には戦争なんてまっぴらごめんである。あんなもので死ぬなどばかばかしいの極みです。但し独裁政権も嫌いということです。

戦争に反対するフランスなどはイラクの体制をどう思っているのでしょうかな。

34オリーブの木:2003/02/16(日) 21:09
>フランスやロシアなんかは,石油利権で戦争に反対しているだけで
>結局英米と大差ないという気がしてます。
それは私もそう思います。その上で持論を述べている事を御理解下さい。
独裁政権が嫌いと言うのはリベラル派である私も同感でその辺は人後にお
ちないつもりです(笑)でも独裁政権を武力で民主化してやろうと言う
発想も同じ穴の狢なのではないでしょうか?己の価値観の押し付けである
事は紛れもない事実なのですから。それこそリベラリズムに反すると思い
ますよ。あくまで側面支援に留めるべきですし第1、キリがありませんからね。

35■とはずがたり:2003/02/16(日) 21:25
>>34
お互いに前提・同意点・対立点がハッキリしてきたように思われます。

=一致点=
戦争・独裁政権が嫌いである。
戦争反対している露仏も戦争しようとしている英米と大差ないのではないか?
独裁者を戦力で解体しようとするのも独裁者とする事は大差ないのではないか?

=相違点=

英米がどうせ戦争するならイラクの民主化に利用できないか?
vs
飽くまで戦争反対の声を上げて戦争を押しとどめ更なる話し合い解決の道を探るべきだ。

イラクの民主化・経済発展家への道がイスラム諸国の発展(これが即ちイスラムの西洋文明からの呪縛からの解放につながる)
vs
イラク介入は不測の事態を起こしかねず問題である。国連による国際ルールづくりにも悪影響を与える。

こんなとこですか?

36オリーブの木:2003/02/16(日) 21:36
まあそんなとこですかね。ただフランスやロシアが反対している
もう1つの理由にアメリカ1国覇権主義への懸念があると思います。
無論、アメリカを牽制することで自国の発言権を得ようという魂胆
ですが外交とはそう言うもの。要はそれが国際社会にとってプラス
かマイナスかというだけの話でプラスになればそれでいいのでは
ないでしょうか?フランスはより国連中心主義なのですからね。
まあ今日はこの話はここらへんにしときませんか?なんか疲れた(苦笑)

37■とはずがたり:2003/02/16(日) 21:39
そうですね>ここらへんにしとく
いい整理がつきました。お相手ありがとうございます。

38オリーブの木:2003/02/16(日) 21:46
>37
いえいえ、こちらこそ。失礼な表現もありましたが御容赦下さい。

39■とはずがたり:2003/02/16(日) 21:53
いえいえとんでもない。
こちらもなんか疲れましたのでそろそろ家帰って風呂にでも入ろうかと思います。

40■とはずがたり:2003/02/24(月) 21:12
アメリカ一極集中に敢然と立ち向かうフランスの姿勢は評価したいがフランスの国際的な権威そのものが余りにないというのが問題か?
独仏枢軸は本来EUそのものであるが,アメリカの無法の前には無力なのか?

http://news.lycos.co.jp/topics/world/france.html?d=24mainichiF0224e042&cat=2
<イラク問題>戸惑いといらだちが強まる フランス国内 (毎日新聞-全文)
2003年2月24日(月)12時38分

 【パリ大木俊治】フランスが国連安全保障理事会などで米国が準備を進める対イラク攻撃に反対の姿勢を示していることに関連し、米国内で反仏感情が高まっているが、この現象を受け、フランス国内では戸惑いの一方で、いらだちの反応が強まっている。仏のドピルパン外相は24日付フィガロ紙との会見で、米英が近く安保理に提出予定の対イラク新決議案に改めて反対する意向を示しており、米・仏間のあつれきは簡単には収まりそうにない。

 米国内での反仏現象をパスカル・ボニファス国際関係戦略研究所長は「まるでフランスが4番目の悪の枢軸になったよう」と話す。同所長は最近、「フィガロ」紙に寄稿した中で、コソボ紛争やアフガニスタン攻撃でフランスが米国を支持した例を挙げ、「我が国は米政権の対イラク政策に反対しているだけだ」と指摘。一方で「米国のフランス嫌いの人々の前では、フランスの政策が世界中の世論と一致していることなど無視される」と扇動的な米メディアの論調に疑問を投げかけた。

 シラク仏大統領が米英に抵抗する理由のひとつは「国連安保理の権威低下への危惧」(外交筋)との指摘がある。フランスが国際社会で発言権を持つ最大の寄りどころは安保理の常任理事国としての地位だ。最近、シラク大統領は「米国がフランスの訴えに一向に耳を貸そうとしないことに苛立ちを募らせている」(同筋)という。

 同大統領は昨年来、(1)武力介入で国家体制を変えることが国際法上許されるのか(2)イラク攻撃でアラブを敵に回せば反欧米の新たなテロを増幅するだけ―と一貫して警告してきた。だが、米政府は真剣に取り合わず、フランスを抵抗勢力と印象づけ、東欧諸国には圧力をかけて自陣に取り込む手段に出た。シラク大統領は米タイム誌とのインタビューなどで、真意は決して「反米」ではないことを伝えようと懸命だ。

 国連安保理に提出される見通しのイラク新決議案に対する対応についても「棄権は追従ととられ、我が国の信用は地に落ちる。拒否権行使はやむをえない」とする立場から、「武力行使を阻止できない場合、国際協調を乱す行為は国益にならない」(ジャック・ベルトラン仏国際関係研究所員)とする声まで識者の意見も割れている。

 米大衆紙「ニューヨーク・ポスト」がシラク仏大統領とシュレーダー独首相を並べた写真を掲載し、「裏切り者」の意味もある「いたち」という言葉を使って、「いたちの枢軸国」と批判するなど、米メディアは反仏キャンペーンを強めている。

[毎日新聞2月24日] ( 2003-02-24-12:38 )

41ホントは社民支持@東広島市:2003/02/25(火) 08:07
アメリカ・イギリス・スペイン提出の新決議です。朝日新聞より。

米英など対イラク新決議案提出 期限は設けず
 米国と英国は24日午後3時半すぎ(日本時間25日午前5時半すぎ)、ス
ペインと共同で、国連安全保障理事会に対し、イラクに対する武力行使を容認
する新決議案を提出した。新決議案は特に期限などは設けていないが、「イラ
クは安保理決議1441が提示した武装解除の最後の機会を逸した」と明確・
簡潔に指摘する内容になっている。
        ◇
 米英とスペインが24日に国連安全保障理事会に提出したイラク問題の決議
案(全文)は次の通り。 
 一、 これまでの安保理のすべての関連する決議を列挙する。
 一、 (湾岸戦争停戦の)決議687で、安保理が停戦はイラクが同決議に
 ある同国への諸義務を含む同決議の内容を受け入れることを条件とする、と
 宣言した。
 一、 決議1441が、イラクがこれまでもまた現在も義務の履行で重大な
 違反を犯していることを確認し、イラクに関連する諸決議の下での武装解除
 の諸義務を遂行する最後の機会を与えた。
 一、 その決議1441で安保理は、同決議に基づいてイラクが提出した申
 告に虚偽や遺漏があれば、または決議の履行義務を順守し完全に協力しなけ
 れば、それがさらなる重大な違反になると決定した。
 一、この文脈において、安保理が決議1441で、イラクに履行義務違反を
 続ければ、深刻な結果に直面するだろうと繰り返して警告してきた。
 一、イラクが決議1441に基づいて提出した申告には虚偽の内容と遺漏が
 あり、同決議に従わず決議の履行義務に完全に協力しなかったことに留意する。
 一、 イラク、クウェートおよびそれらの近隣諸国の主権と領土の保全に対
 する国連全加盟諸国の関与を再確認。
 一、 国連憲章の下で安保理の主要責任が国際の平和と安全の維持にあるこ
 とを認識する。
 一、 イラクによる安保理諸決議の不履行と大量破壊兵器、長距離ミサイル
 の拡散が世界の平和と安全への脅威であることを認識する。
 一、 安保理の諸決定の完全履行を確保し、かつ地域の平和と安全を回復す
 ることを決意る。
 一、 国連憲章第7章の下で行動する。
 一、 イラクが決議1441で同国に与えられた最後の機会を逃したと決定
 する。
 一、 この件に引き続き関与すると決定する。
(07:26)
http://www.asahi.com/international/update/0225/003.html

42■とはずがたり:2003/02/25(火) 14:50
イラクなんて北朝鮮に比べたらどんなに大人しいか…。

http://news.lycos.co.jp/world/story.html?q=25mainichiF0225e030&cat=2
<北朝鮮>地対艦ミサイルを発射実験 日本海の公海上に着 弾 (毎日新聞-全文)
2003年2月25日(火)11時44分

【ソウル澤田克己】韓国国防省は25日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が24日午後、日本海に向け地対艦ミサイルの発射実験を行ったと明らかにした。同省によると、ミサイルは、朝鮮半島北東部の北朝鮮・咸鏡南道(ハムギョンナムド)の海岸沿いから発射された。25日付の韓国紙・中央日報によるとミサイルは約60キロ飛んで公海上に着弾したという。別の消息筋に よると、ミサイルは2回発射されたという。韓国の盧武鉉(ノムヒョン)新大統領就任式直前のミサイル発射実験は、核問題で圧迫を強める米国を牽制すると同時に、韓国新政権を揺さぶる狙いがあると見られる。

現地外交筋などによると発射されたのは、北朝鮮が保有する対艦ミサイル「シルクワーム」改良型で、24日午後1時と午後3時の2回、発射された。シルクワームは中国で開発された射程100キロ前後のミサイルで、日本への直接的な脅威とはならないという。

国防省当局者は「北朝鮮軍が実施中の冬季訓練の一環か、保有するミサイルの性能試験を した可能性もあり、米国と協力して分析を進めている」と語った。北朝鮮は93年の前回の核危 機で朝鮮半島情勢が緊張した94年5月31日にも、日本海でシルクワームの発射実験を行っている。

昨年9月の日朝首脳会談で署名された平壌宣言には、北朝鮮が「ミサイル発射のモラトリアム (凍結)」を03年以降も続けることが明記されているが、日本の外務省当局者は「平壌宣言の対象は弾道ミサイルであり、シルクワームは対象とならない」と述べた。

シルクワーム

英語で「蚕(かいこ)の意味。中国が旧ソ連から提供を受けた技術を元に1960年代に開発した地対艦ミサイル。全長約7メートル、直径約80センチ。発射重量は約3トン。マッハ0.9前後で高度25メートル付近を飛行する。

本来の目的は沿岸警備用だが、中国は北朝鮮のほかエジプト、パキスタン、イラン、イラクなどに輸出。80年代のイラン・イラク戦争では、ペルシャ湾のタンカー攻撃にしばしば使用された。

北朝鮮では2連隊に配備され、発射施設は6カ所ある。94年5月31日、約160キロ離れた日本海の標的に向け同型ミサイルの発射実験を実施。この時のミサイルは射程を約200キロに延長した改良型だったとされる。

[毎日新聞2月25日] ( 2003-02-25-12:50 )

43■とはずがたり:2003/02/25(火) 14:51
朝日にも同様の記事。

http://www.asahi.com/international/update/0225/005.html
北朝鮮が地対艦ミサイル発射実験 日本海に 落下

韓国軍関係者によると、発射されたのは北朝鮮が沿岸防御で配備している 地対艦ミサイル「シルクワーム」とみられる。同関係者は「24日午後に2回、発射を試みたが、最初は目的を大きくはずれ、2回目で実験を成功させたよう だ」と語った。

韓国紙・中央日報は25日付で、ミサイルは東部の咸鏡南道から発射され、 約60キロ離れた日本海に落下したと報じた。国防省は公式には具体的な発 射地点や飛んだ方向、距離について明らかにしていない。一方、別の国防当 局者は、ミサイル発射が「現在実施されている冬季訓練の一環なのか、試験 発射を目的としたのかははっきりしない。分析中だ」と語った。

北朝鮮は、現在クアラルンプールで開かれている非同盟諸国会議首脳会合 に代表団を出席させているが、その一人の当局者が25日、ミサイル実験を 行ったことを認めた。ロイター通信記者が実験の目的を尋ねると、「安全保障 だ」とだけ答えたという。

北朝鮮は20日、国連軍側が海上の軍事境界線と主張する北方限界線(NL L)を越えて戦闘機を一時的に侵入させたばかり。在韓米軍と韓国軍は3月4 日から定例の大規模軍事訓練「フォール・イーグル」を実施する予定だが、戦闘機の侵入やミサイル発射も米韓軍事訓練への反発を示すための行為との 見方が強い。

また、今後の南北対話を有利に進めるため、意図的に韓国の盧武鉉(ノ・ム ヒョン)・新大統領の就任前日にミサイルを発射したのではないかとの指摘も 出ている。北朝鮮は94、95年にもシルクワームとみられる地対艦ミサイルの 発射実験をしている。

(12:18)

44■とはずがたり:2003/02/25(火) 17:23
田原の『日本の戦争』(明治維新から太平洋戦争開戦迄を追っている)読了。
日本の政治的選択のポイント(疑問点)に
① 韓国併合 日本の生存権のために朝鮮半島を勢力圏下に置くのは当時の判断として全うだったとして,保護国化or植民地化の判断の是非
② 軍部のクーデター騒ぎが頻発したのに,クーデターの首謀者達へのあまりに寛大な処置は何故?
③ 第二次大戦への誰の目にも明らかな負け戦を何度か止められるチャンスがあったように思えるが何故止められなかったのか?
 1 満州事変の不拡大方針の貫徹(1931)(→結果的には満州国成立に成功)
 2 リットン報告書(1932)の満州事変以前に戻ることは現実的ではないという日本に好意的な報告書に基づき戦後処理出来なかったのか?(→国連脱退・孤立化)
 3 華北侵攻(1933)を抑えられなかったのか?(→しかし一旦「土唐」沽(タンクー)協定で和平が実現している。冀東防共自治政府成立し華北の東半分を勢力圏下に置く)
 4 蘆溝橋事件(1937)・上海事変で中国全体に戦火を拡げる愚を思わなかったのか?
 5 英米に対峙する為の松岡の4国同盟案(日独伊三国同盟1940成立+ソ連)が独ソ開戦(1941)で潰えた段階で日独伊枢軸は英米に勝てなくなったのは明らかである。この時点で対中戦争は断念,対中戦争に必要な仏印進駐もしなくて良かった筈。

結局,随所で軍部の暴走を止められなかった(②あたりが原因?)訳であるが,これは大日本帝国憲法体制の大きな欠陥だったか?

天皇親政は天皇一人に責務を負わす天皇制そのものにとっては危険な制度である。
明治体制下では天皇機関説を採りながらも内閣・枢密院・軍部・議会等の諸機関の対立を収拾する役割を天皇が担うように出来ていた。
現実には調整は西園寺らの元老・重臣達が負っていたが,軍部の突出ぶりに抑えが効かなくなったか?というのが今のところの印象。

45■とはずがたり@戦争の日本近現代史(1/2):2003/02/27(木) 00:41
カマヤンさんとので推薦された加藤陽子『戦争の日本近現代史』講談社現代新書を生協で見かけたので購入。同書をまとめてみる。当然私の考えで再構成されているので彼女の意見そのままではない。

(01)帝国主義の性質の変化
非公式帝国主義・勢力圏下の現地政権を通じた権益維持から公式帝国・植民地直轄化へ

(02)欺瞞としての明治政府の開国策→正道として国民へ受け入れるように説得。※説明不足な気がする…。

(03)日清戦争・日露戦争に就いて
=日清開戦までの状勢=
1880年代 軍備の未熟な日本と北洋大臣李鴻章のもとで朝鮮政策の強化
(西洋型の国際法システムと中華世界の柵封体制の衝突とそれへの対処)
山県が中心となった軍備増強策。日本の領土を守るために必要な領域(利益線←山県にこれを教えたのは明治憲法の所で有名なシュタインだそうだ)としての朝鮮半島の「(清の宗主権下からの)独立」が必要であるとの認識。勿論これは日本の独善的な姿勢であるが。国会開設後議会での政府と民党との対立は艦船建造費を巡るもの。
=日清戦争1894=
甲午農民戦争を巡り朝鮮に出兵した日清両国であるが戦争の大義名分を求め日本は共同で韓国の国政改革をなすべきと清に提案。独立国への内政干渉に当たると至極まっとうな理由で清は拒否。日本国内は保守派の清と改革派の日本という構図の中で戦争に協力する。
=日清戦後即ち日露開戦までの状況=
三国干渉の結果日本の威信も低下し,井上馨の急進的改革も失敗し親露政権が誕生する。日本はこれを実力で排除し日本の「独立」は韓国国民から疑義を受け,ロシアの影響力が強くなる(韓国は親露の高宗政権←日清両国からの独立を図る)。また清への接近も図り,日本への賠償金の為の借款に応じ代わりに権益を得る(1898)。これは対清貿易で利益を得ていたイギリスを刺激することになる。
ロシアの清内の勢力圏設定に対抗してイギリスも勢力圏の設定を行う。これに対してアメリカが門戸開放宣言を行う(1899)。(この段階では清全土での活動を求めるイギリス商人の影響が強い)対露で利害が一致した日英両国は同盟を結ぶ(1902)
=日露戦争1904=
北清事変以後撤兵しないロシア軍に対し対立が高まり戦争開始。日本軍はシベリア鉄道の全面開通の前に始めたいという思惑もあった。戦費は外債と増税で賄われたが臨時の筈の増税は後に恒久的な増税に切り替えられた。

=日露戦後の課題=
○山県の憂鬱…今後のロシアの復讐へ備えなければならない。維新中興への熱気が薄れる今後に日露戦のような国民の元気が得られるか?
●政治勢力間の対立…膨大な戦費負担の為に苦しくなった国家予算を巡って官僚閥・政党・軍部等が対立。
●大陸進出の足場となるべき特殊権益の維持が課題となる
  関東州租借地(期限1923年)…黄海の制海権保持のためには必須
  南満州鉄道(期限1940年)…満州の足がかりとしては必須
 政府の姿勢(桂太郎内閣):満州の現状を永遠に持続させる事を閣議決定(1908)
 山県の姿勢…返すことは出来ないが,問答無用で併合するのは理に背く。日露の協力で返還要求熱を抑えつつ,巨額の賠償を要求できるような実績を作っておくことが必要である。→満州を門戸開放した上で満鉄を設立し日露協約を継続的に締結して満州権益を擁護すべし
●辛亥革命以後の日中関係の取り方
 北方の軍閥袁世凱支援か南方の孫文支援か?
 政府(西園寺Ⅱ〜大隈Ⅱ内閣):日本が権益確保のため分裂を画策しているととられぬように講話を推進。
 山県:袁世凱政府を支援すべし

(04)第一次世界大戦
まさにこの●権益の持続が第一次世界大戦参戦・対華21箇条要求へとつながっていく。
=加藤高明外相による参戦理由=
1「日英同盟協約の予期せざる全般の利益を防護する」為。イギリスにとっては多分に押し掛け女房的。
2ドイツへドイツの中国利権を中国へ引き渡すために日本へ引き渡せという要求をドイツが拒否したため。この論理もよくわからないけど当時としてはそれ程変ではなかったよう。

=戦後処理での日本の主張=
 1 北太平洋並びに山東省でのドイツ権益の継承
 2 人種差別撤廃問題
 やや異色に見える2はアメリカの連邦移民法などによる日本移民の排斥などが影響している。2は諸外国の賛成を得られながらも上院の国際連盟加盟承認を得るために行動を縛られたウイルソンに阻まれ認められなく,加藤女史によれば「この問題は,20年ほどは歴史の舞台から消えますが,第一次大戦後の日本社会の中に深く孕まれる問題となり,次の戦争の際に,それは鮮やかに蘇ることになります」と指摘している。

46■とはずがたり@戦争の日本近現代史(2/2):2003/02/27(木) 01:30
(05)第二次大戦へ
=第一次大戦から得られた戦争の教訓=
何故ドイツが負けたのか→ドイツ敗北の要因は経済封鎖であり,封鎖が完全であれば2年で敗北していたところ,不完全であったため3年半も持ちこたえられた。(フランス勤王党の指導者レオン・ドーテ「総力戦論」1918)

詰まり重要なのが戦費から軍需品に転換した→戦時にあっては軍需品の確保が一大重要事となる。
帝国国防方針(1907)によると想定第一をロシアとし,米・独・仏をこれに次ぐとしている。第一次改訂(1918)によると米ソ中が仮想的国として認識されている。中国が軍需物資の供給地として想定されている。
「中国」と「軍需物資」がキーワードとなる。軍需物資供給源として中国の列強共同管理国化は避けなければならない。

総力戦とは矛盾するように見えるが「短期決戦」がキーワードになる。長期化を避けるために必要である。軍縮の流れは実は軍の効率化という意味に於いてこれと符合する。資源に乏しい日本(例.山本五十六など)だけではなくアメリカ海軍などもそう考えたいた事を示す文書がある。

石原の「一厘も日本に出させずに出来る戦争」→腐敗した現地の軍閥政権を倒せば日本軍による現地支配と軍需物資の現地調達が可能となる(※後の日本軍の日中戦争に於ける三光作戦の原型が此処にあるか?)加藤女史の指摘「これ(一厘も金を出させない戦争)は説得の論理として為政者や国民の意識の中に入ってゆきやすいものだったのではないでしょうか?」

満州事変へ…石原のソ連が弱体な内に満蒙を日本の勢力下に置くべきと云う石原の楽天的な考えの元実行される。

=満州事変=
◆事変への意義付け①…中国の独立などを謳った九カ国条約や侵略戦争を否定する不戦条約との整合性をどう図るか?
→中国から満州人が独立を図る(「形式」を採る)ので九カ国条約に何の問題もない。日本の出兵は権益の自衛権の為であるので不戦条約にも抵触しない。
→関東軍は幣原の外交方針を無視して満州全域を制圧するがこれは,暴走ではなく上記整合性を図るための必要な措置であった。また満州国の元で軍の自活が可能と考えていたので日本政府の云うことを聞かなかった側面もある。

◆事変への意義付け②…条約を守らない中国と条約を守り被害を被っている居る日本
→満鉄平行線問題・日貨排斥問題
→正統的な日本が不当な扱いを受けたという怒りが充満していた※日貨排斥運動などは中国政府の煽動があったにせよ明らかに日本の行動への中国民衆の怒りがある。イスラエルの自爆テロと自治政府の関係とよく似ている。

◆重要なファクターとしてのアメリカ中立法…日本もアメリカも中国も戦争状態を望まなかったため「事変」として戦争が続いた。戦争国となるとアメリカは当該国と貿易が出来なくなる。
・日本の利点
  アメリカとの貿易の継続可能,中国に有する権益を喪失しない,不戦条約・9カ国条約違反を批判されずにすむ
・日本の不利点
  中国への物資の臨検などが不可能に,軍事占領・軍政施行等交戦権の行使が可能,土地の割譲など賠償を適法に請求できない
・米中の利点
  中国がアメリカの支援を受けられる,米中の貿易が続行できる

◆中国の保護主義…関東州と満州を除いた日本と中国本部の貿易は1931年から1937年で半減した。関東州と満州での増加分を併せてもなお,補いきれないもの。原因は或意味当然の中国のボイコットと関税自主権を恢復した中国の保護主義政策。

◆条約を守らない中国への怒りだけでは1940年の段階で85万の支那派遣軍を維持し,20万の戦死者を出して居る戦争の継続の理由にはならない。
→加藤女史は東アジアの地域主義的な秩序原理に反対し,それを認めようとしない中国の民族主義(ナショナリズム)であり,その担い手の国民政府を倒さねばならないという論理になる。
※そもそも,日本が中心となるアジア地域主義は日本の独善であり,中国が受け入れられる筈がないのだが,重要なのはそんなことではない。当時の日本人は本気でそう考えたかもしれない。これだけではやはり何故だらだらと日中戦争を続けたかの説明にはなって無いと思われる。学者は事実の説明を旨とするので後付の理由付けの罠に陥りやすいのだが,第二次大戦へ日本が陥っていく説明にもこの傾向がないだろうか?中国の保護主義はともかく怒りや観念がその戦争の主力となっているという点こそに不健全性があったか?冷静な保護主義打破が原因であるにせよ,引くに引けない戦争に此処まで深入りするのはどうなのか?

47■とはずがたり:2003/02/27(木) 03:41
自民党もいいこと云うじゃん。小泉の脚わざと引っ張っているようにしか見えないけど。まあアメリカから要請が来なかっただけだろうけど。
http://news.lycos.co.jp/topics/society/japan_usa.html?d=26mainichi2715m023&cat=2
<イラク攻撃>「戦費負担せず」と米側に連絡 自民党首脳 (毎 日新聞)
2003年2月26日(水)19時6分


自民党首脳は26日、米国がイラク攻撃に踏み切った際の戦費負担について既に米側に負担しない意向を伝えていることを明らかにした。これに関連し同首脳は「(米側から戦費負担の)要請もないし考えていない」と述べた。さらに「要請は今後ともない」と明言した。戦後の復興支援については前向きに検討する姿勢を示した。

48ホントは社民支持@東広島市:2003/02/27(木) 04:34
ここに書くべきかどうかは微妙ですけど、2ちゃんのニュース速報+では微妙に
盛り上がってます。

中部太平洋のナウルが「消息不明」に=誰が指導者かも分からず 2003 年 2月 23日
【オークランド】世界で最も知られていない国の1つである中部太平洋のナウルが
外部世界と連絡が取れなくなっており、ナウルを担当する外国の外交使節も、現在、
誰がこの国を統治しているのか知らないと述べている。財政が破綻に瀕しているナ
ウルは過去1年以上にわたり、たった1本の国際電話回線で外部世界とつながって
いたが、この電話システムも今や故障し、ナウルには修理するカネもないようだと
いう。
 諸外国の駐ナウル外交使節団は在ニュージーランドまたはフィジー大使館が兼任
しており、ナウルには誰もいない。これら外交団にによれば、今年1月までは電話
による連絡が可能だった。この時は現職のハリス大統領がベルナルド・ドウィヨゴ
元大統領から不信任動議を突きつけられ、ドウィヨゴ氏が勝利したが、国会(18
議席)の議長が辞任したため国会開会が不可能になり、予算案も通せなくなってい
た。その翌日に電話が通じなくなったという。消息筋によると、大統領公邸は焼け
落ちたとの情報がある。ハリス、ドウィヨゴ両氏とも重い病気にかかっており、人
工透析を必要としていたという。
 ナウルは赤道直下の面積21平方キロの国で、人口は1万2000人。島の表層
土は肥料になる燐酸塩が豊富で、露天掘りが行われたたため、島は月面のような様
相を呈している。〔AFP=時事〕
http://news.msn.co.jp/articles/snews.asp?w=391111

一国が消えている……。アメリカ、戦争どころじゃないぞー。助けてやれー。
2ちゃんの関連スレ

【国際】「誰が指導者かも不明」島国ナウルが消息不明★3
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1046109238/

49■とはずがたり:2003/02/27(木) 04:37
ワロタ。この21世紀の御代に「連絡がつかない」が何ともシュール。
でも実は結構深刻な事態なんでしょうかねえ。

50ホントは社民支持@東広島市:2003/02/27(木) 04:51
ナウルについて詳しい個人サイトさんによると……去年6月の段階で、ナウル
は事実上の「鎖国」になったようです。以下そのサイトからのコピペ。

 ナウル共和国は現在、観光客を含め外部からの入国を全て拒否している
 このサイトにお越し下さった方がナウル行きを検討している段階で、オース
トラリアのNauru Houseで得た情報とのことです。入国拒否の理由としては、
こんな所だそうです。
・オーストラリアは難民を受け入れているものの実際の受け皿としてキリバス
(クリスマス島)を使っていたが、さすがに定員オーバーになってしまったため
に、次なる受け皿を探していた。
・いろんな政治判断があったろうが、最終的にナウルが受け皿として名乗りを
上げた。
・ナウルには大量の難民が送られてきたが、この事実(難民の横流し)がオース
トラリア国内で問題となっているらしく、ナウル政府としては例え観光客でも
外国人に入ってきてほしくない。
・ナウルへの飛行機は飛んでいるが、物資の輸送や他の国への乗り継ぎのみで、
外国人に対しては入国許可が下りずそのまま帰ってもらうことになる。
・ナウル大統領は少なくとも半年はこの政策を続けると言っており、具体的な
期限は示されていない。

ちなみに、ここでいう「難民」はアフガニスタン難民のことらしいです。

51■とはずがたり:2003/02/27(木) 05:00
ナウルバトルロワイヤルでも起こっているのか(不謹慎失敬)

だいたい人口1万数千の共同体が「国」と云うのに無理があるのでは?
国連の議席も持ってるのでしょうし…。

鎖国は一つの見識だとは思いますがね。

難民が居るから観光客に来て貰いたくないと云う論理が判らない。難民の虐待でもしていたのか?

52ホントは社民支持@東広島市:2003/02/27(木) 05:10
多分、難民受け入れに関してオーストラリアと怪しげな約束事みたいなことが
あって、表ざたになるのを嫌がってるのではないかと。表向きは「難民でホテ
ルがいっぱいで観光客を受け入れる余裕がない」w)ってことらしいです。

いろいろ調べてみましたが、この国は労働力のほとんどが他国からの出稼ぎ労
働者のようで、国民自身は鉱工業生産収入で暮らし自身では何もしていないと
か。食料市場はあるのに、働かないので漁師がいない、ってことになってるよ
うです。

53■とはずがたり:2003/02/27(木) 05:17
スレを覗いたところその鉱業資源が枯渇したような書き込みも有りましたが…。

54ホントは社民支持@東広島市:2003/02/27(木) 05:18
詳細はこのページで。リン鉱業に絡んでエネルギーの話なんかもあってなかな
か面白いです。ナウルについてはほとんど笑い話に近いものがありますが。

http://epp.eps.nagoya-u.ac.jp/~masao/doyou.htm

にしても、ナウルって本当にある意味「世界の縮図」ですねぇ。。。

55■とはずがたり:2003/02/27(木) 05:23
日本の原発立地町村もちょっと似た様な構図があって,原発立地で当該市町村を補助金漬けにして後,暫くして補助金が切れるともう原発(の補助金)無しでは立ち行かなくなりもう1基原発が欲しくなって電力会社は増設の許可を得られる構図の様です。
やはり人間働かなくては行けませんな。

56■とはずがたり:2003/02/27(木) 06:09
因みに>>54の下の方に有った話題関連で云いますとsustainable growthは経済学でも重要な論点の一つです。

個人的には直ぐにでも太陽光・地熱・風力など非原子力の自然系代替エネルギー開発の推進を,と思いますが,経済学者の中では市場の調整能力により石油が本当に枯渇しそうになったら代替エネルギーの開発は自然に進むであろうと考える人が多いように思われます。個人的には市場の調整能力は信じますが,現行の基礎エネルギー研究費の配分が異様に原子力に篤く,自然エネルギーに薄いと思われます。

あと石油は地球内部から無尽蔵に供給されているという学説もあるようです。これだと石油問題は枯渇問題ではなく純粋にCO2問題となりますな。また温室効果にもいろいろな学説があるようですが。

57ホントは社民支持@東広島市:2003/02/27(木) 07:00
しつこくナウルの話ですが、2ちゃんでは最初「ナウルってどこよ?」って
感じだったらしいです。私はナウルを知っていて「何で皆知らないんだろ?
そーいえばどうして俺は知ってんだ?」と。で、よくよく調べてみると、な
んと鹿児島−ナウルの航空便が89年まであったらしく、それで私はよく知っ
ていた、ってことなのでした。以下は鹿児島の地元新聞コラムより転載。

 1972年暮れ、オープン間もない鹿児島空港に、南太平洋のナウル共和国
から小型旅客機が飛んできた。定員40人の機内に乗客の姿はなく、パイロッ
トら5人の乗員だけ。
 このナウル航空機が鹿児島に乗り入れた海外の一番機である。周囲19キロ、
人口1万人そこそこの小さな島国のナウルにはリン鉱石のほかにこれといった
資源はない。観光客は少なく、日本を訪れる人も限られていた。
 日本びいきだった大統領が国費を投じて路線を開設したのだが、東京への乗
り入れがかなわず本土に最も近い鹿児島を選んだのだった。それでも国際空港
の看板を掲げたい県にしてみれば、貴重な国際線に変わりなかった。
 案じた通り利用客は増えなかったが、ナウル航空は運休と再開を繰り返しな
がらも、大統領が代わるまで17年間飛び続け「南の玄関口」の一翼を担って
くれた。

 ちなみに、鹿児島−ナウル線では7件の事故がありました。原因はすべて
飛行機に櫻島の火山弾がぶち当たった、というもの。幸い死者は出なかった
ようですが。

58ホントは社民支持@東広島市:2003/02/27(木) 11:26
NNN24より。

イギリス議会 イラク政権の是非を審議<2/27 8:00>
 イギリスのブレア首相は26日、イラクへの武力行使の支持を求める決議案を
議会に提出した。決議案は可決されたが、過去最大の与党の反発を招いた。
 投票は、政府のイラク政策の是非を問うものだが、事実上、イラク攻撃参加
への支持を求めるものとなった。反戦ムードが高まるイギリスでは、ブレア首
相の支持率は35%に急落している。与党労働党内の反発も目立ち、投票に先立
ってイラク攻撃反対派の労働党議員団が「攻撃は時期尚早」とする修正動議の
採決も求めた。結果、修正動議は過半数に足らず否決されたが、労働党員410人
の3割にあたる121人が賛成票を投じた。これはブレア政権発足以来、最大規模
の造反となる。
 一方、イラク政策の是非を問う政府の動議は、野党保守党の大部分の支持を
とりつけ、賛成が434、反対124票で予想通り可決されている。
 政権発足以来、最も深刻な与党の反発に直面したブレア首相だが、政府動議
の可決は議会のお墨付きを得たことになり、今後、これを後ろ盾に外交活動を
続けていくものとみられる。

59■とはずがたり:2003/02/27(木) 14:43
マクドナルドを思い出しますな。
ブレアが離党したりして。

60■とはずがたり:2003/02/27(木) 14:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030227-00000061-mai-pol
<イラク問題>茂木副外相を首相特使でイラクに派遣

 政府は26日、緊迫するイラク情勢を踏まえ、茂木敏充副外相を来月1日にも首相特使としてイラクとヨルダンに派遣することを決めた。また、高村正彦元外相をサウジアラビアとエジプト、中山太郎元外相をトルコとシリアに派遣する。このほか、中東和平対策として有馬龍夫政府代表をエジプト、イスラエル、パレスチナにも派遣する。

 川口順子外相が26日夜、記者団に明らかにした。茂木副外相ら首相特使は小泉純一郎首相の親書を持参する。

 一方、政府は同日、イラク攻撃に向けた新たな国連安保理決議案をめぐるフランスへの外交工作について、(1)大量破壊兵器問題での国際協調の重要性を強調する(2)決議案への同調を求め、賛成できない場合は棄権するよう暗に促す――との対処方針を固めた。政府は「決議案が不調に終われば、国際社会が分断されることになり、同じ大量破壊兵器問題などを抱える北朝鮮にも誤ったメッセージを送ることになる」と、理解を求める構えだ。

 フランスへの働き掛けは、パウエル米国務長官が22日、川口順子外相と会談した際に打診した。(毎日新聞)

[2月27日0時10分更新]

61ホントは社民支持@東広島市:2003/02/28(金) 02:52
>>59
挙国一致政権ですな。
左派の3割造反は予想よりちょっと多かったかな、と思います。
最近じゃ「労働党より左」って感じの自由民主党はどっちだったんかな?

62■とはずがたり:2003/02/28(金) 04:42
>>61
彼はは離党じゃなくて除名だったようですね。。

63ホントは社民支持@東広島市:2003/03/01(土) 20:14
2ちゃんニュース速報+より。ナウル続報。

【国際】消息を絶った島国「ナウル」に向かった救助隊も消息不明?
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1046511155/
『 パクス・ロマーナφ ★ 』 sage国家が事実上破産、電話回線も途切れた中部太平洋のナウルが「消息不明」と
なって1カ月近くが経とうとしている。ラジオ・オーストラリアは2月27日、オーストラ
リア政府の援助組織「オースエイド」が電話回線復旧の緊急支援ために同日中に
ナウルに到着すると報じたが、1日現在、その「救援隊」からの連絡に関する報道
はなく、オースエイドの発表もない。救援隊も「消息不明」の状況だ。

オースエイドはアジア太平洋地域の緊急支援を数多く手掛けており、今回は電話回線
復旧のための専門技術者も同行している。回線が復旧できていないとしても、携行して
いるはずの衛星電話などでの連絡は可能なはずで、現地情勢が全く伝わって来ないの
は不自然でもある。週明けになっても救援隊から連絡がないなければ、事態は一層
不可解となる。

(以下略)

詳細は引用元
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200303011709086

65ホントは社民支持@東広島市:2003/03/02(日) 15:54
読売より。

トルコ国会、米軍駐留など求める政府案を否決
【イスタンブール=久保健一】トルコの民間テレビNTVによると、同国国会
(定数550)は1日夜(日本時間2日未明)、対イラク戦のため米軍の同国
駐留を認める政府案の採決を行った。採決では、賛成264票、反対250票、
棄権19票で賛成が反対を上回ったが、賛成票が出席議員の過半数に達しなか
ったため同国憲法規定により、政府案は否決された。政府は、4日に開催され
る国会に、同政府案の再提案を目指す構えだが、米国のイラク攻撃への影響は
必至だ。
 否決は、国会で多数派を占める与党「公正発展党」議員から予想以上の“造
反”が出たため。イスラム穏健政党で、同胞のイラクに対する戦争への反対論
も根強いことから、ここ数日、エルドアン党首による説得工作が続いていた。
 政府案が承認されれば、米国はトルコから承認から6か月間の期限つきで、
最大で兵員6万2000人、軍用機255機、ヘリコプター65機の新規兵力
の駐留と、トルコから他国への通過が認められることになっていた。
(3月2日10:14)
http://www.yomiuri.co.jp/05/20030302i202.htm

66■とはずがたり:2003/03/02(日) 17:44
イスラエルの大量破壊兵器(なに保有しているか知らないですけど多分持っているのでは?)は不問なんでしょうかねえ?

>64は私が誤爆したので消去しました。

67ホントは社民支持@東広島市:2003/03/02(日) 21:18
米、新決議案めぐり不正工作?=国連代表団の電話盗聴など指示−英紙
 2日付の英日曜紙オブザーバー(電子版)は、米国がイラク攻撃を正当化す
る新たな国連安保理決議案への支持獲得に向けた一環として、安保理理事国代
表団の職場・自宅の電話の盗聴や、電子メールの傍受といった不正工作を行っ
ていると報じた。
 世界中の通信傍受に当たっている米国家安全保障局(NSA)高官が書いた
メモ(1月31日付)の内容として同紙が伝えた。それによると、メモは「イ
ラク問題に関する国連メンバーの投票意思についてブッシュ政権当局者に最新
の情報を提供するため」、米英両国を除く安保理理事国に対する監視活動を強
化するよう指示している。 (時事通信)[3月2日19時3分更新]

(((( ;゚Д゚)))))  ガクガクブルブル

68■とはずがたり:2003/03/02(日) 21:28
アメリカは情報戦の重要性を日米開戦の昔からよく解っているからなあ。

然し,こんな重要な話しが漏れてしまうところに今のアメリカの士気orモラルの低下があるのか?

今回のアメリカの戦略は失敗に終わるのでは?
戦争は枠組みづくりで勝敗が決すると云うことは確かにあるが(実際の戦争なんかは私に云わせれば付け足し。勿論番狂わせもあろうが。),今回は慎重に枠組み作りを図りすぎて時機を逸して来ている感があり。

70■とはずがたり:2003/03/03(月) 17:02
関西学院の講義のレジュメのようである。
政治学特講F「日本統治」を通じての東アジア政治分析
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9113/KG_Note.htm

71■とはずがたり:2003/03/03(月) 17:51
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/history_taisenmaenougoki.htm

http://homepage2.nifty.com/Bokujin/index.html

72■とはずがたり(1/3):2003/03/03(月) 19:02
【満州事変】(昭和6年1931年)
 概要「満州事変は、石原完爾の構想では、意図的に対外危機を作り出し、それをテコに国家改造も成し遂げようという、いわば対外クーデターと見るべき事件。早い話が、たかが植民地軍の一部の軍人達が謀略を企て、それが不況で苦しんでいた国民の指示を得たため、政府もその独断専行を処罰するどころか、その動きを追認した。つまりこの時点で政治の主導権を握っていたのは首相でなく満州で勝手に軍事行動をしている石原達軍人の手に移っている。対外クーデターはひとまず大成功といったところ。あとは自分達軍の主導で、国体改革を実現すればよい」、「この石原・永田の二つの事例が示しているのは、『無為無策』の政府、『事なかれ主義』の軍上層部、などの情けない指導層に対して軍の中堅クラスの実力者が上からの指示を受けずに独自に動き始めており、また指導層はこれを止める実力もなくただ右往左往して事態に流されるだけの存在に成り下がっている。つまり指導層が指導層としての役目を果たせなくなっているわけで、石原はこの状態を見抜き「独断専行」により事変を成功させたわけである。(中国が内戦中のため、行動するのに最適の時期であった事も大きい)これ以降この「独断専行」と実力のある者が上部を無視して行動する『下克上』の雰囲気が軍部に蔓延する。」

【高橋是清蔵相による積極財政政策】(1932年)
 高橋是清蔵相は、経済不況を脱出するため積極財政を開始した。金解禁と財政緊縮政策が今回の深刻な経済政策を招いたと指摘し、景気回復のため財政政策を積極政策に転換させた。この積極政策の財源は公債による赤字財政に拠った。高橋蔵相は、「経済が沈滞している時期だから、増税による経済への圧迫は避け、経済力の回復増進を第一に考えるべきである。そのために一時公債が増えても産業が復興すれば、国民の税負担能力も増え、税収の増加も期待できる。その時に公債も償還できる」と考えていた。

 その政策の内容は、
軍備拡張: 井上財政では予算の3割に満たなかった軍事費は、高橋財政では5割近くに膨張し、満州事変の原資とさせた。軍需物資、特に重化学工業製品の生産が増え、雇用も増えた。つまり満州での軍事的緊張を国内の景気・雇用対策に利用したということになる。
農林土木事業: 農民経済を救済し、農村不安を鎮静する事を中心政策に掲げた斉藤内閣は、8月の臨時議会で時局匡救事業を提案、主として農林土木費に財政支出を増やした。7年度から10年度まで継続事業で実施されることになった。これは公共土木事業を中心とし、農家負債の整理、農村金融の拡充等を目的とした諸政策である。
輸出振興: 輸出振興のため政府は外国為替の低位安定政策を採る。さらに井上前蔵相の「産業合理化」政策の効果が出てきており、日本企業は国際競争力をつけていた。このため世界中の貿易が沈滞している中、日本の輸出だけが躍進。特に綿製品の輸出増加はめざましく、インド市場を巡ってイギリスと激しい争奪合戦。日英綿戦争とまで言われる。しかしこれには諸外国からダンピングだとの批判もでる。

 この高橋財政で特に問題なのは、禁じ手である日本の中央銀行・日銀による公債引き受けを始めた事である。7年度から「歳入補填公債」(赤字国債)を発行し、それを高橋蔵相が深井英五・日本銀行総裁と組んで、新規公債を日銀引き受けにより発行する新方式を提案、実行した。これで政府は資金が必要な場合、公債を発行し日銀に引き受けさせることで、簡単に資金を調達できる。つまり事実上、政府が自由に日銀券を発行出来ることになった。しかも、同時に日銀券の保証準備発行限度を大幅に増やしている。これは通貨制度において、金本位制度を放棄し、現在と同じ管理通貨制度に中途半端に移行していることを意味する。沈滞した経済界に通貨を供給し、刺激を与えるための資金が、公債を発行することで容易に得られることになったということである。

 この公債政策のためには、日銀の発券能力の拡大が必要となる。このため関連法を改正、日銀券の保証準備発行限度(「金」の裏付けの無い発券限度、裏付けがある発行は正貨準備発行と言う)を1億2000万円から10億円に拡張、制限外発行税を5%から3%に引き下げた。さらに、景気回復対策と国債償還を円滑に進めるため、低金利政策も必要となり、実施している。 これらの政策のため一般会計歳出は、・昭和6年度 14億8000万、・昭和7年度 19億5000万、・昭和8年度 22億5000万と次第に膨張していく。

73■とはずがたり(2/3):2003/03/03(月) 19:03
  元来、中央銀行の役目とは、政府による自由な通貨発行を許していては、通貨価値が安定せず、経済不安を招くため、通貨の番人として政府から独立して金融政策行う役割のはずである。管理通貨制度の場合、この役目はより重要になってくる。金本位制度にある「金」という通貨価値の裏付けが無くなる、代わりに、中央銀行では景気・経済対策のため、柔軟に通貨量を決める事が可能となる。ただし、通貨量・金融政策の管理をよほどしっかりやらないと、簡単に通貨はその価値を喪失する。紙幣が文字通り単なる紙切れになる可能性がある。日本はこの管理通貨制度に、なし崩し的に、中途半端に移行した。

 公債を日銀が引き受けるという高橋政策は、日銀からこの通貨管理能力を、政府が奪った上で、政府の公債発行の歯止めを取り払ったことになる。もし政府が公債=通貨の発行を過剰にした場合、簡単に悪性インフレーションを引き起こし、しいては日銀券が通貨としての信用を失うことになる。つまりは日本の金融制度が破綻する。

 この財政政策は、近代金融制度・市場経済原理を理解している高橋蔵相の管理下で、高橋蔵相の読み通りに経済が回復すれば何とかなるが、一端その管理を離れると暴走を始める危険性がある。管理通貨制度が管理不能の事態に陥る危険性を含んでいた。

 とはいえ、取りあえずは日本は世界で一番早く世界恐慌から脱出することに成功し、ここから昭和12年度までの日本の実質GNP成長率は7%に達する好況の時代を迎えることになった。この時期が、戦前の日本を代表する時代と言われる。(「あの戦争の原因」)

【「帝人事件」発生で斉藤内閣総辞職】
 昭和9年には政財界を巡る疑獄事件「帝人事件」が起きる。これで斉藤内閣総辞職。この事件は、帝国人絹株式会社の売り渡しを巡り、大蔵省幹部と財界との間で背任・汚職があったとする、大疑獄事件。しかし事件そのものが検察による全くのでっち上げであった。昭和12年には全員に無罪判決が出る。

 右翼勢力の倒閣運動と、大蔵省と司法省の政治的対立にその原因があり、事件当時から検察ファッショ・司法ファッショであるとして批判されている。(事件の黒幕は平沼騏一郎だと言われている)
 しかし本来なら司法内部の責任問題に発展すべきところが、当事者の検事正には何のおとがめも無く、後には司法次官に栄転する。これを見るに当時は軍部・官僚だけで司法でも「身内優先」「事なかれ主義」という、腐敗が蔓延していた様です。

【積極財政行き詰まる】昭和11年(1936年)
 積極財政以降この頃まで日本は恐慌に喘ぐ世界を後目にめざましい発展を遂げていた。昭和6〜11年間に軍需品を中心とする全工業製品の生産額は2.5倍に増え、輸出も3倍に増えている。この間にインフレは卸売物価が1.4倍になった程度。しかし昭和10年頃から積極財政の継続が困難になり始める。これは次のようなプロセスで起きている。

①・景気回復により、公債の市場消化を成功させていた銀行融資が、軍需産業の設備投資に回る。
②・このため低金利の公債に資金が向かなってくる。
③・さらに好況が続き、市中資金が逼迫してくる。
④・これにより一般貸し出し金利が上昇する。
⑤・このため政府の低金利政策の維持が困難になってくる。
⑥・低金利の国債は、価格維持も難しくなる。

この様にして公債市中消化率が急激に悪化。昭和9年度のには128%だった消化率が、10年度末には消化率は77%に急落。

 この市中未消化公債が増えることは、日銀の公債引き受けが増える事を意味する。これは日銀の通貨発行量を増やすことにつながる。つまり、経済的裏付けの無い市中通貨量増大によるインフレ、という悪性インフレの危険性が現実化し始める。公債増発の結果、国債未償還額も累積し、総額は昭和6年末の64億円から、昭和10年度103億円まで、6割の増大。(参考までに昭和10年の国民所得推計額は144億円)

 昭和10年下半期には深井日銀総裁が、「悪性インフレの懸念が出てきた。もう危ない。日銀引き受けの赤字国債と軍事費の増大はもうやめるべきだ」と進言。高橋蔵相はこれを受け、11年度予算編成から公債漸減方針を打ち出す。つまり、歳出の膨張を押さえ、税収の自然増を目安に公債を削減しようとした。時局匡救予算を9年度限りでうち切り、軍事費も削減しようとした。この事は軍事費増額を要求する軍部の反発を買い激しく対立。結局、11年度予算でも軍事費の増額追加を認めざるを得なくなる。

●昭和11年 2・26事件

74■とはずがたり(3/3):2003/03/03(月) 19:04
●昭和12年 蘆溝橋事件→日中戦争

●昭和15年(1940年)
【斎藤隆夫の粛軍演説→同氏の除名問題発生】
 2.2日、米内内閣成立直後の当時民政党の衆議院議員であった斎藤隆夫は、第75帝国議会2日目米内(よない)内閣の施政方針演説に対する代表質問で、丁度満3年目を迎えようとする日中戦争に関して、米内内閣の対応を問い、政府の日中戦争処理方針を巡って2時間の大演説をぶった。戦争の終結条件は何なのか、政府に展望を示すように要求。支那事変の戦争目的と見通しについて明らかにせよと迫った。日中戦争が聖戦とされ、国民に無限の犠牲を要求していることを批判。東亜新秩序とは何か、それは空虚な偽善であると決めつけた。演説の後には拍手喝采が起こり多くの議員が賞賛した。しかしこれは聖戦を冒涜するものであるとの問題になり、斉藤は衆議院から除名される。

【支那事変処理として撤退方針が決定される】
3.30日支那事変処理に関する極めて重要な事項が、参謀本部の提案に基き、この日、陸軍中央部で決定された。それは、「昭和15年中に支那事変が解決せられなかったらば、16年初頭から、既取極に基いて、逐次支那から撤兵を開始、18年頃までには、上海の三角地帯と北支蒙彊の一角に兵力を縮める」というもので、事変処理の大転換であった。もともとこの撤兵案は陸軍省の発案になるものであり、陸軍省側では今すぐからでも、撤兵を開始するような剣幕であった。予算面からも間接的に参謀本部を抑制しようとした。事変解決に、参謀本部も陸軍省も手を焼いていることが分かる。当時参謀本部としても、内々黙認した形であった。昭和15年度の臨時軍事費は、こんな前提の下に確定せられていた。 [種村佐孝「大本営機密日誌」(ダイヤモンド社,昭和27年)P12-14] この本は公式の日記ではなく、元大本営参謀戦争指導班長の種村佐孝氏が、同僚の助けを得て書いた日記と記憶によって書かれたものです。開戦前から終末期まで、時間を追って具体的に書かれた貴重な資料としてしばしば引用される本です。

【ヨーロッパ戦線で独軍が進撃開始】
 5.10日欧州で、ドイツ軍が華々しい実力を行使しはじめ、5月にはオランダ、ルクセンブルク、ベルギーを侵略、更にマジノ線を突破してフランス軍を席捲し、イギリス軍は「ダンケルクの悲劇」に追い詰められた。
 5.16日イギリスにチャーチル内閣成立。
【ヨーロッパ戦線で伊軍が独軍側で参戦】
 6.10日伊軍が独軍側で参戦し、イギリス・フランスに宣戦布告。
 6.14日独軍がパリ入城、6.22日独仏休戦条約調印。イギリスへの空爆も激しくなる。そのためイギリスのチェンバレン内閣、フランスのレイノー内閣が崩壊。

【支那事変処理として戦線拡大方針が決定される】
 この独軍の戦果拡大が陸軍部内の大転換をもたらすことになった。『バスに乗り遅れるな』的ムードがはやり出し、「撤兵」のはずが、「大東亜戦争」に拡大していくことになった。欧州情勢の急変転が陸軍内部の考え方を180度大転換させた。「わずか2ヶ月前、さる3月30日には、専ら支那事変処理に邁進し、いよいよ昭和16年から逐次撤兵を開始するとまで、思いつめた大本営が、何時しかこのことを忘れて、当時流行のバスに乗り遅れるという思想に転換して、必然的に南進論が激成せられるに至ったのである」(種村佐孝「大本営機密日誌」・ダイヤモンド社・昭和27年・P14)。

75■とはずがたり:2003/03/03(月) 19:07
以上
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1043205301&START=72&END=74&NOFIRST=TRUE

http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/history_taisenmaenougoki.htm
から。
れんだいこ氏という方のHPの様である。

76オリーブの木:2003/03/11(火) 22:50
中間派だったパキスタンが採決を棄権に回ったため、どうやら武力行使容認
決議案が可決することはなくなったみたいですね。
でもどのみち攻撃する姿勢に変わりはなく、経済的にも秩序的にも予想もつかない
展開になってきました。金正日よりもブッシュの方が世界平和にとってよっぽど
脅威的だよ。ホントに。

77■とはずがたり:2003/03/11(火) 22:57
そんな僅差でしたっけ?イギリスも国内輿論が決議無しでは反対ではなかったか?

ブッシュはかなり電波な奴みたいですしねえ。イギリスは決議抜きの攻撃に批判的だったようだしアメリカが単独攻撃に踏み切り自国の威信を傷つけるかな?

79オリーブの木:2003/03/11(火) 23:05
>77
とりあえず賛成がアメリカ、スペイン、イギリス、後1カ国(どこだか忘れた)
反対がフランス、ドイツ、ロシア、中国、シリアの五カ国。
中間派が6カ国。そのうちパキスタンが事実上反対に周った為、残り5カ国全部
の賛成を取り付けないと可決されません。イギリスは運命共同体ですからどこまで
もついてくでしょうね。ただ閣僚の中には決議なしでの攻撃に踏み切った際には
辞任を公言する人もいますし、公然とブレア降ろしを公言する議員も後を絶たない
みたいで絶体絶命って感じですね。どことは言わないけど日本国のあの人も危ない
でしょうなぁ。

80オリーブの木:2003/03/11(火) 23:10
でもホントシャレにならんぜ。これでイスラエルが参戦した日には
取り返しのつかないことになる。21世紀はテロの世紀と謳われるのが
濃厚になってきたみたいですね。テロ防止の名目で警察国家にでもなったら
たまらないよ。なんとかならないのか・・

81■とはずがたり:2003/03/11(火) 23:11
情報感謝。国際輿論はアメリカに逆風のようですなあ。
ブッシュは何処まで突っ走るつもりか?
個人的には新生民主化イラクに期待するものがあるのだが,現実には石油利権が原因で大義がないのが明白だからなあ。

日本国のあの人とは?

82オリーブの木:2003/03/11(火) 23:19
>個人的には新生民主化イラクに期待するものがあるのだが
まだそんな事言ってるんですか。イラクのフセイン体制が続いている
最大の原因の一つは強権的な政治家でないとまとまらないようなモザイク
国家という事ヲ忘れてもらっちゃ困りまっせ!もちろん恐怖政治体制を敷いてる
のはいうまでもないが。イラクの民主化はあくまでイラク国民が決める事。
>日本国のあの人とは?
ですからあの人ですよ(笑)

83■とはずがたり:2003/03/11(火) 23:30
そもそも統一イスラーム復活が持論なのですがね。
アラブ世界はそもそも一つであるので,モザイク国家よいうよりもむしろシリア・ヨルダン・クエート・パレスチナなんかと一緒にしてもいいと思っている。(・∀・)デムパ!デムパ!

今の国連体制は既存の国家の枠組みを壊すことが出来ないから植民地帝国が勝手に引いた国境が国民を苦しめていても無力である。
上の統一とは逆になるが強権でまとめねばならない国など要らないからバラバラになって良いと思う。

はて誰だ??>戦争と絡んで小泉降ろしの兆候でもありますかい?

84オリーブの木:2003/03/11(火) 23:50
ですから我が国の総理大臣ですよ(笑)支持率下がったら終わりでしょう。
ちなみにバラバラになったほうがいいなんて発想は私にはついていけません。
イラク国民の自発的な行動の結果そうなるのならともかくとして他国の侵攻に
よってなんの権利があってそんなことが許されるのでしょうか?
そもそもアメリカ式民主主義を自明のものとするならば武力進出はその理念と
相反するものだと思うし、それが必ずしも中東の民衆が望んでるなんて言えない
し、もしそんなはずはないというのであるならばそいつは民主主義者の皮をかぶった
ファシストだといわざるを得ません。何度も言いますが民族自決が肝要です。

85オリーブの木:2003/03/11(火) 23:54
>それが必ずしも中東の民衆が望んでるなんて言えないし、
つまり西欧民主主義をアラブ人民が望んでるとは言えないという意味です。

86■とはずがたり:2003/03/12(水) 00:04
にぶくてスマソ。支持率頼みが共通点ですね。こちらはなかなか支持率が落ちずに私をヤキモキさせていますが。

そもそもアラブ「民族」を分断してサウジアラビア国民やイラク国民やヨルダン国民が作られた訳です。
現状は石油利権を巨大な一国が握らないようにする分断策の結果である。
アラブ諸国民は口惜しくないのでしょうかねえ。
勿論,サウジやクエート等の保守的な王政の守護者アメリカが民主主義の伝道者ではないことが明らかです。

今の国民国家システムは限界であり,EUの様な超国家的機構と地域への二極化を展望してるのですが自分の中でまだ整理はついていないようです。

88■とはずがたり:2003/03/13(木) 14:52
アメリカとしては政治的圧力で押し切れるという感触でしょうか。

http://news.msn.co.jp/articles/snews-flash.asp?w=412530
[対イラク] 米、多数派工作で進展? 9カ国の賛成確保に接近

【ワシントン中島哲夫】米国務省のバウチャー報道官は12日、対イラク武力行使を容認する国連安保理決議について賛否を明らかにしてない中間派6カ国に対する説得工作で、「進展があることを否定しない」と述べた。米英のメディアは米政府高官の話として、アフリカのアンゴラ、カメルーン、ギニアの3国が好意的な反応を示していると報じており、決議採択に必要な9カ国の賛成確保に接近しつつあるとみられる。

 バウチャー報道官は「進展」の具体的内容を語らず、「(票固めが)確実になったという誤解は与えたくない」と慎重な姿勢も示した。また、ブッシュ大統領とパウエル国務長官が引き続き精力的な電話外交を続けているものの、決議をめぐるあらゆる状況は「極めて流動的」だと述べた。

 一方、フライシャー米大統領報道官は、ブッシュ大統領が12日午前中だけでもプーチン・ロシア大統領、ムシャラフ・パキスタン大統領ら4カ国の首脳と電話したと発表した。これまでの電話外交では「米国の立場を支持しない諸国」に対して「落胆」の意を伝えたとも述べた。両国関係に悪影響を与える可能性を暗示して圧力をかけているとみられる。

 同報道官は、決議採択の見通しについて「結果は採決の日に分かる」と、現状での評価を避けた。しかし米政府は採決で9カ国以上が賛成した場合、フランスなどが拒否権を行使して決議案が葬り去られても武力行使への踏み台にする方針とみられる。

 フライシャー報道官は同日、15理事国による採決は「過半数は8票、(採決に必要な)多数は9票」と述べ、採決で9票に届かなくとも「道義的な勝利」を得たと主張する可能性がある。

 現時点で確実な決議案賛成派は米国、英国、スペイン、ブルガリアの4カ国。拒否権行使の可能性を含めて反対派は仏、露、中、独、シリアの5カ国。中間派はアフリカの3カ国のほか、パキスタン、チリ、メキシコとなっている。

[毎日新聞3月13日] ( 2003-03-13-12:43 )

89自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 15:08
アメリカの安保理という戦の出陣式の意味合いがある茶番は
いつになったら終わるのでしょうか?
あそこまで部隊を配置してイラク攻撃をするのは当然でしょう。
個人的に私はアメリカ支持です。
事の是非以前に日本は国家として日本国憲法無効宣言もできず
自分で自分の国を守ることもできないので
アメリカについていくしかありません。
イージス艦を派遣してアメリカの太刀持ちをするのが
良くも悪くも現状の日本の唯一の選択肢です。
先日の椎名素夫氏の広告や
昨日の朝日新聞の小池百合子の
「防衛力を自ら縛る日本に独自外交発揮の選択肢がない」
というのは全く同感です。

90■とはずがたり:2003/03/13(木) 15:18
アメリカの庇護化にあるのだからアメリカ追従外交が当然という風潮が日本にもアメリカにもあるようですな。

アメリカ追従嫌いだが軍備増強も嫌いな俺には,どういう選択肢があるのか模索中です。

椎名氏はどんな広告を出していたのでしょうか?

91自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 15:43
>>90
椎名氏は雑誌の広告(何の雑誌かは忘れました)で
小池百合子と同じようなことを言ってました。

92■とはずがたり:2003/03/13(木) 15:56
情報感謝。

防衛力を自ら縛るよりも,2国間安全保障条約の方が日本外交を縛っているような気がするが。

日英同盟の廃棄が第二次大戦の敗戦の遠因かと思うと,日米安保の廃棄も危険なのかもしれないかもとは思いますが。

93■とはずがたり:2003/03/13(木) 16:14
韓国も協力検討だそうです。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=intl&NWID=LATEST
イラク戦に工兵500人派遣 韓国が検討と報道
 【ソウル13日共同】韓国紙、朝鮮日報は13日、米国がイラク戦に踏み切った場合、韓国が工兵大隊500−600人を派遣する方向で最終的な検討を行っていると報じた。
 同紙によると、韓国政府は12日に国家安全保障会議の常任委員会を開催、工兵派遣で米国のイラク戦を支援する方向で意見がほぼ一致したという。
 また医療支援団の派遣と通信装備を含む補給物資の支援について、今後さらに検討することとした。

94自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:22
屁護というか実質的にはアメリカ合衆国日本州のままですよ。

95■とはずがたり:2003/03/13(木) 18:31
アメリカの属国が欧州にはイギリス,アジアには日韓台(←旧大日本帝国の版図だw)という構図でしょうな。

96自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:36
まあ良くも悪くも日本は占領下のままですよ。
南鮮は最近、アメリカよりも中共の属国になってきましたが。

97■とはずがたり:2003/03/13(木) 18:52
韓台が大統領制の下で中道左派政権が成立し政権交代を果たしたのに日本は小泉による擬似政権交代。情けない。
まあアメリカ人も頭の悪いブッシュを選んでこのていたらくだから情けないと云えば情けないのだが。

98自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:53
イギリスはアングロサクソン兄弟といった感じじゃあないんですか?
台湾は日本があの様ですから
中共に対抗するにはアメリカしか頼るところがないのが現実ですね。

99■とはずがたり:2003/03/13(木) 22:19
小泉との対談を評して「貴重な人生を浪費するのにも値しないものだった」BY小沢

オザワイチロウ(・∀・)イイ!!

100オリーブの木:2003/03/13(木) 22:23
>>89
そもそも民族主義を掲げるあなたがアメリカ支持とは腑に落ちませんね。
たしか石原慎太郎や小林よしのりは安保破棄の自主独立路線のはず。
どちらにせよ、中国とのパワーバランスや北朝鮮の動向を見ても日本が
イラク戦争に反対しようが賛成しようが日本に居座り続けるでしょうし、
いわんや安保破棄の自主独立路線を認めるはずがない。
つまりアメリカ自身の国益に沿うから日米安保を維持しているのであって
、仮に日本がイラク攻撃を反対しようが北ににらみを効かす状態を解除する
事は考えにくいわな。だってそんな事したら在韓米軍を見殺しにする事に
なるのだから・・。まあ、日本の政治家及び外交官にそれだけの高度な駆け引き、
戦術を使える人材がいるとは思えないから現実的にイラク攻撃反対のスタンスを
取るのは現実的ではないといわれれば返す言葉もないが・・・・(タメイキ)

101■とはずがたり:2003/03/13(木) 23:03
反米で平和主義に凝り固まっている自分がイラク攻撃に何となく幻想を抱いているのは我ながら腑に落ちません。

アメリカ人が勝手に血を流してくれる分には無関係だというイラク国民軽視の傾向が自分の中に有るのかもしれない。最近の戦争は民間人の被害を最小限にしようとしているのを言い訳にして。

戦争を強行して仏独露と米英の対立が極度に高まったとき世界新秩序の形成か?日本は英米の金魚の糞状態か?

戦争は戦前の多数派工作に尽きると云うのがここ一ヶ月ばかり第二次大戦などの近現代史をさらりと見てきた感想です。アメリカは完全にこの「法則」を無視しようとしている。

ドルシステム崩壊の予兆かもしれない。とはずがたりとしてはユーロを買い推奨にしときますw

102自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 23:03
アメリカ支持というのは今回のイラク攻撃のことであって
何事においても支持というわけではありません。
私は
共産主義と中華思想(真の排他的ナショナリズム)中韓朝三兄弟の次に
アメリカは嫌いですから。
イラク攻撃に関していえば
日本はまともに自分の国も守ることもできないので
どうこういえる資格はありません。
(今回のイラク攻撃に関していえば)
ただただアメリカについていくしかありません。
(次に続きます。)

103■とはずがたり:2003/03/13(木) 23:17
「その場の雰囲気」と首相 決議なし攻撃の対応明示せず
 小泉純一郎首相は13日午後、緊迫化するイラク問題をめぐり野党4党党首と首相官邸で会談した。
 首相は米英両国などが武力行使を念頭に国連安全保障理事会に提出した修正決議案の採択を目指す考えを強調する一方、決議なしに攻撃に踏み切った場合の政府対応について
「その場の雰囲気だ」などと明確な態度表明を回避。野党側は強く反発、首相の姿勢を一斉に批判した。
 首相は社民党の土井たか子党首との会談で
「米国との同盟関係、協調主義と国連中心主義を両立させる」と強調。ただ自由党の小沢一郎党首が、決議の採択なしに米国がイラク攻撃に踏み切った場合に
「賛成するのか」と尋ねたのに対し、首相は「理由を見てみないとわからない。その場の雰囲気だ」と述べた。
 小沢氏は会談後の記者会見で「戦争の問題をその場の雰囲気で考えるというのは、驚くべき首相だ」と強く反発、菅氏も記者団に「何一つ実のある意見を聞けなかった」と述べた。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2003031301000470

104自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 23:17
下手に何でもかんでも反米すると反米親共の共産主義者を利することになるので
私は反米派ですがその点はかなり気を使っています。

確かに私は自主独立路線ではありますが、日米軍事同盟は堅持すべきだと思います。
(次に続きます。)

105■とはずがたり:2003/03/13(木) 23:21
>>102
個人的には西欧中心の世界システムへの対抗システムとして中華システムには親近感を持っています。
中国・台湾・西蔵・蒙古・越南・朝鮮・日本・琉球・渤海w・樺太でEUばりの国家連合を!

106自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 00:12
何故なら
それは中共という共産独裁侵略主義政権があるからです。
中共は↓を読んでもらえば分かる通り日本侵略
(コミンテルンの32年テーゼのような天皇制打倒による
共産主義日本人民共和国建国を、「解放」の名の下に行おうとしています。)
の意図の下
様々な対日工作を仕掛けていることは明白です。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/47801china.html
(私はいつもこれを読んでこの逆をやろう。裏を突いてやろうと思っています。)
この中共の対日工作に対抗するには日米軍事同盟は欠かせません。
何故なら現在の日本は自力で自国を守ることができないのですから。
アメリカの指揮の下にしか自衛隊は働けないのですから。
(次に続きます。)

107自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 00:25
>>106のリンク貼り間違い訂正します。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/470801china.html

108■とはずがたり:2003/03/14(金) 14:27
我々は唯一の超大国となったアメリカの歴史的な外交上の失敗を目の当たりにしようとしているのか?
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=14mainichiF0314e040&cat=2
<対イラク>武力行使容認決議案の今週の採択はなし 米英が 示す (毎日新聞)
2003年3月14日(金)11時40分
【ニューヨーク佐藤由紀】米英両国は13日、国連安保理に対し、米英スペインが提出している対イラク武力行使容認決議案について、今週の採決を見送る方針を伝えた。これを受け、同決議案で17日とされているイラクの武装解除(大量破壊兵器廃棄)期限の実効性は損なわれるこ とになり、期限の再設定を含む決議案の再修正が不可欠となった。

同決議案について、スペインのアリアス国連大使は14、15日の採決は行わないと述べた。ま た、再修正の焦点の一つとみられる武装解除期限について、国連外交筋は、英国が27日に延 期する妥協案を提示していることを明らかにした。

国連安保理は13日午後3時(日本時間14日午前5時)過ぎから、イラク問題を話し合う非公 式協議を開き、対イラク武力行使容認決議案や英国の戦争回避に向けた6項目提案について 協議した。だが、フランスは「自動的に武力行使を容認する文言が入っている限り、米英などの 新決議案は支持できない」と述べた。ロシアのラブロフ国連大使も「戦争と平和の間で妥協はで きない」と話し、決議案採択に反対の立場を表明。

また、米英は査察期間の延長を求めている中間の6カ国に対する説得を続けたが、この日も 採択に十分な数の国の支持を得られず、今週の採決は見送られることになった。

[毎日新聞3月14日] ( 2003-03-14-13:25 )

109オリーブの木:2003/03/14(金) 21:20
>それは中共という共産独裁侵略主義政権があるからです。
>中共は↓を読んでもらえば分かる通り日本侵略
(コミンテルンの32年テーゼのような天皇制打倒による
>共産主義日本人民共和国建国を、「解放」の名の下に行おうとしています。)
>の意図の下様々な対日工作を仕掛けていることは明白です。
??????????????????????????????????????????????????????????????????????
え?それってまさか中国が武力による日本制圧を試みてるって事?
俺の読み違いだったら申しわけないが(普通に考えてそうだろうが)そんな事して
連中になんの得があるの?日本を共産化!?あのさ、中国は実質的な資本主義国で
右肩上がりの経済成長を遂げてる(今なお)って知ってるよね?当然。
ならばどこからそのような発想が出てくるのかさっぱりわからん。
まあ台湾独立を武力で阻止しようと試みるっていう論を展開するならわからんでもない
が・・・・違うよな。俺の誤読だよな。アカン、もう寝ましょう。

110オリーブの木:2003/03/14(金) 21:25
本当に誤読だったら申し訳ない。

111オリーブの木:2003/03/14(金) 21:30
>108
どうやら採決を断念しそうですね。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/war_against_iraq/
しかしブレアはマジでやばいですよ。これじゃ・・・

112■とはずがたり:2003/03/14(金) 22:51
そうなったらブレアは参加を見合わせるのでは?>>111

113■とはずがたり:2003/03/15(土) 00:14
◆三十年戦争(1618-48)→ウエストファリア条約1648
(↑初めての「世界」戦争)

新教徒(仏・ノルウェー・デンマーク) VS 旧教徒(奥・西)

◆ナポレオン戦争1799-1815→ウィーン会議1814-1815

仏 VS 英・奥・露

◆第一次大戦1914-19→ベルサイユ条約1919

三国同盟(英・仏・露) VS 三国協商(独・奥・伊)

◆第二次大戦1939-45→サンフランシスコ講和会議

連合国(英・米・蘇) VS 枢軸国(日・独・伊)

◆大西洋戦争?

開戦派(米・英) VS 査察派(仏・独・露)

114■とはずがたり:2003/03/15(土) 02:06
http://news.lycos.co.jp/topics/world/operation.html?d=14mainichiF0315m084&cat=2
<イラク攻撃>米艦10隻が紅海へ 作戦変更の動き (毎日新聞 -全文)
2003年3月14日(金)20時14分
【ワシントン佐藤千矢子】米AP通信は13日、米政府高官の話として、イラク攻撃に備えて東地中海に展開している第8艦隊のうち、巡航ミサイル・トマホークを搭載した巡洋艦や駆逐艦など計 10隻が紅海に向けて移動中だと報じた。トルコが米軍の領空通過権を認める見通しが立たない ことから、米軍が一部作戦変更に向けて具体的に動き出した形だ。

移動を開始したのは空母ハリー・トルーマンとセオドア・ルーズベルトの艦隊の一部で、次の段 階として空母自体への移動命令が出る可能性もある。

米軍はトマホークをトルコ上空を横切ってイラクに撃ち込む計画だった。だがトルコ国会は今月 初めに米軍駐留案を否決、さらに最近になってトルコ政府は領空通過権についても国会決議を 求める方針を打ち出した。このため米軍は、空母艦隊の一部を地中海から紅海に移動させ、ト マホークミサイルを紅海からサウジアラビアの上空を横切って撃ち込む計画に変更したと見られ る。

トルコは、米英が設置した飛行禁止空域の警戒に限って南部インジルリク空軍基地の使用を認めてきた。

[毎日新聞3月14日] ( 2003-03-14-20:14 )

115■とはずがたり:2003/03/16(日) 16:56
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=15mainichiF0316m070&cat=2
<対イラク>「軍事行動の公算極めて大」 ストロー英外相が明 言 (毎日新聞-全文)
2003年3月15日(土)21時46分

英国のストロー外相は15日朝の英BBCラジオ番組に出演し「イラクに対する軍事行動の公算は今や極めて大きくなった。大変残念だ」と語った。

イラク攻撃が差し迫っているとの認識をここまで英高官が明言したのは初めて。

外相はイラク攻撃について、新たな国連安保理決議がなくても昨年11月の決議1441が十分 な「法的根拠」になると強調。英国内でも反対が根強い「新決議なし開戦」の方針を固めつつある ことを示唆した。

外相は「国際社会全体の支持を背景に軍事行動を取るのがもっとも望ましく、今も採択に向け て努力しているが無理かもしれない」と述べた。(ロンドン共同)

[毎日新聞3月15日] ( 2003-03-15-21:46 )

116オリーブの木:2003/03/16(日) 19:52
>>106
ちょっと言いすぎたがいずれにせよ、日米安保がなくなって困るのは
むしろアメリカなのだから(無論我が国もだが)イラク戦争支持しか選択肢
がないような外務省の宣伝を真に受けるのはどうかと思う。
北の脅威を最も受けるはずの韓国でさえ、独自路線を取ってるくらいだから
ね。イラク戦が長引けば我が国の経済はガタガタになる恐れがあり、いや世界
経済に深刻な影響を及ぼすのは確実といわれてるのだから国益に照らしてみても
明らかに割に合わない選択である事は明白。要は一言で言ってことなかれ主義的
な日本人の体質が現れているに過ぎないと思う。まあ>109でも書いたように
イラク攻撃反対をアメリカに諌言するには相当なタクティクス(戦術)が必要だから
それを我が国の政治家及び外交官に出来るとは到底思えないので現実的には無理なの
かと言う気もするけどね(苦笑)

117オリーブの木:2003/03/16(日) 19:58
>>115
国連安保理の多数派工作もどうやら絶望的で決議なしの開戦は避けられそうに
ありませんね。でも国連決議を建前にしていたイギリス政府はこれで一段と
苦境に立たされ、ブレアもただではすまないでしょう。
こうなるともはや、ならず者国家の称号はアメリカにこそふさわしいのかもしれ
ません。

118■とはずがたり:2003/03/16(日) 20:00
英米西の首脳会議が有るそうですからここで,事実上開戦が決まるのではないでしょうか?気候上の問題でアメリカには時間がない。

119オリーブの木:2003/03/16(日) 20:13
>>118
戦争が避けられないのならばなんとしてもアメリカの失敗と言う事で
幕を閉じてもらいたいものです。そうすればアラブの民衆も多少、溜飲を
下げるだろうし、アメリカのユニテラリズム(一刻孤立主義)路線も見なおされ、
ブッシュの立場もただでは済まなくなる。でもって国連の位置付けが強化される
方向に行くことをせめて祈るのみですね。

120オリーブの木:2003/03/16(日) 20:20
イラク戦争でどうなる経済。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030316-00000086-mai-bus_all

121■とはずがたり:2003/03/17(月) 21:20
で,アメリカは何時おっぱじめるのか?
ここ迄国際的に孤立した形で戦争を始めてしまったら,跡はどういう形で名誉ある戦争終結へ持っていくかであろう。
日本はそれに失敗して敗戦を迎えた。
http://news.lycos.co.jp/world/story.html?q=17mainichiF0318m061&cat=2
<イラク問題>安保理協議打ち切り 米の外交失敗を象徴 (毎日新聞-全文)
2003年3月17日(月)19時34分


 【ワシントン河野俊史】対イラク武力行使容認決議案をめぐる国連安保理協議の打ち切りを決めた16日の3カ国首脳会談で、昨年9月から半年に及んだ米政府の国連外交は事実上、終止符を打った。ブッシュ大統領は全会一致で可決された安保理決議1441(昨年11月8日採択)ですでに武力行使は了承されていると強弁しているが、現時点で軍事行動に移るという米政府の提案が最後まで国際社会の同意を得られなかったことは、実質的に「ブッシュ外交」の失敗を意味する。ユニラテラリズム(単独行動主義)の批判をかわすためにあえて選択した「国連ルート」だったが、結局、国連の枠組みを無視して一方的な武力行使を目指す形になり、皮肉にもユニラテラリズムの本質を浮き彫りにした。

 17日をイラクの武装解除(大量破壊兵器廃棄)期限にして、その直後に攻撃を構える修正決議案に支持を表明したのは、提案国の米、英、スペイン以外にはブルガリアだけだった。反対を明確にしたフランスやロシアばかりか、中間派の6カ国も今回は米国に追随するのをためらった。最後は経済支援と引き換えに押し切れると読んだ米政府には誤算だった。

 米政府が安保理メンバーを説得できなかった理由について、キッシンジャー元米国務長官は16日のCNNテレビの番組で「同時多発テロ(01年9月)を体験した米国と、そうでない国の危機感の違い」を挙げた。しかし、イラクを切迫した脅威と見ることには米国内ですら異論が多く、他国に戦争の正当化を求めるには説得力が弱かった。

 それ以上に批判や反感を呼んだのは、国際社会に対する米政府のスタンスだった。ブッシュ政権は2年前の発足後、地球温暖化防止のための京都議定書や、国際刑事裁判所(ICC)設置をめぐって国際社会と対立し、「米国が他よりも優越した存在だと信じ、国際機関に懐疑的だ」(16日付ワシントン・ポスト紙)と指摘されてきた。多くの国には、それが不遜な態度と映り、反米主義の引き金になった。

 それにもかかわらず、ブッシュ政権は国際関係を軽視し、他国に理解を求める努力を怠ってきたといわれる。「要求するばかりで、相違点の溝を埋めようとしない」(同)といい、例えば協力の有無が焦点になっているトルコの問題でも、12年前の湾岸戦争時に父親のブッシュ元大統領がトルコの首脳に55〜60回も電話をしたのに対し、今回は3回だけだと同紙は指摘している。

 また、安保理が査察による解決を模索している段階からペルシャ湾岸地域に膨大な数の米兵を展開し、攻撃態勢を既成事実化してしまったことへの批判も国際社会にくすぶっている。

 「初めに攻撃ありき」という強引な手法が安保理メンバーの間に疑念を呼び、米国を孤立させた側面は否定できない。安保理決議1441は成果として残ったものの、米国の対イラク軍事行動は国連の枠組みに頼らない半年前の姿に戻る結果になった。


[毎日新聞3月17日] ( 2003-03-17-19:34 )

122■とはずがたり:2003/03/18(火) 23:53
開戦に反対のフランス・ロシア・中国の状況。三者三様ですな。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=18reutersJAPAN107884&cat=17
世界は米大統領のイラクへの最後通告に反対=仏大統領 (ロイター)
2003年3月18日(火)14時51分
[パリ 18日 ロイター] フランスのシラク大統領は、フセイン大 統領に48時間以内のイラク退去を迫るブッシュ米大統領の最後 通告について、世界は支持していないとする声明を発表した。
大統領府が発表した。
声明は、国連安全保障理事会がこの動きに反対であり、国際世 論を無視することは「重大な責任」を伴うと指摘。「今回の一方的 な決定は、(国連)決議1441号に従ってイラクが武装解除を行っ ていくという安保理と国際社会の望みに反するものである」として いる。
さらに「国連による正当性確保を怠り、正義よりも武力を優先す ることは、重大な責任を負う」と声明では述べられている。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?cat=17&d=18reutersJAPAN107953
ロシア下院、核削減条約の批准審議を延期 (ロイター)
2003年3月18日(火)22時16分

[モスクワ 18日 ロイター] ロシア下院は、イラク情勢をめぐる米国との立場の相違を理由 に、21日に予定されていた戦略攻撃兵器削減条約(モスクワ条約)批准に関する審議を少なくと も4月初旬まで延期した。
下院外務委員会のシシュカリョフ副委員長がタス通信に明かした。
同副委員長は、審議の延期は対イラク武力行使に突き進む米国の姿勢が招いたものだとし、 米政府はロシアの立場を無視していると批判した。
プーチン大統領とブッシュ米大統領が昨年5月に調印したモスクワ条約は、双方が保有する戦 略核弾頭を2012年までに現在の3分の2の1700―2200発に減らすことを定めている。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=18mainichi1915m056&cat=2
<イラク問題>「大変心配」米の最後通告に 中国外務省 (毎日 新聞)
2003年3月18日(火)19時30分

中国外務省の孔泉報道局長は18日の記者会見で、ブッシュ米大統領がイラクに最後通告を突き付けたことについて「大変心配し、不安を感じている」と述べ、戦争が不可避の情勢となりつ つあることに強い懸念を示した。ただ、米国批判は慎重に避けており、戦争が始まっても米国と の良好な関係維持を目指す方針とみられる。

123■とはずがたり:2003/03/19(水) 12:17
http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=19mainichiF0319e007&cat=2
<イラク攻撃>日本など45カ国が支援 米国務長官がリスト発 表 (毎日新聞-全文)
2003年3月19日(水)8時46分


パウエル米国務長官は18日、共同通信など国際主要通信社7社と会見し、ブッシュ政権が臨戦態勢に入っている対イラク武力行使に、日本や韓国など計45カ国が軍事行動への参加やほ かの支援を表明していることを明らかにした。

また、国務長官はイラクのフセイン大統領の亡命を実現し、戦争を回避するため、アラブ首長 国連邦など関係国を通じ最後の外交努力を継続していることも明らかにした。

フセイン大統領と息子が米東部時間19日午後8時(日本時間20日午前10時)すぎまでに亡命するよう迫ったブッシュ米大統領の最後通告に対し、イラク革命指導評議会は18日、拒否を公式に表明、徹底抗戦も宣言した。

国務長官が同日発表した「イラクの即時武装解除のための連合」のリストにはほかに英国、ス ペイン、フィリピンなど30カ国が含まれている。さらに15カ国は「匿名希望」で国名が伏せられて いるが、パウエル国務長官は「近く明らかになる」と述べた。

45カ国は英国やオーストラリアなど兵員を派遣する国や、領空通過の承認、後方支援を行う国に分類される。日本については「紛争終了後の支援国」としてリストに含まれている。(ワシントン共同)

124■とはずがたり:2003/03/19(水) 12:20
民主党はバラバラで任せられないと云うが労働党でさえ戦争で割れるんだから大丈夫だな。
http://news.lycos.co.jp/topics/world/england.html?d=19reutersJAPAN108000&cat=17
英議会、対イラク戦争反対動議を396対217で否決 (ロイタ ー)
2003年3月19日(水)10時5分

[ロンドン 18日 ロイター] 英国議会は、対イラク戦争に反対 する動議を、396対217で否決した。これにより、ブレア首相は 武力行使に関して議会の承認を得たことになる。

採決をめぐっては、首相のおひざ元である労働党から、動議の支持に回り、抵抗する議員が多数見られた。
議会は代わりに、イラクの武装解除にあらゆる必要な手段を用い るべきだとする政府の対抗動議を支持した。

125■とはずがたり:2003/03/20(木) 12:12
TBSの記者曰くイラクとヨルダンは通婚も多いし,学費の安いイラクへ通うヨルダン人も多いのだそうだ。

126■とはずがたり:2003/03/21(金) 14:24
中東で起こった戦争
http://www.geocities.com/inazuma_jp/war.html

上記ページのホーム
http://www.geocities.com/inazuma_jp/index.html

127■とはずがたり:2003/03/21(金) 14:32
第一次大戦
http://www3.kiwi-us.com/~ingle/index.html

128■とはずがたり:2003/03/21(金) 14:45
WAR HISTORY
http://www.special-warfare.net/data_base/101_war_data/war_top_01.html

129オリーブの木:2003/03/22(土) 00:38
ホントにどうなってしまうのだろうか?

130■とはずがたり:2003/03/26(水) 02:32
当時のハイテク,ジェット航空機が苦戦したベトナム戦争の二の舞になるのか?

http://news.lycos.co.jp/world/story.html?q=25mainichiF0326m097&cat=2
<イラク戦争>首都攻防を前に、米軍ヘリ戦果挙げられず (毎 日新聞-全文)
2003年3月25日(火)21時6分

【ワシントン中島哲夫】イラク南部から北上してきた米陸軍と海兵隊の地上部隊は間もなくバグダッド近郊に到達すると見られるが、激突を前に首都を守る共和国防衛隊を空からたたこうとした米軍ヘリコプター編隊の攻撃が大きな戦果を挙げられず、逆に予想外の損害を受けたことが25日、分かった。首都攻略の困難さが早くも露呈した形で、南部の制圧の不十分さやイラク側 が化学兵器を使う可能性と合わせ、短期決戦戦略の不安材料になっている。

この攻撃は23日夜から24日未明にかけて、バグダッド南東カルバラ付近に布陣し米軍を待つ共和国防衛隊メディナ師団の戦車や火砲を破壊する目的で行われた。世界最強を誇る攻撃 ヘリ「AH64アパッチ」が30数機参加し、そのうち1機が墜落または不時着して、乗員2名がイラク側の捕虜になった。

米中東軍はこの作戦は「極めて効果的」だったとしているが、ヘリ部隊の同行記者が伝えた25 日付の米紙ワシントン・ポストなどによると、実態は非常に厳しいものだった。

報道によれば、ヘリ部隊は戦車4、5両や装甲兵員輸送車など計10両程度を撃破したが、突然、周辺の道路や民家の屋根、裏庭などから集中攻撃を受けた。いずれも対空機関砲や小銃 などだったが、編隊の大半が襲われ、乗員の一人によれば機体の前後左右下方のすべてに被 弾した。

アパッチ編隊は30ミリ機関砲やロケット砲で応戦したが、防弾ガラスが破られ負傷する乗員も 出て、退避を余儀なくされた。装甲が頑丈なため撃墜は免れたが▽油圧システムを破壊されて 攻撃できなくなった▽ロケット砲の発射装置に着弾して火を噴いた――など、深刻な被害が続出した。

乗員2名が捕虜になったヘリは、イラク側の映像で見る限り大きな損傷がなく、被弾が原因で飛べなくなったかどうかは不明。米軍は機体をイラク側が活用するのを嫌い、ミサイル攻撃をかけて破壊した。

アパッチ編隊の苦戦は世界最強の攻撃ヘリもゲリラ的な攻撃には弱いことを示している。全天 候型の高性能レーダーと赤外線暗視装置で、敵の戦車などは容易に発見し攻撃できるが、小火器はキャッチできない。米メディアは「ハイテクがローテクに対応できなかった」と報じている。

また、イラク軍のように戦車などを民家近くに配備している場合、民間人の死傷を避けるため には猛攻をかけにくい。これらは首都攻防戦で米軍の難題となる要素であり、作戦の立て直しが必要との見方が出ている。

[毎日新聞3月25日] ( 2003-03-25-21:06 )

131■とはずがたり:2003/03/26(水) 11:16
対ミサイル防衛関連二題。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?cat=2&d=24mainichi2415m101
<北朝鮮ミサイル>攻撃の「兆候」で防衛出動 法改正も検討 (毎日新聞)
2003年3月24日(月)3時3分

防衛庁は23日、日本の領土にミサイルが撃ち込まれた場合を想定し、相手の攻撃意図が明白な場合は、ミサイル発射の兆候がある段階でも防衛出動を発令する方向で検討に入った。北 朝鮮による弾道ミサイル発射を念頭に置いた措置。自衛隊法を改正し防衛出動前でも迎撃ミサ イル発射ができるようにすることも併せて検討する。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?cat=2&d=24mainichi2515m019
<菅民主代表>弾道ミサイル防衛に前向き (毎日新聞)
2003年3月24日(月)18時24分

民主党の菅直人代表は24日、日本外国特派員協会で記者会見し、日米両国で共同技術研 究を進めている弾道ミサイル防衛(BMD)について「ミサイル防衛開発にわが国が関わることに 検討の余地がある」と述べた。北朝鮮が保有するミサイルを考慮して、研究段階から開発への移行に前向きな考えを示したものだ。

132■とはずがたり:2003/03/28(金) 01:08
田中宇の国際ニュース解説
http://tanakanews.com/

133オリーブの木:2003/03/28(金) 21:43
  イラク戦争の立案者辞任
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/war_against_iraq/
このネオコンとか呼ばれてる連中こそ悪の枢軸だと俺は思う。

134■とはずがたり:2003/03/28(金) 21:49
結局,イラク国民にとってアメリカ軍はフセイン以上の悪でしかないのでしょうねえ。

結局英米は振り上げた拳のしまい方に苦慮し,フセイン政権が存続してしまうのか?

自由で公正な選挙の結果反米政権が誕生する姿を見てみたかったが。。

135オリーブの木:2003/03/28(金) 21:57
>134
反フセインのシーア派が武装蜂起どころか米英軍とガチンコ対決を
選んだことで連中の目論見がいかに甘くプロフェッショナル級のバカ
だということが改めて露呈しましたね。
>自由で公正な選挙の結果反米政権が誕生する姿を見てみたかったが
他国への武力介入はどんなに善意であっても多大なる禍根を残すと繰り返し
私がここで語ったことが図らずも証明されたのではないでしょうか?
アラブ諸国の反発を見てもとてつもない事態が待ってるような気がして非常に
鬱です。

136オリーブの木:2003/03/28(金) 22:04
>結局英米は振り上げた拳のしまい方に苦慮し,フセイン政権が存続してしまうのか
最悪の事態ですね。とりあえずベストな方法は国連の仲介でPKFを投入して数年単位
で武装解除するしかないと思いますね。武力介入ではなく本当はそれが理想的だったの
ですが事態はのっぴきならぬ方向に進んでいて心配です。

137■とはずがたり:2003/03/28(金) 22:06
アメリカがイラク国民の尊い犠牲でその独善主義を改めて呉れればいいのだが。
フセインはどうしようもない独裁者で,フランスも反戦をイラク利権の為につかっていると云う意味でそれ程信用できる訳では無いという持論を引っ込める気にはなりませんがね。英米兵が何人死のうが自業自得だがイラク市民の犠牲は胸が痛む。(アメリカ兵なども貧困層出身者が多いとか聞くとこれまたネオコンどのも犠牲者なのかもしれないのだが)

138オリーブの木:2003/03/28(金) 22:21
わかりますよ。でも国際政治の駆け引きってそんなものであって
以上でも以下でもないと思いますよ。残念ながら。
要はそれが世界情勢にとってプラスになるかマイナスに作用するかが
問題なのであって明らかに今回の件では仏独露勢に軍配が上がる、
それだけのことです。結局、核拡散問題に代表されるダブルスタンダード
を真剣に受けとめない限りどうしようもないと思います。
今回の件がそのきっかけになればせめての救いなのだが・・・・

139■とはずがたり:2003/03/28(金) 22:26
北朝鮮の政権も民意の如何に関わらず何とか排除しなければと個人的には思っている訳ですが,より慎重に事を運ぶ必要がありそうです。

140オリーブの木:2003/03/28(金) 23:09
>>139
一番いいのは金豚(BY勝谷誠彦)が死んでくれることなのでしょうが
そうなればなったで混乱するでしょうしなんとも言えないですね。
改革解放路線でソフトランディングさせるのがベストでしょうがこれまた
どうなるか?頭痛いですね。

141■とはずがたり:2003/03/29(土) 09:56
彼が死んでもその息子達が出てくるのでしょうし大量破壊兵器開発・保有を理由に経済制裁でぐいぐい締め付け,内部崩壊を待つのがよいのでは?

同胞の韓国としては太陽政策→改革・解放→民主化が望ましいのかもしれないがこの国はそれでは埒が明かないのではなかろうか?

142■とはずがたり:2003/03/29(土) 17:33
ナポレオン戦争が教科書的には国民皆兵の,第1次大戦が同じくに国家総動員のきっかけとなったように,今回の戦争が精密爆弾によるピンポイント攻撃とそれに伴う市民に危害の加わらない戦争への転換点になるのではと思っていた。
しかし,アメリカの攻撃もいい加減の様である。勿論,イラク軍の流れ弾だったり反米感情をあおるために市民を攻撃している可能性も捨てきれないのだが。
http://news.lycos.co.jp/topics/world/operation.html?d=29mainichiF0329e051&cat=2
<イラク戦争>相次ぐ「誤爆」 反米感情の高揚必至  (毎日新聞-全文)
2003年3月29日(土)12時33分

 【アンマン小倉孝保】バグダッドで28日、米英軍による爆撃で市民に多数の犠牲者が出たことにより、イラクばかりかアラブ民衆の間に反米感情が盛り上がるのは確実だ。バグダッドでは同日昼間と26日に相次いでミサイルが着弾、多数の犠牲者が出たばかり。「同胞」の犠牲に同情するアラブ民衆の間には、攻撃を阻止できないアラブの指導者への批判が高まっている。

 開戦前、多くのイラク市民の間には「米軍の空爆は怖くない。市民を狙うはずがないからだ」と米軍のハイテク兵器に一定の信頼感のようなものがあった。テレビ映像などで米軍のピンポイント攻撃を知っている市民は、米軍は的確に軍や政府機関を狙うはずと考えていたからだ。フセイン政権に対する嫌悪感も強く、米軍が同政権を相手にしている限り、市民感情の盛り上がりにも限界があった。

 だが、増える市民の被害を受け市民感情には微妙な変化が生まれている。バグダッドとアンマンを結ぶイラク人運転手は「イラク人は米軍をはっきり敵として考えるようになってきた」と話した。アラブ人の多くはイラク市民に対し同胞としての親近感を持っている。だが、市民への被害が増えることでアラブ人が米軍の攻撃を「同胞」への攻撃と考える可能性が高まりつつある。

 28日にはカイロで大規模なデモが発生したほか、イラクと長年、敵対関係にあったイランの首都テヘランでも開戦後、初めてのデモが発生し、数千人の市民が米国旗を焼くなどした。また、ヨルダン各地でも大規模なデモが発生し、米軍の攻撃阻止に有効な手立てを打てないエジプトはじめ、バーレーンなど米軍を受け入れている湾岸諸国の政府に対しても抗議の声が上がった。

 こうした状況に対するアラブ諸国政府の危機感は強く、サウド・サウジアラビア外相は先日、「戦争が長引けば、米国との関係に悪影響が出る」と米・サウジ関係を憂慮する発言を行った。また、ムバラク大統領は27日、「戦争終了後も、地域の不安定化を招く」と話した。
[毎日新聞3月29日] ( 2003-03-29-12:33 )

143■とはずがたり:2003/03/30(日) 01:39
玉砕前の日本軍でもあるまいにワロタYO。

http://www.asahi.com/international/update/0329/022.html
食糧とどかず、前線にけだるい雰囲気 米海兵隊従軍ルポ

 記者が同行する米軍第1海兵師団第1連隊でも、1日の携行食支給はもともと2食だったのが、28日から1食になり、29日は正午時点でまだ、ない。(クータルハイ<イラク南部>=野嶋剛)

 携行食のパックには、ステーキ、照り焼きチキンやクラッカー、菓子などが入っており、2食で大人1日分のカロリーに調整されている。1食では前線の兵士には全く足りない。

 制限が始まった28日から兵士らには、けだるい雰囲気が広がっている。部隊の前進も止まっているため、手持ちぶさたの兵士らが道ばたに横になる姿も目立ってきた。軍紀上、好ましくないとされる行動で、「戦争の序盤からこんな調子で大丈夫か」とこぼす兵士もいる。

 記者自身も1食では足りず、腹が鳴る。食べ残しておいた以前の携行食を時々かじる。補給担当のガニ軍曹は「今日中にも解決しなければいけない」と焦りの表情だ。

 一方、燃料も問題だ。記者の部隊では28日に予定していた軍用車への給油が、29日午前にずれこんだ。燃料の不足で、部隊の北上の速度が大きく遅れる可能性もある。
(03/29 21:59)

144荷主研究者:2003/03/30(日) 14:51

ロジスティクスの問題ですな。

1991年の湾岸戦争時は、多国籍軍のロジスティクスの圧倒的優位が勝利の一因と言われたものだが・・・。

湾岸戦争では現地人を含む5万人のロジスティクス要員と10万台のトラックを用意したという。
アメリカはベトナム戦争の体験から、兵士に1日2食は温かい食事を提供、
現地のアラビア人を教育して前線にアメリカ流のホットドッグ・ハンバーガーショップを作った。
トラックの走行距離は1日60万キロ、食糧が1日150万食、手紙が1日100トン、船舶からの1日あたりの荷揚げ量は130万トンに達した。

ロジスティクス司令官はこれらロジスティクス活動の功により少将から中将に昇進した。

145■とはずがたり:2003/03/31(月) 00:06
最近,米軍の記者会見が「大本営発表」になっているような気がする…。
「作戦は予定通り順調である。。」

146■とはずがたり:2003/03/31(月) 13:59
第二次大戦を振り返ると旧日本軍の失敗・杜撰が明らかになるが,アメリカ軍も同様に結構杜撰なのか?
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20030331/K0031200708022.html
2003年03月31日(月)
米国防長官、「甘く見過ぎでは」と追及され防戦一方

ラムズフェルド米国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長が30日、米テレビに相次いで出演したが、ここ数日のイラク戦況に絡み、司会者らから 「イラク軍を甘く見過ぎていたのではないか」などと問いつめられる場面が相次いだ。追及をかわすのに必死な2人の姿は、地上部隊の苦戦と米英軍側 の見通しの甘さを露呈する結果になった。

ABCテレビは国防長官に「今回より易しく見える湾岸戦争には55万人 近くの兵を送ったのに、今回は半分でよかったのか」と聞いた。長官は「湾岸戦争では、派遣しても使わない兵力が多かった。その後、イラク側の能力は3、4割に低下している」と答えた。

また米英軍がイラク国民に歓迎されるという期待がはずれていることに絡み、「イラク国民の愛国心を見くびった?」と質問されると「イラク軍に脅されているから歓迎できないのだ」と、記者会見などで繰り返した自前の分析を語った。

FOXテレビでは、開戦直後の会見で長官が「イラク政権は国土の支配力を失い始めている」と語るビデオを流して「いまも本当にそうか」と突っ込んだ。長官は「そうだ」と答えたが「しかしまだ確定した評価をするには早すぎる」と言い直した。

マイヤーズ議長にインタビューしたCNNは「イラク人の戦闘意欲を過小 評価していたのでは?」と聞いた。明確な返事を避けた議長は、「衝撃と恐怖作戦を過大評価したのか」と畳みかけられ、「現段階では、判断できない」と答えるのが精いっぱいだった。

「増派される部隊が着くまで、地上軍が進撃をやめ約40日待機する」という報道については長官は否定した。議長も否定したが、「我慢も必要だ」 と含みを残す言い方をした。

また開戦前に、米中央軍などから出されていた兵力増強の要請を同長官が 聞き入れなかったなどと指摘が相次いでいる点については、2人とも「事実ではない」と全面的に否定した。ただ「計画は素晴らしいもの」と言いなが ら、2人は「計画立案者は中央軍のフランクス司令官だ」と何度も繰り返し、責任転嫁の印象を与えかねない答え方が続いた。

147■とはずがたり:2003/03/31(月) 16:28
利権がこんな所にも。時代錯誤な帝国主義的利権戦争ですなあ。

http://www.zdnet.co.jp/news/0303/27/xedj_cdma.html
[WSJ] 戦後のイラクにCDMAを――カリフォルニアの野望?
ニューヨーク(ウォール・ストリ ート・ジャーナル)

戦争後のイラク再建をめぐる争いが、国連から米国 議会へと広がった。カリフォルニア州選出の議員が再 建計画の策定者らに、米企業が開発した携帯電話技術 を選ぶよう求めているのだ。

Darrell Issa下院議員は米国防総省と米国際開発庁 (USAID)、そして仲間の議員らに書簡を送 り、Qualcommが商用目的で開発した携帯電話技術の CDMAを、イラク再建計画に採用するという考えへの支 持を求めた。

「われわれは国防総省とUSAIDの計画作成者が、欧州 を地盤とするGSM(“Groupe Speciale Mobile”――こ れはフランスが開発した標準だ)の名で知られる携帯 電話技術を、新しいイラクの携帯電話システムに採用 し、それに米政府の予算を使おうとしていることを 知った」。Issa議員はDonald Rumsfeld国防長官にあて た書簡でそう述べている。

同議員は、GSM技術がイラクで採用されたら、同国の 携帯電話システムで使われる機器のほとんどが西欧あ るいは北欧製のものになるだろうとしている。「米政 府は米国民が払った税金を、イラクの新しい携帯電話 システムを構築するフランスやドイツなどの欧州の携 帯電話設備メーカーに渡そうとしている。こんなこと は認められない」と書簡には記されている。同議員は3 月27日(米国時間)、この件に関する法案を提出する 予定。

イラクの通信システムは、開発途上国の中でも遅れ ている。国連の国際電気通信連合(ITU)によると、主 要国の中で2001年の時点で携帯電話サービスがなかっ たのはイラク、北朝鮮、アフガニスタンの3国だとい う。

GSMがイラクで採用されることになっても、驚くにはあたらない。同技術は中東と欧州の大半の国で使われ ているとLehman Brothersのワイヤレスアナリスト、Tim Luke氏は語る。世界の携帯電話の約60%はGSM を採用している。CDMAとGSMには互換性がない。つまり、イラク人がGSMネットワークしかない近隣国へ出かけた場合、CDMA携帯電話は使えないということだ。

Luke氏によれば、世界で最大のCDMAインフラ機器メーカーは、米国の Lucent TechnologiesとカナダのNortel Networksだという。

Qualcomm――Issa議員の選挙区から2区離れたサンディエゴに本拠を置く ――は、CDMA技術を採用した携帯電話チップを製造し、CDMA機器メーカーか らライセンス料を徴収している。同社の広報担当Christine Trimble氏は、 同社はIssa議員の動きを支持しているとして、「当社はIssa議員に賛同し、 支援している」と語っている。Lucentの広報担当は、同議員の書簡のことは知らないと話している。

GSM機器メーカーの最大手は欧州企業だが、米国最大の携帯電話機メーカ ーのMotorolaもGSM対応の携帯電話と携帯電話インフラを製造している。Issa議員はGSMを「フランスが開発した標準」と言い切っているが、Luke氏は、この規格は、フィンランドのNokiaやスウェーデンの Ericssonに代表される欧州各社参加のコンソシアムによって策定されたものだと説明している。

148■とはずがたり:2003/04/01(火) 21:38
こんな露骨なことしていいんかね?>内閣の首班と23省庁の閣僚をすべて米国人が独占する計画

http://news.lycos.co.jp/topics/world/revival.html?d=01mainichiF0402m058&cat=2
<イラク戦争>フセイン後暫定政権、米国人が独占か 英紙報 道 (毎日新聞-全文)2003年4月1日(火)19時18分

【ロンドン岸本卓也】英紙ガーディアンは1日、米政府が極秘に進めているフセイン政権打倒後の暫定政権構想について、内閣の首班と23省庁の閣僚をすべて米国人が独占する計画を立て たと報じた。これに対して、イラク人主導の暫定政権づくりを進めてきた亡命イラク人団体などか ら不満の声が上がっているという。

同紙によると、暫定政権の首相に相当するトップの地位には元米軍退役将校のジェイ・ガーナ ー氏が内定。すでにガーナー氏は各閣僚に就任する米国人とともにクウェートで組閣の準備に 入っている。ガーナー氏はイラクの軍事的制圧を進めているフランクス米中東軍司令官から占 領地域の管理を引き継ぐ。

暫定政権では、各米国人閣僚を4人ずつのイラク人顧問が支える。これらの顧問の中から将 来的な閣僚が誕生するとみられる。しかし、暫定政権をめぐるイラク人側の受け皿づくりは進ん でいないため、顧問の選出は難題。米政府が推薦する人物に早くもガーナー氏が拒否反応を示 しているという。

イラク人亡命者の最大組織、イラク国民会議(INC)のチャラビ議長は暫定政権の首班を狙え る立場にあるが、イラク国内での人気は低い。ラムズフェルド米国防長官はチャラビ氏を高く評 価しているが、パウエル米国務長官は同氏の能力を疑問視しており、同氏は暫定政権の財務省 顧問に推されているという。

一方、国民会議はイラク人が暫定政権を運営することを基本に他の反体制派亡命者組織と新 政権づくりの交渉を続けている。国民会議の関係者は同紙に対して「米国人が暫定政権を独占 的に運営することは我々の意図ではない」と述べた。しかし、国民会議は米国を頼っているた め、米政府の構想に従うとみられている。

[毎日新聞4月1日] ( 2003-04-01-19:18 )

149オリーブの木:2003/04/01(火) 23:17
米国、イラン、シリア対立激化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030401-00000084-mai-int

150■とはずがたり:2003/04/05(土) 09:27
野蛮な十字軍を思い出させるような赤十字が入って大丈夫かね?
せめてジープの後ろの十字を新月に塗り替えるくらいの配慮がないと…
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?cat=17&d=04reutersJAPAN110194
国連調査団がイラク入り、赤十字の支援物資がバスラへ (ロイター)

151オリーブの木:2003/04/05(土) 14:02
     勝谷誠彦コラム ××な日々から
鋭い分析と感性の文章なので紹介しときます。
http://www.diary.ne.jp/user/31174/

152オリーブの木:2003/04/05(土) 14:03
■2003/04/05 (土) さくらさくらイラクの空は見渡す限り爆弾爆弾見に…。

7時起床。イラクの抵抗はしたたかだ。ここで空爆あとを視察するフセインの映像を流したことは戦場で米英が戦術核を使ったほどの効果がある。どこでこれを使おうかとイラク側は熟慮していたに違いない。フセインは殺せず大量破壊兵器も見つけられない時に米英がどういう態度をとるのかを国際社会は注視している。アメリカは南部に暫定政権を作ろうという策動を始めた。満州国である。あの時の国際連盟のように国連が機能するならばリットン調査団を送るべきだがそれはなされないだろう。大日本帝国は白人どもには鬱陶しい跳ね上がりの新興国であったが今回の勧進元は世界の富の半分を持つ新帝国だ。なし崩しに承認される可能性が高い。しかし結果として承認されるということとその過程で疑義を呈したという事実があるということは100年後の史書にどう書かれるかで大きな違いがあるのである。アメリカはケツ舐め連合国45カ国にまず承認を迫るであろう。もちろんその筆頭幇間は日本国である。かくして私たち今ここに生きる日本国民は痴呆が運営する政権を持ったがために歴史の上に恥を垂れ流すことになるだろう。新イラクは第二のイスラエルとなりイスラエルの何十倍もの国境をテロリストから守るために莫大な維持費を必要とするに違いない。イスラエルのそれはアメリカのユダヤロビ−が払っている。しかし第二のイスラエルのそれを払う最大の金主は自国の国民が貧窮で自殺することすら救えぬ極東の属国が受け持つことになるに違いない。たまには褒める。今日の天声人語はいい。http://www.asahi.com/paper/column.html<まことのことばはうしなはれ/雲はちぎれてそらをとぶ/ああかがやきの四月の底を/はぎしり燃えてゆききする/おれはひとりの修羅なのだ>。私が最も愛する宮沢賢治の『春と修羅』だ。かく生きたいと私は望み歯ぎしりしつつ修羅を走る。しかして極東の小国での歯ぎしりは前線にいる志士たちの万分の一にも満たぬ。不肖宮嶋はバグダッド籠城を続けるとの最新情報を得た。兵站こそ前線を支える。送金の試みが必死の形相の銃後によってなされたようなのである。米軍も兵站に必死である。面白い。私たちはバグダッドにいる勇士たちを通じてキチガイ戦争屋どもと闘っているのである。米軍のトマホ−クはもう半分近くを使い切ったらしい。NOVAウサギがテキサスで踊っている。<いっぱい殺せば〜いっぱい売れる〜>。狂気の春の修羅場。

153■とはずがたり:2003/04/05(土) 14:25
イギリスがイスラエルの国連決議の無視に言及するなど,イラク戦後アメリカの突出ぶりが如実に現れて総すかんを食うことを期待してます。

大体アメリカは「自由で民主的な」選挙で親米政権が出来ると思っているのかね?(日本は出来たが)アメリカ人閣僚で固めた暫定政府案などが伝わってくるとこ見ると判ってはいて民主化は反故にするのかな?

いずれにせよ米英軍が勝手に人殺しに出かけといて我々は崇高な犠牲を払ったという顔をされるのが一番腹立たしいのだが…。

154オリーブの木:2003/04/05(土) 14:34
>>153
そうですね。あまりに露骨ですからね。でもそれはないんじゃないかな?
とまれ、今回の件ではっきりしたのは国連の役割の重要さが改めてうき彫り
になったと言う点ではないでしょうか?国連の機能、権限を強化することなし
にこの新たなテロの世紀を食い止める手段はないと声を大にして言いたいですね。
それには国連のあり方を根本的に見なおさなくては・・

155■とはずがたり:2003/04/05(土) 14:45
国連総会では人口数万の小さな国から数億の大国までが等しく一票というのがおかしいのではないかと思います。安全保障理事会は国連に巨大な負担金をしている日本が常任理事国ですらないと云うのも変な感じがします。

個人的にはポスト国民国家を睨んでEUの様な超国家的機構を指向してますが道筋は遠そうです。

156■とはずがたり:2003/04/09(水) 23:14
それにしてもあっさりとバグダット陥落しましたねえ。勿論,イラク兵や民間人の犠牲者が最小限だとは決して云えない訳ですが…。

157オリーブの木:2003/04/09(水) 23:23
>156
ええっ!?ニュース見てきます。

161オリーブの木:2003/04/13(日) 12:10
  勝谷誠彦 ××日記

■2003/04/13 (日) 統一地方選挙投票日。痴呆占拠にしないようにね。

6時起床。米英がイラクの治安を維持できていないことは明確な国際法違反である。ラミロ・ダシルバ国連イラク人道調整官がアンマンで明言したことに対して日本政府はどう答えるのか。官邸記者クラブの「小役人記者」の方々がこれを月曜日に小泉にぶつけるかどうかを私たちは注視しなくてはいけない。「人の家に乗り込んで狼藉を繰り返したあげくヤリ逃げして後始末を他人に任せるようなキチガイに『友人として』一言ないんですか」と質問する記者がいれば私は大マスコミを見直すぞ(笑)。バグダッドにいる米軍の数と兵力から言えばたとえば病院だけでも重点配備をして機能させることは可能なはずだ。サダム空港に弾薬は空輸できても医薬品は送れないというのか。人数を割けない理由はわかっている。サダム一派と大量破壊兵器を探し出すのに必死だからだ。オノレの暴挙を正当化する方がイラク市民が死ぬのを防ぐ事よりも大切なのである。歴史に残る汚い戦争は終えてからもますますその腐臭を増している。人間の盾諸君。なんで帰国するのかね。今こそ病院の前に立ちふさがり暴徒が医薬品を略奪するのをその身体で止めるべきではないのかね。君たちが守りたかったのは独裁者の命運なのか人々の命なのかどっちだ。もし後者なら今こそ行けよ。私がチケット買ってやるよ。この偽善野郎。宮嶋茂樹も不肖もとい負傷したとの報が入ってきた。大した傷ではないようだが医療機関が麻痺しているので化膿などがこわい。銃後支援本部の金玉堂閣下が抗生物質の投与を指示して遠隔治療している。おい医師法違反だってば(笑)。米軍はフセイン政権の幹部の顔写真をトランプ仕立てにして兵士に配った。見つけ次第捕縛か射殺の許可を出している。東京裁判の正当性について私たちは半世紀に渡って論議してきた。東条英樹以下のやったことへの評価とは別に戦勝国がああいう形で敗者を裁くのは正しいのかと世界中が考えた。今回はトランプにして問答無用の射殺である。キチガイ白人から見てイラク人などはただの「禽獣」であり裁判をやっていただいた(笑)私たちはまだ「人間」の範疇には入れられていたのだと苦笑するしかない。米英は何世紀にも渡りかの地の人々の怨嗟の的となるだろう。見よ。カンボジア政府が新しく発行した500リエル紙幣の絵柄は日本が架けた橋だ。亡き高田警部。中田さん。血を流させるのではなく血を流したあなた方を今こそ私たちは誇りに思う。

162■とはずがたり:2003/04/13(日) 12:14
馬鹿な日本国民の輿論が,ブッシュ短時間でよくやったじゃないかなんて論調にならん事を切に望む。

地方選挙は日頃のお付き合いがものをいうまさに痴呆占拠ですね。

163オリーブの木:2003/04/20(日) 22:07
>>162
なんかそうなりつつありますね。NHKの世論調査では内閣支持率が53%に跳ねあがったそうですから(アホか!?)
本当に騙されやすい田吾作ぶりに改めて脱帽です。

164オリーブの木:2003/04/21(月) 22:51
それ見た事か・・・イラク国内反米デモに数万人
http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?cat=17&d=19reutersJAPAN111755

165■とはずがたり:2003/04/21(月) 23:17
保守派のと云うよりもかわりもんである事至上主義のサークルの後輩の見つけてきたページです。
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/y2003/pstwar.html#01b
タカ派的な見地から見ているので全面的に賛同で切るものではないし,後付の浅知恵の感じも大有りですが

●「とりまとめ」にわざと失敗?●
世界中で大勢の記者や論客が戦況の予測を誤った最大の理由は、バグダッドを南北から挟み撃ちにするために、イラク の北のトルコから南下するはずだった米陸軍の精鋭、IT化されたハイテク装備を持つ「虎の子」の第4機械化歩兵師団 が、トルコ議会の対米戦争協力決議の否決によりトルコにはいれなかったことにある。

このとき、米国の外交の失敗で、米軍はイラクの南のクウェートから北上する第3歩兵師団らに過度に依存した地上戦を 強いられた、と世界中が思い込んだ。3月末頃には、クウェートから延び切った同師団の補給線がイラク側のゲリラ攻撃で 寸断されれば米軍は苦戦し、戦争は長期化するという予測も飛び交った。

が、これは情報戦の一環だった。米軍は4月9日、トルコ入りを諦めてクウェートから北上してバグダッドをめざすことにした 第4機械化歩兵師団の到着を待たずに、バグダッドを陥落させた。つまり、米国は「トルコとの外交交渉が失敗して『虎の 子』が使えなくて、そのうえ補給線が延び切って苦しんでいる振り」をして、イラク軍を南部の砂漠地帯などにおびき出して 攻撃し、ほぼ壊滅させたのだ(『週刊新潮』03年4月10日号p.28、志方俊之・元陸上自衛隊北部方面総監の意見)。つまり米 国政府は、「虎の子」をトルコ経由で投入するための外交交渉をわざと失敗していた可能性が高いのだ。…

の部分は成る程と思った。やけにイラク軍バグダットであっさりしてたしねえ。

167ホントは社民支持@奄美大島:2003/05/01(木) 09:32
民主党の緊急事態関連法案を衆議院に提出
------------
 民主党は30日午後、「緊急事態への対処及びその未然の防止に関する基本
法案」と政府提出の武力攻撃事態対処法案への修正案を衆議院に提出した。
 基本法案は、(1)緊急事態における国の責務や、対処のための指針・理念
(2)国家権力の濫用・暴走を防ぐため、侵してはならない基本的人権、民主
的統制の原則(3)危機管理の権限を集中し、十分な人員と予算を確保した新
たな組織=危機管理庁の設置−−を規定。この基本法のもと、緊急事態の具体
的一類型である武力攻撃事態への対処に関する個別法の整備については、政府
が提出中の法案を(1)武力攻撃事態の定義と認定(2)基本的人権の保障
(3)国会承認・民主的統制のあり方(4)国民への情報提供(5)指定公共
機関の定義(6)国際法及び国際慣例の遵守(7)施行期日−−の7項目にわ
たって修正することとしている。
http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030430_01kinkyujitai.html

民主党の緊急事態対処法制資料。↓
http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/emergency.html

168■とはずがたり:2003/05/01(木) 09:37
>>167
民主の有事法案の記事をまさに貼りつけようと思ってたとこでした。
秋の時は自民党から(どうせまとまんないだろと思ってか)対案が出れば民主党案に従って修正もあるみたいな声が挙がってましたがどうなるのでしょうか。党内の旧社会党系もこの案には納得なんでしょうかね。あまり騒ぎになっていないようですが。

169ホントは社民支持@奄美大島:2003/05/02(金) 16:00
何を持ち込んだんだろ?↓
http://www.asahi.com/national/update/0502/013.html
毎日新聞が謝罪 イラクで拾った釣り鐘形の物体が爆発
------------------------------
 毎日新聞社は2日午後、アンマンの空港で起きた爆発事故が同紙記者の手荷
物によるものだったと認め、「亡くなられた方におわびします」という談話を
発表した。
 同社によると、爆発したのは、五味宏基記者の手荷物に入っていた釣り鐘形
の物体。4月11日、アンマンから陸路イラクへ入り、イラク国内の道路脇に
放置された車の周囲に散乱していた物体を拾ったという。
 五味記者は現在も身柄を拘束されており、4日にはヨルダンの検察官の取り
調べが予定されている。
    ◇
<毎日新聞社の橋本達明常務(広報担当)の話>
 アンマン国際空港における爆発事件について、事実確認に全力をあげていま
すが、当社の五味宏基・写真部記者の軽率な行動が原因とみられます。毎日新
聞社として、亡くなられた方に哀悼の意を表し、負傷された方にお見舞い申し
上げるとともに、心からおわびいたします。 (05/02 13:53)

170■とはずがたり:2003/05/02(金) 19:13
平和ぼけニッポンの象徴みたいな事件ですねえ。
俺も訳のわかんない物を土産に持って帰るなど正にやってしまいそうで,他人事ではない。

171オリーブの木:2003/05/03(土) 14:27
>>168
枝野さんによるとそれほどでもないみたいです。左右それぞれ5人づつが騒いで
いるだけで大多数の連中は以外に冷静だとか。ま、どうなるかはわかりませんが・・・

172■とはずがたり:2003/05/03(土) 19:35
左右5人の内訳が気になりますな。

173■とはずがたり:2003/05/04(日) 12:26
http://news.lycos.co.jp/topics/world/england.html?cat=2&d=03mainichi0415m098
<イラク>3分割し米、英、ポーランド軍が統制 米が 構想 (毎日新聞)
2003年5月3日(土)21時36分

米政府高官は2日、イラクを3地域に分割して米、英、ポーランドの各軍がそれぞれ統制を主導する国際治安維持部隊の構想を明らかにした。AP通信などが伝えた。 この構想はイラク戦争に反対した仏独露を排除しており、国連の参加も想定していな い。開戦をめぐって生じた亀裂の修復が難しいことを象徴している。

174■とはずがたり:2003/05/04(日) 12:32
確かに人の殺し合いは正常な神経では無理だろうなあ。

http://news.lycos.co.jp/topics/business/mcdonalds.html?cat=8&d=01hotwiredi02
覚醒剤の助けで戦闘に臨む米軍兵士たち (Hotwired)
2003年5月1日(木)16時25分

「米軍は、戦闘に臨む人間がどのようにエネルギーを蓄えたらいいかという常識的なルールには無頓着である」。陸軍大佐で戦史家のS・L・A・マーシャル氏は、第二次世界大戦中のノルマンディー侵攻を回想した著書『夜襲』(Night Drop: 1962年刊 行) でこう記した。

マーシャル氏の意見は、疲労への対処について書かれた米海軍の公式ガイドの3ペ ージ目に引用されている。昨年4月、米空軍第183戦闘航空団のパイロットたちは、こ の意見を実感した。カナダで発表された報告書によると、イラク空爆の際に誤爆をし てしまったこの航空団のパイロットたちは、その前に指揮官に対して疲労を訴え、次 の任務まで12時間あけるという「常識」がないがしろにされていると不満を表明して いたという。

指揮官が彼らに与えたアドバイスは2つだけだった。「泣き言は止めろ。軍医のと ころに行って『行くか行かないか決める』薬をもらってこい」

第183航空団のハリー・シュミット少佐とウィリアム・アンバッチ少佐の2人がカナ ダの訓練部隊にレーザー誘導爆弾を誤投下して、カナダ軍兵士4人を死亡、8人を負傷 させるという事件が発生したのは、その1週間後だった。

軍事裁判法第32条に従って、2人のパイロットを殺人・暴行・職務怠慢の罪で軍法 会議にかけるべきかどうかを決定するための審理は先日終了したが、弁護側は、カナ ダ軍兵士を殺したのはパイロットたちではなく、空軍の処方した錠剤デキストロ・ア ンフェタミン(製品名『デキセドリン』、通称「スピード」)であると主張した。

アンフェタミンは19世紀後期に発見され、喘息などの呼吸障害に用いられていた。 しかし中枢神経系を刺激する働きがあることから、1930年代までに覚醒剤やダイエット薬として広く使われるようになった。今日ではおもに睡眠障害や子どもの注意欠陥 障害に処方され、まれに鬱病にも投与される。

軍の指揮官やフットッボールチームのコーチ、それに学生たちも、同じ理由でアン フェタミンに頼ってきた。つまり、何もしなければ肉体は眠気に負けてしまうが、アンフェタミンがあれば、長時間にわたって戦闘体勢を維持できるのだ。

だが麻薬取締局によると、この薬は、深刻な副作用として精神病性の異常行動、抑鬱、不安、疲労、偏執症、攻撃性、暴力的行動、意識障害、不眠、幻聴、気分障害、 妄想を招く怖れがある。フットボールの試合の前には選手たちの食卓にデキセドリンをたっぷり仕込んだパンチボウルが並ぶのが常だったが、こういった食物はかなり前に追放された。

大学の校医も、かつては学生が試験中に「体重の問題」を訴えた場合、痩せている 学生にすら簡単に「覚醒剤」30錠を処方していたが、こういった慣習も消えて久しい。

しかし、第二次世界大戦、ベトナム戦争、湾岸戦争を通じて、兵士たちに大量のア ンフェタミンを配布し続けてきた米国防省は、これは無害なだけでなく役に立つと主 張して、この習慣を変えようとしない。

空軍医師でパイロットでもあるピート・デミトリー博士は、第32条に基づいた審理 に関連して記者会見を行ない、「米空軍は(デキセドリンを)60年間、安全に使用してきた」経験があり、「覚醒剤に関わる事故は一切確認されていない」と主張した。
空軍によると、アンフェタミンの使用は完全に任意で行なわれている。その証拠として空軍は、デキセドリンを受け取ったパイロットが署名する「インフォームド・コンセント」の書類には、服用が自由意志に基づくということが最低7回書かれている と指摘する。ところがこの書類には、パイロットが服用を拒否する権利を行使した場合、地上勤務を命じられることがあるとも記されている。

「地上勤務、すなわち飛行任務を外されるということは、どんなパイロットでも キャリアに大きな傷がつくことを意味する」と説明するのは、退役空軍少佐で、現在 『ミリタリーコラプション・コム』の編集長を務めるグレン・マクドナルド氏 だ。「米空軍はパイロットに薬物依存症になるリスクを負わせ、その健康を危険にさ らしてきた」

海軍大将として退役後、麻薬取締局の副局長を務めたユージン・キャロル氏も、ア ンフェタミンはそれほど危険でないとするデミトリー博士の見方に異論を唱えた。 キャロル氏は、第二次大戦中に空母着艦に際して注意力を高めるために、アンフェタ ミンを処方してもらった。しかし、今でもその常習性を懸念しているという。

175■とはずがたり:2003/05/05(月) 21:28
結構多民族国家なんですねえ。
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=05reutersJAPAN113129&cat=17
イラク戦後初の選挙、モスルで暫定地方政府を樹立へ (ロイター)
2003年5月5日(月)18時43分

[モスル(イラク) 5日 ロイター] イラク第3の都市モスルで、暫定地方政府の樹立に向けた選 挙が行われる。先月のフセイン政権崩壊以来、国内では初の選挙。
投票所となる公民館では、米軍が厳戒態勢を敷いている。
選挙では、各民族・宗教グループの代表200人余りがまず評議会議員を選び、その後直ちに市 長を選出する。
米軍関係者によると、議員の構成は、モスル市内からクルド人3人、キリスト教徒1人、アッシリア 系およびトルクメン系各1人、アラブ人7人。市外の部族からはキリスト教徒1人、イスラム教徒3人 など。8省庁の元当局者2人も含める。

176ホントは社民支持@奄美大島:2003/05/15(木) 18:40
時事より。ホントにトイレ? それともわざと?↓
幹部説得で“造反”1人だけ=民主党
 有事法案の15日の衆院本会議採決で、民主党の葉山峻氏が採決前に議場を
退席した。葉山氏がトイレに入っている間に採決は終了、同氏は記者団に「(法
案賛否は)決めていない」などと語った。同党では、旧社会党系など一部議員の
造反が予想されていたが、結局、葉山氏1人がトイレ中座で採決を棄権しただ
けだった。

177オリーブの木:2003/05/16(金) 00:04
でも横路Gも良く耐えてくれた。ここで反対しても与党があそこまで(曲がりなりにもだが)譲歩した以上は大義名分が立たない為、党内での発言力はよりいっそう低下してしまう。それを考えたらこれから詰める基本法や国民保護法制で少しでも影響力を保った方が得策と判断したのだろう。何はなくともこれで国民の民主党に対するネガティブな印象は多少なりとも薄まるのではないだろうか?更にこれに絡めた鳩山Gの動きも完全に封じる事ができた。法案に賛成してしまえば連中のもくろみは泡と消えるのだから党内政局的にもパーフェクトですね。後は年内に行われるであろう総選挙で政権交代して民主党主導の法案を提出すればいいのだから今回の賛成はまことに理にかなったものだと思う。

178■とはずがたり:2003/05/16(金) 00:16
最大限の譲歩を引き出し造反は正に最小限。(・∀・)イイ!!選択だったと思いますが肝心の有権者がきちんと評価してくれるのか?

179■とはずがたり:2003/05/16(金) 01:37
http://news.lycos.co.jp/topics/society/emergency.html?d=13mainichiF0514m062&cat=2
<有事法案>修正協議で与党3党と民主党が合意 今国会で成立 へ (毎日新聞-全文)


2003年5月13日(火)20時55分


与党3党と民主党は13日、幹事長会談で有事法制関連3法案の修正協議を行い、焦点の人権

保障規定について武力攻撃事態法案に人権尊重の表現を付け加えることなどで合意した。これを 受け、小泉純一郎首相と民主党の菅直人代表が国会内で党首会談を開き、最終決着した。有事法 案は14日の衆院武力攻撃特別委員会で可決、15日に衆院本会議を通過し、今国会で成立する 見通しとなった。安保の根幹の政策で、野党第1党が賛成したのは初めてのケースとなった。

合意した修正内容は、基本的人権の保障について武力攻撃事態法案3条4項に「憲法14条(法 の下の平等、貴族の禁止、栄典)、18条(奴隷的拘束及び苦役からの自由)、19条(思想及び良 心の自由)、21条(集会・結社・表現の自由、通信の秘密)その他の基本的人権に関する規定は、 最大限に尊重されなければならない」との表現を加えた。民主党が要求した6項目の人権保障規定 については、与党3党と民主党間の覚え書きで「国民保護法制で措置する」と明記した。

また、民主党が重要視していた緊急事態基本法案の取り扱いは、覚え書きに「(与党3党と民主 党の)4党間で真摯に検討し、速やかに必要な措置を取る」ことを盛り込んだ。当初自民党が提示し た「速やかに結論を得る」より踏み込むことで、民主党も基本法案の先送りに応じた。

危機管理庁については「迅速かつ的確な対処に資する組織の在り方について検討を行う」と武力 攻撃事態法案の付則に明記する。

また、武力攻撃事態法案のうち、首相の「指示」や「代執行」権限などを規定した14、15、16条 は国民保護法制の整備まで施行を先送りする。

このほか、武力攻撃事態法案の修正点として、武力攻撃事態等の認定の前提となった事実を対 処基本方針に書き込む▽国会の議決で対処措置を終了させる手続きを追加▽国民への情報提供 を基本理念に追加▽国民保護法制は「2年以内を目標に整備する」との規定を削除し、速やかに 行う旨を規定する――などでも合意した。

また、(1)指定公共機関の指定に当たっては、報道・表現の自由を侵すようなことがあってはなら ない(2)国民保護法制の整備は、武力攻撃事態法の施行から1年以内を目標とする――との付帯 決議を採択することでも一致した。


[毎日新聞5月13日] ( 2003-05-13-20:55 )

180ホントは社民支持@奄美大島:2003/05/16(金) 15:48
田中甲は有事修正案に反対。HPより転載。↓
 本日衆議院本会議においていわゆる有事関連三法案の採決が行なわれました。
その採決(起立採決)の際に、私田中甲は反対の意を表明した次第です。
 この有事関連三法案は自由民主党をはじめとする与党三党と、民主党の修正
協議によって合意がなされ、最終的に自由党も賛成に回る中、圧倒的な多数を
持って衆議院を通過するという結果となりました。多くの議員が賛成する中で、
なぜ私が反対票を投じたかをご説明したいと思います。 
  とかく重要な問題ほど審議を行なわず、枝葉の部分で時間をかけやっと合
意に至ったという形を作り、また‘01.9.11以降の世界的な反テロのう
ねりを背景とした状況と、加えて北朝鮮の核保有発言の直後一気呵成に日本の
進路を決定する重要な法案を成立させることは議席を預かるものとして、将来
に対し禍根を残すことになってはならないと慎重の上にも慎重に対応すべきも
のだと考えています。
 憲法第九条の1項、2項の文面をそのまま素直に読み取れば、我が国は自衛の
ための自衛隊すら持つことも、許されるものではありません。しかし、戦後の
拡大に解釈する解釈改憲によって自衛隊を容認しておりますが、独立した国家
であるならば、自衛のための軍備を含める備えは、当然持てるように憲法の改
正も行なうべきと考えます。しかし、同時に過去の我が国の侵略の歴史を見る
ならば、他国に侵攻する行動や、集団的自衛権における行動についても、半永
久的にその行為を放棄する宣言と、それに従った判断が我が国のあるべき姿と
認識をしています。
 この度の有事関連三法案は、集団的自衛の行使に及ぶ状況におかれても、主
権国家としての判断を下せない事態が発生することが明らかでアメリカとの安
全保障の望ましい関係から完全に外れてゆくものと思われます。アメリカから
強い要請が見え隠れする中、つぎはぎだらけの法案ではなく、守るべき平和憲
法の理念をまず堅持し、国の進路の議論についてこそ、しっかりと話し合われ
るべきものと思うのです。
  例えば、近い将来アメリカが今回のイラク攻撃同様に国連決議を待たずに、
シリアに攻撃をするという事態になった場合、日本はアメリカにほぼ無条件に
協力するということになるでしょう。
 これはまさに、我が国が主権国家としての体をなさず、この有事関連三法案
は名称を変えるならば、後方支援を行なわないといっている我が国の中に、
「米軍有事後方支援法」を作ったと言い換えることができるのです。
 誤解を避けるために申し上げておくならば、私は九条の改憲は必要だと考え、
独立した国家として自国を守る憲法を作り、同時に集団的自衛権も有するものの、
しかし断固として多国に攻め入る一切の行動を行使しない国家の姿を高々と宣言
すべきだと考えているものです。
 有事関連三法案に反対の姿勢を示した私の行動にどうぞご理解を頂き、今後
ご意見をはじめ、ご指導をいただけますようお願いいたします。

新党「尊命」代表  田中 甲

181■とはずがたり:2003/05/18(日) 11:35
北朝鮮の秘密資金の経路などが明らかになれば面白い。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=17mainichiF0518m051&cat=2
<亡命希望>北朝鮮副部長が米へ 受け入れなら核問題で緊張も (毎日新聞-全文)
2003年5月17日(土)21時57分

【ワシントン中島哲夫】朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キムジョンイル)総書記の側近で秘密資金を扱っていたとされる吉在京(キルジェギョン)労働党書記室副部長が17日、米国亡 命を希望しているとの報道をめぐり、米国は外交上の難題に直面している。亡命が実現すれば、米 情報当局は総書記に関する極秘情報を大量に獲得できるが、亡命受け入れを公表した場合、北朝 鮮側が激しく反応し、核問題での緊張に輪をかける可能性もあるからだ。

米政府は最近、北朝鮮の核、ミサイルの脅威に加えて外貨獲得手段としての麻薬輸出にも注目 し、これを取り締まる構えを示している。吉副部長がオーストラリアでのヘロイン密輸を総指揮し、摘 発された失敗への処罰を恐れて亡命を図ったという報道が事実なら、米政府にとっては「渡りに船」 だ。

麻薬輸出や米ドル偽造を含めた秘密資金獲得作戦の全容が判明すれば、摘発は容易になるだ ろう。

また、側近の供述から金総書記の生活ぶりや思考法を把握することは、極めて強い対北圧力に なる。米国が武力行使の選択肢を排除していない以上、総書記はピンポイント爆撃を考慮して執務 場所の変更が必要になるかもしれない。米国としては「瀬戸際外交」の真意も読みやすくなる。

一方、米政府は吉副部長の亡命を受け入れても、これを公表しない可能性がある。オーストラリ ア紙が先月、北朝鮮の核科学者ら約20人が南太平洋ナウルを経由して米国などに亡命したと伝 えた時、米国務省はこの報道のうちナウルへの利益供与などの部分を強く否定し、亡命そのもの が事実かどうかには一切言及しない姿勢をとった。

もっとも97年、北朝鮮の張承吉(チャンスンギル)・駐エジプト大使夫妻らが米国に亡命した際、 当時のクリントン政権はこれを公式に確認し、北朝鮮は予定されていた米朝ミサイル協議の再開を 拒否した。

今回、同種の展開になれば中国が仲介する3カ国協議の2回目開催は無期延期も同然となる。 米政府は協議をあえて先送りしたうえで強圧的な手法を選ぼうとする可能性もある。吉副部長の亡命を公表するかどうかは、難しい判断といえる。

[毎日新聞5月17日] ( 2003-05-17-21:57 )

183■とはずがたり:2003/05/28(水) 09:15
個人的にはアメリカの横暴は気にくわないが,国際社会が内政干渉は駄目という桎梏から開放されたのはでかいと評価。
いざとなったら身勝手な独裁国家アメリカが膺懲してくれるのである。我々はアメリカを批判的に監視して居ればよいのだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030528-00000119-jij-bus_all
IMF融資の禁止法案を提出=イラク対外債務軽減で−米議会
【ワシントン27日時事】イラクの対外債務軽減問題に関して、米上下両院合同経済委員会のサクストン副委員長(共和)はこのほど国際通貨基金(IMF)の支援融資を禁じる法案を提出した。27日の声明の中で、「(フセイン政権への融資という)誤った判断を下した債権者を救済すれば、モラルハザード(倫理の欠如)を助長する」と提案理由を説明した。 (時事通信)[5月28日9時2分更新]

184■とはずがたり:2003/05/28(水) 20:08
もともとオランダの植民地だった範囲と云うだけが領域のインドネシア国家に正統性は無し。早く広汎な自治権を有した連邦制へ移行するかそれが出来ぬのなら解体してしまえ。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/indonesia.html?d=28mainichiF0528e018&cat=2

<アチェ紛争>州内各地で銃撃戦 掃討作戦10日目 (毎日新聞-全文)
2003年5月28日(水)10時7分
【ジャカルタ岩崎日出雄】インドネシア政府によるスマトラ島アチェ州の独立派武装組織「自由アチェ運動」(GAM)に対する掃討作戦は28日で10日目を迎えた。州内各地で銃撃戦が頻発し、国軍によると、国軍・GAM計80人が死亡、386の学校が放火された。危険地域から比較的安全な都市部への避難民も多数発生し、泥沼化の様相を見せる紛争に住民は絶望感を募らせている。
インドネシア国軍(TNI)の発表によると、27日までの9日間にGAM兵士78人、国軍兵士・警察官計5人が死亡。GAM兵士33人が逮捕された。学校放火について、国軍はGAMによる犯行と指摘しているが、住民にGAM批判を起こさせるための治安機関の工作との見方もある。
また、州政府関係者によると、州内約5800村のうち約390村が機能停止状態に陥っているという。州内に物資を運ぶトラックが再三、襲撃に遭い、州内の物価が高騰。国軍・警察はGAMによる襲撃とみて幹線道路に車両を配置し、トラックやバスの護衛に当たっている。
一方のGAMも報道機関に独自に情報を伝えており、23日のダウドGAM報道担当幹部から毎日新聞への電子メールによると、国軍側の攻撃で53人の一般人が死亡したという。ユドヨノ調整相は26日、「国軍・警察には一般住民の人権を侵害しないよう指示している」と述べた。しかし、「25日までに住民48人が殺された」との国際機関の情報もあり、一般住民にも犠牲者が出ているのは確実だ。
戦闘地域からの避難民も数万人規模に達し、政府は20万人の避難民発生を見込んでいる。しかし、政府は26日、「(住民への)人道支援は政府を通じて行われるべきだ」として非政府機関(NGO)による直接の食糧支援等を禁止する意向を表明しており、国際援助は難しくなりそうだ。
掃討作戦は19日に始まり、国軍・警察約4万人がアチェに展開。さらに1万人の増派を予定し、半年間でGAMを一掃する目標だ。一方、GAMは兵力約5000人と言われ、装備も十分ではない。しかし、GAMは密林に身を潜めたり、一般住民になりすまして攻撃をしかけるゲリラ戦法を展開しているため、国軍・警察は効率的な攻撃ができず、壊滅させるのは容易ではない。
[毎日新聞5月28日] ( 2003-05-28-10:07 )

185オリーブの木:2003/05/28(水) 22:34
>>183
>個人的にはアメリカの横暴は気にくわないが,国際社会が内政干渉は駄目という桎梏から開放されたのは評価。
意味がよくわかりません。つまり、19世紀の帝国主義的な正義感を見とめるって事ですよね?
そもそも今回の戦争を正統化する最大の大義名分である大量破壊兵器はいまだ見つかってません。
フセイン政権はこの戦争で大量破壊兵器を一度も使ってないのは御存知でしょうか?つまり、それはイラクには
大量破壊兵器など存在しないか取るに足りないものに過ぎなかった証左だと私は思います。明らかに国際法に違
反していて周辺諸国に危害を加える可能性がある訳でない限り、武力行使はしないという大前提はなにをどう考
えても崩してはなりません。同じ事を繰り返し発言するのは気が進みませんがあなたの論法で行けばチェチェン
を侵攻したロシアやチベットを弾圧している強権国家中国にも正義の鉄槌を食らわせなければ筋が通らないです
よね?そこの所はどう兼ね合いを取るのですか?あなたの発言を聞いていると国連なんて幻想なのだからならば
アメリカに世界の警察官の役割をゆだねるしかないとしか聞こえませんがそれこそ幻想なのではないでしょうか?
テロの世紀と呼ばれない為には国連の機能を強化する以外方法はありません。その手法に乗っ取ってやる限りは
アメリカ主導でもやむを得ないと思います。まあパレスチナ問題のロードマップを見てなんとかなるのかなと判断
したのかもしれませんがあまり関係ないと思いますよ。西洋的な価値観を押し付けたアメリカの手口は中東人民の
メンタリティからしても受け入れがたいでしょうしね。

186■とはずがたり:2003/05/28(水) 23:22
>同じ事を繰り返し発言するのは気が進みませんが
>あなたの論法で行けばチェチェンを侵攻したロシアや
>チベットを弾圧している強権国家中国にも正義の鉄槌を食らわせなければ
>筋が通らないですよね?そこの所はどう兼ね合いを取るのですか?
当然,正義の鉄槌を下すのが筋ってもんだと思います。
軟弱なアメリカ野郎がロシアや中国の顔色伺っていて何もできてないだけです。
アメリカのこういうダブルスタンダードが非難されるべきではないでしょうか?
そもそもアチェを弾圧するインドネシア政府,チェチェンを弾圧するロシア政府,チベットを弾圧する中国政府の横暴に対してオリーブの木さんは怒りを感じないのでしょうか?
アメリカだけを他国へ侵略したと非難するのは片手落ちだと思いますね。

187オリーブの木:2003/05/28(水) 23:30
>アメリカのこういうダブルスタンダードが非難されるべきではないでしょうか?
私の言いたい事は正にそれでだからこそ国連を強化してこのようなばかげた事態
を少しでも解消する方向にむかうべきだというのが趣旨です。
インドネシアに関して言えばまず経済制裁で干上がらせる事から始めるべきと考え
ます。それとロシアと中国は現実的にどうすればよいのですかね?なんとも言えません。
それとアメリカとイラクの件はこれとは筋が違うのではないでしょうか?
アメリカの場合はいやしくも主権国家を正当な理由無しで侵略したのですから・・

188■とはずがたり:2003/05/28(水) 23:53
イラクに関しては軍事的に援助を行ったフランスやロシアも非難されてしかるべきです。またイラン革命への対抗上イラクを支援したのは他ならぬアメリカですしね。

理想としてはこういう軍事援助が無くなる国際社会が望ましいと思うのですが。本来は国際的な軍事物資移動の全面的な禁止をすべきなのかもしれない。

インドネシアに関しては世界は即刻経済制裁を含む断固とした姿勢を見せて欲しいですね。
インドネシアは中途半端ではありますが経済発展経路に乗ったように見えますので経済制裁の効果はでかいのではないでしょうか?

189オリーブの木:2003/05/29(木) 00:05
>>188
全く賛成です。このレスについてあなたと私に意見の相違はございません(笑)
。このダブルスタンダードが国際情勢を混乱に陥れている訳ですから今回
の戦争を奇貨として国連のあり方を詰めてもらいたいものですね。
特に武力行使についてのガイドラインをもう一度議論する必要があると思い
ます。

190■とはずがたり:2003/05/29(木) 00:21
武器輸出に関してもう少し付け加えさせて貰いますとそもそもアフリカの民族社会への武器輸出がアフリカ社会の部族間抗争が悲劇化する原因でしょう。遠因は植民地時代に形成された不自然な国境に有ると思うのですが。
大体部族社会のアフリカに無理矢理西洋風の国民国家を押しつけたのもどうかと思います。この辺も国家主権に対する全面的な信頼を置けない原因でもあります。

191■とはずがたり:2003/06/01(日) 11:37
給料日に米兵が酒に酔って暴れたりしてるようですしねえ…。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030531-00000148-mai-pol
<海兵隊削減問題>削減も検討 年内に方向性 日米政府
日米両政府は、在日米軍の兵力構成を見直す検討に入った。外務省幹部が30日明らかにした。テロや大量破壊兵器の新たな脅威に対応するため米国防総省が進める米軍の変革・再編成(トランスフォーメーション)の一環。沖縄駐留の米海兵隊削減も検討対象になる見通しで、両政府は年内にも一定の方向性を示したい考え。ただ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)などアジア地域の安全保障情勢をにらみ慎重に検討を進める方針で、両政府は「中長期的な課題」と位置付けている。
日米間では、96年の日米安保共同宣言で同地域の米軍兵力維持をうたったが、ブッシュ政権発足後の昨年12月の外交・防衛担当閣僚の日米安保協議委員会で安保協議強化を決定。「在日米軍の兵力構成が議論され得る」ことを確認した。
この合意を踏まえ、兵力構成見直し協議を今春、日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)の課長級で開始。現在、中期的な同地域の安全保障環境について協議しており、年内の同委員会で進ちょく状況を中間報告する予定という。
この問題では、29日付米紙ロサンゼルス・タイムズが、沖縄海兵隊2万人のうち1万5000人の豪州への再配置を米国防総省が検討中と報道。これに関連して、ベーカー駐日米大使は30日、報道について「ラムズフェルド国防長官は世界全体の米軍の配置を包括的に見直しているが、沖縄や韓国に限られた話ではない。見直し作業はまだ終了しておらず、沖縄など特定地域について憶測するのは時期尚早だ」と慎重な言い回しをしている。
しかし、国防総省は沖縄県の問い合わせに「沖縄からの海兵隊の撤退も考慮している」と回答。自民党幹部も30日、沖縄海兵隊削減について「米軍内で検討されていると聞いている」と語り、外務省幹部も「日米協議の対象になり得る」との見方を示した。来月2日のウルフォウィッツ国防副長官、9日のアーミテージ国務副長官来日の際、兵力構成も意見交換される見通し。(毎日新聞)[5月31日3時21分更新]

192■とはずがたり:2003/06/03(火) 11:22
まあサミットそのものは形骸化しているそうだが,アメリカの意志を示すには十分なんでしょうな。

http://news.lycos.co.jp/topics/society/summit.html?cat=2&d=03mainichi0315e011
<サミット>米大統領、途中退出し中東歴訪へ 代役は立てず (毎日新聞)
2003年6月3日(火)10時33分
ブッシュ米大統領は2日午後、主要国首脳会議(エビアン・サミット)を途中で切り上げて中東歴訪へ向かったが、米政府はサミットに大統領の代役を立てず、同日夕以降の協議から完全に手を引く形となった。言いたいことだけを言って去っていった単独行動主義的な米国の姿は、サミットの危機を浮き彫りにした。

193■とはずがたり:2003/06/05(木) 12:24
実現したらこれは大きな前進になるのでしょうが,またカラ証文となるのでしょうか。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/middleeast.html?d=04yomiuri20030604it14&cat=35
「パレスチナ国家」合意、和平行程が始動 (読売新聞)
2003年6月4日(水)21時56分
【アカバ(ヨルダン南部)=当間敏雄、永田和男】ブッシュ米大統領は4日、アカバでイスラエルのシャロン首相、パレスチナ自治政府のアッバス首相と初の3者会談を行った。 両首相は会談後、2005年までのパレスチナ国家樹立への道筋を示した新和平案「ロードマップ」(行程表)の受諾を公式に表明。ブッシュ大統領は「平和共存」に向けた新たな和平プロセスの始動を宣言した。「暴力と流血の連鎖」が断ち切れなかったパレスチナ情勢は大きな転機を迎えた。ただ、パレスチナ過激派が武装闘争継続を宣言するなど、和平への第一歩となる停戦への糸口も見えておらず、行程表の歩みには曲折が予想される。
米国とパレスチナ紛争当事者の首脳が直接会談するのは、2000年7月にクリントン米大統領(当時)の仲介により、イスラエルのバラク首相(同)と自治政府のアラファト議長がワシントン郊外で和平交渉を行って以来ほぼ3年ぶり。
会談後、シャロン首相は「イスラエルの利益になるのはパレスチナ人がパレスチナ人の国家を統治することだ。イスラエルはその国家を尊重する」と述べ、パレスチナ国家樹立による紛争決着という「2国家構想」への支持を表明した。イスラエルの首相が国際舞台でパレスチナ国家樹立への支持を明言したのは、1948年の建国以来初めて。
シャロン首相はまた、ユダヤ人入植地について、「イスラエルの法律に反する入植活動は禁止されるべきだ」と述べ、国内法で「違法」なヨルダン川西岸の仮入植地の即時撤去を表明した。
アッバス自治政府首相は「我々の目標は2国家の平和共存だ。そのための責任を果たす用意がある。ユダヤ人の苦悩も無視しない。インティファーダ(反イスラエル闘争)は終わらせるべきだ」と述べ、武装闘争の放棄を宣言した。
一方、中東新秩序構築を目指すブッシュ大統領は「直ちに目に見える取り組みをしなければならない」と述べ、双方に行程表の誠実な履行を求めた。また、現地に常駐する中東和平担当の特使としてジョン・ウルフ国務次官補を起用すると発表した。

194■とはずがたり:2003/06/05(木) 18:58
http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=04mainichiF0605m041&cat=2

<米シンクタンク調査>世界21カ国で反米感情高まる (毎日新聞-全文)
2003年6月4日(水)21時1分
【ワシントン斗ケ沢秀俊】イラク戦争を経て、世界各国で反米感情が高まり、特にイスラム圏で顕著に強いことが3日、米シンクタンク「ピュー・リサーチ・センター」が発表した世界21カ国の意識調査で明らかになった。調査は5月に面接、または電話で実施された。日本は含まれていない。
「米国が好き」と答えた人の割合は、昨夏の調査に比べてほとんどの国で減少した。特にインドネシアが61%から15%に激減し、イスラム圏での反米感情の高まりを示した。イラク戦争をめぐって米国と対立したフランスでは63%から43%、ドイツでは61%から45%へと急落した。
米国が嫌いと答えた人に「問題があると思うのは米国全体か、ブッシュ政権か」と尋ねたところ、「ブッシュ政権」との回答が多く、仏独ではそれぞれ74%に達した。
各国の指導者に対する評価は国ごとに違いが大きかったが、米英仏独ロの主要5カ国首脳の中では、平均してブレア英首相が最も信頼度が高く、ブッシュ米大統領は最低の信頼度を示した。
イラク戦争に対する評価では、フセイン政権崩壊により「イラク国民の生活が良くなる」と考えている割合は米国の87%や仏独の各76%など米欧で高い半面、イスラム圏では10ー20%台で、大きく違いが出た。
調査を監修しているオルブライト前米国務長官は「政策決定者は世界の声に耳を傾けなければならない。米国は帝国として君臨すべきではない。単独行動主義をやめ、各国と強調すべきだ」と話している。
[毎日新聞6月4日] ( 2003-06-04-21:01 )

195オリーブの木:2003/06/05(木) 23:18
>>193
どうなんでしょうね。まあそれだけアメリカも必死なんでしょうね。
あれだけ馬鹿げたことしたんですからこの問題を放置する訳には行かないでしょうし・・
でも連立を組んでいる右派勢力は連立離脱も辞さないと騒いでるしどうなる事か。

196■とはずがたり:2003/06/07(土) 16:59
http://news.lycos.co.jp/topics/world/operation.html?d=07mainichiF0607e016&cat=2
<米国防情報局>イラク大量破壊兵器「特定情報なかった」 (毎日新聞-全文)
2003年6月7日(土)10時25分
【ワシントン斗ケ沢秀俊】米国防情報局(DIA)のジャコビー副局長は6日の会見で、DIAがイラク戦争開戦前、イラクの大量破壊兵器製造施設について特定の情報を入手していなかったことを明らかにした。
情報当局の高官がイラクの大量破壊兵器所有の確かな証拠がなかったことを認めたのは初めて。ブッシュ米政権は昨秋から国連などで「大量破壊兵器の武装解除」を理由にイラク攻撃の必要性を強く訴え始めたが、この時点で、大量破壊兵器所有の証拠を得ていなかったことになる。ブッシュ政権に対する責任追及の動きが強まりそうだ。
ジャコビー氏は共和党のワーナー上院議員らと会見した。ジャコビー氏は「02年9月の時点で、イラクの大量破壊兵器製造計画の一部分として操業されている個別の施設を特定することができなかった。計画を進めている人物、施設の場所や生産物も特定できなかった」などと語った。
一方で同氏は、全体の情報を基に「(大量破壊兵器製造)計画の存在は疑っていなかった」とも述べた。
DIAは米国防総省の情報機関で、米中央情報局(CIA)などと連携してイラクに関する情報収集活動を進め、昨年9月に報告書(非公開)をまとめた。米CNNテレビは独自に入手した報告書の要約に「イラクが化学兵器を製造、保管しているとの信頼すべき情報はない」との記述があると報じた。
米国では、開戦前にイラクの大量破壊兵器の脅威を強調するために、政府が情報を操作したり誇張したとの批判がメディアや議会から出ており、戦争の正当性をめぐる論議が活発化している。
[毎日新聞6月7日] ( 2003-06-07-10:25 )

197■とはずがたり:2003/06/07(土) 17:00
必死と云うより勝者の余裕すら感じられるのですが。

198オリーブの木:2003/06/07(土) 17:43
>>197
勝てば官軍って奴ですね(苦笑)

199■とはずがたり:2003/06/08(日) 18:30
>>193が実現したら,悪い冗談みたいですが,ブッシュがノーベル平和賞取るのでは?

200■とはずがたり:2003/06/08(日) 19:03
ふーむ。
http://news.lycos.co.jp/topics/society/northkorea_spy.html?d=08mainichiF0608e024&cat=2
<万景峰号>元山港を出港せず 9日の新潟入港取りやめ (毎日新聞-全文)
2003年6月8日(日)15時30分
9日に新潟西港に入港を予定していた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の貨客船・万景峰(マンギョンボン)号から「出港していない」との連絡が8日午後、日本側の代理店にあった。万景峰は北朝鮮の元山港―新潟西港間を約28時間で運航するため、9日の入港は見送られることになった。関係当局は運航そのものがキャンセルになった可能性が高いとみて確認を急いでいる。
連絡は8日午後0時半、万景峰号から代理店に入った。同船は9日午前9時前に新潟西港に接岸し、10日午前出港予定で、積み込まれる貨物などの検査が税関によって始まっていた。
[毎日新聞6月8日] ( 2003-06-08-15:30 )

201オリーブの木:2003/06/12(木) 00:16
>>199
なんかそれって本当の意味でのブラックジョークでとてもじゃないが笑えない。
マッチポンプじゃあるまいし(笑)
でもイスラエルは入植地から撤退する気配を見せないしうまく行くとは到底おもえんが。
>>200
こうなれば徹底的に経済制裁して干上がらせればいい。
どうせ奴ら戦争する気力も金も油もないんだから。ただそうなると拉致被害者は戻ってこ
ないけど仕方ないな。向こうにいる帰国者も干上がってしまうし悩ましいがこれで独裁政権が
潰れれば東アジアは安定する。どの道、彼らとて金豚体制が続く限り生き地獄なのだから・・

202■とはずがたり:2003/06/12(木) 00:21
今回のが(力ずくで)上手くいったら貰っちゃったりして。かなーりブラックですがね。

私は日本からの輸出品が軍事転用されるおそれがあるのを聞いて経済制裁というか輸出規制してもいいような気がしますが,対立を煽る事にもなりますがオリーブの木さんは戦争は制裁しても発生しないとお考えですかね?

203オリーブの木:2003/06/12(木) 00:31
>>202
アメリカから援助を受けている重油50万トン(だったかな?)が途切れた現状では
やりたくてもできないのでは?かなり逼迫してるらしいしね。
でも日本が強硬な態度を取れば取るほど小泉内閣の支持率が上がるし、ナショナリズムと連動して右傾化が止まらない。困ったもんだ。
それと拉致家族者の会や巣食うかいの連中は上記のパターンを採用すれば拉致家族は戻ってこず、生命の危険が迫る状況をどう認識してるんかいな?

204オリーブの木:2003/06/12(木) 00:34
ま、破れかぶれでと言うパターンもなくもないと思いますがそこヲ考慮して慎重に事を進める必要はあるでしょうね。

205■とはずがたり:2003/06/12(木) 00:37
経済制裁でころりと転びそうなイメージは持っているんですがね。
多国間で時間の稼ぎながらぎゅうぎゅう締め付ける。(何しろ向こうは拉致と核開発を認めているのだから)
一冬越せば戦争したくても戦車一つ動かせないとなっていればいいのですが。
外交にここのところの株高。ほんま小泉マジックには頭が痛いです。。

206オリーブの木:2003/06/12(木) 00:42
>>205
俺はもしかの国のどこかの都市で住民蜂起でも起きれば一気にその流れは全土に波及すると思ってます。案外それは近いのではないでしょうか?自然崩壊してくれるのがベストですからね。ではおやすみなさいまし。

207■とはずがたり:2003/06/12(木) 00:44
餓死者3000万でしたっけ?蜂起が起きる力も残ってないのでしょうかね?

お休みなさいまし。

208ホントは社民支持@奄美大島:2003/06/12(木) 10:15
「フセインの生死が不明だから、いないと断言できるのか」っていう理屈には……呆。

<党首討論>首相絶叫 イラク大量破壊兵器問題で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030612-00000072-mai-pol
 小泉純一郎首相は11日の党首討論で、米英両国がイラク攻撃の根拠とした大量破壊
兵器が未発見状態であることをめぐって、民主党の菅直人代表や共産党の志位和夫委員
長と激論を交わした。
 菅氏が「発見されない場合、首相はどうするのか。判断が誤りだったと謝るか、『大
したことはない』と居直るのか」と質すと、首相は「いずれ発見されると思っている。
国連に加盟している大方の国はイラクの大量破壊兵器保有への疑念は払拭していなかっ
た」と開き直った。
 この後、志位氏も「どういう根拠で保有していると断言したのか」と追及。言葉に窮
した首相は、気色ばんで「フセイン大統領が見つかっていないから、イラクにフセイン
大統領が存在していなかったと言えますか」と絶叫する場面もあった。
 また、菅氏は首相に対し、次期衆院選に向け政策の実施年限や財源などを具体的に示
した公約「マニフェスト」を自民党として出す考えがあるかどうかを質問。首相は「マ
ニフェストは馴染みが薄い言葉。名前が変わっても公約だ。各政党が公約を掲げて戦う
のは当然だ」と答えた。【尾中香尚里、岩崎誠】(毎日新聞)[6月11日22時28分更新]

209■とはずがたり:2003/06/12(木) 10:37
頭悪い答弁でしたねえ。

210■とはずがたり:2003/06/12(木) 13:41
見通しはくらいですねえ。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/middleeast.html?d=12mainichiF0612e007&cat=2
<イスラエル>ハマスと「全面戦争」 自爆テロ受け (毎日新聞-全文)
2003年6月12日(木)8時25分
イスラエル治安当局は11日夕にエルサレムで起きた自爆テロを受け、同日夜の協議で、犯行声明を出したパレスチナ過激派のイスラム原理主義組織ハマスとの「全面戦争」を決定した。イスラエル放送などが伝えた。
イスラエルは2000年秋のパレスチナ情勢悪化以降、ハマスに対する掃討作戦を続けているが、「全面戦争」決定はシャロン政権がハマスに対し、最高幹部であっても例外なく、暗殺や逮捕の対象として同作戦を強化、最終的にハマスの組織壊滅を図るのが狙いとみられる。
これによりパレスチナ新和平案(ロードマップ)は危機的状況がさらに深まった。
イスラエル軍の武装ヘリコプターが11日深夜、パレスチナ自治区ガザ市で、ハマス活動家2人の乗った車をミサイル攻撃、この2人が死亡した。
パレスチナ治安当局筋によると、2人はいずれもイスラエル領内にロケット弾を撃ち込んだ後、逃走していたところ、上空で警戒していたヘリが発見、攻撃したという。
ガザではテロの直後にイスラエル軍が空爆し、ハマスの活動家ら計7人が死亡したばかり。(エルサレム共同)
[毎日新聞6月12日] ( 2003-06-12-08:25 )

211ホントは社民支持@奄美大島:2003/06/12(木) 16:42
共同通信速報より。

16:32 自民党がイラク特措法案了承を見送り

部会は通過したけど、総務会で揉めたのだろうか。

212オリーブの木:2003/06/12(木) 21:44
>>207
300万人だとおもいましたが・・北朝鮮全体の人口がおよそ2000万位ですからね。そう言えばポーランドの映画監督が北の人民を「完全無欠の奴隷」と表現してましたが言いえて妙ですね。スターリンに勝るとも劣らない独裁政権が存続すること自体に忸怩たる思いがします。

213オリーブの木:2003/06/12(木) 21:49
>>208
...........................................
>>210
シャロン政権とハマスの関係って北朝鮮と小泉政権に似てません?
どちらも敵が暴走してくれることによって求心力を保ってるのですから。

214ホントは社民支持@奄美大島:2003/06/13(金) 16:09
ドタバタ新法の感がぬぐえませんが……

イラク新法、自民党が了承 閣議決定前に異例の法案修正
http://www.asahi.com/politics/update/0613/009.html
 イラク国内に自衛隊を派遣するためのイラク復興支援特別措置法案について、自民党は
13日午後の総務会で了承した。政府は同日中に、安全保障会議(議長・小泉首相)と臨
時閣議を開いて法案を閣議決定し、国会提出する方針だ。
 12日の総務会では法案に対する異論が噴出。意見集約ができなかった。
 こうした党内の批判を受け、山崎拓幹事長ら党執行部は13日の総務会で(1)自衛隊
の活動のうち、「大量破壊兵器の処理支援活動」については法案から除外(2)国際基準
に合致した武器使用基準の規定盛り込みも含め、政府が自衛隊派遣に関する恒久法の早期
整備に努めることを法案付則に明記する、との妥協案を提示。総務会の了承を得た。
 政府提出の法案が、閣議決定前に修正されるのは極めて異例。
 政府はイラク特措法案と併せて、11月1日に期限切れを迎えるテロ特措法を延長する
ための改正案を13日中に国会に提出するとともに、16日にも与党3党首会談を開き、
両法案の成立に必要な国会会期の延長幅について協議する方針。公明、保守新両党はすで
にこうした方針を了承している。 (06/13 14:59)

215オリーブの木:2003/06/13(金) 22:03
>>214
しかしなんかまず始めに海外派兵ありきって感じでウンザリするな。
今のイラクの状態をわかっていればこんな法案出てこないはずなのに・・・

216■とはずがたり:2003/06/15(日) 10:03
http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=14yomiuri20030614ia01&cat=35
対北朝鮮「対話と圧力」で日米と韓国にズレ (読売新聞)
2003年6月14日(土)13時41分
【ホノルル=小川聡】対北朝鮮政策に関する日米韓3か国の局長級調整会合(TCOG)は13日、日韓両国を含めた5か国協議の開催を求める方針で一致したが、協議の中では、北朝鮮に対する「圧力」を重視する日米両国と「対話」を優先する韓国とのズレが改めて浮き彫りになり、今後に課題を残した。 外務省幹部は会合終了後、「日本は、北朝鮮には『対話と圧力』の両面作戦で臨むべきだと主張し、その必要性については意見の相違はなかった」と強調した。ただ、「どのように圧力をかけていくかについての違いは隠しようがなかった」と率直に認めた。
会合出席者によると、韓国側は12日の2国間協議で、「威圧的な表現より、前向きな表現を盛り込みたい」と主張し、共同声明で北朝鮮を刺激しないよう日米両国に強く求めた。北朝鮮が核燃料棒の再処理などにより事態を悪化させた場合の対応として、経済制裁などを念頭に置いた「追加的措置」などの直接的な表現を見送ったのはこのためだ。
一方で、日米両国は、「圧力」の具体策として、現行法の厳格適用による北朝鮮の不法行為を摘発する必要性を強調。声明で「麻薬取引と通貨偽造を含む北朝鮮関係者による不法行為を阻止することで協力する」方針を打ち出した。韓国は「北朝鮮への『圧力』と絡めるべきではない」と異論を唱えたが、日米両国が押し切った。
ただ、米国が主張した北朝鮮の大量破壊兵器や関連物資の輸出入規制については、声明での言及を見送った。韓国の慎重論に配慮したと見られる。
北朝鮮の核問題に関する多国間協議についても、日米両国が、日韓両国の参加の必要性を強調したのに対し、韓国は「米朝が対話を継続することが重要」として、多国間協議への早期参加には必ずしもこだわらない考えを示し、温度差があった。

217■とはずがたり:2003/06/15(日) 10:12
>>214-215
もともとこの「大量破壊兵器」の部分は民主党との修正協議で引っ込める予定のものだったとか。いやはや。

それにしても日本に出兵して欲しがっているのはアメリカだけだがどんなメリットがあるのでしょうかね?
一緒にやってるぞという姿勢だけなんでしょうか?
個人的には別に自衛隊の海外派兵が悪いとは思わないが,(別に特に出兵がいいとも思わないが)自衛隊の力が是非必要という場面なら兎も角,形式的に出しましたと云うだけの出兵なら出さない方がよっぽどマシなのでないか。自衛隊出すことで何か利権に預かれるのかねえ?

218■とはずがたり:2003/06/15(日) 10:20
>>212
ご指摘感謝。幾らなんでも殺しすぎですな。スターリンの粛清は何人でしたっけ?

外敵をつくるのは政権維持の基本ですからねえ。民主政治は常にマッチポンプ。

イスラエル問題はユダヤ人を差別して追っ払ったヨーロッパ人が悪いのではないかと思うのですがどうでしょう。

219■とはずがたり:2003/06/15(日) 10:25
http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=14yomiuri20030614id05&cat=35
露がWFP初拠出、北朝鮮食糧支援に1000万ドル (読売新聞)
2003年6月14日(土)14時9分
【ジュネーブ=大内佐紀】世界食糧計画(WFP)の報道官は13日、ロシアが北朝鮮に対する食料支援のため1000万ドル(約11億8000万円)を拠出したことを明らかにした。ロシアがWFPに拠出するのはこれが初めてという。 多国間協議で北朝鮮問題を外交的に解決しようというロシアの意欲の表れともいえそうだ。

220■とはずがたり:2003/06/17(火) 21:15
http://news.lycos.co.jp/topics/world/force.html?cat=2&d=17mainichiF0617e021

<米国務省>イランの反体制デモを公式に支持 報道官明言 (毎日新聞-全文)
2003年6月17日(火)10時58分
【ワシントン中島哲夫】米国務省のバウチャー報道官は16日、イランで広がった学生らによる反体制デモについて、「米政府はイランで人権の拡大や自由、現代世界に加わる機会を求めている学生、デモ隊に賛成する」と明言し、公式に支持した。また「我々はデモ隊に対する暴力の使用を懸念している」と語り、イランの治安部隊や保守派民兵組織による強引なデモ鎮圧を批判した。
報道官はしかし、米政府のデモ支持は今のところ「精神的支援、連帯の表明」だと説明し、米国が学生らを扇動し操っているといったイラン政府の主張は否定した。
一方、米国防総省の諮問機関・国防政策委員会のリチャード・パール委員は16日、ベルリンでの演説で、イランの核問題に対処する最善の方法は「イランの人々を解放することだ」と述べ、体制変革に言及した。ロイター通信が伝えた。パール氏はイラク戦争の計画立案者とされる人物。演説ではイランの反体制デモを支持し、「イランの若者たちは核兵器製造より有効な資源利用の道を見出すだろう。イラン国民が体制変革を目にしたがっている兆候が、既に見える」などと語った。
[毎日新聞6月17日] ( 2003-06-17-10:58 )

221■とはずがたり:2003/06/17(火) 22:16
次はイランなんでしょうかねえ。

http://www.asahi.com/international/update/0617/010.html

米、イランに追加議定書署名など要求 IAEA理事会

 バウチャー米国務省報道官は16日の記者会見で、同日からウィーンで始まったイランの核問題をめぐる国際原子力機関(IAEA)の理事会で、疑惑施設への査察などを認める追加議定書の署名と即時履行などを求める考えを示した。

 報道官は、このほか、理事会による懸念の表明▽イランによる核開発計画に関する問題点の改善▽未決着の疑問への回答――の計4点が必要になるとの考えを示した。

 理事会の対応については、「一致結束して声明を出すことが重要だ」と述べ、理事会声明などの形でイランに懸念を表明すべきだとの考えを示した。 (06/17 20:15)

222ホントは社民支持@奄美大島:2003/06/20(金) 08:12
本土の人は「喉元過ぎて熱さを忘れて」いますからねぇ……

日米地位協定:女性暴行事件で県民大会呼びかけ 沖縄県議長
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20030620k0000e010005000c.html
 沖縄県金武(きん)町で起きた米兵による女性暴行事件を受ける形で、沖縄県議会の
伊良皆(いらみな)高吉議長(65)が20日、県議会各派に対し、日米地位協定の抜
本改定を求める県民大会の開催を呼び掛ける。党派を超えた大会を目指すが、実現すれ
ば、3米兵による少女暴行事件(95年9月)に抗議して8万5000人が集まった
「沖縄県民総決起大会」(同年10月)以来の開催になる。
 同議長によると、米兵による女性暴行未遂事件が起きた昨年11月以降、協定の抜
本改定に向けた県民大会開催を求める声が、県議から起きた。さらに稲嶺恵一知事が
6月から、米軍基地を抱える全国13都道県へ協力を要請する全国行脚を始めており
「沖縄だけでなく、日本全国の問題として知事が提起出来るようにバックアップする
のが狙い」という。
 県議会は、知事与党の自民党や野党の護憲ネットワーク(社民)、共産など計6会
派あり、無所属を含む48人(定数48)で構成。6月定例会が始まる20日午後、
代表者会議を開いて開催を提案する。議長や野党関係者によると、超党派での開催に
は各会派とも異論はなく、合意する見込みという。
 伊良皆議長は「金武町の事件は起訴前に身柄引き渡しが実現したが、抜本改定とは
別問題だ」と語る。一方、8年前の総決起大会で事務局長を務めた玉城義和県議(革
新系無所属)は「基本的には賛成だ。ただ、超党派での多くの県民の参加を目指して、
じっくり準備すべき」と話している。【野沢俊司】
[毎日新聞6月20日] ( 2003-06-20-07:45 )

223■とはずがたり:2003/06/20(金) 11:34
何で地位協定一つ変更できないんでしょうかねえ?

224■とはずがたり:2003/06/20(金) 15:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030620-00001053-mai-int

<イスラエル>違法入植地の撤去に激しい抵抗
【エルサレム樋口直樹】新中東和平案「ロードマップ」に基づき、イスラエルのシャロン政権は19日、ヨルダン川西岸ミツぺ・イツハルで、居住者のいる違法入植地の撤去に初めて踏み切った。殺気立った数百人の入植者は、道路にバリケードを築いてイスラエル軍兵士に激しく抵抗。双方で計45人以上の負傷者を出す事態となった。この地を「神から与えられた土地」と信じる入植者らの抵抗は、中東和平実現への険しい道程を象徴している。
パレスチナ自治区ナブルスの南。ゴツゴツした岩肌の丘陵地帯を縫うように走る通称「入植者道路」から、パレスチナ人のオリーブ畑に分け入るように丘を登り切ったところに違法入植地はあった。木造平屋の建物がまばらに散らばり、周囲の丘の上に密集する新興住宅街のような一般的な入植地とは対照的なたたずまいだ。
「先に進んだら命の保証はしない。ここにいるのはみんな原理主義者だぞ」。一本道に急造された岩のバリケードを越え撤去現場に足を踏み入れると、近づいてきた若い男が私の耳元でささやいた。小さな帽子「キッパ」をかぶり、長く伸ばしたもみあげをカールした独特のスタイルは正統派ユダヤ教徒のものだ。「ここは神から与えられた土地。お前たちに邪魔はさせない」。若者の目は憎悪に燃えていた。
周囲の入植地からの助っ人を合わせ、撤去に反対する入植者側は数百人。ほぼ同数のイスラエル軍兵士は偶発事故を防ぐためか、一部を除いて丸腰だ。午後2時過ぎ。周囲に展開していた兵士が丘の一番奥に建てられた大型テントに突進し、テント内に居座った入植者を引きずり出した。
激しくもみ合い、けり合い、つかみ合う兵士と入植者たち。「軍隊など怖くない。我々には神がついている。ロードマップ? そんなもの知るか」。19歳の入植者はギラギラした目で兵士たちをにらみつけた。
ロードマップは、05年のパレスチナ国家樹立に向け、イスラエルが認めていない違法入植地などの撤去と入植活動の全面凍結を求めている。新国家建設予定地のヨルダン川西岸とガザ地区に住む入植者は約22万人。19日に撤去されたのはごく少数のユダヤ人が住む違法入植地に過ぎず、シャロン首相は大多数の入植地については撤去はおろか凍結すら認めていない。(毎日新聞)[6月20日12時51分更新]

226■とはずがたり:2003/06/28(土) 06:20
部族社会の植民地に西洋型の国民国家を持ち込んだのがアフリカの内戦多発の原因である。
国連が内政不干渉の罠に陥って居るならアメリカが横暴してもかまわんが,民主化よりも国家の解体,各部族の解放・独立,その上での緩やかな地域連合が良いんじゃないのん?

http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=27mainichiF0628m054&cat=2

<アフリカ政策>当事国らは米国介入を懸念 米大統領発表で (毎日新聞-全文)
2003年6月27日(金)19時16分

 【ヨハネスブルク城島徹】ブッシュ米大統領がリベリアのテーラー大統領の退陣を求めたことで、アフリカ諸国には、米政権が中東地域に続きアフリカ諸国にも「民主化」の大義を掲げて介入を強めるのでは、との懸念が広がっている。

 アフリカ諸国は総合的な復興計画「アフリカ開発のための新パートナーシップ」(NEPAD)で自助努力による紛争解決を掲げ、各地の内戦に積極的な対応を試行している。リベリア内戦の解決をめざし、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が仲介したガーナの和平会議もその一環で、テーラー大統領はじめ紛争当事者とガーナのクフォー大統領ら数カ国の首脳が参加した。

 しかし、その開幕日にシエラレオネの戦犯法廷の米国人検察官がテーラー大統領を起訴して大統領が退席を余儀なくされたため、関係者から「アフリカの自助努力を無視した」との不満があり、今回のブッシュ大統領の発言も「外圧」と受け止められがちだ。

 また、パウエル米国務長官が24日付の米紙ニューヨーク・タイムズで、ジンバブエ支援と併せてムガベ大統領を「独裁者」として非難し政権交代を強く求めるなど、アフリカへの干渉姿勢がにわかに目立ってきた。

 アフリカ諸国は、ブッシュ政権が国連の枠組みを無視してイラクに侵攻したうえ中東諸国への干渉を強めたことに反発しながらも、泥沼化したリベリア問題への対応を含め主体的な「グッドガバナンス」(健全な統治)をどう進めていくかが焦眉の急として問われている。

[毎日新聞6月27日] ( 2003-06-27-19:16 )

227オリーブの木:2003/06/28(土) 22:11
>>224
ハマスとPLOでイスラエルの出方しだいでは数ヶ月間、テロを停止すると言う条件で合意したというニュースがありましたが実際上手く行くんですかね?
>>226
>部族社会の植民地に西洋型の国民国家を持ち込んだのがアフリカの内戦多発の原因である。
そうですね。連中にはこの負の遺産をどう考えてるのか小1時間問い詰めたい気分にさせられます。
まあ内政干渉の件で言えばソマリアやイラク、アフガンのケースで既に答えが出てると思いますがね。

228■とはずがたり:2003/06/29(日) 04:01
それ故にアメリカの如き私的制裁は以ての外,国連軍も大国間の意見の相違で上手く機能せず。国家を越えた世界人類の平和を希求する組織が必要なのではないでしょうかね?

229オリーブの木:2003/06/30(月) 21:30
>>228
そうですね。幻想と言われようとも国連に希望を託すしかないと思われます。
でもそれは今回のイラク戦争で世界世論のマジョリティーになりつつあるのではないでしょうか?

230■とはずがたり:2003/06/30(月) 22:05
個人的には大国の意向に引っ張られ機動的に動けない国連には懐疑的です。

231オリーブの木:2003/06/30(月) 22:14
>>230
おっしゃるとおりですが現実的にはそれ以外選択肢はないと思いますよ。
でなければ現状肯定以外の選択肢はないし・・・

232■とはずがたり:2003/07/02(水) 16:48
さすがにやりすぎちゃうのん。もっと民生用に役立つものを開発すりゃあいいのに。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/force.html?d=02reutersJAPAN118718&cat=17

米国防総省、2時間以内に全地球規模の爆撃できるミサイル開発へ (ロイター)
2003年7月2日(水)9時39分


 [ワシントン 1日 ロイター] 米国防総省は今後20年間で、米国本土から2時間以内に、地球のあらゆる場所を爆撃できるミサイルを開発する意向。
 このミサイルは、「ハイパーソニック・クルーズ・ビークル」(超音速巡航ミサイルの意味)と呼ばれ、1万4483キロ(9000マイル)前後離れた場所にある標的を、攻撃する能力をもつようになるという。
 開発は、2025年ごろまでに完了の予定。
 同ミサイルは、音速の5倍以上の速度で飛行できるという。
 国防総省内で新技術の開発を行っている部門は、2週間前に目立たない形でこの計画を発表。 今回のプロジェクトは、海外の基地を使用することなく「全地球到達任務」を速やかに果たせるシステムを構築することが目的、と説明している。

236■とはずがたり:2003/07/11(金) 10:11
NHKでも北朝鮮,在日朝鮮人,日本の暴力団が覚醒剤で繋がっていたことを特集してましたねえ。今まで日本政府は何をやってきたんだ?
歴代の自民党政府こそがその失政の責めを負うべきではないか。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=10reutersJAPAN119498&cat=17

北朝鮮、マフィアのようなビジネスをしている=駐豪米大使 (ロイター)
2003年7月10日(木)20時51分


 [キャンベラ 10日 ロイター] トム・シファー駐オーストラリア米国大使は10日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が、かつてソ連から得ていた収入の代替として、フィンランドでポルノを、アフリカでサイの角を売ることに関与してきたことを明らかにした。
 首都キャンベラのナショナル・プレス・クラブで述べた。
 同大使は北朝鮮について、無法国家であり、これまでミサイル輸出に関与し、また核兵器を販売する可能性もあると指摘。
 ブッシュ米大統領と親交の深い同大使は「ソ連の崩壊で北朝鮮は財源不足に陥り、収入を補う最善策は、マフィア的ビジネスモデルとの結論に達したようだ」と述べた。
 北朝鮮は、フィンランドでポルノ、アフリカでサイの角の販売、クウェートでは通貨偽造、オーストラリアではヘロイン取引に係わってきた、としている。
 また同大使は、北朝鮮をめぐる懸案事項について、大量破壊兵器の入手・使用にとどまらず、兵器を闇市場で販売する可能性もあるとの考えを示した。

237オリーブの木:2003/07/11(金) 12:38
こいつホントにどうしようもないな。ま、ナベツネが総理になったようなもんだから仕方ないと言えばそうなのだが
ベルルスコーニ首相、ナチ発言。議長失格の声
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030711-00000014-nnp-int

238オリーブの木:2003/07/11(金) 12:39
伊独反目EU迷惑 ベルルスコーニ首相 ナチス発言 議長不適格の声

 【パリ10日坂井政美】欧州連合(EU)首脳会議の議長に七月就任したイタリアのベルルスコーニ首相の失言に端を発したイタリアとドイツの対立が泥沼化している。議長国と最大加盟国の反目が長引けば、EU内の混乱は避けられない。同首相が議長を務める今年後半は、「欧州憲法」づくりや欧州経済へのテコ入れなど重要課題が控えているだけに、「欧州のまとめ役としては不適格」(英紙)との批判も高まっている。

■欧州憲法など課題山積…

 ドイツ首相府は九日、「シュレーダー首相は今夏計画していたイタリア旅行を取りやめた」と発表した。ドイツ人への相次ぐ侮辱的な発言に「首相の怒りが爆発した」(ドイツ紙)ようだ。

 きっかけは二日の欧州議会で、ベルルスコーニ首相がドイツ選出議員をナチス呼ばわりした失言。両国首相は電話会談し騒ぎを収束させるつもりだったが、その翌日、ベルルスコーニ首相が「謝罪はしていない。皮肉を言おうとして悪く解釈されたことに遺憾を表明した」と訂正し、ドイツ側の態度を硬化させた。

 さらにイタリアの観光行政の責任者でもあるステファニ経済次官がドイツ人観光客を「超愛国主義の金髪野郎」「ビールばかり飲む酔っぱらい」とこき下ろしたうえ、発言撤回や謝罪も拒否。ドイツ側の怒りに油を注いだ。

■資質を疑問視

 ベルルスコーニ首相のEU議長には、就任前から資質を疑問視する声もあった。不信感を一気に高めたのはイタリア国会が六月に可決した「裁判凍結法」。首相任期中は犯罪訴追を免れるというもので、国営企業民営化をめぐる贈賄事件で公判中の同首相の救済が狙いなのは明白だ。

 「国政を任された者は、一般市民より優遇されてもよいのではないか」と言い切る同首相を欧州メディアは一斉に批判。「民主主義」「人権尊重」を基本理念とするEU内でも「法の下の平等に反する」との声が強まった。特に移民排斥を主張する右翼政党「北部同盟」が連立政権に参加していることが今後も火種となりそう。ステファニ次官は同党の所属だ。

■悪い癖出た?

 イタリアの出版、放送界を牛耳り、国内有数の富豪としても知られる同首相。離合集散を繰り返すイタリアの右派勢力をまとめあげたカリスマ性と、強引ともいえる政治手腕に期待する国民は少なくない。一方でマフィアとのつながりがうわさされるなどダーティーイメージもつきまとう。

 身だしなみに気を配り、カメラのアングルにも注文を付けるダンディーさが売り物の同首相だが、欧州議会でのナチス発言は、裁判凍結法やメディア支配など痛いところをしつこく突かれ、「かっとなると本音をぶちまける」(外交筋)悪い癖が出たようだ。

 ドイツの協力なしにはEUの運営は立ちゆかないだけに、どう関係改善を図るかが、欧州のリーダーの一人として力量を測る試金石となりそうだ。(西日本新聞)
[7月11日2時52分更新]

239■とはずがたり:2003/07/11(金) 12:50
イタリアは北部と南部の格差がしばしば問題になってベルルスコーニ誕生の一端を担っているのですが,イタリアそのものも青年イタリア運動によって両シチリア王国(ナポリ王国でしたっけ?)を無理矢理北部イタリアに併合したものだから無理があるのでは?
イタリアの分割,両シチリア王国の分置は有っても良いように思う。どうせEUの一員なんだし。

240オリーブの木:2003/07/11(金) 13:14
でも南部は完全に公共事業頼みだからやってけるのかな?
予断ですがナポリで言えば90年のW杯でイタリアとアルゼンチンの準決勝が行われたのですが、関係者は地元イタリアではなくマラドーナ率いるアルゼンチンを応援するのではないかと本気で心配したそうです。どう言うことかというと当時、マラドーナはナポリに所属していて数年前にナポリ及び南部のチームとして初の優勝に導いた英雄としていわば神同然に崇めたてられていました。我々をお荷物扱いする北部の連中の鼻を明かした英雄として。結局、懸念は杞憂に終わったのですがこのエピソード1つ取っても南北の対立がいかに根深いものかうかがえますね。北部の連中は「ローマより南はアフリカ」と言ってはばからないらしい。こう言うメンタリティの連中が現政権を支える原動力となってるわけです。

241■とはずがたり:2003/07/11(金) 13:51
ナポリに首都を於けばそれだけでいまはローマに吸い上げられている富がナポリへ集まるでしょうから南部へトリクルダウン(=波及)効果があるでしょう。

242■とはずがたり:2003/07/12(土) 00:41
http://news.lycos.co.jp/topics/world/eu.html?d=11mainichi1215m046&cat=2

<EU>「国歌」「国旗」を制定 諮問委員会 (毎日新聞)
2003年7月11日(金)18時47分

 欧州連合憲法を検討していたEUの諮問委員会は10日、憲法の規定でEUの「国歌」をベートーベンの第9交響楽「喜びの歌」とし、「国旗」を青字に「団結」を象徴する12の星をあしらうものにすることを決めた。またEUの「合言葉」として「多様性の中の団結」というフレーズを使用する。

243■とはずがたり:2003/07/14(月) 18:58
http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=14yomiuri20030714i103&cat=35

北朝鮮、核燃料棒8千本の再処理完了を通告…韓国報道 (読売新聞)
2003年7月14日(月)12時38分

 【ソウル=豊浦潤一】ワシントン発の韓国・聯合ニュースは13日、北朝鮮がニューヨークで8日行われた米国との非公式実務協議で、「寧辺の再処理施設で、使用済み核燃料棒8000本の再処理作業を6月30日に完了した」と通告したと報じた。

 米デューク大で朝鮮半島問題を研究する韓国の与党・民主党の張誠ミン(チャン・ソンミン)前議員が、ワシントンの消息筋から聞いた話として伝えた。一方、韓国の尹永寛(ユン・ヨングアン)外交通商相は14日、韓国CBSラジオに出演し、「再処理が完了した事実を立証するだけの科学的証拠が出てきていない」と述べた。(ミンは王の右に民)

 聯合ニュースによると、8日の協議には、北朝鮮側から朴吉淵(パク・キルヨン)国連大使と韓成烈(ハン・ソンリョル)次席大使、米国側から国務省のジャック・プリチャード朝鮮半島和平担当特使とデビッド・ストラウブ朝鮮課長らが出席、4月の米中朝協議に続く協議の方式などについて議論した。

 北朝鮮側は、再処理によって得られたプルトニウムを「核抑止力の確保のために使うほかない」と述べ、稼働中の5000キロ・ワットの黒鉛減速炉から、適切な時期に使用済み核燃料棒を抜き出す作業を進めるほか、中断していた5万キロ・ワットと20万キロ・ワットの黒鉛炉の建設も再開すると通告したという。

244■とはずがたり:2003/07/17(木) 10:47
北朝鮮4題

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=17mainichi1715m200&cat=2

<北朝鮮>多国間会議に肯定的 韓国に中国説明 (毎日新聞)
2003年7月17日(木)0時55分

 韓国の通信社、聯合ニュースが伝えたところによると、中国政府は16日、北朝鮮に特使として派遣した戴秉国外務次官と北朝鮮当局による会談の内容を韓国側に説明した。消息筋によると、中国側が「多国間協議の枠内で米朝対話を行う」方式を提示したのに対し、北朝鮮側は肯定的な反応を示したという。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=17reutersJAPAN120022&cat=17

北朝鮮、米朝中3カ国協議に前向き=米国務省高官 (ロイター)
2003年7月17日(木)8時22分
 [ワシントン 16日 ロイター] 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は核開発疑惑をめぐる米国、中国との3カ国協議再開に前向きな姿勢を示していることが分かった。中国政府高官が今週、この問題を協議するため米ワシントンを訪問する。
 米国務省高官が16日明らかにした。国務省高官は4月に米国、北朝鮮、中国の政府高官で行われた協議に触れ、「彼らは北京方式の協議再開に前向きだと聞いている」と述べた。
 また、米国は日本と韓国も含めた多国間協議を開催する意向としながらも、3カ国協議の可能性も排除しなかった。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=17reutersJAPAN120039&cat=17

軍事境界線付近で北朝鮮側と交戦、韓国側に負傷者はなし=韓国軍 (ロイター)
2003年7月17日(木)10時1分

 [ソウル 17日 ロイター] 韓国軍は17日、非武装地帯付近で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側と交戦したことを明らかにした。
韓国軍の発表によると、韓国側には、負傷者は出ていない、という。
韓国軍によると、北朝鮮は、現地時間17日午前6時10分(16日2110GMT)ごろ、非武装地帯付近に展開する韓国軍に対し4発の銃弾を発射した。韓国軍は、警告を発した後これに応戦した、という。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=17yomiuri20030717i301&cat=35

KEDO作業員、人質化の恐れで撤退方法など協議 (読売新聞)
2003年7月17日(木)3時4分

 北朝鮮で軽水炉建設を行っている朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が、8月にも予想される建設事業の中止や一時停止の決定に向けて、作業員の安全な退避と機械・部品の撤収方法について詰めの協議に入った。日韓両政府筋が16日、明らかにした。

 建設地の北朝鮮・琴湖(クムホ)地区では韓国やウズベキスタンの作業員約1100人が働いている。KEDOは作業員を船で韓国側に退避させる方針だが、韓国政府は「北朝鮮との関係が緊迫化すれば、取り残された作業員が人質になりかねない」とし、中断決定のタイミングなどについて慎重な対応を求めている。

245■とはずがたり:2003/07/18(金) 10:09
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=17reutersJAPAN120023&cat=17

イラク駐留米軍はゲリラ戦に直面=米中央軍司令官 (ロイター)
2003年7月17日(木)8時26分

[ワシントン 16日 ロイター] アビザイド米中央軍司令官は16日、ワシントンの国防総省で記者会見し、イラク駐留米軍が旧フセイン政権残党を先頭とした典型的なゲリラ戦に直面しているとの認識を示した。増大する組織的抵抗に見合った戦術を採用する必要があるとしている。
 同司令官の発言は、ラムズフェルド国防長官が6月30日の記者会見で述べた「ゲリラ戦でも組織的抵抗でもない」との内容とは対照的。イラク駐留米軍が直面しているのはゲリラ戦と断言している。
 今月に入ってフランクス司令官の後を継いだ同司令官はまた、米軍がベトナム戦争以来ほとんど経験していない長期駐留も、視野に入れるべきだとの考えを示した。
 同司令官によると、米軍はバース党の残党との戦闘を強いられており、資金源は地方の指導者からの援助だという。また、司令部が存在する証拠はないとしている。
 イスラム過激派のアンサル・アル・イスラムやアルカイダの一部など、有力な「テロ組織」が活動しているという情報も、多数寄せられているとしている。

246■とはずがたり:2003/07/18(金) 12:48
なんで参加者でこんな揉めるのでしたっけ?誰か解説求む。

http://www.asahi.com/politics/update/0718/001.html

3者協議での再開案浮上 北朝鮮核問題めぐる多国間協議

北朝鮮の核問題をめぐる多国間協議について、中国と北朝鮮との協議を踏まえ、米朝中の3者協議を再度開く案が関係国間で浮上していることが17日明らかになった。米国は近く中国と協議したうえで、日韓両国に対話の枠組みについて打診する予定。日本政府は日韓を加えた5者協議を求めてきたが、5者協議開催を前提とするなら3者協議を受け入れる方針だ。
複数の外務省幹部によると、北朝鮮は、核問題協議のため12日から訪朝した中国の戴秉国(タイ・ピンクオ)筆頭外務次官に対し、米朝対話が実現するなら多国間協議も受け入れるとの従来の主張を繰り返し、無条件での5者協議受け入れには難色を示した。一方、米朝中の3者協議をもう一度開くことについては、少なくとも拒否はせず、中国は3者協議なら受け入れる可能性があるとの心証を得たという。
戴次官は18日に訪米する予定で、3者協議後、それを拡大した多国間協議を開く案などについて意見交換をする見通し。こうした案について日本外務省幹部は17日、「中身のある対話のためには日韓も加えた多国間協議が必要だ」とする一方で、「いい全体像が描けるなら(3者協議も)あり得る」と述べ、3者協議後に日本も加えた多国間協議を開くことを北朝鮮が受け入れるなど、日本が協議に参加する道筋が示されるなら、検討の余地があるとの考えを示した。ただ、日本や韓国、ロシアといった関係国のうち、日本だけを除いた多国間協議については、日本としてはあくまで拒否する姿勢だ。 (07/18 03:09)

247■とはずがたり:2003/07/18(金) 19:11
http://www.asahi.com/national/update/0718/020.html

東京都、朝鮮総連に固定資産税課税 他自治体にも影響か

東京都は、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部(千代田区)などの土地や建物について、固定資産税の納税を求める通知書を送った。都は72年以降「外交機関に準ずる機関」として課税を免除してきたが、実態として外交機能がない部分があると判断。朝鮮総連の関連施設は全国にあり、都の方針転換は他の自治体へも影響を与えそうだ。
中央本部のほか、複数の関連施設についても固定資産税の課税対象とし、税額は年間数千万円にのぼるという。ただし、祖国訪問のあっせんを担当している一部フロアなどについては「外交機能があると認められる」として非課税扱いを継続している模様だ。
領事上の権利や義務を定めたウィーン条約に基づき、都は大使館や領事館に対して、固定資産税の課税を免除している。朝鮮総連など国交がない国や地域の施設に対しても、72年に当時の美濃部亮吉知事が「外交機関に準ずる機関」と認定し、課税してこなかった。
だが、石原慎太郎知事は方針転換を検討。記者会見などで「公館扱いにして税を払わずに済んでいる北朝鮮系の建物がある。調査し、外交特権を構えられないものと分かれば、速やかに課税する」と話していた。
都主税局は5月、総連中央本部に立ち入り調査をし、建物や土地の名義や使用実態を調査。この結果、一部で外交の機能を有していないとして課税を通知した。
朝鮮総連関連施設への固定資産税課税は、茨城県土浦市や水戸市が「公益性が薄い」として、今年度から減免措置を撤回。他の自治体でも課税検討の方針を表明している。都が踏み切ったことで、こうした動きに拍車がかかる可能性がある。
朝鮮総連側は今回の動きについて、「対応を検討しており、コメントを出せる段階ではない」としている。
(07/18 15:59)

249■とはずがたり:2003/07/26(土) 09:00
何考えてんだ?とっとと予算付けて経済産業、文部科学両省は全面的に協力しろや。

http://www.sankei.co.jp/news/morning/26kei001.htm

海底領土 「資源大国の夢」暗雲 財務省「待った」調査費要求…財政縮減
国連に資料提出間に合わぬ」国交省焦り

 “海底領土”の大幅な拡張による「資源大国への夢」(扇千景国土交通相)がかかった大陸棚調査の実現が微妙な情勢になってきた。国交省や自民党などの働きかけにもかかわらず、今後の調査に必要といわれる千数百億円の予算化に財政縮減をめざす財務省の腰が引けているためだ。「領土拡張によるデメリットは何もない」(日本鉱業協会)というのだが−。(飯塚隆志)

≪大陸棚が拡大≫

 大陸棚は従来、海岸線から二百カイリ(約三百七十キロメートル)までとされてきた。だが平成六年に発効した国連海洋法条約で、地形や地質が地続きと証明できれば、最大三百五十カイリまでが大陸棚と認定されることになった。

 日本の場合は新たに認定され得る大陸棚が国土の一・七倍分(約六十五万平方キロメートル)にのぼると推定される。自国の大陸棚と認められれば、鉱物資源の開発利用だけでなく、海の生物の利用権も得られる。ただ、認定を受けるには平成二十一年五月までに、国連大陸棚限界委員会に厳密な証明書を提出しなければならず、これまでの調査ペースでは間に合わない。

 このため扇国交相は今月八日の閣議後の記者会見で「日本の国内消費量の五千年分の金・銀・コバルト、千年分のマンガン、百年分の天然ガスが眠っている。金額にして数十兆円分です」と大陸棚調査の意義を強調。小泉純一郎首相にも国家プロジェクトとして、内閣を挙げて取り組むよう要請した。

 小泉首相も十一日の参院予算委員会で「国連の期限に間に合うよう、しっかり調査を続ける」と意気込み、十四日の政府与党連絡会議では、自民党の麻生太郎政調会長が「シーリング(概算要求基準)の枠外にしてほしい」と、調査費を別枠でつけるよう要求するなど来年度予算での調査費計上に向け、出だしは順調だった。

 だが、塩川正十郎財務相は十五日の閣議後の記者会見で「別枠は考えていない」と否定。八月末の概算要求決定まで一月余りとなったが財務省は音無しの構えだ。早期に開く予定だった関係省庁の連絡会議開催のめども立っていない。国土交通・環境担当の枝廣直幹主計官は「いたずらに大きな予算を計上しては国民は納得しない」としている。

≪千数百億円必要≫

 これに対し、国交省は「別枠で予算がつかなければ国連の提出期限には絶対に間に合わない」(幹部)と焦燥感を隠さない。調査主体の海上保安庁の今年度の調査予算は二億二千万円。今後五年間程度で必要とされる千数百億円とはけたが違う。

 海上保安庁は「千数百億円はすべて民間委託したときの費用。経済産業、文部科学両省の調査船が大々的に協力してくれれば大幅に削減できるはず」(幹部)と、期待を寄せる。だが、両省担当課は「協力する用意はあるが、別枠が決まっていない以上、検討はできない」と消極的だ。

 海底資源の開発は単なる夢物語ではないだけに、関係省庁の真剣な調整が求められている。

250■とはずがたり:2003/07/29(火) 23:53
やっぱ軍事活動に協力なんだな。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/revival.html?d=29reutersJAPAN121036&cat=17

米国、イラク治安維持活動で30カ国が協力と発表 (ロイター)
2003年7月29日(火)15時4分


 [ワシントン 28日 ロイター] 米国は、イラクにおける軍事、警察活動に協力する30カ国を発表した。
 米国務省のバウチャー報道官が28日の記者会見で明らかにした。
 一部の国は、要員派遣に必要な資金が調達できないことから、米国に財政協力を要請している。
 治安維持活動に協力を表明した国の多数が、米国のイラク攻撃を支持した。
 協力表明した国はアルバニア、アゼルバイジャン、英国、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドミニカ共和国、エストニア、エルサルバドル、グルジア、ホンジュラス、ハンガリー、イタリア、日本、カザフスタン、ラトビア、リトアニア、マケドニア、モンゴル、オランダ、ニカラグア、ノルウェー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、韓国、スペイン、ウクライナの30カ国。

251■とはずがたり:2003/08/01(金) 06:39
http://www.asahi.com/international/update/0801/001.html

北朝鮮、核問題で6カ国協議を支持 ロシアに伝達

 ロシア外務省は31日、北朝鮮が核開発問題でロシアを含む6カ国による多国間協議を支持すると伝達してきた、との声明を発表した。北朝鮮の朴義春(パク・ウィチュン)駐ロ大使がフェドートフ外務次官と会談した際、本国指導部の決定としてロシア側に伝えたという。

 声明によると、「北朝鮮指導部はロシアを含む6カ国で朝鮮半島の困難な現状を協議することを支持し、その実現に向けて積極的な努力をしている」としている。ロシアは「北朝鮮の建設的な決定を歓迎」した。

 米国との2国間協議を強く求めていた北朝鮮に対し、韓国と日本も加えるべきだとする米国の主張を、中国が仲介する形で多国間協議の可能性が模索されていた。

 北朝鮮と深いつながりのあるロシアは、自国を加えた6カ国による多国間協議の開催を主張。ロシュコフ外務次官は先週、北朝鮮が米中との3カ国協議に引き続いて韓日ロ3カ国が加わる2段階方式の多国間協議に基本的に同意した、と明らかにしていた。9月前半に北京で開催されると語った。今回、北朝鮮が「支持」を表明したことで、6者協議が実現する見通しが強まったといえる。

 しかし、声明では、6カ国協議が2段階で行われるのか、韓日ロがどういう形で協議に加わるのかなど、開催の前提条件に関する詳しいことは言及されていない。 (08/01 00:08)

252■とはずがたり:2003/08/01(金) 06:40
http://www.asahi.com/international/update/0731/011.html

北朝鮮、拉致被害者の家族帰国を打診

 日本人拉致問題をめぐって、北朝鮮が日本政府に被害者5人に限って家族を帰国させる案を非公式に打診してきていることが31日、明らかになった。日本政府は、この案では受け入れられないとしているが、交渉の中で北朝鮮がさらに譲歩してくれば、核開発問題などと切り離して「人道問題」として日朝2国間で先行的に解決することも検討する方針だ。

 政府筋によると、北朝鮮側は(1)「金正日総書記の意思」として、既に帰国している5人の拉致被害者の家族を帰国させる(2)拉致問題についてはそれで最終決着としてほしい、と日本政府に非公式に伝えたという。

 これに対し、日本政府は、北朝鮮側から「死亡した」と伝えられている8人の被害者を含め、拉致された可能性のある事案の全面的な解決を求める方針で、被害者5人の家族の帰国だけで最終決着とすることは受け入れられない、との意見が強い。

 これに関連して、小泉首相は31日昼、家族の一部を近く日本に引き渡すという韓国紙の報道について「政府間の交渉だ。日本政府は何回も水面下でそういう交渉をしている。家族を全部返すように(要請を)している」と記者団に語った。

 福田官房長官も記者会見で「交渉の中のことで言いにくいが、こちらの方から早く人道上の問題は解決してくれ、という要請は何度もしている」と述べた。

 また、核開発問題との関連については「拉致問題は(日朝)2国間の人道上の問題だ。核とは切り離して、いつでも決断できる問題だという認識をしている」と述べ、多国間協議の枠組みで調整が進む核開発問題の状況とは切り離して、拉致問題を2国間で先行解決する可能性も排除しない方針を明らかにした。

 政府内には「多国間協議の問題をやっている最中に、拉致問題だけを取り出してくる北朝鮮側の理由が見えにくい」(外務省首脳)との見方もある。日朝交渉は膠着(こうちゃく)状態が続いており、北朝鮮の提案を慎重に検討している。 (07/31 16:56)

253とはずがたり:2003/08/08(金) 12:28
上海協力機構って何?

http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200308070193.html

上海協力機構の合同軍事演習 同時テロを想定

 上海協力機構の加盟国は6日午前、カザフスタン東部の国境地帯で合同軍事演習を行った。今回の演習は反テロ行動を想定。同機構による初めての合同軍事演習となった。

 演習は、次のようなケースを想定して行われた。

 ▼国際テロ組織が人質を取って飛行機ハイジャックを行い、カザフスタン領空に侵入した。

 ▼同時に、別のテロ組織が中国・新疆ウイグル自治区の伊犂地区に潜入し、武装キャンプを設置してテロ事件を計画。

 ▼これらテロ活動が地域の安全と安定に大きな危険を及ぼしたことから、上海協力機構加盟国は外交ルートを通じて高官による軍事会合を開き、共同で反テロ行動を実施することを決定した。

 演習は2段階に分けて実施。前半はカザフスタン東部軍区司令部、後半は中国新疆軍区司令部が中核となり、他加盟国から派遣された指揮官・参謀とともに合同指揮本部を構成した。各加盟国からの部隊の一部は実弾演習に参加した。 (08/07)

254とはずがたり:2003/08/08(金) 12:32
http://216.239.53.104/search?q=cache:4cik2Nk1oucJ:www.kyoiku-shuppan.co.jp/kousha/wadai.pdf/wadai22.pdf+%E4%B8%8A%E6%B5%B7%E5%8D%94%E5%8A%9B%E6%A9%9F%E6%A7%8B&hl=ja&ie=UTF-8

「上海協力機構」とは?
―ユーラシア大陸に新たな地域協力組織が誕生―

1996年4月,中国の上海に中国,ロシア,カザフスタン,キルギス,タジキスタンの計5か国首脳が集まった。当時ロシアやカザフスタンでは,軍事費の財政への負担を軽減するため,国境地帯などでの兵力削減をはかる必要があった。また中国では,ウイグル族の分離独立運動への在外ウイグル人からの支援防止のため,周辺国との緊張緩和をはかり共同で対処する必要があった。これらの事情からこの会合では各国の国境地域における敵対的行動の禁止,軍事演習の頻度・規模の制限などを主眼とした「国境地帯における軍事分野での信頼強化に関する協定」が締結された。以後毎年1回,持ち回りによる首脳会談が定例化したほか,国防相,治安担当相などの会議も行われ,安全保障や治安維持面での協力強化に力が入れられてきた。これら5か国の集まりは通称「上海ファイブ」とよばれていたが,2000年の会合でウズベキスタンがオブザーバーとして加わり,「上海フォーラム」と改名された。ウズベキスタンはそれまでは中央アジア諸国のなかでは政治・安全保障面でロシアと距離を置いていたが,国内のイスラム反体制派へ対処する必要性などから欧米寄りであった安全保障政策を転換し,ロシアをはじめとした関係国との協調路線をとることとなった。

256とはずがたり:2003/08/19(火) 17:35
リベリア,北リベリア,東リベリアのリベリア三分割でいいじゃん。
内線の理由を知らないので何とも云えないが無理に一つの国にすること無い気がする。せめて緩やかな連邦制とか。

http://www.asahi.com/international/update/0819/003.html

政府と2反政府勢力が和平協定に調印 リベリア内戦

 ガーナの首都アクラで続いていたリベリア内戦をめぐる和平協議は18日夜(日本時間19日未明)、同国政府と2つの反政府勢力が停戦に合意し、10月までに暫定政府を樹立することなどを盛り込んだ和平協定に調印した。89年から14年間、断続的に続いてきたリベリアの内戦は、終結に向けて前進した形となったが、なお流動的な要素も残っている。

 国連筋やアクラからの報道によると、停戦協定にはリベリア政府と、北部を支配中の反政府勢力「リベリア和解民主連合」(LURD)、東部を支配する「リベリア民主運動」(MODEL)のいわゆる内戦3派の代表が調印した。暫定政府は06年の次期大統領選挙まで同国を統治することになる。暫定政府の閣僚は、近くこの3派が協議して人選と指名を始めるが、国連は3派に属さない民間人の起用を求めている。

 和平協定調印で、内戦が実際に収拾に向かうかどうかは、西アフリカ諸国の多国籍軍による兵力引き離しと、民兵の武装解除が成功するかどうかにかかっている。

 リベリアへの人道援助を続けている国際非政府組織「ワールド・ビジョン」によると同日、西隣のシエラレオネからリベリアに援助物資を運んでいた船が同国沖で沈没し、10万ドル(1200万円)相当の援助物資が失われたが、22人の乗組員は救助された。

(08/19 10:48)

257とはずがたり:2003/08/20(水) 15:10

http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=20yomiuri20030819id27&cat=35

テロ先鋭化、標的拡大…国連に大きな衝撃 (読売新聞)
2003年8月20日(水)1時57分

 19日のバグダッド市内の爆破テロが、国連のデメロ特別代表と国連を標的にしたことに関係者は大きな衝撃を受けている。フセイン旧政権崩壊後4か月を経てもいまだに不安定なイラクの状況を象徴するとともに、「抵抗勢力」が米英軍だけでなく、国連や外交団などにも攻撃標的を広げ、その戦術もますます先鋭化していることを示している。(バグダッド 秦野るり子、カイロ 岡本道郎)

 国連攻撃の理由は不明だが、国連安保理は、今月14日にイラク統治評議会を「歓迎」し国連イラク支援団創設を承認したばかりで、当初米英軍から距離を置いていた姿勢からイラク戦後統治に向けかなり踏み込んでいた。10月にはスペインでイラク支援国会議も開かれる予定だ。米政府が米軍犠牲者増に手を焼いて、国連など国際社会に支援を求めるのと並行するように、テロ・襲撃の対象は、軍以外に広がっている。今月7日には、ヨルダン大使館が同じく車爆弾によるテロの被害を受けた。

 国連自体は、12年にわたり、イラク国民が辛酸をなめた対イラク経済制裁の実施主体だったことから、国民の怨嗟(えんさ)の対象となっていたのも確かだ。

 ただし国連がイラク復興に関与すれば、米軍の存在感は相対的に薄まる。イラク復興を国際社会全体の課題とする目的があるだけに、実行犯が国連を標的とした真の理由はまだはっきりとは見えてこない。イラクの不安定さを国内外に喧伝(けんでん)するための格好の象徴として国連本部を選んだ可能性もある。

 今回の事件の犯行声明は出されていないが、人と車両を何度も厳しくチェックする国連施設前で車を爆破させるという手口は、テロのプロの仕業であることは間違いない。

 当地のイラク消息筋は、実行犯として、〈1〉イスラム教スンニ派の旧フセイン政権勢力〈2〉暴力集団〈3〉国際テロリスト――などの可能性があると指摘する。イラク国内では最近、パレスチナ、チュニジア、サウジアラビアなど国外から、対米「聖戦」を誓う者たちが流れ込んでいるとの情報が後を絶たない。イラク中部でこのほど起きた送油管爆破などを「外国人の組織だったテロではないか」(イラク統治評議会のアキラ・ハシミ議員)という声も出ており、世界各地からイスラム戦士がイラクに集結する可能性を危惧(きぐ)する声があがっていた。

258とはずがたり:2003/08/20(水) 15:33
http://www.asahi.com/international/update/0820/010.html

トゲでこすり冷水 党議違反議員にアンデス伝統の罰下る

 エクアドルの国会議員サルバドール・キスペさんが15日、所属する先住民政党パチャクティクの党議拘束に反したとして、葉にとげがあるイラクサで皮膚をこすりながら冷たい水をかけるという、アンデス伝統の処罰を受けた。

 AP通信によると、キスペさんは6日、政府提案の賃金改革に関する法案について、反対票を投じるとした党の決定に従わず、議場から退席。党の怒りをかった。

 エクアドルの司法制度では、先住民社会の伝統的な処罰を認めているという。党幹部は「規律を守らない行動は許さない」と話した。 (08/20 13:33)

261とはずがたり:2003/09/05(金) 10:11
http://www.asahi.com/international/update/0905/003.html

韓国政界で与党分裂の動き加速 改革派が新党計画委

 新旧主流派の主導権争いが続く韓国の与党・新千年民主党で4日、改革を求める新主流派議員の一部が「国民統合新党創立計画委員会」を発足させ、独自新党への動きを明確にした。旧主流派は反発を強めており、党分裂の流れがいっそう強まってきた。

 計画委を発足させたのは、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に近い新主流派議員ら25人。第一党の野党ハンナラ党側などからも賛同者を集めた上、来月にも「新党準備委員会」を正式発足させたいとしている。

 新主流派は、来年4月の総選挙で過半数を得て少数与党から脱するには大胆な党改革と若手登用が欠かせないと主張。金大中前大統領の側近ら、党運営の実権を握りながら緩やかな改革にとどめたい旧主流派との間で、対立が続いていた。

 4日開かれた党務会議で、新主流派が求める全党大会招集案が双方の激しいもみ合いの末、採決中止になり、結局、新主流派の一部が計画委発足を強行した。

(09/05 08:16)

263とはずがたり:2003/09/05(金) 10:42

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/operation.html?d=04kyodo2003090401000229

劣化ウランの急性障害か イラク駐留米兵に謎の病気 (共同通信)

 イラク駐留の米軍兵士の一部で肺炎や皮膚疾患などが広がっており、急死する例も出ている。原因は不明だが、専門家の間では、米軍がイラクで使用した劣化ウラン弾が原因との見方が浮上している。

 この問題に詳しい慶応大学の藤田祐幸助教授(物理学)は「急性の放射線障害の可能性が高い」と指摘した上で「自衛隊が汚染地に派遣されれば同様の被害を受ける恐れがある」と警告している。

 米ミズーリ州のスプリングフィールド・ニュースリーダー紙は7月16日、同州出身の男性兵士(20)が7月2日にバグダッドで倒れ、ドイツの病院に搬送された後、急死したと報じた。病院の医師は男性の家族に「肺に何らかの毒素が入り、肺炎を起こした」と説明。家族は、同じ病院で同様の症状の兵士数人が治療を受けていたと証言したという。


[ 2003年9月4日16時18分 ]

264おりーぶの木:2003/09/05(金) 17:58
>>263
化学兵器以上に害毒を垂れ流す劣化ウラン弾がなぜOKなのかが皆目わからん。
何をどう考えても理解に苦しむよ、全く。

265とはずがたり:2003/09/05(金) 20:58
>>264
劣化ウラン弾の害はまだ科学的に証明されてないんですかねえ?

268おりーぶの木:2003/09/07(日) 01:01
>>267
やっぱりな。かなり踏みこんでいたし結果出せない以上存在価値無いだろうからこうなることは予想できたがそれにしてもこんなに早く・・・
イスラエルとハマスって小泉と抵抗勢力みたいなものなのかもな。

269とはずがたり:2003/09/07(日) 01:04
イスラエルとハマスは仇敵ですし流石に一緒の政党の小泉と抵抗勢力という喩えは無理があるのでは?
不倶戴天の敵同士だがハマスのお仲間パレスチナ自治政府はイスラエルと協調しようとしている。
なんでしょう,上手い喩えが出てきませんが。。

270おりーぶの木:2003/09/07(日) 01:22
>>269
まあそうなんですけど結果的には一緒だと思いますよ。
イスラエルにとってハマスの存在は占領政策を続けられる口実を与えてくれるありがたい組織ですし、ハマスだって和平が実現した暁にはレーゾンデードルが無くなるのですから組織存続の為にはテロ活動を続けイスラエルを挑発する必要があり、両者にとって欠かせない存在だと俺は思ってます。
まあ、裏で結託しているという訳ではなく、結果としてですが。

271日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 18:34
日本の安全確保の為には今も昔もこれからも変わらず
満蒙の権益確保と朝鮮半島の安定が必要です。
何故なら中華思想の支那と不凍港確保のロシアとの衝突は避けられず
その防波堤の為にこれらの地域をしっかりと抑えておかなければなりません。

272日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 19:57
米子には陸自の駐屯地がありました。
境港では何故か北朝鮮籍の船は見かけませんでした。
海上保安庁の巡視船や水産庁の船はありましたが。
今回の山陰旅行では竹島問題で一つ発見をしました。
現在の鬱陵島が17世紀当時竹島と呼ばれ、
李朝の政策により無人島だったので米子藩士が上陸し
一時期日本が統治していたことがあったようです。
その後、朝鮮に譲ったようですが。
ちなみに現在の竹島は松島と呼ばれていたようです。

竹島問題に関してはサンフランシスコ講和条約によっても
日本の領有権は明らかに確保されているので
(鬱陵島の放棄は含まれていますが竹島は含まれていません。)
韓国政府の不法行為に対して日本は毅然とした姿勢で臨むべきです。

273日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 19:57
米子には陸自の駐屯地がありました。
境港では何故か北朝鮮籍の船は見かけませんでした。
海上保安庁の巡視船や水産庁の船はありましたが。
今回の山陰旅行では竹島問題で一つ発見をしました。
現在の鬱陵島が17世紀当時竹島と呼ばれ、
李朝の政策により無人島だったので米子藩士が上陸し
一時期日本が統治していたことがあったようです。
その後、朝鮮に譲ったようですが。
ちなみに現在の竹島は松島と呼ばれていたようです。

竹島問題に関してはサンフランシスコ講和条約によっても
日本の領有権は明らかに確保されているので
(鬱陵島の放棄は含まれていますが竹島は含まれていません。)
韓国政府の不法行為に対して日本は毅然とした姿勢で臨むべきです。

274日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 19:59
二重投稿すみません。

275とはずがたり:2003/09/08(月) 20:04
>現在の鬱陵島が17世紀当時竹島と呼ばれ、
>李朝の政策により無人島だったので米子藩士が上陸し
>一時期日本が統治していたことがあったようです。
>その後、朝鮮に譲ったようですが。
>ちなみに現在の竹島は松島と呼ばれていたようです。

面白いですね。旧米子藩の資料か何かが残っているのでしょうか?

276日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 20:10
>>275
はい。
米子の山陰歴史館に鬱陵島付近で取られた鮫が置いてありました。
さらに鬱陵島の絵図なども展示されていました。

277とはずがたり:2003/09/08(月) 20:13
個人的には千島樺太交換条約の方が惜しいと思う。
その後も日露雑居地などという状態を続けることは非現実的だったかもしれないが。

278日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 20:24
鬱陵島も朝鮮半島に睨みを効かすという意味では捨てがたい部分もありますが。
樺太に関して言えば
日露和親条約で雑居で妥協したことがむしろ問題でしょう。
サンクトペテルブルグ条約はもう後の祭りでしょう。
(樺太千島交換条約というよりもこちらの方が適当のようです。)
ポーツマス会議でもっと粘れば良かったのですが。
満鉄も捨てがたかったですしねえ。

279とはずがたり:2003/09/08(月) 20:36
当時の国力の差から日露和親条約での妥協もぎりぎりのラインだったのでしょうか。

280日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 20:43
そもそも樺太が島だというのを発見したのは誰のことやら。
その点から考えれば当時毅然とした姿勢を取らなかったことが問題でしょう。
まあ仮に日露和親条約やポーツマス条約で妥協していたとしても
日露戦争後にロシアと妥協しなければ、
北樺太は何とか取り返せたのでしょうが。
革命で混乱してましたし。

281日帝極右保守反動分子:2003/09/08(月) 20:59
まあ樺太、千島のことを言い出せば
日ソ中立条約(以下略となるわけですが。

286とはずがたり:2003/09/12(金) 13:30
Let's dutch roll...

http://www.asahi.com/international/update/0912/005.html

テロ墜落機「英雄的行為」の真実は? 報告書めぐり波紋

 同時多発テロから2年となる11日、乗客がテロリストに立ち向かって首都ワシントンへの突入を防いだとされる「ユナイテッド航空93便」の墜落現場ペンシルベニア州シャンクスビルでも、追悼式があった。米連邦議会がこのほど、伝えられる英雄的行為を微妙に修正する内容を含む報告書を公表し、波紋を投げかけている。

 93便では乗客乗員40人が犠牲になった。乗っ取られた他の旅客機がテロ攻撃に使われたことを携帯電話などで知った乗客が団結して格闘し、テロリストの意のままになるのを防ぐために自ら墜落させたと信じられてきた。

 「自己犠牲の精神で首都突入を防いだ」と称賛され、村外れの荒野である墜落現場は一躍、聖地になった。全米からの訪問者が一年中絶えない。

 だが7月末、上下両院の情報特別委員会が約800ページの包括的な「9・11報告書」を発表。言及された93便の墜落状況は、定説と違っていた。操縦室のボイスレコーダー分析の結果、墜落させたのは乗客ではなく、「抵抗を受けたテロリストのリーダーが、操縦していた手下にアラビア語で墜落を指示した」と報告されていた。

 乗客らがドアを破れず、操縦室に入れないまま墜落させられた可能性も示唆し、受け止め方によっては「抵抗が墜落を招いた」とも読めた。

 報告を担当した米連邦捜査局(FBI)は「乗客の英雄的行為をおとしめるものではない」と予防線を張ったが、遺族はすぐに声明を出した。「報告は限定的で疑問の残る分析に基づいている。さらに詳細に調べれば、献身的な行為を証明する十分な証拠が見つかるはずだ」などと訴えた。

 墜落現場の自治体関係者らも「実際に何があったのかはだれにも分からない。乗客らの勇気ある行動が首都突入を防いだのは間違いない」と反論。遺族を支援する非営利組織などとともにFBIに、さらに綿密な調査を要求している。

 11日の式典には政府から、93便の国立慰霊施設建設を担当するノートン内務長官が出席した。同長官は出席に先立って「93便の墜落現場は無私の勇気と愛国心を物語り、国と自由を愛することの真の意味を訴えかけている」とコメントを公表した。 (09/12 11:40)

287日帝極右保守反動分子:2003/09/15(月) 10:33
ここで私が使う国名をはっきりさせておきます。
中華人民共和国に対しては中共と呼ぶようにしています。
俗に「中国共産党」と呼ばれるものに対してもです。
ですが地理なものをさす時は支那を使って
支那人と呼ぶようにしています。
大韓民国に関しては韓国ですが人をさす時は朝鮮人
地理的には南朝鮮です。
朝鮮民主主義人民共和国は一般的な呼称で呼ぶようにしています。

288おりーぶの木:2003/09/15(月) 10:49
>>287
その事については後でまた述べさせてもらう。今日は気分が(・∀・)イイ!!ので余り不愉快な思いをしたくないもんだからね。

289日帝極右保守反動分子:2003/09/15(月) 10:52
>>288
別に国の呼び方は不愉快なものではないと思いますが。

290おりーぶの木:2003/09/15(月) 10:55
>余り不愉快な思いをしたくないもんだからね。
不愉快という言葉はごへいがあるので撤回するがとにかく今日は後味の悪い思いをしたくないと言うことです。
今日のような特別な日くらいはマターリ行きたいので御了承下され。

291とはずがたり:2003/09/15(月) 11:00
まああんまり愉快な呼び名だとは思えないけど,単語の使用に自分の主義主張を込めるのには基本的に賛成ですから。

今日のような特別な日とは?

292おりーぶの木:2003/09/15(月) 11:03
>>291
まあそうだけどね。
>今日のような特別な日とは?
野球坂見たらわかりますよ(笑)

293日帝極右保守反動分子:2003/09/15(月) 11:04
満州のことは決して中国東北部とは呼びません。
中共が制圧するまで
あの地域は漢民族が支配したことはないのですから。

ちなみに今、何故日本政府が支那という言葉が使えないかといいますと
敗戦直後に中共から公文書での支那という言葉の禁止を通告されて
それに屈したからだからそうです。

294とはずがたり:2003/09/15(月) 11:08
西欧型の国家が地球を席巻して以来,騎馬民族やジプシーのような非定住型民族やアフリカ諸国のような部族型社会は抑圧されてきた感がありますね。

295日帝極右保守反動分子:2003/09/15(月) 11:11
>>291
私の場合、主義・主張というよりは
こう呼ぶのが最も適切ではないかと思って
この三カ国の呼び名を決めたのですが。
支那と地理的概念で呼ぶよりも
中華人民共和国を略して中共と呼ぶ方が適切だと思います。
中国ですと自分達以外は獣だという差別的な中華思想を認めることに
なりますし。

296日帝極右保守反動分子:2003/09/15(月) 11:21
>>294
支那を制圧したことによって漢民族化が進んでしまったことが
満州人減少の原因でしょう。
溥儀は満州語をほとんどしゃべれなかったそうですから。
それと満州に支那人が入り込みましたし。
しかも中共が制圧したことで尚更それが進みましたし。

297おりーぶの木:2003/09/15(月) 11:27
一応、釈明すると不愉快と言う言葉は失言と言うか語弊があって要は今日は政治的な議論をして後味の悪い思いをしたくないと言いたかった訳で。
まあ、であるならば言わなきゃいいと思われるでしょうがこの場でスルーして後でレスするのもどうかなとおもいまして、一言触れたのですが不適当なコメントでした。

298日帝極右保守反動分子:2003/09/15(月) 12:07
台湾問題の見解も述べておきます。
台湾は独立宣言をすべきだと思います。
台湾しか支配してないのに中華民国を名乗るのも変ですし、
蒋介石が台湾に逃亡をした時点で中華民国は事実上消滅しています。
名実ともに台湾となるべきです。
西蔵、ウイグル、内蒙古への援護射撃と中共崩壊にもつながって
日本の国益にも適いますし。
李登輝氏訪日問題に関していえばこれは中共の明らかな内政干渉です。
平和五原則も含んだ日中平和友好条約違反です。
このことを日本政府は、はっきりと中共言うべきです。

299さきたま:2003/09/16(火) 22:13
>>287
>大韓民国に関しては韓国ですが人をさす時は朝鮮人
国籍と民族は違うわけで、韓国人は韓国人でしょう。
「朝鮮民族」と呼ぶのが適当かどうかは分からないですが。
元は韓国人でもアメリカ人でも帰化したら日本人です。
国籍は変えられても、民族は変えられません。
ここは峻別して論じないと、誤解を招きますよ。

300日帝極右保守反動分子:2003/09/17(水) 09:04
>>299
まあどうしても区別が必要な際は、使い分けますけどね。

301とはずがたり:2003/09/17(水) 09:54
勝手に戦争始めといてカネ出せ,軍隊だせとはねえ…

http://www.asahi.com/special/iraq_explo/TKY200309030127.html

米、イラクへの多国籍部隊参加拡大狙い、決議案を提出へ

 米政府は2日、国連の承認を受けた形でイラクに多国籍部隊の展開を目指す、新たな国連安全保障理事会決議案を近く提出する方針を固めた。米主要メディアが報じた。米兵に対するゲリラ攻撃やバグダッドの国連本部爆破事件などテロ攻撃が激化、国連要員の引き揚げなどで国連の活動も制約される事態になったことを受け、イラクの安全保障を強化し、米英主導の占領下での派兵に慎重な国々の参加を求めるのが目的。ブッシュ大統領が同日、内容を承認する署名を済ませたという。

 米ABCによると、新決議案は、安保理決議の下に多国籍部隊を展開するとしているものの、現在の英米主体の「有志連合」軍と同様、米軍が指揮権限を維持する内容になっている。

 イラクへの派兵については、パキスタン、インド、トルコ、ロシアなどが、派兵を求める明確な国連決議の採択が必要と主張してきた。

 米政府は数日中にも新決議案の草案を各国に配布したうえで、こうした国々の派兵を可能にするために必要な文言などをめぐって安保理各国と水面下の調整を進める方針だ。ただ、イラク情勢が極めて不安定化するなか、日本の自衛隊を含めて現地への派遣に対する慎重論も高まっており、新決議の採択が各国部隊の増派にどこまで結びつくかは不透明だ。

 また米英の暫定占領当局(CPA)が握る占領行政のうち、民生分野の復興などを含む経済、政治的な権限の一部を国連側に渡すことも含まれているとしている。

 イラク占領下での軍事活動については先週、アーミテージ国務副長官が、米軍の司令官が指揮を執ることを条件に、国連主導の多国籍部隊の展開を認める考えを示唆。米国務省は、パウエル国務長官とアナン国連事務総長の間で、「一つのアイデア」として協議していることを認めていた。 (09/03 12:28)

302とはずがたり:2003/09/17(水) 09:55
アメリカのイスラエル偏重政策をなくさんかぎり石原慎太郎風に云えば「テロの標的にされるのはあったりまえのこと」

http://www.asahi.com/international/update/0917/003.html

米、アラファト議長追放断念求める安保理決議案に拒否権

 国連安保理は16日、パレスチナ自治政府のアラファト議長を自治区から追放する方針を表明したイスラエルに対し、追放を断念するよう求める決議案を表決した。しかし、米国が拒否権を発動したため否決された。

 AP通信によると、安保理の15理事国のうち11国は決議案に賛成し、英独とブルガリアは棄権した。米国のネグロポンテ国連大使は表決後、「米国はアラファト氏の排除や強制的な亡命を支持するわけではない」と強調した。

(09/17 07:37)

303とはずがたり:2003/09/17(水) 10:04
http://www.asahi.com/international/update/0916/006.html

インドネシア、宗教抗争のマルク州で非常事態宣言解除

 インドネシア政府は15日、イスラム教徒とキリスト教徒の抗争があったマルク州に00年6月から出されていた文民非常事態宣言を解除した。同日、州都のアンボンで開かれた新知事の就任式でサバルノ内相が述べた。

 同州では99年1月から両勢力が衝突し、6000人が犠牲になったといわれている。事態の沈静化を受けて、今年8月に州議会議員による知事選が行われ、キリスト教徒の知事とイスラム教徒の副知事が就任した。 (09/16 12:31)

304とはずがたり:2003/09/18(木) 02:19

日本が北朝鮮体制転覆のために出来ることは何なのでしょうかねえ?

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/northkorea.html?d=17fuji28131&cat=7

拉致事実発覚から1年、朝鮮総連も「曲がり角」 (夕刊フジ)

 昨年9月の日朝首脳会談で金正日総書記が日本人拉致を認めて以来、朝鮮総連には地方組織からの批判が相次ぎ、離脱の動きが加速する。自治体による関連施設への課税の動きも広がり、財政的な打撃も…。総連は今、「大きな曲がり角」を迎えている。

 【抗議】

 「拉致は日本のでっち上げと、うそをついてきた責任を取れ」。総連中央本部(東京都千代田区)には首脳会談後、在日朝鮮人からの抗議が殺到した。

 中央本部は、不満が強い地方組織に幹部を派遣し、「火消し」に走る一方、北に批判的な報道には、新聞社やテレビ局を訪れ、抗議を繰り返した。雑誌に北の内部情報を提供した男性は「総連関係者が自宅までやって来た」と漏らした。

 公安関係者は「総連は組織引き締めに躍起だが、拉致問題で離脱の動きに拍車がかかっている」と話す。

 【税金】

 都は9月初め、中央本部などを差し押さえた。固定資産税など総額約6300万円を課税したが、朝鮮総連は納付せず、都の督促にも応じなかった。

 都は昭和47年以降、「外交機関に準ずる機関」と、総連関連施設への課税を免除してきた。だが、石原慎太郎都知事の“指令”で行った今春の調査で「外交機能がない部分がある」と判断。地方自治体による同様の課税の動きは徐々に広がっている。

 朝鮮総連は「差別だ」(中央本部財政局)と反発し、課税処分の取り消しを求めている。だが、総連茨城県県北支部が入る会館の所有者が同県日立市に納税するなど新たな動きも出始めており、総連の金庫を直撃する事態に発展することも予想される。

[ 2003年9月17日13時0分 ]

306とはずがたり:2003/09/21(日) 11:56
何処まで拡がるEU?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030921-00000101-yom-int
ラトビア、国民投票でEU加盟承認…25か国体制へ

 バルト3国のラトビアで20日、欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票が行われ、7割近い国民の賛成でEU加盟が承認された。

 EU加盟をめぐっては、すでにマルタ、スロベニア、ハンガリー、リトアニア、スロバキア、ポーランド、チェコ、エストニア、キプロスで承認されている。ラトビアが承認したことで、新規加盟する10か国すべてが加盟を承認したことになり、来年5月のEU25か国体制発足は確実となった。(読売新聞)
[9月21日8時42分更新]

308とはずがたり:2003/09/24(水) 10:04
http://www.asahi.com/international/update/0924/002.html
「軍事同盟削除を」 中朝条約改正、中国の研究所が提言

 北朝鮮が攻撃を受けた場合、中国に軍事面などの援助を義務づけた中朝友好協力相互援助条約の改正を求める意見が、中国側から公然と出始めた。国務院(政府)直属である中国社会科学院の世界経済・政治研究所が発行するオピニオン誌「世界経済と政治」9月号が、「条約の軍事同盟部分は削除すべきだ」とする論文を掲載した。

 北朝鮮の核開発問題や米朝の緊張をうけ、中国は水面下で条約の見直しを議論しているが、政府に連なる研究機関がこうした意見を公開するのは異例だ。中国内部で同様な考え方が一定の広がりを持っている表れとみることもできる。

 論文は、同研究所の沈驥如(シェン・ジー・ルー)国際戦略研究室主任が「東北アジアの安全を保つ当面の急務」と題して執筆した。

 沈氏は、北朝鮮の核開発をめぐる米朝の主張の隔たりについて「膠着(こうちゃく)状態が続けば北朝鮮に核兵器開発の時間を与えることになる」と指摘。米朝対話と多国間協議を組み合わせ、北朝鮮に核開発放棄を迫る一方、米国が強硬論に傾かないよう説得すべきだとした。

 そのうえで「中国政府は北朝鮮政府に、相互援助条約の改正を公に提起し、その中の軍事同盟の内容を削除すべきだ」と提言。理由として、(1)中国は新たな安全保障概念で軍事同盟の選択肢を捨てた(2)中国は、すでに北朝鮮の核開発に賛成しないと表明した。この問題で朝米間に戦争が起きても(北朝鮮への支援で)出兵するのは無理――と説明している。

 さらに、条約の改正を働きかけることで「たとえ中朝が一致に至らなくても、条約の存在が北朝鮮に誤ったシグナルを与えることを避けられる」と分析。北朝鮮が条約に基づく中国の軍事支援をあてにして緊張を高めることを予防する効果もあるとの見方を示した。

 中国政府は核問題を国連安保理の場で協議することについて「問題を複雑化させる」と消極的な姿勢だが、沈氏は「関係国の努力にかかわらず問題が解決できない場合、国連が解決にあたるのを阻止すべきではない」とし、経済制裁や武力による強制措置の可能性にも踏み込んで言及した。

    ◇

 中朝友好協力相互援助条約 61年7月に中朝両国が北京で署名。第2条で「双方のいずれか一方に対する、いかなる国の侵略も防止する」と定め、一方の国が武力攻撃を受け戦争状態に陥った場合、もう一方の国は「直ちに全力をあげて軍事及びその他の援助を与える」と明記されている。条約は「双方が修正もしくは終結について合意しないかぎり有効である」とされ、改正は北朝鮮との合意が必要になる。

(09/24 08:13)

309とはずがたり:2003/09/26(金) 23:19

持論でした>イラクの連邦制

http://news.www.infoseek.co.jp/world/story.html?q=26kyodo2003092601000555&cat=38
「連邦制導入が有力」 イラク準備委のザヒド委員 (共同通信)

 【ナジャフ(イラク中部)26日共同】米軍主導の占領統治下にあるイラクで、イラク人で構成する憲法準備委員会のアブドルアミール・カディム・ザヒド委員(クーファ大学文学部長)は25日、「委員会では新国家を連邦制にする動きが強まっている」と述べた。

 イラク暫定政権は近く百十数人規模の憲法制定会議を発足させ、新憲法の草案づくりに向けた動きを本格化させたい意向だが、同会議の構成員選出方法などを協議する準備委内で、連邦制導入が有力になっていることが判明したのは初めて。新憲法づくりの行方にも大きな影響を与えそうだ。

 ザヒド委員は事実上、イラクの多数派で、旧フセイン政権下で抑圧を受けてきたイスラム教シーア派を代表する立場で委員を務めている。

[ 2003年9月26日20時53分 ]

310とはずがたり【国際法】(1/2):2003/09/29(月) 14:18

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030929-00000100-mai-soci
<福岡一家殺害>中国異例の積極対応 身柄拘束し遺憾表明

 福岡市の一家4人殺害事件は28日、福岡県警の捜査員らが中国入りし、日中の捜査協力が具体的に動き出した。中国側が異例の積極的な対応をした背景には、日本との関係改善を進めようという思惑がありそうだ。事件にはまだ謎も多い。福岡県警捜査本部は、何らかの形で中国での容疑者聴取を実現させ、事件の全容解明をめざす。【中尾祐児、窪田弘由記、北京・上村幸治】

 8月25日、中国の曽慶紅・国家副主席が、訪中した野中広務自民党元幹事長に対して一家殺害事件に触れ、深刻に受け止めていると伝えた。中国の国家指導者が個別の事件に言及すること自体が極めて異例だった。

 中国公安省は8月中に王亮(21)、楊寧(23)の両容疑者の身柄を拘束した。海外で重要犯罪を犯した自国民への刑事処分を定める「国民の国外犯規定」に基づくとみられる。日本からの正式な捜査要請がない中での積極的な対応だった。その後も外務省報道官が今月25日、「深く遺憾の意を表す」と公式に述べるなど、中国政府は日本に対して最大限の配慮をしているといえる。

 中国はこの春に胡錦涛国家主席が新体制をスタートさせて以来、新思考外交と呼ばれる現実的な発想を打ち出している。その柱の一つに、強大になり過ぎた米国をけん制するため、日本との関係改善を進めておくという戦略的発想がある。

 こうした背景から、中国側が対日関係改善の障害になりかねない芽をはやく摘んでしまおうと考えた可能性がある。

 とりわけ最近は、日本で中国人による犯罪が急増。このままでは日本の中国人一般に対する印象が悪化し、日中間のさまざまな分野の交流に影響を及ぼしかねないと判断したとみられる。

 さらに中国はここしばらく、新型肺炎「重症急性呼吸器症候群」(SARS)をめぐる騒ぎで日本からの訪問者が激減した。このため9月には、日本人観光客、ビジネスマンに対してビザなし渡航を認めた。当局者がイメージ回復に懸命になっている時期に事件が発覚しており、従来以上に捜査に力を入れたとみることもできる。

 王、楊両容疑者の出国が分かった当時、福岡県警には「これで事件は難しくなる。中国側の協力にはあまり期待出来ない」という悲観論が強かった。ある捜査員は「これまでも、犯人は割れたのに中国に帰国した後で、捜査が止まった事件がある」とこぼした。

 ところが、中国側は公式協議を待たずに2人の身柄を確保した。佐藤英彦警察庁長官は会見で「異例の対応だ」と述べ、驚きを隠さなかった。捜査本部にとっては「うれしい誤算」で、今後への期待感が広がっている。

 福岡県警が逮捕した魏巍容疑者(23)は「強盗目的で3人でやった」と供述。中国に拘束された2人も「誰にも依頼されていない」と供述しているという。

311 とはずがたり【国際法】(2/2):2003/09/29(月) 14:18

 しかし、矛盾点がいくつも浮かんでいる。(1)強盗目的なのに事前に死体遺棄の準備をし、危険を冒して遺体を海に捨てている(2)家中を物色した痕跡がない(3)トランクが荷物でいっぱいの被害者の車で4人分の遺体を乗せ、3容疑者も乗って1回で運ぶのは不可能(4)被害者宅は車がベンツであること以外はごく普通の民家で、なぜ目標にしたのか不明――などだ。このため捜査本部は「黒幕説」を捨てておらず、中国での派遣聴取に期待している。

 中国でどれだけの捜査ができるのかはまだ不透明だ。警察庁幹部は「まず2人の供述を把握しなければならない。こちらの捜査、供述内容とのつき合わせから始まる」と話す。

 日本の捜査当局によると、派遣された捜査員は、中国の取り調べに「同席」するだけで、事情聴取する権利は持たないとみている。 このため両国が捜査資料や供述内容を持ち寄ったうえで、新たに2人に対する取り調べ方針を固め、中国側捜査員が事情を聴くのに同席して確認することになりそうだ。その中でどれだけ全容解明できるかにかかっている。

 今後、2容疑者はどうなるのか。身柄が日本側に引き渡される可能性について、日本の捜査幹部は「ありえない」と断言する。日本が逃亡犯罪人の身柄引き渡しの条約を結んでいるのは米国と韓国だけだからだ。

 外国機関との話し合いには「相手国に要求して認められたことは、相手国から同じ要求がなされた場合に自国も認めなければならない」という「相互主義」のルールがある。今回、中国に身柄の引き渡しを求めて認められれば、中国からの同様の依頼に日本が拒否できなくなる。条約のないまま、主権を超えたルールが出来上がってしまうような要求はできないという。

 中国当局は、2容疑者について、日本に代わっての「代理処罰」ではなく、国外犯規定に基づいて捜査しているとみられる。小口彦太・早稲田大教授(現代中国法)によると、公安当局が検察院の承認を得て2人を逮捕している場合、原則として2カ月以内に送検しなければならない。送検後、検察院は原則1カ月以内に起訴するかどうかを決めなければならない。

 中国刑法の量刑は日本の刑法より重く、一家4人殺害となれば、死刑が求刑される可能性が高い。中国の刑事訴訟法によると、刑事裁判は原則1カ月以内に判決を出さなければならず、2人が起訴事実を認めれば、速やかに極刑判決が出される公算が大きいという。

 小口教授は「事件の舞台は日本国内なので、日本の捜査当局から協力を得なければ中国側も起訴に持ち込めない。そうした捜査協力の例はあまり聞いたことがなく、今回がテストケースになるのではないか」と話す。

 福岡市の一家4人殺害事件

 6月20日、福岡市東区の箱崎ふ頭の海中で、同区馬出4、衣料品販売業、松本真二郎さん(当時41歳)▽妻千加さん(同40歳)▽長男海(かい)君(同11歳)▽長女ひなちゃん(同8歳)の一家4人が手錠やおもりを付けられた遺体で見つかった。4人は同日未明に自宅で襲われたことが判明。手錠などを購入したのは中国人の元日本語学校生、王容疑者と分かったが、同居の元私立大留学生、楊容疑者と共に既に帰国。福岡県警は元専門学校生、魏容疑者を別の容疑で逮捕し、殺害の自供を引き出した。中国公安省も王、楊両容疑者を拘束した。(毎日新聞)
[9月29日2時30分更新]

312とはずがたり:2003/10/21(火) 15:16
憲法上?慣例上?どういう与党構成になっているのでしょうかな

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/swiss.html?d=20mainichiF1020e012&cat=2&typ=t
<スイス>右派の国民党が第1党に躍進 上下両院選 (毎日新聞)

 【ジュネーブ大木俊治】19日行われたスイスの上下両院選挙は同日深夜(日本時間20日早朝)までの開票作業の結果、右派の国民党が27.7%を獲得、前回1999年の得票率を5.2%上回り、史上初めて国民議会(下院、定数200)の第1党に躍進することが確実になった。同党はこの結果を受け、12月の閣僚選でポスト増を求める構え。国連や人権団体は、難民規制など同党の主張が政権に与える影響を懸念している。

 各州の暫定開票結果に基づくスイス放送の予測によると、下院の政党別議席は19日夜(日本時間20日朝)の段階で▽国民党55(前回比11増)▽社会民主党54(同3増、得票率24.2%)▽急進民主党36(同7減、16.0%)▽キリスト教民主党27(同8減、12.9%)など。全州議会(上院、定数46)の確定議席は国民党7▽社民党5▽急進民主党11▽キリスト教民主党13で、上下両院を合わせても国民党が最大勢力となる見込みだ。

 スイスでは59年以来、社民党2▽急進民主党2▽キリスト教民主党2▽国民党1の代表計7人で内閣を構成する仕組みが続いてきたが、国民党は選挙結果を反映して配分を見直すよう求めている。
[毎日新聞10月20日] ( 2003-10-20-09:56 )

313とはずがたり:2003/10/22(水) 19:04

ほんとにアメリカの無神経ぶりは…。腹が立つなあ。
イスラームで犬が不浄だと云うことを知らずにやっているのか知っててもいいと思っているのか?
まあ俺がイスラムで犬が不浄だと知ったのも最近なんすけどね。

http://www.asahi.com/international/update/1022/006.html
米軍の犬使用めぐり文化摩擦、イラク石油省職員スト

 バグダッドのイラク石油省庁舎前で21日、米軍がイスラム教では不浄とされる犬を使って爆発物探知などの安全検査をしたことに対し、同省職員ら約200人が反発してストライキを行った。同庁舎で犬を使った検査はこれまでなかったといい、文化摩擦に火がついたようだ。

 同日朝、女性職員が犬によるハンドバッグの検査を拒否したところ、手錠をかけられた。この話が庁舎内に広まって他の職員も反発、一斉に職場放棄したという。

 スト参加者のアリさんは「犬が私たちイスラム教徒の衣服に触れ、においをかぐなんて、耐えられない」。サードゥーンさんも「イラク人の尊厳にかかわる問題」と怒っていた。

 AFP通信によると、米軍は庁舎向かい側の広場に集まっていた職員らを威嚇発砲で解散させた。

 米軍スポークスマンは「イラク統治評議会とは、犬を家宅捜索には使わないという合意をしただけだ。薬物や爆発物検査に犬を使っているアラブの国はある」と述べた。

 石油省庁舎は米軍の警備が特に厳しく、出勤時には1時間近くも行列を作ることがあり、職員の間で不満が高まっていたという。 (10/22 12:01)

314ホントは社民支持@奄美大島:2003/10/23(木) 16:08
お久しぶりです。

>>312
たぶん慣例上です。1959年以来恒常的に続く4党大連立は「魔法の公式」体制とまで言われています。
ちなみに7名の閣僚配分比も40年近く変わっていません。そんな不思議な体制が長続きしている理由
として、スイスの「友好的妥協」(宗教対立を和解させたウェストファリア条約に起源を持つ紛争解
決原則。多数決よりも全集団による合意形成を重んじる。ちなみに、スイスの7名の閣僚は1年交代で
大統領を輪番で行うため、特定党派によるポストの独占が起こらないことも合意形成のための重要な
要素らしい)とかいう政治文化のためらしい、何かの本にのっとりました。
 また、例え議会が全会一致で議決しても、後に国民投票でひっくり返すという手段が国民にある、
ということもこれに作用しているようです。
 あと、野党としては緑の党や自由党があるようです。といっても両党で10%足らずですが。

315とはずがたり:2003/10/23(木) 16:13
ありがとうございます&お久しぶりでございます。
なるほど,独自路線が大好きなスイス国民ちっくな独自の方法ですねえ。
レバノンみたいにそれによって国家が分裂してしまわないところも流石です。

316とはずがたり:2003/10/24(金) 23:29

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031024-00000153-kyodo-int
宋美齢さんが死去 台湾の故蒋介石総統夫人

 【台北24日共同】日中戦争、国民党と共産党の内戦など激しく揺れ動いた中国近代史の中で、数奇な運命をたどった台湾の宋美齢・故蒋介石総統夫人が23日午後11時17分(日本時間24日午後零時17分)、ニューヨークの自宅で死去した。105歳。死因は不明。
 浙江財閥、宋家の三女として上海に生まれた。長姉は財閥で国民政府財政部長(財政相)を務めた孔祥煕夫人の宋靄齢、2番目の姉は中国革命の父、孫文夫人の宋慶齢・中国名誉国家主席。3人は「宋三姉妹」として知られた。
 2人の姉のほか、国民政府行政院長(首相)を務めた宋子文ら3兄弟も既に他界しており、20世紀の中国近代史を動かした「宋・蒋家王朝」は名実ともに終わった。(共同通信)
[10月24日18時48分更新]

317とはずがたり:2003/10/27(月) 23:29

http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=615149
カンボジア、総選挙後3か月過ぎても組閣できず
2003 年 10 月 27 日

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【バンコク=吉形祐司】カンボジア総選挙の投票から27日で3か月が過ぎたが、今なお組閣の出来ない状態が続いている。第1党の人民党が内閣名簿の承認に必要な3分の2議席に届かず、閣僚ポストを巡って主要3党が綱引きを演じているからだ。政局がらみの殺傷事件さえ起きる有り様で、カンボジア政治の恒常的な汚濁は一向になくなりそうにない。

98年の前回選挙では組閣まで4か月を要した。今回の選挙では、下院123議席のうち人民党が73議席、与党第2党だった民族統一戦線(フンシンペック)が26議席、野党のサム・リャンシー党が24議席を獲得。フン・セン首相が副党首を務める人民党は、3分の2議席に届かなかった。人民党はフンシンペックに連立組閣を打診していたが、フンシンペックは、フン・セン政権下で与党ながら独自性を奪われたことからこれを拒否。飛躍的に票を伸ばしたサム・リャンシー党に接近した。フンシンペックとサム・リャンシー党は、フン・セン首相の退陣を要求、9月末に開かれた初の国会もボイコットし、首相とのこう着状態が続いている。

両党の本音は、「混乱を利用して、どれだけ人民党から閣僚ポストをもぎとれるか」(在プノンペン外交筋)にある。法整備が不十分なカンボジアでは、投資や政府調達などで“袖の下”が簡単にものを言うため、「利権の甘い汁にありつきたいのだろう」(地元記者)と冷ややかに見る向きもある。下院は機能マヒ状態に陥り、正副議長の選出や委員会の設置も出来ていない。

事態を憂慮したシアヌーク国王は今月20日、3党党首を王宮に招き、権力分有を促そうとしたが、直前にフンシンペック寄りのラジオ局記者が射殺されたため、会談は延期された。21日には、フンシンペックの選挙戦に協力した女性歌手と母親も狙撃され、母親が死亡するなど、政治がらみと見られる暴力事件が続発している。

国連総会は今年5月、旧ポル・ポト政権下で起きた大量虐殺を裁く特別法廷の設置を認める決議案を採択したが、国会が機能しなければ批准できず、裁判の開始にも影響を与えかねない。カンボジアは今後、31日にシアヌーク国王の81歳の誕生日をはじめ、伝統の水祭り、独立記念日など諸行事が続くことから、混迷する政局の打開にはなお時間がかかりそうだ。

318ホントは社民支持@奄美大島:2003/10/30(木) 14:41
次の選挙では自民党に抜かれたりするんじゃないのか?

英保守党首が辞任 党勢低迷、信任投票で敗れる
http://www.asahi.com/international/update/1030/005.html
 英国の野党・保守党のダンカンスミス党首(49)が29日夜、辞任を表明した。この日、同党下院議員によって信任投票が行われ、不支持90票、支持75票と敗れたため。チャーチル、サッチャー元首相らが輩出した同党だが、党勢の低迷は深刻で、指導力を問われていた。

 新たな党首選びは、議員による予備選で候補者を2人に絞り込んだうえで党員投票が行われる仕組み。前回は約3カ月かかった。ハワード元内相(62)が意欲を示している。

 ダンカンスミス氏は01年9月、保守党首に就任。曽祖母(そうそぼ)は日本人。ブレア首相(50)より若いが、鋭い弁舌を誇る首相に対し、穏やかな語り口で「静かな男」と呼ばれた。

 イラクの大量破壊兵器をめぐる情報操作疑惑などでブレア政権は支持率を落としたが、同氏は有効な論争をしかけられなかった。さらに、夫人が実質的な勤務を伴わないのに、公費から秘書給与を受け取っていた疑惑も浮上。

 97年の総選挙で政権を失った保守党内からは、05年とも予想される次期総選挙で勝つには党首交代が必要との声が噴出していた。

(10/30 10:32)

319とはずがたり:2003/10/30(木) 15:14
>>318
情報感謝っす。

イギリスの政党のページです。
http://www.aki-kaeul.com/ess/ukel2001.html

歴史があんだけあれば単純小選挙区制でも二大政党制にはならないんですな。

320とはずがたり:2003/10/30(木) 15:20
力の連鎖に賢明なイスラエル人も気付いてきましたか?

http://www.asahi.com/international/update/1030/004.html
与党リクード退潮、労働党が躍進 イスラエル統一地方選

 イスラエルの約150都市で28日、首長と地方議員を選ぶ統一地方選が行われた。イスラエル紙イディオト・アハロノトによると、右派与党リクードが主要12都市中3都市で市長のポストを失い、2都市で野党労働党の市長が新たに誕生した。

 今年1月の総選挙で大勝したリクードの地方レベルでの退潮は、パレスチナとの衝突激化で長引く不景気と失業率の悪化など、身近な経済問題で有権者が「現政権の失策」を感じ取り、背を向けた結果と受け止められている。ハアレツ紙論説委員のアキバ・エルダール氏は「イスラエルの和平派は今月に独自の和平案を発表するなど、長年の冬眠から目覚めた兆しがある。今回の選挙結果も野党の活発化を示すものとして注目できる」と語っている。

 最大都市エルサレムは今年6月に前市長の国政転出に伴う市長選を行い、リクード候補が独立系の超正統派候補に敗れている。第2の都市テルアビブでは労働党の現職が大差で勝った。 (10/30 01:45)

321とはずがたり:2003/10/30(木) 17:42
国として関わってきたことを隠蔽しようとしているのかな?

http://www.asahi.com/international/update/1030/010.html
「日本人社員を麻薬密輸で調査」 朝鮮中央通信が報道

 朝鮮通信(東京)によると、北朝鮮の朝鮮中央通信は30日、日本エンタープライズ株式会社部長のサワダ・ヨシアキという人物が麻薬密輸をたくらんだことがわかり、北朝鮮当局の調査を受けていると報じた。この人物は貿易取引のため、14日に訪朝したという。

 朝鮮中央通信は「この人物は『上司』の指令に従って、わが国の人を金で誘惑し、第三国から麻薬を入手させた後、貨客船・万景峰(マンギョンボン)号を利用して日本に密輸しようとしたことが判明した」と伝えた。事件の真相が明らかになれば、当該の法に準じて厳しく処理されるとしている

      ◇

 外務省によると、この男性に関して北朝鮮側からは連絡はなく、朝鮮通信の報道で初めて男性が当局の調査を受けていることを知ったという。今後、国内でこの男性の身元確認を進めるほか、北京の日本大使館などを通じ、北朝鮮側に事実関係の確認を求める。

(10/30 13:23)

322とはずがたり:2003/10/30(木) 20:32
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20031030/20031030a1790.html
ダライ・ラマ招待中止を 中国が民主・牧野氏に要請

 チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世の31日からの来日をめぐり中国側が、受け入れの中心となった民主党の牧野聖修前衆院議員に対し、招待を中止するよう求めていたことが30日、分かった。
 牧野氏は14世の活動を支援する超党派の「チベット問題を考える議員連盟」の代表世話人。国会議員の活動への直接的な働き掛けは波紋を呼びそうだ。
 インド亡命中の14世はチベット独立の精神的象徴でもあり、中国は「分裂主義者」と敵視している。これまでも日本政府に対して訪日を認めないよう要請している。しかし外務省が受け入れ方針を変えないことから招待元に直接、働きかけたとみられる。
 招待中止を求めたのは在京中国大使館の劉毅仁参事官。今年8月1日、牧野氏の国会事務所を訪れ「独立を目指すダライ・ラマを招くことは日中関係によくない」などと申し入れた。牧野氏は「ダライ・ラマは独立を目指していない」「チベットは独立国家だった」などと反論し、受け入れ準備を進める考えを伝えた。劉氏は「牧野氏の歴史認識に誤解がある」などと述べ、話し合いは平行線に終わったという。

323とはずがたり:2003/10/31(金) 14:33
第二次大戦では日本を完膚無きまでにうち破った連合国(United States)が治安が悪くて撤退するんだよ。
わかってんのかねえ?日本国政府は。アメリカは戦争に勝って民衆に負けるかもしれないと云うのに。
まあ自衛隊を海外に出すこと自体はそんな悪いことではない,高い金で飼っているんだから有効に活用しないと勿体ない。と思うけど世界に憎まれる為に行かされるんじゃ余りに理不尽だ。

http://www.asahi.com/international/update/1031/003.html
国連、バグダッド完全撤退 連続テロ受け決定

 バグダッドで起きた赤十字国際委員会(ICRC)などへの連続自爆テロを受け、アナン国連事務総長はバグダッドから国連の非イラク人要員を完全撤退させると決めた。複数の国連外交筋が30日、明らかにした。2度にわたる国連現地本部への爆弾テロですでに要員の大部分がイラク国外に出ているものの、完全撤退で米英主導の復興・再建策に改めて大きな疑問符がつけられた。また、多国籍軍への派兵を検討する国の判断にも影響を及ぼしそうだ。

 情報を総合すると、撤退は対外的には「国外での協議のための一時的な呼び上げ」の形を取る。撤退に強く反対する米国への配慮と見られる。このため、国連内部の判断基準によるイラクの危険度を、「即時完全撤退」になるレベル5にはしない公算が大きい。

 しかし、治安の著しい改善がない限り要員をバグダッドに再び常駐させないと決めており、今後はキプロスなどに活動の拠点を移して、イラク国内での人道援助を遠隔操作することになる。イラク全土には、約2000人のイラク人要員が残る。

 現在、バグダッドには20人弱、北部に約10人の非イラク人要員が常駐。バグダッドからは段階的に撤退する見通しで、北部では当面、4、5人を残し人道援助にあてるとみられる。8月19日の現地本部に対する爆弾テロまでは約600人が常駐していた。

 イラクからの完全撤退を求める声は、今回の連続自爆テロに政治色が極めて薄いICRCが含まれていたことで再燃。今後、国連が再度標的になる可能性が高まったという判断から、「さらに犠牲者が出た場合、どう責任を取るのか」という主張が力を増していた。

 事件の1週間前に公表されたイラクの国連要員の安全性に関する調査報告書が、撤退を決めなかったことを批判したことも影響したようだ。しかし、アナン氏は今回の決定に際し、米国と真っ向から対立するのを避けるため、対外的には完全撤退という表現を避けたようだ。30日付ワシントン・ポスト紙は、この問題でアナン氏がパウエル米国務長官と電話で協議したと伝えている。

 イラクにいま残る要員は会計や警備担当が中心で、政治的な判断を下す部分はすでにキプロスに本拠を移している。このため撤退の影響も象徴的なものとなるが、「米英の占領政策が失敗だという印象を決定づける」(国連外交筋)意味合いは大きい。安全保障理事会が多国籍軍派遣の決議を採択しているものの、派兵の申し出がさらに狭まる可能性がある。また、先にマドリードで開かれた復興支援国会議では、拠出される資金の管理や運用を担う中心の一つに国連が想定されており、こうした活動もさらに制約される。 (10/31 03:04)

http://www.asahi.com/politics/update/1031/002.html
政府のイラク復興支援、変更なし 福田官房長官が表明

 国連がバグダッドから外国人職員の撤退方針を決めたことが自衛隊のイラク派遣に及ぼす影響について、福田官房長官は31日午前の記者会見で、「我が国としても独自の協力をしなければいけない。支援は前向きに考えていかなければいけない」と述べ、現段階で自衛隊派遣を含めた復興支援策に変わりがないことを表明した。撤退については「一時的な出国であると発表されているようだ」と語った。

 また、石破防衛庁長官は同日の会見で、イラクに派遣される自衛隊の安全確保について「比較的治安がよいと評価される地域で行動することになると思う。危険を回避する、未然に防ぐということにはあらゆる配慮を払うべきだ」と述べた。

 一方、川口外相も同日の会見で、イラク復興のための資金協力に関連して「治安の問題は支援を円滑に進めていくために重要だ」と語った。 (10/31 13:01)

324とはずがたり:2003/11/02(日) 13:36
難しいねえ異文化コミュニケーション

http://www.asahi.com/international/update/1102/002.html
やりすぎ「友好」、反日感情触発 中国・西北大寸劇事件

 日本人留学生のひわいな寸劇が発端になった中国・西安市の西北大学学生らの抗議デモは、1日夜も続いている。除籍処分となり、帰国することになった留学生らは「侮蔑(ぶべつ)の意図はなかった」と釈明したが、中国人学生の怒りは留学生らを避難させた当局側にも向けられ、中国全土にくすぶる対日感情の複雑さを見せつけている。

 「国の恥を忘れるな」。赤い国旗を掲げた女学生を先頭に数百人の学生が叫びながら練り歩く。

 1日夜、西安市の中心部は物々しい空気に包まれた。1000人以上が一時集結した西北大学正門前では、多くの市民も加わった。前夜に抗議デモが繰り広げられた市内の日系ホテルの入り口付近には、警察の車両がずらりと並んだ。

 当の日本人留学生たちは同日未明、面会した日本大使館員の前で、うなだれて説明したという。「パフォーマンスとしてやっただけで、悪意はなかった。みなさんにご迷惑をかけました」

 大使館側によると、29日の寸劇で留学生らは、Tシャツの上にブラジャーを着け、「何を見ているのか」と書かれた帽子をかぶって壇上に登場。音楽に合わせて声を上げながら後ろを向いて、背中に書いた「日本」「(ハートマーク)」「中国」の文字を見せ、日中友好を訴えるつもりだった。

 ところが他の演目は伝統舞踊など格調が高かったこともあり、観衆の中国人には理解されず、「ばかにしているのか」と解釈された可能性が高いという。北京の対日関係者によると、中国人学生は性的刺激を伴う見せ物には慣れていないのが普通。留学生らの寸劇は「日本ではさして問題にされないかもしれないが、中国ではやりすぎになる」。

 寸劇は中国人教師らに中断されて終わったが、中国人学生の動きはエスカレートした。関係者によると、翌30日午後、日本人留学生と教師の男女計43人が生活する7階建ての留学生寮を約1000人が取り囲み、謝罪を求めた。興奮した40〜50人が寮内に突入し、部屋を回って、「お前は何人か」と問いかけ、日本人と分かると、殴るなどの暴力を振るったという。

 警察当局は31日午前1時半ごろまでに学生を寮内から排除し、留学生たちを学外に移送した。学生が乱入していた間、留学生らはずっと息を潜めていた。4階の自室のドアに鍵をかけていた日本人女性は頻繁にドアをたたかれたためドアを開けたところ、男子学生に顔を殴られた。別の日本人女性は「精神的に消えない傷が残る。そんな怖さを感じた」と話した。

   ◇

 西安市内の大学、西安交通大学のホームページ上で公表された日本人教師と留学生の反省文の要旨は以下の通り。

 「西北大学の学生、教職員及び中国の友人に不快な思いをさせました。深く反省し、誠実におわびします。本意は、見ている人を笑わせようとしたものであって、貴国を軽蔑し、侮辱する意思は決してありませんでした。しかし、私たちの行為は中国の思想、民族性、文化、風俗習慣への理解を欠いていました。深く反省し、おわびします。」

   ◇

 <西安> 唐時代の都・長安として知られ、シルクロードへの入り口として栄えた。現在も中国の中・西部の拠点的な都市で、人口約700万。国民党指導者の蒋介石が内戦停止と抗日を求める張学良に監禁された西安事件(36年)でも知られる。秦始皇帝の兵馬俑や楊貴妃ゆかりの華清池など著名な遺跡も多く、日本人観光客は年間約16万人(01年)が訪れる。主要な店やホテルでは日本語を話す人も多い。93年には日本人旅行客3人が殺される強盗事件があった。西北大学は、中国西部地方の中心的な大学で、地域のエリートが集まる。

(11/02 01:23)

326とはずがたり:2003/11/03(月) 10:29

これでも自衛隊を派遣するのかね?

http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200311020236.html
持ち運び可能な地対空ミサイルか 米国防長官

 ラムズフェルド米国防長官は2日午前、イラクで起きた米軍ヘリへの攻撃について、「持ち運び可能な地対空ミサイルとみられる」と述べた。米テレビの報道番組への出演後、記者団に語った。攻撃を受けたヘリに乗っていた米兵らが、任務の長期化への不満を解消するための「一時帰休」に向かっていたとの情報については、「情報は得ているが、攻撃を受けたヘリの乗員がそうだったかは分からない」と語った。

 ラムズフェルド長官は、「テロとの戦い、イラク安定化への努力を続ける」と述べ、米軍の展開を維持する姿勢を強調する一方、イラク人による部隊編成などを加速する考えも示した。

(11/02 22:54)

328とはずがたり:2003/11/07(金) 19:32
戦争状態の所へ派遣するのか派遣しないのかを問うべきで,戦争状態でないところに派遣するという小泉の論理は相変わらずの詭弁だ!

http://www.asahi.com/international/update/1107/012.html
イラク北部、米軍ヘリ墜落 4人死亡情報も

 イラク北部のティクリート付近で7日、米陸軍ヘリUH60ブラックホークが墜落した。米軍報道官は墜落原因は不明だとしている。AP通信は、少なくとも4人が死亡したと伝えた。

 同通信によると、現場では、墜落したヘリの残骸(ざんがい)から白煙が上がり、3機のヘリが周辺上空を飛んでいるという。

 ティクリートは、フセイン元大統領の故郷で反米感情が強く、米軍への攻撃が頻発している。 (11/07 17:51)

329とはずがたり:2003/11/08(土) 07:50

http://www.asahi.com/international/update/1107/011.html
「敬老のため」と休日を廃止 フランス政府決定に反発も

 フランスのラファラン首相は6日、休日を1日廃止する、と発表した。初夏の日曜日に設定されている祝日「聖霊降臨祭」の翌日の振り替え休日が対象。休みを返上して国民が働くことで、高齢者や障害者への支援費を工面するとの名目だ。しかし「何があろうと休みだけはしっかり取る」がモットーのフランス人だけに、反発が予想される。

 同首相は「この夏の酷暑で多くのお年寄りらが亡くなった。その悲劇に対して行動が必要だ」と説明。勤務を1日増やすことで企業の納税額も増えると期待した。実施は05年から。民間企業の場合、労使交渉次第で別の日を「働く休日」と定めることもできる。

 これに対し、野党社会党のオランド第1書記は「不十分、不公平な案で、問題の解決になっていない」と批判した。 (11/07 14:45)

330とはずがたり:2003/11/08(土) 07:51
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031108k0000m030133000c.html
トルコ:
イラクへの派兵計画を撤回

 【エルサレム樋口直樹】トルコ国営アナトリア通信は7日、同国政府がイラクへの派兵計画の撤回を決めたと報じた。トルコ軍当局も派兵準備を停止したことを明らかにした。

 同国は10月7日、イスラム圏諸国としては初めてイラクへの派兵を決定。イラク戦争を境に冷却化していた米国との関係改善が期待されていたが、イラク側でクルド人政党を中心に派兵に猛反発する動きがあり、トルコと米国で派兵計画の見直しを進めていた。

[毎日新聞11月7日] ( 2003-11-07-23:40 )

331とはずがたり:2003/11/09(日) 19:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031109-00000102-yom-int
サウジ首都で爆発、2人死亡…死者の数で情報交錯

 サウジアラビアの首都リヤド西部で8日深夜、大きな爆発が3度にわたり起き、米CNNなどによると、少なくとも2人が死亡、87人が負傷した。死者は「20―30人に達している」との報道もあり、情報は交錯している。

 サウジ内務省当局者は事件は、爆薬を積んだ自動車による自爆テロだと述べた。

 現場は外交官居住地区のそばで、アラブ諸国出身者が多く住む住宅施設が並んでいる。イタリア人やドイツ人ら外国人も数人住んでいるという。AP通信によると、武装グループが施設に侵入、護衛と銃撃戦になった直後に爆発が起きたという。

 被害にあった住宅施設では、ラマダン(イスラム教の断食月)の儀式のため、大人は多くが外出中で、家に残った子供たちが事件に巻き込まれた。

 米国務省は7日、サウジアラビア国内で「テロ計画が実行されようとしている、との信頼できる情報がある」として、リヤドの大使館やジッダ、ダーランの領事館の一時閉鎖を発表したばかりだった。

 (読売新聞)
[11月9日16時2分更新]

332とはずがたり:2003/11/11(火) 18:34

http://www.asahi.com/international/update/1111/006.html
自治評議長、米兵に射殺される イラク・サドルシティー

 イラク駐留米軍は10日、バグダッド市東部のサドルシティー(旧サダムシティー)の自治評議会のモハナド・カアビ議長が9日、米兵と口論中に銃で撃たれ、死亡したと発表した。サドルシティーにはイスラム教シーア派の急進的指導者ムクタダ・サドル師の支持者が多く、反米感情が強いだけに、事件は住民の反感の火に油を注ぐこともありそうだ。

 発表によると、同議長は、自爆テロ防止に向けた治安維持にあたっていた米兵の指示に従わず、銃で下肢を撃たれた。近くの米軍の医療施設に搬送されたが、間もなく死亡した。

(11/11 12:00)

333とはずがたり:2003/11/11(火) 18:37
http://www.asahi.com/international/update/1111/002.html
グアテマラ大統領選、決選投票へ 元独裁者モント氏敗退

 中米グアテマラで行われた大統領選挙は10日、中道右派の国民大連合のオスカル・ベルシェ氏(57)と中道左派の国民希望党のアルバロ・コロン氏(52)が上位を占めたがいずれも過半数に至らず、12月28日に決選投票が行われることが決定した。内戦時代の独裁者で右派のグアテマラ共和戦線のエフライン・リオス・モント氏(77)は敗北が確定した。

 中央選管の発表では、開票率64%でベルシェ氏が得票率38%の1位、コロン氏は2位で28%、リオス・モント氏は3位の17%にとどまった。

 大統領選には11人が立候補したが、うち4位以下の8人は決選投票の場合にコロン氏を支持する協定を結んでいる。またベルシェ氏とリオス・モント氏とは対立している。このため決選投票ではコロン氏がベルシェ氏に逆転勝利する可能性がある。

 リオス・モント氏は82年にクーデターで実権を握り先住民を大量虐殺した責任者として国際的にも強く非難されてきた。同氏が政権に返り咲けば内戦が再来するとも言われただけに、敗退を歓迎する声が国民に多い。

 市民団体「民主主義のための市民戦線」は「民主主義と平和にとっての前進だ」と評価した。同団体は7月にリオス・モント氏派の市民が首都で暴動を起こした「暗黒の木曜日」をきっかけに、70の団体が創立した。

 同国は36年間続いた内戦が96年に終結した。この間、20万人の死者と4万人の行方不明者を出した。内戦時代の対立と暴力は今も続いており、人権活動家らが暗殺されるケースが後を絶たない。

 一方でリオス・モント氏は現職の国会議長を来年1月に辞すとともに、訴追免除の権利も失う。このため改めて内戦中の虐殺の法的責任を問われる可能性がある。 (11/11 10:21)

334とはずがたり:2003/11/11(火) 18:37

http://www.asahi.com/international/update/1111/006.html
自治評議長、米兵に射殺される イラク・サドルシティー

 イラク駐留米軍は10日、バグダッド市東部のサドルシティー(旧サダムシティー)の自治評議会のモハナド・カアビ議長が9日、米兵と口論中に銃で撃たれ、死亡したと発表した。サドルシティーにはイスラム教シーア派の急進的指導者ムクタダ・サドル師の支持者が多く、反米感情が強いだけに、事件は住民の反感の火に油を注ぐこともありそうだ。

 発表によると、同議長は、自爆テロ防止に向けた治安維持にあたっていた米兵の指示に従わず、銃で下肢を撃たれた。近くの米軍の医療施設に搬送されたが、間もなく死亡した。

(11/11 12:00)

337とはずがたり:2003/11/11(火) 19:23
ひどい国会軽視だ!

http://www.asahi.com/politics/update/1111/003.html
自衛隊派遣、閣議決定は特別国会後 野党の追及回避狙う

 政府・与党は、イラク復興支援特措法に基づく自衛隊派遣の大枠を定める基本計画の閣議決定を、19日召集予定の特別国会後に先送りする方針を決めた。イラクの治安悪化や総選挙での民主党躍進を受け、特別国会での審議を避ける狙いからだ。政府は自衛隊を年内に派遣する方針は変えていないが、来年の通常国会まで審議の機会はなくなり、野党などから「国会軽視だ」といった批判が出そうだ。

 政府は自衛隊と文民を12月中旬から順次派遣するため、基本計画を14日にも閣議決定し、特別国会に報告する方向で準備を進めてきた。

 しかし、イラクでは米軍ヘリの撃墜などのテロが相次ぎ、治安はいっそう悪化している。野党は総選挙で、イラクへの自衛隊派遣反対をそろって強調し、民主党を中心に、特別国会で本格審議するように求めている。

 政府・与党内にも当初は特別国会で一定の審議日数を確保する考えもあった。だが、10日の与党幹事長・国対委員長会談では、特別国会を19日に召集し、会期は3日間にとどめ、イラク問題の審議はしない方針を確認。政府も、特別国会への報告を避けることにした。

 福田官房長官は11日の記者会見で、閣議決定の時期について「(基本計画を)詰めきれてないと申し上げていい。何もなければ簡単に出せる。問題があるからこそ慎重に対応する」と述べ、イラクの治安情勢を見極める方針を示した。

 政府は、自衛隊と文民の派遣をイラク復興支援の柱と位置づけており、今後も年内に派遣する方向で準備を進める。ただ、与党の一部には「日程的に年内派遣は厳しくなるかもしれない」との声が出始めた。

 イラク特措法は、(1)基本計画を閣議決定後、国会に報告(2)自衛隊を派遣後、20日以内か、国会閉会中は次の国会で承認を求める――との手続きを定めている。特別国会前の基本計画決定を見送れば、自衛隊派遣後の来年の通常国会まで、国会審議の機会が失われることになる。

 政府は総選挙の期間中も、争点となるのを避けるため基本計画決定を見送っており、これに続く先送りになる。年内派遣の方針を変えず、手続きだけを先送りしているため、防衛庁でも「政府が責任をもって物事を進めようという姿勢がみられない」(幹部)との批判の声があがっている。

(11/11 12:24)

338とはずがたり:2003/11/12(水) 17:16
短期間で二つの反米国を潰したアメリカだが,ちゃんと責任持って国造りまで面倒見ろよ。
カネばっか同盟国にたかってないでさ。

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031112k0000m030034000c.html
アフガン:
北東部で米軍 大規模「不屈の山」作戦を開始

 【イスラマバード西尾英之】アフガニスタン駐留米軍は11日までに、アフガン北東部のヌリスタン、クナル両州で新たに大規模な軍事作戦を開始した。同地域はイスラム原理主義勢力であるヘクマティアル元首相派の活動が活発な地域。米軍のアフガン攻撃でタリバン政権が事実上崩壊してから13日で丸2年になるが、各地の治安情勢は改善の兆しを見せず、米軍はイラク同様、泥沼の対応を強いられている。

 アフガン駐留米軍によると、「不屈の山」と名付けられた作戦は、陸軍第10山岳師団や特殊部隊、空軍が参加し7日に開始された。デービス報道官は「目的はゲリラ勢力を粉砕し、彼らの聖域を許さないためだ」などと語った。

 これまで米軍の作戦行動はタリバンの活動が活発な南東部のパクティア、パクティカ州や、南部のザブール、カンダハル、ウルズガン州などが中心で、北東部は比較的安定しているとみられていた。米軍が新たな作戦に踏み切ったのは、この地域でもイスラム武装勢力の活動が激しくなっていることを示している。

 特に北東部両州はタリバンとの戦闘に敗れイランに亡命、タリバン政権崩壊後にアフガンに戻ったヘクマティアル元首相派の勢力が強いとされる。元首相は昨年末、米軍とカルザイ政権に対するジハード(聖戦)を宣言。タリバンやアルカイダ残存勢力と連携しているとの情報もある。元首相は10日にはパキスタン政府に米軍への協力を中止するよう求める声明文を公表するなど、活動を活発化している。

 クナル州に関しては今年9月に米誌「ニューズウィーク」が「ウサマ・ビンラディン氏が潜伏している」と報じたこともある。

 一方、AFP通信などによると、南部ザブール州政府高官は10日、同州内の多くの地域で州政府が事実上支配権を失っていると語った。地元部族が強力なため、タリバンも完全に支配権を握るのは困難で、権力の空白状態が起きているという。

 カルザイ政権は来月10日からカブールで開かれる制憲ロヤジルガ(国民大会議)を前に各地で出席する代議員の選挙を行うとしている。また、来年6月には全国選挙も行われる見込みだが、治安の悪化で全国での完全実施は不可能との見方が強まっている。

[毎日新聞11月11日] ( 2003-11-11-19:05 )

339とはずがたり:2003/11/13(木) 09:54
イラク派遣で来夏の参院選挙は自民大敗じゃゴラ!

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031113k0000e030005000c.html
2003年11月13日
イラク:
米軍が首都南方のゲリラ拠点建物を攻撃


 米CNNテレビは12日、米国防総省当局者の話として、米軍がイラク時間の同日夜(日本時間13日未明)、イラクの首都バグダッド南方にあるゲリラ勢力が使用している建物を攻撃したと報じた。バグダッド市内では数十の爆発音が聞こえた。

 攻撃したのは、建物1カ所で米軍への攻撃を続けるゲリラ勢力が拠点に使用していた。同テレビは軍事専門家の話として、攻撃機が使用された可能性があると伝えた。

 米軍は最近、今年5月の大規模戦闘終結宣言後初めて、反米感情が強い「スンニ・トライアングル」と呼ばれる一帯で空爆を再開しており、攻撃機使用が事実とすれば米軍の攻撃が一層、激化していることを物語っている。(ワシントン共同)

[毎日新聞11月13日] ( 2003-11-13-08:19 )

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200311/12/20031112k0000e010046000c.html
イラク:
自衛隊「年内に派遣」 福田官房長官が明言

 福田康夫官房長官は12日午前の記者会見で、イラク復興特別措置法による自衛隊派遣の時期について「年内に派遣するという考えはしっかり持っている」と明言した。政府が年内派遣を明言したのは初めて。イラクの治安情勢の悪化から、年内派遣を危ぶむ声が政府・与党内にも浮上しており、これを打ち消す狙いがあると見られる。

 政府は陸上自衛官を中心とする専門調査団を12月上旬に派遣する方針をすでに固めている。しかし、調査団の調査結果を待つと、陸自先遣隊の年内の派遣が日程的に微妙になり、政府内でも年内派遣は難しいとの見方も出始めていた。ラムズフェルド米国防長官が14日に来日するのを前に、日本の人的貢献での積極姿勢を強調する狙いもあるようだ。

[毎日新聞11月12日] ( 2003-11-12-11:52 )

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200311/12/20031112k0000e030020000c.html
イラク:
「戦闘」「非戦闘」地域の区別困難 米司令官

 【バグダッド大木俊治】イラク駐留米軍のサンチェス司令官は11日の記者会見で、占領軍兵士襲撃やテロが頻発する現在のイラクで、「戦闘地域」と「非戦闘地域」を明確に区別することは困難との認識を示した。イラクの治安に対する現地司令官の厳しい現状認識を示したもので、イラク復興特別措置法で自衛隊の活動地域を「非戦闘地域」に限定している日本政府の派遣計画にも影響を与えそうだ。

 司令官は会見で、イラクに展開する米英主導の連合軍に対する襲撃が2カ月前の2倍に増えて1日に30〜35件発生していると指摘。「今後30日から60日は攻撃が続くだろう」と述べ、治安の悪い状態が当面は続くとの認識を示した。

 また、旧フセイン政権の影響力が強い「スンニ・トライアングル」地域への半年ぶりの空爆再開について「前政権支持者、テロリストらを打倒する我々のメッセージを伝えるため」と、反米勢力に対する強硬姿勢を鮮明にした。その一方で「イラク国民への影響を最小限にしている」と強調し、泥沼化との指摘に反論した。

 一方、11日夜(日本時間12日未明)、米英占領当局(CPA)本部があるバグダッド中心部の管理区域「グリーンゾーン」に向けて数発のロケット弾のようなものが発射され、2発が区域内に、1発が区域外に着弾した。けが人や建物への被害はなかった。

[毎日新聞11月12日] ( 2003-11-12-10:33 )

340とはずがたり:2003/11/13(木) 11:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00001006-mai-int
<イラク>早期の権限移譲検討 米政権が政策転換

 ブッシュ米大統領は12日、イラクを統治している米軍の権限をイラク国民に前倒しして移譲するため、イラクの暫定指導部の新設と暫定憲法の制定について検討することを決めた。米CNNテレビが伝えた。

 新憲法の制定と総選挙実施後にイラク国民に主権を移譲する従来の米国のイラク政策を転換し、「米軍占領」のイメージを払しょくすることで、激化するイラク駐留米軍への反米勢力の抵抗を和らげる狙いがある。

 米国のイラク政策に反発するフランスやドイツなどが要求していた早期の権限移譲を受け入れることで、イラク復興への参加国の増加も期待している。

 ブッシュ大統領は12日、ホワイトハウスで国家安全保障会議(NSC)を開催し関係閣僚とイラク復興政策を協議したのに続き、イラクの連合軍暫定当局(CPA)のブレマー文民行政官とも会談した。

 ブレマー文民行政官は大統領との会談後、イラクでの早期の暫定政権樹立の可能性について記者団に「(イラク人による暫定統治機関の)統治評議会が決めることだ」と述べ、否定しなかった。(ワシントン共同)(毎日新聞)
[11月13日8時24分更新]

341とはずがたり:2003/11/13(木) 11:27

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031112k0000e030018000c.html
パレスチナ:
アラファト議長、自治政府予算の8%を個人決済

 【エルサレム樋口直樹】パレスチナ自治政府の予算のうち約8%がアラファト議長の個人決済で支出されていたことが、国際通貨基金(IMF)の公式報告で明らかになった。11日付のイスラエル紙ハーレツが伝えた。95年から00年までの5年間だけで、約9億ドルの支出先が不明になっているという。こうした不明朗な財政運営について、自治政府に多額の支援金を供与している国際社会は、組織改革による資金の透明化を求めている。

 IMF年次総会に提出された報告書によると、今年のアラファト議長府の予算は7400万ドルで、うち3400万ドルの支出欄には他の組織や個人に対する「送金」と記載されている。留学生への奨学金や海外で治療を受ける必要がある者への医療費、紛争下で生活に困窮した者への助成金など正当な支出が含まれる半面、「いかなる条件に照らしても助成金を受け取るべきではない者」にも与えられているとみている。

 報告書は「アラファト議長の予算は(議長府など関連の)人件費や運営費のみに充て、議長が『送金』している資金は教育や厚生、社会保障などの管轄省庁に振り分けられるべきだ」と指摘している。

 アラファト議長の送金先について報告書は名指しを避けているが、自治政府に対する最大の財政支援国である米国などは、議長が自らの権力保持のためにパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの活動家や側近らに自治政府の予算の一部を渡し、これらがイスラエル市民を狙ったテロ活動などに使われていると非難している。

[毎日新聞11月12日] ( 2003-11-12-10:27 )

342おりーぶの木:2003/11/13(木) 20:15
しかしイラクも泥沼状態ですね。アメリカ政府が侵攻の誤りを認め、その上で国際社会の支援を取り付けない限りどうしようもない。
我が国の政府も年内派遣を見送る方向らしいですが、本当にトンチンカンだ。今、行ったところで得られるメリットってなにがあります?
アメリカの御機嫌を損ねないことくらいでしょう?でもこれでブッシュが再選されず、新大統領が政策転換したらピエロでっせ。
しかもイラク国民・テロリストに無用の反発を受けるだけで百害あって一利なし。あーあ、政権交代してればなぁ。

343とはずがたり:2003/11/17(月) 17:32

http://www.asahi.com/politics/update/1117/003.html
イラクへの自衛隊派遣、年内断念へ 治安悪化で先送り

 政府は17日、イラク復興支援特措法に基づく自衛隊派遣について、年内をめざしてきた派遣時期を年明け以降に先送りする方向で最終調整に入った。自衛隊派遣予定地に近いナーシリヤでイタリア警察軍が攻撃を受け多数の死傷者が出たほか、米軍のヘリコプターに対する攻撃が続くなど現地の治安が極度に悪化。16日まで訪日したラムズフェルド米国防長官が「年内派遣」を強く求めなかったことも踏まえ、早期派遣をめざす基本姿勢は変えないものの、現状では自衛隊を派遣できる状況にない、との判断を固めた。

 派遣に向けた作業を進める政府関係者は17日、「こんな情勢ではとても現地に行けない。年内に先遣隊として一部を派遣するのは厳しくなった」と述べた。自民党幹部も同日、「年内か年明けかなんて、もうこだわる話じゃない」と語った。

 政府は当初、総選挙直後の14日に自衛隊派遣の大枠を定める基本計画を閣議決定し、12月中旬にも陸上自衛隊の先遣隊をイラク南部のサマワに派遣、年明けに本隊を派遣する方向で調整を進めてきた。福田官房長官は12日、「年内に派遣するという考え方はしっかり持っている」と、「年内派遣」を表明した。

 しかし同じ12日、イタリア警察軍に対するテロが発生。基本計画の閣議決定を19日召集の特別国会後に先送りするとともに、自衛隊員による専門調査団を15日に現地に派遣した。米軍への攻撃はその後も相次いでいるほか、10月下旬に赤十字国際委員会(ICRC)の現地本部で爆破テロが起きたのをはじめ、テロの対象は米英軍だけでなく国際機関や他国にも拡大している。

 14日に来日したラムズフェルド長官は小泉首相との会談で自衛隊派遣に直接言及せず、石破防衛庁長官との会談でも「主権国家として何をやるかは自分たちで適当と思うことをやってもらいたい」と述べるにとどめた。政府内には「米国は日本に圧力をかけて自衛隊を派遣させ、犠牲者が出るような事態になれば、小泉政権が吹っ飛びかねない実情は分かってくれている」(関係者)との見方が広がった。

 一方、イラク北部のモスルでの米軍ヘリ2機墜落について小泉首相は17日、「イラクの治安のため、奮闘し、努力している方々に改めて敬意を表する。テロに屈してはいけない」と記者団に語った。外務省幹部は「米国は本当は日本に年内に出してほしい。実戦経験のない自衛隊が出ることは他国の説得材料にもなる。ただ、時期が多少遅れ、年明けになるのは許容範囲だ」と語った。

(11/17 15:43)

344デモクラット:2003/11/17(月) 18:34
私はタカ派かハト派かと問われれば、間違いなくタカ派です。
国連主導の集団安全保障への参加、有事法制は賛成ですし、
軍事同盟・集団的自衛権についても、国民の安全を守りつつ国防費を安く上げるために必要と考えています。
国際協調を謳う前文に照らし、集団安全保障や集団的自衛権は認められると思っています
(ただし、誰が読んでも分かるように、自衛隊ともども憲法に明記すべきとも思います)。

ですが、イラク派兵は絶対反対です。断じて納得できません。
あれはアメリカの侵略戦争でしかなく、現行憲法で集団的自衛権が認められると解釈してもこれには該当せず、
日本が侵略戦争に加担することになり、憲法9条1項に違反していますよ。
民主党、社民党、共産党は勿論ですが、自民党で派兵に反対の人々も頑張って、是非潰して欲しいですね。

だいたい、憲法の制約を無視してまで見境なくアメリカに追従するから、タカ派のイメージが悪くなるのですよ。
日米安保条約は、冷戦期は軽武装・経済成長路線推進の役に立ちましたけど、
今では、北朝鮮の独裁体制と中国の共産党政権がなければ、害悪の方が圧倒的に大きいですね。
アメリカの戦争に振り回されるわけですから。

私は同じ軍事同盟でも、東アジアの諸友邦と結ぶべきだと思います。
仮想敵は共産国とテロ組織で違いますが、
戦後の西ドイツがNATOという地域安全保障機構の枠に結びつける形で再軍備したのと同じ理屈です。
何十年先になるか分かりませんが、その方が安全保障や市場の地域統合という流れに沿っているでしょう。
東アジア諸国においても自由民主政治が普及してきたことですし、中国さえ何とかなれば、
後は時間をかけてわが国を含む諸国民のコンセンサスを形成すればいいのです。

まあ、今はこんなこと言っても、世間では一笑に付されるだけでしょうが。

345じゃみ:2003/11/17(月) 19:46
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20031117/20031117a3920.html
自衛隊派遣なら東京でテロ アラブ紙にメールで声明

やられまっせ。日本も。まあ、やられなわからん国民やから仕方ないけどね。
殺されたもんは、たまったもんじゃないわね。

346とはずがたり:2003/11/17(月) 19:55
>>344
私はタカ派かハト派かと聞かれたら,間違いなくハト派と答えます。
戦争嫌だし,第一あんなので死ぬなんてまっぴらである。どんなに靖国に祀って英霊だなんて崇め奉ったって彼らの死が残酷で惨めな物だったことは否定できません。
利権求めて出兵したアメリカ兵が死ぬのは自業自得だと思うけど,イラク国民が犠牲になるのは非常に怒りを感じます。
そして9条は変えるべきではない。あれこそが世界の理想であって世界中の国が「国の交戦権を否定する」と規定する憲法を持つべきではないかと思ってます。崇高な理想を掲げているが故に自衛隊は正規の軍隊ではないのであって,自衛隊はむしろそれを誇りに思って欲しいと思ってます。

そして,海外派兵はアジアの諸国が第二次大戦の記憶が蘇るから嫌だと云うなら喜んで出さない,と言うスタンスを取るべきだと思ってます。

しかし逆に言えば,東南アジアの連中等が是非出してくれと云われれば大国の責務として喜んで出さねばなるまいと思ってました。
別に集団的安全保障だって解釈改憲でいいのでは?

そして今回のイラク出兵が対米追従の典型的な失敗例ではないかと思ってますし,東南アジアと安保体制を強化すべきではという意見も同感です。
>>1でも書きましたように自分は経済の人間で軽軍備・経済成長路線でありまして,はっきり云って軍隊なんてない方がいいに決まっているしあんまり考えたくない,と言う思いが先行し安保問題は鬼門でしてあんまり詳しくないのですが,自称タカ派の貴殿の意見は非常に共感できます。

347とはずがたり:2003/11/17(月) 19:57
>>345
こんばんわっす。
怖いですねえ〜。
本気で狙われたら日本国の対テロ防備穴だらけな気がします。

348じゃみ:2003/11/17(月) 20:09
>>347 どうもこんばんわ。
しかし、かないませんわ、こんなもん。ボコボコにされますよ。
自爆なんて、どこで起きるかわからんでしょ。かなんなあ・・・。

349とはずがたり:2003/11/17(月) 20:18
小泉もアメリカの利権のおこぼれが欲しくて出兵するならそうハッキリ言って国民の信を問うべきだった筈。
なんかアメリカの大義みたいのもあるし,年内に派遣するかもしれない…とごにょごにょいってうやむやにする態度がよろしくない,と思いますな。

350じゃみ:2003/11/17(月) 20:23
>>349 まあ、日本で万が一そんな事態が起きれば、小泉も吹っ飛ぶやろしね。
自公党も危うくなるでしょうが。先日、自公党に入れた人も、行かなかった人も、目覚めるでしょ。

351とはずがたり:2003/11/17(月) 20:25
だといいんですけど,選挙は終わっちゃったですしねえ…。

352じゃみ:2003/11/17(月) 20:59
参院がね、過半数こえてもね・・・。まだましだけど・・・。

353デモクラット:2003/11/17(月) 21:20
>>346
私もそうですが、日本のタカ派に戦争嫌いは多いと思いますよ。
例えば、中曽根は核兵器だか地雷だかの危険性を訴える絵を描いていますし、
亀井静香は運輸相時代、「(先の大戦は)やっちゃいかん戦争だった」と言っていますし。
私も、東京大空襲で九死に一生を得た祖母がいます(もう亡くなりましたが)。
卑近な話で恐縮ですが、そのときにやられていたら、私はこの世にいなかったわけです。

自ら好んで戦争を仕掛けるなどというのは、愚の骨頂であります。
国際紛争はまずもって外交手段で解決を目指すべきであり、先制攻撃はもってのほかです。
私は改憲派ではありますが、侵略戦争を禁じた9条1項の改正には断固として反対です!
9条1項は憲法の根本原理であるため、憲法学の通説によればそもそも改正できないのですがね。

しかし悲しいかな、戦争だのテロだのをやる馬鹿者が実存するのですよ、この世の中には!
それがフセインであり、金正日であり、ビン・ラディンであり、ブッシュであり…
そういった愚か者から国民の安全を守るため、軍事力というものは必要悪と考えるのです。
それに、軍隊というものは災害復興などにも活用できるのですよね。

一方で、軍隊は暴力機関でありますから、使える場合を憲法や法律で厳密に定めた上、
徹底的に文民統制を効かさなくては危険です。
解釈改憲というのは、一方で柔軟性もありますが、他方で権力の暴走も招く、諸刃の刀なのです。
それに軍事費は国民生活を圧迫し、諸外国の不安も招きますので、
安く仕上げるために近隣諸国が共同で国防事務を行うのが合理的だと思います。
本当は国連中心の集団安全保障がよいのですが、安保理常任理事国の利害対立でデッド・ロックになりますので、
現時点であまり期待しない方がよいかと思います。

最終的には、世界中の国が侵略戦争を禁じ、軍隊はテロ鎮圧と災害対策のための組織になって欲しいと思っております。

354とはずがたり:2003/11/17(月) 22:07
>>352
とりあえず自公で過半数割れ追い込むだけでも大いに意義有りですからね。
まあ犠牲者が出ないことに越したことは無いんですけど。

355とはずがたり:2003/11/17(月) 22:08
>>353
私のハト派は多分に確信犯でありまして,しかもタカ派が戦争好きだとは思ってません。
彼らの多くは平和が好きであるが已む得ぬ場合に戦争をする手段を取ると言っているに過ぎず,その限りに於いて自分と立場は同じくするわけです。
軍隊見せびらかして喜んでいるような馬鹿も中には居るでしょうけど,彼らだって自分らの立場を喧伝するために確信犯的にわざとやっているのかもしれませんし,もしそうなら自分も文句を言う立場には無いのかもしれません。

経済学のゲームの理論に囚人のジレンマと言う奴がありまして,軍隊無くしてその分有意義な事にカネを回せば両者の経済厚生が上がるのは判っているけど,相手が軍隊を持っていない場合には自分が軍隊を持って相手国を占領して収奪した方が相手の国は困るけど自分の国は儲かると言う場合に,効用最大化する国は軍隊を持って占領します。それだけの事だと思ってます。(なかなか少ない文章で説得的に説明するのは困難なんですが)
だから戦争を避けるためには両国が軍隊を持って相対峙するのが均衡になり,両国が軍隊を持たない両者にとってより好ましい均衡は実現しません。自分だけ軍隊を放棄するというのは賢明な施策ではないと言う事になります。日本の左派陣営はこの辺の単純な事実から判ってないというよりも,占領されることなど無いとたかをくくっているのか無抵抗主義で無血開城できると思っているのか…?

でも軍備費なんて無駄はなるべく無くしたい。そのためにはどうすればいいか?戦争のコストを引き上げればいいわけです。軍隊を持たぬ相手国を軍隊を持った国が占領してもペイしなければ自動的に抑止力になります。で,今日,事実上軍事力による相手国の占領に依って富を得ることは不可能になったと認識してます。詰まり任意の軍隊は浪費以外の何者でもないと規定できます。

でも自分が自衛隊の解散まで直ぐに主張しないのは,現実としてちゃんと計算して行動できるか判らない北朝鮮と言う国の存在があります。(中国は計算高いきちんとした交渉相手であるから相手の国家威信に対する比重の高さを間違えなければ冷静な交渉の出来る国であると思われる。それに先進資本主義国は自らの高度で豊かな生活を犠牲に全面戦争は不可能である,戦争の一番の抑止力は経済発展である。中国もその内,先進「資本」主義国化するのではないか?)更に現実問題,領土問題なども無い訳じゃないですしね。

テロ対策やなんかは貧困問題ですので,経済発展させてやること,武器の国際的な流通を完全に遮断すること,アメリカがイスラエル偏重政策を止める事で解決するでしょう。

このように見ていくと軍隊など将来的にはそれ程要らないのではないか,警備隊程度のもので良くなるのではないかと言う楽観論が個人的な希望的観測としてあって,それ故に自分はハト派であると思ってます。なんか纏まらぬ雑感ですまそ。この手の話題は自分で書いていていっつも考えが拡散して散漫な文章になってしまう。

356デモクラット:2003/11/18(火) 10:20
>>355
「タカ派が戦争好きではない」云々は、確認のために書いたことなので、お気になさらないよう。

貴方はハト派、私はタカ派で、確かに憲法問題で明確な違いはあるのですが、
最終的に議論の行き着く先はほとんど同じということですね。
経済発展こそ抑止力という考えは、激しく賛同します。

いずれにせよ、今はイラク派兵が潰れることを祈るばかり。
ハト派の加藤紘一が「友情と政策は別」ということを言ったそうですし、彼に奮闘して欲しいですね。
同じハト派にしてライバルの河野洋平は衆院議長になってしまうので、物が言い辛くなるでしょうから。

357とはずがたり:2003/11/18(火) 10:52
>>356
そうなんですよね。ハト派の俺が海外派兵も条件が整えばしても良い,と云い,タカ派の貴方が今回のイラク派兵には反対を云う。
> 最終的に議論の行き着く先はほとんど同じということですね

安保問題で現実的な選択肢はそれ程多いわけではなく,右から左まで幅広く混在してバラバラと云われる民主党でもそんなに深刻ではないのではと心強く思う訳です。

そう云う事を行ったんですね>「友情と政策は別」
小泉が「友情と打算の二重構造」でしたっけ?政策通の加藤と政局屋の小泉らしい対比ですね。

加藤氏は派閥にも会長として復帰したいとごねたようですしまだまだやる気満々のようです。
もう誰も着いては来ないとは思いますが,せめてハト派として存在感を示して欲しいですな。

358とはずがたり:2003/11/18(火) 10:54
ほんと場当たり的なんだからぁ

http://www.asahi.com/politics/update/1118/003.html
イラク派遣基本計画、閣議決定は来月初旬以降 政府方針

 政府は17日、イラク復興支援特措法に基づく自衛隊派遣の大枠を定める基本計画について、治安情勢を見極めるためイラクに派遣中の自衛隊員による専門調査団の帰国を待って閣議決定する方針を固めた。帰国は早くても12月になる見通しで、閣議決定は同月初旬以降になる。政府・与党は基本計画決定後、野党の審議要求に応じ、国会の閉会中審査に応じる構え。さらに派遣の詳細を定める実施要項を決める必要がある。政府は「年内派遣」の断念を固めたが、年内派遣は日程上も極めて困難になっている。

 福田官房長官は17日の記者会見で、派遣時期に関して「状況の変化に応じて計画を作っていく。いまその作業をしている最中だ」と語った。防衛庁の守屋武昌事務次官は記者会見で「イラクの情勢は流動的だ。法律上の要件をクリアできるか、隊員の安全が確保されるかを十分考慮した上で、最後は政府全体で決定される事柄だ」と語った。

 政府は総選挙後の14日に基本計画を閣議決定する予定だったが、12日に自衛隊派遣予定地のサマワに近いナーシリヤで起きたイタリア警察軍へのテロを受けて専門調査団を15日に現地に派遣。「調査団が命がけで調査している最中に、基本計画決定はできない」(政府関係者)として、基本計画決定は調査団の帰国以降に先送りする方針を固めた。

 また、フセイン政権の残党などによる反撃で米軍の被害が拡大したため、米軍は今月に入ってイラクで武装勢力の掃討作戦「アイアンハンマー」に乗り出した。日本政府は同作戦について米側から事前に連絡を受けており、「米軍の犠牲は一時的にせよ増える」(外務省関係者)とみて、当面は自衛隊派遣を決断する環境は整わないとの見方が強まっている。

(11/18 03:00)

359ホントは社民支持@奄美大島:2003/11/20(木) 13:32
ブッシュ大統領も体験、ってのがミソですかねぇ。

小泉首相 「ラマダン」体験へ  11/20 11:03更新
http://www.nnn24.com/9750.html
 小泉首相が20日夕方、イスラム教の断食月「ラマダン」を体験することが明らかになった。
 これは、イラクへの自衛隊派遣を前に「少しでもイスラム文化を理解できる材料となれば」と
企画されたもので、イスラム諸国の駐日大使約30人と、1日の断食の終了時の食事イフタール
を共にする。
 アメリカのブッシュ大統領も、アフガニスタン攻撃の時にこのイフタールを体験した。

360とはずがたり:2003/11/20(木) 14:00
>>359
ほほう。断食終了時のイフタールと言う事は「断食はしないけど断食成功を祝ってみんなで大いに飲み食いする」だけに参加すると言う事でしょうかな?
イスラム教徒はイフタールを体験した指導者の居る国に共感を持ってくれるのでしょうかねえ。

361とはずがたり:2003/11/20(木) 16:31
日本も無条件降伏してなかったらこうなったのであろうか?
国の統治機構を一旦ゼロにするというのは非常にリスキィですなあ。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/iraq.html?cat=2&d=20mainichiF1120e022
<イラク>米兵重傷者2200人近く 米政権に焦り 仏紙報道 (毎日新聞)

 【パリ福島良典】イラクにおける米兵重傷者は2200人近くに達し、大統領選挙を1年後に控えたブッシュ米政権は世論の反応を気にしている――。仏週刊紙カナール・アンシェネは19日、米高官らの情報を伝えた仏政府の内部メモを引用する形でそう報じた。

 シラク仏大統領らに伝達されたとされる内部メモによると、「(米兵)重傷者は2200人近くに達し、顔面をけがしたり、手足を失った兵士は毎日のように出ている」という。また、予備役を中心に精神面のトラブルや病気が多発していると、戦場の過酷さを伝えている。

 同紙によると、帰国した負傷兵や棺などの「激しい動揺を与えるような映像」はご法度のため、報道陣は近づけない。メモは「アーリントン墓地はホワイトハウスから数分にもかかわらず、(ブッシュ)大統領は兵士の埋葬に一度たりとも参列していない」と指摘。

 同紙によると、フランスのレビット駐米大使は「選挙運動が近づく中、ブッシュ大統領にとって米兵犠牲の扱いが頭痛の種になっているのはもはや疑いない。時間は彼に不利に働いている」と分析しているという。

[毎日新聞11月20日] ( 2003-11-20-10:37 )

362とはずがたり:2003/11/20(木) 16:32

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/iraq.html?cat=17&d=20reutersJAPAN130852
イラク駐留米軍、ゲリラ拠点への攻撃を継続 (ロイター)

 [バグダッド 19日 ロイター] 米軍は19日、ペルシャ湾岸に展開する海軍の空母から戦闘機を出撃させ、イラク北部で抵抗を続けるゲリラ勢力の拠点とみられる建物に対し、重火器による攻撃を行った。
 軍の報道官はこの攻撃について「アイアン・ハンマー」と「アイビー・サイクロン2」作戦の一部であると説明している。
 原子力空母エンタープライズから飛び立った戦闘機は、北部キルクーク近郊で爆弾を投下。米軍はさらに、バグダッド北方約65キロのバクバ周辺でも空爆を行った。
 フセイン元大統領の故郷であるティクリートでは、第四歩兵師団が迫撃砲、戦車、ヘルファイア・ミサイルを使って攻撃を実施。
 首都バグダッドでは夕方、第一装甲師団が、武装勢力が身を隠しているとみられる地域で掃討作戦を継続し、日没後は複数の砲撃音が鳴り響いた。

[ 2003年11月20日(木)9時1分 ]

363とはずがたり:2003/11/20(木) 18:47
なんか教科書ちっくな帝国主義の匂いがしますねえ>占領終結後も6基地で駐留 米英、イラク密約
駐留したければ正々堂々英米イラク安全保障条約でも結べばよい。
イラクには戦争の放棄を謳った平和憲法を押しつけて民主化しよう。
個人的には英米軍は即刻撤退してイラクの治安恢復にはアラブ諸邦から構成される多国籍軍こそが当たるべきだと思うけど。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/iraq.html?cat=38&d=20kyodo2003112001000010
占領終結後も6基地で駐留 米英、イラク密約と報道 (共同通信)

 【カイロ19日共同】19日付のレバノン紙アンナハルは、イラク統治評議会に近い筋の話として、米英両国による占領統治が終結し、イラクが主権を回復した後も、米英軍がイラクの6カ所に恒久的な基地を置き、駐留を続けるという「密約」をイラク側と結んでいると報じた。

 同紙によると、米英軍が駐留するのは中部のハバニヤ、南部のバスラ、ナシリヤ郊外、北部のモスルなど。駐留継続の理由について、同筋は、イラクの治安と安定を維持し、米英両国が中東全体ににらみを利かせるためとしている。

 ラムズフェルド米国防長官は16日「統治と治安は別の問題」として、来年6月にイラクが主権を回復した後も、米軍がイラク駐留を続ける意向を表明している。

[ 2003年11月20日7時14分 ]

365おりーぶの木:2003/11/22(土) 01:06
>>364
形は整える必要があるのはその通りなのですが強硬路線一本槍はいかがなものなのかな?
拉致問題は6カ国協議の議題からはずされる可能性が濃厚なのだから国際社会の圧力はあまり当てに出来ない。
本当に解決する気があるのならば強硬路線一本槍で行く限りまず進展はないでしょうね。
面子を重んじる国なのですから圧力に屈したという形はなんとしても避けたいだろうし・・・・・
はっきり行って米国や中国などの大国にとっては核問題さえ解決がつけば拉致問題などどうでも良いと言う認識でいることは頭に入れておく必要はあるでしょうね。

367とはずがたり:2003/11/24(月) 14:47
あっさりと無血クーデター成功ですな。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/georgia.html?d=24reutersJAPAN131161&cat=17&typ=t
グルジアのシュワルナゼ大統領が辞任、暫定政権始動 (ロイター)

 [トビリシ 23日 ロイター] 野党勢力からの退陣圧力が高まっていたグルジアのシュワルナゼ大統領が、23日に辞任した。野党勢力は、旧政権を無血で倒した「ビロード革命」であるとしている。
 首都トビリシ市内の街頭は、シュワルナゼ氏の辞任を歓迎する大勢の市民であふれた。同氏をめぐってはここ3週間余り、今月行われた議会選挙で不正を行ったとの非難が、野党勢力の間で高まっていた。
 テレビ取材に応じたシュワルナゼ氏は、憔悴した様子で「わたしが明日権限を発動せぜるを得なくなった場合、流血の事態が起きていただろう。わたしは自国を裏切ったことは一度もない。したがって、大統領職を辞任した方が良い」と語った。
 大統領代行を務めるブルジャナゼ前議会議長は、シュワルナゼ氏が既にグルジアを出国したとの見方を示した。これに対し、シュワルナゼ氏のスポークスマンはロイター通信に対し、同氏が現在家族とともに自宅におり、少なくとも今夜は出国しないだろう、と述べた。
 野党勢力の指導者である「国民運動」のサアカシビリ党首は、記者団に対し、法と秩序を回復して大統領選と議会選挙を実施することを最優先する考えを表明。
 別の野党勢力指導者も、金融など各種支援について各国政府と協議を始める意向を示した。
 米政府は、ブジャルナゼ大統領代行への支持を明らかにしたうえで、選挙の早期実施を促す姿勢を表明。
 バウチャー米国務省報道官は「米国および国際社会は、(グルジア)新政府が今後、自由で公正な議会選挙を実施することを支持する用意がある」と述べるとともに、パウエル国務長官が同代行に電話で支援を申し入れたことを明らかにした。

[ 2003年11月24日(月)13時5分 ]

368日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 20:12
アメリカの全てがいいとは思いませんが
アメリカ、中共&ロシアどちらか選べと
言われればそれはアメリカでしょう。
「アメリカの方がまだまし」と、思うこの頃です。

369日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 20:18
俗に「国連」と呼ばれるものに対しては
あまりいい思いがしません。
中共とロシアが拒否権を握っている限り
日本の国益にとってマイナスに働くとしか考えられません。
敵国条項に見られるような
第二次大戦戦勝国を中心とした国際体制秩序を意図している点も
日本にとって不利ですし。

370おりーぶの木:2003/11/29(土) 20:18
>>368
誰もそんな事言って無いと思うが。

371日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 20:24
>>370
誰かがそう言っているから書いたのではありません。
私は
反米、反米とよく言われる方がいますが
その代わりに誰についていくかと言われて
中共&ロシアの側についていきたくはないと言いたかったのです。

372おりーぶの木:2003/11/29(土) 20:26
>>369
国連に幻想を持つのは危険だと思うが今回のイラク戦争を見てもアメリカ一国主義が行き詰まってるのは誰の目にも明らか。
国際社会の協力を得なければやってけない状況においこまれてる。別に今回、イラクに派兵しなかったところで日米関係に決定的な亀裂が走る事はありえない。
中国や北朝鮮を牽制する意味でも日米同盟の維持は彼らの国益にかなうのだから。

373おりーぶの木:2003/11/29(土) 20:28
>>371
なるほど。でも日米同盟破棄を謳ってる勢力は国会内ではほとんどいないからその点は安心して言いと思いますよ。

374おりーぶの木:2003/11/29(土) 20:32
>>371
一寸言い方が不穏当だったかもしれない。スマソ。

375日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 20:49
>>372
国連主導と訴えている側にロシアがいるのが私は気に入りませんね。
ロシアとの協調姿勢が一体どういう結果になるのかというのは
先の大戦で嫌というほど思い知らされましたからね。
>中国や北朝鮮を牽制する意味でも日米同盟の維持を彼らの国益にかなう
それはそうでしょう。
中曽根爺さんが言うようにアメリカにとって日本は浮沈空母です。
アメリカが極東におけるプレザンスを維持するためには日本は欠かせません。
日本を潰したことによって極東で
共産圏を膨張させてしまった苦い経験がありますからね。
ただ強くなりすぎないように生かさず殺さずというところでセーブしたいところ
だとは思いますが。
>>373
そうですね。
それは今回、共産、社民が落ちぶれたことを考えれば
明らかなことでしょう。

376おりーぶの木:2003/11/29(土) 20:56
>ただ強くなりすぎないように生かさず殺さずというところでセーブしたいところ
>だとは思いますが。
そこが肝要なんでしょうな(笑)アメリカの公共事業である産軍複合体に取っても彼らに存在してもらわないことにはおまんまの食い上げなのだから(笑)

377日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 22:30
そもそも、南樺太自体が現在も国際法的にはロシア領ではありません。
日本は確かにサンフランシスコ講和条約において南樺太を放棄しましたが
その後の帰属先は明記されてません。
しかもソ連はサンフランシスコ講和条約に調印していません。
ソ連はヤルタ協定をたてに領有権を主張しましたが、
ヤルタ協定は当事者である日本との直接交渉ではなく
秘密協定によるものなので国際法的に無効です。
もっとも日本政府自体は南千島のみの返還を期すために
南樺太の領有権公使を放棄し、豊原(ユジノサハリンスク)に
日本領事館を立てましたが。

378とはずがたり:2003/11/29(土) 22:39
だから日本製の地図には北千島と南樺太が白く塗られているのですよね。
今でもそうなのかな?

379おりーぶの木:2003/11/29(土) 23:03
>>377-378
樺太ハァハァ

380日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 23:06
>戦争で負けた国が領土を取られるのは普通のこと
ソ連の対日戦争参加行為自体がそもそも国際法違反行為です。
当時、日本はソ連と日ソ中立条約を結んでいます。
日ソ中立条約は昭和十六年四月に締結され、
期限は最短で五年で四年後に更新するかどうか通知する内容でした。
ソ連は昭和二十年四月に更新拒否を通知しましたが
期限が昭和二十一年四月まであることに変わりありませんでした。
しかしソ連は昭和二十年八月に一方的に破棄して
満洲、南樺太、千島に侵攻しました。
しかも略奪、強姦を繰り返し日本の資産を根こそぎ持っていきました。
さらに兵士を一方的にシベリアに抑留して強制労働をさせました。
南樺太、千島にいた日本人を一方的に退去させました。
これらの行為は全て国際法違反です。
以上のようにソ連の対日参戦はあらゆる国際法に違反したものです。

381日帝極右保守反動分子:2003/11/29(土) 23:12
尖閣諸島は今でも尚、日本が実効支配しています。
一方的に中共と台湾が領有権を主張しているだけです。
日本政府が両国に対して毅然として「日本領」だと
主張しないがために現在の様に問題化しているだけのことなのです。

382とはずがたり:2003/11/29(土) 23:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031129-00000313-yom-int
消費者代表や法学者…北京の地方選に「独自候補」続々

 【北京=佐伯聡士】北京市で12月10日に行われる区・県の人民代表大会(地方議会)選挙に、共産党や社会団体の推薦という“お墨付き”を得ず、個人の意思で出馬を目指す市民が相次いでいる。市民の政治参加意識の高まりを示す動きとして注目され、当局側の対応は、末端レベルの民主化をどこまで認めるかを測る物差しとなりそうだ。

 北京紙によると、組織に頼らず出馬準備をしている立候補希望者では、これまで、ニセモノ商品摘発の消費者代表として1990年代半ばマスコミにもてはやされた王海氏(30)や法学者ら12人が確認されているという。

 不動産トラブルで住民のために奔走してきた元実業家、舒可心さん(44)もその1人だ。「中国人は民主主義がどんなものか十分分かっていない。出馬の目的は当選ではなく、選挙の重要性をPRし、民衆の参加意識を高めることだ」と語り、有権者2万人を抱える住宅街の選挙区からの出馬を準備している。

 舒さんは「代表がどんな仕事をしているのかだれも知らない」と、従来の代表のあり方そのものを批判。当選したら個人事務所を開き、市民の声を民生向上に反映させる考えだ。

 中国政法大学で国際法を学ぶ姚遥さん(20)は、大学の組織推薦なしに出馬する決意を固めた。姚さんは、組織を通さない出馬表明が増えていることについて、「庶民の生活水準が向上し、社会問題に関心を持つ人が増えた」と語り、中産階級の増大が背景にあると指摘する。

 もっとも、彼らにとって大きな関門は、まず正式な立候補者になることだ。選挙法では、政党、団体、あるいは有権者10人以上が候補者を推薦できる。だが、人民代表大会選挙委員会の「有権者グループ」が候補者を事前にふるいにかける。共産党にとって好ましくない人物らを選挙から排除する仕組みがある。

 選挙委員会が受理した候補希望者数は、すでに定数の9倍以上に当たる4万1000人余り。12月5日までに、5000人―6000人程度の「正式候補者」を決定する見通しだ。個人立候補希望者をどこまで正式候補者と認めるかは、当局のさじ加減次第だ。

 舒さんらは、構成メンバーなどについて法律上明確な規定がない「有権者グループ」による事前選別の不透明さを批判。「候補者になれなかった場合、投票用紙から正式候補者名を削除して自分の名前を記入してほしい」と有権者に呼びかけている。(読売新聞)
[11月29日22時31分更新]

383とはずがたり:2003/11/29(土) 23:18
これも何のためかよくわからん?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031129-00000512-yom-int
「主権と安全守るため」3月に住民投票…陳総統が表明

 [(台北=若山樹一郎)]台湾の陳水扁総統は29日、西部の台中市で行われた後援会の会合で「(総統選挙が行われる)来年3月20日に、台湾の主権と安全を守るため、台湾史上初の住民投票を行う」と述べた。

 27日に立法院(国会)で住民投票法が可決されたのを受けての発言で、陳総統が住民投票の目的として「台湾主権の擁護」を挙げたのは初めて。具体的な設問内容などは明らかにしなかったが、住民投票を「『台湾独立』につながる動き」と警戒する中国の猛反発を呼ぶのは必至だ。

 中央通信によると、陳総統は、同法17条に「国家が外からの脅威に遭遇し、主権改変の恐れがある時、総統は行政院会(閣議)の決議を経て、国家の安全に関する住民投票を行える」との規定が盛り込まれたと強調。続けて「台湾への脅威は現在進行している」と暗に中国を批判しながら、「総統の使命として住民投票を行う」と述べた。(読売新聞)
[11月29日21時29分更新]

384とはずがたり:2003/11/29(土) 23:27
>>380
原理原則論を云ってもロシアが納得して撤退する事はないでしょう。
アメリカの空襲にも当時の日本政府は非戦闘員への無差別攻撃は国際法に違反していると抗議してますよね。
憤激する理由にはなるでしょうが余り拘りすぎるのも生産的ではないように思えます。

385とはずがたり:2003/11/29(土) 23:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031129-00000104-jij-int
キリバスとの断交決定=中国、台湾に一層反発

 [(北京29日時事)]中国外務省は29日、太平洋の島国キリバスと外交関係を断絶することを発表した。同国は今月7日、台湾との外交関係樹立を発表しており、中国は台湾の住民投票の動きとともに陳水扁政権への反発をより強めることは必至だ。
 中国の馬書学駐キリバス大使が29日、首都タラワで「キリバス政府は中国との友好関係を顧みず、独断専行で『2つの中国』を作り出した」として抗議し、断交の決定を通告した。キリバスには中国の人工衛星の追跡基地があり、中国政府も一定の影響を受けるとみられる。 (時事通信)
[11月29日21時2分更新]

386とはずがたり:2003/11/29(土) 23:30
ほんま何のためにタリバーン倒したんだか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031130-00000026-mai-int
<アフガン>ケシの栽培面積、昨年の2倍 テロリストの資金源に

 [(ワシントン中島哲夫)]今年のアフガニスタンでのケシ栽培面積は昨年の2倍に増え、旧タリバン政権末期の36倍に達したという見積もりを、米ホワイトハウスの国家麻薬管理政策局がまとめた。ロイター通信が28日、伝えた。

 同局のデータによると、タリバン政権崩壊前に作付けされた01年のケシ栽培面積は1703ヘクタール(大半は同政権支配地域の外)だったが、02年の栽培面積は18倍以上の3万1119ヘクタールに急増、03年はさらに倍増して6万1511ヘクタールとなった。今年のアヘン生産量は2865トンと推定している。

 タリバン政権下でほぼ根絶されていたケシ栽培の復活は、同政権を打倒しカルザイ暫定政権を支援する米国にとって不都合な汚点となる。

 同局は「アフガンでのケシ栽培増加は深刻化している。ケシ栽培と麻薬取引は法秩序を崩すと同時にテロリストに資金を与えている」と警鐘を鳴らす一方、治安悪化により麻薬対策事業に大きな支障が出る状況が早急には変わらないだろうと予測している。

 同局の見積もりは、10月末に国連が発表した「03年のケシ栽培面積は前年から8%増の8万936ヘクタール、アヘン生産量見込みは3600トン」という数字とかなり開きがある。国連が現地調査と商業衛星の情報を根拠にしているのに対し、同局は米政府の衛星情報分析システムを用いた抽出調査に依拠しているという。(毎日新聞)
[11月29日19時34分更新]

387日帝極右保守反動分子:2003/11/30(日) 00:11
>>384
ロシア人が自発的に撤退などするわけがないことは
対日参戦だけではなくて、現在の南千島とチェチェンでの状況、
それまでの樺太、千島の歴史、等過去の歴史を見ましても
明白なことで充分承知しています。
しかし北方領土問題(私は南樺太、全千島と思っていますが)
は我が国の国民の生命と財産が犯された
いわば拉致問題と同じく主権に関わる問題ですので
断固として譲るわけにはいきません。
未だに南樺太、千島を追われた方々もご存命ですし。

アメリカも空襲や原爆など非人道的な国際法違反、
違法な占領統治をしていますが、
ロシア人の様に一方的な収奪ばかりせず、食料を分け与え、
講和条約においては請求権は放棄しています。
この点はアメリカはロシアに比べてマシです。

388日帝極右保守反動分子:2003/11/30(日) 00:24
>>383
アメリカが北朝鮮問題で影響力を握る中国に対して
台湾問題で譲歩することのないようにシグナルを送ったのだと思います。
産経新聞にもこのように書いてありました。

389日帝極右保守反動分子:2003/11/30(日) 00:52
>>378
そうです。
ただ世界的には認知度が低く、樺太、千島は全てロシア領となっているものが
ほとんどのようです。
私がホームステイしたことのあるオーストラリアもそうでしたし。

390とはずがたり:2003/11/30(日) 13:11
>>389
それは詰まり貴君の正論(>>387)も世界的に見れば詭弁だと思われていると云う事なんではないでしょうか?
同盟国のアメリカの地図とかどうなんでしょうかね。
日本の地図でインド,中国,パキスタンの国境地帯は係争地の扱いになっているけど,イスラエルなんかは国連決議よりは広い地域がイスラエル領になっているけどヨルダン川西域とかはイスラエル領にはなっていなかった。
この辺の扱いとかどうなんでしょう。

391とはずがたり:2003/11/30(日) 13:42
アメリカがあの時,ヒロヒト体制の除去を強行に主張していたらこのような戦後状況になったのでしょうかねえ。

http://www.asahi.com/international/update/1130/002.html
イラクで日本人外交官2人殺害 ティクリート付近移動中

 イラク北部のティクリート付近で29日午後5時ごろ(日本時間午後11時ごろ)、バグダッドの日本大使館所有の乗用車が襲撃され、乗っていた奥克彦・在英大使館参事官(45)と、井ノ上正盛・在イラク大使館3等書記官(30)の2人が殺害された。レバノン人の運転手も意識不明の重体。外務省は30日未明、小泉首相の指示を受けて緊急対策本部を設置し、情報収集を急いでいる。川口外相は田中和徳大臣政務官を30日午後、現地に向けて出発させる。3月のイラク戦争開始以降、イラク国内で日本人の死者が出たのは初めて。日本政府が目指している自衛隊や文民要員の派遣に大きな影響を与えるのは確実とみられる。

 川口外相は30日午前9時過ぎ、外務省で記者会見し、米英の暫定占領当局(CPA)から、殺害された2人の身元を確認したという連絡があったと発表した。

 これに先立ち、外務省の北島信一官房長と堂道秀明中東アフリカ局長が午前6時過ぎから緊急に記者会見して、事件の状況を説明した。日本時間の30日午前0時40分ごろ、CPAからバグダッドの日本大使館に通報があったという。

 亡くなった奥参事官と井ノ上3等書記官は、レバノンに車両登録されている黒色の四輪駆動の軽防弾車に乗っていて襲われた。非政府組織(NGO)などが出席して29日にティクリートで開かれることになっていた北部イラク支援会議に出席するため、出張中だった。

 バグダッドの日本大使館がCPAとともに、襲撃の背景など事実関係の確認を急いでいる。日本の外交官と認識したうえでの襲撃だったかどうかについては分かっておらず、外相は会見で「テロかどうかは分からない」と語った。

 外務省は「使用された武器は、対戦車砲などで狙われたのではなく、小火器である可能性が強い」と説明している。武装した警備員は同行していなかった。事件に気づいた地域の住民が3人をティクリート市内の病院に搬送したという。

 外務省によると、バグダッドの日本大使館の日本人職員は、出張中の職員も含めて11人の態勢。

 ティクリートは、サダム・フセイン元大統領の出身地で、イラク戦争後もテロなどが頻発している地域。襲撃事件が起きたのは、その南方10〜15キロの地点という。

(11/30 10:33)

392おりーぶの木:2003/11/30(日) 14:40
>>391
まず犠牲者のお二方には心より御冥福をお祈り申し上げます。
しかしこれで自衛隊派遣は難しくなりましたね。行けばまず狙い撃ちされるのは火を見るより明らかなんだもの。
これで派兵した挙句、多大な犠牲者を出し、なおかつ来年秋の大統領選でブッシュが再選されなかったとなればどう責任を取るおつもりなのかな?
米民主党の総意はブッシュ政権の失策を批判した上で、国連主導に切りかえるというスタンスですからね。結局はブッシュ政権の御機嫌とりだけに過ぎない話という笑えない国辱的なオチになりそうですね。

393とはずがたり:2003/12/02(火) 23:57
尊い犠牲を自衛隊の海外公館警護という海外派兵の口実に使うのは如何か。
そもそも外交官を警護無しで活動させていた事はどうなのか?
アメリカ軍は護ってくれないのか?護ってくれないなら自衛隊が護らないと駄目だと思うが。

http://www.asahi.com/politics/update/1202/006.html
「在外公館、自衛隊で警備を」外相、法改正検討表明

 川口外相は2日の記者会見で、在イラク大使館を含むすべての在外公館の警備態勢について、武装した自衛隊による警備も選択肢として検討すべきだとの考えを示した。イラク国内で日本人外交官2人が殺害された事件を受け、在外公館の警備強化が必要との問題意識が背景にある。ただ、自衛隊による警備には自衛隊法改正など他省庁にまたがる広範な法的措置が必要なうえ、在外公館の警護を所在国に任せる「相互主義」の問題が絡む可能性がある。政府内では慎重な意見が多く、実現は容易ではなさそうだ。

 外相は会見で、「バグダッドではほとんどの大使館が自国の軍なり特殊警察に警備してもらっている。国によっては大使館員をはるかに上回る警護の人を置いている」と指摘。そのうえで自衛隊法の改正について「検討が必要という問題意識は持っている」と述べた。

 これに関連し、逢沢一郎外務副大臣も2日午前開かれた自民党の外交部会などの合同会議で、「自ら守れる態勢をいかにつくっていくか党のご協力もお願いしたい」と発言。会議終了後、記者団に「国家として自らの在外公館の安全を確保する。十分議論し、できるだけ速やかにこういった態勢が整うべきではないかと考える。国民の理解も得られるのではないか」と語った。

 在外公館の警備は現在、防衛庁や警察庁から職員が外務省に出向して警備対策官として勤務しているが、実際の警備は公館が所在する国にゆだねている。

 一方、石破防衛庁長官は2日の記者会見で、この問題について「実力組織を派遣することをどう評価するのか。もちろん在外公館の安全を確保するのは国家的な課題だが、(所在国に警護を任せる)相互主義をどう考えるか。きちんと整理したうえでなければ、自衛隊の活動を規定できない」と慎重姿勢を示した。

 外務省としても、省内での本格的な検討作業はこれからで、首相官邸や防衛庁などとの協議もまだ行われていない。川口外相や逢沢外務副大臣の発言には、日本人外交官殺害事件を機に、在外公館の安全対策の強化に向けて世論を喚起する狙いがありそうだ。

(12/02 13:38)

394とはずがたり:2003/12/11(木) 18:21
折角現地で活動している日本のNGOが自衛隊が来るせいで邪魔されるとこが解っているのかね?小泉には。ありがた迷惑甚だしい。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/iraq_bill.html?d=11fuji31895&cat=7&typ=t
サマワ緊迫!治安悪化加速で自衛隊“戦々恐々” (夕刊フジ)

[(バグダッド11日=夕刊フジ特電)] サマワ緊迫-。自衛隊派遣予定地のイラク南部サマワ。親日派が多く穏健な土地柄だが、最近は高失業率やインフラ未整備で住民感情もすさみ、デモが相次いでいる。8日から9日にかけてのデモには、駐留オランダ軍が出動する異例の事態も。10日にバグダッドから帰国した非政府組織(NGO)メンバーも「必ずテロの標的になる」と断言するなど、復興支援の先行きに暗雲が立ち込めている。

 サマワは人口35-40万人。穏健なイスラム教シーア派が多く、治安は比較的安定している。自衛隊調査団の報告でも「夜間に歩いても安全」と記載されるほどだ。

 スンニ派の宗教指導者を重用した元大統領のフセイン(65)による長い圧政のため、水道や道路建設などのインフラ整備が極端に遅れている。

 自衛隊派遣の情報について、現地では「日本企業の進出で、経済浮揚の絶好の機会」(地元ジャーナリスト)と曲解され、大歓迎されているという。

 背景にあるのが極端な経済破綻(はたん)。住民の間では「実質失業率は60-80%」(同)とも言われており、市内では雇用拡大を求めるデモが頻発している。

 8日のデモは失業者約200人が連合軍暫定当局(CPA)に押しかけ、一部が暴徒化。出動要請を受けたオランダ軍がデモ隊を解散させた。

 陸上自衛隊の浄水場支援が期待されるルメイサ(サマワの北方50キロ)でも9日、「フセイン政権崩壊後で初めて」(警察幹部)のデモが起きている。

 防衛庁は11日までに、空自の先遣隊を年内にクウェートとカタールに派遣する方針を固めた。派遣任務の詳細を定める実施要綱策定後、防衛庁長官の派遣命令を受け、出発は20日以降になる。

 1月中旬までにクウェートでの受け入れ態勢を整え、本隊のC130輸送機を派遣する方針。

 小泉暴走の余波で派遣のカウントダウンが進むなか、サマワは日々緊迫の度を深めている。

 バグダッドで小学校の修復に当たり、急遽(きゅうきょ)帰国したNGOのメンバー、赤堀久美子さん(28)が10日、現地の様子や自衛隊派遣の危険性を語った。

 赤堀さんらの修復作業は、来週中にも完了するはずだったが、急速な治安の悪化で帰国を余儀なくされたという。

 自衛隊のイラク派遣には「混同されてNGOがテロ攻撃の対象となる危険がある。自衛隊は間違いなくテロのターゲットとなるので、行かない方がよい」と指摘。

 「日本ができることはたくさんあるが、派遣は米英軍への協力と受け取られる」とも話した。

[ 2003年12月11日13時0分 ]

396デモクラット:2003/12/15(月) 00:18
ひとまずはめでたい。あくまでひとまずだが。

「フセイン元大統領を拘束」CPA代表が発表
http://www.asahi.com/international/update/1214/009.html
--------------------------------------------------------------------------------
イラクの米英占領当局(CPA)のブレマー代表は14日午後3時(日本時間午後9時)過ぎから会見し、サダム・フセイン元大統領(66)を、故郷のティクリート南方で米軍が13日夜、拘束作戦の結果、拘束したと発表した。イラク戦争の開戦から約9カ月の時点での元大統領拘束は、フセイン旧体制復活の可能性がなくなったことをイラク国民に納得させる上で、米英占領体制にとっては大きな突破口だが、元大統領を今後どう裁くのか、また、旧体制に忠誠を誓う勢力による米軍への攻撃が今後どのように推移するかなど、今後の課題はなお多い。
複数の情報を総合すると、米軍は元大統領の故郷、ティクリートの隠れ家を急襲、拘束したという。元大統領には多数の影武者の存在が指摘されており、血液鑑定などで本人であることを確認した。
米軍は、イラク人からもたらされた情報により、現場を急襲した模様だ。情報提供者には、2500万ドル(約28億円)の懸賞金が用意されていた。

397とはずがたり:2003/12/15(月) 00:50
おおお!!!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

398おりーぶの木:2003/12/29(月) 10:32
いくら自民党機関紙に過ぎないとはいえ、これじゃ幼稚園児すら説得できないぜ(笑)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20031226ig15.htm
12月27日付・編集手帳


 女神テティスはわが子アキレウスを不死身にするため、冥界(めいかい)の川に浸す。彼女がつかんでいた踵(かかと)だけが水につからず、不死身とならなかった◆英雄の故事に名称の由来するアキレス腱(けん)は、「唯一の弱点」のたとえでもある。人の弱みを見抜き、つけこむことを「足もとを見る」というが、足もとが大事であることに洋の東西はないらしい◆イラクの復興を支援する三十数か国の協調体制がアキレウスならば、それを崩したいテロリストはどの部位を狙うだろう。テロに屈しないことで結束する国を狙っても張り合いがない。すぐに撤収騒ぎが持ち上がり、政局も乱れそうなアキレス腱はどこだ…◆野党は自衛隊のイラク派遣に反対し、不測の事態が生じた場合の首相の責任問題にも言及している。テロリストの耳には、「国際協調の最も弱い部位は私たちです」とアキレス腱が自ら名乗りを上げているように聞こえることだろう◆第一陣の空自先遣隊がきのう、中東に向けて旅立ち、自衛隊による復興支援が動き出した。反対してきた手前、野党もここで賛成とは言えまいが、派遣隊員のもとに危険を招き寄せることのないよう、言動に配慮が働いていい時期である◆ギリシャ神話のアキレウスは弱点の踵を射られ、倒れた。国際協調というアキレウスを卑劣な矢で死なせてはならない。

(2003/12/27/01:56 読売新聞 無断転載禁止)

399とはずがたり:2004/01/07(水) 10:40
ロシア帝国も大清帝国もまあ国家として何とか統一体を維持してきたのだが,イスラーム帝国だけはバラバラにされちまって石油という戦略物資を握るものの経済発展というには程遠く周辺地域に貶められて居る。
イスラム教徒は鬱積した思いを原理主義などに走らず経済統合・政治統合へむかへ。

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/iran.html?d=07kyodo2004010601003933&cat=38&typ=t
イラン、エジプトが復交 中東の勢力地図塗り替える (共同通信)

 【テヘラン6日共同】イランのアブタヒ副大統領は6日、共同通信に対し、イスラム革命が達成された1979年に断交したエジプトと同日、25年ぶりに国交を全面回復することで合意したと明らかにした。

 イランとアラブの盟主エジプトとの国交回復は、イランとアラブ諸国の一層の関係強化につながるほか、イスラエルに対する圧力にもなり、中東の勢力図を塗り替える動きといえる。また、米国寄りのエジプトとの関係改善は、イランの対米関係にも影響を与えるとみられる。

 カタールの衛星テレビ、アルジャジーラによると、イランとエジプトは2日以内に国交回復を正式発表し、近く相互に大使館を開設する。

 アブタヒ副大統領はロイター通信に対し「両国は関係回復を決めた。これは決定的な動きで、両国は現在(外交関係復活に向け)準備を進めている」と述べた。

[ 2004年1月7日0時27分 ]

400とはずがたり:2004/01/07(水) 19:16


http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=07reutersJAPAN134664&cat=17&typ=t
北朝鮮、経済改革により政変のリスクも=研究報告 (ロイター)

 [ワシントン 6日 ロイター] 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に関する研究報告によると、2002年以来行われている北朝鮮の経済改革がかつてないほど民衆の間に浸透しており、政権から強い政治力が奪われ、政変につながる可能性が出てきたという。
 この報告書の名前は「金正日後の朝鮮」で、英国際経済研究所のエコノミスト、マーカス・ノーランド氏がまとめた。
 ただ、同氏は、反政府運動を形成する組織が存在しないことなど、一定の要因が引き続き政府の存続を可能にする見通しとして、革命は予想しない、と述べている。
 しかし、同氏は、ロイター通信との電話インタビューで、「現在は政治的に力のある勢力が集まりつつあり、市民レベルの社会的、経済的つながりが根本的に変化しつつある」と指摘。そのため、「政変」が起こる可能性が高まっている、と語った。
 北朝鮮における政変の可能性を分析するため、経済データをもとに正式なモデルを構築した研究結果を発表したのは同氏が初めて。
 同氏は、金正日政権の存続は、とくに韓国を中心とした外国の支援に大きく依存するだろう、としている。

[ 2004年1月7日(水)15時50分 ]

401とはずがたり:2004/01/07(水) 20:26
首長選も公認が普通なんでしょうかね?

http://www.asahi.com/international/update/0107/002.html
ロンドン市長が労働党に復党

 00年の選挙で労働党から除名されながら当選したロンドンのケン・リビングストン市長が6日、党幹部の聴取を経て復党を認められた。前回市長選では、「彼が市長に選ばれればロンドンにとって大災害だ」とまで批判したブレア英首相だったが、この日は「4年前の予言は間違っていた。この間の市長の業績は素晴らしい」と持ち上げた。

 同市長は、かつて労働党内の急進左派だった。市長選では無所属で出馬して除名されたが、「反中央政府」を唱えて支持を集め、党公認候補を破った。昨年2月には公約通り、都心部に入る車両に5ポンドの通行料を課す「渋滞課金制度」を導入。「技術的に無理だ」などという党の批判にもかかわらず、軌道に乗せた。

 世論調査でも高支持を得ているため、党内では今年6月の市長選では復党を認めて公認にするのが有利との判断が働いた。

 同市長は、イラク戦争でブッシュ政権を激しく批判し、物議を醸してきた。この点を問われたブレア首相は、BBCテレビで「私は外交、彼はロンドン市政に責任を持っており、問題はない」とかわした。 (01/07 11:20)

402とはずがたり:2004/01/07(水) 20:28
http://www.asahi.com/international/update/0106/002.html
ビザ入国者に顔写真と指紋採取 米国で新入管制度

 米国土安全保障省は5日、米国に査証(ビザ)を持って入国する外国人に、指紋の採取と顔写真の撮影を義務づける新たな出入国管理制度を導入し実施を始めた。9・11同時多発テロを契機としたテロ対策の一環。日本人の場合、90日以内の訪問で観光、商用の場合はビザを免除されているため対象にならないが、長期滞在のビジネスマンや留学生、ジャーナリストなどは適用を受ける。

 ワシントン郊外のダレス国際空港で会見した同省当局者によると、この制度は「US−VISITプログラム」と呼ばれ、当面は全米115カ所の主要空港と14カ所の港で始められた。陸路など、他の入国地点も今後、順次対象に含めていく方針だという。

 新たな手続きでは、旅券審査の後、まず顔写真を撮影、続いて親指と人さし指の指紋を電子スキャナーで採取する。1人当たり平均15秒かかる。採取された指紋などの情報は、国際指名手配者や連邦捜査局(FBI)の手配リスト、ビザ申請時の情報と照合され、不審者は瞬時に分かるという。

 昨年11月からアトランタ空港で試験的に先行実施されており、同当局者によると、この試験実施中に手配者21人を識別したという。

 当面は、入国時だけだが今後、出国の際にも同様の手続きを実施し、入国時の情報と照合することも検討されているという。 (01/06 11:18)


http://www.asahi.com/international/update/0106/009.html
ブラジルが意趣返し 米国人だけに指紋採取と顔写真撮影

 テロ対策として5日から、国際空港などで外国人の顔写真撮影と指紋採取を始めた米政府に反発し、ブラジルは米国人だけを対象に同様の措置をとっている。リオデジャネイロ国際空港などで最高9時間近くも待たされる米国人が続出し、在ブラジル米大使館は抗議声明を出した。

 地元の報道によると、ブラジルの入管当局が動いたのは、同国連邦裁判所が先月29日、米政府の方針を「人権も人間の尊厳も無視し、野蛮。ナチスが行った外国人排斥にも匹敵する」と非難し、対抗措置をとるよう政府に命じたためだ。

 急な決定だったため準備が間に合わず、米国人旅行者の指にインクをつけて、紙に指紋を写し取っている。さらに、番号札を胸のあたりに持たせて顔写真を撮るが、順番待ちの長い列ができている。

 「まるで容疑者扱いだ」と苦情を受けた米大使館は5日夜、「米国人だけを狙い撃ちにした措置が突然、実施され、遺憾だ」とする声明を発表。「米国の新システムは、最新の機器を使って迅速に入国者の人定を行うもので、ブラジル人だけを対象にしたものではない」と抗議した。

 リオデジャネイロ市の当局者は「観光への打撃は必至。指紋採取などの措置をやめるか、作業を早くする方法を考えるべきだ」と懸念している。

(01/06 20:15)

403とはずがたり:2004/01/10(土) 03:36
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040110k0000m010148003c.html
自衛隊派遣命令:
「戦地」での活動に踏み出す

 石破茂防衛庁長官が9日、イラクへの陸上自衛隊先遣隊と航空自衛隊本隊の派遣命令を一括して出したことから、自衛隊の活動は、戦闘状態がなお続き危険度が高い「戦地」での活動に大きく踏み出すことになった。イラクでは米軍への攻撃が続発し、陸自先遣隊、空自本隊とも安全確保への不安をぬぐいきれないままだ。政府が派遣時期などの情報漏れに神経質になるのもこうした厳しい事情を反映したものだが、野党は「説明責任を果たしていない」と一斉に反発している。【及川正也、宮下正己、古本陽荘】

◇安全確保は不透明

 「オランダ軍の警護態勢と自衛隊との連携、自衛隊の装備や隊員の練度を勘案し、先遣隊派遣に十分だと判断した」

 石破長官は9日の記者会見で、陸自先遣隊への派遣命令を決断した理由をこう説明した。しかし、この時期の派遣命令は、陸自本隊が活動するイラク南部サマワに展開するオランダ軍の交代時期に合わせるための「既定路線」でもあった。

 陸自はオランダ軍との調整の結果、3月下旬までに陸自派遣を完了させることで合意。宿営地設営を担う施設部隊を今月下旬に派遣する必要があり、「10日までに先遣隊を出さなければ、派遣計画に支障をきたす」(同庁筋)ためだ。

 しかし、「スケジュール消化」とは裏腹に、イラクでは反米武装勢力によるテロは、フセイン元大統領拘束後も沈静化する気配はない。石破長官も「安全対策に100%確実はない」と繰り返し、「戦地」派遣への不安はぬぐえない。

 石破長官はこの日、陸自先遣隊と併せて空自本隊に派遣命令を出したが、空自のC130輸送機の活動拠点ともなるバグダッド空港では、米軍の大型輸送機C5が8日、離陸直後に地対空ミサイルとみられる攻撃で被害を受けたばかり。

 陸自先遣隊は、武器使用の手順を定めた部隊行動基準(ROE)に沿った訓練を重ね、防衛庁は機関銃の銃撃にも耐えられる軽装甲機動車8台も輸送、現地での移動に使う。隊員の携行武器には機関銃も用意することにしている。

 空自では、地対空ミサイル攻撃に対し(1)離着陸時にらせん状に飛行して射程圏外を飛ぶ(2)誤誘導装置「フレア」の設置――などの安全対策を講じ、石破長官は9日、「ミサイル回避にかなり確度の高い知見を得ている」と自信を見せた。

 だが、失業者のデモが多発するサマワでは、陸自が来ることに対して雇用創出につながるとの期待感が強まっており、「現地の期待値と自衛隊の復興支援にかい離があれば、危険な状況を招きかねない」(防衛庁幹部)との不安材料がある。一方、米軍輸送機への被害原因は「軍事機密」をタテに明らかにされておらず、空自のC130の安全対策に疑問は残ったままだ。

 イラク復興特措法は防衛庁長官に派遣隊員の安全確保を義務付けているが、不透明さは否めない。

◇長官訪欧前「駆け込み」発令か

 9日の派遣命令では、陸自先遣隊に併せて、空自本隊にも発令された。「セット命令」になったことについて、石破長官は同日の会見で「飛行場は自衛隊が主体的に選定でき、給食、施設など厚生の支援状況も問題なく、通信基盤も確立している」と、受け入れ準備状況などが整ったためと説明した。

 石破長官が11日から16日まで英国、オランダ、フランス3カ国を訪問する。このため、帰国後では米軍との調整で今月下旬で決定している本隊派遣が間に合わなくなるという事情があり、「余裕を持って発令した」(同庁筋)との側面が強い。

 防衛庁幹部は「陸自がまったく動いていない状況で長官がオランダを訪問すれば何しに行ったのか、ということになる」と指摘。派遣に向けた「意思表示」となる派遣命令を、長官訪欧前に発令した、という印象は否めない。

 本隊派遣については「首相の承認」が必要とされていたが、9日は石破長官が小泉純一郎首相に承認を得るような“セレモニー”は、文書で決裁した。「首相承認」は、自衛隊派遣に慎重な公明党への配慮からだっただけに、あえて騒ぎ立てなかったともみられる。

 これに対し、野党内には「派遣命令をまとめて出すことで、国民の批判を瞬間風速的に抑えたいのではないか」(民主党幹部)との批判も出ている。

404とはずがたり:2004/01/10(土) 03:36
>>403続き

◇日程混乱 官邸が過敏反応

 イラクへの陸自先遣隊と空自本隊への派遣命令が9日石破長官から出されたが、日程決定をめぐる過程で、官邸と防衛庁間の調整に混乱が目立った。日程の事前報道に福田康夫官房長官が同庁の「情報漏れ」として立腹し、報道のたびに予定された日程の変更を防衛庁側に迫ったためだ。

 防衛庁が同日、自衛隊派遣について異例の「報道自粛」要請をしたことも官邸側の意向が反映したとみられており、報道への神経質な対応ぶりがここにきて目立っている。

 陸自先遣隊について防衛庁は当初から9日の派遣命令を予定、出発日は16日の予定だった。しかし、この日程が事前に報道されたことに福田長官は激怒。いったんは「派遣命令10日、出発15日」にずらすように同庁に再検討を要請した。しかし、今度は「10日」が報道されると、さらに再検討――と転々とした。石破長官が福田氏の意向に敏感になって対応することに、防衛庁内には「福田長官の過敏さが伝染してしまったようだ」(幹部)との不満も出ている。

 福田長官は9日の会見で、派遣命令については防衛庁長官の所管としながらも「(石破長官に対して)指示はしていないが、相談はした」と関与を認める発言をした。

◇野党、一斉に反発

 イラクへの陸自先遣隊に派遣命令が出たことを受け、野党各党は一斉に強く反発。派遣命令の撤回を国会内外で求めていく考えだ。

 民主党の菅直人代表は9日、「戦争状態が続くイラクへの自衛隊派遣は(非戦闘地域への派遣をうたった)イラク特措法の趣旨と矛盾している」と改めて批判。「公明党対策かもしれないが、『調査のために』と言い訳を作りながら、じわじわ本隊派遣との間を埋めていくやり方自体姑息(こそく)だ」と指摘した。

 共産党の市田忠義書記局長と社民党の福島瑞穂党首はそれぞれ「派遣は憲法違反」との立場から批判した。

◇予想される派遣スケジュール◇

1月9日  陸自先遣隊に派遣命令

      空自本隊に派遣命令

 16日ごろ 陸自先遣隊を派遣

 19日〜  通常国会で派遣承認の審議

 下旬   陸自先遣隊の一部が帰国

      陸自本隊派遣について政府・与党協議

      首相が陸自の施設部隊・本隊派遣を承認

      空自本隊を派遣

1月末ごろ 陸自施設部隊を派遣

2月下旬〜 陸自本隊を3段階で派遣

[毎日新聞1月10日] ( 2004-01-10-01:25 )

405憲政擁護者:2004/01/10(土) 11:18
>>401
米国では、首長公選制を採用しているところは、公認を立てていますね。
フランスでは、1970年代の左右二極化に伴い、首長が急速に政党色を帯びました。
政党が国民に根付こうと思えば、首長選に自治体支部長を公認で立てるくらいのことが必要でしょう。
ただ、言うまでもなく、政党自体の質も無縁ではありませんが。

406とはずがたり:2004/01/10(土) 11:25
>>405
>左右二極化に伴い、首長が急速に政党色を帯びました
なるほど。
相乗り横行の日本も争点をはっきりさせれば急速に政党色を帯びさせる事は可能ですかな。

407憲政擁護者:2004/01/10(土) 12:02
>>406
本来は政党公認であれ、無党派であれ、当選すれば住民本位の地方政治を行うのが当然なのですがね。
日本では今、政党が党利党略の手段としか思われていません。
それが、住民生活が争点となる地方自治にはそぐわない、とされる最大の原因ではないでしょうか。
その点、外国の事例を調べてみる必要がありますね。

与野党対決にするには、地域支部が独自色を強め、地域密着型の争点を掲げることで、地域ごとに対立軸を創るしかないでしょう。
それと、既に与野党対決型となっている選挙では、推薦ではなく公認にするとか。

408憲政擁護者:2004/01/13(火) 12:02
北岡伸一はあたかも国粋主義者であるかのように言われますが、実際の話を聞くと、そんなことはありません。
確かに、自衛隊イラク派兵に関しては行き過ぎていると思いますが、
それ以外は、国家・国民の安全を考えれば、しごく真っ当な意見だと思っています。

国連次席大使に東大・北岡教授を起用へ 民間人を初起用
http://www.asahi.com/politics/update/0113/001.html

 政府は、国連代表部次席大使に民間人として初めて北岡伸一東大教授(日本政治外交史)を起用する方針を固めた。北岡氏は今春にも着任する。日本は来年から国連安全保障理事会の非常任理事国を務める見通しで、外交・安全保障問題の論客として知られる北岡氏の起用で態勢を強化する方針だ。

 国連代表部には通常、特命全権大使が2人置かれている。現在はいずれも外務省内から起用の原口幸市氏が首席大使、本村芳行氏が次席大使を務めている。北岡氏は本村氏の後任となる。

 政府は、外務省改革の一環として民間人の大使や省幹部への起用を進めている。学者出身ではこれまで、上智大教授からジュネーブ軍縮会議代表部大使に起用された猪口邦子氏、慶大教授から米国公使となった阿川尚之氏などの例はあるが、国連代表部の大使は初めてだ。

 北岡氏は、小泉首相の外交政策を補佐する「対外関係タスクフォース」のメンバー。川口外相の要請に基づいて日本の対外政策の検討を進めた専門家グループ「外交政策評価パネル」では座長を務めた。

     ◇

 北岡 伸一氏(きたおか・しんいち)東大院修了、米プリンストン大国際問題研究所客員研究員、立教大教授などを経て、97年10月から東大法学部教授。55歳。 (01/13 06:06)

409とはずがたり:2004/01/14(水) 18:22
12 名前: カマヤン@コピペ推奨 投稿日: 2004/01/08(木) 22:11

http://www.emaga.com/info/7777.html
http://www.emaga.com/bn/bn.cgi?7777
http://www.emaga.com/bn/?2004010014372750010058.7777
〔以下、引用。引用の際は、http://www.emaga.com/info/7777.html を添付のこと〕
==================================
▼北海道大学の山口二郎氏から、以下の文章をいただいた。ひでぇ話である。
一つの出来事が、非常に重大な問題をいくつか孕んでいる。この文章を読めば、
ぼく〔竹山〕が山口氏の文章を「端正だ」と感じる感覚を、多くの読者にも共有していただけるだろうと思う。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 軍優先の社会への移行・・・ 第11師団長によるクーデターの予告
 竹山さん、いつもご苦労様です。大変勇気づけられながらよんでいます。
自衛隊派兵に関連して、北海道でとんでもないことが起こっているのをご報告します。
みなさんにも伝えてください。
 1月6日、札幌雪祭りの雪像づくりの作業開始式で、雪像づくりを行う自衛隊第11師団
(札幌市真駒内駐屯)の師団長は、雪祭り会場の大通公園周辺で、イラク派兵に反対する市民のデモ、
行動が起こった場合、自衛隊が雪像づくりから撤収する可能性があると述べた。
 これに対して、札幌市は自衛隊の雪像づくりを円滑に進めるため、大通公園付近における市民の集会、
デモ等に対して、公園の管理者として退去するよう指導するという方針を決めた。(以上の事実経過は、
北海道新聞1月6日夕刊および7日朝刊による)
 私はこの記事を読んで、クーデターの予告だと思いました。雪祭りを人質にとって、イラク派兵に
反対する市民の活動をするなと、自衛隊の責任者が堂々と恫喝したのです。
 政府の行動、方針に対して意見を表明する自由は、民主主義の大前提であり、基本的人権の根幹です。
これに対して自衛隊の責任者が正面から挑戦するとは、一体どういうことか。
 自衛隊員が、国民の支持のもとにイラクに行きたい気持ちは分かりますが、国民に対して派兵に
反対するなと要求することとは全く別です。
 自衛隊員にはそのような要求を行う権利はないわけで、この師団長の発言は明らかな越権行為です。
 雪祭りの手伝いをしてほしければ、市民として当然の権利行使を控えろと要求するその態度は、
クーデターを起こす軍人のそれにつながるものだと思います。

410とはずがたり:2004/01/14(水) 18:22

13 名前: カマヤン@コピペ推奨 投稿日: 2004/01/08(木) 22:12

 自衛隊のイラク派遣という憲法違反が、師団長によるデモ自制要求という新たな憲法違反を
生み出しているわけです。
 さらに大きな問題は、札幌市役所が自衛隊のご機嫌を取るあまり、大通公園付近における市民の
行動についてあらかじめ抑制する方針を決めたということです。
 法に基づいて市民の権利を擁護すべき市役所が、自衛隊のご機嫌を取るために市民の権利を
制約するなどというのは、言語道断です。
 上田札幌市長は、市議会で派兵に反対する意志を明確にしていたので、市役所のお偉方は自衛隊
との関係について神経過敏になっているのでしょう。
 それにしても、このような市役所の対応は、これまた法の支配の否定であり、軍への従属です。
 この出来事は、日本の社会が軍優先に移行しつつあることを如実に物語っています。
 もう1つの問題は、メディアです。
 こんな重大な発言をきちんと取り上げないメディアとは一体なんでしょうか。
 北海道新聞は6日の夕刊の1面トップでこれを報道し、7日の社説でも自衛隊を批判していました。
 しかし、大新聞では、私の見た限り、日経が短く報道しただけで、他は全く触れていませんでした。
 朝日、毎日は何をやっているのだ。
 またNHKも、6日夜のニュースで、自衛隊の活躍を紹介する記事(イラン地震救援隊、
松島航空基地のジェット機訓練、雪祭り雪像製作開始)を流していました。
 その中で、当の問題発言をした師団長の式辞も流していたのですが、厳しい環境の中で雪像を
作るという部分を紹介しただけで、市民社会に対する挑戦的な言辞の部分はカットしており、
そうした問題発言をしたという報道は全くありませんでした。
 昨今のNHKの姿勢からすれば驚くに値しませんが、それにしてもこれほどまでに権力を翼賛する
報道をしていて彼らは恥ずかしくないのでしょうか。
 最後に、自衛隊にただ乗りして、一部の業者の利権と化した雪祭りなんぞ、この機会にやめちまえ。
 1月11日12時半からの、日比谷公会堂における派兵反対集会に、一人でも多くの方のご参加を
お願いします。
  山口二郎 060-0809 札幌市北区北9条西7丁目 北海道大学法学部
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

411とはずがたり:2004/01/14(水) 18:27
>>409-410
昭和初期の軍部の台頭を生で見せられてるみたいでちょっと興奮するねえ。
我々は現代史から昭和初期の衆愚のように軍部への翼賛ではなく戦争への嫌悪を学んだ筈なんだが,大丈夫かね日本国民。

412とはずがたり:2004/01/15(木) 16:06
凄いねえ。3姉妹

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/indonesia.html?d=14yomiuri20040114id22&cat=35&typ=t
メガワティ3姉妹が“骨肉の争い”、3政党で総選挙へ (読売新聞)

 【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシア総選挙で、現職のメガワティ大統領(56)とその妹2人がそれぞれ政党を率いて参加することになった。3人はスカルノ初代大統領の第1夫人ファトマワティ氏の実娘だが、いずれも「父が掲げた建国の理想の正統継承者」を自称して反目し合っており、選挙戦では“骨肉の争い”を展開する事態も予想される。

 総選挙に名乗りを上げたメガワティ氏の妹2人は、「先駆者党」党首の二女ラフマワティ氏(53)と、「マルハエニズム・インドネシア国民党」党首の三女スクマワティ氏(52)。2人とも「メガワティ氏は大統領の器ではない。彼女は父の理念は何も受け継いでいない」(ラフマワティ氏)などと事あるごとに現大統領を罵倒(ばとう)し、一部有権者の支持を集めている。

[ 2004年1月14日21時18分 ]

413しょむ研水泡:2004/01/16(金) 08:40
 領土問題について。
 サハリン(樺太)は「千島樺太交換条約」で日本は領有権を放棄してるので
”返還”という表現は馴染まないかと。アメリカがアラスカ州をソ連から買った
みたいに買い戻すならともかく。
 自民が北千島(ウルップ島など)返還を要求できないのはサンフランシスコ
条約に「千島列島放棄」が明記されてるため。サンフランシスコ条約と日米安保
はセットなのでこれに異議を唱えると日米安保体制が揺らぐという懸念がある訳
でんな。
 尖閣諸島、竹島は国際法上は日本領になっとるみたいです。実態はともかく。

414とはずがたり:2004/01/16(金) 12:23
国後・択捉両島が千島列島に含まれて無いというのはなんだか詭弁な感じがします。
歯舞・色丹が千島に含まれてないのはよくわかるけど。

415とはずがたり:2004/01/18(日) 00:16
ソウルを在韓米軍が守っているという安心感を反米感情故に切った?
平沢や烏山は京畿道と云う事は南部と云ってもソウルの郊外に移転するだけ?

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040118k0000m030078000c.html
韓国駐留米軍:
ソウル市内から南部に完全移転 07年にも

 韓国の通信社、聯合ニュースなどが米ホノルル発で報じたところによると、米韓両国は17日までに、米韓連合軍司令部と国連軍司令部を含め、ソウル市内の竜山基地を早ければ07年に南部へ完全移転することで合意した。

 15、16日に米ホノルルで開かれた両国の同盟関係見直しに向けた協議で決まった。

 韓国側は米韓連合軍司令部と国連軍司令部をソウルへ残すことを希望したが、結局は米国側が求める完全移転を受け入れた。ソウルには連絡要員として約50人が残るが、竜山基地は京畿道の平沢や烏山へ移転する見通しだ。

 韓国マスコミによると、米国のラムズフェルド国防長官は昨年11月に訪韓した際、ヘリコプターで竜山基地上空を視察し「ニューヨークのセントラルパークに外国軍が駐屯するとすれば、米国民は受け入れるだろうか」と述べ、韓国の反米感情などを考慮し、移転の方針を固めたという。

 協議は韓国の車栄九国防省政策室長とリチャード・ローレス米国防副次官補がそれぞれ首席代表を務めた。車室長は「同盟関係を未来志向的に強固にするため、米国側提案を受け入れた」と述べた。

 双方は移転費用負担問題などでは合意に達せず、今後協議を続ける。(ソウル共同)

[毎日新聞1月17日] ( 2004-01-17-23:07 )

416とはずがたり:2004/01/18(日) 00:48
まあ野蛮なフランス人にいわれたかないわな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040117-00001040-mai-int
<仏内相>「相撲は知的スポーツでない」 大統領意識し日本批判

[(パリ福島良典)]「相撲は知的スポーツではない」――。仏誌パリ・マッチによると、野心家で知られるフランスのサルコジ内相が今月上旬の中国訪問で日本通の相撲愛好家、シラク大統領をあてこすり、相撲や日本をけなす暴言を吐いた。

 最新号のパリ・マッチによると、サルコジ氏は今月9日、香港での食事会の席上、「率直に言って、日本よりも中国の方が好きだ」と発言。「香港は魅惑的な都市だが、東京は違う。東京は息が詰まる。京都も何が人々の感嘆を呼ぶのか理解できない。御所もうらぶれているように映る」と日本の都市をこきおろした。

 さらに「ちょうど相撲のようなものだ。ポマードでまげを結った太っちょの格闘技なぞにどうして魅了されることができるのだろう。相撲は知的なスポーツではない」と日本批判をエスカレートさせたという。大の相撲ファンのシラク氏を意識した発言なのは明らかだ。

 サルコジ氏は現右派・中道政権で「最も人気のある閣僚」と呼ばれる。07年の大統領選への出馬に意欲を燃やす同氏は「大統領任期は2期に限るべきだ」と3選目となるシラク氏をけん制、新旧世代のライバル関係にある両者間にはぎくしゃくした空気が広がっている。仏メディアは相撲批判を「新たな不和の種」と一斉に報じた。(毎日新聞)
[1月17日13時17分更新]

417とはずがたり:2004/01/19(月) 22:47
漢文の専門家は何処かにいませんかね?御裁定を。

http://news.www.infoseek.co.jp/politics/story.html?q=19yomiuri20040119ia25&cat=35
首相が引いた墨子の言葉、菅代表「引用間違い」と指摘 (読売新聞)

 小泉首相が19日の施政方針演説の中で中国古代の思想家・墨子の言葉を引用したことについて、野党首脳が反発する一幕があった。

 墨子は紀元前5世紀後半から同4世紀前半に活躍したとされる人物。中国の「諸子百家」のひとりで、「非攻」を唱えた墨家の開祖とされる。首相は施政方針演説の中で墨子の言葉を引き、「我々が世のためになることを行うのは、人間として当然のことをなすという意味だ」として自衛隊などによるイラク支援の意義を強調した。

 これに対し、民主党の菅代表と社民党の福島党首は演説終了後、首相の引用の仕方は間違いだとかみついた。菅氏は「墨子は攻撃をしないように説いて回ったといわれる思想家で、どうしても攻められる場合には、共に守るという専守防衛の思想の持ち主といわれている」と指摘。さらに「言葉じりだけを引用するのはいかにも小泉さん的な言葉で国民をごまかそうとしている」と反発した。福島氏も「社民党と非常に近い平和主義者である墨子を引用しているのは支離滅裂でご都合主義だ」と批判した。「非攻」を説く墨子は、自衛隊のイラク派遣に反対する野党の主張にこそ近いというのが理由だが、どちらに軍配をあげる?

[ 2004年1月19日21時57分 ]

418とはずがたり:2004/01/20(火) 11:46
ナントにて。
>イスラム教徒移民初の知事として今月14日に指名されたばかり
中央集権国家フランスは知事も指名でしたねぇ。

http://news.www.infoseek.co.jp/world/story.html?q=19mainichiF0120m077&cat=2
<フランス>イスラム教徒の知事の車が爆破される (毎日新聞)

 【パリ福島良典】仏西部ナントで18日早朝、同国東部ジュラ県のアイサ・デルムーシュ新知事(57)の駐車中の車が爆破され、大破した。デルムーシュ氏は当時、自宅におり無事だった。

 アルジェリア出身のデルムーシュ氏はイスラム教徒移民初の知事として今月14日に指名されたばかりで、2月初旬に就任予定。車のボンネット内のエンジン部に爆発物が仕掛けられていたため、捜査当局はイスラム系新知事を狙った爆弾事件とみている。犯行声明などは出てない。

 シラク大統領は「この重大事件に憤りを覚え、犯人の早期逮捕と厳罰適用を望む」と表明、人権団体は「初の移民出身知事を標的とした人種差別的な動機による犯行」と非難している。

 フランスではイスラム教徒などの移民問題をめぐり緊張が高まっており、3月の地域圏議会選挙では社会不安に乗じた極右政党「国民戦線」の善戦や躍進が予想されている。


[毎日新聞1月19日] ( 2004-01-19-20:42 )

419とはずがたり:2004/01/20(火) 11:58
イスラエルの芸術に対するテロ攻撃だ!

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/israel.html?d=19kyodo2004011901000040&cat=38&typ=t
イスラエル大使が作品破壊 自爆テロ犯の肖像に激怒 (共同通信)

[(ロンドン18日共同)]ストックホルムの歴史博物館で16日に開幕した美術展で、自爆テロ犯の肖像を飾った展示品に激怒したイスラエルの駐スウェーデン大使が作品を破壊し、騒動になっている。スウェーデン放送などが伝えた。

 シャロン・イスラエル首相は18日、大使の行為を「拡大する反ユダヤ主義に立ち向かった」と高く称賛。スウェーデン外務省は、19日にも大使を同省に呼んで事情を聴くことにしている。

 問題の作品はイスラエル出身の芸術家ドロール・ファイラーさんの「白雪姫と真実の狂気」。真っ赤な液体を入れた長方形の“池”に浮かべた小舟に、同国ハイファで昨年10月、20人以上の死者を出した自爆テロ犯のパレスチナ女性の写真を帆のように掲げた。

 開幕式に出席したツヴィ・マゼール大使はスポットライトのコードを引きちぎるなどして同作品を破壊。「虐殺を呼び掛けるもの」と批判した。

[ 2004年1月19日5時47分 ]

420とはずがたり:2004/01/23(金) 22:43
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20040123/K0023201910039.html
2004年01月23日(金)
対北朝鮮制裁法案は2月上旬成立へ 入港禁止法案も加速

 日本独自の判断で北朝鮮への送金停止を可能にする外国為替法改正案について、自民、民主、公明の各党が大筋合意し、2月上旬の法案成立が確実となった。各党の狙いは拉致問題の進展にあり、この問題に絡んで北朝鮮に対する経済制裁法が成立するのは初めて。

 外為法改正案は、山本一太参院議員ら自民党若手でつくる「対北朝鮮外交カードを考える会」がまとめた。23日に3党が初めて協議し、民主党が事後に国会承認を求めることや理由を開示する義務などを盛り込んだ対案を提示。自民党側も国会承認については受け入れる姿勢で、29日の衆院財務金融委員会で委員長提案、30日にも衆院本会議で可決の方向だ。

 日本から北朝鮮への送金額は「把握している限りで、02年度で40億円」(財務省)とされる。第三国を経由するルートもあるが、送金停止になれば北朝鮮への打撃は大きいとみられる。 ただ、北朝鮮側は「経済制裁は宣戦布告とみなす」と反発しており、福田官房長官は23日の記者会見で「そういう法律を発動しなければならない時が来るのかどうか、予見できない。一つの政策手段として持つことだ」と述べ、法案が成立しても実施には慎重な姿勢を示した。

 万景峰(マンギョンボン)号など北朝鮮船舶を想定した「特定外国船舶入港禁止法案」(仮称)も今国会に提出される見通しだ。同法案は、来週から自民党部会で議論が始まる。入港に関する不平等な取り扱いを禁じている港湾法や国際慣例に抵触するとの指摘があるほか、民主党は態度を決めていない。

 安全保障上の理由で、永住外国人の再入国を禁じることができるようにする「再入国禁止法案」は、21日の拉致議連総会で民主党の西村真悟衆院議員が提案し、了承された。同法案については、拉致議連の中にも「在日朝鮮人を日本から閉め出すことは制裁の趣旨とは違う」と行き過ぎを懸念する声も出ており、各党が正式検討する段階に至っていない。

421とはずがたり:2004/01/30(金) 14:25
宗主国が勝手に作った人為的な国家が内戦に陥るのはむしろ当然。
国際社会は内政不干渉などせずに,スーダンの自治権と資源の配分権の保証さらには分離独立にも踏み込んで良いと思う。ちうかそうすべきだ。

http://www.asahi.com/international/update/0130/005.html
スーダン西部で内戦激化 隣国に難民10万人流出

 スーダン西部で反政府勢力と政府軍との内戦が激化し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、10万人を超える難民が西隣のチャドに流れ込んでいる。その多くが国境付近の砂漠で飢えと渇き、夜間の酷寒に苦しむ。29日にはスーダン政府軍がチャド領内の国境地帯を初めて空爆、UNHCR報道官は難民の男性1人とその2歳の娘が死亡したと明らかにした。

 AFP通信がチャド政府軍筋の情報として伝えた29日の空爆による被害は、市民の死者10人、負傷者16人。スーダン政府軍機はチャド領内の反政府勢力をねらって爆撃をした模様だ。

 スーダン西部ではダルフール地方を中心に昨年、スーダン解放軍(SLA)、正義と平等運動(JEM)と称する二つの反政府勢力が、自治権の拡大や資源の配分などを求めて武装蜂起した。同国では83年から南北間で内戦が続き、その和平協議が進展している。「第2の内戦」に対し、政府は対話を拒否して軍事力による制圧を目指し、すでに3000人以上の市民が死亡したとされる。

 AP通信によると、空爆は1月下旬から西部のSLAの拠点に対して本格化し、SLAは180の村が破壊され、非戦闘員に多数の死者が出ていると主張している。

 UNHCRによると、過去10日間で1万8000人の越境が確認されたが、スーダン国内では60万人を超える人が内戦で家を失ったと推定され、今後チャドへの難民はさらに増える見通しという。

 UNHCRは1月下旬から国境付近に次々と難民キャンプを開設している。国境から23キロ入ったオゴナにはすでに千人以上の難民が収容された。難民の4割は5歳未満で、4分の3は女性と伝えられている。テントの不足で飲み水のない砂漠の砂の上に眠り、少ない毛布や衣類だけで夜間の酷寒に耐え、体調を崩す人が後を絶たないという。 (01/30 12:41)

422とはずがたり:2004/01/30(金) 17:46
http://www.asahi.com/international/update/0129/001.html
「フセイン政権、90年代半ばに極秘廃棄」前団長が証言

 イラクの大量破壊兵器問題に関する米調査団の団長を辞任したデビッド・ケイ氏は、28日付の米紙ワシントン・ポストとのインタビューで、フセイン政権が生物・化学兵器の備蓄を90年代半ばに極秘に廃棄したことを示す証拠を発見した、と語った。

 同紙などによると、イラクが大量破壊兵器を「武装解除」したのは、国連査察チームを追放した98年よりも前とみられる。しかし、兵器の廃棄記録を査察官に渡さなかったという。

 その理由についてケイ氏は、フセイン元大統領が権力を維持するため「こうした兵器を持つことで得られる利点を、兵器の維持コストなしに得ようとした」と指摘。米国などを欺く目的だったと見ている。

 大量破壊兵器の捜索について「パズルの大きなピースは発見し終わった」と話し、今後続けても新しい発見は難しいとの見方を改めて示した。

 ケイ氏は28日午前(日本時間29日未明)、米上院軍事委員会で調査活動について証言を始めた。 (01/29 01:36)

423とはずがたり:2004/02/06(金) 23:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000216-yom-int
シュレーダー独首相、社民党首を辞任へ

 【ベルリン=宮明敬】ドイツのシュレーダー首相は6日、自らが率いる社会民主党(SPD)の党首を辞任する意向を表明した。シュレーダー政権が進める社会制度改革に対し、党内左派の反発が強まり、人事刷新に踏み切らざるを得なくなったとみられる。

 新党首には、フランツ・ミュンテフェリング社民党院内総務(連邦議会議員団長)が来月末の臨時党大会で就任する。同氏は首相の腹心で、党指導部の方向性が変わるわけではないが、左派の巻き返しで改革が頓挫する恐れが出てきた。

 シュレーダー首相は昨秋以来、雇用、健康保険、年金、税制の各分野で、高福祉にメスを入れて効率と競争原理を導入する改革に着手したが、党内左派や旧来の支持層は「これでは保守政党と変わらない」と反発している。(読売新聞)
[2月6日22時56分更新]

424とはずがたり:2004/02/10(火) 00:39
>>420
さて,立法措置は実現しました。この道具をどう使って国益を確保していくかですな。

http://www.asahi.com/politics/update/0209/007.html
改正外為法が成立、日本独自の対北朝鮮経済制裁が可能に

 日本独自の判断で北朝鮮に対する経済制裁を可能にする改正外国為替及び外国貿易法(外為法)が9日の参院本会議で、自民、民主、公明などの賛成多数で可決、成立した。政府が「我が国の平和及び安全の維持のため特に必要がある」と判断した場合、閣議決定で送金を許可制にしたり、輸出入を承認制にしたりできるようになる。日本人拉致事件にからんで、対北朝鮮制裁法が成立したのは初めて。

 経済制裁は従来、国連安保理や主要8カ国(G8)首脳会議など国際的な枠組みでの一致が必要とされてきた。昨年5月、政府は「日米2国間の合意で可能」とする新解釈を打ち出し、さらに今回の改正で、日本単独の判断で経済制裁が可能になった。実際に制裁を発動した場合、20日以内に国会の承認が必要となる。

 ただ、政府は「立法と発動は別問題」と制裁発動に慎重な姿勢を崩しておらず、第三国経由の送金などには実効性に疑問があるとの見方もある。政府は、拉致問題の解決を求めるうえでの北朝鮮に対する「圧力」の手段として活用していく方針だ。

 自民党の若手議員が中心になり、議員立法での法制化を進めてきた。共産党は「平和的解決のプロセスの中で、状況を悪化させる行動をとらない」という昨年8月の6者協議での合意に反するとして反対した。社民党は衆院では賛成したが、9日の参院本会議では「慎重に考える必要がある」として棄権した。

(02/09 19:37)

425とはずがたり:2004/02/12(木) 18:50
オウム信者が通常はあり得ないような罪で逮捕されたりしたのとかぶるかな?
落書きの内容がわからないので何ともいえんけぇが,そこら中に落書きするヤンキーども全員捕まえて罰金刑課した方がよっぽど社会のためだと思うだけーが。

http://www.asahi.com/national/update/0212/020.html
「反戦落書き」に有罪判決 被告、法廷にスプレーまく

 公園のトイレの壁に「戦争反対」などと落書きした行為が建造物損壊罪にあたるかどうかが争われていた裁判で、東京地裁(木口信之裁判長)は12日、「外観が著しく汚され、安らぎを求める公園の施設としての効用が損われた」として同罪にあたると判断。被告の男性(25)に懲役1年2カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の有罪判決を言い渡した。被告は判決理由の朗読の途中で水色の水性スプレーを法廷にまき散らすなどして退廷させられ、被告不在のまま朗読が続いた。

 トイレの落書きに、懲役5年以下の刑が定められている建造物損壊罪を適用するのは異例。軽犯罪法には、他人の家屋を汚したりすると、拘留か科料に処せられる規定があり、適用罪名の妥当性が焦点になっていた。

 判決などによると、元書店店員の男性は昨年4月17日、東京都杉並区西荻北の区立公園のトイレの外壁に赤と黒のスプレー式ペンキを吹き付けて「反戦」「戦争反対」などと落書きした。

 判決理由で木口裁判長は「見る者に一種異様の感を抱かせて、利用について抵抗感や不快感を与えかねない結果をもたらした」と述べた。

 男性側は落書きの事実を認めたうえで、「内容が反戦のメッセージだったために、通常あり得ない起訴がされた。政治的理由による起訴であり、無効」として、公訴棄却を求めた。 (02/12 11:21)

426とはずがたり:2004/02/15(日) 12:15
あからさまな弾圧だけど,まあ戦争状態だと脅しているのは北朝鮮だしねぇ。

総連施設を公売手続きへ 税滞納で東京都方針
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040214-00000042-kyodo-soci

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連施設が東京都から課税された固定資産税などを滞納している問題で、都が差し押さえている朝鮮出版会館(文京区、地上13階、地下1階)の土地・建物の公売手続きに入る方針を固めたことが14日、分かった。滞納額は約5600万円で、都は週明けにも公売予告を送付する。
 朝鮮総連側が滞納分を納付するなどした場合は手続きを中断。また課税処分の取り消しを求めて提訴し、裁判所が手続き停止を認めた場合には、判決確定まで手続きは凍結される。公売手続きに踏み切れば全国で初めてになるとみられる。
 会館が滞納しているのは昨年まで2年間の固定資産税と都市計画税計約2700万円と、2001年に所有権を移転した際の不動産取得税約2900万円の計約5600万円。(共同通信)
[2月14日12時26分更新]

427とはずがたり:2004/02/16(月) 01:17
大量破壊兵器を持っていなかったイラクが叩きのめされて,持っていることを公に認めた北朝鮮がこの鄭重な扱いとくれば独裁国家の戦略は一つですな。

http://www.asahi.com/special/nuclear/TKY200402140331.html
北朝鮮、ウラン濃縮計画放棄の対価要求 02年米朝協議

 ケリー米国務次官補は13日、ワシントンで講演し、02年10月の米朝高官協議で北朝鮮がウラン濃縮計画の存在を認めたうえ、放棄した場合の「対価」を要求していたことを明らかにした。同計画が稼働すれば「年間2個以上の核爆弾を製造できる兵器級ウランの生産が可能になる」とも指摘した。また、パキスタンの核技術流出問題をめぐるカーン博士の供述から、同計画が予想以上に進んでいたことも判明したと述べた。

 北朝鮮の核問題をめぐる6者協議が迫る中で、北朝鮮が存在を否定しているウラン濃縮計画をめぐって、一度は北朝鮮が認めたという米国の主張を裏づける新事実を6者協議で首席代表を務める米高官が提示した形だ。同計画の存在に懐疑的な見方を示してきた中国などの協議に臨む姿勢にも影響を与えそうだ。

 ケリー次官補によると、米朝高官協議で北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクジュ)第1外務次官はウラン濃縮計画に着手していることを認めるよう迫られると、「米国の懸念を解消するため交渉してもいい。米国は何を提供できるのか」と対価を求めてきた。

 ケリー次官補は、北朝鮮が米朝高官協議から2カ月近く、対外的には同計画を否定も肯定もしなかったと指摘。米国に認めたことが戦略ミスだったと気づいてから、同計画の存在を否定し始めたと強調した。

 北朝鮮は25日から北京で始まる6者協議で、寧辺の核開発施設の凍結を表明する方針だが、ウラン濃縮計画については、存在を否定している。これに対し、米国は同計画の存在を認めたうえで、核を全面的に放棄するよう要求している。

(02/15 08:38)

428とはずがたり:2004/02/19(木) 16:13
http://news.msn.co.jp/newsarticle.armx?id=687199&gcs=1
[民主党] 北朝鮮船の入港禁止法案、賛成へ
2004 年 2 月 19 日

 民主党は18日、北朝鮮籍の船舶の日本入港を制限する「特定船舶入港禁止法案」について、自民党が今国会で法案を提出すれば賛成する方針を固めた。25日からの北朝鮮の核開発問題を巡る6カ国協議が不調に終わり、自民党と慎重論がある公明党との与党内調整が進めば今国会での成立の可能性が高い。

 民主党は19日の外務・防衛部門合同会議で北朝鮮問題に関する基本方針案を示す。同法案については、党内合意を踏まえ「速やかに国会での成立を期すべきだ」との方針を打ち出す。実際の発動は北朝鮮への送金停止を可能にする改正外為法と併せ「準軍事的行動にもつながりうる点で特に注意を要する」と慎重対応の方針を示す。

 基本方針案では「核問題解決を前面に打ち出す」とする一方、拉致問題は被害者5人の家族8人全員の帰国だけでなく、未認定の拉致被害者の全容解明を含めた全面解決の必要性を強調。6カ国協議で仮に核の問題が進展したとしても「拉致問題が進展しない限りあらゆる支援を北朝鮮に対して行うべきではない」としている

429とはずがたり:2004/02/21(土) 12:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040221-00000070-mai-soci
<黄色いハンカチ>「兵士の無事願うことと違う」 山田洋次監督

 山田洋次監督の映画「幸福の黄色いハンカチ」をヒントに、イラクに赴く自衛隊員の安全を願って全国に広がっている「黄色いハンカチ運動」について、山田監督は20日、「映画のハンカチは夫婦愛の証し。戦争に行く兵士の無事を願うこととは本質的に違う」と強い違和感を示した。運動を展開している北海道・旭川商工会議所(高丸修会頭)は「善意の運動なのに」と困惑している。

 毎日新聞の質問に山田監督は文書で回答し、「自衛隊員を派兵する町で、黄色いハンカチが見送りに使われるのはとても気になる。イラク派兵が憲法違反ではないかという重要な論点が消えてしまうのが不安だ」と訴えた。

 山田監督のコメントに同会議所の串橋佐吉事務局長は「善意で始めたことで商売にしているわけではない。理解してほしい」と話している。

 運動は自衛隊OBの提案で始まり、50センチ四方のテトロン製の生地を同会議所が1枚100円で仕入れ、希望者に同額で配っている。旭川駐屯地など旭川市内各所に黄色いハンカチが掲げられ、東京、大阪、名古屋などからも約1万2000件の申し込みがあった。

 自衛隊員の妻の反応は賛否さまざま。留萌駐屯地(留萌市)の派遣隊員の妻は「精神的に参っていたが、ハンカチに心が癒やされた」と語る。派遣要員になっていない隊員の妻(36)=旭川市=は「国の命令で背中を押されてイラクに行く夫の同僚たちの心を思うと、ハンカチは無言の圧力になる。安易にハンカチを掲げるのは許せない」と批判する。【渡部宏人】

 ◆毎日新聞が山田洋次監督に出した質問と、山田監督が寄せた回答(全文)は次の通り。

 質問

 黄色いハンカチ運動についてどのように思われますか。反発の声がある一方で「あのハンカチがあるからこそ、心の支えになった。映画に救われた」との隊員家族の声もあります。

 回答

 ○自衛隊員を派兵する町で「黄色いハンカチ」が見送りに使われていることは、とても気になります。

 ○映画「幸福の黄色いハンカチ」の原作では、ハンカチでなく黄色いリボンで、戦地に赴く兵士を見送ったり、帰還兵を迎えるために黄色いリボンを振るのはアメリカの古くからの習慣のようです。

 ○日本の自衛隊は、イラクに戦争に行くわけではないから、なぜアメリカの習慣のまねをするのか。その昔、「日の丸」の旗を振って兵隊を見送ったのと同じことになってしまうのではないか。

 ○映画「幸福の黄色いハンカチ」は、愛する事の許しを得るという物語です。いわば夫婦の愛の証として、ハンカチを使ったわけで、戦争に行く兵士が無事帰ってきてほしいということと本質的に違うということです。

 ○黄色いリボンやハンカチを並べると派手なのですが、それがイベントみたいになる中で、イラク派兵が憲法違反ではないかという重要な論点が消えてしまうのが不安です。今はじっくりと議論することが大事だと思います。

 以上、よろしくお願いします。

 ■「幸福の黄色いハンカチ」(77年、松竹)刑期を終え刑務所を出た主人公(高倉健)が「おれを待っていてくれたなら、庭に黄色いハンカチを結んでくれ」と妻に手紙を出す。主人公が帰ると、自宅の庭の鯉(こい)のぼりのさおに何枚もの黄色いハンカチがなびいていた。第1回日本アカデミー賞の作品、監督、主演男優賞などに輝いた。(毎日新聞)
[2月21日0時56分更新]

430とはずがたり:2004/02/23(月) 11:04
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040223k0000e030016001c.html
2004年02月23日
ハイチ:反政府勢力、第2の都市制圧か 警察署など襲撃

カリブ海のハイチからの報道によると、アリスティド大統領の辞任を求めている反政府勢力は22日、同国第2の都市、カパイシアンの警察署などを襲撃し、人口約50万人の同市を制圧した模様だ。

 カパイシアンの陥落は、同国の北半分が、反政府勢力の支配下に入ることを意味する。アリスティド大統領は21日、首相の解任や選挙実施を柱とする国際調停団の調停案に合意したが、反政府勢力は受け入れを拒んでおり、事態は収拾の兆しを見せていない。

 AP通信などによると、カパイシアン市内各所で略奪や放火が発生。警察署も炎上した。空港では反政府勢力と大統領派が衝突し、8人が死亡。大統領派の議員や警官が飛行機で退避したという。米CNNテレビによると、空港も反政府勢力に制圧された。

 現地のホテル経営者などがロイター通信に電話で語ったところによると、刑務所からは服役囚が脱走し、軍服姿で銃を持った反政府勢力を乗せたトラックが市内を走り回っているという。反政府勢力はすでに首都ポルトープランスに潜入し、攻撃の指示を待っているとの情報もある。

[毎日新聞2月23日] ( 2004-02-23-10:56 )

431とはずがたり:2004/02/23(月) 14:51
核関連2題

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=23reutersJAPAN138663&cat=17&typ=t
イラン、闇市場から核関連部品購入した事実認める (ロイター)

 [テヘラン 22日 ロイター] イランは、核関連部品を闇市場から購入したことを認めた。
 パキスタンで核の父と呼ばれているカーン博士が、イランとリビア、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に核技術を流出させたことを認めたことから、ここ数週間、核の闇市場の存在が注目されてきた。ただイランは、核プログラムは完全な平和目的、と主張している。
 イラン外務省報道官は記者団に、「我々は、一部ディーラーから一定の物品を購入したが、それらの出所やどの国から出たかは把握していない。その(ディーラーの)一部は、偶然亜大陸出身者だった」と述べたが、購入については国連関連機関に通知してある、と強調した。
 マレーシア警察は20日、カーン博士が1990年代半ば、イランに遠心分離機の部品300万ドル相当を売却した、と発表した。

[ 2004年2月23日(月)12時58分 ]


http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/northkorea.html?d=23kyodo2004022301001448&cat=38&typ=t
核全廃の用意伝達 北朝鮮、一切の活動凍結も (共同通信)

[北京23日共同]中国の王毅外務次官は23日、中国訪問中の逢沢一郎外務副大臣と北京で会談し、北朝鮮が核全面廃棄の用意があり、「その前提として一切の核活動を凍結する」との考えを伝えてきていることを明らかにした。会談後、逢沢副大臣が会見し明らかにした。

 中国側は「一切の核活動の凍結」という表現にウラン濃縮計画も含めたい意向。次官はこうした考えで関係国が一致できれば、北朝鮮に対する査察も可能となるとの見方を示した。

 北朝鮮の核問題をめぐる2回目の6カ国協議は25日から始まるが、中国は核全面廃棄に向けた努力を強調することで協議の継続を図りたい方針とみられる。半面、王次官はウラン濃縮計画を具体的に取り上げることは建設的でないとの考えを示したという。

 協議は再び難航することも予想されるが、次官は記者団に「皆が1つの方向に向かってともに歩むことができれば、今回の協議は希望が持てる」と期待を語った。

[ 2004年2月23日13時31分 ]

432とはずがたり:2004/02/25(水) 13:46
http://www.asahi.com/politics/update/0225/001.html
民主、国連待機部隊構想の議論始める 小沢氏が持論を披露

 民主党は24日の外務・防衛合同部門会議に小沢一郎代表代行を招き、菅代表が1月の党大会で提唱した「国連待機部隊」構想をめぐって本格的な議論を開始した。執行部は5月の連休前までに最終的な結論を出し、参院選のマニフェスト(政権公約)に盛り込みたい考え。ただ、党内でも「9条改正を前提とするのかしないのかあいまいだ」「別組織論は非効率」など批判的意見も根強い。どのような形で具体化されるかは不透明だ。

 国連待機部隊構想は、国連の指揮下、自衛隊とは別組織が平和維持活動にあたるという考え方。小沢氏と横路孝弘副代表が昨年11月、この考え方で合意。同様の構想を持論とする菅氏が呼応し、党内論議を提案した。

 この日の会議で小沢氏は、国連待機部隊構想について「国連の強制力を使って紛争を鎮圧する行為に日本が参加するうえで、内外の理解を得やすい」と説明。そのうえで「(国際貢献をめぐる議論の)本質は、こうした行為に日本が参加することが憲法上許されるのかどうかについて結論を出すこと」と指摘した。

 国連待機部隊構想をめぐっては、党内に「日本の軍隊を海外に出すのではない、という姿勢を明確にするうえで必要だ」(幹部)と支持する意見がある一方、中堅・若手議員からは「別組織にこだわるのは安保世代のノスタルジーにすぎない」「自衛隊以外の組織を作るのは非効率で、非現実的だ」と冷ややかな声も出ている。

(02/25 00:59)

433とはずがたり:2004/02/26(木) 13:12
東チモールが独立できたんだ,アチェも独立させてやろうよ。

http://www.asahi.com/international/update/0226/001.html
自衛隊派遣継続を要請 来日の東ティモール大統領が会見

 東ティモールから来日中のグスマオ大統領は25日、都内のホテルで朝日新聞記者と会見し、5月に駐留期限が切れる自衛隊について「派遣の継続を望んでいることを(日本政府に)伝えた」と述べ、小泉首相らに支援の継続を要請したことを明らかにした。

 大統領は、国際社会の関心がイラクやアフガニスタンなどに向かい、比較的順調に国造りが進む東ティモールに対する支援の熱が冷めていることに懸念を表明。「まだ(一昨年5月の)独立後の過渡期にあり、政府機関の強化など、解決しなければならない問題がたくさんある」と、援助離れへの危機感を訴えた。

 国連は、国造りを支える平和維持活動(PKO)の東ティモール支援団(UNMISET)について、期限の5月以降は規模を大幅縮小したうえで、1年間の延長を安保理に提案している。大統領は延長提案を歓迎したうえで、「要員が大幅に減るが、治安は比較的安定しており、支障はない」と楽観的な見通しを示した。

 また大統領は、教育を受けた若者の失業率が8割近くにのぼるなど、若年層の深刻な失業が社会不安を招いていることを認めたうえで、雇用創出に結びつく外資を呼び込むために、法律などの環境整備を早急に進めたいとの考えを示した。

(02/26 00:14)

435とはずがたり:2004/02/29(日) 18:25
>>434続き
そもそもの対立の原因はなんだったのかね?

ハイチ大統領に事実上の退陣勧告 米が声明
http://www.asahi.com/international/update/0229/006.html

 米ホワイトハウスは28日、争乱が続くハイチ情勢について声明を発表した。アリスティド大統領に対し、「自らの立場を慎重に吟味し、ハイチの人々にとって最善の結果になるよう行動するべきだ」と述べ、事実上の退陣勧告をした。

 ブッシュ大統領はこの日、ライス大統領補佐官(国家安全保障問題)らと対応を協議。争乱への中立的な姿勢を改め、反政府派が首都ポルトープランスに進攻する前に、アリスティド氏の退陣による事態収拾を求める結論に達した模様だ。

 声明でマクレラン報道官は、過去数日間に首都で起きた略奪や殺害の責任者として大統領を名指しで非難。「今回の危機は大部分、アリスティド氏が作り出したものだ」と述べた。さらに「彼の行動は、ハイチを統治し続けることがふさわしいか疑問を抱かせるものだ」と述べ、統治能力に強い疑問を提起した。

 同声明は、首都攻撃をうかがう反政府武装勢力に対しても「暴力行為を停止し、政治的な解決を容認すべきだ」と呼びかけた。

(02/29 17:38)

436とはずがたり:2004/03/13(土) 17:50

一切の妥協をしない理想主義ではそもそもの改革も動かないだろうが,総選挙でウリ党が勝利できる公算でもあるのかね?

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/korea.html?d=13yomiuri20040312id22&cat=35&typ=t
大統領弾劾訴追、「国論分裂」さらに深まる (読売新聞)

盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領が12日、大統領権限の一時停止という前代未聞の事態に追い込まれた大きな要因に、「改革」の旗印の下、保守層と一切妥協しない独特の政治手法がある。

 大統領は少数与党にかかわらず、巨大野党ハンナラ党、第2野党・民主党を「守旧派」と決め付けて追い落とし、革新勢力を糾合して「新しい韓国」作りを目指したが、巨大野党に弾劾訴追で逆襲された。この意味で、今回の弾劾劇は深刻化する保守・革新の「国論分裂」を背景に、起きるべくして起きた悲劇的な政治現象である。

 大統領が目指してきた「改革」とは、韓国を30年動かしてきた「三金政治」(金大中(キム・デジュン)、金泳三(キム・ヨンサム)、金鍾泌(キム・ジョンピル)氏)の負の側面であるボス体制、金権政治、地域対立の清算だった。この理想は正しく、政界の一匹狼にすぎなかった大統領が当選できたのも、国民がそこに期待したからだ。

 ところが大統領の当選母体・民主党は少数与党で国会で法律1つ通せない。だが、大統領は国会を握るハンナラ党と妥協せず、対立だけが深まった。昨年秋には大統領派が民主党主流派を非改革勢力と規定して離党しウリ党を作り、民主党まで敵に回した。今回の弾劾訴追案を、民主党がハンナラ党も巻き込んで可決したのは、あまりに象徴的だ。

 大統領にとっては保守との対立に加え、昨年10月に側近の不正資金事件が明るみに出たのが決定的な打撃となった。金権政治の打破を掲げながら自陣営も同じ旧弊に染まっていた事実に、中間層はどんどん離れた。大統領が国民投票による再信任など「奇妙な提案」を連発し始めたのは、この打撃のためだった。

 結局、大統領は4月総選挙を最大の勝負所に設定、ウリ党が定数の3分の1以上を獲得することで弾劾を阻止する体制を作り、主導権を握ることを目指した。このため大統領はウリ党を支援する発言を繰り返した。不正事件で窮地に陥っていた野党2党がまさにこの点を突き、「弾劾の刃」で切りつけたのだ。

 この1年にわたる大統領と野党との戦いがもたらしたのが、国論分裂の深刻化だった。これは対北朝鮮融和政策を展開した金大中前政権時代から目立ち始めたが、盧政権に入って内政問題でも保守と革新を区分する手法を使ったため、社会全体に広がった。これは対米関係の在り方にまで広がり、国家安保の在り方さえ不透明にしている。

 今回、保守が大統領と革新勢力に一矢を報いたとはいえ、これが総選挙の保守勝利につながるわけではない。革新勢力は今回の怨念(おんねん)を背景に総力を挙げるため、戦いはし烈になるだろう。今回の弾劾劇は保革の亀裂をさらに深めた。どちらが勝つにしても国論分裂の深い溝が埋まる兆しは、いまのところ見えない。

[ 2004年3月13日0時50分 ]

437とはずがたり:2004/03/22(月) 18:00
マレーシア総選挙、与党が歴史的大勝 議席の9割獲得
http://www.asahi.com/international/update/0322/008.html

 21日に投開票されたマレーシア連邦下院(219議席)選挙では、アブドラ首相率いる与党連合が議席のおよそ9割を獲得する歴史的な大勝を収めた。野党連合はほぼ壊滅状態。アブドラ首相は昨年10月の就任以来、自らの信任を初めて問う選挙で国民の広範な支持を受け、「マハティール後」の政権基盤を確固たるものとした。

 アブドラ首相は22日未明、クアラルンプールの最大与党、統一マレー国民組織(UMNO)本部で勝利宣言した。

 選挙委員会によると、22日朝の段階で95%の下院議席が確定し、与党連合は189議席を確保。獲得率は約90%に達している。事前の観測では与党連合が現状の3分の2を確保するかが焦点と見られたが、接戦とされた選挙区の大半で与党候補が野党候補に競り勝った。

 同時に行われた州議会選挙でも与党連合は、最大野党のイスラム政党、全マレーシア・イスラム党(PAS)の主要な足場だったトレンガヌ州政権を奪還した。

 下院で、野党連合の中心勢力であるPASはアブドル・ハディ総裁が落選するなど議席を改選前の27議席から半数以下に減少させることが確実。アンワル元副首相支持派による国民正義党も5議席中4議席を失い、政党の存続が困難な事態に陥った。

 アブドラ氏は発足時からマハティール政権時の閣僚を引き継いだが、22日に首相に再任された後、大幅に顔ぶれを入れ替える組閣に着手すると見られ、「マハティール後」を担う本格的なアブドラ政権が誕生する。

 与党圧勝の原因については様々な見方が出ているが、就任後に汚職を次々と摘発した実績、親しみやすい人柄など、「アブドラ氏への国民の高い好感度が選挙結果を導いた」(英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズ)ことは間違いない。

 また、ジェマー・イスラミア(JI)やアルカイダが東南アジアや欧州、中東で繰り返す大規模なテロ事件が、イスラム国の建設など過激なイスラム主義を唱えた野党PASのイメージを悪化させた点も大きい。

(03/22 13:02)

440とはずがたり:2004/03/22(月) 18:23
イスラエルは中東から撤退しろ。ユダヤ人をいじめたヨーロッパ人が全て悪いのに何故パレスチナ人が苦しい思いをしなければならないのか?!

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040322k0000e030055002c.html
2004年03月22日
イスラエル軍:ハマス精神的指導者ヤシン師を暗殺

パレスチナ筋の情報によると、イスラム原理主義組織「ハマス」の精神的指導者ヤシン師が22日、ガザ地区で行われたイスラエル軍の空爆で暗殺された。ガザ地区からのユダヤ人入植地の撤去などを表明したシャロン・イスラエル政権が、撤退後のハマスの勢力拡大を阻むため、トップの暗殺に踏み切ったものとみられる。過激派勢力の反発は必至で、停滞中のパレスチナ情勢は一気に混迷を深めそうだ。

 目撃者などの話によると、ヤシン師はガザ地区のサブラ付近で、モスク(イスラム教礼拝所)からの帰りにイスラエル軍武装ヘリのミサイル攻撃に遭った。ヤシン師や一緒にいた護衛ら5人が殺害された模様だ。

 ヤシン師は、昨年9月6日にも同様の攻撃を受けたが、この時は手に軽いけがを負っただけだった。

 = ◇ =

 ヤシン師はパレスチナのイスラム原理主義組織「ハマス」の創設者。38年、現イスラエルのアシュケロン近郊で生まれ、ガザのムスリム同胞団を指導し、87年にハマスを設立した。89年にはイスラエル兵の誘拐・殺人を指示した疑いでイスラエル軍事法廷で終身刑を受けたが、その後、釈放された。同師は車いす生活のため活動は限られているが、イスラエル当局は同師を精神的指導者として非難してきた。

[毎日新聞3月22日] ( 2004-03-22-16:04 )

441杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/03/23(火) 06:25
>>436
もともと、野党が大統領選の不正資金を追及したら、自分達の方が不正資金を沢山貰っていることが判ってしまい、追い込まれた挙句の
弾劾決議だった訳です。ですから、有権者には「党利党略」と見られているらしくて、今回の弾劾決議案が与党に追い風になってしまって
いるのです。盧政権に批判的で保守的とさえ言われている「朝鮮日報」の世論調査でさえこう↓なんですから。

【世論調査】ウリ党46.8% ハンナラ党15.8% 民主党6.8%
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/18/20040318000000.html

 国会が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する弾劾訴追案を可決した後、ヨルリン・ウリ党の指示率が急上昇し、ハンナラ党と新千年民主
党(民主党)を30%ポイント以上リードした。慶尚(キョンサン)道を含めすべての地域の1位をマークしていることが分かった。

 弾劾が発議された9日、弾劾が可決された12日、そして17日に実施したギャラップの調査で、ヨルリン・ウリ党の支持率は26.7%、
32.4%、46.8%と、急上昇した。
 反面、ハンナラ党の支持率は18.3%、16.3%、15.8%と下落し、民主党も9.3%、8.3%、6.8%と下落した。
                                                          ホン・ヨンリム記者 ylhong@chosun.com

もっとも、与党の側も突然吹いた追い風に右往左往しているらしいですけど、今回の選挙では合法左派の民主労働党が初の国政進出
(!)と言う観測もあるらしくて日本の保守化を裏目に韓国は革新が優勢になりつつあるそうです。

与党、「議員総辞職」を10日ぶり撤回
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/22/20040322000057.html

 ヨルリン・ウリ党(開かれたわが党の意)が今月12日の大統領弾劾案の可決直後に決めた議員総辞職の決議を10日で撤回した。野
党は即時、「こうなると分かっていた。口先だけで政治をするヨルリン・ウリ党の国民に対する詐欺」と批判した。

 ヨルリン・ウリ党議員らは22日、声明を出し「悩みに悩んだ末、議員総辞職の決議を撤回することにした」とし、「正直に告白し、許しを
請う」とした。
 同日のヨルリン・ウリ党の議員総会では「総選挙補助金と国会議員の歳費を返上しよう」という意見もあったが、「丸腰で選挙戦に出る
わけにはいかない」との意見があり決定が見送られたと、金富謙(キム・ブギョム)議員が伝えた。
 鄭東泳(チョン・ドンヨン)議長は「(議員職を辞任する場合、全国統一の記号が与えられないだけに)認知度の低い新人がウリ党候補
の大半であることを考えると、辞退はできない」とし、「また、大統領弾劾案が可決された状態で国会を空けるわけにはいかない」とした。

 ハンナラ党のペ・ヨンス首席副スポークスマンは、「窮屈な言い訳を並べ立てているが、『(議席数に応じて支給される)54億ウォンの総
選挙補助金と(議席数で決まる)記号3番を受けられなくなるのが心配だ』と正直に言うべき」と批判した。
 また、新千年民主党(民主党)の李承姫(イ・スンヒ)スポークスマンは、「顔色ひとつ変えずによく二枚舌を使う(ヨルリン・ウリ党の)国民
に対する詐欺をみると、嘆かわしい限り」とした。                        方聖秀(パン・ソンス)記者 ssbang@chosun.com

[My HP] http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/
      http://www3.to/mtcedar/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

442とはずがたり:2004/04/05(月) 20:52
ベルギー介入前まではフツ族もツチ族も仲良く暮らしていたのだそうな。
言葉も習慣も同じとか聞いたが,じゃあ一体何が違うのだ?
また国連軍は何故撤退したのだ?何のためにいたのん?

<ルワンダ>国際社会の関心の低さ非難 カガメ大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040405-00001013-mai-int

94年の大虐殺から10年を迎えた東アフリカのルワンダで4日、カガメ大統領は政府職員を前に「虐殺は国際社会の失策の象徴」と演説し、当時、平和維持活動のため駐留していた国連軍2500人が虐殺を止めなかったことへの怒りをあらわにした。ルワンダ政府は7日の追悼式典の招待状を各国に発送したが、西側首脳で出席するのは旧宗主国ベルギーのフェルホフスタット首相だけ。10年たっても変わらぬ国際社会の関心の低さに大統領が不満を爆発させたようだ。

 大統領は演説で「国益や戦略的観点から物事を考える人々によって、なぜ無数のルワンダ人の命が粗末に扱われるのか」と述べ、資源のない小国ルワンダへの国際社会の関心の低さを非難した。

 ルワンダでは94年4月から7月にかけて、政府軍やフツ系民兵がツチ系住民ら約80万人を虐殺したが、駐留中の国連軍は介入せず撤退した。このため同国では国際社会への不信感が根強く、虐殺発生時に国連の平和維持活動担当事務次長だったアナン現事務総長が98年に同国を訪問した際には、大統領が歓迎晩さん会を欠席する外交儀礼としては異例の対応を取ったこともある。(毎日新聞)
[4月5日10時36分更新]

443とはずがたり:2004/04/05(月) 21:00
http://www.kobe-c.ac.jp/~a-kawamu/pages/seminar/seminar2001/houkoku8.html
なぜ、フツとツチは争うのか
ドイツとベルギーの植民地時代に築かれた<ツチがフツを支配する>という社会構造
・ すべての人をツチ・フツ・トワのいずれかに区分し、それを身分証明書に記載した
・ 少数のヨーロッパ人植民地官僚をトップとする集権的な行政機構を全土に張り込ませ、
 その主要なポストをツチに独占させた。
・ ツチは庶民(この中にはトワやフツのみならずツチもいた)と直接対峙して徴税、強制
 労働、強制栽培などの植民地政策を実行した。    庶民から憎まれる立場
・ フツと定義された者たちは、権力からの疎外という共通の経験を通じて対自己集団へと
 自己形成を遂げる。

http://www.wakachiai.com/kibondo/2000/rekishi.htm
ブルンジは、ルワンダと同じく、一時期ドイツの支配を受けた後は1962年に独立するまでベルギーの植民地であった。ベルギーによる植民地支配と、カトリックは、ブルンジの文化に様々な影響を残している。

ブルンジでは母国語たるキルンディ語が話されるが、教育・政治はフランス語で行なわれ、ブルンジはアフリカの中の、フランス語圏に属する国のひとつといえる。英語については
高校卒業以上の教育を受けたものは解することができる。他、東アフリカで広く話されているスワヒリ語を解する者も英語より多くの割合で存する。


ブルンジはルワンダと双子のような国家であり、同じベルギーの植民地であっただけでなく、民族構成もほとんど同じである。すなわち、人口の圧倒的多数はフツ族(約85%)であり、少数派のツチ族がおり(14%)、さらにごく少数派のトゥワ族(1%)からなる。これらの民族は、昔から同じ地域に入り交じって居住し、平和に暮らしていたとされる。

歴史的には少数派のツチ族がブルンジ・ルワンダの政治や軍事などを担当してきた。これはツチ族が支配者として権勢をふるっていたというよりは、もともとブルンジの伝統的な社会そのものが兵士や軍人に重きをおく「武断政治」のような形態をとっていたからにすぎない。

これに対し、ドイツとベルギーは、この少数派のツチ族による支配を利用・強化し、近代以降ツチ族とフツ族とを、支配者層・被支配者層に分化・固定してしまった。ツチ族はエリートであり、留学をするなどしていわゆる知識人が多かったのに対し、フツ族の知識人は少なく、多くが農民であった。
■独立後の小史■

独立後、多数派のフツ族が支配権を握ったルワンダと異なり、ブルンジでは30年間にわたる抗争の末、少数のツチ族エリートが政治と軍の実権を握った。1960年代と70年代には、ツチ族とフツ族との衝突が何度か起こり、フツ族住民が何10万人も殺されている。
やがてフツ族の不満の高まりと、国際的な圧力により、選挙によって大統領を選ぶことが認められ、1993年、初のフツ族の大統領としてンダダイエ大統領が民主的選挙によって選出された。これに対し、権力を手放すまいとするツチ族の強硬派は8月20日に大統領を暗殺。この暗殺をきっかけに、60年代、70年代の虐殺の再来を恐れるフツ族がツチ族に対し大規模に反乱すると、ツチ族主体の軍隊はこれに反撃した。フツ族はFDDやFNLといったゲリラを組織して対抗し、何10万もの人々がブルンジ国内外のキャンプに逃れ難民となり、30万人から50万人が虐殺されたといわれる内戦が始まった。

さらに1996年には軍部がクーデターを起こし、ツチ族のピエール=ブヨヤ将軍が大統領となった。ブヨヤ大統領は軍隊を増強し、経済制裁を受けているにもかかわらず軍事費を増やしたため国家は疲弊。フツ族のゲリラはウガンダやコンゴ民主共和国(旧ザイール)に拠点をおいてこれらの国の支援を受けているといわれ、ブルンジにたびたび侵攻し、ツチ族主体の軍とフツ族主体のゲリラによる内戦が現在でも続いている。特に近時は、ゲリラがタンザニア国内の難民キャンプを拠点にしているとブルンジ政府は非難している。

また、ゲリラがフツ族住民が多く住み、首都に近いブジュンブラ=ルーラル地区を中心に活動するようになったため、ブヨヤ大統領は、ゲリラと、これを支援するフツ族住民とを分離させるべく、80万人もの人々を強制的にregroupment camp に移住させた。このキャンプは1998年には閉鎖されたとブルンジ政府は主張している。

444とはずがたり:2004/04/05(月) 21:01

http://c-cross.cside2.com/html/bp0ri001.htm

 94年4月6日、フツ族のルワンダ大統領ハビャリマナを乗せた飛行機が何者かに撃墜され、フツ族によるツチ族の大量虐殺が始まった。海外のメディアはそれを長年に渡る民族対立の結果と報じた。 本書の著者は、アフリカでは大量の死者が出ると世界のメディアが集まり、報道が加熱するが、新鮮味が薄れるとすぐに下火になり、 強烈なイメージだけが人々の記憶に残るだけで、その意味が理解されることがないという。

  実はこの大量虐殺は何年も前から計画されていた。フツ族の支配層は新聞やラジオ、街頭演説などを通して反ツチ族の洗脳キャンペーンを繰り返し、フツ族の"十戒"を作って、 ツチ族と結婚したり、ツチ族を雇う者に裏切り者のレッテルを貼り、フツ族過激派を集めて組織的な訓練を行っていた。

 しかしこの計画的な大量虐殺には歴史的な背景がある。ツチ族とフツ族はもともと言語も同じで、遊牧民族である前者と農耕民族である後者の違いが、貧富の差を生み、階層を作っていたにすぎなかった。 ツチ族の所有する牛は豊かな階層のシンボルとなっていたが、フツ族でも豊かになって牛を手に入れればツチ族とみなされたということだ。

 ところがそこに植民地支配者がやってきて神話を広めた。その神話では、ツチ族は北のエチオピアからやって来た黒いアーリア人であり、よりヨーロッパ人に近い高貴な民族であるのに対し、 フツ族は下等な野蛮人とみなされた。ルワンダは独立に至るまでにドイツ、ベルギーの統治下にあったが、そのあいだにこの神話が強化されていく。 民族を証明するカードの所持が義務づけられ、高貴とされたツチ族は権力をほしいままにし、フツ族は永遠にフツ族として生きていくしかなくなったのだ。

 このツチ族とフツ族の立場は独立をめぐって逆転する。ツチ族の支配者たちはベルギーと距離を置いて権力を維持しようとしたのに対し、ベルギーはフツ族支援にまわり、 フツ族によるツチ族の大量虐殺が行われ、ツチ族は周辺諸国に流出していった。一方、隣国ブルンディではベルギーからの独立に際して逆にツチ族が権力の掌握に成功し、 92年に行われたフツ族の弾圧で生まれた難民がルワンダに流れ込み、このフツ族難民たちが94年の大量虐殺のときに大きな役割を果たしたという。

 さらにルワンダ国内のフツ族も決して一枚岩ではなかった。大統領を取り巻く北部のフツ族エリートたちが利権を独占したために、もう一方にたくさんの貧しいフツ族農民が存在していた。 政府は彼らが貧しい原因をツチ族のせいにし、彼らの不満がツチ族に向かうように仕向けた。また、アフリカにおけるフランス語圏を守ろうとするフランスがこのフツ族政権を支援しているという背景もあった。

 しかし93年、ハビャリマナ大統領は、亡命ツチ族からなるルワンダ愛国戦線の軍事的な圧力と民主化を求める国際的な世論に抵抗できなくなり、一党支配に終止符を打つ和平協定に調印する。 しかしこれまで一党支配で利権を独占してきたフツ族支配層が簡単にそれを放棄することはできない。そんな状況のなかで大統領が何者かに暗殺され、ツチ族の大量虐殺が始まる。 それを単に民族紛争の結果というわけにはいなかいだろう。

445とはずがたり(1/2):2004/04/05(月) 21:04

http://www.w-digest.com/mm/mm0002/bk/000025.html
□大虐殺事件の概要

  ルワンダは、1960年に独立し、1973年の無血クーデター以降、フツ族のハビャリマナ政権が長期にわたって独裁体制を敷いてきた。1990年9月、独立後のフツ族によるツチ族の迫害でルワンダの北側にあるウガンダに移動していたツチ族らによる組織・ルワンダ愛国戦線がルワンダに侵攻して北部を制圧した。政府軍と愛国戦線が衝突を繰り返す中、1992年7月に停戦に調印されたが、翌2月には戦闘が再開され、同年8月には和平協定が調印された。

  この包括的和平協定により、新政府に全権を委譲することになっていたハビャリマナ大統領は、94年1月に大統領再選を勝手に宣言した。そして、4月6日、ハビャリマナ大統領とブルンジのヌタリャミラ大統領が乗った飛行機が、ルワンダの首都キガリ空港近くで撃墜され、両大統領とも死亡、この事件をきっかけとして政府軍と愛国戦線による対立が再燃した。フツ族系住民によるツチ族系の大虐殺は、これをツチ族の責任だとして発生した。

  国連安保理の介入などもあり、事態は収拾し、7月19日、愛国戦線主導の新政権が誕生した。こうした動きに対して、報復を恐れるフツ族系住民が大量に難民化して周辺各国へ流出した。新政権は、難民を食い止めるためにフツ族も多数含まれ、少数派民族による支配は行わない姿勢を見せた。

□ツチ族とフツ族の対立の背景

  前述したように、ルワンダ独立後、フツ族によるツチ族の弾圧があったとされているが、その背景には、植民地時代のヨーロッパによる間接統治がある。ヨーロッパのアフリカ進出以前には、ツチ族とフツ族は、ツチ族を主とするゆるやかな主従関係が築かれていた。これに対して、ヨーロッパ諸国は、アフリカを統治するために、民族の対立を和えて人工的に作り出し、例えばルワンダのような場合は、ツチ族にフツ族を支配させて統治したわけである。ヨーロッパの奴隷に対する扱いは、ツチ族とフツ族の主従関係とは異なり、いわば飼い主と家畜の関係であった。

  ヨーロッパとアフリカの関係については、当初は対等な貿易相手であったが、奴隷貿易、そして武力によるアフリカの分割に至り、アフリカ人は非人間的な扱いを受けた。そうしてつくられた歪みが、ルワンダのみならず、アフリカでの紛争の一因となっている。

446とはずがたり(2/2):2004/04/05(月) 21:04

□ハビャリマナ政権

  ハビャリマナ政権は、1973年に当時国防相だったハビャリマナ氏が無血クーデターで軍事独裁政権を敷いたところからスタートし、1978年の国民投票で新憲法を採択し、同氏が大統領に就任した。同政権は、フツ族ばかりでなく、ツチ族からも少なからず支持を受け、ルワンダの繁栄に務めてきた。しかし、1980年代半ば以降、経済情勢が悪化し、同時に一党独裁への批判が高まっていった。

  経済危機に陥った原因はいくつかあるが、スズの国際価格の下落、主要な輸出商品であるコーヒーの国際価格の下落、そして、1980年代後半から1990年代初めの干ばつ、これに人口の増加による土地の不足などの要因も絡み経済は大きく後退した。こうした中、ルワンダ愛国戦線による北部の制圧があり、また、独裁の結果として横行した汚職への非難が高まり、こうした諸々の点でハビャリマナ政権は大きく揺らいだ。

  1991年6月、国内外からの圧力によりついに一党制が廃止され、翌1992年4月、主要野党を含む政権が誕生したが、大統領はハビャリマナであり、愛国戦線は含まれていなかった。首相に就任したンセンギヤレムエは、愛国戦線側との平和交渉に望もうとしたが、大統領らによる妨害にあった。
 同年7月には、愛国戦線の軍事的優位のもとで政府軍との停戦が調印されたが、1993年2月には戦闘が再開され、同年8月にはハビャリマナ大統領が政府に全権を委譲することを取り決めた包括的和平協定が結ばれた。しかし、翌年1月にハビャリマナは大統領再任を宣言した。

  こうした流れの中で、1994年4月6日、ハビャリマナ大統領とブルンジのヌタリャミラ大統領を乗せたルワンダ大統領機がキガリ空港付近で撃墜され、両大統領とも死亡した。

□大虐殺と愛国戦線による報復

  フツ族によるツチ族の虐殺は、こうした閉塞状態の中で発生した。愛国戦線による力が拡大していくと、フツ族過激派によるツチ族は危険だというプロパガンダが、メディア等を通して広がり始めた。そして、ツチ族の虐殺を呼びかけるラジオ放送をきっかけに、大虐殺が始まり、 100万人とも言われる犠牲者を出して世界を震撼させた。

  単一民族によるルワンダの支配を目論んだフツ族系過激派は、一度は首都キガリを制圧したが、ウガンダで体勢を立て直した愛国戦線が再びルワンダに戻り、逆に首都キガリを制圧した。この衝突により、多くの国民が難民となり、隣国に流出した。

  1994年7月、愛国戦線主導の新政権が発足し、フツ族系のビジムング氏が大統領に就任した。また、暫定首相となったトワギラムング氏もフツ族出身であった。一方、軍部はツチ族が中心となっているが、全体としては民族色を排除した政権となった。

  しかし、今まで共存してきたとは言え、一度殺し合った民族同士が再び共存しようとすることには大きな障害があるだろう。多くの難民はルワンダに戻ったと言われるが、隣国ブルンジやコンゴ民主共和国も含めて、ツチ族とフツ族の衝突は続いている。

447とはずがたり:2004/04/05(月) 21:08
>>442-447
【ルワンダ・ブルンジのフツ族・ツチ族の対立まとめ】
・フツ族とツチ族は「(固有の習慣や身体的特徴などを共有)民族」ではなく貧富の格差に過ぎなかった。
・フツ族とツチ族を対立を激化させた原因には植民地政策があるが,独立後の経済不振を民族対立で誤魔化そうとした為政者側にも大いに問題がある。

結局,経済問題に帰着されるのでは。

448とはずがたり:2004/04/05(月) 21:13
NewsTopic●
コンゴ民主共和国内戦

 1998年8月に勃発したDRコンゴ紛争は、周辺諸国7ヶ国を巻き込み、アフリカの歴史上初めての世界戦争とも言われています。
紛争の背景には、水といった資源や、高級鉱物などの天然資源を巡る、政治的なせめぎ合いがあり複雑です。
資源利権の行方に関心のある国々や多国籍企業などが、武器の手配や軍隊の訓練などをして、内戦をあおり支援しているため、紛争は激化・長期化してしまいました。
被害は大きく市民を苦しめ、2002年5月時点で、死者250万人、200万人以上が難民となっています。

植民地の歴史/紛争の概略
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/Congo.html
利権争い・民族紛争-周辺諸国の軍事介入
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/Congo2.html
停戦に向けて
http://homepage3.nifty.com/1000-sun/Zambia/People/CivilWar/Congo3.html

449とはずがたり:2004/04/16(金) 02:16
韓国は変革を選択したようだ。日本も参院選で後に続け!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00000513-yom-int
韓国総選挙でウリ党が躍進、第1党…盧政権に信任

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する弾劾の是非が最大の焦点となった韓国総選挙(1院制国会、定数299)は15日午後6時、投票を締め切り、即日開票に入った。

 盧大統領の弾劾訴追に反対した実質与党「開かれたウリ党(ウリ党)」は、大きく躍進、第1党の座を確実にし、過半数をうかがう勢い。最大野党ハンナラ党は地盤の南東部、慶尚道地域を中心に議席を得たものの、大票田の首都圏で苦戦した。任期を4年近く残す盧政権は事実上、信任された形で、憲法裁判所が5月以降出す弾劾審判の結論にも微妙な影響を与えそうだ。

 KBSテレビの16日午前1時現在の開票集計によると、比例代表を除く各党の当選・当確・優勢議席数はウリ党129、ハンナラ党100。労働組合を母体とする左派系の民主労働党は2で、初の議席を獲得した。金大中(キム・デジュン)前大統領系で南西部の全羅道地域を地盤としてきた民主党は5、中西部の忠清道地域が地盤で金鍾泌(キム・ジョンピル)総裁率いる自民連は4で、いずれも惨敗した。

 投票率は59・9%(中央選管暫定集計)で、史上最低を記録した前回2000年の57・2%を上回った。

 盧大統領は弾劾訴追可決前、「総選挙の結果に従って進退を判断する」と、総選挙を自身の信任投票と見なす立場を表明していた。ウリ党躍進で自身への信任が成立、政権基盤を確保したものと判断し、近くウリ党に入党して正式な与党とし、混迷政局の収拾を図ると見られる。

 ウリ党が躍進したことで、憲法裁は、「弾劾成立」の判断を出しにくくなったとの観測もある。

 ウリ党の支持層は「反米、親北朝鮮」の傾向が強く、今後、北朝鮮核問題などで、韓国が日米と密接な協力を行うのが難しくなり摩擦が強まる、との懸念も指摘される。

 今回の総選挙で、ウリ党は、国会で3月12日に盧大統領の弾劾訴追案が可決された後、弾劾への世論の強い反発を背景に支持が急伸。「古い政治、地域主義との決別」を掲げ、若年層を中心とした浮動票を得て首都圏(ソウル、仁川、京畿道)の多くの激戦区を制した。(読売新聞)
[4月16日1時30分更新

450とはずがたり:2004/04/16(金) 02:17
インドネシアはゴルカルが復活か〜。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040416-00000130-mai-int
<インドネシア>ゴルカル党首が大統領候補に

 インドネシア総選挙(5日投票)で第1党への返り咲きが確実となっているゴルカル党の中央執行部は15日未明、アクバル・タンジュン党首を大統領候補に推すことを決めた。同党の大統領候補には、同党首やウィラント元国軍司令官ら6人が立候補しており、19、20日に大統領候補選出会議を開いて最終決定する。中央執行部がタンジュン党首支持で一致したことで、同党首が選ばれる可能性が高まった。

 選出会議では中央執行部が18票、32州の州支部が計96票、440の県・市支部が計440票、関連団体が計10票の投票権(合計564票)を持つ。同党首は前回99年総選挙後毎月数回、地方支部を訪ねて党再建に取り組んでおり、執行部の決定で地方支部への圧力が強まり、同党首選出の可能性がさらに高まった。

 総選挙は15日午後6時半現在、有権者約1億4700万人のうち約8820万票を開票し、得票率が(1)ゴルカル党20.96%(2)闘争民主党19.73%(3)国民覚せい党12.10%――などの順。最終的にはゴルカル党が130議席前後を獲得し、メガワティ大統領が党首の闘争民主党に20議席超の差をつけそうだ。

 正副大統領候補のペアで立候補する大統領選(7月)では政党間の連立が勝敗のかぎとなる。連立への政党間交渉は既に活発化しており、最大の集票組織を持つゴルカル党や国民人気の高いユドヨノ氏(元筆頭閣僚)の動向に注目が集まっている。(毎日新聞)
[4月16日0時49分更新]

451とはずがたり:2004/04/16(金) 02:21
自民党は政権から引きづり降ろせば解体する,それからガラガラポンが有って政界再編という意見が多く聞くし,自分もそう思っていたが,ゴルカルと言いハンナラ党といい,しぶとく残っている所を見ると自民党も解体はしないかもと云う気にはなってくる。
まぁ改革保守と社民リベラル勢力の結集という今の民主党の姿は自分の好みの形だから,それでいいけど。自民党下野になったら泥船から逃げ出してこっちへ擦り寄って来る連中が出てくるだろうけど厳密な選別が必要でしょうなぁ。

452名無しさん:2004/04/17(土) 02:37
>>449-451
 韓国は、大統領選で中道右派が2連勝でしたが、議会で過半数を取ったことで、名実共に保守対中道右派という2大政党制になりましたね。自民連や民主党もいずれそれらに収斂されるでしょう。また、比例代表もありますから、中道左派の民主労働党は、カナダの新民主党のような第3極として定着するでしょう。
 インドネシアは、旧宗主国・オランダのような多党制の道を歩んでいくでしょう。
 各国の保守政党や、1993-94年頃の自民党を見ると、確かに下野したとしても、しぶとく復活する可能性は高いですね。自民党が再生のために「新保守主義」という方向性を打ち出し、中道右派が離反して民主党に流れるという形でしょう。どこの国でも保守政党は政党制の一つの軸を築いているわけで、それ自体に問題はないですね。
 問題は民主党です。新保守主義と社会民主主義の結集で均衡点の「第三の道」に至る、とお考えのようですが、そんなにうまく行くでしょうかね。むしろ、少し間違えば遠心力が働いて分裂しかねないと思います。政権という求心力がないだけに。
 では、民主党がどういう姿を目指すとよいかと言えば、社民主義の伝統の弱い日本ですから、ウリ党みたいな中道右派政党となるのが、長い目で見て生き延びる道でしょうね。中道左派は、第3党として細々とやってもらうことにして。

453とはずがたり:2004/04/17(土) 16:59

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040417k0000e070057000c.html
近事片々:最近の政界は……

 最近の政界は各党の政策が似たり寄ったりだとよく言われる。が、みんなが知っている直近の出来事、イラク日本人人質解放をめぐる考え方では大きな違いが目立つ。裏にある自衛隊イラク派遣問題よりも〃深い政策〃の違いかもしれない。

   ◇

 自民党は「退避勧告が何度も出ており、自己責任での解決は当然。救出費用を請求すべきだ」、公明党は「渡航禁止を公共の福祉の観点から検討しよう。救出費用を国民の前に明示すべきだ」。

 民主党は「今すぐイラクに戻りたいというなら論外。厳しい状況にも志を曲げぬことに敬意。志への批判は筋違い」、社民党は「被害者に対する金銭負担請求は弱者への自己責任の押しつけ」。
毎日新聞 2004年4月17日 13時24分

454とはずがたり:2004/04/17(土) 16:59
「日本にも新世代育つ」 仏紙が3邦人の行動を弁護
http://www.asahi.com/international/update/0417/011.html

 17日付の仏紙ルモンドは評論欄の1ページを割き、イラクで3人の日本人が人質になった事件に関するフィリップ・ポンス東京支局長の論評を掲載した。「事件は、外国まで人助けに行こうという世代が日本に育っていることを世界に示した」として、「無謀で無責任」と批判されている元人質を弁護している。

 「日本、人道主義の勢い」と題した長文記事は「軽率で無邪気すぎるかもしれないが、ネクタイ・スーツ姿と夜遊びギャルの間に、激変する社会に積極的にかかわろうとする者がいることだけは分かった。彼らは自分なりに世界を変えたいと考えている」と、元人質の行動に理解を示す。

 また「親の世代のように企業社会に服従することを拒み、新たな感受性を見つけた若者たち」を束ねる「10万の非政府組織(NGO)」の活動にも注目。「阪神大震災以降、人道・奉仕活動に身を投じる子供たちが増えている。日本人の人質たちは一つの象徴だ」と結論づけている。 (04/17 11:09)

455とはずがたり:2004/04/17(土) 17:04
スペインは独裁者フランコ総統への反省の名残か左翼が強いようですな。

スペイン社労党書記長、イラク撤兵を表明 米政権も批判
http://www.asahi.com/special/spainbombing/TKY200403150220.html

 スペイン総選挙で勝利し、首相への就任が確実視されている社会労働党のサパテロ書記長は15日、マドリードの党本部で記者会見し、イラクに派遣しているスペイン軍を選挙の公約通り撤退させる方針を表明した。同氏は「スペインの軍事介入参加は誤りだった」と述べたうえで、イラク戦争をめぐる米ブッシュ政権の対応を批判した。

 イラク戦争で米英とともに「主戦論」を唱え、イラク派兵も続けたアスナール政権が退場し、代わりに米国批判を公言する政権が生まれることは、米国主導の「有志連合」によるイラク復興体制に影響を与えそうだ。

 サパテロ氏は選挙前の2月、「イラクで国連が中心的な役割を果たさない場合、軍を撤退させる」と表明し、公約としていた。同氏は15日の記者会見で公約を実行する方針を確認し、「日時は言うべきでないが、6月30日が期限になると思う」と強調した。

 6月30日はイラクへの主権移譲の期限であると同時に、現在派遣されているスペイン軍部隊の駐留期限にもあたる。

 同氏はさらに会見で、米英とともにイラク戦争開戦を主導したアスナール政権を批判。「我が国が加わったのは明らかに過ちだった。武力介入は国際社会の秩序を維持するうえでも、協力態勢を築くうえでも、米国を守るうえでも政治的なミスだった」と述べた。

 会見に先立つラジオ番組では「市民を爆撃するようなことを二度と繰り返さないために、ブッシュ米大統領もブレア英首相も自己批判した方がいい」「イラク戦争も占領も破滅的だ」と、米英両首脳を批判した。

 サパテロ氏は今後、共産党系の「統一左翼」などとの連立協議を進め、4月2日に新たな上下両院が招集された後、国王から新首相に任命される見通しだ。

 同氏は00年、社労党の総選挙敗北を受けて若手ながら書記長に就任したが、党内基盤はまだ強くないといわれる。イラク撤兵については米国の反発が予想されるほか、今後党内で意見が割れる可能性も残っている。

 サパテロ氏は15日、ブッシュ米大統領と電話で協議した。AFP通信によると、対テロ戦で協力することを確認し合ったとしている。

(03/16 01:30)

456とはずがたり:2004/04/17(土) 17:08
http://www.spain-japan.com/xx/xx.html
現代のスペイン 20世紀の歴史
Politica, Economia, Administracion
Historia del Siglo XX

458とはずがたり:2004/04/20(火) 12:09
仏紙ルモンド、人質事件で自己責任問う声に皮肉
http://www2.asahi.com/special/jieitai/houjin/TKY200404200125.html

 19日付の仏紙ルモンドは、イラクでの邦人人質事件で「自己責任」を問う声が日本国内で広がっていることを紹介した。「人道的価値観に駆り立てられた若者たちが、死刑制度や厳しい難民認定など(国際社会で)決して良くない日本のイメージを高めたことを誇るべきなのに、政治家や保守系メディアは逆にこきおろしている」と皮肉った。

 同紙は17日、人質事件について「外国まで人助けに行こうとする世代が日本に育っていることを示した」と好意的に論評していた。

 19日付の記事では、解放された人質が「今後も活動を続けたい」と発言したのをきっかけに、謝罪や費用弁済を求める「無理解と激高の怒声」が広がっている、と紹介。「社会秩序を乱した者は後悔の念を示さなければならないのが日本の習慣」と説明した。

(04/20 10:14)

459とはずがたり:2004/04/20(火) 12:13
自己責任で人道支援するボランティア>>アメリカのお先棒を担いでのこのこと出かけて行く自衛隊>>>>>(越えられない壁)>>>>>安全な日本国内でのうのうと暮らしておきながら2ちゃんなどに常駐して無神経に国益などとほざいている連中

だな。2ちゃん風に不等号使ってみました(w

スペインが6月30日に撤退するのに続き,イギリスでも派遣反対が輿論だ。

460とはずがたり:2004/04/20(火) 12:14
「人質・家族バッシング」に異論噴出 政府責任問う声も
http://www2.asahi.com/special/jieitai/houjin/TKY200404190339.html

 イラクで人質になったNGOメンバーやジャーナリストたちの「自己責任」を問う声が、政府・与党に根強い。解放後には救出費用の請求まで取りざたされた。自ら出向いて危険な目に遭った人たちの自己責任を連呼することで、国民を保護する政府の重い責任が見逃されている。NGOなどからは、異論が噴出している。

 イラクで医療支援などに取り組む日本国際ボランティアセンター(JVC)の熊岡路矢代表は「自己責任は活動の原則だ」と話す。「安全確保とそのための情報収集と判断が紛争地での人道支援活動の前提」。それでも残るリスクを背負い、多くのNGOは活動している。

 NGOは、政府機関にはできない、国益を超えた活動を担う。万一、誘拐やテロなど危機に陥ったとき、だれが救い出すのか。「官民あげてあたるのが普通だ。救出された側に自己負担を求めるなど聞いたことがない」と熊岡さんは言う。

 アラブメディアを通して武装勢力に人質解放を呼びかけた国際交流団体ピースボートの吉岡達也・共同代表は「彼らがこれまでの活動でどれだけ日本の評判をよくしたか、その効果は絶大なもの。政府がその点を評価しないと、海外の人道支援活動をつぶしてしまう。自国民を保護するのは、そもそも国家の義務だ」と話す。

 「彼らはなぜ捕まったか。自衛隊派遣で米軍に協力している日本の国民だから。なぜ解放されたのか。非武装で人道援助をし、自衛隊派遣を批判していたからだ」

 棟居快行・北大教授(憲法)は「生きざまを選ぶのは個人の尊厳。憲法から言っても当然だ。『政府の言う通りにすればいい』というのは過剰な干渉で、もっと成熟した国家と市民の関係が求められる。政府は自己決定に干渉せず、どこがどの程度危険か、具体的な情報を最大限出すことに徹するべきだ」と話す。

 「日本人人質の家族に口輪(くちわ)」−−南ドイツ新聞は、家族らが外国人特派員協会で開いた会見の模様をそう伝えた。「口輪」はドイツ語で、言論抑圧や箝口(かんこう)令のたとえとして使われる。

 同紙は「だれが彼らを黙らせたのか、そしてどのように?」と始まる。政府の批判をしていた家族が突然、黙り込んだと指摘。会見で「政府側から批判を慎むように要請されたのか」と質問したが、「ノーコメント」だったと紹介した。

 15日付で記事を書いたヘンリック・ボルク特派員は「会見では家族を批判するような質問が多かった。家族ではなく、政府を批判すべきではないか」と話している。

 米国務省のホームページには、パウエル国務長官のインタビューが載っている。

 TBS記者の質問に15日、答えたインタビューで長官は「彼らのような市民や、危険を承知でイラクに派遣された兵士がいることを、日本の人々はとても誇りに思うべきだ」と語り、「私たちは『あなたは危険を冒した、あなたのせいだ』とは言えない。彼らを安全に取り戻すためにできる、あらゆることをする義務がある」と続けた。

 小泉首相は16日、解放直後の3人について記者団に「イラクに残りたいという人もいるようだが」と問われ、「これだけの目に遭って、多くの政府の人たちが自分たちの救出に寝食を忘れて努力してくれているのに、なおかつそういうこと言うんですかねえ。やはり自覚というものを持っていただきたいですね」と答えた。 (04/20 02:44)

461とはずがたり:2004/04/20(火) 12:16
訂正>>459
自己責任で人道支援するボランティア>>アメリカのお先棒を担いでのこのこと出かけて行く自衛隊>>>>>(越えられない壁)>>>>>安全な日本国内でのうのうと暮らしておきながら2ちゃんなどに常駐して無神経に国益などとほざいている連中>>自分の責任を棚に上げて責任転嫁する小泉など自民党政治家
だな。

463おりーぶの木:2004/04/20(火) 23:05
>>458
今日、発売のサンデー毎日に外国ではこのようなケースで(人質の)自己責任を問う声がまきおこる事はほとんどありえないと書いてましたがこの記事を読んで合点が行きました。
それにしても人質及び家族バッシングはヒステリックで違和感を禁じえません。確かに危険なのを承知の上でイラク入りしたのですから、もし不測の事態が起きてもやむを得ないし、これによって自衛隊撤退はすべきではなかったでしょう。
彼らに落ち度があったのも事実ですし、私自身、家族の言動に違和感を覚えましたが「肉親を生きたまま焼き殺す」といわれて取り乱すのは仕方ないことなのではないでしょうか?
そもそもNGOの存在意義を理解していればこのような批判は出てこないはずなんですけどね。>>458のルモンドの記事はまさにそれを理解してるからこそ上記のような文章になったのでしょう。
たとえ落ち度はあったとはいえ彼らは被害者なのは紛れもない事実。今回の事件は弱いものいじめがナショナルパスタイム(国民的遊戯)であり、お上意識が抜けきれないわが国の国民性を如実に浮き彫りにしてくれた事件でした。
チキン(臆病)&ポークな俺には危険を顧みず他国の人間のために利他の精神で乗り込むなんてまねはありえない選択肢だから高遠さんのバイタリティーを尊敬しこそすれ叩くような発想は出てこないんだけどなぁ。こんな私はおかしいのでしょうか?

464magenta:2004/04/20(火) 23:46
>>463
某所からのコピペになりますが、作家の桐島洋子氏がテレビでこんな発言をしていたそうです。

「(前略)ある程度お灸を据えられるのは仕方がないと思うんです。
 ただ、あまりにもバッシングが酷すぎる。
 もう…ちょっとそれはもう…目を覆うばかりですね。
 とくにインターネットなんかを見るとホントにもう罵詈雑言、
 誹謗中傷の荒らしですしね。
 いろいろな、あのー家族に対しても酷いこと言われているようですし。
 やっぱりあれでもうだから、覆面のテロリストも恐いけど
 私はああいう匿名のバッシングってのも恐いと思いますよ。
 もっとおぞましいですよ。
 ああいうのは命こそ取らないけど、
 ああいうテロリズムも一種の言論テロですから。
 ああいうのも、まぁ…情熱や自由を奪いますからね。
 だから私は今度はそういう日本のいやらしさというか
 それも剥き出しで出てきたということで非常に印象的でした。ええ」

今回の騒動については、下のサイトで興味深い考察がされていました。

成城トランスカレッジ(はてなダイアリー)
http://srd.yahoo.co.jp/PAGE=P/LOC=P/R=1/*-http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/

465とはずがたり:2004/04/20(火) 23:58
>>464
情報提供感謝です。
最近世情にとんと疎くなってしまってインターネットのニュースしか拾い読みしてない状況なんですが予想以上に騒ぎになっていたんですねぇ。

イラクの為になっているのは捕まった連中の様な人らであって自衛隊ではないと思っていたのですが,何も知らない癖に発言するのは無責任な気がしてきました…。

466おりーぶの木:2004/04/20(火) 23:59
>>464
俺が違和感感じるくらいだから一般的な国民がどう思うかは推して知るべしですがそれにしてもあんまりでしょう。これは・・・
桐島氏の文章にはほぼ同感です。ヨーロッパでは不況になると極右が台頭して、良識のある連中を悩ませるのですがわが国にもとうとうその波が押し寄せてきたかという感があります。
ファシズムの怖さを身にしみている彼らの国では何とかなるのでしょうが付和雷同なわが国でどこまで歯止めがかかる課と思うと暗澹たる思いがします。
そのエネルギーを自民党を倒すことに注いでもらいたいものなのですが、ここまで国民生活をめちゃくちゃにした連中がのうのうと改革者面してのさばってる現状には言葉もありません。
本当に弱いものいじめはやめましょうや。

467日帝極右保守反動分子:2004/04/21(水) 00:30
樺太と言っても、樺太庁時代の南樺太時代に興味を持っています。ただ北方領土問題において、はっきりはっきりさせたいことは、南樺太と全千島列島(地理的な)は国際法上未確定地域であり、北海道の一部たる歯舞諸島、色丹島は日本領であるということです。もちろんロシアが上記の地域全てを60年近くにわたって不法占拠していることは言うまでもありませんが。

468とはずがたり:2004/04/22(木) 02:17
割とアメリカに迎合して軍備増強に走っていたイメージのある中曽根ですが彼の真意は?

http://www.asahi.com/politics/update/0421/009.html
「米国は単細胞」 中曽根元首相がイラク問題で批判

 中曽根元首相は21日、東京都内で講演し、イラク問題について「米国人は(ペルシャ)湾岸で政治をしたことがない。しかも単細胞だから自分の民主主義が一番いいと思って押しつける癖がある。アラブの民衆の所へ行ったら失敗するに決まっている」と述べ、米国の占領政策を痛烈に批判した。

 その上で「米国は軍事戦争に片が付いたら仏独ロを迎え入れ、相当譲って平等に一緒にやっているという姿をアラブ人に見せるべきだ」と指摘した。

 中曽根氏は、イラク戦争開戦時に、小泉首相にこうした考えを伝えたことを明かした。さらに「パレスチナの独立国家をつくって、アラブ人が納得すればイラクもうまく行く」と助言したという。パレスチナ問題では、「イスラエルに圧力をかけると、11月の大統領選の時にユダヤ人の票が入ってこないので手を抜いている」と、米国の対応を批判した。 (04/21 22:42)

469さむらい:2004/04/30(金) 20:28
拉致被害者救出第6回国民大集会に参加しました。デモにも参加しました。

470とはずがたり:2004/05/04(火) 12:22
一気に政権交代が可能な大統領制に比べて議員が地盤を涵養している議会の勢力交替は遅れる傾向にあるのかも知れないが,韓国もやっと此処まで(ハンナラ党が第1党から転落)来た。さて日本は,と…。

韓国与野党が協約締結 ハンナラ党対決姿勢捨て対話へ
http://www.asahi.com/international/update/0504/006.html

 4月の韓国総選挙で過半数を獲得した実質与党・開かれたウリ党の鄭東泳(チョン・ドン・ヨン)議長と第1党の座を失ったハンナラ党の朴槿恵(パク・ク・ネ)代表が3日、選挙後初めて会談した。両党首は、腐敗政治との絶縁を誓い、経済回復や対北朝鮮政策で協力する協約を結んだ。ハンナラ党は3月の盧武鉉(ノ・ム・ヒョン)大統領弾劾訴追や総選挙での対決姿勢を捨て、対北朝鮮でも従来の敵視政策を転換する兆しを見せている。

 ウリ党は総選挙で3倍増に躍進、定数299議席中152議席を占めた。一方のハンナラ党は16議席減の121議席。両党で9割を超える2大政党時代となり、今月末から新たな任期となる新国会の構図が、対決か対話かで注目を集めていた。2人はこの日の直接会談で、「新たな政治の実践に力を注ぐ」と口をそろえた。

 中傷を繰り返してきた両党が、異例の協約まで結んで「蜜月」を演出した背景には、ハンナラ党の転換志向がある。

 総選挙では朴代表の個人的人気で惨敗こそ免れたものの、若者離れや「金権腐敗」の悪評判は深刻で、党内から解党論も出ていた。一方のウリ党内にも、新人の大量進出(108人)で政治理念のまとまりがなかったり、ベテラン議員の路線の違いが表面化したりしており、求心力が必要だった。

 朴代表は早くから「与党との対決より国民の生活向上を」と訴え、北朝鮮・竜川(リョンチョン)駅の爆発事故でも人道支援を理由に募金活動を積極的に呼びかけた。金大中(キム・デ・ジュン)前政権以来の太陽(包容)政策に対する反対一辺倒だった党の姿勢の転換も図っている。

 この日締結された協定文でも「憲法に明示された自由民主主義、市場経済原則に基づく朝鮮半島の平和定着と共同発展」という1項目が設けられ、国会内に南北関係発展特別委員会を新設することで合意した。

 当面、北朝鮮への往来や関係者との接触を禁じ、事実上の密告強制までしてきた国家保安法(48年制定)の改廃が論点となる見通しで、「太陽政策と合致せず時代遅れ」と廃止論が主流のウリ党に、ハンナラ党がどこまで歩み寄るかが焦点となりそうだ。

(05/04 09:25)

471とはずがたり:2004/05/04(火) 12:24
豪、イラクに53人を追加派兵
http://www.asahi.com/international/update/0504/002.html

 オーストラリアのヒル国防相は3日、新イラク軍の訓練にあたるため、計53人を追加派兵したと発表した。増派部隊は同日、北部のダーウィン港から出発した。隣国ニュージーランドは、駐留期限を迎える9月末で部隊を撤収させる方針を示しており、対照的な対応となった。

 オーストラリアはこれまで850人規模の部隊を派遣し、ペルシャ湾での海上警戒やイラク国内への物資輸送などの活動を続けている。増派される内訳は、軍事訓練の専門家ら40人と部隊の護衛にあたる13人。

 同国のハワード首相は4月末にバグダッドを訪問した際、大部隊を増派する余地はないとしつつも「すき間的な需要はあるかもしれない」と述べ、小規模な増派の可能性を示唆していた。また、同国軍のイラク駐留は駐留期限の来年6月末より長期化するかもしれないとの見通しも示した。

(05/04 00:45)

472とはずがたり:2004/05/13(木) 23:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040513-00000013-yom-int
インド総選挙、国民会議派が第1党に返り咲き

インドの総選挙(下院、定数545、2議席は大統領が指名)の開票が13日、全国で一斉に行われた。

 最大野党・国民会議派(ソニア・ガンジー総裁)の勢力が事前予測を上回る勢いで議席を伸ばし、バジパイ首相率いるインド人民党主導の与党連合「国民民主同盟」を破って第1党に返り咲いた。現政権の経済改革路線の恩恵に浴していない貧困層の支持を受けたのが勝因とみられる。国民会議派中心の政権は1996年以来8年ぶり。

 ただ、獲得議席は過半数に達せず、不安定な政権運営を強いられるのは避けられない。次期首相には暗殺されたラジブ・ガンジー首相の夫人だったソニア総裁の就任が有力だ。

 今回の選挙では、ボタンを押すだけで投票できる電子投開票機が初めて全面的に導入され、前回までは3日以上かかった開票作業が、約24時間程度にまで短縮されることになった。

 ニューデリーの開票センターでは、欧米など約70か国から視察団が訪れ、有権者数約6億7500万人のうち約3億7000万人が投票した、「世界最大の開票」を見守った。(読売新聞)
[5月13日21時29分更新]

473杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/05/14(金) 16:31
弾劾審判が棄却、盧大統領は職務復帰
http://japanese.joins.com/html/2004/0514/20040514105231200.html

韓国憲政史上初の大統領弾劾審判事件が、審理2カ月ぶりに棄却決定で決着がついた。

憲法裁判所は14日午前10時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領弾劾審判事件の宣告公判で、国会の大統領罷免請求を棄却した。
これを受けて盧大統領は、尹永哲(ユン・ヨンチョル)憲法裁判所長の主文宣告時点から権限行使停止状態から抜け出し、大
統領職務に復帰したが、国会は無理な弾劾を推進したという批判を免れなくなった。
憲法裁は、大統領の記者会見発言が選挙法中立義務条項および憲法の憲法守護義務に違反すると判断したが、大統領を罷
免させるほどの「重大な職務上違反」とは見がたいという理由で、棄却決定を下した。
しかし弾劾事由のうち、大統領側近の不正は就任前または大統領の関連が見当たらないという理由で棄却、国政および経済
破たんについては、最初から弾劾審判の対象にならないという理由で却下決定を下した。
憲法裁は、裁判官評議を通じて、少数意見を公開しないのが正しいという方向で憲法裁判所法36条3項を解釈、罷免・棄却・
却下など裁判官らの意見がどう分れたのかについては確認されなかった。                     2004.05.14 10:52

476とはずがたり:2004/05/22(土) 18:20
入れて貰ったにしては強気やねぇ>イギリス
しかし第二次大戦後の独仏枢軸は素晴らしい「外交革命(第二次)」だねぇ。

EU内、蚊とハエの争い…憲法制定巡り英対独仏鮮明に (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/eu.html?d=20yomiuri20040519id24&amp;cat=35&amp;typ=t

「英国だけを刺す蚊にはうんざり」と不快感をあらわにするストロー英外相に対し、「欧州を眠り病にかけようとするツェツェバエがいる」と応酬するバルニエ仏外相――。ブリュッセルで17、18の両日に行われた欧州連合(EU)外相によるEU憲法制定再開交渉は、欧州統合の進展に歯止めをかけたい英国と、統合深化をめざす独仏との対立が鮮明になり、目標とする6月の憲法制定に黄信号がともった。
 英国は今や、昨年末の憲法制定交渉で妥協を拒む“悪役”を演じたスペイン、ポーランドに代わり、憲法草案反対の先頭に立つ。

 拡大EUを機能させるには、全会一致を意思決定方式としてきた外交・防衛・司法などに多数決方式を広げることが不可欠で、憲法草案にも盛り込まれた。

 だが、英国は「国家主権にかかわる分野では加盟国の拒否権を維持すべきだ」との立場を今まで以上に強く示すなど、あちこちで草案の修正を要求し、「受け入れられなければ、憲法には調印しない」と脅す。フィッシャー独外相は「サラミを1枚1枚切りそぐようだ」と憲法を骨抜きにしようとする英国を冷笑した。

[ 2004年5月20日2時0分 ]

477名無しさん:2004/05/23(日) 10:54
>>477
難しいですねぇ〜。本当に難しい問題です。
極度の不安と緊張状態に置かれた家族会の人々が、ああいうことを言う気持ちは、仕方のないことだし、よく分かります(と言っても、経験した者でない限り、本当の辛さは分からないのでしょうが…)。長い間待っていたわけですからね。
しかし、我々その他の国民は、もっと冷静にならなければならないと思います。特に、マスコミの論調には違和感を覚えます。某局アナの煽り口調には、鋭い嫌悪感を覚えました。ああいう国から一気に答えを引き出すのは不可能だし、小泉訪朝がなければ、5人だって帰る機会を逸したかもしれない。それに、合同調査委員会ができる訳ですよね?そこに、防衛庁情報本部、警察庁、公安調査庁といった人々を、どんどん送り込めばいいのです。北が不誠実な態度を取れば、合意の前提が崩れたとして、そのときこそ経済制裁に踏み切ればいいのです。勝負はこれからですよ。拉致問題の全面解決なしに国交正常化するとは、到底思えないです。
そもそも今回の訪朝が、小泉首相の政治的パフォーマンスだったという説があるのは、承知しています。しかし、やってしまったことを、今更とやかく言っても仕方ないです。これを政局に持って行くことなく、超党派で協力して欲しいものです。最終的な目標は、「日本国民が、拉致や核をはじめとする北朝鮮の脅威を感じることなく、平和に暮らせるようになること」なんですからね!

478477:2004/05/23(日) 10:54
失礼!冒頭は、>>475の誤りです。

479とはずがたり:2004/05/23(日) 12:19
家族会の連中が何を云ったか知りませんけど彼らは嘗て北朝鮮による拉致を訴えて日本国中から妄想を嗤われたのですから,それが心の傷となって現在の言動があるのだとしばしば思います。
マスコミの報道ぶりもじつは知りませんが,なんなんでしょうねぇ。
なんとか北朝鮮の現体制が崩壊するような形での「支援」が不可欠だと思われます。防衛庁情報本部、警察庁、公安調査庁といった専門家連中はちゃんとそういう認識で何らかのビジョンをもっているのでしょうねぇ。
あと小泉と自民党が参院選のための狸芝居して国民熱狂させてるのに,今更云っても仕方がない,超党派で協力すべきだと云われてもねぇ。。

480とはずがたり:2004/05/23(日) 13:37
北“こうかつ”外交術、2枚のカードで多様な実利獲得 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20040522i113_yomiuri

 22日行われた第2回日朝首脳会談は、北朝鮮から見れば、拉致問題のうち、家族5人の帰国と安否不明者調査の再開約束の2枚のカードを切るだけで、人道支援や制裁法発動阻止など多様な実利を獲得した。
 金正日総書記は、やはり、虎の子の核カードは対米交渉用に温存したまま、日本側の拉致問題での進展への期待感を最大限利用し、わずかなカードで現段階で取れるものは取る巧妙な外交術をみせつけた。

 首脳会談の結果を分析すると、北朝鮮が明確に「譲歩」したのは5人帰国だけだ。曽我さん一家の問題、安否不明者調査再開は、今後の対日交渉次第で、いつでも揺さぶりカードとして使えるよう手元に残した。

 核問題をめぐっても金総書記は非核化を目指す意思を示した上で、6か国協議進展に努力すると約束したが、これは4月の胡錦涛・中国国家主席との会談で表明した内容そのままだ。「米国の姿勢で核抑止力を持たねばならなくなった」と従来通りの論理を強調し、米国に直接取引を迫る意思を改めて鮮明にした。

 これに対し、北朝鮮が獲得したのは、まず、経済崩壊寸前の中で早急に必要な食糧25万トンと1000万ドル相当の医薬品。対北制裁法も発動されれば、日本からの金とモノは止まり、北朝鮮経済の息の根が止まるほどの威力があるだけに、発動阻止は是が非でも獲得しなければならなかった。

 さらに注目すべきは、「日本は今後、在日朝鮮人に差別を行わず、友好的に対する」との約束だ。これは一見、政治的意味が薄いように見えるが、北朝鮮からすれば、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)施設への課税、貨客船・万景峰号の検査などをめぐり、日本に今後の対応の緩和を迫る論拠を得たのにも等しい。

 北朝鮮の獲得物はいずれも経済に連関している。北朝鮮経済は日本に相当、依存してきたが、拉致問題で、その動脈は狭まった。金総書記は、小泉首相を再び平壌に迎え入れ、動脈を復活させることを狙ったのだ。

 北朝鮮は対米交渉や南北対話で、相手国が解決を求める懸案をカードとして逆手に取って、その価値を高めた上で、効果的に切って目標を一気に獲得する外交を得意とする。核問題がその象徴で、韓国が求める離散家族再会も同じだ。金総書記は、日本に対して拉致カードを使ってまったく同じ外交術を使った。

 拉致は、北朝鮮が日本の主権を踏みにじった国家犯罪だ。その拉致さえカードにして実利獲得に走る北朝鮮――。金正日政権は、歩調を合わせながら国交正常化交渉を進めていける相手なのか。今回の首脳会談を見る限り、疑念は去らない。

[ 2004年5月23日2時2分 ]

481とはずがたり:2004/05/24(月) 21:20
大中東構想はアメリカの影響力を排除した旧アラビア帝国の復活でなければなるまい。サウジ・イラク・ヨルダン・シリアの合併が必要だな!

●米:中東地域での非石油産業の育成を目指す国際機関「中東開発銀行」の創設←欧「融資機関創設はコストがかかり、非現実的」と猛反発(アジア通貨危機の時を思い出すねぇ 日:アジア通貨基金←米:非現実的)

●米:アジア太平洋経済協力会議(APEC)の中東版を念頭に、主要8カ国(G8)と中東諸国首脳の恒久的な対話の場を作る計画←アラブ:虐待問題などで反撥強まる

●今回のG8財務相会議では、世界銀行傘下の国際金融公社(IFC)にある二つの技術支援基金を統合し、1億ドル規模の基金を設けることで合意するなど、新味に乏しい中東支援強化策をまとめるのが精いっぱいだった。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kaigai/news/20040525k0000m020024000c.html
G8財務相会議:看板倒れの大中東構想 支援策打ち出せず

 6月に米ジョージア州で開かれる主要国首脳会議(シーアイランド・サミット、G8)の目玉として、米ブッシュ政権が掲げた中東諸国の民主化・経済成長を支援する「大中東構想」が、看板倒れに終わる可能性が出てきた。23日に閉幕したG8財務相会議でも具体的な中東支援策は打ち出せなかった。

 イラク情勢混迷に加えて、イラク人への主権移譲のあり方をめぐる欧米のあつれきや、イラク人収容者虐待事件で一段と悪化した中東諸国の反米感情が障害となって、構想推進の基盤ができないためだ。今月中旬に開かれたG8外相会議では、共同声明さえまとめることができず、今回の財務相会議でも、8人の財務相のうち、独とカナダが欠席し、初日は、仏、伊も不参加で、中東支援に対する足並みの乱れを印象づけた。

 「米国はさまざまなアイデアを用意したが、次々につぶれた」。財務相会議の関係筋によると、米国は当初、大中東構想実現のために、中東地域での非石油産業の育成を目指す国際機関「中東開発銀行」の創設など大規模な支援の枠組みを構想した。しかし、米主導の中東の新秩序作りに警戒感を抱く欧州各国が「融資機関創設はコストがかかり、非現実的」と猛反発し、新銀行創設構想は消滅した。

 このほか、米国は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の中東版を念頭に、主要8カ国(G8)と中東諸国首脳の恒久的な対話の場を作る計画も練っている。しかし、イラク人収容者虐待問題に加えて、パレスチナ問題でイスラエル寄りの姿勢を強めるブッシュ政権に対し、アラブの反発は強まるばかりで、実現は容易ではない。

 このため、今回のG8財務相会議では、世界銀行傘下の国際金融公社(IFC)にある二つの技術支援基金を統合し、1億ドル規模の基金を設けることで合意するなど、新味に乏しい中東支援強化策をまとめるのが精いっぱいだった。
毎日新聞 2004年5月24日 18時48分

482477:2004/05/24(月) 23:44
世論調査を見ると、国民は比較的冷静に見ているようですね。後は、自民党支持者と民主党支持者で見解が違っても、それは仕方ないところです。

>家族会…(中略)…は嘗て北朝鮮による拉致を訴えて日本国中から妄想を嗤われたのですから,それが心の傷となって現在の言動があるのだとしばしば思います。
確かに、それもあるでしょうね。ただ、クロと思っていた人は、意外と多かったのではないでしょうか。私自身、2002年9月17日以前にあまり意識したことはありませんでしたが、ああいう国だし、やっているだろうとは思っていましたし。

483とはずがたり:2004/05/25(火) 02:15
そうですね,意外に冷静ですね>国民

偽ドル札や覚醒剤の密輸などは北朝鮮がやっているようだとは思ってましたし,北東アジアの平和と安定の為にはなるべく速やかに北朝鮮国家の平和的解体が必要が持論である自分でさえも,拉致だと騒いでいる連中はどうも右翼の反北朝鮮宣伝活動みたいでいやでした。
自分の不明を恥じいるばかりです。

484とはずがたり:2004/05/30(日) 01:35
ふーむ。

「核の闇市場」金庫番、タヒール容疑者収監 マレーシア
http://www.asahi.com/international/update/0529/019.html

 マレーシアからの報道によると、同国内務省の次官は29日、記者会見し、パキスタンの「核開発の父」と呼ばれたカーン博士の右腕でスリランカ人ビジネスマン、サイド・アブ・タヒール容疑者(44)を収監した理由について、「国家を強い力を持つ外国からの攻撃や経済制裁の危険にさらした」ことで国内治安法に違反したためだと説明した。同法は裁判なしで容疑者を拘束し、拘置期間も延長できる。

 タヒール容疑者については、ブッシュ米大統領が今年2月の演説で「カーン博士のために金庫番として資金洗浄をしていた」と名指しで批判していた。米国は同容疑者の逮捕を歓迎しているという。

 同容疑者は昨年10月、マレーシアのアブドラ首相の長男が関係するマレーシア企業に核開発に必要な遠心分離器の主要部品の製造を依頼していたことが発覚したが、警察当局は事情聴取をしただけだった。しかし、AFP通信によると、今年2月に国際原子力機関(IAEA)に提出された陳述書では、マレーシアとアラブ首長国連邦などを行き来し、カーン博士のために核開発に必要な機材や技術を秘密裏に各国から調達していたことなどを認めているという。

 マレーシア国内では、同容疑者に対する捜査はすでに終了していたと見られていたため、突然の収監に野党などから「首相の長男に累が及ばないように、米国との取引があったのではないか」などの批判の声も上がっている。

(05/29 23:04)

485とはずがたり:2004/06/07(月) 02:47
地域色が強い韓国の政党ですから地方選には強みを発揮するといったところでしょうか?

韓国の知事・広域市長4選挙、与党ウリ党が全敗
http://www.asahi.com/international/update/0606/001.html

 韓国の釜山広域市長と三つの道知事の選挙が5日投開票され、いずれも与党・開かれたウリ党の候補が野党候補に敗れた。同時にあった19市区郡長の選挙でもウリ党は振るわず、野党ハンナラ党が支持を伸ばした。4月の国会議員選挙での過半数獲得と先月の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領弾劾棄却を受け再出発した政権・与党の出ばなをくじく結果になった。

 ウリ党は釜山広域市長選と慶尚南道、済州道知事選ではハンナラ党に、全羅南道知事選では民主党にそれぞれ敗北した。一方、19の市区郡長選では6日午前0時現在、ウリ党が3カ所、ハンナラ党が10カ所、無所属が1カ所でそれぞれ当選を決めた。 (06/06 00:41)

486無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/06/07(月) 12:19
>>485
あれだけ国政がドラスティックに変わったのに地方の首長は変わらないというのも変な感じですね。
河野太郎によると国政ではベテラン議員が落ちまくったらしいですから。
もし、流れがまた反与党になったのとしても、それもそれで変な感覚です。

487とはずがたり:2004/06/07(月) 21:59
ひでーなー。

子ども殺害し臓器摘出か アフガンで救出の少年証言 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/afghanistan.html?d=07kyodo2004060701002691&amp;cat=38&amp;typ=t

アフガニスタン南西部の自宅から約3カ月前に誘拐された10歳と6歳の兄弟が、6日までにカンダハル州で警察当局に救出された。兄は犯人グループが他の子どもを殺害し臓器を取り出したと証言しており、警察当局は3人を拘束し捜査している。

 兄はロイター通信に対し「同じ年ぐらいの子ども4人の遺体を見た。犯人は既に4人から臓器を取り出していた。それを見て自分も長くは生きられないと思った」と話した。犯人グループは兄弟を誘拐した当初、家族に多額の身代金を求め、その際に腎臓を取り出すと脅迫したという。兄弟は4日に救出された。

 警察当局者は、犯人グループが子ども計5人を殺害し、隣国パキスタンで売るため腎臓を摘出したとの情報があるとし、これまでに1遺体が見つかったとしている。

 アフガンでは最近子どもの誘拐事件が増加。一部は臓器が目的ともされている。

[ 2004年6月7日19時25分 ]

490とはずがたり:2004/06/16(水) 19:49
反米・従米・親米・嫌米:
第6部 イタリア、さまよう平和主義/2
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20040616ddm007070081000c.html

 ◇「平和と調和」旗印に−−左翼と教会、結び反戦

 「PACE(平和)」。昨年2月の大規模反戦デモで、白抜き文字をあしらった虹色の旗がメディアを通じ、ローマから世界に発信された。労働組合員など左翼系の参加者に交じり、旗を掲げて歩くカトリック修道女らの姿が目立った。

 シルク製の旗のオリジナルは、イタリア中部ウンブリア州の山村に保管されている。東西冷戦期の61年、同州ペルージャ出身の平和運動家、アルド・カピティーニ氏(1899〜1968年)が、米ソの核開発競争に抗議する平和行進の際に持ち寄ったものだ。虹は平和とともに多様性と調和を象徴する。一緒に活動した元医師、ランフランコ・メンカローニさん(80)が譲り受けた。

 一昨年9月、対イラク武力行使を示唆するブッシュ米政権に危機感を抱いた2人のカトリック神父が、平和運動家と協力して全国連絡組織を設立し、旗を反戦のシンボルに選んだ。旗の普及を担当した北部ミラノ在住のボランティア活動家、ジョルジョ・ブリエージさん(39)は「製作・販売を制限せず、価格を低く抑えることだけ要請した」と話す。開戦前に350万枚が売れ、米国からも引き合いがあった。

 イタリア特有の左右両派の政治論争に巻き込まれるのを避けるため、連絡組織は政党の参加を認めなかった。旗は接着剤となり、左翼と教会関係者を「平和主義者」として一つに結びつけ、広範な反戦運動を実現させた。

 「米国を批判するわけではない。経済的利益を求めて戦争する政治家に反対するのだ」。メンカローニさんが言う。ブリエージさんも「健全な米国を支持する我々が、本当の親米派だと考えている」と静かに語った。

 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は4日、法王庁(バチカン)を訪れたブッシュ大統領に、イラク占領統治を巡り注文をつける一方、「生命や家庭を尊重する姿勢」を評価した。民主党の大統領候補、ケリー上院議員はカトリック教徒でイラク政策見直しを掲げる。しかし「妊娠中絶を容認するリベラルな姿勢が、保守的な法王の信条に合致しない」(バチカン担当記者)という。バチカンの微妙な立場を示すかのように、同日のデモに教会関係者の姿はなかった。
毎日新聞 2004年6月16日 東京朝刊

491とはずがたり:2004/06/18(金) 12:50
個人的には多国籍軍への参加にはそれ程違憲だとは思わないが,今回のアメリカの正義無きイラク占領政策に加担するのは最悪だと思う。

<多国籍軍参加>政府が閣議決定 日本の指揮下で活動 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/iraq_bill.html?d=18mainichiF0618e045&amp;cat=2&amp;typ=t

 政府は18日午前の閣議で、イラクへの主権移譲後に編成される多国籍軍への自衛隊参加を決定するとともに、日本の指揮下にあり非戦闘地域に活動を限定するなどの原則を示した政府見解を了解した。国連決議に基づく多国籍軍への自衛隊参加は初めて。見解は「多国籍軍の中で自衛隊が活動を行うことは従来の政府見解を変えるものではない」と強調したが、自衛隊について「統合された司令部の下にある」と明記するなど、憲法上参加は不可能とした従来見解の変更との指摘が出ることは必至だ。

 多国籍軍への参加は、自衛隊員の法的地位の確保を直接の目的にしている。参加に向け、イラク復興特別措置法施行令の改正と、自衛隊の活動内容を定める基本計画の変更を閣議決定した。ともに多国籍軍の任務を記した国連安保理決議1546を自衛隊の活動根拠として追加したもので、政令は30日に施行される。基本計画では「連合国暫定当局」(CPA)を「多国籍軍」に改めるなどの修正を施した。

 多国籍軍に参加後も、自衛隊は従来と同様にサマワでの人道復興支援活動と、航空自衛隊が米兵を輸送する安全確保支援活動を継続する。

 政府見解は、15日以降与党に提示した原案を整理したもの。安保理決議の「under unified command」を「統合された(多国籍軍)司令部の下にあって同司令部との間で連絡・調整を行う」と訳したうえで「同司令部の指揮下に入るわけではない」と説明。「わが国の指揮に従う」ことで「米英両政府と日本政府の間で了解に達している」と強調している。

 また、自衛隊の活動はイラク特措法に基づき、他国の武力行使とは一体化せず、活動も非戦闘地域に限定すると説明したが、原則に反する要請が司令部からあった場合の拒否や、独自に撤退や活動中止を判断できるとの原案の記述は削除された。そのうえで「自衛隊が多国籍軍の中で活動を行うことは、憲法との関係で許されないとしてきたいわゆる多国籍軍への参加に関する従来の政府見解を変えるものではない」と過去に内閣法制局が多国籍軍への「参加」は指揮下に入るため不可能とした見解を踏襲。「参加」を明言する小泉純一郎首相と表現に違いが出た。

[毎日新聞6月18日]

492とはずがたり:2004/06/21(月) 06:37
この時期に出てくること自体,アメリカによる小泉政権浮揚という介入政策の臭いが…

米が沖縄海兵隊3200人移転を検討、大半は座間へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040621-00000202-yom-pol

 米政府が世界規模の米軍再編構想の一環として、沖縄駐留の海兵隊約1万6000人のうち、約3200人の移転を検討していることが20日明らかになった。

 このうち約2600人は在日米陸軍司令部のある座間基地(神奈川県)に移転し、自衛隊の東富士演習場(静岡県)などで訓練を行う。残り約600人は、補給部隊の合理化の一環として米本土に帰還する。

 この構想は、米軍の機能を低下させずに、米軍が駐留する地元の負担を軽減することが最大の狙いだ。米政府は7月の参院選後に、同構想を含めた在日米軍再編の具体案をまとめ、日本政府に正式打診する方針だ。ただ、移転先自治体の反発も予想される。

 関係筋によると、移転する海兵隊は駐留地として、座間基地にある米陸軍の既存施設などを活用する。新たな住宅などの建設が移転実現の障害となりかねないためだ。部隊は座間基地を拠点として、東富士演習場を中心に、矢臼別演習場(北海道)などで実弾砲撃演習を分散実施する。駐留地と訓練場を分けることで、地元自治体の強い反発を避ける狙いがある。

 一方、補給部隊の削減は純減となる。米軍はこれにあわせ、基地内の業務の民間委託を進め、地元の雇用を増やしたい考えだ。(読売新聞)
[6月21日4時13分更新]

496とはずがたり:2004/06/30(水) 19:18
Yナンバー告発を不受理 県警「事実が抽象的」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040630-00000014-ryu-oki

 県警は29日までに、照屋寛徳衆院議員(社民)が県内で登録されている米軍人・軍属、その家族の私有車両(Yナンバー車両)2万7075台の所有者を車庫法違反と道路運送車両法違反の容疑で刑事告発していた件を受理しないことを決めた。既に告発者の照屋議員に不受理を通知し、告発状を返却している。
 交通指導課は不受理の理由について「告発される犯罪については、少なくとも犯罪の日時、場所など、個々の犯罪が特定できる程度の告発内容が必要。提出された告発状では犯罪の事実が抽象的で個々の事実が特定できないため」と説明、「車庫証明を取っていないものについては、当然これまでも取り締まっており、犯罪が特定されれば、取り締まりは可能だ」としている。
 一方、照屋議員は県警の不受理については「県警はYナンバー車であれ何であれ、違法駐車を放置するものではないと言っている。実態として基地周辺の軍人・軍属向けアパートの周辺は違法駐車が現認できる状態にあるので、今後、きちんと取り締まりがなされるかどうか監視していく」と述べた。
 さらに照屋議員は車庫証明なしの車両を登録した行政の行為が道路運送法違反に当たるとして、国を相手に違法確認の行政訴訟を検討する考えを明らかにした。
 照屋議員は「車庫証明なしの違法登録をしたこと、また違法登録車両を運行させたことの2点で国は道路運送車両法に違反していると思う。これらが行政の不作為に当たるかどうかという点を含め、今後、法律家の意見を聴いて行政訴訟を検討したい」と述べた。
 国土交通省によると、Yナンバー登録台数は現在、青森県の三沢、東京都の横田、神奈川県の横須賀、相模原、山口県の岩国、長崎県の佐世保、沖縄などで計約5万8000台。うち佐世保の約2300台を除いて車庫証明がないまま登録されている。
 問題が表面化した1998年5月、政府は米軍人・軍属の車庫証明提出が免除されていないと認め、違法状態にあることを認定。運輸省(現国土交通省)は全国の関係機関に車庫証明のないYナンバー車両の車両登録はしないよう通達を出すとともに、「米軍側に一定の準備期間が必要」としていた。
 しかし、その後、Yナンバー車両に車庫証明を義務づける日米協議が停滞。6年後の現在も是正されず、違法状態が継続している。(琉球新報)
[6月30日10時44分更新]

498とはずがたり:2004/07/04(日) 03:31
ユコス本社差し押さえ    
ロシア当局、一時国有化へ   
経営麻痺、破綻の危機  
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20040703/fls_____detail__083.shtml

ロシア治安当局は3日、モスクワにある石油大手ユコス本社ビルを封鎖し、差し押さえた。富豪ホドルコフスキー氏=脱税罪などで公判中=が築き上げた同社はプーチン政権との対立の末、すべての資産と国内の銀行口座を凍結されたまま巨額の追徴課税を突き付けられ破たんの危機に直面しており、差し押さえを受けて近い将来、一時国有化される見通しとなった。

 インタファクス通信は、国税当局による追徴課税のための財産目録作成が目的の可能性があると伝えた。プーチン政権は従順な新会社として同社を再発足させるとの見方が広がっているが、その場合は政権が特定企業を弾圧、経済活動に介入したとしてロシア市場への投資家の信頼が低下することになりそうだ。

 民間テレビNTVは警備員の話として、本社のすべての部屋が封印され差し押さえられたと報道。最高検察庁当局者はインタファクス通信に脱税容疑などでの捜索だと語った。

 ユコスの株価は1―2日の2日間で約20%急落し「現在の形での存続は困難」(投資顧問会社アトンのダシェフスキー調査部長)とみられている。

 2000年の脱税に対し993億ルーブル(約3700億円)もの追徴課税を今月5日までに支払うよう命じられたユコスは、資産売却による納税を模索。資産凍結の解除を裁判所に求めたが却下された。

 国税当局は01年分として新たに980億ルーブルの追徴を決め02、03年分の追徴も検討しているとされる。最終的な追徴総額は100億ドル(約1兆800億円)に達するとみられ、その場合は破たんが確実。

 ユコスはソ連崩壊後の経済自由化の波に乗り台頭。しかしホドルコフスキー氏は野党に資金援助、将来の大統領選出馬にも意欲を見せ、下院選、大統領選を控えた昨年10月に脱税、横領容疑などで逮捕、同罪で起訴された。支持者らは「政権による政敵の排除」と批判している。

499とはずがたり:2004/07/13(火) 00:04
「日本にはがっかり」 陸自活動にムサンナ州知事 (共同通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/iraq_bill.html?d=12kyodo2004071201003505&amp;cat=38&amp;typ=t

陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワを州都とするムサンナ州のハッサン知事は、12日付イラク有力紙アッサバハのインタビューで「日本にはがっかりした」と述べ、治安の悪化から活動を縮小している陸自への失望感を率直に表明した。

 陸自の支援活動受け入れ先の行政トップが公然と失望感を表明したのは初めて。

 知事は同紙に「陸自の活動は学校やいくつかの病院の修復などに限られている」と述べ「ムサンナ州の社会基盤建設で、われわれは陸自やオランダ軍が実質的な活動をしていると感じることはできない」と指摘した。

 「経済大国」日本からの人道支援が深刻な失業問題などを解消してくれるとの地元の過剰な期待に加え、陸自の活動がほとんどサマワ郊外の宿営地内に限定されていることが背景にありそうだ。


[ 2004年7月12日16時42分 ]

500とはずがたり@怒りの500ゲト:2004/07/18(日) 00:08
自民党最左派だった三木派も今じゃ利権・猟官漁りの普通の自民党派閥になっちゃったしねぇ。。
世界のテロの根源は貧困と武器輸出である。イスラム教徒かに何ら問題はない。世界の武器流通システムを締め上げるだけでいいのである。この段階で何を言い出すのか!

<安保防衛懇>武器輸出3原則 見直し求める意見が相次ぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040714-00002113-mai-pol

 「防衛計画の大綱」改定について検討する小泉純一郎首相の諮問機関「安全保障と防衛力に関する懇談会」が13日、開かれ、出席者から武器輸出3原則の見直しを求める意見が相次いだ。会合では「三木内閣当時の統一見解による全面禁止は不合理だ」「武器輸出は原則自由、特定ケースで禁止すべきだ」などの意見が出された。(毎日新聞)
[7月13日23時3分更新]

501とはずがたり:2004/07/20(火) 01:01
韓国の首相が在日韓国人は韓国に帰ってこいと云って小泉首相が猛反発するという構図?
ユダヤ人はフランスではフランス国籍取ってるんですかね?またそういう人でもイスラエルへ来ると自動的にイスラエル国籍貰えるんですかね?

イスラエル首相の「ユダヤ人は帰れ」発言に反発=2国関係悪化の懸念も−仏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040719-00000679-jij-int

イスラエルのシャロン首相が18日に行った演説で、反ユダヤ主義の台頭を理由に「フランス在住のユダヤ人はイスラエルに帰るべきだ」と発言したことが、フランス国内で大きな反発を呼んでいる。仏外務省が公式に説明を要求するなど、2国間の外交問題に発展しかねない雲行きだ。
 シャロン首相の発言に対し、仏政府は直ちに外務省声明を出し、「この発言は了承できない。説明を要求する」との強い調子で非難。国内のユダヤ人団体も「理解できない。(反ユダヤ主義の)火に油を注ぐようなものだ」などと、当惑を隠せない様子だ。 (時事通信)
[7月19日21時2分更新]

502とはずがたり:2004/07/20(火) 03:54
<フィリピン>残留部隊もイラクの駐屯地出発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000042-mai-int

フィリピンのアルバート外相は19日、イラクに残る派遣部隊32人が同日、現地を統括するポーランド軍司令官の撤退命令を受け、駐屯地を出発したと明らかにした。同日中に陸路イラク国境を越えてクウェートに入り、全員の撤退が完了する。

 フィリピン人運転手、アンヘロ・デラクルスさん(46)を人質に取った武装集団は「今月末」までに撤退しなければ人質を殺害すると脅迫。フィリピン政府は「部隊の任期が終了する8月20日に撤退する」としていたが、イラクに4000人超の出稼ぎ労働者を抱え、撤退前倒しによって労働者の安全確保に踏み切った形だ。ただし、武装集団の要求に応じることで米国などから批判を受けており、アロヨ政権は外交的に難しい立場に立たされる。

 アルバート外相は、武装集団が部隊撤退に対しデラクルスさん解放の意思を示したかどうかなど、交渉の状況については明らかにしなかった。

 地元メディアの報道によると、デラクルスさんの弟は「部隊撤退を喜んでいる。彼らに続いて兄も無事に帰国してほしい」と語った。(毎日新聞)
[7月19日20時17分更新]

503とはずがたり:2004/07/20(火) 21:33
栗栖弘臣元統幕議長が死去=自衛隊超法規発言で解任
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040720-00000900-jij-pol

 1978年に自衛隊の行動に関する「超法規発言」で制服組トップの統合幕僚会議議長を事実上解任された栗栖弘臣(くりす・ひろおみ)氏が19日、横浜市の病院で死去していたことが、20日分かった。84歳。東京都出身。近親者だけで密葬を行う。
 東大から海軍に入り、終戦時は海軍法務大尉。復員後、1951年に陸上自衛隊の前身の警察予備隊に入隊。陸上幕僚長を経て77年に統幕議長に就任した。78年7月、インタビューや記者会見で「法に穴があるため、奇襲攻撃を受けた場合に首相の防衛出動命令が出るまで動けない。現地部隊が超法規的行動を取ることはあり得る」などと発言。シビリアンコントロール(文民統制)の観点から不適切として当時の金丸信防衛庁長官に更迭された。 (時事通信)
[7月20日21時1分更新]

504さむらい:2004/07/21(水) 00:09
今月の自衛隊50周年のの時、元気に産経新聞に文章をよせていたのに亡くなられたとは、驚きです。御冥福をお祈りします。

505とはずがたり:2004/07/23(金) 15:43
沖縄の米海兵隊3千人削減、日米政府が検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000101-yom-pol

 日米両政府が在日米軍基地の再配置に関連し、在沖縄海兵隊の兵員を約3000人削減する可能性について検討を進めていることが22日、明らかになった。日米は今後、実務者レベルで協議を進め、10月末に外務防衛当局の閣僚級による日米安保協議委員会(2プラス2)を開催し、最終的な方針を決定したい考えだ。

 削減の対象となっている部隊は、キャンプ・ハンセン(名護市など)に駐留している第31海兵遠征部隊(約2100人)などで、15日から米サンフランシスコで3日間行われた日米外務・防衛当局の審議官級協議でも、同部隊などの削減について話し合われたという。

 第31海兵遠征部隊は1992年に編成された特殊部隊。揚陸強襲、非戦闘員の退避(NEO)、人道支援活動などの遂行能力も持ち、米軍の先遣部隊的な存在として知られる。沖縄での活動は原則的に訓練に限定されていることから、「沖縄から削減しても、日本の安全保障上の影響はない」(日本政府関係者)と判断し、削減の方向で検討が始まったものだ。

 在沖縄海兵隊をめぐっては、沖縄県全体から2600人規模をキャンプ座間(神奈川県)へ移転し、補給部隊など約600人を米本土に帰還させる案が検討されている。今回明らかになった削減案は、これとは別に国外移転を念頭にしたものだ。ただ、キャンプ座間への移転などを合わせると、総勢6000人を上回る大規模な移転・削減となるため、米側には慎重な意見もある。

 ◆在沖縄海兵隊=キャンプ・コートニーの第3海兵師団(3MEF)司令部の傘下で、兵力は約1万6000人。海兵隊の3つの師団司令部のうち唯一米国外にある。揚陸、航空、砲兵、地上戦闘部隊など総合的な戦闘能力を持ち、一部はイラク戦争にも派遣されている。(読売新聞)
[7月23日3時11分更新]

506とはずがたり:2004/07/24(土) 13:03
昨日,研究室で友人と体罰はありかなしかを議論したばかりだが…

複数の部下を平手打ち 陸自旅団長を暴行容疑で書類送検
http://www.asahi.com/national/update/0724/014.html

 陸上自衛隊第13旅団(広島県海田町)の奈良暁旅団長(56)=陸将補=が、複数の部下に対して暴力を振るっていたとして、旅団警務隊が奈良旅団長を暴行の疑いで広島地検に書類送検していたことがわかった。陸自中部方面総監部(兵庫県伊丹市)では広島地検の刑事処分が決まり次第、奈良旅団長の処分を検討するという。

 中部方面総監部によると、奈良旅団長は約1年前から複数の部下に対し、指導の名目でほおを平手打ちしていたという。部下にけがはなかったが、暴力を振るわれた部下が警務隊に被害届を出し、事件が発覚。今月8日付で書類送検した。

 奈良旅団長は隊員約4100人が所属する同旅団の最高幹部。防衛大卒業後、70年に陸上自衛隊に入隊、陸幕総務課広報室長、西部方面総監部幕僚長などを経て、02年12月に旅団長に就いた。 (07/24 12:19)

507とはずがたり:2004/07/27(火) 12:42
東欧の崩壊も国民の脱出がきっかけだった。北崩壊は近いぞ!

<脱北者>東南アジア滞在の200人が韓国入り (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/dappoku.html?d=27mainichiF0727e028&amp;cat=2

北朝鮮を脱出し、東南アジアに滞在していた脱北者約200人が27日朝、韓国政府が用意したチャーター機で空路韓国入りした。北朝鮮から中国に脱出した後、陸路でベトナムに南下した北朝鮮住民とみられ、28日にはさらに約260人が韓国入りする予定だ。脱北者の移送は、極秘に行われた。

 脱北者は27日午前、関係当局に身柄を引き渡され、ソウル郊外の施設で北朝鮮を脱出した経緯や理由などの調査を受けている。昨年から今年3月にかけて、中国からベトナム入りし、不法滞在を続けていたという。通常、第三国を経由して韓国入りする脱北者は数人ずつで、これほど大規模な「亡命」は今回が初めて。8月末からソウル郊外にある脱北者の支援施設「ハナ院」に入居し、韓国の生活に慣れるための教育を受ける。

 聯合ニュースによると韓国政府は、今春からベトナム政府と脱北者の韓国移送について協議を始めた。6月に韓国政府調査団をベトナムに派遣して脱北者と面接、北朝鮮からの脱北者であることを確認したという。

 脱北者の大半は中国との国境の川である豆満江を渡り、中国に身を潜めているが、韓国の救援団体によると、中国は脱北者を難民と認定しておらず、発見された場合は北朝鮮に強制送還される。このため、中国経由で東南アジア各国に密入国して、韓国亡命の機会をうかがうケースが増えている。

 韓国入りした脱北者は、昨年は1281人で過去最高を記録。今年は6月末現在で760人に達しており、昨年の記録は確実に更新される。

[毎日新聞7月27日]

508とはずがたり:2004/07/28(水) 12:01
サンケイはクソ新聞だとは思うけーがこの対北強硬論の論調は(・∀・)イイ!!ね。
まぁ国が一つ崩壊するというのはとてつもないエネルギーが要るし不測の事態も起きるのだろうけど。
中国に北朝鮮が改革解放するように圧力掛けろと注文できないのかね?

2004年07月08日(木)
金日成主席、没後10年 “独裁継続”許した中韓 今後10年…日本の役割重要に
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20040708/KOKU-0708-03-02-43.html?C=S

 北朝鮮の金日成主席が亡くなってから八日で十年になる。「金日成の死」については思い出すことがある。一九九〇年代の初め、ソウル駐在の旧東欧圏の国の大使が語っていた話のことだ。

 彼は金日成大学への留学経験と平壌勤務の経験があり、朝鮮語(韓国語)も達者な北朝鮮通だった。その彼が「北朝鮮の変化のためには生物学的な解決方法しかない」と語っていた。「生物学的な解決方法」とは「死」ということだが、彼はそれを外交官らしくソフトに表現していた。

 それから数年後の一九九四年、実際に金日成は亡くなった。したがって彼の死に直面し、筆者を含む多くの北朝鮮ウオッチャーたちは、そしておそらくくだんの大使も、北朝鮮に「変化」を予想し期待した。その変化には北朝鮮の崩壊−つまり独裁体制の終わりということも含まれる。

 あれから十年。しかし北朝鮮はつぶれなかった。予想し期待したような変化は起きなかった。周知のように金正日総書記によって独裁体制は維持されている。

 なぜ予想や期待ははずれたのか。理由は明らかだ。周りがつぶれないように支援したからだ。同盟国の中国はもちろん、韓国、米国、日本…みんなでよってたかって北朝鮮を助け金正日体制を支えたのだ。これは予想外の展開だった。独裁体制の崩壊など「変化」を期待した人びとにとってはまさに「失われた十年」になってしまった。

 その最大の責任は中国と韓国にあるといっていいだろう。なぜなら中国は食糧、エネルギーをはじめ最大の支援国でありながら北朝鮮を開放・改革−つまり「中国の道」に誘導できなかった。それどころか核開発まで放任(?)し、今ごろになって「六カ国協議の主宰者」として苦労している。この中国の責任は厳しく問われていい。

 韓国の責任も大きい。いや、同じ民族(!)としてこちらの責任の方が大きいかもしれない。しかも国内問題であれだけ「民主化」や「人権」を言ってきた人びとが政権の座についたとたん、北朝鮮の独裁体制批判や民主化、人権問題には口をつぐんでいるのだ。

 体制批判など「北を刺激するようなことはしてはいけない」という。その代わり食糧や肥料など物資はもちろん、経済交流のためといって巨額の外貨まで提供してきた。そして何よりも大きいのは「北は同胞」として、対立、敵対感情を後退させたことだ。

 今や北朝鮮にとって韓国はモノ、カネがいただける絶好の「カネ蔓(づる)」であるとともに最大の「安全保障装置」になっている。韓国自体が脅威でなくなっているし、親北・反米感情によって「米国の脅威」からも北朝鮮を守ってくれているのだ。金正日総書記は逆に韓国の方が変化したおかげで安心して独裁を続けられる。

 北朝鮮にとってさらにうれしいことは、韓国社会では北の独裁打倒や体制批判をやっている亡命者は疎んじられ、金総書記に対する個人批判がタブーになっていることだ。ソウルでは最近、金総書記のソウル初訪問の条件として「雰囲気づくり」を注文しているという話も出ている(七日付、中央日報)。金総書記に対して批判どころか“称賛”の動きまで公然化しかねない。

 結局、左翼や親・北朝鮮勢力を解禁し「北の脅威」を否定した韓国の民主化が「北の独裁」を維持させたことになる。したがって「失われた十年」は韓国が演出したということになるが、次の十年はどうか。

 どうやら今度は日本にその「責任」が回ってきそうだ。

 日本(小泉首相)は北朝鮮との国交正常化を急ぐ構えを見せている。北朝鮮は以前からそれを期待している。韓国が一九六五年、日本との国交正常化で経済発展の基礎を作ったように、北朝鮮も四十年遅れの対日国交正常化で経済再建−体制立て直しを狙っている。

 しかし「核と長距離ミサイルと独裁体制」をそのままに国交正常化を進め、北朝鮮を支援したのではまた「失われた十年」になってしまう。

 北朝鮮政策の本番を迎える日本は、金正日総書記がこの十年間、国際社会を相手に展開した体制生き残りのための“手練手管”を見きわめなければならない。韓国の往年の対北ベテラン交渉者は教訓として一言、「あせった方が負け」といっている。(ソウル 黒田勝弘)

511とはずがたり:2004/08/03(火) 20:02
此処まで来ると笑い話でなくなってくる?
研究室の後輩も新幹線に乗ったらアラブ人が来て,荷物置いてまたどっかへ行こうとしたのでやめてー!って思ったといってたが。

厳戒米機「自爆」とメモした邦人拘束…単語学習を誤解
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000505-yom-int

AP通信によると、シカゴからオハイオ州デイトンに向かっていたユナイテッド航空の旅客機内で1日、英語学習のため「自爆」(suicide bomb)という英単語を書いていた邦人男性(60)がテロリストの疑いをかけられ、警察に一時身柄拘束された。

 警察当局によると、男性は出張のため同機に搭乗中、英字新聞でこの単語を見つけ、後で辞書で調べようとしてメモをとった。ほかの客がそれを見て驚き、乗組員に通報。同機はシカゴのオヘア空港に引き返した。警察は男性を拘束し、ほかの120人の乗客は再検査を受けたが、すぐ誤解と判明し、男性は釈放された。

 米運輸当局は、テロ警戒が高まる中、危険を示唆する行動は運航に支障をきたすと警告している。(読売新聞)
[8月3日13時29分更新]

512とはずがたり:2004/08/03(火) 23:19
決勝で日本が勝ったりすると暴動が起きかねん…。

台湾・西蔵独立派だけど親中派の私としては中国人民の日本敵視は悲しいねえ。。

日本4―3バーレーン、延長勝ち…アジア杯決勝進出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000014-yom-spo

サッカーのアジアカップは3日、準決勝2試合が行われ、連覇を目指す日本はバーレーンと対戦した。

 立ち上がりから攻勢だった日本だが、6分、準々決勝に続いて先制を許した。その後、前半は好機を逃す場面が続き、40分には遠藤が不可解な判定でレッドカードを出され、退場。

 苦しい展開で後半に入った日本だが、48分に途中出場の中田浩が頭で押し込んで追いつき、55分には玉田の左足シュートがネットを揺らす。71分と85分の失点で再び追う展開となったが、後半終了間際に中沢の同点ダイビングヘッドが決まり、3―3のまま延長に突入した。

 延長では、93分に相手DFのボールを奪った玉田がこの試合2点目を決め、日本が先手。

 延長後半のバーレーンの反撃をしのぎ、日本は4―3で勝利。2大会連続の決勝進出を果たした。

 もう1試合の準決勝、中国―イランは北京で午後9時(日本時間午後10時)にキックオフ。決勝は7日、3位決定戦は6日、いずれも北京で午後8時(同午後9時)から行われる。

 ◆しぶとい日本、前回王者の粘り見せる◆

 どうにか勝ち進んできた日本が、大ピンチに陥った。開始6分、いきなり先制された。宮本が「要注意の選手」としていたA・フバイルが、振り向きざまのシュート。日本が許したこの大会3度目の先制点だった。

 まだ時間は十分にあった。ところが40分、ボールと関係ない所で遠藤が相手選手と接触、相手が大げさに倒れると、主審は遠藤に暴力行為があったとの判定でレッドカードを示した。1点のビハインドで10対11の戦い。重慶と変わらない済南の観客のブーイングも、日本には厳しい判定も、まさにアウエー状態だ。

 だが、今の日本はしぶとい。ジーコ監督は44分に田中を下げて中田浩を入れ、4バックに。後半開始時には福西に代えて小笠原を投入、勝負に出た。わずか3分後、中村の左CKを中田浩が完ぺきなヘッド。同点とすると、55分には玉田が角度のない所から大会初得点を挙げ、勝ち越した。

 その後、71分に再びA・フバイル、85分には途中から入ったナセルに決められ、今度こそ絶体絶命のピンチを迎えたが、ロスタイムに入る直前、三都主の左からのクロスに、一か八かで攻め上がった中沢が頭で合わせ、再び同点とした。ヨルダン戦に続く、驚異的な粘り。ここまで、アジアの強豪らしい戦いを見せてきたとはいえない日本だったが、この日の戦いは、まさに前回王者のものだった。(川島 健司)(読売新聞)
[8月3日22時5分更新]

513杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/04(水) 18:39
>>512
昨晩のNews23では、ネットや携帯電話で情報源が増えてきたことが一つの原因として紹介されていましたけど。
もっとも、日本でも2chを見れば紳士様が跳梁跋扈しているのですから、何処も同じ秋の空と言うとこでしょうか・・・・・

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514無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/08/04(水) 21:58
サッカーっていうものは国威発揚しますし、そういうものなのかもしれませんが、
いざアジア人がこういうことをするとなんだか怖いですね。
今後も、仮に歴史認識が良化しても、サッカーはいざこざの場になりかねません。

515とはずがたり:2004/08/05(木) 05:33
韓国もこの状況。ヨーロッパが統合に向かっているのに嘆かわしい。
東アジアの経済成長は戦争の可能性を0に近づけているのが俺の持論だが,案外戦争前夜だったりするのかねぇ。。

親日作家“袋だたき” 韓国で相次ぎ起訴
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000003-san-pol

日本でのベストセラー『親日派のための弁明』の著者、金完燮(キムワンソプ)氏(四〇)が韓国で相次いで起訴されるなど“袋だたき”に遭っている。独立運動家など歴史上の人物に対する名誉棄損を理由にした刑事裁判二件、民事裁判一件で法廷に立たされているが、損害賠償の民事訴訟では、教科書問題で新しい歴史教科書つぶしに積極的に動いている日本の左派系運動団体も原告団に加わり、関心を集めている。
 韓国では日本との過去の歴史については「異論は認めない」という雰囲気が依然、強く、韓国の公式史観に挑戦している金完燮氏に対しても民族主義団体の執拗(しつよう)な攻撃に加え、検察当局まで処罰に乗り出している。
 ソウル高検はこのほど金氏に対し、民族主義者として人気のある歴史上の人物、金九(一八七六−一九四九年)の名誉を傷つけたとして刑法の「死者に対する名誉棄損」罪で起訴した。
 これは金氏が昨年十一月、国会の「親日・反民族行為糾明特別法案」の公聴会に招かれた際、金九の過去について「無関係の日本人を殺害し中国に逃亡した人物」などと批判的に述べたことが名誉棄損にあたるとして、刑事罰を求めるものだ。
 この件は金九の子孫からの告訴を受けてのものだが、先にソウル地検は「嫌疑なし」として、いったんは告訴を退けている。地検が不起訴にしたものを高検が職権であらためて起訴するのは異例で、検察上部の処罰への強い意志を感じさせる。
 金氏はこのほか「過去の抗日独立運動家たちの行動は当時の民衆の利益とは関係なかった」−などといった主張で民族主義団体から告訴され、すでに起訴されている。今回の起訴と併せ八月末に裁判が行われる。
 金氏はまた、名誉棄損による損害賠償の民事訴訟にもさらされているが、この原告二十三人の中には日本の市民団体「子どもと教科書全国ネット21」と「歴史教育アジアネットワーク・ジャパン」が含まれている。
 金氏は韓国では孤立無援の状態で弁護士も準備できていない。金氏は「国会の公聴会での発言まで処罰の対象になるとは言論の自由はないに等しい。これでは日本に政治亡命するしかないではないか」と語っている。(産経新聞)
[8月5日3時25分更新]

516名無しさん:2004/08/05(木) 21:51
>>512-515
中国といい、韓国といい、目に余る「日本叩き」ですね。ある意味、「反日ファッショ」ですよ!
確かに、過去の我が国は、彼らの祖先に対し、申し訳ないことをしたと思います。しかし、「泥棒にも三分の利」と言いますが、日本の行った政策の全てが悪かったように言われたり、いわれなき罪まで被せられたりで、たくさんです!今の日本国民には、侵略戦争を起こさない責任はあっても、戦争責任はないのですから。
大体、「新しい歴史教科書」(扶桑社)のどこがおかしいと言うのでしょうか。私も買いましたが、決して過去を手放しに賛美したものではありませんよ。あれを批判する人は、本当に読んでいっているとは思えないですね。
共産党支配の中国はともかく、立憲民主国家の韓国でこのざまでは、お粗末な限り!「表現の自由」を理解しない、非常に未熟な国ですね。そんな国々に、日本の軍国主義を批判する資格はありませんよ。

518とはずがたり:2004/08/08(日) 13:52
アジア杯試合後も騒然、「なぜ」と憤る日本人観客 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/sports/asiacup.html?d=08yomiuri20040807ie42&amp;cat=35&amp;typ=t

試合終了後も騒然とした雰囲気が続いた――。7日、北京で行われたサッカー・アジアカップ決勝戦。スタジアム外での中国人サポーターの反日的な言動で2時間以上にわたり、足止めをくらった日本人サポーターからは、「政治とスポーツは別。それがなぜこんなことになるのか」などといった憤りの声が聞こえた。

 スタジアム外の騒然とした雰囲気で、観客席に待機を余儀なくされた約1000人の日本人サポーターは、応援席のイスに腰掛け、じっと退場の機会を待った。午後11時(日本時間8日午前零時)過ぎには、日本大使館職員が拡声器を使い「あと30分で皆さんをバスで近くの地下鉄駅まで移送します」とアナウンス、午後11時45分ごろから、バスに分乗して競技場からの退場が開始されたが、スタジアム内が暑かったこともあり、皆疲れ切った重い足取り。

 1人で応援に来ていた東京都の会社員、中島弘樹さん(35)は、「起こりうることだと思っていた。会社の同僚の中国人にも、気をつけるように言われていたのだが」とぶぜんとした表情だった。

 異様な雰囲気は試合開始前から始まっていた。在北京日本大使館のアドバイスに従い、おなじみの青のユニホームは会場外ではほとんど見つからない。

 上海から応援にかけつけた小島裕喜さん(30)は、「これだけ多くの中国人サポーターをみると圧迫感を感じる。相手のヤジにのらないことが大切です」と神妙な面持ちで語った。

 「加油(チャーヨウ=がんばれ)、加油」。試合が始まるとスタンドは中国に対する応援一色。日本人サポーターは、青いユニホームに着替え、持ち込んだ太鼓に合わせ「ニッポン、ニッポン」のかけ声をあげたが、一丸となった応援も歓声とヤジの中にかき消された。

 留学先の山東省済南から友人と観戦に来た松尾祥司さん(26)は、「対バーレーン戦をテレビで見た日本の父親は『大丈夫か』と心配した様子で電話してきたが、中国人サポーターの熱狂ぶりをみるとやはり怖い」と落ち着かない様子で観戦、「日本人をまとめて観戦させる方法に賛成する」と語っていた。

 日本チームの勝利の瞬間、山口市の大学生、原田幸憲さん(22)は「普通のアウエーより厳しい状況の中での勝利だけに、めちゃくちゃうれしい」とガッツポーズ。しかし、勝利の喜びもつかの間だった。

 子供3人とともに観戦していた北京在住の男性会社員(38)は、「競技場の外に出られない状況になるのは予想外だった。2時間近く場内にいたので、子供たちが、のどが渇いたといって騒ぐのがかわいそうだった」と疲れ切った様子だった。

 また、北京に留学中の女子学生(19)は「試合中は予想していたよりブーイングも少なく、威圧感を感じなかっただけになおさら驚いた。ある程度は予想していたことだが、まさかこんな大きな騒動になるとは思っていなかった」と話し、バスに乗り込んだ。

[ 2004年8月8日()0時17分 ]

519杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 09:57
自由化が進んだ分、逆に過激なナショナリズムが表面化てきたとも言えるんですけどね。あの日韓共催のワールドカップが行わ
れていた時分でさえ、ネット上では韓国チームへの反発が目立っていたくらいですから。建前では「みんな仲良く」と言っても本音
は・・・・・人間の性なのですかねぇ。

>>516
>「泥棒にも三分の利」と言いますが、日本の行った政策の全てが悪かったように言われたり、いわれなき罪まで被せられたり
>で、たくさんです!

侵略や植民地化と言う前提を捨象して日本の政策にも良い点があったと抗弁しても有効性を持ちません。

>今の日本国民には、侵略戦争を起こさない責任はあっても、戦争責任はないのですから。

南京大虐殺は無かったとか放言を繰り返していては「侵略戦争を起こ」そうと勘繰られても無理は無いと思いますが。

>「新しい歴史教科書」(扶桑社)のどこがおかしいと言うのでしょうか。私も買いましたが、決して過去を手放しに賛美したもの
>ではありませんよ。あれを批判する人は、本当に読んでいっているとは思えないですね。

そうでしょうか?自分も「新しい歴史教科書」は読んでみましたけど、過去を手放しに賛美している様にも読める内容でしたよ。

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520杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 10:01
『正論』『諸君!』やら2chのニュー速+辺りで自作自演だと誹謗中傷している姿が目に浮かぶなぁ。

イラク武装勢力、イラン領事を誘拐
http://www.asahi.com/international/update/0809/001.html

 アラブ首長国連邦の衛星テレビ局アルアラビアは8日、「イラクのイスラム軍」を名乗る武装勢力が誘拐したイランの外交官と
されるビデオ映像を放映した。AP通信によると、映像にはひげをはやした男性と、イランのカルバラ領事の身分証明書が映っ
ている。イラン国営テレビは同日、バグダッドのイラン大使館がカルバラ領事の誘拐を確認したと伝えた。

 武装勢力は人質の解放条件など明確な要求をしていないが、領事がイラクでのイスラム教宗派抗争をあおっていると非難、
イランに対しイラクに干渉しないよう求めている。                                      (08/09 00:45)

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522杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 19:07
隔世の感あり、と言うとこでしょうかね。ANCも与党の座に長くいることで汚職体質なんかが批判されているし、一応保守を標榜
している国民党が合流することでヨリ右旋回してくる気がしてならない。

南ア旧白人与党が消滅へ 来年9月に党を解散
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040808-00000021-kyodo-int

 【ヨハネスブルク8日共同】南アフリカの旧白人与党の流れをくむ新国民党(NNP)は7日、所属国会議員や地方議会議員が、
黒人与党のアフリカ民族会議(ANC)に移り、来年9月に党を解散すると発表した。
 NNPは1948年に政権を掌握、黒人を抑圧するアパルトヘイト(人種隔離)体制を敷き、半世紀近く政権の座にあった国民党
(NP)の後継党だが、ANCに吸収合併される形で消滅することになった。
 党首のファンスカルクベイク環境・観光相は、今後数週間内にANC入党を申請するという。(共同通信)[8月8日10時9分更新]

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523杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/09(月) 21:38
厨房やら紳士やらの取り扱いには何処も彼処も苦労しているそうで・・・・・

中国外務省が遺憾表明 アジア杯決勝の反日行動で
http://www.asahi.com/international/update/0809/014.html

 サッカー・アジアカップの決勝戦で、中国人サポーターが君が代演奏にブーイングを浴びせ、試合終了後には駐北京日本公
使2人の乗った大使館車両を壊したことについて、中国外務省の孔泉報道局長は9日、「ごく一部の人の過激行為は我々も見
たくなかった」と遺憾の意を示すコメントを発表した。                                    (08/09 20:16)

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524杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/10(火) 21:39
森内閣の末期も元首相が2人も入っていましたね・・・・・かの国では「老害」とか批判の声は無いのでしょうか?リー・クアンユー
なぞ相当な高齢なんでしょうし。

シンガポール新内閣、独立以来の3首相がそろって入閣
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040810i311.htm

 【シンガポール=中津幸久】今月12日にシンガポールの第3代首相に就任するリー・シェンロン副首相は10日、新内閣の閣
僚名簿を発表した。それによると、ゴー・チョクトン首相が序列2位の上級相、実質的な最高指導者で次期首相の父親リー・ク
アンユー前首相(上級相)が同3位の内閣顧問(閣僚)として残留し、独立以来の首相3人が顔をそろえることになる。
 ゴー氏は、現在のリー・クアンユー氏の職務を引き継ぐとともに、リー副首相が務めている通貨庁(中央銀行に相当)会長も兼
務する。
 「内閣顧問」はリー・クアンユー氏のために新設された閣僚ポスト。内閣に対する助言や指導に当たるものとみられ、新内閣は、
リー父子による世襲色を強く反映したものとなる。
 新内閣は14閣僚のうち、入れ替えを4人にとどめており、早期実施が見込まれる次期総選挙までの暫定政権の色彩が濃い。
リー新首相は引き続き財務相を兼務、2人の副首相はトニー・タン氏が調整相(安全保障・国防担当)兼務のまま残留、ジャヤ
クマル外相が法相兼務で昇格。新外相にはジョージ・ヨー通産相が就任する。
 新内閣の閣僚名簿発表に先立ち、ゴー首相は、全閣僚の辞表をナーザン大統領に提出した。(読売新聞)
                                                             [8月10日20時13分更新]

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525magenta:2004/08/10(火) 22:13
>>524
リー・クアンユーは1923年生まれのちょうど80歳だそうです。
http://www.cabinet.gov.sg/smlee.htm

526516:2004/08/10(火) 23:20
>>519

ここ数日、これを見ていなかったので、反論が遅れました。反論の前に、私の考えをはっきり言っておきます。
① 先の大戦は、対東アジア諸国という点では、今日振り返ってみると、確かに侵略戦争であった。一方、対英米という点では、ABCD包囲網により追い詰められた結果であり、侵略戦争とは言い切れない。ただし、ABCD包囲網を招く発端が日本の大陸侵出にあったこと、英国はブロック政策、米国は国土開発により不況に地力で対処しうる立場にあったことは、充分に留意しなければならない。
② 私は、愛国者、民族主義者を自負している。一方で、右翼諸団体や「クソウヨ2ちゃんねらー」には全く共感できず、愛国者を名乗る資格はないと思う。偏狭的なナショナリズムは、却って祖国の名誉を貶めるだけであり、有害無益である。アイヌ人、在日韓国朝鮮人、在日中国人等への差別は、言語道断である。いかなる民族であれ、その民族であることは、誇るべきアイデンティティである。真の民族主義者なら、他民族の尊さを当然に理解すべきものである。

さて、反論とまいりましょう。

① 侵略行為と植民地等における日本の政策について
私は、「日本の政策によい点があったから戦前の対外侵出政策が正当であった」、などという「木を見て森を見ず」なことは、ただの一言も言っていません。上にも述べた通り、やはり侵略であり、やってはならないことだったと思います。
ただ、例えば、台湾において風土病対策で成果をあげた、などというのは歴史的な事実です。我々日本人が積極的に主張するかどうかはともかく、そういう事実を現地の方が言うのは自由です。それなのに、例えば韓国において、日本支配時代の事実を主張しただけで非難されるのはどういうことか、というわけです。もう60年も経ったわけですから、頭を冷やしていろんな見方をしてもよいのではないか、と思うのです。まあ、あれは全くもって侵略ではなかった、と言い切るような人は、良識が疑われても仕方ありませんが。
② 戦争責任と「南京大虐殺」発言
「南京大虐殺」否定発言と、侵略戦争再発防止や戦争責任とは、何の関係もないと思うのですが。そもそも当時は、大変残念な話ではあるけれど、戦地で勝てば、略奪、虐殺の類は、うんざりするほどあったわけです。従って、南京で虐殺があったことは、悲しいことに、事実です。
問題は、南京「大」虐殺と言われるほど他と比べて大きなものだったか、ということです。もっと言えば、東京裁判において死者数が著しく水増しされた上、中国が発表するたびに死者の数が増えていき、もって繰り返し日本が責められ、軍事費に補填するための援助を迫られるのはどうしたことか、ということです。これは強盗罪を強盗放火殺人罪と言われているようなものであって、卑劣な犯罪を犯したことには変わらないとしても、あんまりな難癖です。こうして中国は、日本の弱みに付け込み、莫大な援助を要求し、軍事費に使っているのです。その手口たるや、解同と一緒ではないですか!
③ 新しい歴史教科書について
私に言わせれば、「東京裁判史観」を絶対視する立場と、大局を踏まえつつも多様な角度から歴史を検証しようと立場の違いですね。あの教科書は、「Aという側面もあった。Bという側面もあった。でも、結局は、悪いことでした」という書き振りで、大局は見失っていません。これだけ時間が経ってもなお、「悪かった。とにかく悪かった。極悪非道だった」などと言っていては、見失うことも多くあるし、歴史研究としては進歩がありません。

あなたが私を軍国主義者に見立てて批判したかったのかどうかは、知る由もありません。しかし、言葉尻だけを捕らえて型通りの批判されるのは心外であり不愉快だ、ということだけははっきり申し上げておきたいと思います。

527杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/11(水) 10:30
>>526
>やはり侵略であり、やってはならないことだったと思います。

>偏狭的なナショナリズムは、却って祖国の名誉を貶めるだけであり、有害無益である。アイヌ人、在日韓国朝鮮人、在日中国
>人等への差別は、言語道断である。

なるほど。この辺りの見解は共通している様ですね。

>ただ、例えば、台湾において風土病対策で成果をあげた、などというのは歴史的な事実です。我々日本人が積極的に主張す
>るかどうかはともかく、そういう事実を現地の方が言うのは自由です。それなのに、例えば韓国において、日本支配時代の事
>実を主張しただけで非難されるのはどういうことか、というわけです。もう60年も経ったわけですから、頭を冷やしていろんな見
>方をしてもよいのではないか、と思うのです。

事実を言っていてあらぬ非難をと言うのならともかく、>>516で問題にされていた金氏の著作については事実誤認も多いと言う
指摘もされています。名誉毀損に等しいことを書いているとしたら司法の場に引きずり出されるのも無理はないのでは?
#詳細について不明な点も多いので断定的には言えませんけれども
翻って日本を見てみれば、逆に侵略戦争や植民地支配の実像に言及しただけで自虐だ何だと非難囂々される始末でしょう。
「百人斬り競争」なんかは事実裁判でも争われていますし。自国の「偏狭さ」を棚に上げて韓国や中国の「偏狭さ」を殊更に論っ
たところで身勝手な風にしか聞こえないと思いますよ。

>南京「大」虐殺と言われるほど他と比べて大きなものだったか、ということです。もっと言えば、東京裁判において死者数が著
>しく水増しされた上、中国が発表するたびに死者の数が増えていき、もって繰り返し日本が責められ、軍事費に補填するため
>の援助を迫られるのはどうしたことか、ということです。これは強盗罪を強盗放火殺人罪と言われているようなものであって、
>卑劣な犯罪を犯したことには変わらないとしても、あんまりな難癖です。

一点確認しますが、東京裁判で認定された犠牲者数は20万人で、南京事件調査研究会が(日中双方の記録を精査して導き出
した)10〜20万人程度と左程変わりがありませんよね。少なくとも東京裁判で被害をデッチ上げられたと言う事実はありません
よね。
#この辺りについては南京事件調査研究会「南京大虐殺否定論13のウソ」(柏書房)を一読されることをお勧めします
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9972946304
中国の軍備拡張やODAについてまで擁護する気は更々ありませんが、政府高官でさえ南京大虐殺をマボロシかの如く吹聴す
るのでは、中国からあれこれ集られるのも無理はありませんが。

>あの教科書は、「Aという側面もあった。Bという側面もあった。でも、結局は、悪いことでした」という書き振りで、大局は見失
>っていません。これだけ時間が経ってもなお、「悪かった。とにかく悪かった。極悪非道だった」などと言っていては、見失うこ
>とも多くあるし、歴史研究としては進歩がありません。

「Aという側面もあった。Bという側面もあった。でも、結局は、悪いことでした」と言う書き振りになっていないから批判されている
のですよ。何しろ「悪かった」と言う記述が殆ど無いのですから。

>言葉尻だけを捕らえて型通りの批判されるのは心外であり不愉快

言葉尻だけを捉えるような批判は避けてみましたが。

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528さむらい:2004/08/13(金) 12:17
中共も間抜けですね。
今回の騒動で一般的な日本人の対中イメージを
かなり悪くしてしまいました。

529516:2004/08/13(金) 23:43
>>527
またもお返事が遅くなりました。

まず、話がずれて申し訳ありませんが、韓国の事例について私が念頭に置いたのは、4月総選挙前の動きです。すなわち、日本の支配に協力した人間の責任を追及する法案が国会を通りましたよね?当時の状況も考えず、罪刑法定主義などまるっきり無視するような法律を通すのはいかがなものか、ということです。
また、むしろ実像を言って批判を浴びているのは、東京裁判史観に懐疑的な人間じゃないですかね(右翼団体は別として)?私は、日本に全面的に非があることであれ、いろいろな角度から語られるべきだと思っていますので、身勝手にしか聞こえないなどと言われても心外ですね。
それから、南京事件に関しては、北岡伸一「政党から軍部へ」で示された4万人程度という数字を念頭においています。説得的な記述だったので(余談ですが、北岡先生は国粋主義者と言われることが多いですが、私は全くそうは思いません。彼の著作すら読んだことのない人が言っていることだと思います)。
最後に、教科書の件は、受け止め方の問題でしょう。別に「悪かった」などという記述は全く必要なく、問題点をしっかり指摘してあればよいのです。後は、個人の価値判断の問題であり、認識を深めたければ、教室で議論すればよい話です。

530516:2004/08/13(金) 23:55
>>528
仰る通りですね。韓国に関していろいろ言いましたが、ここ数年で文化交流が進み、かなり未来志向で日本に接していると思います。
それに対して、中国は、特に江沢民時代に、国内引き締めのために反日教育を強化してきましたから、こうなるのですね。繰り返すとおり、現代の我々に先の戦争のことを持ち出しても的外れなわけですから、一方的に喧嘩を売っているわけですよ。
中国にしろ、朝鮮半島にしろ、対日問題は国内引き締めに使われてきたきらいがあります。中共や北朝鮮が崩壊すれば、状況も変わってくるのではないかと思っています。

531杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/14(土) 19:00
>>529
>韓国の親日派追及法案
法案自体には韓国内でも批判も多かったですよね。韓国国民が総じて偏狭な訳じゃないし、むしろ「反日」をムキになって強調
することに偏狭さを感じます。

>実像を言って批判を浴びているのは、東京裁判史観に懐疑的な人間
そうですか?南京大虐殺や従軍慰安婦に関する数行の記述でさえマスメディアや政財界の少なからざる部分が非難して通って
いる現実からして東京裁判に懐疑的どころか大東亜共栄圏を文字通り信じている人間にとっても住み心地の良いのが現実だ
と思うのですが。

>南京大虐殺
北岡教授は歴史学者じゃないですよね。もっとも、この点については見解の相違で
#北岡教授の論調については本論とは関係無いので別の機会に

>問題点をしっかり指摘してあればよい
問題点の指摘でさえ自虐的だ・悪い点ばかり強調していると非難しているのが「あたらしい歴史教科書」の面でしょう。
教室で個々人に価値判断を任せれば良いと言うのも建前では簡単ですけど、地域社会の少なからざる部分で「自虐史観」に反
対する面々に力があり、時と場合によって教師を処分することさえも出来る中では、ホントに自由な議論が可能なのか疑問符が
つきます。下手すればお上お仕着せの「自由な議論」になり兼ねないのでは?

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532516:2004/08/15(日) 01:22
>>531
私は別に、韓国が全体が偏狭とは言っていません。特に若い世代は、かなり友好的であり、新しい感覚を持っていると思っています。現に>>530において、文化交流云々を言っているではないですか。
それから、北岡伸一教授は、政治史学者であり、れっきとした歴史学者ですよ。実際、彼が東大で持っていた講義は、「日本政治外交史」です。
あとは、あなたと私の価値観の根本的な違いですね。タカ派と言われる政治家の発言に、朝日新聞をはじめとするマスコミが目くじら立てて追及してきたではないですか。
また、自分で考える力のある人であれば、あの教科書を読んで、戦前日本が進路を誤ったことくらいすぐ分かります。
結局のところ、私の立場を何度説明しても、あなたは私をステレオタイプな国粋主義者としか見ていないようですね。少なくとも、私にはそう取れます。

533杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/15(日) 10:44
>>532
>別に、韓国が全体が偏狭とは言っていません。
総じて偏狭でないことを捨象して「反日」を云々していることを問題にしているのです。自国内でも似た様な状況なのを棚に上げ
>>516の様に「立憲民主国家の韓国でこのざま」「非常に未熟な国」なんて言っていては、幾ら韓国との文化交流とかを云々
していても偏狭の謗りは免れ得ないでしょう。

>北岡伸一教授は、政治史学者であり
政治史が専門分野と言うことはむしろ政治学者の範疇に入れるのが自然でしょう。

>タカ派と言われる政治家の発言に、朝日新聞をはじめとするマスコミが目くじら立てて追及してきたではないですか。
政治家の言動を批判の俎上に乗せるのはジャーナリズムとして当然のことでは。むしろ批判の俎上にすら乗せないメディアが
少なからず存在するから問題なのです。

>私の立場を何度説明しても、あなたは私をステレオタイプな国粋主義者としか見ていない
「ステレオタイプな国粋主義者」の主張を受け売っているからですよ。彼らと違う立場を取るならば多少なりともその主張を呻吟
し批判する姿勢は必要でしょう。「ステレオタイプな国粋主義者」の立場で書かれた教科書に対する批判を一方的と断じ、現行
の記述に対する統制の濃い教科書を「悪かった。とにかく悪かった。極悪非道だった」となどと非難する論調に批判的な態度は
見られないと思うのですが。

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534さむらい:2004/08/15(日) 11:22
中共、韓国、北朝鮮は日本が嫌いというよりは
日本をダシにしてるって感じですよね。

535516:2004/08/15(日) 21:33
>>533
そもそも、ステレオタイプの国粋主義者の主張を受け売りしているのだったら、口が裂けても「侵略だった」などとは言わないと思うのですがね。それに、国内でそういう偏狭なことを言う人間に対しても、はっきり批判するコメントを書いた筈です。立憲民主国家で云々と言うのは、言論レベルで協力者を断罪する主張があったとしても、それを議会で立法するとはどういうことだ、というわけです。立憲民主主義国として、おかしいでしょう?
また、マスコミが政治家の言動を俎上に乗せるのは当然としても、その発言をつまみ食いして言われなき批判をするのは問題でしょう。そのことを言っているのです。あなたの私に対する批判だって、私に言わせれば、つまみぐいですよ!私が先に主張したことを、全然踏まえていない。結論ありきです。年長者のあなたに対して大変失礼ではありますが、もう、これで終わりにさせてもらいます。

>>534
そうですね。私も>>530でも言いましたが、国内の締め付けのために使われているのですね。ただ、韓国は、金大中政権以降、かなり変わってきていますよ。今の日本人に戦争責任を問うても仕方ない、そんな大人の対応をする人が増えているのでしょう。

536さむらい:2004/08/15(日) 21:45
>>535
国内の締め付けだけじゃなくて日本にタカる言い訳としても
歴史認識を利用してますよね。
それに輪をかけるように
日本の政治家、官僚、マスコミが軟弱ですからね。
困ったものです。

私は、韓国はあまり変わってないように思えますけどね。
金大中にしても歴史のことは問わないと言ったにもかかわらず
反故にしましたしね。
かの国の歴史教育が変わったわけでもないですし。

537さむらい:2004/08/15(日) 21:48
>>536追記
竹島の不法占拠も依然として続いていますし。

538杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/08/16(月) 10:06
政治家の言動を批判の俎上に乗せるのはジャーナリズムとして当然のことでは。むしろ批判の俎上にすら乗せないメディアが
>ステレオタイプの国粋主義者の主張を受け売りしているのだったら、口が裂けても「侵略だった」などとは言わない

侵略戦争であったことを認めるのと「ステレオタイプの国粋主義者の主張を受け売りしている」のが必ずしも二律背反の関係に
ある訳じゃないでしょう。現に貴方は「ステレオタイプの国粋主義者」が編集した教科書に対する非難を「つまみ食い」と論難して
いる。その一方で彼らの主張や論調は「大局を踏まえつつも多様な角度から歴史を検証しようと」していると弁護している。見事
に両立しているでしょう。ヨーロッパの「偏狭的なナショナリズム」でさえもナチスの非を認める層と少なからず重なっていると言う
思想的現実を前にしては上記の貴方の主張は説得力を持ちえません。

>立憲民主国家で云々と言うのは、言論レベルで協力者を断罪する主張があったとしても、それを議会で立法すると

ではドイツは立憲民主国家ではありませんね。ドイツもナチス時代の戦争犯罪については時効を停止しているのですから。

>その発言をつまみ食いして言われなき批判をするのは問題でしょう。そのことを言っているのです。あなたの私に対する批判
>だって、私に言わせれば、つまみぐいですよ!私が先に主張したことを、全然踏まえていない。

踏まえていますよ。その上で件の教科書とか「反日」云々について「ステレオタイプの国粋主義者」と殆ど変わりの無い主張を繰
り返していることを指摘しているのです。

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539さむらい:2004/08/17(火) 00:14
冷戦が終わり、新しい時代が東アジアに来たとは思えません。
様々な微妙な変化はあるにせよ東アジアの冷戦構造は基本的に変わりありません。
中共、北朝鮮という共産主義独裁政権は現存し
台湾海峡、38度線の緊張状態に変わりはありません。
アメリカも日米安保、米韓安保、台湾関係法という形で
共産圏に対抗するための軍事同盟を結んでいる状況に変わりありませんし。
またソ連もロシアとなって弱くはなりましたが
影響力を保持し、中共、北朝鮮に与してますしね。

540とはずがたり:2004/08/17(火) 13:38
普天間はまず閉鎖させにゃどうしようもないべ。

米軍ヘリ墜落事故、沖縄県内の自治体で抗議決議相次ぐ
http://www.asahi.com/national/update/0817/006.html

 沖縄県宜野湾市の米軍ヘリ墜落事故で、同市など5市が17日午前までに日米特別行動委員会(SACO)合意の見直しなど事件への抗議を決議した。県内自治体には事故や米軍の対応への反発が高まっており、今後、県議会と11市町村が決議や意見書を採択する予定だ。

 普天間飛行場のある宜野湾市では、伊波洋一市長が「普天間の5年以内返還」を唱えているが、市議会多数派は「現実的ではない」として市長と対立、市は助役も置けない状態だ。しかし、今回の事件では「米軍基地が存在する限り、市民・県民を死の恐怖に陥れるこうした事件事故は絶対になくならない」とSACO合意見直しや辺野古沖移設の再考も求める抗議を決議した。

 極東最大の嘉手納飛行場のある沖縄市も「基地の恐怖をまざまざと見せつけられた」と普天間の移設前返還を求めた。宜野湾市に隣接する浦添市は「普天間発着機の飛行ルートにされ、あと数分早ければ本市に墜落していた可能性もあった」と普天間の閉鎖を求めた。移設先の名護市も抗議の決議をする。 (08/17 11:58)

541とはずがたり(1/2):2004/08/17(火) 17:55
「わが物顔で大学占領」沖国大が抗議声明 ヘリ墜落検証拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040817-00000019-ryu-oki

 米軍ヘリ沖国大墜落事故で、米軍側が17日午前、県警側の合同現場検証要請を正式に拒否したことに対し、沖国大関係者や付近住民らから「米軍がわが物顔で学校を占領している」「県警の捜査ができないなんて、ばかげている」などと怒りの声が高まっている。同大米軍ヘリ墜落事件対策本部(本部長・渡久地朝明学長)はこの日午前、撤去に関する協議を行い、「米軍ヘリ機体などの搬出に抗議する」声明文を出し、米軍の対応を批判した。
 抗議声明文の中で、沖国大は事故後の対応について「県警との調査を拒否するなど米軍の誠意のない対応に憤りを感じる。大学としては、業務の正常化や事故現場の早急な回復を願っているが、回復はわれわれの意向を反映する形では進められておらず、一連の行為は異常というほかない」と批判している。
 大学前の市道の交通規制が16日午後に解かれたこともあり、この日は学校に姿を見せる学生らが増えた。
 少し離れた校舎の陰から現場の作業を見守った男子学生(20)は、「米軍ヘリにより校舎がひどい被害を受けたのを初めて見た。県警はやっぱり機体のそばで見ているだけなんですね。米軍は身勝手だ。証拠の持ち出しだ」と、厳しい目を見せた。
 昼食時間には学校周辺に繰り出す学生らが多く、笑顔が戻りつつあるものの、関係者のいら立ちは一層高まっている。事故当時校舎3階にいた女性の大学職員の一人は、「現場を見ていると、あらためて怖さが倍増してくる」と訴えた。
 大学の向かいで中古車を販売する友利秀希さん(38)は、「警察に電話したけど、撤去の事情は知らないと言われた。米軍は機体の捜査もさせずに撤去する。県民はもっと怒っていい」と強い口調でこたえた。
 米軍は16日夕、機体の搬出作業の途中で、高圧線に影響があることを理由に作業を1時中断していたがこの日、午前8時ごろから炎上した機体の残がいの撤去に向けた作業を再開。同10時ごろには大型クレーンを使い、機体の一部をつり上げ、トラックに積み込み、同10時43分に現場を後にした。撤去される車両に向かい、現場では学生自治会らが抗議を繰り返し、警備する機動隊と激しくぶつかる場面があった。

◇解説/県内移設容認を撤回 宜野湾市議会決議
 宜野湾市議会が17日の臨時議会でSACO合意の見直しと辺野古移設の再考を求める決議をしたことは、市議会にとって大きな転換点となる。市議会は1999年8月の決議で「SACOの基本方針通り、普天間飛行場の移設先の早期決定を強く要請する」と県内移設を実質容認しており、今回の決議は事実上、それを覆すものだ。
 16日の基地関係特別委員会では当初、保守系会派がSACOと辺野古に触れることに難色を示していたが、ほかの議員が「ここで辺野古を取り上げないと、16年(移設に要する最短期間)待っても構わないと思われる。宜野湾が言わなくて誰が言うんだ」「普天間の早期返還だけではこれまでの抗議と同じ。一歩進んでSACOも入れるべきだ」と激しく主張。数時間に及ぶ議論の結果、移設計画の「中止」ではなく「再考」に変え、全会一致で了承した。
 ただ、「再考」というあいまいな表現で収拾したことに今後、議論の再燃も予想される。
(中部報道部・与那嶺路代)

542とはずがたり(2/2):2004/08/17(火) 17:55

◇米軍ヘリ墜落事故抗議決議全文/宜野湾市議会
米軍ヘリコプターの民間地への墜落爆発炎上事故に対する抗議決議
 平成16年8月13日、午後2時15分ごろ、米海兵隊所属のCH-53D型ヘリコプターが、民間地域の沖縄国際大学本館に接触して墜落、爆発炎上した。絶対にあってはならない最悪の事故が発生し、一歩誤れば市民多数の命さえ奪いかねない大惨事になるところであり、激しい憤りを覚えるものである。
 米軍所属の航空機事故は、復帰後だけでも70数回を数え、昨年の6月20日にも同型ヘリ事故が発生したため、本市議会も即刻強く抗議し、住民上空での飛行訓練の中止や原因究明を求めてきたばかりである。これまでこの種の事件、事故が発生するたびに何度となく抗議してきたが、そのたびに日米両政府は「遺憾」や「再発防止」等の発言を繰り返すばかりで、実効性が全くなく事故は後を絶たない現状である。
 米軍基地普天間飛行場は、市のど真ん中に存在し大事故の危険性が指摘、予見される中で「起こるべくして起きた、当然の事故」であり、決して偶然ではない。今回の事故により米軍乗員3人が負傷し、民間人には負傷者が見られないものの、現場では広範囲にわたって機体の一部や破片が飛び散り、民家の鉄製のドアを貫通したり、乳児の寝室の窓ガラスが割れるなど、基地の存在そのものが住宅の中でも安全でないことが証明された。
 さらに、日米地位協定を盾に、米軍により事故現場への立ち入りが制限され、沖縄県警をはじめ、日本側の関係者が事故の検証さえできないなど、異常な状態が続いている。
 米軍基地が存在するかぎり、市民、県民を死の恐怖に陥れるこうした事件、事故は絶対になくなるものではない。われわれ宜野湾市民は、常に生命と財産が危機にさらされ、その不安と恐怖による怒りは限界を通り越している。
 よって、本市議会は8万8000人余の市民、沖縄県民の貴い生命と財産を守る立場から今回の最悪の米軍ヘリコプター墜落事故に対し、激しい怒りを込めて抗議するとともに下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する。


 1.危険この上ない普天間飛行場を早期返還すること。
 1.SACO合意を見直し、辺野古沖への移設の再考を求める。
 1.日米地位協定の抜本的改定を求める。
 1.被害の徹底調査と誠意ある完全補償を行うこと。
 1.事故原因を徹底究明し、速やかに県民に明らかにすること。
 1.住民地域上空での全機種の飛行及(およ)び訓練を直ちに中止すること。
 1.すべての米軍航空機の一斉点検、整備を行うこと。
 以上、決議する。 平成16年8月17日 宜野湾市議会(琉球新報)
[8月17日14時46分更新]

543とはずがたり:2004/08/17(火) 18:14
<沖縄ヘリ墜落>米軍が県警の現場検証同意請求を拒否 (毎日新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/air_clash.html?d=17mainichiF0817e050&amp;cat=2&amp;typ=t

 米海兵隊の大型ヘリ墜落炎上事故で、海兵隊基地司令部(沖縄県北中城村)は17日、県警が求めていた機体の現場検証について、拒否すると文書で回答した。県警は、航空危険行為処罰法違反容疑での立件を念頭に現場検証の令状を取って調べているが、捜査に支障が出るのは必至だ。

 在沖米海兵隊の法務補佐官が17日、宜野湾市の宜野湾署を訪れ「検証要請については、日米両国の合意に基づいて応じられない」との文書を提出した。

 これを受けて、高橋清孝県警本部長は「米軍側の判断なので、法令にのっとり捜査を進める。検証の目的からすれば、必要な物(機体)がある方が望ましいが、捜査に影響がないようにしたい」と述べた。

 日米地位協定に伴う刑事特別法で、米軍の財産とみなされる機体の検証には米側の同意が必要なため、県警は事故翌日の14日、同意請求書を在沖米海兵隊法務部長のケネス大佐に提出。6回にわたり照会したが、米軍は16日、未回答のまま機体の撤去作業を始めた。

 県警は、機体周辺への立ち入りを禁じられ、写真撮影や目撃者の証言を聴くにとどまっている。米側はヘリの乗務員3人の名前も明らかにしていない。

 一方、墜落現場の沖縄国際大では17日朝から、米軍が残っていた機体の撤去作業を再開した。

[毎日新聞8月17日]

544とはずがたり:2004/08/19(木) 12:23
韓国ウリ党議長が辞任 父親の「日本軍歴」問題で
http://www.asahi.com/international/update/0819/003.html

 韓国の与党・開かれたウリ党の辛基南(シン・ギナム)議長(党首)は19日、記者会見し、父親が植民地下の日本軍で勤務していた問題に絡み「親日(戦前の対日協力行為)清算という大義に背くことはできない」として議長職を辞任した。後任議長には李富栄(イ・ブヨン)常任中央委員(61)が就任した。

 辛議長は、父親が日本軍憲兵として同胞取り締まりに当たったとされた点について「一時、日本軍にいたことだけしか知らなかった。憲兵だったのかいつどこで勤務したのか知らなかった」と釈明。「独立の闘士が命を懸けていた時に日本軍にいたことを深くおわびする」と述べた。

 辛議長は「親日行為」を隠したと批判された点について「永久に隠すつもりはなかった。知っていることだけでも正直に話さなかったことは私の不徳」と述べた。辛議長は「辞任により党が陥っている困難を取り除く」として、政府・与党が進める「親日・歴史清算」事業に悪影響を及ぼすのを避けたい考えを示した。

 辛議長は4月の総選挙勝利の立役者だった鄭東泳(チョン・ドンヨン)前議長の後を受け5月に就任したばかりだった。後任議長の李氏は軍事独裁政権に抵抗した民主化運動出身で、前国会議員。 (08/19 11:44)

545516:2004/08/19(木) 23:33
>>544
そういえば、日本の拉致問題のときも、「拉致問題など存在しない」と言っていた左翼政党に止まらず、北朝鮮への人道的なコメ支援を推進した与党議員まで叩かれていましたね。だけど、どんなもんでしょう。韓国の親日批判といい、日本の親北批判といい、ここまでやると、「魔女狩り」もいいところで、行き過ぎだと思います。「協力者」は、「親日」と言って非難されるけれども、そうしないと生きていけないという厳しい現実があったからこその苦渋の決断だったはずです。実際、「創氏改名」に賛成した朝鮮人は、「民族名では、就職等で差別を受けるから」、という死活問題があったようです。歴史というのは、あまり今日的な視点だけで歴史を見ると、本質を見失うと思いますね。
話は変わりますが、本日の朝日新聞に、在日外国人の地方参政権を巡る議論が出ていました。「国民」と「住民」の地位をどう考えるかという問題ですがね。私もひところは、応急措置として賛成していましたが、地方政治が国政に影響を与えることもある訳で、やはり釈然としません。一方で、彼らの意思による帰化にゆだねればいいかと言えば、国籍に民族のアイデンティティを求める永住外国人もいます。そこで私は、帰化を容易にした上で、二重国籍を認めつつ参政権を居住国に限定するか、二重国籍を禁じつつ戸籍に民族名を登録できるようにする方が本筋ではないかと思っています。韓国系日本国民、中国系日本国民を増やす、という方向ですね。ついでながら、彼らが「張勲」とか「金義明」といった民族名を堂々と名乗れるような社会を、ぜひ創らねばならないと思います。白真勲議員の誕生というのは、朝鮮系国会議員としては3人目ではありますが、その意味で画期的ですね。

546516:2004/08/19(木) 23:38
>>545
筆足らずで申し訳ありませんが、「戸籍に民族名を登録できるようにする」という方の「民族名」とは、日本民族、朝鮮民族、中華民族、アイヌ民族といった「民族の名称」の意味です。「「張勲」とか「金義明」といった民族名」の方は、「民族風の氏名」です。失礼しました。

547とはずがたり:2004/08/21(土) 17:52
新欧州委員会 集団統治移行色濃く 仏独、主要ポスト外れる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040821-00000007-san-int

欧州連合(EU)の行政府である欧州委員会のバローゾ次期委員長は二十日、二十四人の次期委員をブリュッセルの本部に集め、初会合を開いた。新委員会は十月に欧州議会での承認を経て、十一月一日から発足するが、同日付の欧州各紙は新委員会での「フランスの影響力の失墜」(英フィナンシャル・タイムズ)をいっせいに指摘した。
 初会合では各委員とその報道官の国籍を変えることや欧州議会の公聴会に関する準備などを行った。委員会はEUのいわば政府で、委員は閣僚に相当するが、主要ポストとしては通商担当に英国出身のマンデルソン氏、経済・通貨担当はスペインのアルムニア氏、司法・治安担当はイタリアのブティリョネ氏、競争担当はオランダのクルス氏、域内市場担当はアイルランドのマクリービー氏などだ。
 シラク仏大統領はフランス出身のバロ氏のポストとして競争担当か域内市場担当を希望したと伝えられるが、「マイナー」(ルモンド紙)な運輸担当だ。
 こうした顔ぶれからまず、新委員会の性格をアングロサクソン型の「純粋で厳格な自由経済主義」(仏元欧州問題相のモスコビシ氏)と分析し、共通農業政策に代表されるようなフランス式の国家支援型経済がEU内ではますます通用しにくくなるとの警戒感が仏内では強まっている。
 バロ氏は英語が苦手で欧州問題の専門家でもないので、バロ氏を送り込んだシラク仏大統領ら仏指導部が「EU機関の重要性を十分に認識していない」(フォンテーヌ前欧州議会議長)との批判も聞かれる。
 バローゾ氏はポルトガル首相時代、イラク戦争に賛成を表明し、開戦直前にブッシュ米大統領、ブレア英首相、当時のスペインのアスナール首相の三首脳会談をポルトガル領で開催した経緯から、イラク参戦組を優遇し、仏独の非参戦組を冷遇したとの指摘もされている。ドイツは当初、スーパー経済委員の創設を主張していたが、フェアホイゲン氏は新設の企業・産業担当だ。
 これに対し、バローゾ氏は二十日付の仏フィガロ紙で、「思想的に極めて均衡が取れている」と反論。仏冷遇との見方は「フランスの内政問題」と一蹴(いっしゅう)している。
 拡大EU前に英仏独伊の主要国は欧州委員に二人を出していたが、拡大後は二十五カ国が平等に一カ国一委員制になり、主要国の影響は相対的に弱まっている。
 いずれにせよ、八〇年から九〇年代半ばまでのフランス出身のドロール委員長時代に比較すると、仏独中軸の時代から「集団統治時代」(EU筋)に移行しつつあるといえそうだ。
(産経新聞) - 8月21日4時33分更新

548とはずがたり:2004/08/21(土) 18:23
>>545
分断統治は権力の常套手段というか,殆ど必須要件ですので現代に其れを後から魔女狩りのようにいがみ合うのは殆ど被統治下の"二次災害"の様な物だと思われます。アフリカのフツ族やツチ族(>>442-447)だけでなく,日本の同和問題も同様の原因(遠因?)を抱えてますが,100年200年永続しそうな問題であるのるので難しいですね。

従って事実認識として>>516>>519の様な日本も良いことをしたのだ,虐殺などウンザリするほど有ったという面には賛成ですが,其れを日本人が云うのは絶対に間違っていて,我々日本人の父祖の代が狂気に踊って迷惑を掛けたという面には申し訳なかったなぁという思いを抱かざる得ません。霊英の世代が英雄なんかではないと思う由縁です。そして>>544の親日家問題や南北朝鮮の分断の固定化等,現在に迄迷惑をかけ続けている訳ですから>>516の様に「今の日本国民には、…戦争責任はないのですから」というようにもう終わった事だと割り切って考えるのは自分には出来ませんね。

しかし,狂気に狂っていたのは日本に限ったことではなく,欧米の列強全てに共有されることであってファシズムの枢軸日独伊3国のみが反省すべきであるとは毛頭思いません。その反省の故に当時の大国が植民地収奪の反省の意を込めて二次大戦後莫大な額のODA等途上国への資金援助をしてきたわけで,ただ日本の立場の微妙な点は欧米が本国から遙か離れた土地を植民地としたのに対し,日本がその列強としての後進性からお隣の国を占領してしまった為に近親憎悪などのややこしい問題を現代に持ち込んでしまったという問題が有るようですな。ただそれは日本が転換に成功したのに対して中国・朝鮮がそれに失敗した,そしてそれ故に植民地化されたという面があって,両国が自分らのミスという後ろめたさを持っていてそれが今の日本叩きの裏の原因となっているのではないかと思っている訳ですが,勿論そんな事を日本が云うことは絶対に間違っているとは思います。。

なお「新しい歴史教科書」はあんま関心がないので見たこと有りません。

550516:2004/08/24(火) 21:21
>>548
われわれの祖先が申し訳ないことをした、という認識は、私も持っています。そして、そういう侵略を行ったという事実認識と、再発阻止という決意の二つをもって行動することこそが、重要だと思うのです。例えば、ドイツが欧州統合に乗り出したように(もちろん、キリスト教文化という下地のある欧州の例をそのまま当てはめるわけにはいかないでしょうが)。
しかし、それが直接、我々の戦争責任であるか、と言えば、違うと思いますね。「Excuse me!」と「I'm sorry!」では相手の受け取り方が違う、というのはよく知られた話です。左翼運動の影響だかなんだかは知りませんが、実際に当時の戦争を経験したわけでもない人間が、過度に卑屈になって「I'm sorry!」というような態度を採っては、却って相手に漬け込まれることになるでしょう。

551とはずがたり:2004/08/25(水) 14:20
アラブの人達は日本などへ来ると風俗などへ通って羽目を外すと聞いたことがあるが普段抑圧されているからですかねぇ。
世俗派イスラム教が出てこないと発展はあり得ない気もするが…。

チャットが結ぶ「禁断の恋」 パレスチナ自治区ガザ
http://www.asahi.com/international/update/0823/013.html

 パレスチナ自治区ガザで、インターネットのチャットを使った「禁断の恋」が広がっている。未婚男女の交際は厳禁、電話の長話でさえ家同士の問題に発展する保守的な土地柄だが、仮想空間のデートには親たちも気づかない。

 学生街に軒を連ねるインターネットカフェをのぞくと、コンピューターを学ぶ女子大生オラさん(19)が彼氏(21)とチャットを楽しんでいた。父親には内証だが、母には話している。デートはしたことがないという。

 経営者によると、客の多くがチャット目的。店内の席は男女別だが、通路をはさんで向かい合わせのため、外ではデートができないカップルが向き合って座り、目を合わせながら熱い会話を楽しんでいる。

 チャットで知り合ったエジプト女性との結婚を目指す自治政府職員(27)は「封鎖されたガザでチャットは外の世界への唯一の窓。イスラエルと戦うパレスチナの男は、アラブ女性にけっこうもてるんだ」と笑った。 (08/23 22:41)

552水泡 まつ太朗:2004/08/26(木) 12:52
<創氏改名
 差別があったのならそれを防止するための啓発活動をする義務が行政にはあった
と言えましょう。
 法令により明文化された強制が無ければ「強制は一切無かった。全ては自由意志」
というのなら、刑法ならば脅迫罪や教唆犯は成立しないという事になります。是非
とも刑法改正運動において「脅迫罪、恐喝罪、教唆犯などの廃止」を訴えて頂き
たい。既にそれを推進してるなら余計な御世話でした。m(__)m

553名無しさん:2004/08/26(木) 17:17
>>552
私は、とはずかたりさんと516さんの議論を興味深くROMっていたものですが、
あなたはなぜ、
>是非とも刑法改正運動において「脅迫罪、恐喝罪、教唆犯などの廃止」を訴えて頂き
たい。
>既にそれを推進してるなら余計な御世話でした。m(__)m
などと、真面目に議論しているところを混ぜっ返して、
議論に冷水をかけるようなことをするのですか?
わざわざ、このスレの雰囲気を悪くするようなことをして、
見てる側からしても不愉快極まりないです。
何が目的なのでしょうか。

554516:2004/08/26(木) 17:18
>>552
当時の行政に、差別防止の啓発活動など、期待しても無駄でしょう。それから、法的強制の有無と、犯罪の構成要件とは、何も関係ないと思うのですが。

555516:2004/08/26(木) 17:21
>>553
時を同じくして書き込んでいただきましたね。議論を注視していてくださったことと、第三者の立場からはっきり>>552に批判をしていただいたことを感謝いたします。

556名無しさん:2004/08/26(木) 17:30
>>555
いえいえ、口を挟んですみません。
516さんがいわゆる保守で、とはずがたりさんがいわゆるリベラルなのかなぁと思いながら見てました。
私はそういった知識がないもんで、勉強になります。
実は、あなたよりもとはずがたりさんの意見の方が私に近いかなって思うんですけどね(笑)

557516:2004/08/26(木) 18:02
>>556
いやいや、こういうことは、当事者が言ってもあまり説得力がないものですから、助かります(笑)
今世紀前半の歴史については、いろんな考え方があると思います。思想の自由や表現の自由を重んじるのが立憲民主制国家ですから、どうぞ遠慮なくご意見を仰って下さいな!まあ、議論が平行線を辿ると、熱くなって大人気ない対応をするかもしれませんが…
改めてはっきり言っておきますが、帝国主義や軍国主義は二度と御免ですし、民族差別(もちろん部落差別も同様ですが)は国家の恥だと思っています。「Never again!」という思いを行動の基礎にしながら、今日のわれわれがあまり卑屈になっても仕方ないではないか、というだけの話です。

558水泡 まつ太朗:2004/08/26(木) 18:53
 行政が戦前推し進めた”市民運動”にハンセン病感染者の隔離・撲滅を目指す
「無らい県運動」というのがありました。これによってハンセン病感染者の収容
所送りが強力に推進されたのは恐らく皆さんも知るところ。「行政は無力」など
という詭弁が通用しない事は明白。
 ま、どちらも全く問題という認識だからこそ免罪するんでしょうけど。

559516:2004/08/26(木) 23:07
だから、民族差別に無頓着だった当時の行政に、そんな発想はないって!あんたの方が、よほど詭弁だ。

560みどりの会議サポーター(=553):2004/08/27(金) 19:54
>>559
議論が噛み合ってませんよ。
そもそも、相手が議論を噛み合せる気がないのですから、頭にくるだけエネルギーの無駄でしょう。
やめておいた方がいいですよ。
「政権交替を検討するスレ」でよく分かりました。
水泡まつ太朗さんは、相手を不快にする極言をわざと書いているんでしょう。
2ちゃんねるで言う所の「煽り」っていうヤツですね。
例えば、盗聴法に反対した中村敦夫を「犯罪者の味方」などと極言したり、
枝野幸男を「革命思想の危険分子」などと揚げ足取ったりして、
煽っている人たちが2ちゃんでは居ますが、
その人たちと逆の立場・意見から同じことを水泡さんはしているわけです。
煽りとは、極論や揚げ足取りで相手を不快にさせる(ムキにさせる)こと自体が目的の愉快犯なわけで、
まともに相手するだけ無駄というものです。
私はスレや掲示板の雰囲気が悪くなると思って横レスしましたが、
そもそも、それは管理人のとはずがたりさんの範疇ですから、
大きなお世話ですね。
しかし、私もミニ政党・マイナー政党好きなので、水泡さんのサイトなども拝見していたのですが、
御本人がこんなに性格悪い方だとは思いませんでした。
掲示板の方は全く見てないのですが、そちらをみれば性格の悪さは分かったのかも知れませんが。
何にしても、残念でなりません。
田中真紀子のファンになって近づいたりした人は、同じ気持ちを味わったのでしょうね(笑)

561水泡 まつ太朗:2004/08/27(金) 22:06
>>559
 「差別ではなかった」などと奥歯にものが挟まった物言いをするより、むしろ
正面切って「血統による優遇や迫害は当然」「差別は全く問題ではなく、推進
すべき物」と白状するがいいと思うんですけど。

>>560
 自分としては良心持って活動してるサポーターが公安官僚に売り飛ばされてる
現状を見てられないだけなんすけどね・・・。理解が得られず残念。

562516:2004/08/30(月) 02:45
>>560
遅くなりました。私も、憲法スレ等で彼を批判したことがあります。あなたと私は、思想は違うようですが、アジテーション(煽り)という行為に激しい嫌悪感を覚えるのは一緒です。煽りは、表現の自由の穿き違えだと思っています。

563名無しさん:2004/09/03(金) 22:14
韓国製造の高濃縮ウラン、兵器並みの濃縮度
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040903it03.htm

韓国、極秘にウラン濃縮…IAEAが査察官派遣
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040902i514.htm

 国際原子力機関(IAEA)は2日、韓国政府から、同国西部・大田の韓国原子力研究所で
2000年にレーザー法によるウラン濃縮実験が行われ、微量の高濃縮ウラン生産に成功して
いたとの報告を受けたと発表した。

 IAEAに事前申告する義務を怠っており、核拡散防止条約(NPT)の
保障措置協定違反を犯していたことになる。

564とはずがたり:2004/09/04(土) 08:14
情報提供感謝。2000年になぜでしょうかね?科学者の興味本意の実験とか?

韓国、極秘にウラン濃縮…IAEAが査察官派遣
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040902i514.htm

 国際原子力機関(IAEA)は2日、韓国政府から、同国西部・大田の韓国原子力研究所で2000年にレーザー法によるウラン濃縮実験が行われ、微量の高濃縮ウラン生産に成功していたとの報告を受けたと発表した。

 IAEAに事前申告する義務を怠っており、核拡散防止条約(NPT)の保障措置協定違反を犯していたことになる。韓国政府は「核燃料国産化の研究だった」などと釈明しているが、核不拡散を至上課題とする米国などが不信感を強めるのは必至とみられる。

 IAEAによると、韓国政府の報告は、レーザーを使って高濃縮ウランを0・2グラム生産したとの内容。IAEAは現地に査察官を派遣し、事実関係究明に着手している。査察内容は13日から始まるIAEA定例理事会に報告される。

 外交筋によると、IAEAは2003年中ごろ、同研究所の環境サンプル分析で高濃縮ウランを検出。立ち入り査察を求めたが、韓国側は拒否していた模様だ。しかし、韓国は今年2月、IAEAに強制的な査察を認める追加議定書を批准したため、査察で事実が発覚する前に自主的な公表に踏み切った可能性がある。

 核開発疑惑で矢面に立たされるイランも過去に同じレーザー法で、韓国のケースより2けた少ない数ミリ・グラムの濃縮ウランを作った事実が明らかになっている。

          ◇

韓国科学技術省は2日、韓国原子力研究所が2000年1―2月に微量のウラン濃縮に成功していたことを認めるとともに、「少数の科学者らが自主的に行った」として政府は知らなかった点を強調した。装置は実験直後に廃棄されたとしている。濃縮実験の事実は、追加議定書の批准で報告義務が拡大するのに伴い、過去の実験の調査を進める中で判明したと説明している

韓国製造の高濃縮ウラン、兵器並みの濃縮度
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040903it03.htm

韓国が2000年にレーザー法を用いて製造した微量の高濃縮ウランについて、外交筋は2日、兵器級の90%に近い濃縮度に達していたことを明らかにした。

 韓国の原発でも一般的な軽水炉の燃料には、濃縮度3―5%の低濃縮ウランが用いられる。濃縮度が高くなるほど高度な技術力が要求され、同じレーザー法でイランが1990年代に実施した実験では、濃縮度は最大で13%だった。

 濃縮度20%以上と定義される高濃縮ウランを作り出すには技術上の壁を意識的に超える必要があるとされ、今回の実験について「核燃料国産化の研究だった」とする韓国側の説明に対してはIAEA内部で疑義も出ている。

565とはずがたり(1/2):2004/09/04(土) 08:26
痛ましい。。

突入…銃撃戦、死者150人超す ロシア学校占拠
http://www.asahi.com/international/update/0903/013.html

 ロシア南部の北オセチア共和国で起きたチェチェン独立を求める武装集団による学校占拠事件で、ロシア特殊部隊は3日午後(日本時間同日夕)、学校内に突入、銃撃戦になった。人質になっていた児童・生徒と近隣住民ら560人以上が負傷して病院に運ばれた。現地の治安当局は人質の死者について「150人をかなり上回る」と述べた。武装集団のうち20人以上が銃撃戦で死亡したが、まだ主犯らが子供を人質に地下室に立てこもり、抵抗を続けている。さらに別のメンバーは逃走、ロシア治安当局が行方を追っている。最近ロシア国内ではテロ事件が続いているうえ、今回は多数の子供が犠牲になったとあって、プーチン政権に批判が集まることは避けられそうにない。

 1日午前、ベスラン第1学校で起きた今回の事件は、襲撃から約50時間後に、大きく事態が動いた。アンドレーエフ連邦保安局(FSB)北オセチア局長は3日夕、死者が150人を大きく超えるとの見通しを示した。また、400人以上を救出したことを確認した。3日夕現在も、数人の武装グループが引き続き子供を人質にとり、抵抗を続けているという。

 イタル・タス通信によると、現地入りしたプーチン大統領のアスラハノフ顧問は「(もともとの)人質は1200人で、70%が子供だ」と語った。

 AP通信は計563人のけが人が病院に運ばれ、その多くが子供だと伝えた。救出された子供の多くは、上半身裸の状態。蒸し風呂のような状態になった体育館の中で、暑さをしのぐためだったと見られる。中には血を流したり、意識を失ったりした状態で運び出される人もいた。報じられる死傷者の数は、時間の経過とともに増加している。

 02年10月のモスクワ劇場占拠事件の犠牲者129人を上回る大きな犠牲を出したことで、プーチン大統領の強硬姿勢に、国内外の批判が集まることは避けられなくなった。

 北オセチアは、ロシア連邦を構成する共和国の一つ。同国北部のモズドクにはロシア連邦軍司令部が置かれ、対チェチェン軍事作戦の拠点となっている。約40人と見られる武装集団はチェチェンのロシアからの分離独立を要求しており、チェチェン人、イングーシ人のほか、FSB担当官によると、死亡した20人の中には10人のアラブ人が含まれていたという。ロシア紙は、実行犯の主犯格は、02年10月のモスクワ劇場占拠事件に関与したと見られているチェチェンの最強硬派野戦司令官バサエフ派に近い勢力だと伝えた。

 さらにイタル・タス通信は、現地保安当局者の話として、国際テロ組織アルカイダが、今回の事件で資金面での支援をしたと報じた。

566とはずがたり(2/2):2004/09/04(土) 08:27

 アンドレーエフ局長などによると、3日午後1時すぎ(日本時間同日午後6時すぎ)、武装集団側から対策本部に遺体の引き取りを許可するとの連絡が入った。ロシア非常事態省の4人の医師が校舎に入ったところ爆発が起き、人質が閉じこめられていた体育館の屋根が崩落。医師1人と人質150人以上が死亡したという。遺体引き取りをきっかけに、ロシア特殊部隊が強行突入を決断した可能性もある。

 爆発後、武装集団が銃撃を開始。ロシア特殊部隊が次々に校舎内に突入した。攻撃用ヘリコプターも飛来した。銃撃が続くなか、人質になっていた生徒がまず建物の外に逃げ出し、ついで母親ら女性の人質が脱出した。

 アンドレーエフ局長は朝日新聞に対し、「特殊部隊の突入は計画していなかった。爆発がなければ我々の方から発砲することはなかった」と話した。銃撃戦になった際、人質の親たちが、子供を助けようと現場に突っ込み、被害をさらに広げた模様だ。銃撃や爆発音は、最初の爆発から断続的に夕方以降まで続いた。

 インタファクス通信は、銃撃戦で武装集団のうち10人以上が死亡したと伝えた。情報筋によれば、約25キロ離れたウラジカフカス市内に、16人前後の犯人グループが逃走したと見られ、追跡する特殊部隊との間で散発的に銃撃戦が続いている模様だ。

 ベスランとその周辺地域では空港、駅ターミナルが閉鎖され、内務省軍が厳重に警戒している。隣接するイングーシ共和国との国境も閉鎖され、ロシア連邦軍が厳戒態勢を敷いている。

 ベスラン第1学校は人口3万5000人のベスラン市にある最大の学校。6歳から17歳までの児童・生徒計900人が学んでいる。武装集団は1日、同校で新学期の始業式が行われている最中に乱入し、生徒や父母、教師を体育館に閉じこめた。抵抗した教師ら約20人が射殺された。武装集団のメンバーは黒マスクをかぶり、銃やロケット砲などで武装。「我々はチェチェン人で、ロシア軍の撤退を求めている」と語っていたという。体育館の中では、男女2グループに分けられ、重なり合うように並べられていたという。 (09/04 01:48)

ロシア学校占拠事件、死者200人超す
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040904-00000001-yom-int
 <ベスラン(ロシア・北オセチヤ共和国)=古本朗> インターファクス通信は4日未明(日本時間同日早朝)、ロシアの学校占拠事件で、北オセチヤ共和国保健省筋の情報として、人質の死者数が200人を超えたと報じた。
(読売新聞) - 9月4日5時47分更新

567とはずがたり:2004/09/04(土) 08:29
プーチン政権2期目=町田幸彦(モスクワ支局)
http://www.mainichi-msn.co.jp/column/kishanome/news/20040903ddm004070044000c.html

 ◇統制伴い硬直化する社会−−旧KGB勢力が台頭

 社会のあちこちで不気味にきしむ音がするのだが、多くの人は聞こえないふりをしている。今のロシアを見ていて、そう思う。「強い大国」を掲げて登場したプーチン大統領。政権2期目になってから、半年近くになる。この間、国民が求めた「安定」は、上からの「統制」が伴い、国民がそれを許容するのが前提になったように感じる。

 モスクワに赴任して2年4カ月になる。97年に短期訪問したときと比べ、市民生活は格段と豊かになっている。00年から始まった第1期プーチン政権は、98年の金融危機の底からはい出した。輸出の柱・石油の価格上昇という追い風があったにせよ、納税義務の徹底など行政手腕は評価していい。それでも2期目の現状を見渡すと、民主国家とは逆行する姿が目につく。

 代表例を2点挙げる。チェチェン紛争に絡むテロ問題と石油大手ユコスの経営危機だ。関連分野は違うが、共通項がある。

 ロシア国内で8月24日起きた旅客機同時墜落事件は爆弾テロの疑いが濃厚となり、ロシア南部チェチェン共和国の独立派武装勢力への疑惑が広がっている。そして、31日にモスクワで爆弾テロ、9月1日に北オセチア共和国学校占拠事件が相次いだ。ロシアに予期せぬテロの波が押し寄せた。

 この騒ぎの中で気になることがあった。ロシア連邦保安局(FSB)が従来以上に表舞台に出ていることだ。プーチン大統領は同時墜落事件発生直後、FSBに捜査を指示したとわざわざロシア・メディアは報じた。その後、FSB主導の情報提供が続く。

 FSBとは元々、防ちょう機関だ。旧ソ連の国家保安委員会(KGB)の後身で、プーチン大統領の出身母体でもある。この組織はエリツィン前大統領時代には権限が縮小されたが、プーチン大統領になって次第に復活してきた。政権2期目に入り、FSBは省庁と同格になり、再編強化を進めている。そのさなかに旅客機同時墜落事件が起き、FSBは存在感を増した。

 現在、このFSBを中心に内務省、軍など治安機関出身者でつくる派閥勢力「シロビキ」が、大統領府の実権を握っている。ユコスのホドルコフスキー元社長に対する脱税・横領罪などの訴追に関しても、シロビキの影が指摘された。

 その「影」は、ユコス問題でも表舞台に登場した。シロビキの最大実力者とされるセチン大統領府副長官は7月末、国営石油大手ロスネフチの取締役会長を兼務した。日本で言えば、内閣官房副長官が在任中に1部上場企業社長を兼ねるような異例さだ。ロスネフチは、巨額の追徴課税で経営難に陥ったユコスを吸収する可能性がある。「プーチン政権強権派がいよいよ新興財閥の牙城・エネルギー部門の国家統制に着手した」(業界関係者)といえよう。

 こんな国の形をロシア国民は91年末のソ連崩壊の際に望んでいただろうか。人々が依然として口を閉ざしがちな旧KGB勢力の台頭を。そうではなかったはずだ。ロシア社会の硬直化には独特の背景があると思う。それは、政党政治の未確立にある。

 新生ロシアの指導者になったエリツィン前大統領、プーチン現大統領は2人とも、政党に属さないだけでなく新政党をつくろうとしなかった。翼賛的な政党との連携工作は図っても、自ら新党の党首になり民意反映のため議会多数を得るという発想はない。この点は同じ旧共産圏でも東欧諸国は異なる。例えば、チェコのクラウス大統領はかつて、89年の「ビロード革命」の後に「まず自分の政党結成を考えた」と述べた。

 ロシア大統領は強大な権限をもつが、個人のカリスマ性の持続に限界がある。政党という土台をもたない指導者は何らかの支えが必要だ。エリツィン時代はそれが新興財閥だった。そしてプーチン大統領は、新興財閥への反発をてこに治安機関出身者を登用した。

 旧KGBの研究書を著したロシア人ジャーナリスト、エフゲニヤ・アルバツさんはこう推測する。「ロシアはまだ絶対権力志向の封建社会だ。プーチン大統領の側近たちも結局抗争を始める。本当の政治改革を求めて10年以内に大変動が起きるかもしれない」

 実は国民の多くは民意不在の気まずさを感じている。「このままでいいのか」という懸念を込めて。

 野党が壊滅状態で議会による異議申し立てができない実情があるにせよ、政治変革はロシアの中心課題として残っている。プーチン政権2期目はその風雲に揺れる可能性がある。

毎日新聞 2004年9月3日 東京朝刊

568とはずがたり:2004/09/04(土) 08:30
ロシアの民主化・人心の安定は何時になったら実現するのかね?
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/study/2246/1070808775/88 麦酒CM制限
http://jbbs.livedoor.com/bbs/read.cgi/study/2246/1042778728/205 ユコス取りつぶし
>>565-566 チェチェン紛争
>>567 毎日社説
飛行機同時墜落もあったねぇ

569とはずがたり:2004/09/04(土) 09:04
墜落ヘリの機体に放射性物質も 米軍機事故
http://www.asahi.com/national/update/0903/029.html

 沖縄県宜野湾市で起きた米軍ヘリコプター墜落事故で、在日米国大使館は3日、墜落したCH53Dの部品に放射性物質が使用されていたことを明らかにした。

 同大使館によると、6枚ある回転翼の付け根部分に、放射性同位体ストロンチウム90を含む安全装置が取り付けられていた。事故後、5個は発見された。1個は燃焼したとみられるという。

 同大使館は「予備調査結果は、墜落現場に放射能汚染の痕跡は存在しないことを示唆している」としている。

 沖縄県は、米軍とは別に土壌調査をしており、近く結果が明らかになる。県基地対策室は「住民には放射能汚染への不安感がある。県が日米両政府に申し入れている関係機関の合同調査で詳細に調べ、明らかにしていきたい」としている。

(09/03 20:15)

570とはずがたり:2004/09/04(土) 18:44

>>563-564

韓国ウラン濃縮、「一度だけ実験許可」 所長が証言
http://www.asahi.com/international/update/0904/007.html

 国際原子力機関(IAEA)に未申告でウラン濃縮実験を実施したことが明らかになった韓国原子力研究所の張仁順(チャン・インスン)所長は3日、朝日新聞に対し、「研究者たちの求めでウラン分離(濃縮)実験を1度だけ、私が許可した」と語った。実験が行われた00年当時、「この程度の実験まで政府に報告する必要がない」と考え、韓国政府に報告しなかったという。実験施設はすでに解体したといい、軍事転用の意図を強く否定した。

 張所長によると、ウラン濃縮実験は、核燃料棒制御に応用するためガドリニウムと呼ばれる物質のレーザー分離研究プロジェクトの一環だったという。

 この研究は約10年間続き、00年の終了直前、5、6人の研究チームから「(レーザー分離を)ウランでも試してみたい」との声が出た。学問的価値があると判断した張所長が実験を1度だけ許可し、0.2グラムのウラン分離に成功したという。

 研究チームのリーダーは物理の専門家で、同研究所の職員。

 張所長は「0.2グラムなら隠すこともできたが、今年、韓国がIAEA追加議定書を批准したのを受け、国際社会に我々の実験をはっきり報告しようと思い、初めて政府に報告した」と述べた。

 ウラン濃縮度は核兵器レベルに近い約80%に達していたとされるが、張所長は「(レーザー分離装置に)付着した部位により濃淡があった。最大値は聞いていないが、平均すると10%程度だったと承知している」と話した。

 核兵器への転用について張所長は「これは学問だ。学者の好奇心からガドリニウム分離実験の最後に1度だけ(ウラン濃縮を)試し、微量を分離しただけだ」と全面的に否定。「(核計画を隠した)リビアやイランと違って、我々は透明でオープンだ。今回の件を(事後に)報告した通り、今後も国際規範を守っていく」と述べた。

(09/04 09:53)

571とはずがたり:2004/09/06(月) 18:50
大丈夫かなぁ,ドイツ社民党…。

ドイツの州議会選で国政与党の社民党大敗、極右が躍進
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000102-yom-int

 ドイツ西部ザールラント州の州議会選挙が5日、行われ、即日開票の結果、前回選挙(1999年)で州政権を奪った保守のキリスト教民主同盟(CDU)がさらに得票率を伸ばし、議席の過半数を制した。

 国政与党の社会民主党(SPD)は13・6ポイントも得票率を減らし、同州では戦後最低となった。シュレーダー首相が進める雇用制度改革に対する有権者の反発と失望の表れで、社民党の退潮傾向には歯止めがかかりそうにない。

 暫定開票結果によると、得票率はCDU47・5%(前回45・5%)、社民党30・8%(44・4%)、緑の党5・6%(3・2%)、自由民主党(FDP)5・2%(2・6%)の順。緑の党と中道の自民党は議席確保に必要な5%の壁を越え、既成政党4党が議会に顔をそろえた。しかし、連邦政府が非合法化しようとした極右の国家民主党(NPD)が4%と躍進、既成政党への有権者の不満も膨らんでいる。

(読売新聞) - 9月6日10時54分更新

572とはずがたり(1/3):2004/09/06(月) 18:53
<中国>ムチからアメへ、転換期の人口政策
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040906-00000001-nna-int

中国政府は今年、農村部の人口政策で大きな方針転換を打ち出した。「多子を処罰」する従来の方法論から、「少子を奨励」へ切り替える試みだ。背景にあるのは、厳しい出産制限によって生じた男女比率の不均衡という弊害。食糧やエネルギーなど、世界経済にも大きな影響を与える中国の人口問題は、「絶対数の抑制」と「構造の改善」という課題の両立を迫られ、かじ取りの難しさを増している。

中国政府は2004年から、西部5省・直轄市(四川、雲南、甘粛、青海、重慶)および中部9省(河北、山西、黒竜江、吉林、江西、安徽、河南、湖南、湖北)の一部農村地域と貴州省遵義市で、「農村部分計画生育家庭奨励扶助制度」の試行を開始した。

これは、政府の人口政策を忠実に実施した夫婦に報奨金を与えるというもので、違反者を罰することを柱としてきた従来の方法とは180度の発想転換といえる。人権への配慮を深めた政策であることはもちろんだが、背景には20年余りに及ぶ人口増加抑制策で、さまざまな弊害が浮上していることも見逃せない。

■出産制限の現状

中国の人口政策でまず思い浮かぶのは、何といっても「一人っ子政策」だろう。ただ、こうした呼び方を中国政府は歓迎しておらず、国家人口・計画生育委員会の張維慶主任は先ごろ、中央電視台(CCTV)のインタビューで「(1人しか産めないという概念は)我々の過去の一時期の宣伝に、西側メディアによる扇動が加わったものだ」と述べている。

中国で「計画生育」の必要性が声高に唱えられるようになったのは1970年代だ。このころには「1人でも少なくない、2人がちょうど、3人は多すぎる」というスローガンが登場。急激な人口増加への対応が始まった。

そして80年9月25日、共産党中央は「人口増加をコントロールする問題に関する、すべての共産党員、共産主義青年団員への公開書簡」(9・25公開信)を発表する。書簡には、「1夫婦は1子しか生育しないことを提唱する」と明記されており、これが「一人っ子政策」の原形になった。

続く82年9月の共産党・第12回全国代表大会では、計画生育は「基本国策」と位置づけられ、政府による人口コントロールが本格化。2002年9月に施行された人口政策に関する初めての法律「人口・計画生育法」でも、「晩婚晩育を奨励し、1夫婦1子を提唱する」との基本方針を改めて確認した。

ただ、張主任が指摘するように、中国が掲げる「計画生育」と「一人っ子政策」はイコールではない。1人しか出産が認められないのは主に都市部で、中国の大部分を占める農村部や少数民族地区では2人目、3人目が認められるケースが多い。都市部でも両親が共に一人っ子であれば、2人目を出産してもよいことになっている。それぞれの地域ごとに適した運用がなされているのが実情だ。

573とはずがたり(2/3):2004/09/06(月) 18:54

■やらなければ16億人

中国の人口は、03年末で12億9,227万人に達している。張主任はCCTVのインタビューで、70年代からの計画生育政策の成果について「誕生人数を3億人余り減らした」との見方を明らかにした。出産制限を実施しなければ、いまごろは16億人に達していたことになる。

出生人数は80年代後半から減少基調に入り、82年には15.68‰だった人口自然増加率は98年に2けたを割り込み、03年は6.01‰まで低下した。1人の女性が一生の間に出産する子どもの平均数を表す合計出生率は、既に先進国並の1.8。年齢別の人口構成は、00年以降、生産力となる15〜64歳の割合が約70%を占めており、現時点では中国の経済成長にプラスになっていることは間違いない。

■高齢化と男女比の不均衡

一方で、無視できない問題が顕在化している。一つは社会の高齢化であり、もう一つは男女比率の不均衡だ。

現在、60歳以上の人口は、全人口の1割に当たる約1億3,000万人。国家人口・計画生育委員会の予測によれば、2030年には全人口の約4分の1を占めるようになる。年金制度などがまだ十分に確立されていない中国にとって、「大躍進」のあおりで出生率がピークに達した1960年代生まれの国民が高齢者となる2030年前後までに、社会保障を整備することが大きな課題といえる。

だが、それにも増して深刻な問題が男女比率の不均衡だ。中国の出生人口性別比は、81年の調査で108(女児100人に対し男児108人)、89年に111、00年には117と、男児の割合が年を追うごとに増加。国際的な警戒ラインとされる107を大きく超えている。

■広東では130:100に

特にバランスが悪いのは海南、広東、湖北、安徽、湖南など(表参照)。広東省を例にとると、この年に生まれた子供たちが学校に上がるとき、40人のクラスに男子23人、女子は17人というバランスになる計算だ。

00年の調査データを基にすると、全国の0〜15歳の年齢層では、男性人口が女性を1,883万人上回っている。こうしたアンバランスは、独身男性の急増といった表面的な問題から、性犯罪の増加など社会の安定を損なう危険性をはらんでいる。

■子は老後の保障

前述の「農村部分計画生育家庭奨励扶助制度」が導入された大きな狙いの一つは、まさに人口増加の抑制と性別比の是正を両立することにある。

地域別で性別比が比較的正常なのは、チベット、新疆、貴州、内モンゴルなど。いずれも少数民族が多く、人口密度の低い地域であり、逆に人口密度が高いために計画生育が厳しく実施されている地域ほど、男女比のバランスが崩れるという特徴が見られる。

574とはずがたり(3/3):2004/09/06(月) 18:54

新生児の性別比に差が出るのは、言うまでもなく技術の普及により妊娠中の性別判定が一般的になったからだ。政府は非合法な性別判定や医療措置を厳しく取り締まっているが、出産できる人数が制限されれば、それだけ「産み分け」の需要が高まることになる。

また、男児比率は第1子よりも第2子のほうが明らかに高くなることも分かっている。農村部では現在、第1子が女児だった場合は第2子を認めるという「一人っ子半政策」が取られており、「2人目こそは確実に」との心理が働くのだろう。広東省で性別比の不均衡が目立つようになったのは、ちょうど同省で「一人っ子半政策」を導入した1998年以降だとの指摘もある。

では、なぜこれほど男児を求めるのか。中国伝統の思想的背景に加え、農村部ではさらに切実な理由がある。一つには労働力になること、そしてより重要なのが老後の保障だ。社会保障が未整備の農村では、年をとって働けなくなったとき、頼れるのは子ども、それも家を継いでくれる息子ということになる。

中国の計画生育はこれまで、罰金や職場からの追放といった罰則で出産を規制してきたが、それでも農村では男児が必要だった。今回の「農村部分計画生育家庭奨励扶助制度」は、罰則では押さえつけることのできなかった、農村住民たちの不安を解決するための政策だ。

具体的には、60歳以上で子どもが1人だけ、または女子が2人だけの夫婦が表彰の対象。年間600元以上の報奨金を、死亡するまで毎年受け取れることになった。

老後の憂いが無くなれば、「子どもを多く、男子を多く」という旧来の観念に自主的な変化が期待できる。現在は一部地域で始まったばかりの試みだが、制度運用が確立されれば全国の農村に拡大していく方針という。

■都市部では2人目願望

02年の「人口・計画生育法」施行に伴い、各地で地方基準となる「人口・計画生育条例」が制定された。その際、江蘇省では「人口の資質を引き上げるため、修士以上の高学歴者には第2子を認める条文が盛り込まれる」といううわさがまことしやかに流れたという。結局、同省をはじめ各地の条例とも、再婚者への制限緩和など微調整にとどまった。

ただ、こうしたうわさが広まるということ自体、「一人っ子政策」が厳格に適用されている都市部で、緩和を望む声が高まっていることの反映とも言えそうだ。北京零点調査公司が行った調査では、北京、広州などのホワイトカラーのうち、子ども2人を理想とした人の割合は、同1人に比べ34.6ポイント上回っていたという。

国家人口・計画生育委員会は、現在の都市部の政策を当面は維持する方針を表明している。計画生育が効果を上げたとはいっても、今後も16億人近くになるまで人口増加は続くと予測されるからだ。

都市部ではこれから、2人目の出産が認められる一人っ子世代が出産適齢期に入る。離婚・再婚者の増加も、計画生育にとっては不安定要素だ。加えて、社会体制の変化の中で政府の役割は縮小に向かっており、政策を実施していくうえで行政の管理機能が減少することも懸念されている。<月曜特集>
(NNA) - 9月6日11時6分更新

576名無しさん:2004/09/10(金) 01:57
82年にプルトニウム抽出、韓国政府が発表
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040909it14.htm

 【ソウル=福島恭二】韓国政府は9日、政府傘下の韓国原子力研究所が
1982年4、5月にプルトニウム抽出実験を秘密裏に行い、
数ミリ・グラム単位の微量のプルトニウムを抽出していたことを認め、
発表した。
 発覚したばかりのウラン濃縮実験(2000年)とは別の新たな実験が
明るみに出たことで、韓国政府に対する国際社会の不信がさらに高まるのは
必至だ。

韓国、80年代初頭にプルトニウム実験
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040909it04.htm

 【ワシントン=菱沼隆雄】米政府高官は8日、韓国が1980年代初頭、
核兵器の材料となる微量のプルトニウムを生み出すような実験を行っていた
ことを明らかにした。
 韓国政府は、2000年にウラン濃縮実験を行い、微量の高濃縮ウラン生産に
成功したことを認めているが、プルトニウムにかかわる実験が行われていたことが
明らかになったのは初めて。

577杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/09/12(日) 12:34
日韓の文化交流が進んだとは言え、矢張り歴史認識などで摩擦が起こりますか・・・・・

チェ・ミンソの『亡国のイージス』出演に批判集中
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/10/20040910000044.html

 チェ・ミンソが日本の極右映画出演のために光州(クァンジュ)国際映画祭への参加を拒否された。
 光州国際映画祭側は9日午後、第4回光州国際映画祭の閉幕式の司会を務める予定だったチェ・ミンソを交代させる緊急決定を
下した。
 映画『ドント・テル・パパ』で共演したチョン・ウンインとチェ・ミンソは11日午後、光州市庁大会議室で行われる光州国際映画祭閉
幕式の司会を務める予定だった。
 映画祭側は最近、チェ・ミンソが日本の自衛隊の再武装を促す映画『亡国のイージス』への出演が決まったという報道を受け、今
回の決定を下した。
 映画祭側は10日午前、「まだ新たな司会者は決まっていない」と明らかにした。
 これに対してチェ・ミンソ側は遺憾の意を表している。
 チェ・ミンソの所属事務所は報道資料を通じて「映画『亡国のイージス』は報道で伝えられているような極右映画ではなく、日本自身
を批判した作品で日本社会の病弊や無責任さを風刺した映画」と説明した。また、「制作発表会場で阪本順治監督が自衛隊の再武
装を強調したという報道も事実とは異なる」と明らかにした。
 日本で『亡国のイージス』の撮影を行っているチェ・ミンソも同様に「報道されたような私が北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のス
パイ役を務めるという描写はシナリオのどこにもない。冷徹なカリスマを持ったジョンヒという人物は日本社会の不条理に目覚め、自
身のアイデンティティを探す人物」と強調した。
 チェ・ミンソは映画初主演作の『ドント・テル・パパ』が好調な一方で、「日本の極右映画出演」という報道のために世論の批判を浴
びている。

578杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/09/12(日) 12:37
を批判した作品で日本社会の病弊や無責任さを風刺した映画」と説明した。また、「制作発表会場で阪本順治監督が自衛隊の再武

BoAの『多黙 安重根』PR 日本で敏感な反応
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/10/20040910000036.html

 BoAの映画『多黙 安重根』のPRが日本で敏感な反応を示している。
 日本の日刊スポーツは10日、「BoAが伊藤博文暗殺犯の映画を韓国でPR」というタイトルの記事を通じて「歌手のBoA(17、韓国)
が、伊藤博文を暗殺した安重根を題材とした韓国映画「多黙 安重根」(10日公開)のプロモーション活動を行う」と8日付けの朝鮮日
報電子版(スポーツ朝鮮報道)を引用して伝えた。
 同紙はまた、「8日、BoAはアイドルグループの東方神起とともに、ソウル劇場で特別試写会を開催。さらに試写会に先立ち安重根
記念事業会に5000万ウオン(約500万円)を寄付する予定。寄付を受ける記念事業会側は、BoAらに感謝状と名誉会員証を授与す
る」と伝えた。
 安重根義士に対して同紙が否定的イメージの「暗殺犯」という言葉を使って報道したのは、BoAの今回の映画PRと巨額の寄付が
日本では好ましく思われていないということを示している。
 特にBoAがオリコンチャートで1位を獲得するなど、日本でトップレベルの人気を誇るアーティストなだけに、今回の行動は多くの注
目を集めている。

BoAが伊藤博文暗殺犯の映画を韓国でPR
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/f-et-tp0-040909-0017.html

 歌手のBoA(17=韓国)が、伊藤博文を暗殺した安重根を題材とした韓国映画「多黙 安重根」(10日公開)のプロモーション活
動を行うと、8日付の朝鮮日報(電子版)が伝えた。
 8日にアイドルグループの東方神起とともに、ソウル劇場で特別試写会を開催。さらに試写会に先立ち安重根記念事業会に5000
万ウオン(約500万円)を寄付する予定と報じられた。寄付を受ける記念事業会側は、BoAらに感謝状と名誉会員証を授与するとい
う。                                                                 [2004/9/9/19:41]

[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

579とはずがたり:2004/09/12(日) 16:19
どうなっちゃってるの?この国は。

北朝鮮:9日に北部で大規模爆発、キノコ雲観測 韓国報道
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040912k0000e030023000c.html

韓国の通信社、聯合ニュースは12日、北朝鮮北部の両江道の中国国境近くで9日、大規模な爆発が起きたと報じた。北京の消息筋の話として伝えた。爆発現場で直径3.5〜4キロのキノコ雲が観測され、米国などが人工衛星で捕らえた爆発跡の分析を急いでいるという。死傷者の有無は不明。韓国の鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は12日、記者会見し「爆発事故の兆候があったとの報告を受け、事実関係を確認中だ」と語った。

 報道によると、爆発が起きたのは北朝鮮の建国記念日にあたる9日の午前11時ごろ。爆発の規模は今年4月、平安北道の竜川駅で起きた列車爆発事故より大きいという。

 爆発が核実験との見方について鄭統一相は、「現段階では無関係だと判断している」と述べた。

 北朝鮮では4月22日、竜川駅で列車の積み荷が爆発、150人以上が死亡、1300人以上が負傷した。

 今回爆発のあった両江道の北部は、中国吉林省集安市に近く、白頭山の西側の山岳地帯。家具や竹製品の生産地だ。
毎日新聞 2004年9月12日 14時51分

580とはずがたり:2004/09/12(日) 16:20
コスタリカ:
「イラク戦争支持は違憲」、最高裁が決定 「有志連合」脱退、米に要請
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/archive/news/2004/09/12/20040912ddm007030079000c.html

 コスタリカ最高裁の憲法法廷は8日、米英など多国籍軍によるイラク戦争を政府が支持するのは、常備軍を禁じ戦争を放棄する同国の49年憲法に違反するとの決定を7判事の全会一致で下した。これを受け、同国のトバル外相は9日、米政府に対し、現在49カ国で構成される「有志連合」からコスタリカを外すよう要請した。

 コスタリカのパチェコ大統領とトバル外相は、イラク戦争開戦直前の昨年3月19日、「対テロ戦争の連合を支持する」との文書に署名し米国が率いる有志連合に加わった。直後、同国の護民官や弁護士団体が「コスタリカによる軍事行動支持は違憲で、イラク攻撃は国連安保理の承認も得ていない」と非難し、政府に撤回を求めた。

 護民官らの告発状によると、パチェコ政権は「連合参加は道義的なもので軍事支援ではない」「米国などテロ被害国の戦いは我が国の平和主義と矛盾しない」と解釈し、撤回を拒否してきた。米側も「我々はコスタリカの平和主義を尊重し、軍事支援は求めない」と表明してきた。
毎日新聞 2004年9月12日 東京朝刊

581とはずがたり:2004/09/12(日) 16:40
>>479
建国記念日だったんだな。事故にしてはタイミングが良すぎる。反体制派の攻撃だとしたら其れを糊塗するために新型爆弾の実験に成功などと発表したら大変な事になるな…。

核実験の可能性否定 北朝鮮爆発で米当局者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000042-kyodo-int
 米国務省当局者は11日、北朝鮮で大規模な爆発があったとの報道に関し「キノコ雲や核実験ではないと確信している」と述べ、核爆発や核実験の可能性を否定した。ロイター通信が伝えた。
 同当局者はさらに「核実験のような兆候は何も得ていない。(核実験との)報道は全く根拠がない」と強調した。
 また、別の米当局者は爆発があったとされる9日、北朝鮮に核実験の準備とみられる動きがあったことを確認していたとした上で「(準備かどうか)はっきりとした結論は出してない」と述べた。
(共同通信) - 9月12日15時50分更新

北朝鮮北部で9日に大爆発=付近にテポドン発射基地か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000712-jij-int
 韓国の複数の外交筋などは12日、北朝鮮北部の両江道で今月9日、大規模な爆発が起きたことを明らかにした。通信社・聯合ニュースが報じたもので、爆発の規模は150人以上の死者が出た4月下旬の竜川の列車爆発事故より大きいという。韓国の鄭東泳統一相は12日の記者会見で、「爆発事故の兆候があったとの報告があり、確認中だ」と語った。
 韓国外交筋によると、爆発は9日午前11時ごろ、中国と国境を接する両江道金亨稷郡で起きたとみられ、爆発現場の上空には直径3.5〜4キロのきのこ雲のような形の煙が観測されたという。同筋は「単なる爆発ではないようだ」と話している。
 北朝鮮をめぐっては、米紙ニューヨーク・タイムズが12日付で、米国情報機関が最近、北朝鮮の核開発に動きが出ており、核実験を準備しているとの見方もあると報じていた。鄭統一相は核実験の可能性について、「一部で(核実験と)関連する報道があるようだが、それとは関係ないと把握している」と語った。
 今回の爆発の痕跡は、米国の人工衛星にとらえられており、米国など関係国が事実関係の確認を急いでいる。爆発現場の付近には、弾道ミサイル「テポドン1、2号」を発射できる基地があるとの情報もある。 
(時事通信) - 9月12日15時1分更新

<北朝鮮>9日に北部で大規模爆発、キノコ雲観測 韓国報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040912-00000017-mai-int

韓国の通信社、聯合ニュースは12日、北朝鮮北部の両江道の中国国境近くで9日、大規模な爆発が起きたと報じた。北京の消息筋の話として伝えた。爆発現場で直径3.5〜4キロのキノコ雲が観測され、米国などが人工衛星で捕らえた爆発跡の分析を急いでいるという。死傷者の有無は不明。韓国の鄭東泳(チョンドンヨン)統一相は12日、記者会見し「爆発事故の兆候があったとの報告を受け、事実関係を確認中だ」と語った。
 報道によると、爆発が起きたのは北朝鮮の建国記念日にあたる9日の午前11時ごろ。爆発の規模は今年4月、平安北道の竜川駅で起きた列車爆発事故より大きいという。
 爆発が核実験との見方について鄭統一相は、「現段階では無関係だと判断している」と述べた。
 北朝鮮では4月22日、竜川駅で列車の積み荷が爆発、150人以上が死亡、1300人以上が負傷した。
 今回爆発のあった両江道の北部は、中国吉林省集安市に近く、白頭山の西側の山岳地帯。家具や竹製品の生産地だ。
(毎日新聞) - 9月12日14時59分更新

582名無しさん:2004/09/15(水) 00:52
韓国が金属ウランも生産、申告違反また判明
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040913it13.htm

 【ウィーン=石黒穣】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が13日開幕し、
エルバラダイ事務局長は冒頭報告で、韓国がこれまでに公表したプルトニウム抽出実験
(1982年)、ウランのレーザー濃縮実験(2000年)に加え、1980年代にも
事前申告なしに濃縮の前段階に当たる転換実験を行っていたことを明らかにした。

 事務局長は一連の実験に「深刻な懸念」を表明。次回11月の理事会までに包括的な
報告を行うと約束するとともに、韓国に最大限の情報開示を迫った。

 報告によると、80年代、天然のウランを濃縮に適した金属ウランなどに変える転換施設
3か所が未申告で設けられ、そこで金属ウラン150キロが作られた。
うち2・5キロがレーザー濃縮実験に使われたという。

 IAEAの保障措置(核査察)協定では、転換施設は設計情報を申告して査察を受ける義務がある。
生産した金属ウランも数量を厳密に申告する義務がある。

 レーザー濃縮では金属ウランを加熱、蒸気にしてレーザーを当てる。蒸気を作る工程も
試行錯誤が必要で、濃縮の本番に先立って関連実験が行われた可能性もある。

588名無しさん:2004/10/01(金) 01:14
<韓国人対外認識調査>「わが国も核兵器持つべき」51%
http://japanese.joins.com/html/2004/0930/20040930215050400.html

 世論調査の回答者は、国益に脅威となりうる懸案のうち、国際テロリズムを最大の脅威に選んだ。
61%が「非常に脅威だ」と回答した。 大規模テロに遭遇したことのない国としては非常に高い数値
を示している。 この傾向は、回答者の75%が北朝鮮の核兵器保有を信じているが「非常に深刻な脅威」と
とらえている人は39%に過ぎなかった点と対照的だ。 比較的抽象的な要因よりも具体的な要因に対する
危険性を低く見ていることになる。

 安保に対する認識の皮相さは、安保問題を解決する手段への態度としても受け止められよう。
わが国民は、得てして非常に平和主義的な態度を見せる。 回答者の30%は「他国が先制攻撃を
したからといって戦争を正当化できない」と回答している。 残りの34%は「相手国が先制攻撃を
仕掛けてきた後なら戦争は正当化される」と回答した。

 しかし、解決手段については相当攻撃的だ。 回答者の75%が「国際社会で生き残るためには強力な
軍事力が必要だ」と答え、さらに驚くべきことに過半数(51%)が「韓国も核兵器を持つべきだ」と
回答した。しかし、そのような手段を備えるだけの軍事費支出については消極的な立場を見せている。

592とはずがたり:2004/10/06(水) 13:01
米軍再編「座間司令部」 極東超え重要拠点に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041006-00000005-san-pol

国内に反対論も 撤回なら同盟影響
 海外に展開する米軍の再編にからむ日本と米国の協議で、米陸軍第一軍団(ワシントン州)のキャンプ座間(神奈川県)への司令部移転問題が焦点となっている。日本政府内に、日米安保条約に抵触しかねないと移転の白紙撤回を求める意見があるためだ。六日から訪米する町村信孝外相も五日の記者会見で、米軍再編と安保条約の整合性を議論する考えを示した。日本側が提案を突っぱねれば、米軍は再編計画の見直しを迫られることになり、良好な日米同盟に影響を与えるのは必至だ。
 軍団とは複数の師団を束ねたもの。第一軍団の場合、第二歩兵師団第三旅団と第二十五歩兵師団第一旅団などワシントン州のフォート・ルイス所属の約二万人の兵士と、ほぼ同数の陸軍予備軍、州兵で構成される。
 今回計画されているのは部隊ではなく、四百−五百人の将校から成る司令部の移転だ。日本に「前進」させることで、北アフリカ、中東、中央アジア、南西アジア、東南アジアに及ぶ「不安定の弧」と呼ばれる米軍にとっての脅威対象地域の指揮・統制を効果的に行おうというねらいだ。
 その意味で米軍にとって戦略拠点としての日本の重要性が増す。裏返せば、日本が移転を拒否した場合、「同盟国としての日本の比重が低下する」(防衛庁筋)。
 それでも、日本政府内に慎重論があるのは、中東、北アフリカまでをも指揮・統制下に置く司令部がキャンプ座間にくれば、安保条約第六条の「極東条項」の範囲を逸脱するとの懸念からだ。
 「極東条項」をめぐっては、外務省には新たな日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の「周辺事態」の範囲について、「極東とその周辺を超えない」と答弁した当時の高野紀元北米局長(現駐韓大使)が事実上、更迭された苦い経験がある。外務省幹部は「極東条項は憲法のように重く受け止めないといけない」と強調する。
 もっとも、外務省でも湾岸戦争やイラク戦争に在日米軍から部隊が派遣されていることを挙げ、「極東条項にこだわるのは実態にあわない」(別の幹部)との声も強く、調整はついていない。
 一方、神奈川県など地元自治体は米軍拡充は受け入れ難いとの立場だが、政府関係者は「実戦部隊が来るわけではないので、騒音問題などは起きない」としている。
(産経新聞) - 10月6日3時7分更新

593とはずがたり:2004/10/08(金) 12:08
取材源秘匿のNYタイムズ記者に収監言い渡し 連邦地裁
http://www.asahi.com/international/update/1008/006.html

 米ホワイトハウス高官が国家機密である中央情報局(CIA)秘密工作員の名をメディアに漏らしたとされる疑惑で、ワシントンの連邦地裁は7日、取材源の秘匿を理由に大陪審での証言を拒んだニューヨーク・タイムズ紙のジュディス・ミラー記者に最長18カ月の収監を言い渡した。

 この決定についてトマス・ホーガン判事は「取材源の秘匿に関し、記者は憲法による絶対的な保護を与えられているわけではない」と述べ、証言拒否は法廷侮辱にあたるとの判断を示した。

 収監は、ミラー記者が証言に同意するまで、最長で18カ月に及ぶ。タイムズ社は控訴し、収監は高裁の審理終了まで保留された。今年末か来年初めには判断が示される見通しだが、決定が覆る可能性は低いという。

 漏洩(ろうえい)疑惑は昨年7月、保守系コラムニストのロバート・ノバク氏が、ジョセフ・ウィルソン元駐ガボン大使の妻がCIA工作員だと書いたのが発端になった。続いてタイム誌などが類似の報道をした。その後、情報はホワイトハウス高官の漏洩だったとの疑惑が生じた。

 工作員情報の漏洩は重罪になるため、漏洩者の特定のために司法省は特別検察官を指名。これまでにタイム誌、ワシントン・ポスト紙の記者ら少なくとも5人が召喚状を受け、裁判所での証言を求められた。ミラー記者は工作員の身分を記事にはしなかったが、情報源と接触したとして召喚状を受けていた。

 収監の決定についてタイムズ社のアーサー・サルツバーガー・ジュニア社主は「取材源の秘匿は、ウォーターゲート事件報道などのような記事を成り立たせるために決定的に重要」とコメントを発表し、抵抗する姿勢を強調している。

 ミラー記者はカイロ特派員などを経験して米国防総省にも通じ、中東やテロ、大量破壊兵器問題を専門にしている。 (10/08 10:27)

594名無しさん:2004/10/09(土) 02:56
日中中間線 中国、86年に埋蔵把握 天然ガス分布図作製
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041008-00000001-san-pol

 中国が日本政府の抗議を無視する形で東シナ海のガス田「春暁鉱区」の採掘事業を進めている問題で、
中国政府は二十年ほど前から、海底地質調査で同鉱区が「日中中間線」をまたいで分布していることを
把握していたことが七日、分かった。
「中国は確信犯的に日本の海洋資源を侵犯しようとしている」(政府高官)との疑念が裏付けられた。
日本側は事実関係を中国側に問いただし、詳細な資源データの開示を要求しているが、
中国側は明確な回答を拒否している。
 政府筋によると、中国政府の海底地質調査の結果が、中国・地質砿産省海洋地質統合大隊が一九八六年に
出版した「東海(東シナ海)石油地質図集」に記載されていた。
 この地質図は、カラー刷りで資源埋蔵の分布状況が詳細に色分けされており、春暁鉱区は南北に約三十五キロ、
東西に六キロほどの楕円(だえん)状で、「埋蔵の可能性が最も高い」ことを示す赤で色づけされている。
 日本政府が、この地質図に「日中中間線」を重ねたところ、同鉱区は中間線をまたいで広がり、六対四の割合で日本側に分布していた。
中国側の採掘施設は、中間線から中国寄りに二−三キロの北緯二八度二一分、東経一二四度五八分の位置にあり、
海底パイプラインが完成すれば、年間二十五億立方メートルの天然ガスの生産が見込まれるという。
 日本側はすでに、外交ルートで中国側に地質図の存在を指摘し、「日本側の資源も採取されるのは確実だ」と主張。
中国側はしかし、地質図の存在は認めたものの、日本側の埋蔵資源を採取する可能性については回答を避け、共同開発を提案している。
 日中両国は平成十年から「海洋法の問題に関する日中協議」をスタートさせたが、決着していない。
このため、経済産業省は、今年七月から三カ月間の予定で中間線の日本側海域で天然ガスや石油の地質調査に着手。
年内にも調査結果をまとめる。

595とはずがたり:2004/10/09(土) 03:01
2004年10月09日(土)
きょう豪州総選挙 “やり手”レイサム党首 就任わずか10カ月で労働党盛り返し
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20041009/KOKU-1009-03-02-34.html

 九日に投開票されるオーストラリア総選挙で、最大野党・労働党のレイサム党首(四三)の選挙戦での健闘ぶりに驚きの声が上がっている。与党・保守連合(自由党と国民党)を率いるベテランのハワード首相(六五)と互角に渡り合い、約八年半ぶりの政権奪取を射程に収めるところまで党勢を盛り返した。

 オーストラリア経済は好調で、第二・四半期の国内総生産(GDP)は4・1%の伸びを示し、失業率も5・6%と約二十年ぶりの低水準にとどまっている。実際、「政権交代の理由が見当たらない」(英誌エコノミスト)と評される中、レイサム氏が労働党を率いることになったのはわずか十カ月前だった。

 行政経験は、シドニー近郊のリバプール市長を務めた程度。タクシー運転手と料金で争いになり、相手の腕を骨折させた“武勇伝”をもつ一方、多数の経済関係の著作があるインテリ政治家としても知られる。

 その異色ぶりが逆に新鮮さをもって若者層を中心に受け入れられ、「ハワード首相の弱みは『政権も間もなく九年。そろそろ替えどきかな』という有権者の心理」(有力英字誌ファーイースタン・エコノミック・レビュー)を突いて、支持を伸ばす一因となった。

 オーストラリア特有の投票制度が労働党に有利に作用する可能性もある。有権者が選挙区の全候補者に優先順位を付ける方式で、一位の票を50%以上獲得した候補者が当選する。該当者がいない場合、最も一位票の少ない候補者の持ち票が、それぞれの票で優先順位二位にランクされた候補者に再配分される仕組みとなっている。今回カギを握りそうなのが小政党の緑の党。有権者の7%を占めるとみられる支持者のうち、七割が保守連合よりも労働党を二位にランク付けするとのデータもある。

 保守連合と労働党を比較した最新世論調査では、保守連合の支持は50・5%と労働党を1ポイント上回っているだけ。とはいえ、「最終的には経験豊かなハワード氏の保守連合だろう」(在シドニーの政治評論家)との見方が少なくない。

596712@民主党スレ:2004/10/09(土) 08:52
豪州自由党は、自由主義インターではなく、国際民主同盟(保守)の所属なんですね。一方、我が国では、新保守主義の旧自由党は、自由主義インターのオブザーバーでしたが。
http://www.idu.org/

597とはずがたり:2004/10/09(土) 11:53
国王の後継者は?ラナリット氏になるの?

カンボジア・シアヌーク国王、退位の可能性 自ら「宣言」
http://www.asahi.com/international/update/1009/003.html

 カンボジアのシアヌーク国王(81)が退位する可能性が出てきた。国王は療養のため滞在中の北京から書簡を送り、高齢や健康問題などを理由に「退位する」と一方的に宣言。これを受けたカンボジア下院が、これまで終身の地位とされてきた国王に、存命中でも退位を認める法律を8日に可決したためだ。

 国王の「退位宣言」は、息子であるラナリット下院議長が7日に明らかにした。国王はこれまでもたびたび、混乱した政局をおさめる際などに「カード」として退位を口にしては、その地位にとどまり続けてきた。しかし、今回は国王が「後継者が指名されるまで帰国しない」と強調したため急きょ、新しい法案が審議された。

 カンボジア憲法では国王は終身の地位とされており、これまで法的には退位はできないと解釈されてきたが、新しい法律は、「王室評議会」が国王の死去または退位から7日以内に後継者を選ぶと規定し、国王の退位に道を開いた。

 ラナリット議長は「国王の希望で法律を審議したが、国王が翻意してくれることを望んでいる」として、9日にも説得のため北京に向かうことにしている。

(10/09 10:20)

598名無しさん:2004/10/10(日) 01:58
ハワード政権与党が大勝 イラク派兵争点の豪総選挙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041009-00000167-kyodo-int

 【シドニー9日共同】イラクへの部隊派遣の是非などを争点としたオーストラリア総選挙は9日、
投票が行われ、即日開票の結果、ハワード首相(65)の率いる与党、保守連合(自由党と国民党)が
下院(定数150)の過半数を大幅に上回る議席を確保し、大勝した。
 イラク戦争に参加した4カ国では初の国政選挙で、ハワード首相は4期連続で政権を維持、
イラクへの部隊派遣継続の信任を得ることになった。11月2日の米大統領選挙で再選を
目指すブッシュ大統領にとっては追い風となりそうだ。
 8年半ぶりの政権奪回を目指した労働党のレーサム党首(43)は、イラク駐留の
オーストラリア部隊の大半をクリスマスまでに撤退させると公約したが、逆に外交・安全保障面での
経験不足などを指摘され、支持を得られなかった。

(共同通信) - 10月9日20時47分更新

599とはずがたり:2004/10/10(日) 19:53
>>595-599

保守連合、上院も過半数獲得へ=通信最大手の民営化可能に−豪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041010-00000075-jij-int
 9日のオーストラリア連邦下院選挙と同時に行われた上院選挙(定数76、改選議席40)で10日、ハワード首相率いる保守連合(自由党、国民党)が改選前より2議席増の20議席を獲得した。保守連合は、非改選分と合わせて半数の38議席に到達。今月下旬まで続く開票であと1、2議席上乗せする見通しで、上院でも過半数を占める公算が大きくなった。
 そうなれば、上院で野党の抵抗に遭い実現しなかったオーストラリア通信最大手テルストラの完全民営化が可能になる。ハワード政権は、テルストラの政府保有株(51.05%)を放出し、売却益で国の長期債務を一気に返済する構想を打ち出していた。 
(時事通信) - 10月10日19時1分更新

豪与党、上院でも躍進 23年ぶりの両院支配も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041010-00000104-kyodo-int
 9日投票のオーストラリア総選挙は10日までの開票で、ハワード政権与党の保守連合(自由党と国民党)が下院(定数150)で大勝したのに続き、これまで少数派だった上院(同76)でも躍進、3議席増の20議席を獲得し、非改選議席を合わせて定数の半数の38議席を確保した。
 さらに2議席をめぐって他党と争っており、上院でも過半数を制する可能性がある。与党による両院支配は、実現すれば23年ぶり。
 上院定数の半数確保で、ハワード政権は、これまで野党側の抵抗などで行き詰まっていた大手電気通信会社テルストラの完全民営化などの重要法案を成立させることも不可能ではない。
 総選挙前の上院の議席数は保守連合35、労働党28、民主党7、その他6となっており、法案の可決に最大野党の労働党が反対した場合、民主党や無所属議員などの協力が不可欠だった。
(共同通信) - 10月10日18時50分更新

600名無しさん:2004/10/11(月) 00:50
(補足トリビア)
豪州では、下院解散総選挙に併せて、上院の半数改選が行われるのですね。上院が任期途中で改選されるのは、豪州とイタリアくらいだったと思われます。

602とはずがたり:2004/10/15(金) 00:43
シアヌーク国王(81)
 ├―ラナリット殿下(60)
 └―シハモニ殿下(51)

2004年10月13日(水)
波紋呼ぶシアヌーク国王の退位表明…後継に息子を指名
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20041013/20041012id25-yol.html

 カンボジアのシアヌーク国王(81)による突然の退位表明が、波紋を広げている。これまでも再三、退位を口にしたことがあり、「気まぐれ殿下」と呼ばれる国王だが、今回の決意は固く、シハモニ殿下(51)を最有力候補に、政権内部で後継選出の動きが加速している。立憲君主制のもと、政治舞台の隅に追いやられてきた国王だが、ひさびさに存在感の誇示に成功した。

 国王が療養先の北京から出した、退位表明の書簡が下院で読み上げられたのは7日。翌日には、新国王の選出法を定めた「王位継承評議会準備法案」が下院を通過、11日には上院がこれを可決した。憲法では、国王は終身国王として後継指名も許されていないことから、退位の合憲性を疑う声もあったが、憲法評議会が認め、チア・シム国家元首代行(上院議長)が法案に署名した。

 これまでは、シアヌーク国王が退位を口にしても、政治介入の戦術に過ぎず、実際は、王位にとどまってきた。しかし、今回は、新国王の選出まで帰国を拒否する徹底ぶりだ。実子で下院議長のラナリット殿下(60)が、北京を訪れて翻意を促したが成功せず、フン・セン首相も「新国王の選出が遅れれば、カンボジアは大変な状況に陥る」と述べ、事態は急展開した。

 国王がなぜこの時期に退位を表明したのか、真意はなお不明だが、背景には、老いと病の影がある。前立腺がんや糖尿病を患ったほか、今回の北京療養は、腹部の不調が理由とされる。

 地元紙ラスメイ・カンプチアは、国王が存命中に世継ぎ決定を望んだと推量する。

 これまで後継としてはラナリット殿下が有力視されてきたが、国王はシハモニ殿下を指名した。わが子の即位を望むモニク妃の意向が反映していると見られる。また、与党第2党の民族統一戦線の党首を務めるラナリット殿下よりも、政治的に中立のシハモニ殿下の方が、政争に利用されにくく、国王にふさわしいとの判断も働いただろう。

 フランスからの独立運動を率いたシアヌーク国王は、カンボジア現代史を体現する存在である。ポル・ポト派政権による混乱、ベトナム軍の侵攻を経て、93年に王位に返り咲いた。しかしそれ以降は、現在与党第1党の人民党を率いるフン・セン首相が政治基盤を着実に固め、王党派の政治勢力は低落傾向にある。

 国王自身も、「君臨しても統治はしない」という立憲君主制の枠をはめられ、王位継承手続きの法制定も思うように進まなかった。観測筋の間では、自身と王室の影響力を行使するのに最も効果的な方策として、退位表明と後継指名を選択したとの見方が強い。

 新国王は、国王の退位から7日以内に選出しなければならず、14日までには上下院議長や首相ら9人で構成する王位継承評議会が開かれ、新国王が決定する見通しだ。

603とはずがたり:2004/10/15(金) 00:45
>カンボジア憲法が定めている国王選定評議会は、国王の死去から七日以内に新国王を選出することになっている。
>王位継承権は、十九世紀のアン・ドゥオン王の血を引く男子全員にあり、該当者は末端まで含めれば数百人ともいわれる。

2004年10月08日(金)
シアヌーク国王「退位宣言」 内政めぐり抵抗か カンボジア
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20041008/KOKU-1008-02-02-58.html?C=S

 カンボジアのラナリット下院議長は七日、北京に滞在中の実父、シアヌーク国王(八一)が退位を宣言したことを明らかにした。国家元首である国王は終身制が憲法に明記されており、この「退位宣言」だけでは法的根拠が不十分で、退位実現には今後、改憲手続きが必要となる。

 国王は「健康上の不安」を理由にこれまでも「退位」の意向をたびたび表明していた。このため「退位」をめぐる真意に疑問も指摘される。ラナリット議長は王位にとどまるよう願うとしている。

 ラナリット議長は同日、プノンペンの下院議場で国王から送られた書簡を読み上げて、この「退位宣言」を公表した。下院はこの書簡朗読後、同日の審議日程を打ち切り休会となった。

 カンボジア憲法が定めている国王選定評議会は、国王の死去から七日以内に新国王を選出することになっている。王位継承権は、十九世紀のアン・ドゥオン王の血を引く男子全員にあり、該当者は末端まで含めれば数百人ともいわれる。評議員を首相や上下両院議長、宗教指導者ら九人で組織することは憲法で決まっているものの、具体的には法律で定めることになっている。しかし、法律は未整備のままで、国王はたびたび起草を急ぐよう求めていた。

 国王が六日夜、ホームページ上で明らかにしたラナリット下院議長とフン・セン首相の連名による書簡によると、国王選定評議員になる資格を持つ両氏は「(国王の実子である)シハモニ殿下に将来の国王になっていただくよう申し出たい。法の起草については、すでに議員に要請している」として、後継にシアヌーク国王がこれまで地位を譲りたいとしていたシハモニ殿下を選ぶ意向を示した。

 また国王は、今年一月以来、平壌と北京に滞在しており、この日帰国することになっていたが、ラナリット下院議長が同日になって、帰国の延期を発表した。

 カンボジアでは昨年の総選挙から約一年間、連立をめぐって政局が混迷した。国王に政治的権限はないが、もともと権力に意欲があるシアヌーク氏は、積極的に仲介役を買って出て、一時は連立合意の取りまとめに成功した。国王の威信を回復したかのように見えたがその後、合意は解消され、連立協議では完全に蚊帳の外に置かれ、顔をつぶされた形になった。

 このため、今回の「退位宣言」も、政局混迷の中で威信を傷つけられたことへの抵抗にすぎないとの見方も根強く、今後の動きが注目される。

604とはずがたり:2004/10/15(金) 12:43
大統領、来年も参謀長兼務 パキスタン下院が法案可決
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041014-00000176-kyodo-int

 パキスタン下院は14日、ムシャラフ大統領が来年以降も引き続き、事実上の軍最高司令官である陸軍参謀長を兼務することを認める法案を可決した。上院も今後可決、成立する見通し。
 大統領側は、米国と進める「テロとの戦い」を前面に打ち出し、強力なリーダーシップが必要という「名目」で強行採決を図った形だが、年内に兼務をやめることは憲法に明記されており、野党側は強く反対している。
 ムシャラフ大統領は昨年12月、陸軍参謀長兼務が民主化に逆行しているとの野党の主張を受け入れ、参謀長職を今年末までに辞任すると表明。それに基づき、憲法が改正されていた。
 しかし陸軍参謀長職は、1999年に軍事クーデターで政権を握り、その後、大統領に就任したムシャラフ氏にとっては権力の源泉であり、手放せないポスト。テロ対策などを理由に兼務を続ける方策を探っていた。
(共同通信) - 10月14日18時9分更新

605とはずがたり:2004/10/15(金) 12:44
北朝鮮 中朝国境は「最前線」 脱北阻止、軍を配置 総書記が警備強化命令
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000000-san-int

 北朝鮮の金正日総書記が中朝国境を「第一の国防最前線」に指定し、朝鮮人民軍に警備強化を命令していたことがわかった。これは、韓国との南北軍事境界線(三八度線)よりも中朝国境の方が体制崩壊をもたらす危険があると認識が変化したことを示す。北朝鮮の内部情勢に詳しい情報筋が産経新聞に明らかにした。中朝国境の警備が緩んでいることへの危機感の表れで、命令後の北朝鮮側警備はスパイ、警察、軍の三重構造に強化されたという。
 金正日総書記による「中朝国境が最前線」指令が出たのは今年七月。中朝国境は東北部を豆満江が、西南部を鴨緑江が流れており、全長約千三百キロに及ぶ。特に豆満江沿いは川幅が狭いことから脱北者の渡河ポイントとなっているが、年間二千人を超える脱北者の増加と、中国で稼いだ後に再び北朝鮮に戻る脱北者がもたらす西側情報や物品の増加に、北朝鮮政権中枢は危機感を強めているという。
 金総書記の命令後、中朝国境最前線は民間人を装ったスパイ(工作部隊)、中間には公安警察(国家安全保衛部)、後方に軍部隊という三段警備になった。最前線にスパイを、国境から離れた場所に軍を配置したのは、軍人の集団脱北の恐れが高まっているためという。
 しかし、警備強化後も脱北者は増加を続けているといわれる。「お金さえ出せば突破できる。軍も警察も買収はたやすい」(情報筋)からだ。
 脱北支援の関係者によると、脱北者は一九九五年から食糧不足による難民の形で発生したが、二〇〇三年以降は当初に脱北した人たちが北朝鮮に残した家族へ連絡、金を送り脱北を手配する「第二期脱北期」に入っている。二〇〇五年には平壌のテクノクラートなど政権の中枢部に近い人たちの脱北、すなわち「第三期脱北期」が始まるとみられているという。
 北朝鮮側も今後の雪崩現象を極度に警戒、南北軍事境界線より中朝国境に神経をとがらせている。ちなみに、中国は当然、こうした北朝鮮内部事情に精通し軍が国境警備に当たっているが、そのほか、最近は北朝鮮内部に公式、非公式に人を送り込み、情報収集を強化しているといわれる。
(産経新聞) - 10月15日3時2分更新

606とはずがたり:2004/10/16(土) 11:00
日本が単なるアメリカ追随外交から脱却できるかが問われているのだ。

日本、国連安保理の非常任理事国入り 国連総会で選出
http://www.asahi.com/politics/update/1015/006.html

 第59回国連総会は15日午前(日本時間16日未明)、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国選挙を行い日本など5カ国を選んだ。任期は05年1月からの2年間で、日本は97〜98年以来の安保理入りとなる。国連は来年、創設60周年の節目を迎え、世界の現状に合わせた改革が急務となっている。日本は改革の柱に安保理の拡大を据え、自ら常任理事国入りを目指しており、正念場での非常任理事国入りとなる。

 今回はアジアからの日本に加えて欧州のギリシャ、デンマーク、アフリカのタンザニア、中南米のアルゼンチンが当選。投票には加盟191カ国のうち189カ国が参加し、日本は184票を得た。

 日本の非常任理事国入りは9回目となり、ブラジルと並び最多。

 安保理の拡大は加盟国の多くの支持を集めるものの、非常任理事国だけでなく常任理事国も拡大するか、そこに先進国代表の日独も入れるかでは意見が分かれている。拡大論議は総会で行われるが、イラクやパレスチナの問題、スーダン・ダルフール地方の住民迫害など安保理が抱える課題に日本が非常任理事国としてどう対応するか、各国が注視することになる。

 常任理入りで共同歩調を取る独は、今年末で非常任の任期が切れる。安保理では、米英仏ロ中の5常任理事国のほか、非常任ではアルジェリア、ベニン、ブラジル、フィリピン、ルーマニアが来年末まで任期が残る。

   ◇

 日本が国連安保理の非常任理事国に選ばれたことについて、町村外相は16日未明、「有力な安保理常任理事国候補にふさわしい、非常任理事国としての積極的役割を果たすことを通じ、国際社会の信頼を一層強固なものとし、安保理改革の実現と、我が国の常任理事国入りにつなげていく」との談話を発表した。

(10/16 01:08)

607とはずがたり:2004/10/16(土) 11:08
>>421 >>585 続報

スーダン紛争「監視団5千人規模」とAU委員長
http://www.asahi.com/international/update/1016/001.html

 来日中のアフリカ連合(AU、53カ国加盟)のコナレ委員長(前マリ大統領)は15日、東京都内で朝日新聞との単独インタビューに応じ、多くの死傷者や難民が出ているスーダン西部ダルフール紛争の解決に向け、AUが停戦監視団として5千人規模の部隊を新たに派遣することを決めたと明らかにした。

 AUはすでに、約300人の部隊を現地に送り込んでいる。これに加えて今回、さらに大幅な増強を決めた背景には、ダルフール問題への積極関与の姿勢を鮮明にする狙いがあると見られる。アフリカ統一機構(OAU)の後継組織として02年に発足したAUが、加盟国の紛争解決のため、大規模な部隊を派遣するのは、これが初めてとなる。部隊増派は国連も要請していたもので、スーダン政府もすでに受け入れに合意したという。

 派遣部隊の構成について、委員長はナイジェリアやルワンダ、タンザニアなどの兵士からなることを明らかにしたうえで、現地では「停戦協定の順守や民兵の武装解除の監視、人道支援物資輸送の補助、一般市民の保護などに従事する」と説明した。アラブ連盟加盟国でもあるアルジェリアやエジプト、リビアの3カ国は、オブザーバーとして参加するという。アラブ連盟はこれまで、加盟国の紛争への介入は、「内政干渉」に当たるとして消極姿勢をとってきた。ダルフール問題が世界的な関心を集める中、方針転換に踏み切ったものとみられる。

 監視団増強の具体的時期に関しては「速やかに実施したい」と語り、雨期を迎える来春までには事態打開を図るための枠組みを築きたいとの考えを強調した。

 さらにAUがダルフール問題に取り組むためには、「国際的な支援が欠かせない」として、日本に対し財政面などで一層の協力を求めた。

 03年2月に始まったダルフール紛争では、武装蜂起した黒人勢力に対し、スーダン政府がアラブ系民兵を使って鎮圧。一般住民を含めて犠牲者は5万人に上るとされる。 (10/16 00:31)

608とはずがたり:2004/10/16(土) 11:24
大体に於いてトルコを「文化・地理的に異質」と捉えるのはちゃんちゃら可笑しい。
EUがヨーロッパで,トルコがアジアというのはヨーロッパ人がそう決めたからに過ぎず,トルコが,我々東洋人と共にアジア人とされる方が余程理不尽である。ヨーロッパは地中海世界の辺境として歴史的に中東と関係が深かったのであり,トルコもウイーンに迫る版図を領していた時期もある。EUは当然モロッコやアルジェリアなんかにも拡大して行くであろう。。
一方のアラブとしてはトルコをヨーロッパに取られてしまった事になる。詰まらぬ諍いは止めてイスラーム帝国の復活を期さねば将来も石油利権をタネにアメリカに強請られる現状が続くであろう。

ニュース展望:
トルコとEU 地域超えた「連合」なるか
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041016k0000m070141000c.html

 欧州連合(EU)の「内閣」である欧州委員会は6日、トルコのEU加盟交渉を始めるように、と各国に勧告した。早ければ、2015年にもイスラム教徒が国民の99%にのぼり、文化・地理的に異質なトルコがEUに加わる。また、EUはイスラエルなど地中海諸国やカフカス諸国などとの協力関係も深めている。EUは単なる「欧州」の連合ではなく、地域を超えた「多国間連合」に脱皮しつつある、との指摘もある。

 トルコの加盟には、加盟各国に反対論が根強かった。

 「トルコの人権状況には非常に問題が多い。絶対、加盟させるべきではない」

 欧州委でのボルケスタイン委員(オランダ)の主張だ。その主張には根拠があった。EUは、トルコに関する今年の報告書で▽宗教、表現の自由▽男女平等▽少数民族の保護▽刑務所などでの虐待防止▽労働者の団結権など多くの人権分野で、「改善」を求めていたからだ。また東側をイラン、イラクなど中東に接する地理条件から、トルコ加盟で「EUの治安が悪化する」(同委員)との懸念もあった。

 このほか「経済後進国で将来、多大な財政援助が必要」「独に次ぐ人口(約7000万人)があり、強大な発言力を持つようになる」といった不安材料があった。このため欧州委の委員30人のうち、7人が加盟交渉の開始に否定的だった。

 だが、6日、欧州のフェアホイゲン委員(拡大担当・ドイツ)はこう述べた。

 「加盟交渉をこれ以上延ばすのは危険だ。(交渉の延期は)トルコの停滞につながる」

 トルコがEUの前身「欧州経済共同体」への参加を求めたのは63年。だが欧州側は、トルコの政情不安を理由に、加盟を先送りし続けてきた。一方のトルコは、90年代以降、EU加盟に向け、死刑の廃止、人権制度の改革などを進めた。その実際の成果については疑問があるが、改革の志向自体は、「大きな前進」(EU報告書)だ。

 そうしたトルコの努力を無視し続ければ絶望感から政情が再び乱れ「イスラム原理主義が伸長する」(EU高官)可能性さえあった。今日のEUの決定の裏には「トルコの治安悪化は、欧州に飛び火する」(同)という現実を見据えた、政治的な判断があったのは間違いない。

 トルコ加盟を視野に入れたEUは現在、エジプトやレバノン、パレスチナ自治政府など地中海諸国(約10カ国)やアルメニアなどカフカス3国との関係を築きつつある。地中海諸国とは、95年に協定を締結。安全保障、環境、移民対策など多分野での協力を取り決めたほか、自由貿易圏創設も目指す。またカフカス諸国とも同様の関係を推進。その結果、一部の国はEU加盟に希望を見せている。ロシアやウクライナとの経済協力も進行中だ。

 大部分の国に対して、EUは、援助を行う一方で、定期的に現地を調査。EU基準の達成を見据え、人権擁護など民主制度や経済制度の分析も行う。無論、これらがEU加盟に直結する可能性は「全くありえない」(フェアホイゲン委員)のが現実だ。しかし、経済だけではなく、人権や防衛など大きな枠組みの中での協力、改善を目指す点は、これまでのトルコとEUの交渉に似ている。将来、政治的判断から、これらの国のEU加盟問題が現実味を帯びてくる可能性が、全くないとはいえない。

 EUの創始者たちは50年前、独仏の共存を軸に、欧州安定を目指す組織を作った。だが現在EUは、「欧州安定」という同じ目標を掲げながらも50年前とは、異質な組織を目指すかのように見える。トルコとの加盟交渉問題は、その象徴だろう。
毎日新聞 2004年10月16日 0時27分

609とはずがたり:2004/10/19(火) 12:42
これも一つの安保のコストか。増税してしまえよ,沖縄県。

Yナンバー課税で約8億円増収 県試算で判明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041019-00000007-ryu-oki

 米軍人・軍属やその家族が私的な目的で所有する乗用車(Yナンバー)に一般県民と同様の自動車税を課税した場合、2004年度で約7億8673万円の増収となることが県の試算で分かった。18日の県議会決算委員会(前島明男委員長)で、吉田勝廣氏(県民の会)に新垣幸子出納長が答えた。
 Yナンバー車の自動車税は日米合同委員会により低い税率が特例として認められており、1500cc未満の自動車で一般の3万4500円に対し、Yナンバー車は7500円となっている。県内には同特例を受ける車が04年度で2万6479台ある。03年度の2万6113台、7億8700万円に比べ微増した。
 新垣幸子出納長は県営住宅や県有施設の使用料や手数料について「周期的に見直し、税源の涵養(かんよう)を図りたい」と述べ、県の厳しい財政状況で値上げなども検討していることを示した。当山全弘氏(社大)への答弁。
(琉球新報) - 10月19日11時11分更新

610とはずがたり:2004/10/19(火) 15:39
日米政府 沖縄海兵隊、東千歳移転を検討 一部部隊2000人程度
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041019-00000001-san-pol

 在日米軍再編に伴う沖縄県の基地負担軽減問題で、同県のキャンプ・ハンセンに駐留する米海兵隊の砲兵部隊(約二千人)などを北海道千歳市の陸上自衛隊東千歳駐屯地内に移転させる案が、日米両政府間で検討されていることが十八日、分かった。航空自衛隊の千歳基地が近くにあり部隊の迅速な移動が可能であり、近隣の陸自北海道演習場も利用できるなど、海兵隊の機能の発揮に好適な条件を備えているためだ。
 東千歳駐屯地は面積約二千五百二十五ヘクタールで、わが国唯一の機甲師団である陸自第七師団司令部が置かれている。東千歳と戦車道で結ばれた千歳、島松、恵庭など計七地区を合わせて北海道演習場と呼ぶ。
 政府関係者によると、海兵隊の東千歳への一部移転は、日米両政府の非公式協議の場で米側が打診したという。
 東千歳駐屯地が浮上したのは(1)約二千人程度の部隊の「常駐施設」を受け入れる余地がある(2)近くに空自千歳基地があるほか、東千歳駐屯地内にも現在閉鎖中の東千歳飛行場もあり、潜在的輸送能力が高い(3)駐屯地のある千歳市は自衛隊と密着度が高く、自衛隊OBの市議も七人を数えるなど「軍隊」への抵抗感が比較的薄い(4)東千歳は米アラスカ州の米基地と直接、航空機での行き来ができる(5)米側が移転条件とする居住施設や家族用コミュニティー・センターなど諸施設の提供・確保が可能−などのためだ。また、現在も海兵隊が実弾訓練を実施している同じ北海道の陸自矢臼別演習場(別海町など)にも近くなる。
 日本には約一万八千人の海兵隊が駐留しているが、このうち約五千人がイラクに派遣中。米側はイラクで戦闘に参加している海兵隊員については、基本的に沖縄に戻さない方針で、日本側にも非公式に伝えている。ただ、それだけでは、在日米軍施設の約75%が集中している沖縄県にとって十分な負担軽減につながらないため、日本側はさらなる海兵隊の縮小を米側に求めている。
 日米間では東千歳とともに、移転先として陸自東富士演習場内の「キャンプ富士」(静岡県御殿場市)を拡充する案も挙がっている。
(産経新聞) - 10月19日2時58分更新

611水泡 まつ太朗:2004/10/19(火) 19:38
 長野県山口村と岐阜県中津川市の越境合併問題ですが、いっその事岐阜県と
いう自治体その物を廃止し長野県に併合してしまうという案は如何でしょう?
それなら越境という問題は解消されます。
 選挙制度スレでしばしば上がる「山陰で1区」案も島根県を廃止して鳥取県
にしてしまえば「1都道府県最低1議席」という暗黙の了解も守れます。
 民主党が弱い地域を潰して強い地域に組み入れられるというメリットも・・・。

612水泡 まつ太朗:2004/10/19(火) 19:38
 おっと、スレ間違えました。済みません。

613magenta:2004/10/19(火) 21:46
>>608
現代のギリシャ料理とトルコ料理も共通点が少なくないと聞きますね。(オリーブ油の多用など)
歴史的な事情を考えればうなずけることですが。

614とはずがたり:2004/10/20(水) 11:02
>>613
宗教が違うだけであの辺は料理を含めて歴史や文化を共有してると思ってます。

ヨーロッパの中心がフランスやイギリス・ドイツなど北へ偏るようになって,現代のヨーロッパ人はギリシャ・ローマの古き良き古典古代の正統な後継者は自分らだと思ってますが,かつての「ゲルマン人など北方の蛮族」と「地中海世界の文明人」との間には断絶すら有ると思います。

当方の野蛮人たる東夷,日本人も今では経済発展を享受してますしねぇ。

615とはずがたり:2004/10/20(水) 23:58
敗北したメガワティ大統領、引き継ぎ渋る 地元紙が批判
http://www.asahi.com/international/update/1018/007.html

 20日にユドヨノ次期大統領に政権を明け渡すメガワティ大統領が、政務引き継ぎのためユドヨノ氏から申し込まれた会談を断り続けている。側近の国軍出身閣僚の階級を昇格させるなど「お手盛り人事」も行い、地元メディアなどから批判をあびている。

 先月20日の大統領選決選投票は直後に大勢が判明した。しかし、メガワティ氏は敗北をはっきり認める発言をしておらず、20日の新大統領就任式にも欠席する意向を示している。

 円満な引き継ぎを期待するユドヨノ氏は17日、「大統領には7日に手紙を出したほか、特別チームを発足させて交渉している。だが、いまだに会談は実現しない」と不満を述べた。

 大統領周辺によると、メガワティ氏には、自分の政権の筆頭閣僚だったにもかかわらず、大統領選に打って出たユドヨノ氏への不信感が強く、「意地でも会いたくない」(側近)との思いがあるという。

 さらにメガワティ氏は今月に入って、側近の2人の国軍出身閣僚を、国軍の反対にもかかわらず、退役中将から大将に昇進させた。国軍トップの司令官人事も行い、「退任直前に国防に関する重要な決定をするのはおかしい」(政治学者のクスナント氏)と非難の声が上がった。

 先月27日には、自分と副大統領が使っている公邸を、無償でそれぞれに譲渡する大統領令に署名。正副大統領は退任後に自宅を政府からもらえるとの規定があるが、「権力の味を一度知ると、すがりつくようになる」とジャカルタ・ポスト紙は辛口の評をしている。

(10/18 20:54)

インドネシア大統領選 民主主義の成熟が政党連合を凌駕
http://www.asahi.com/international/aan/column/040930.html

バクティアル・アラム
インドネシア大学日本研究センター所長

9月20日、インドネシア史上初の直接投票による大統領選の決選投票が行われ、有権者約1億5300万人のうち推定4人に3人がアチェからパプアまでの約57万の投票所で一票を投じた。

4月の国民議会選挙と7月の大統領選・第1回目の投票と比べて、今回の決選投票の開票作業は極めて順調に進み、開票からほぼ48時間後の22日午後2時過ぎに総選挙委員会 は約63%の集計率を達成し、両候補の得票率はスシロ・バンバン・ユドヨノ元政治治安担当調整相が61 %、メガワティ・スカルノプトリ大統領が39%で、ユドヨノ候補の大 勝がほぼ確定した。

現職の大統領として今回の選挙に臨んだメガワティ候補は、自らが党首を務める闘 争民主党の他にも、今年の国民議会選挙で第1党に返り咲いたスハルト政権時代の与 党・ゴルカル党および第4党になったイスラム政党・開発統一党といった主要3政党、 さらにはキリスト教系の福祉平和党などの4政党、合計7政党の支持を受け、大量の組 織票を手に入れたとの印象が強かったが、選挙結果からは、有権者が支持政党にとら われず、昨年来、複数の世論調査で「次期大統領として好ましい人物」に選ばれたユ ドヨノ候補を選択したことが明らかになった。

ユドヨノ氏が国軍出身でありながらも、これほどの人気を獲得した背景には、彼が 国軍の政治機能の段階的廃止を支持し、地域紛争についても常に対話路線を重視する 姿勢を示してきた事実がある。

反対に、メガワティ大統領の場合、スハルト政権時代末期の1990年代中旬に改革の旗手として登場したにもかかわらず、その後の彼女のリーダーシップのもとでは腐敗 政治の一掃や国民生活の改善といった改革の最重要課題がなおざりになったとの印象 が強く、今回の予期せぬ大敗に至ったと見られる。

もちろん、汚職・癒着構造の撲滅、経済再建、さらにはテロ対策の強化といった現 在のインドネシアが抱える数多くの難題がユドヨノ新大統領のもとで早急に解決され るとは予見しがたいが、少なくとも新政権のもとでこれらの問題の解決のためのより 強力なコミットメントが発揮されることが期待されている。

このような意味で、今回の選挙において大半の国民が既存政党による組織票 の動員 に応ぜず、むしろユドヨノ候補の個人的資質を優先したことは、単なる「個人の人気」 の勝利というよりも、この国における民主主義の成熟と解釈する方が妥当だろう。

2004年9月30日

616名無しさん:2004/10/22(金) 22:03
中国の対日政治工作 70年代から本格化 CIA文書公開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000011-san-int

影響力阻止狙う「策略」
 【ワシントン=古森義久】中国が1970年ごろから日本のアジアでの影響力拡大を防ぐために、あえて日本の内政に干渉し、日本の軍国主義や帝国主義の復活を宣伝するプロパガンダ(政治宣伝)工作を本格的に開始したことが、このほど解禁された米国中央情報局(CIA)の秘密文書から21日、明らかとなった。
 CIAは中国の一九四八年から七六年までの内政や外交を詳しく分析した国家情報評価の秘密文書約五百ページを十八日に解禁したが、その中には中国の日本に対する政策や工作に関する記述も含まれている。
 七〇年十一月の「共産中国の国際姿勢」と題する文書では、「北京政府は日本の内部問題への限定的な干渉を進めることを決め、軍国主義復活という帝国主義的な日本の亡霊を掲げる集中的なプロパガンダを開始した」と述べ、この宣伝工作は「アジアの伝統的な日本へのおそれをあおり、日本の影響力を断つことも目的とする外交政策上の策略」だと断じている。つまり、米国としては中国の対日宣伝の非難は事実に反する「亡霊」づくりとみていたことが明らかにされている。
 文化大革命の最中にあった当時の中国共産党首脳が日本に対しそうした動きをとるようになった背景の説明として、この文書は(1)日本は顕著な経済実績とアジアでの積極的役割拡大に向けた米国の支持により、北京にとりアジアで特別な存在となった(2)北京は日本の潜在的な軍事力と大東亜共栄圏復活への意図に懸念を抱き、とくに六九年十一月の佐藤・ニクソン共同声明での沖縄返還と日米同盟強化でその懸念を高めた(3)北京はこの声明が日本のアジアでの影響力拡大を奨励したとみて、日本が米国がアジアから撤退した場合に経済や軍事で中国を抑えてアジアでの主導的立場に立つことを恐れ、とくに台湾の保護者となることを阻止したいとしている−などを指摘している。
 文書は中国の対日工作の内容については、「日本の指導者、政治、アジアでのいわゆる野心などに対する硬直的で、口汚い攻撃的なプロパガンダ」と述べる一方、中国が日本への非難を激しくするのは「日本国内での中国側の政治的資産やテコが大幅に減り、文革の過激な言動のために中国のイメージも極端に悪化したため」、プロパガンダが日本国内であまり効果をあげないからだ、と分析している。
 中国の「日本国内での政治的資産」について、CIAの別の中国評価文書は一九六〇年代の状況として「中国への支援は日本共産党内の少数派の一部勢力や特定の過激派学生や労組の間に存在する」と述べながらも、日本共産党の親ソ連派に押されて大きな力はない、としている。
 中国の対日宣伝の総括的な効果について、七〇年の文書は「北朝鮮のほかには東南アジアの一部の人たちを印象づけたかもしれないが、日本人への影響は少なかった」と総括している。
(産経新聞) - 10月22日2時48分更新

617とはずがたり:2004/10/23(土) 14:30
金正男氏が「反体制」転向?=米韓当局、動向に関心強める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000394-jij-int

 北朝鮮の金正日労働党総書記の長男、金正男氏の動向に、米韓両国の情報当局が再び関心を寄せている。2001年5月、日本に不法入国を図って退去処分を受けた後、海外に滞在しているとされる正男氏が、現体制に批判的との観測が一部で浮上しているためだ。金総書記の後継者争いから脱落したとの見方が強まっている同氏が、北朝鮮の不安定要因となることもあり得る。
 北朝鮮事情に詳しい消息筋は、正男氏が宿泊したホテルの部屋にメモを残していたとの情報が注目されていると指摘した。時期などは明らかではないものの、メモには北朝鮮の現状を批判する内容が記され、米韓当局が確認中という。同筋は「うっかり置き忘れたとは考えづらい」として、何らかの意図があったとの見解を示している。 
(時事通信) - 10月22日15時0分更新

618とはずがたり:2004/10/23(土) 14:30
行政長官に反独立派復帰 仏領ポリネシア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041023-00000066-kyodo-int
 南太平洋のフランス領ポリネシアの領土議会(定数57)は22日(日本時間23日)、テマル行政長官に対する不信任案可決に伴う行政長官選挙を実施、反独立派のガストン・フロス前行政長官(73)を賛成29、反対0で選出した。
 ニュージーランド放送などが伝えた。独立派の議員28人はボイコットした。
 フロス氏はフランス支配下の自治を主張、人民連合を率いて1991年から今年6月まで行政長官を務めており、4カ月ぶりに返り咲いた。
 ポリネシアでは、今年5月の領土議会選挙で独立派の民主連合が最大勢力となり、6月に民主連合のテマル氏が行政長官に就任したが、テマル行政長官がフロス政権時代の会計検査を命じたことから、フロス氏側が反発。領土議会は10月9日、テマル氏に対する不信任案を可決していた。
(共同通信) - 10月23日13時8分更新

619無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/10/23(土) 23:34
>>616
ニクソン・ショックとか日中国交正常化もこの時期にあったわけで、よくわからんものがありますね。
むしろそれ以降の話が知りたいです。
この記事は古森氏が自分の主張に沿う分だけ抜き出した可能性もあるんじゃないですか?

620名無しさん:2004/10/24(日) 02:06
劣化ウラン弾、韓国が材料開発 政府「IAEAに申告」
http://www.asahi.com/international/update/1022/009.html

 韓国が80年代に、対戦車砲用の劣化ウラン弾に使うためのウラン合金を開発していたと、
野党・民主労働党の国会議員らが21日、明らかにした。韓国科学技術省は、国際原子力機関
(IAEA)に事前申告しており、核兵器開発とも無関係で問題はないとしている。
劣化ウラン弾は国際的に禁止されていないが、健康被害が指摘されている。

 議員らによると、開発していたのは、一連のウラン濃縮やプルトニウム抽出実験をしていた
韓国原子力研究所。米国から輸入した劣化ウランを利用し83年から数年間、劣化ウラン弾用の
ウラン合金の製造研究をしていたという。

 これについて同研究所は、劣化ウランにチタンなどを混ぜてウラン合金とした上で、
強度試験に使えるような弾芯の試作品をつくったと説明している。研究は87年まで続き、
国内需要がないことから米国とも協議して試作品を廃棄したとし、「ウラン合金の強度や
密度の研究で、核分裂・核兵器とは関係ない」としている。

 劣化ウラン弾は、弾芯にウランの廃棄物である劣化ウランが用いられた砲弾を指す。

(10/22 13:48)

621名無しさん:2004/10/24(日) 14:34
「人間の盾」主宰の傍ら… 女反戦活動家に逮捕状 警視庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000019-san-soci

未承認医薬品、無許可販売の疑い

 イラク戦争中に「人間の盾」としてバグダッドなどで反戦活動を主宰した女(六四)らが、未承認の医薬品を無許可で販売するなどした疑いが強まり、警視庁生活環境課は二十一日、薬事法違反(無許可販売)の疑いで、この主宰者ら四人の逮捕状を取った。「がんなどに効く」と効能をうたっていたが、服用後に健康被害を訴える人もいたという。主宰者はマスコミにもたびたび登場して反戦をアピール、一部の熱烈な支援者からは「日本のマザーテレサ」と呼ばれていた。

 調べでは、四人は「有機ヨード・ネオマキス」と名付けた医薬品のカプセル剤などを「がん、高血圧、糖尿病などに効果がある」などと効能をうたい、知人らに販売するなどした疑いが持たれている。

 主宰者らは「ネオマキス」を「無機ヨウ素を有機ヨウ素に換えて完成させたもの」として、さまざまな難病に効果があると宣伝。「人間の盾」の参加者らにイラクなどで譲渡もしていたとみられている。

 さらに、「劣化ウラン弾による放射能被害の治療に効果がある」などと称し、イラク支援の名目で集めた寄付金で「ネオマキス」約二百六十万円分を購入。平成十四年から十五年にかけ三回に分けて大量に持ち出し、医療機関に手渡すなどしていた。カプセル剤などは、実際に患者たちに投与されていたという。

 同課は、主宰者がイラクへ持ち出すようになった経緯などについても追及する方針。

 産経新聞の取材に対し、主宰者は「免疫力を高め、飲んだときに悪いところに効く。吸い込んだ放射能を排出する働きがある」などと効能を説明。しかし、国内の購入者からは「効果がない」「かえって具合が悪くなった」などと健康被害を訴える声が上がっていた。

 主宰者は反米主義のイスラム教徒として知られ、二十年以上にわたってアラブ関係の活動を展開。イラク戦争の際には「人間の盾」への参加者を募集、自らも外務省の中止要請を振り切って入国していた。

(産経新聞) - 10月22日2時48分更新

622とはずがたり:2004/10/28(木) 23:38
シアヌークも引退し,次はアラファトですか。カストロは大丈夫か?
戦後どころか60年代・70年代も遠くなっていくねぇ。

アラファト議長の容体一応安定、後継巡り混乱も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000315-yom-int

 ヨルダン川西岸ラマッラの議長府で27日、一時、意識を失うなど生命の危機にさらされたパレスチナ自治政府のアラファト議長(75)の容体は28日、安定を取り戻したものの、依然として深刻な状態が続いている。議長府には自治政府幹部らが参集、「アラファト後」をにらみ対応策の協議に入った模様だ。しかし、議長は後継者を指名しておらず、権力の継承がどのような形で行われるかも不明で、後継体制作りをめぐり、自治政府が混乱する事態も予想される。

 自治政府のエレカト交渉相によると、議長の容体は28日、安定し、議長は午前3時半に起床し、朝の礼拝を行ったという。しかし、自治政府当局者の1人はロイター通信に、「議長は依然として重篤な状態にある」と語っており、情報は錯そうしている。

 AP通信によると、自治政府のクレイ首相は27日、議長を軟禁状態に置いているイスラエルのシャロン首相に電話し、議長に海外での治療を許可するよう要請、シャロン首相は了承した。エレカト交渉相は、ヨルダンやエジプトから駆け付ける医師団の判断を待って、議長に、議長府を出て病院で治療を受けさせるかどうかを決める方針だ、と語った。

 議長夫人のスーハさんは28日中に、滞在先のフランスから議長のもとに到着する。

 一方、イスラエル紙イディオト・アハロノトによると、自治政府の閣僚らが議長府に招集され、「アラファト後」について協議を始めた。

 同紙によると、議長は、自身が職務不能に陥った場合、クレイ首相とアッバス前首相、ザヌーン・パレスチナ民族評議会(自治区以外のパレスチナ人も含むすべてのパレスチナ人の意思決定機関)議長の3人からなる「指導部」を設置するとの議長令に署名したとされる。事実とすれば、集団指導体制作りへの布石とみられるが、これを否定する報道もあり、確認はされていない。

 議長は最高指導者としての自分の地位がおびやかされるのを恐れ、これまで後継問題には一切口をつぐんできた。

 自治政府の憲法に当たる基本法は、議長が死去した場合、パレスチナ評議会(国会に相当)議長が職務を代行し、60日以内に議長選を実施すると規定している。
(読売新聞) - 10月28日22時40分更新

623とはずがたり:2004/10/31(日) 17:18
最悪の事態となりましたが,日本が国際社会で名誉ある地位を占めるための活動で尊い命を犠牲にした香田さんを靖国で祀ってあげよう。。さすれば俺も参拝する。

政府、香田証生さん殺害を確認…バグダッドに遺体
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041031-00000003-yom-pol

 町村外相は31日午前、外務省で記者会見し、イラクで武装組織に拉致・拘束されていた香田証生(しょうせい)さん(24)=福岡県直方(のおがた)市=が殺害されたことを確認したと発表した。

 イラク当局から、日本人と見られる男性の遺体がバグダッド市内で発見されたと現地の日本大使館に連絡が入り、大使館関係者が指紋などを採取して照合した結果、政府は、この遺体が香田さんであると断定した。

 町村外相は記者会見で、「民間人の命を奪った今回のテロは断じて許されない。今後とも、断固たる姿勢でテロとの戦いを続けなければならない」と強調。「テロに屈する形で自衛隊を引き揚げることはしない」と述べ、自衛隊によるイラク復興支援を継続する考えを明らかにした。政府は遺体をクウェート経由で日本に搬送する予定だ。

 イラクでは、昨年11月に奥克彦参事官(当時)ら外交官2人、今年5月には橋田信介さんらフリージャーナリスト2人が殺害されており、日本人の犠牲者は5人目。

 AP通信などによると、香田さんの遺体は30日夜(日本時間31日未明)、バグダッド中心部に近いハイファ通り付近で、頭部と胴体が切断された状態で見つかった。遺体を調べた警官や病院関係者によると、香田さんはジーンズとベージュ色のTシャツを身につけ、両手、両足を縛られていた。遺体は米国旗で覆われていたという。

 香田さんは、ヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者が率いる「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」とみられる武装組織に拉致された。武装組織は26日夜(日本時間27日未明)、香田さんを拘束したビデオ映像をインターネットに流し、日本政府が48時間以内にイラクに駐留する自衛隊を撤退させなければ殺害する、と警告していた。
(読売新聞) - 10月31日11時54分更新

624名無しさん:2004/11/03(水) 16:01
「募金に利用しないで」 香田証生さんの家族
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000119-kyodo-soci

 イラク日本人殺害事件で犠牲となった福岡県直方市の香田証生さん(24)の家族は2日、
直方市を通じ、事件を政治活動に利用したり、募金活動などを行わないでほしいとの意向を
明らかにした。
 香田さんの家族が同市に託したメッセージは「証生は何のグループにも属さず、政治活動も
行っておりません」とした上で「事件を受けていろいろな活動が行われていますが、
募金カンパ等の資金集めにはこの事件を利用しないでください。
純粋に平和を願う活動のみを行われることを願います」としている。
 家族は、集会などでの写真の利用もやめてほしいとの意向という。
 この日午前、直方市幹部が香田さん宅を訪れ家族に面会。意向を記した文書を受け取った。
 同市幹部によると、両親は、香田さんの遺体が確認された後は寝込んでいたが、
2日は起きられるようになった。
(共同通信) - 11月2日17時0分更新

625名無しさん:2004/11/03(水) 16:02
直方市に批判の電話相次ぐ
http://www.sankei.co.jp/news/041101/sha110.htm

 イラク日本人殺害事件で、香田証生さん(24)の家族を支援している福岡県直方市に、香田さんの死亡判明後も「なぜ公金を使って支援するのか」といった批判の声が多く寄せられていることが1日分かった。

 直方市によると、香田さんの死亡が伝えられた10月31日から1日正午までに、電話やファクスなどで受けた外部からの声を集計したところ批判が26件あり、「家族に力を落とさないよう伝えてほしい」といった内容が17件だった。

 同市が対策本部を設置した10月27日以降では、批判が約120件、好意的な声は25件にとどまった。批判は大半が匿名だったという。

(11/01 19:41)

626名無しさん:2004/11/04(木) 19:03
「10大誤審」に韓国の試合4件 FIFA制作DVD
http://www.asahi.com/sports/update/1103/135.html

 韓国の聯合ニュースによると、韓国サッカー協会は3日、国際サッカー連盟(FIFA)が制作したDVDの中でワールドカップ(W杯)の「10大誤審」に韓国戦が4件も含まれていたことについて、FIFAに対して遺憾の意を表明すると決定した。

 FIFAは創立百周年を記念して制作した映像で「10大誤審」を紹介。02年W杯日韓共催大会の韓国―イタリア戦で、イタリアの主力トッティが退場になった場面など、韓国の試合が4件含まれていた。協会側は制作の経緯も開示を求める方針という。(共同)

(11/03 21:19)

627とはずがたり:2004/11/05(金) 00:54
>>624-625
こういうの見聞きすると,政府の弱腰をヒステリックに批判してファシズムを側面から後押しした戦前日本の一般庶民の言動を思いだしてぞっとします。。
大丈夫かねぇ。。

628名無しさん:2004/11/05(金) 21:03
日韓会談「鹿児島やめて」 韓国、西郷さん出身地嫌う?
http://www.asahi.com/politics/update/1104/010.html

 鹿児島県指宿市で12月17、18日に開く予定の日韓首脳会談について、韓国の潘基文(パン・ギムン)外交通商相は3日、会談場所の変更を検討していることを明らかにした。韓国記者団の質問に答えた。韓国の聯合ニュースによると、鹿児島が「征韓論」を唱えた西郷隆盛の故郷であることから、首脳会談の場所としてふさわしくない、との意見が政界の一部で出ているという。

 潘外相は3日、鹿児島以外で開く可能性について記者団に問われ、「今の時点で話をするのは何だが、検討中であるのは確かだ。(進展を)見守ろう」と答えた。金鍾民・大統領報道官も同日、「そうした問題提起を傾聴している」とした上で「だが、どんな方向にいくかは決まっていない」と述べた。

 同ニュースなどによると、政界の一部からは、明治維新の後に西郷ら薩摩藩勢力が朝鮮出兵を求める征韓論を主張したことや、指宿周辺に第2次大戦時の神風特攻隊の基地があったことから、「鹿児島は軍国主義の色彩が濃い」と憂慮する声が出ているという。指宿での首脳会談は小泉首相の強い希望とされ、ハノイで先月、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と会談した際に、同地開催で合意していた。(11/04 22:57)

630名無しさん:2004/11/08(月) 21:52
核関連実験に政府一部関与 「軍事色」疑惑強まる 韓国
http://www.sankei.co.jp/news/041108/kok037.htm

 今年9月に表面化した韓国の未申告核関連実験問題で、韓国側が国際原子力機関(IAEA)の査察に対し、科学技術省の高官が実験を承認するなど、政府当局者の一部関与を認めていたことが分かった。IAEAに近い複数の外交筋が明らかにした。
 韓国側は一連の実験について「純粋に研究目的で行われ、政府は知らなかった」と釈明。しかし政府の一部関与が判明したことで今後、実験の目的についても本当に科学的な研究のためだったのかなど疑惑が深まりそうだ。
 IAEAでは今月25日からの定例理事会(35カ国)で、韓国の未申告実験問題を審議する予定。韓国政府は今理事会で問題の収拾を図りたい意向だが、IAEA内部や一部の理事国には「政府関与の程度など未解明な点が多い」(外交筋)と徹底的な究明を求める声もあり、調査が継続される可能性も出てきた。
 外交筋によると、韓国側は9月下旬の査察で、一連の実験が科学者のみの判断で行われたのでなく、韓国原子力研究所の幹部や科学技術省の高官の承認があったことを認めた。また現時点では大統領や首相レベルの関与はないと判断されるという。
 韓国の未申告核関連実験問題で、政府の一部関与が判明したことにより、実験は韓国政府が説明していたような純粋な学術目的ではなく、核兵器開発の基礎技術の温存など軍事色の強いものとの疑惑が強まるのは確実だ。
 11月25日からの国際原子力機関(IAEA)定例理事会で、同問題についてさらなる調査が必要との結論となった場合、この問題を6カ国協議の障害と主張してきた北朝鮮が反発、協議への影響は必至だ。
 IAEAは既に韓国政府が1970年代、朴正煕元大統領の指示でひそかに進めていた核兵器開発計画にまで調査の範囲を広げ、科学者への事情聴取などを実施。
 その結果、一連の実験が個別に行われていたのではなく、科学技術省などの承認で一貫して組織的に行われていたことをつかみ、「純粋な研究とは考えにくい」(IAEA当局者)との結論に近づいているという。また、科学者らによる1980年代の劣化ウラン弾製造も重視。保障措置(核査察)協定違反には当たらないものの、「核物質を軍事的にとらえていた証拠」(外交筋)とみている。(共同)
(11/08 09:48)

631名無しさん:2004/11/10(水) 20:53
中国?の潜水艦が領海侵犯、政府が海上警備行動発令
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041110-00000206-yom-pol

 中国海軍と見られる潜水艦が10日、沖縄県の宮古列島の多良間島周辺の日本領海を潜航し、午前5時ごろに日本の領海(12カイリ=約22キロ・メートル)を侵犯した。

 情報を得て追跡していた海上自衛隊の哨戒機P3Cが確認、政府は午前8時45分、小泉首相の承認を得て大野防衛長官が海上警備行動を発令した。同行動の発令は1999年3月に能登半島沖で発生した北朝鮮の工作船事件以来、2度目。細田官房長官は同日の記者会見で、「極めて遺憾だ」と述べた。現場付近の海域は、天然ガス田の開発などをめぐって中国側が自国の排他的経済水域(EEZ、領海基線から200カイリ=約370キロ・メートル)と主張し、日本との間で境界に関して争いとなっている。

 防衛庁関係者などによると、海上自衛隊は8日からこの潜水艦を追跡していた。10日午前5時ごろ、この潜水艦は日本領海内に入り約3時間、潜航し、領海外に出た。海上警備行動の発令は、この後だった。海上自衛隊は、潜水艦が領海内にいる際、ソナー(水中音波探知機)を投下し、浮上して国籍を示す旗を掲げるよう通告した。反応がなかったため、領海外に退去するよう求めた。警告射撃はしなかった。潜水艦が領海外に出た後は、P3C2機を出動させて追跡している。このほか、護衛艦2隻やヘリコプターが現地に向かっている。

 潜水艦の船籍について防衛庁関係者は同日、「中国海軍と見られる」と語った。

 政府筋によると、潜水艦は正午現在、中国海軍の基地がある中国東岸に向かっているという。途中には尖閣諸島があり、周辺の日本の領海に再び入る可能性もあるため、引き続き警戒を強めている。

 細田長官は記者会見で、「早朝から国籍不明の潜水艦が沖縄県先島群島周辺海域の領海内を潜航したことがわかり、P3Cが確認した。すでに領海内を脱しているが、どういう行動をとるか追尾している」と述べた。潜水艦の船籍については、「不明だ」とした。

 細田長官は「どういう国籍、どのように行われたかを整理しなければならない。明らかになればしかるべき措置をとる」と強調した。

 政府は1996年12月の閣議で、領海内を潜航する国籍不明の潜水艦には閣議決定を経ずに首相の判断で海上警備行動を発令できるよう改めた。こうした対応をとるのは今回が初めてとなる。

 海上自衛隊は5日には、種子島(鹿児島県)の南東の太平洋上で、中国海軍の潜水艦救難艦と曳船(えいせん)の航行を確認しており、政府はこうした動きとの関連も調査する方針だ。

 ◆海上警備行動=防衛長官が、海上での人命、財産の保護や治安維持のために特別の必要があると判断した場合、首相の承認を得て、海上自衛隊の部隊に命ずる行動。自衛隊法82条で規定されている。行動にあたる自衛官には、正当防衛、緊急避難を目的とした武器の使用や、船舶への立ち入り検査、停船・進路変更などの権限が付与される。
(読売新聞) - 11月10日14時53分更新

632とはずがたり:2004/11/10(水) 21:08
俺はめちゃめちゃ親中派だから既に巨大経済大国中国へ敬意を表して中国へのODAなんて不要だと思っている。
日本企業が中国進出する際に必要なんかね?日中友好を阻害するような形で減らされるのはどうかと思うが減らしていくのが正常な形なのでははないかと思わざるを得ない。

対中ODA「必要性見あたらぬ」…参院調査報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041110-00000002-yom-pol

 参院は10日、政府開発援助(ODA)の運用実態や今後の在り方に関する調査報告書をまとめた。

 中国については国防費が著しい伸び率を示していることから、「(日本からの)援助で浮いた財源を、こうした部門への支出に振り分けているのではないか」との懸念を表明し、対中ODAを「引き続き推進することの必要性は見あたらなかった」と結論づけた。

 報告書は、ODAの効率的な運用を図ることを目的に、今年8月に参院調査派遣団が行った中国、インドネシアなどへの視察をもとに作成した。

 この中で、中国の国防予算が2004年度は対前年度比伸び率は11・6%となるなど、「国防費の伸び率はGDPの伸び率を大きく上回り、軍事力を増強してきている」と分析。さらに「有人ロケットの打ち上げなどに莫大(ばくだい)な予算を充てている」ほか、「第三国に対し経済援助を実施している」ことも指摘した。

 その上で、「(日本の)サラリーマンはリストラに不安を抱き、中小企業や農民は中国からの輸入品との厳しい競争にさらされている状況の下で収めた税金」が対中ODAとして使われることについて、「割り切れない感情が国民の間にある」と分析。対中円借款は「廃止をも視野に入れ、当面は元本残高が増加しない程度まで縮減すべきだ」と求めている。
(読売新聞) - 11月10日12時56分更新

633とはずがたり:2004/11/11(木) 18:20
アラファト議長が死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000006-yom-int
 パレスチナ自治政府のエレカト交渉相は11日朝(日本時間同日午後)、ヨルダン川西岸ラマッラの議長府で記者団に対し、パリ郊外のペルシー軍病院に入院していたパレスチナ解放機構(PLO)議長でパレスチナ自治政府議長のヤセル・アラファト氏(75)が同日死去したと述べた。
 同病院のエストリポー報道官によれば、死亡時刻はフランス時間同日午前3時半(日本時間同日午前11時半)。死因は明らかにされていない。
 アラファト氏は1969年にPLO議長に就任して対イスラエル武装闘争を指揮したが、93年に同国との相互承認に踏みきり94年に自治をスタートさせるなど、パレスチナ民族解放運動を体現。一方、2000年秋に始まったインティファーダ(反イスラエル闘争)を放置し、イスラエルや米国から和平プロセスを崩壊させた張本人と非難されるなど、波乱の生涯を送った。議長に代わってパレスチナ民衆をまとめきれる後継者は見あたらず、当面、パレスチナ情勢が流動化する恐れもある。
 議長は10月27日に、ヨルダン川西岸ラマッラの議長府で容体が急変。医師団に「血液疾患」と診断され、29日にヨルダン経由でパリに移送された。11月4日に危篤となり、人工呼吸器によって辛うじて生命を維持している状態だった。高齢に加え、数年前からパーキンソン病も患っていた。自治政府のシャース外相は10日、ラマッラで、議長は脳内出血のため脳が一部しか機能しておらず、容体は一層深刻化していると述べていた。
 当面は、PLOナンバー2のアッバス事務局長や自治政府のクレイ首相らによる集団指導体制となる見込み。パレスチナ指導部は10日の会合で、自治政府議長ポストは当面、パレスチナ評議会のファトゥーハ議長が引き継ぐことを決めた。エジプト・カイロで告別式を行った後、ラマッラで葬儀を行い、議長府内に埋葬するとの段取りも決めた。

 ◆ヤセル・アラファト議長=1929年8月24日生まれ。生地はエルサレム、ガザ、カイロなど諸説がある。50年代末にファタハを創設し対イスラエル武装闘争を開始。69年にパレスチナ解放機構(PLO)の第3代議長に就任。ヨルダン軍との内戦(70―71年)、イスラエル軍のレバノン侵攻によるベイルート撤退(82年)を経て、93年にイスラエルと平和共存をうたったパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)に調印した。
 94年7月にPLO本部のあったチュニスからガザ地区に帰還。同年、イスラエルのラビン首相、ペレス外相(いずれも当時)とともにノーベル平和賞を受賞した。2000年秋のパレスチナ人によるインティファーダ発生をきっかけに、01年末以来イスラエル軍によりヨルダン川西岸ラマッラの議長府内で軟禁状態に置かれていた。
(読売新聞) - 11月11日13時57分更新

PLO新議長にアッバス氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041111-00000112-yom-int
 ロイター通信によると、パレスチナ解放機構(PLO)執行委員会は11日、死去したアラファト議長の後任に、アッバス同委事務局長を選出した。
(読売新聞) - 11月11日17時58分更新

634名無しさん:2004/11/12(金) 21:59
IAEA、韓国のウラン実験に「深刻な懸念」表明
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041112i203.htm

 【プラハ=石黒穣】国際原子力機関(IAEA)は11日、韓国で未申告で行われていた一連の核関連実験に関する報告をまとめ、理事国に配布した。

 報告は、ウラン濃縮実験が、韓国原子力研究所長の許可の下で行われ、14人の研究者が参加したと指摘。1993年から、2000年に実際の濃縮が行われるまで、ウランの気化実験など関連実験が10回以上行われていたことを明らかにした。

 こうした事実は、実験が計画的に行われたことを強く示唆するもので、報告は、韓国が、核拡散防止条約(NPT)の保障措置協定で義務づけられた報告義務を履行しなかったと糾弾し、改めて「深刻な懸念」を表明した。

 報告はまた、韓国側による隠匿の動きも伝えている。ウラン濃縮が行われた中部・大田の韓国原子力研究所のレーザー施設では、IAEAが立ち入り検査実施を2002年12月から求めていたにもかかわらず、韓国側が今年3月まで拒否し続けていた。

 1982年に行われたプルトニウム抽出実験では、試料の劣化ウラン2・5キロについて、IAEAに虚偽報告を繰り返していたことも明らかになった。

 一方で、一連の実験が明るみになった今年夏以後の韓国の対応に関しては、情報開示や関係者の聴取、関連施設査察に積極的に協力していると評価。同研究所長の許可に言及した以外、科学技術省など政府の関与には触れていない。韓国が未申告実験を続けている兆候はないとも述べている。

 報告は、今月25日からのIAEA理事会で、韓国への対応を協議する、たたき台になる。

635とはずがたり:2004/11/13(土) 04:54
オランダ軍、来年3月にサマワ撤退
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041113-00000101-yom-int

 ロイター通信によると、オランダのANP通信は12日、カンプ国防相の話として、イラク駐留の同国軍1350人が来年3月、当初の予定通りに撤退すると伝えた。

 米英は駐留延長を要望していたが、カンプ国防相によると、オランダ内閣は同日、これを拒否する閣議決定をしたという。

 オランダ軍は陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワを含むムサンナ県の治安維持を担当。昨年8月から駐留を開始、政府は今年6月、来年3月までの駐留延長を決めた。オランダ軍はサマワの自衛隊と治安問題で情報交換するなど密接な関係を保っているだけに、撤退が自衛隊の活動にも影響を及ぼすことになる。

 オランダ軍は、陸自宿営地に迫撃砲弾などを撃ち込む武装勢力に関する情報提供や、迫撃弾を追尾するレーダー情報の提供など、宿営地の安全確保で自衛隊と緊密に協力してきた。

 オランダ軍が撤退した場合、イラク南部全体の治安維持の責任を負う英軍との緊密な協力関係の構築が不可欠となる。フーン英国防相は今年9月に来日した際、石破防衛長官(当時)に対し、「英軍が自衛隊への支援に必要な措置はしっかりとる」と約束していた。

 イラクからは今年、スペイン、フィリピン、タイなどが駐留軍を撤退させた。
(読売新聞) - 11月13日3時4分更新

636とはずがたり:2004/11/14(日) 04:43
イラク全土は内戦地域だよ。。まったく。

ファルージャで武装勢力1000人を殺害
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041113-00000012-yom-int
 イラク暫定政府のカシム・ダウド国家安全保障担当国務相は13日、バグダッドで記者会見し、米・イラク軍が中部ファルージャで行っている武装勢力掃討作戦で、これまでに武装勢力1000人以上を殺害、約200人を拘束したと発表した。

 しかし、米軍が潜伏していると見ていたヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者とファルージャ武装勢力指導者アブドラ・ジャナビ氏については、「逃走した」と述べた。
(読売新聞) - 11月14日3時6分更新

イラク武装勢力、モスル南・西部を支配下に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041113-00000113-yom-int

 イラク北部のイスラム教スンニ派拠点都市モスルで、武装勢力が攻勢を強め、ロイター通信によると、13日までに市南部、西部を支配下に置いた。市内全域で緊張が高まっている。
 事態収拾のため、イラク暫定政府は現地に国家警備隊を増派。AP通信は、米軍が中部ファルージャ攻略作戦に参加していた1個歩兵大隊をモスルに転戦させたと伝えた。
 モスルでは10日以降、武装勢力が各地の警察署や行政庁舎、クルド政党の事務所などの襲撃を繰り返し、警察署などを占拠。現地からの報道では、市南部、西部地区では警官の姿は見えず、自動小銃やロケット砲で武装した男たちが建物周辺や道路などで警戒にあたっている。
 米軍当局者によると、武装勢力との戦闘で、これまでに国家警備隊10人、米兵1人が死亡した。
 現地当局者によると、襲撃を受けた警察署では、警官の大半が応戦もせずに逃走。AFP通信は、住民が外国企業の事務所に押し入って食料や備品を持ち出すなど一部で混乱が起きていると伝えた。暫定政府は、モスル警察署長を解任。新たに派遣した国家警備隊が市内を警戒、武装勢力とにらみ合いを続けている。
 現地の米軍当局者は、ファルージャを逃れた武装勢力が加わっているとの見方を否定しているが、ある武装勢力メンバーはAFP通信に対し、「(米・イラク軍による)ファルージャへの攻勢を弱めるため、新たな戦線を開くのが狙い」と述べた。
(読売新聞) - 11月14日3時17分更新

637無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/14(日) 11:21
中国2009年優位に 台湾、ミサイル防衛急務 軍事バランス政府分析
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041114-00000003-san-pol

 台湾海峡をはさむ中国と台湾の軍事力比較について、日本政府部内で「二〇〇九年になれば軍事バランスは逆転する」との極秘分析が行われていたことが分かった。政府関係者が十三日に明らかにした。中国海軍の原子力潜水艦が日本領海を侵犯するなど、日本近海でも中国軍の動きが活発になっている中、中国が近い将来、質的にも台湾より優位に立つとの分析は日本での安全保障論議にも影響を与えそうだ。
 政府関係者によると、分析は防衛庁で行われ、このほど首相官邸にも報告された。分析は中国が台湾独立を阻止するため台湾に武力行使した場合を想定したもので、中国が保有する核戦力の使用は考慮に入れていない。
 平成十六年版防衛白書は「中国の軍事力の近代化は急速に進んでおり、近い将来にも台湾の質的優位に大きな変化を生じさせる可能性もある」と予測する一方、海、空軍力については「中国が量的には圧倒しているが、質では台湾が優位」と評価した。このため分析は中国がいつ制空権、制海権の優位性を確保するかに焦点を絞っている。
 制空権については、台湾は仏製ミラージュ、米国製F16の計約二百機を保有、中国はロシア戦闘機スホイ27、スホイ30の導入を進めた結果、二百機程度に達し台湾に近い華南地方に集中配備しているとし、「〇九年ごろには中国は航空優勢を確保する」とみている。
 制海権の分野では、中国は超音速対艦ミサイルを運用可能な杭州(ソブレメンヌイ)級ミサイル駆逐艦二隻と静粛性に優れるキロ級四隻をそれぞれロシアから導入、潜水艦六十九隻(台湾は四隻)を保有しており、「台湾が米国からイージス艦を導入しても〇七年には中国が台湾より有利になる」と分析している。
 陸軍兵力では、中国が約百七十万人と約二十万人の台湾を圧倒するものの、中国は上陸作戦能力に限界があり、弾道ミサイルの充実で、台湾への威圧を増すことを狙う。東風15や東風11などを五百基以上台湾対岸に配備し、さらに今後数年で増加するとされている。
 台湾は、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備で対抗しているが、分析は「今度はイージス艦の配備がないとミサイル防衛を効果的にできない」と指摘、シミュレーション結果に基づいて「中国は五波約十時間に及ぶミサイル攻撃で台湾に壊滅的な打撃を与える」と判断している。
 台湾でも「スホイ戦闘機には対処できても弾道ミサイルで空港などが破壊されては太刀打ちできない」(軍関係者)とされ、ミサイル防衛の強化が急務となっており、米国からのPAC3購入問題は、十二月の立法委員(国会議員に相当)選の争点ともなっている。
 装備の急拡充を進める中国の動きは日本政府の警戒感も強めそうだ。

638とはずがたり:2004/11/14(日) 20:58
そりゃほんとは日露和親条約で決めたように四島返還で更に樺太を雑居地にしたいけど,現実問題二島返還で取り敢えずは良いではないか?
其れよりもサハリン州と自由貿易協定結んで経済的にがっちり円経済圏に組み込んだ方が良い。将来サハリン州が日本への吸収を希望するかもしれないし。
時に国後・択捉からの引揚者には国家からの補償とかは出てるのでしょうか?

北方2島返還は義務=ロシア外相が表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041114-00000409-jij-int

ロシアのラブロフ外相は14日、日ロ間の北方領土問題について、歯舞(はぼまい)、色丹(しこたん)の2島引き渡しをうたった1956年の日ソ共同宣言はソ連時代からの義務であり、それによって領土問題に終止符を打ちたいと述べ、2島返還によって決着させる考えを明らかにした。ロシアのNTVテレビとのインタビューで、日中両国との領土問題を論じた中で語った。 
(時事通信) - 11月14日19時1分更新

639名無しさん:2004/11/14(日) 21:58
いやいや、ロシア人のしたたかさを見くびってはいけません。やはり、四島全てを一括して返してもらわないと!経済的利益の問題だけでなく、日本の主権、元住民の財産権がかかった話ですから、妥協してはなりません。

640とはずがたり:2004/11/14(日) 22:12
日本は戦争で負けたんだし戦後米ソ冷戦の中アメリカ側に着いたんだから領土返せと云うのは虫の良い話しだと思います。
二島が帰ってくるだけで御の字だと個人的には思います。四島に固執する限り絶対に二島は帰ってきませんからね。
まぁ二島の経済的利益<<国家の体面と云う事で国民や道東の住民のコンセンサスが出来てるなら今のままで良いんでしょうけど。

641639:2004/11/14(日) 23:23
いくら戦争で負けたと言っても、北方四島は、条約を破ったソ連に、終戦のドサクサ紛れに占領されたわけでしょう?ソ連がサンフランシスコ条約に署名しなかったこともありますし、国際法的には、間違いなく日本の領土なんです。それを主張することは、虫が良い話でも、権利の濫用でもありません。要は、侵略戦争を繰り返してはならないとか、民族差別はいかんというだけのことであって、固有の領土についての権利まで主張しないというのは、あまりに卑屈すぎる話だと思いますね。「円経済圏」という「金の話」だけで片付けるのは、いかがなものでしょうか。

642とはずがたり:2004/11/15(月) 00:27
カネの話は国家のくだらない面子なんかより大事だと思います。
今北海道の根室の漁民の状況は全く知りませんが,冷戦期は目の前にある豊かな漁場が有りながら漁業も出来ず困ってたというイメージがあります。良く危険を冒して密漁して拿捕されたりしてました。
今は国境も緩やかになってそんなに困ってないと云うならまぁずっと正論を主張し続けててもいいんでしょうけど,二島返還が根室地方の生活を豊かにするなら殆どなんの利害もない我々が2島返還をタブー視することは無いかと。
そもそもこの地方の過疎化の時代に国後・択捉が帰ってきて一体何人の人が帰島するんですかね?

643magenta:2004/11/15(月) 00:48
将来四島返還が実現した暁には、定住意思を持つロシア系住民は日本国籍取得が認められるのか、暫定的に二重国籍で行くのか。
はたまた移住か。
最終的には住民自身の選択に任せられるべきことなのでしょうが。

644magenta:2004/11/15(月) 00:56
アラファト氏の財産どこに?=一部は散在か−パレスチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041114-00000390-jij-int

 【エルサレム14日時事】アラファト・パレスチナ自治政府議長の死去に絡み、アラファト氏が保有・管理していた「巨額財産」の行方に注目が集まっている。スーハ夫人と議長側近ら自治政府側との最終局面でのもめ事は、アラファト氏の財産が原因になったとの憶測も流れている。
 米経済誌フォーブスは2003年、長者番付の「王族・独裁者」部門でアラファト氏を6位に位置付け、少なくとも3億ドル(約320億円)の評価資産があると報じた。
 パレスチナ解放機構(PLO)関係者は米メディアに対し、1990年のイラク軍のクウェート侵攻後にアラファト氏がフセイン・イラク大統領(当時)支持に回った後、フセイン氏から1億5000万ドル(約160億円)が渡ったと証言している。さらに、湾岸諸国から解放闘争名目の資金が流れ込んだほか、PLOは海外の航空会社やプランテーション、携帯電話会社などに投資してきたといわれる。
 この関係者によれば、アラファト氏は側近の支持を得るため複数の側近名義で銀行口座を開設。資金を分散させてきたため、同氏しか資金の全体像は把握できないとみられる。イスラエルの専門家は「アラファト氏の死去とともに巨額資産の約20%は失われるだろう」と語っている。 
(時事通信) - 11月14日15時1分更新

645とはずがたり:2004/11/15(月) 01:38
>>643
昔はソ連政府が定住者に補助金とか出してたみたいですが今はどうなってんでしょうねぇ。
補助金が廃止されて住民も苦しいみたいな話しをむかーし聞いた記憶がありますが。。
昔はアイヌの人々が自由に行き来してきた北海道・千島・サハリン地方ですから,日本だのロシアだのではなくそこに暮らす人達の暮らし向きが経済交流で改善すると良いんですがねぇ。

646とはずがたり:2004/11/15(月) 01:41
パレスチナ:
アラファト氏危篤 発言力強めるスーハ夫人−−“延命”決定権を掌握
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/archive/news/2004/11/08/20041108dde007030051000c.html

 ◇“延命”決定権掌握、容体の広報も左右

 パリ近郊のペルシー軍病院でアラファト・パレスチナ自治政府議長(75)の危篤が続く中、病室に付き添うスーハ夫人(41)の動向が注目を集めている。パリでの派手な生活ぶりが地元でひんしゅくを買っている夫人だが、看病を通じて事実上、議長延命の決定権を握り、発言力を強めている。

 夫人は集中治療室(ICU)で生命維持装置につながれた議長の隣に座り、議長に直接面会できるのは医師団のみ。軍病院広報官は夫人の意向を受け「質問は受け付けない」「容体は安定している」などと短い声明を繰り返している。

 イスラエル紙によると、夫人は広報官に対して病状に関するいかなる追加説明も加えないようクギを刺し、容体情報を左右。6日夜には医師団との面会中、「誰が議長と面会し、容体を報告するか」を巡りダハラン元自治政府治安担当国務相、ラシード経済顧問、ルデイネ議長顧問が夫人と口論する一幕もあったという。「議長のこん睡は続いている。決定権は今やスーハ(夫人)の手中にある」。イスラエル英字紙エルサレム・ポストがヨルダン川西岸の自治政府高官の話として伝えたところによると、医師団は夫人が生命維持装置を外す許可を出すのを待っている段階だという。

 夫人は銀行家の父、ジャーナリストの母のキリスト教徒家庭に生まれたパレスチナ人で、西岸で幼少時代をすごした。議長は夫人がソルボンヌ大留学中に知り合い、パレスチナ解放機構(PLO)の広報担当部門に取り立てた。父子ほど年齢の離れた2人は夫人がイスラム教に改宗した後、90年に結婚したが、2年間は世間に伏せられていた。

 長女のザフワさん(9)出産にあたり夫人はガザ地区を避け、パリの病院を選んだ。高級ブランドの服飾を好むぜいたく派。仏検察当局は昨秋、資金洗浄の疑いで夫人の口座に対する予備捜査に着手したが、夫人は「シャロン・イスラエル首相の差し金」と反論。自爆テロを容認するなど、過激な発言でも知られた。

 夫人は、パリで別居生活を送っていたが、10月29日の議長入院以来、密着しての看病が続く。パレスチナ指導部にアラファト後継に関するメッセージを託すなど、政治的言動も表面化し始めた。
毎日新聞 2004年11月8日 東京夕刊

647とはずがたり:2004/11/15(月) 01:41
アラファト氏死去 スーハ夫人遺産独占?
http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2004/11/12/01.html

 パレスチナ自治政府議長のヤセル・アラファト氏=パレスチナ解放機構(PLO)議長=が11日午前3時半(日本時間同11時半)、パリ郊外のペルシー軍病院で死去した。75歳だった。死因は明らかにされていない。パレスチナ最高指導者の死はパレスチナ情勢や中東和平の今後に影響を与えるとともに、議長が残したとされるばく大な遺産をめぐってスーハ夫人(41)と自治政府指導部の対立はさらに激化しそうだ。

 白血病説、脳死説などをことごとく否定したスーハ夫人。夫であるアラファト議長の死が発表されたものの、肝心の死因は主治医から説明されることはなかった。

 「夫人の意思で発表されないのだろう。病室で遺産を自治政府に渡さないために、何か策を練ったのではないか」とあるパレスチナ政府高官。3年間も夫と会っていなかった夫人が入院以来、議長の情報を一手に管理し、自治政府指導部を近づけなかったのは、遺産問題について協議せざるを得ない状況を避けたかったため、という憶測が広がっている。

 アラファト議長の資産額はさまざまな説があり、国際通貨基金(IMF)が把握している額は約42億ドル(約4494億円)。イスラエル情報当局は議長の個人口座の1つには約13億ドル(約1391億円)の残高があり、それと同額程度の口座が複数あるとみている。パレスチナの場合、議長の資産は自治政府の資産という側面もあり、議長自身が管理。銀行の口座番号や残高などは、議長しか知らないという。

 共同電などによると、スーハ夫人は1990年に結婚後、一時議長とともにガザに居住。しかし、ブランド品を身にまとい、高級外車を乗り回す姿は、庶民の反感を買った。イスラエルとの衝突が激化した01年からは、パリで一人娘(9)と生活。パレスチナ人の間では「民族が困難な時期に逃げ出した」と、非難する声が多い。

 議長の遺産をめぐって「夫人は議長の個人口座に入っているのなら、仮に自治政府の運用資金だとしても所有を主張する」との懸念をパレスチナ人の多くが抱いている。

 自治政府側は「議長の資産は、自治政府のものも含まれている。議長はパレスチナ人の代表であり、資産は民衆のものでもある」と主張。スーハ夫人が独占を画策すれば「公金横領で訴えることも十分考えられる」と指摘する米国の専門家も。

 ≪死因は毒殺?≫パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの指導者ハーレド・マシャル氏は11日、議長はイスラエル側に毒殺されたと述べた。中東の衛星テレビ、アルジャジーラで語った。同氏は「フランスやアラブ、パレスチナの医師は証拠を見つけられないかもしれない。しかし、この2週間の状況や医学的な報告は毒殺を示唆している」と指摘した。議長の死因は発表されておらず、生前から毒を盛られたとのうわさが出ていた。

 ≪葬儀はカイロ、埋葬はラマラの議長府に≫アラファト議長の遺体は11日夕(日本時間12日未明)、パリを出発。葬儀はカイロで12日に営まれ、遺体は同日中にもヨルダン川西岸ラマラの議長府に埋葬される。議長の死を受け、PLOの後継議長には、パレスチナ和平推進派のアッバス事務局長=自治政府前首相=が選出された。また、自治政府の暫定議長には、ファトゥーハ評議会議長が就任。パレスチナ基本法により、60日以内に自治政府議長の直接選挙が実施される。

 イスラエルのシャロン首相は、アラファト氏の死で中東和平が「歴史的転換点を迎えた」と表明したが、混乱や衝突を警戒し、西岸やガザを軍事封鎖した。

 議長の死によってイスラエルとの和平交渉が進展するとの見方もあるが、強力な指導力を持つ人材がおらず、先行きは不透明。内部分裂すればイスラエルを利することになり、新指導部が妥協的な姿勢をみせれば、民衆や強硬派組織が反発を強める可能性があり、しばらく混乱が続きそうだ。

648とはずがたり:2004/11/15(月) 01:44
>>644 >>646-647
アラファト議長とスーハ夫人。
昔の中国の皇后みたいな話しですねぇ。。

スーハ夫人から身ぐるみ剥がしてパレスチナ自治政府がパレスチナ人民の為に使えると良いんですが。。

649無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/15(月) 13:23
>>641
国際法的に日本の領土なのは間違いないんですかね?
他の領土紛争と違い、北方領土についてはまずこれがいつも気にかかります。

650無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/15(月) 14:20
ロシア、北方領土問題で2島返還の約束を認める=ラブロフ外相
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041115-00000391-reu-int

 [モスクワ 14日 ロイター] ロシアのラブロフ外相は14日、北方領土問題について、4島のうち2島を返還するとした旧ソ連時代の約束の存在を認めたが、日露両国はその実行の仕方について協議しなければならない、と語った。
 1956年の日ソ共同宣言では、2島の引き渡しがうたわれている。
 同外相は、ロシアのNTVテレビとのインタビューで、「われわれは、ソ連を継承する国家である」とし、「この意味において、1956年の宣言は、そうした責任の一部である」と語った。
 60年近く続いている北方領土問題は、両国関係の足を引っ張り、正式な平和条約の締結を阻んできた。
 日本は4島返還を望んでおり、この問題の部分的な解決には今のところ関心を示していない。

651名無しさん:2004/11/16(火) 00:40
>>649
基本的に領土問題は国際法よりも占領しているほうが強いですけどね。

外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/russia/index.html

トッピック
 北方領土問題の概要
参考資料
 パンフレット「われらの北方領土」

653無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/16(火) 03:32
>>651
政府見解ですから、こういってますけど、
「千島列島」というと択捉・国後まで含むと考えるのがむしろ一般的だと思います。

なんで日本はサンフランシスコ平和条約で千島列島を放棄したのかなあ。
ヤルタ協定がアメリカにとって引け目になっていたんじゃないかというところですね。
じゃないと、樺太千島交換条約で平和裏に獲得した千島を放棄する必要が無いものね。。

この問題については、調べていくと、↓の共産党の解釈に近くなっていきますね、私は。
http://www.jcp.or.jp/seisaku/01-bassui/210414_niti_ro_heiwakousyo.html
ただ解決方法までは、今のところ必ずしも共産党に同意はできません。
とはずがたりさんのおっしゃることにも一理あるというか、
外交上筋を通した対応が出来なかった以上、マイナス分を被った対応をせざるを得ないのかもなあとも思います。
半分以上アメリカのせいですが。

654とはずがたり:2004/11/16(火) 04:26
この辺りの話題はこの掲示板でもこれまでも何度か話題になってきました。
>>271-281
>>377-390
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/28-34

固有の領土だけど千島に含まれるから放棄したのか,固有の領土だから千島列島に含まれないのか?まぁアメリカ等にしてみればどっちでも良かったのでしょうけど・・。

帰って来た沖縄は放棄した領土とは違ってアメリカの信託統治に同意したと言う事なんですね。

(4)領土返還要求の大義を失った自民党外交
http://www.jcp.or.jp/seisaku/01-bassui/210414_niti_ro_heiwakousyo.html
 自民党政府が、領土返還要求の唯一の国際法的な根拠としたのは、サンフランシスコ条約での「千島放棄条項」を認める、しかし、択捉、国後、歯舞、色丹の四島は千島列島には含まれないのだから、日本に返還すべきだという主張、すなわち、“南千島は千島にあらず”という主張でした。

 これは、きわめて無理な主張でした。

 歯舞、色丹は、歴史的にいって、北海道の一部であり、千島列島には含まれません。しかし、択捉、国後は千島列島の一部であり、だからこそ、南千島と呼ばれてきたことは、日本と世界の常識でした。だから、“千島でないから返せ”という主張は、歯舞、色丹の二島については成り立ちますが、択捉、国後については成り立ちません。


http://list.room.ne.jp/~lawtext/1952T005.html
第二章 領域
第二条 領土権の放棄
(a) 日本国は、朝鮮の独立を承認して、斉州島、巨文島及び欝陵島を含む朝鮮に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
(b) 日本国は、台湾及び澎湖諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
(c) 日本国は、千島列島並びに日本国が千九百五年九月五日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
(d) 日本国は、国際連盟の委任統治制度に関連するすべての権利、権原及び請求権を放棄し、且つ、以前に日本国の委任統治の下にあつた太平洋の諸島に信託統治制度を及ぼす千九百四十七年四月二日の国際連合安全保障理事会の行動を受諾する。
(e) 日本国は、日本国民の活動に由来するか又は他に由来するかを問わず、南極地域のいずれの部分に対する権利若しくは権原又はいずれの部分に関する利益についても、すべての請求権を放棄する。
(f) 日本国は、新南諸島及び西沙諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
第三条 信託統治
 日本国は、北緯二十九度以南の南西諸島(琉球諸島及び大東諸島を含む。)、孀婦(そふ)岩の南の南方諸島(小笠原群島、西ノ島及び火山列島を含む。)並びに沖の鳥島及び南鳥島を合衆国を唯一の施政権者とする信託統治制度の下におくこととする国際連合に対する合衆国のいかなる提案にも同意する。このような提案が行われ且つ可決されるまで、合衆国は、領水を含むこれらの諸島の領域及び住民に対して、行政、立法及び司法上の権力の全部及び一部を行使する権利を有するものとする。

655名無しさん:2004/11/16(火) 09:18
返る見込みの全くない4島一括を言い続けるより、
クナシリ+エトロフへの要求を放棄する代わりに
南千島海域への入漁権を得る+2島返還、
とでもしたほうがいいと思うんですけどね。

656名無しさん:2004/11/18(木) 01:07
李登輝氏はかま姿 台湾
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000029-san-int
写真
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-02159322-jijp-int.view-001

 【台北=河崎真澄】前総統の李登輝氏が台湾でも若者に人気の高い日本のマンガ「魁!!男塾」(宮下あきら著)に登場する「江田島平八塾長」に扮(ふん)した。
 李氏が台湾で若手のエリートを集めて開いている「李登輝学校」の卒業生らが、李氏の熱血校長ぶりが「江田島塾長」に似ているとして、PR用に李氏の紋付きはかま姿の写真を撮影。近く同校のホームページに掲載することになった。
 剣道有段者の李氏は、竹刀を持つ姿も様になっていて、同校関係者は「写真撮影に李校長は喜んで応じてくれ、でき栄えは若者に評判がいい」と話している。一方、日ごろから李氏を「日本びいき」と批判している野党関係者は、「またも日本の肩を持った」などと“のろし”を上げ始めた。
(産経新聞) - 11月17日15時19分更新

657とはずがたり:2004/11/18(木) 02:07
>>656
おお,すげぇ(・∀・)

658とはずがたり:2004/11/18(木) 02:10
個人崇拝抜きでどうやって国を支えていくのかな?案外崩壊は近いのかも。

金総書記の「美称」消える=肖像撤去と連動−RP
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000156-jij-int
 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の朝鮮中央放送、平壌放送などは17日、金正日総書記が人民軍第754軍部隊を視察したとの報道の中で、肩書の後に必ず付けてきた「わが党とわが人民の偉大な領導者」という「美称」を消して伝えた。
 ロシアのタス通信は、金総書記の肖像撤去の動きについて、個人崇拝イメージの払しょくが狙いで、最高指導部の指示で行われていると伝えており、RPは「美称削除」はこうした動きと連動している可能性があると指摘した。 
(時事通信) - 11月17日23時1分更新

肖像画撤去に謎深まる=金総書記失脚には否定的観測
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041117-00000070-jij-int
 北朝鮮の政府機関の一部で、最高指導者・金正日労働党総書記の肖像画が撤去されたとの情報をめぐり、謎が深まっている。権力闘争、重病、後継問題との関連など諸説が浮上しているが、韓国政府は「さらに確認が必要だ」(鄭東泳統一相)として、慎重に事態を見極める構え。ただ、「軍に特別な動きがない」(政府筋)ことなどから、金総書記が失脚した可能性は低いとの観測が広がっている。 
(時事通信) - 11月17日19時1分更新

659とはずがたり:2004/11/18(木) 02:11
>>655
同意同感です。
更に日本の面子を立てるために引揚者の遺族の墓参等に際してのビザ無し渡航なんかも認めて貰えれば云う事無しかと。

660とはずがたり:2004/11/22(月) 03:48
そろそろ保守政党の労働党とリベラル政党の自由民主党の二大政党制かな?

英保守党 不倫でウソ、ホープ失脚 党勢ジリ貧…惜しむ声多く40歳・ジョンソン氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041122-00000010-san-int
 英最大野党、保守党の若手のエースだった下院議員が不倫問題で党首にウソをついたとして失脚、話題を呼んでいる。党内では当然視する声も強い半面、ジリ貧状態の党勢回復に格好の人材を議員活動とは無関係の問題で処分するのは惜しいとの見方も少なくない。
 渦中にいるのは、影の内閣の文化相を務めるボリス・ジョンソン氏(40)。華々しい経歴と豪快な性格は労働党のブレア首相の強烈な指導力の前に沈黙してきた保守党では久々の逸材とされる。
 私立の名門、イートン校からオックスフォード大を卒業、英紙、タイムズの見習い記者を振り出しにして、別の英紙、デーリー・テレグラフのブリュッセル特派員として活躍。帰国した一九九五年に中道右派の有力誌、スペクテーターの政治評論員に就任、九九年には編集長に抜擢(ばってき)された。
 その後、二〇〇一年の総選挙でオックスフォードシャー州の選挙区から出馬して初当選した。
 金髪でインテリ、ジョギングを欠かさないスポーツマンというイメージで売り出し、テレビ番組への露出度も高く、将来の保守党の党首候補の筆頭株にのし上がった。
 だが、同誌編集長をその後も兼務し続けたのがあだになったようだ。
 虚偽の引用が元でかつてタイムズを追われたと暴露される一方、スペクテーター誌では、十月にイラクでの人質事件で殺害されたビグリーさんを悲しむ地元リバプールの市民を大げさだとうっかり論評し大問題になった。
 謝罪で事なきを得たものの、今度は、同誌女性コラムニストとの不倫が発覚。醜聞を嫌うハワード保守党党首が真相をただした際に誠実に話さなかったとして、同党首の逆鱗(げきりん)に触れ、ついに十三日に影の内閣から放逐された。
 同議員は「だますつもりはなかった」と平謝りの体だが、悪いことに同誌では副編集長と受付嬢との不倫などのスキャンダルが続出している。
 同議員は低迷が止まらない保守党に今こそ必要な“華”のある人材であるだけに、再起を願う声は党内に強いという。
(産経新聞) - 11月22日2時50分更新

662とはずがたり:2004/11/22(月) 23:45
親ロシア派の首相が当選濃厚に ウクライナ大統領選
http://www.asahi.com/international/update/1122/015.html

 大接戦となったウクライナの大統領選挙の決選投票(開票率99.38%)は22日午後、ロシアのプーチン大統領が応援する親ロシア派のヤヌコビッチ首相が得票率49.42%、親欧米派で野党連合「われらのウクライナ」議長のユシチェンコ元首相が46.70%となり、ヤヌコビッチ首相の当選が有力になってきた。しかし首都キエフでは、当初優勢が伝えられたユシチェンコ氏を支持する市民らが大規模な抗議デモを断続的に展開。当確判定でこじれ、確定がずれ込む可能性もある。

 同日未明から早朝にかけ、1万人規模の集会やデモで選管への抗議を示したユシチェンコ氏は、出口調査では自分が勝っていたと強調。市民への演説で「選管の集計はでっちあげだ」と主張した。ヤヌコビッチ氏の支持基盤である東部ドネツク州など数カ所の投票所で投票箱が盗まれたり、不正投票の疑いがあるとして、集計を無効とするよう求めている。欧州連合(EU)や欧州安保協力機構(OSCE)にも不正追及の協力を求める考えで、職場や学校などに政府への抗議行動を全国展開するよう呼びかけた。

 西部の主要都市リビウの市議会は、すでにユシチェンコ氏を「大統領」と認定。選管発表にかかわらず、両陣営が選挙違反などの訴訟合戦を起こすことも予想され、最終判定までは波乱含みの様相を深めている。

(11/22 23:16)

663無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/11/23(火) 09:32
ウクライナに選挙の検証要求=「深刻な懸念ある」−EU外相理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041123-00000170-jij-int

 【ブリュッセル22日時事】欧州連合(EU)外相理事会は22日、ウクライナ大統領選決選投票の結果に「深刻な懸念がある」として、同国当局に結果の見直しを含めて選挙全般を検証するよう求めた。
 議長国オランダのボット外相は記者会見し、「(選挙は)EUが期待していた国際的な基準に達していない」と懸念を表明。ソラナ共通外交・安全保障上級代表も「ウクライナの運命はこの問題をどう処理するかにかかっている」と指摘した。

親ロ派首相の当選祝福=既成事実化狙う−プーチン大統領
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041123-00000181-jij-int

 【キエフ23日時事】インタファクス通信によると、ブラジル訪問中のプーチン・ロシア大統領は22日、ウクライナ大統領選で当選確実となった親ロ派のヤヌコビッチ首相に電話し、選挙の勝利を祝福した。
 同首相の当選を認定した外国指導者はプーチン大統領が初めて。プーチン政権は同首相の当選を望み、露骨な肩入れをしてきた。欧米諸国が不正批判を強める中、首相の当選を認めることで既成事実化する狙いとみられる。

664とはずがたり:2004/11/24(水) 13:13
ウクライナ、野党候補が「臨時政権」樹立方針表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000102-yom-int
 [キエフ=古本朗] ウクライナ大統領選挙決選投票を巡る政治危機は23日夜(現地時間)、民主野党連合のビクトル・ユシチェンコ候補が一方的に新大統領就任宣誓を行ったのに続き、事実上の臨時政府樹立の方針を宣言するなど革命的状況に突入した。また、5000人の野党デモ隊が大統領府へ行進、警官隊とにらみ合うなど、危機は決定的局面を迎えている。

 露タス通信によると、野党側本部は、ユシチェンコ氏が24日、先に「当確」が発表された政権側候補、ビクトル・ヤヌコビッチ現首相と、クチマ現大統領の仲介で3者会談に臨む、と発表。その場でユシチェンコ氏の勝利を認める政治決定が下される、との期待を表明した。

 これに先立ち、ユシチェンコ候補は国会内で野党議員と支持者だけが見守る中、一方的に就任宣誓式を強行した後、続いて都心の「独立広場」を埋めた約10万人の支持者を前に、24日に「全官庁、治安機関の運営を統合する『護憲調整会議』が創設される」と述べ、事実上、合法政府と並立する臨時政府樹立の方針を宣言した。ユシチェンコ氏の盟友で女性政治家のユリヤ・チモシェンコ元副首相ら野党幹部は、約5000人のデモ隊を率いて大統領府ビルへ行進し、幾重もの非常線を張ってビルを守る警官隊に阻まれた。チモシェンコ氏はビル内に入り、クチマ大統領に政権引き渡しを求めた模様だ。

 デモ隊は、行方を阻む警官隊の盾にカーネーションの花を飾るなど、非暴力を貫いているが、政権側は特殊部隊を投入し、デモ隊を背後から包囲させる措置をとった。クチマ大統領は、国営テレビで緊急声明を発表し、野党陣営の示威行動を「政権は自国民に武力を行使しない」とデモ鎮圧の意向を否定。危機脱却のため「すべての政治勢力による話し合い」を速やかに始めるよう訴えた。
(読売新聞) - 11月24日13時2分更新

665名無しさん:2004/11/24(水) 21:20
韓国核への対応が焦点 IAEA理事会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000133-kyodo-int

 【ウィーン24日共同】国際原子力機関(IAEA)は25日から2日間の日程で定例理事会(35カ国)を開く。9月に発覚した韓国の未申告核関連実験問題への対応が最大の焦点。理事会が保障措置(核査察)協定の違反を認定し、国連安全保障理事会に報告するかどうかが注目される。韓国政府は回避に全力を挙げており、報告された場合、安保理付託と異なり制裁措置は伴わないものの、外交的には打撃となる。
 イラン核問題では、イランが英国など欧州3カ国との合意に基づき、22日からウラン濃縮関連活動の全面停止に踏み切ったことで、強硬派の米国が求めていた安保理への付託が回避されるのは確実。イランに濃縮関連活動の完全かつ継続的停止を要求する決議案が採択される見通しだ。
(共同通信) - 11月24日17時49分更新

666とはずがたり:2004/11/25(木) 03:24
北、党組織指導部の責任者失脚 政治分派活動の疑い/地方送り…再教育中
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041125-00000012-san-int
 金正日総書記の肖像画が一部、撤去されたり、全土で反政府ビラがまかれるなどの「変化」が伝えられる北朝鮮だが、金正日総書記とその権力中枢に「異変」は起きているのか。ここにきて注目されているのが失脚説が出ていた張成沢・朝鮮労働党組織指導部第一副部長(58)とそのグループの処遇だ。側近だった張氏は、政治分派活動の疑いで金正日総書記の逆鱗(げきりん)に触れ地方送りとなっており、張氏の部下も中枢から一掃されたことが分かった。
 複数の北朝鮮に詳しい情報筋の話では、張成沢氏は今年二月、党幹部の子女の結婚式に出席した際に自身の息のかかった部下らを多数引き連れるなど派手な動静が金正日総書記に報告され、これが政治分派活動とみなされて失脚したという。現在は地方で再教育中とみられ、公式報道では張氏は昨年七月以降、消息が途絶えていた。
 金正日総書記の実妹、金慶姫・党軽工業部長の夫である張氏は、一九九五年に朝鮮労働党の実務を取り仕切る権力ポストの「組織指導部第一副部長」に就いた。複数ある第一副部長ポストのうち、張氏は当初は青年政策担当だったが、最近は党組織全般の責任者とみられていた。失脚説は今春から取りざたされたが更迭などの発表はなく、事実上の解職状態とみられる。張氏グループとされた李光根貿易相、朴明哲体育相は更迭され、その部下も平壌から消えているという。
 張氏に代わって現在、党組織指導部で権力を握ったといわれるのが李済強・第一副部長。三年前に同職に就いた李氏は一九七八年に金正日総書記の特使としてアフリカを訪問し八五年からは各種北朝鮮団体のトップとして海外でも活動した人物。幹部には金正日総書記と親類関係が多いが、李氏がそうした背景を持っているかどうかは不明だ。
 また指導部第一副部長で軍担当の李容哲氏が党内の監視、点検を行っているという。
 張氏の失脚が特に注目されたのは、十月末に訪韓したパウエル米国務長官が鄭東泳・統一相に「金正日総書記が側近をなくしたと把握しているが状況はどうですか」と発言したため。張氏のほか今夏死亡したとされる高英姫夫人、実妹、金慶姫氏の病気説などが取りざたされている。
 張成沢氏は人望があり政治力にたけているとの評判で兄二人も軍幹部で実力者だ。過去にも一度失脚したが復活を果たしており、今回も「再浮上の可能性は十分にある」(韓国情報筋)。金正日総書記はブッシュ米大統領再選後の外交本格化を前に、側近に疑惑を向けるなど、その心情もまた“内憂外患”そのもののようだ。
(産経新聞) - 11月25日2時58分更新

667名無しさん:2004/11/26(金) 22:03
安保理付託見送りへ イラン、韓国の核問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041125-00000220-kyodo-int

 【ウィーン25日共同】国際原子力機関(IAEA)は25日、ウィーンの本部で2日間の予定で定例理事会(35カ国)を開いた。焦点のイラン核問題や韓国の未申告核関連実験については理事会までの事前協議で、国連安全保障理事会への付託や報告を見送る見通しとなった。
 これにより、9月に発覚した韓国の核問題は一応の決着を見ることになった。ただイランは大半のウラン濃縮関連活動を停止したが、停止は「一時的」と主張しており、欧米諸国との対立が今後再燃する恐れもある。
 理事会は韓国による未申告の実験に「懸念」を表明、拘束力の強い決議ではなく、韓国政府に再発防止などを求める議長総括か議長声明を採択する見通し。
(共同通信) - 11月25日21時9分更新

668名無しさん:2004/11/28(日) 20:55
<ロシア>ダライ・ラマ14世にビザ 外務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041127-00000068-mai-int

 ロシア外務省は26日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に対し、ビザ(査証)を出すことを決定したと発表した。インタファクス通信によると、ダライ・ラマは29日、仏教徒住民の多いロシア南部・カルムイキヤ共和国を訪問するという。ロシアは、政治活動を行わないという条件でビザ発給を決定した模様だ。
(毎日新聞) - 11月27日19時35分更新

672とはずがたり:2004/11/29(月) 05:19
>>670 >>662-664
独立を宣言と云うことは親露派与党は全国的には負けを認めたと言う事か?首都のキエフなど都市部では旗色悪いだけ?
親西欧派が勝ちに乗じて東部独立派を弾圧とかして欲しくないねぇ。親露派を排除してEU加盟を目指せば如何?

ウクライナ、住民投票決議を採択 親露派東部17州 独立の是非問う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041129-00000010-san-int
 ウクライナ大統領選で、議会から「選挙無効」の決議を突きつけられた親露派与党候補、ヤヌコビッチ首相(54)は二十八日、地盤である東部ルガンスク州セベロドネツク市で東部など十七州の代表者らと集会を開き、地域連合の結成とウクライナからの独立の是非を問う住民投票の実施を求める決議を採択した。クチマ政権は同日、安保会議を開いて事態への対応策を協議し、同国が東西分断の危機に直面しているとの認識から、与野党両陣営の政治対話を急ぐ方針を決めた。
 キエフ郊外で開かれた安保会議では、クチマ大統領のほか、リトビン最高会議議長や政府の閣僚らが、約三時間にわたり対策を協議した。その結果、事態打開に実力を行使することは、ウクライナの国家の安全と国土の統一を脅かすことになるとして、実力による問題解決を放棄。そのうえで、東部で加速する分離主義的動きが憲法に違反するとして、早急に与野党が政治対話を開始し、マヒ状態にある司法や行政機能を回復させることを求めた。
 クチマ大統領は同日の安保会議の冒頭、東部で起きている「独立」の動きを厳しく批判したが、与野党が危機打開に向けて創設した作業部会の交渉が前進していないことを認めた。
 二十九日にはウクライナ最高裁が「選挙無効」を求める親欧米派の野党候補、ユシチェンコ元首相(50)陣営の提訴を審理するが、議会に続き司法でも無効が確定すれば、再選挙への動きが加速する。勢いに乗る同氏は、キエフ中心部で支持者らを前に東部の独立の動きを指導する政治家たちを早急に憲法違反で訴追するよう政権側に求めた。
 こうした首都キエフでの動きに対し、親露派のヤヌコビッチ首相は同日、ルガンスク州セベロドネツク市で開かれた東部など十七州の州政府幹部らによる集会で、野党陣営の動きに対抗して、東部各州代表による地域連合の結成を決議。ウクライナからの独立の可否を問う住民投票を十二月中に実施するとした決議を満場一致で採択した。東部の動静は、クチマ政権に新たな難題を突きつける形となった。
(産経新聞) - 11月29日2時52分更新

673名無しさん:2004/11/29(月) 21:19
原潜情報提供の否定は遺憾=台湾高官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041126-00000929-jij-int

 【台北26日時事】台湾・中央通信によると、総統府の蘇貞昌秘書長は26日、中国の原子力潜水艦による日本領海侵犯事件で、日本当局が台湾からの情報提供を否定したことについて、遺憾の意を表明した。 
(時事通信) - 11月26日20時2分更新

674名無しさん:2004/11/30(火) 20:26
違法操業:ズワイガニ狙い、韓国船
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20041128k0000m040108000c.html

 ズワイガニなどの好漁場で知られる山陰から北陸沖の日本海域で、韓国漁船による違法操業が後を絶たない。使われていた違法漁具の押収は今年24件に上り、99年1月の日韓漁業協定発効以降で過去最悪。しかし、漁船の拿捕(だほ)は難しい半面、証拠品の漁具の保管費はかさむ一方で、水産庁は「漁具は押収できても、逃げた漁船は戻ってくる。まるでイタチごっこ」と頭を抱えている。
 同協定では、相手国側の排他的経済水域(EEZ)内で操業する際、相手国の許可が必要。EEZは、漁業や鉱物資源などに対して主権的権利を有する水域。山陰から北陸沖の日本側EEZと、操業の許可が必要ない日韓暫定水域を管轄する同庁境港漁業調整事務所(鳥取県境港市)によると、韓国漁船による乱獲で資源が枯渇する日韓暫定水域に比べ、日本側EEZはカニの好漁場なうえ、資源管理も進んでいるため、狙われるという。
 取り締まりなどで日本側EEZ内で発見した韓国製の違法漁具の押収は▽99年2件▽00年3件▽01年6件▽02年11件▽03年22件−−と急増し、今年は既に24件。山陰沖に集中し、押収量も約57.9トンと最多。内訳は▽バイガイ38.3トン▽ズワイガニ11.4トン▽ベニズワイガニ7.8トンと続き、カニを狙った長さ約23キロに及ぶ特殊な網を押収した例もあった。
 同事務所は昨年から年数回、最大7隻の船舶で集中的に取り締まったが、▽海域が広大▽現行犯でないと逮捕が困難−−として、違法漁具の押収が精いっぱいという。また、漁具は違法操業の証拠品として3年間の保管義務があり、場所を借りるなどの保管費は、当初年間数十万円だったのが今年は約300万円に膨れ上がった。
 このため、同庁は外交ルートを通じて韓国政府に指導を要請しているが、「漁具の持ち主が特定できない」などとして、誠実な対応は見られないという。
 島根県沖合で今月、第8管区海上保安本部(京都府)がカニを違法捕獲中の韓国漁船を今季初めて拿捕した。同事務所は「水産庁の通報に基づく成功事例。今後も海保と情報共有を進めていく」と話している。【田辺佑介】
毎日新聞 2004年11月28日 3時00分

675とはずがたり:2004/12/01(水) 04:40
常任理事国の候補って日本・ドイツ・インド・ブラジルあと何処だ?
8カ国ってちょっと多めな気がするが何処を想定しているのでしょうか?

安保理拡大で2案併記 国連諮問委、最終答申明らかに
http://www.asahi.com/international/update/1201/001.html
 アナン国連事務総長の提唱で昨秋設置された国連改革について検討するハイレベルの諮問委員会の最終答申が30日、公表された。日本政府の関心が高い安全保障理事会改革の具体案については、(1)新しい常任理事国6カ国と非常任理事国3カ国を追加する(2)8カ国からなる準常任理事国を新設する――の2案が併記された。いずれにも拒否権は付与されないとされている。国連憲章の改正を経て、いずれかの案が実現すれば、日本が新たな役割を果たすことになる確率が高い。
 答申は「より安全な世界、共有された責任」と題され、アナン氏に手渡される。今日の世界が直面する脅威を国家間の武力行使、社会・経済的脅威、内戦と国内の暴力、核および生物化学兵器の拡散、国際的テロリズム、国際的組織暴力の6つの分野で分析した。
 武力行使については、先制攻撃と予防的攻撃を分けて分析。武力行使は、(1)「人道的介入」と認められる(2)大量虐殺が予想される――といった5つの場合に限って限定的に認められるという考え方を示した。
 また、紛争後の平和構築を支援するための国連の新たな機関として「平和再建委員会」の新設を提言している。
 答申の中心は、イラク戦争などで揺らいだ集団安全保障の基盤、平和と安全保障の問題について、実効的な集団行動を確保するための長期的な勧告となっている。常任理事国入りに積極的な日本やドイツといった固有名詞への言及はされていない。
    ◇
 国連諮問委最終答申の骨子。
 (1)国家単位ではない新たな紛争、犯罪への対策を強化する
 (2)武力行使に5つのガイドラインを設ける
 (3)安保理の拡大を支持(2つの選択肢を提示)
 (4)経済社会委員会の強化
 (5)紛争後の平和再建に向けた新委員会の設置
 (6)総会機能の強化 (12/01 01:39)

676無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/01(水) 08:00
>>675
想定しているかわかりませんが、エジプトはその国々と同じくらい有力だし、南アフリカやナイジェリア、インドネシアもいます。
韓国やイタリア、メキシコ、パキスタンはライバルがいる関係で、常任理事国の拡大に慎重ということ。
むしろそれらの国は準常任理事国制度を作りたいということなのかもしれません。

677無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/01(水) 21:28
日本はこっち派。日独だけじゃなく、ほかに4国もセットになってる案は、それだけで「譲歩」という感じがありますが、これでもまだまだわかりませんね。
そもそも昨今の日本の理事国入り希望表明は、この国連の動きに背中を押されたという感じだし、どこまで説得的に議論できるのか。

原口国連大使、「常任理事国6か国増」支持表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000103-yom-pol

 【ニューヨーク=河野博子】原口幸市国連大使は30日、ハイレベル委員会の報告書公表を受けて会見し、安保理拡大について並記された2案について、「拒否権なしの常任理事国を6か国増やす」案を支持する、と明言した。

 「拒否権なし」という点についても、「新、旧常任理事国の間に差があるのは適当でない、というのが日本の考え方。今後の議論のなかで解決策を模索していく」とし、この段階で拒否権なしを受け入れるわけではないことを強調した。

678無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/01(水) 22:43
<ウクライナ>最高会議が内閣不信任決議 調停で再選挙か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000131-mai-int

 【キエフ町田幸彦】ウクライナ最高会議(国会)は1日、再提出された内閣不信任決議案を賛成多数で採択した。決議は暫定内閣の組閣も要請した。最高会議の決議は法的拘束力の有無について問題が残されているが、ヤヌコビッチ首相の退陣は避けられないとの見方が強く、首相陣営にとって大きな政治的痛手になるのは必至だ。
 野党側は前日の30日、最高会議に内閣不信任案提出して否決され、1日に再び提出、無記名投票で議決した。また別の決議で、先月21日の大統領選挙決選投票の集計を見直すことも支持した。
 一方、同国の大統領選挙をめぐる政治危機打開のため、ポーランドのクワシニエフスキ大統領は1日、キエフ入りし、欧州連合(EU)のソラナ上級代表らと共に調停協議を再開した。タス通信によると、クワシニエフスキ大統領は大統領選挙決選投票を19日か26日にやり直すよう提案する見通しだ。
 クワシニエフスキ大統領は1日、ウクライナのクチマ大統領、与党候補ヤヌコビッチ首相、野党候補ユーシェンコ元首相らに5項目の「ウクライナ危機打開案」を提示する予定だ。提案の中で、武力行使の排除と対話継続に加え、再選挙実施の日程合意を目指す見込みだ。
 一方で、クチマ大統領は1日、大統領選挙の再選挙のあり方について「決選投票(11月21日実施)の再選挙は支持しない」と語り、大統領選挙そのものを最初からやり直す考えを示した。野党の反発は必至で、クワシニエフスキ大統領らによる仲介工作が成功するかどうかは不透明だ。
 ◆「再選挙」のあり方でも与野党対立
 【キエフ町田幸彦】ウクライナの政治危機は、クチマ大統領が1日、大統領選挙を一から新たにやり直すべきだとの考えを表明したことで、「決選投票(11月21日実施)の再選挙」を求める野党側との対立が鮮明になった。与党候補のヤヌコビッチ首相は、クチマ氏と同様の提案のほか、「部分的な再選挙」などの案を出し、駆け引きを試みている。だが、野党陣営は「交渉離脱」を表明しており、解決へ向けた道は険しさを増している。
 クチマ大統領は11月29日、「新しい選挙」の受け入れを初めて表明、再選挙実施に向けた道筋がついたとみられた。だが、大統領は1日、「決選投票の再選挙は支持しない。憲法違反だからだ」と語り、野党案による再選挙を拒否した。
 野党候補のユーシェンコ元首相陣営は当初からユーシェンコ、ヤヌコビッチ両氏の一騎打ちによる「決選投票の再選挙」を求めてきた。これに対し、新たな大統領選挙の実施では、立候補受け付けから、選挙活動期間の設定など時間がかかり、早くても来年1月か2月の実施となることが予想されている。大衆的な抗議運動の波に乗ったまま、早期の決着をつけたい野党は反対している。
 欧州連合(EU)議長国のオランダのボット外相は11月27日、「最善の解決は再選挙だ。年内に実施すべきだ」と語り、事実上、野党案を支持する考えを示した。欧米諸国は相次いで「早期の再選挙」支持を表明しており、野党の追い風となっている。
 だが、与党候補のヤヌコビッチ氏は同29日、票集計の不正が指摘された東部のドネツク、ルガンスク両州に限定した再選挙の実施を表明。両州ともに首相の地盤で、再選挙が行われた場合でも首相勝利は堅く、自らの当選を確定させるための提案として野党の反発を呼んだ。さらにヤヌコビッチ氏は30日、選挙そのものを一からやり直す「緊急選挙」を新たに提案、自身とユーシェンコ氏は出馬を辞退すべきだとの考えを示した。ユーシェンコ氏の大統領就任を求める野党側には受け入れられない提案だ。
 また、ヤヌコビッチ氏の選対本部長を辞任したチギプコ氏は「新たに選挙が行われる場合は出馬してもいい」と語り、混乱に拍車をかけている。

679名無しさん:2004/12/02(木) 20:44
アナン事務総長 長男不祥事で、米上院小委員長が辞任要求
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000023-maip-int

 【ニューヨーク高橋弘司】アナン国連事務総長の長男コジョ氏がイラクへの人道支援を担った国連の「石油と食料交換プログラム」にかかわったスイス企業から、退社後も不透明な給与を受けていたことが発覚。同プログラムをめぐる旧フセイン政権の不正疑惑を調査している米上院小委員会のコールマン委員長(共和党)は1日、アナン氏の辞任を要求した。辞任要求の背景には、最近の米国と国連との対立があるとみられ、騒ぎは当分続きそうな様相だ。
 コジョ氏は、国連の委託でイラクへの食料や医薬品などの移送状況を確認する業務を担ったスイス企業「コテクナ」に98年まで勤務。国連側は今年4月、コジョ氏が退社後もコンサルタントとして残り、99年末までは給与を得ていたと説明していた。
 だが、先月下旬、米紙報道などで、コジョ氏がコンサルタント辞任後も、04年2月まで4年余り、月額2500ドルの給与を受けていたことがわかった。アナン氏の報道官は「違法ではない」としながらも、ライバル社への引き抜きを防ぐため、「コテクナ」側がコジョ氏に退社後も給与を払っていたと以前の説明を訂正した。
 これを受け、コールマン氏は1日付米保守系紙ウォールストリート・ジャーナル紙上で「アナン氏が現職にある限り、不正疑惑の全容解明は不可能」などとして、辞任を求めた。同疑惑にからみ、コールマン議員らが先月、国連の独立調査委員会が持つ証拠の開示などを妨害しないよう求めたのに対し、国連側は要求を拒否していた。
(毎日新聞) - 12月2日17時8分更新

680無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/02(木) 23:12
ドイツ支持、日本は保留 常任理入りで中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000182-kyodo-int

 【北京2日共同】中国外務省の章啓月副報道局長は2日の定例会見で、国連安全保障理事会の拡大問題をめぐり、ドイツの常任理事国入りについては「国際社会で積極的な役割を果たすよう希望する」と支持する姿勢を示したが、日本については態度を保留した。
 中国は同じく常任理事国入りを目指すブラジルについても胡錦濤主席が間接的な表現で支持する発言をしており、歴史問題を抱える日本だけは例外として慎重に扱う姿勢を示した。
 章副報道局長は、ドイツ支持の理由について「欧州で重要な影響を持つ国と認識している」と説明。日本に関しては、今後の議論の中で「高級諮問委員会の報告案の内容を真剣に研究し、すべての加盟国と十分に意見交換する」とだけ述べた。

681無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/02(木) 23:14
イスラエル与党、政権崩壊の危機に…シヌイが連立離脱
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000303-yom-int

 【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエルのシャロン首相は1日、シャロン連立与党の中道政党シヌイ(15議席)との連立を解消した。

 国会(定数120)で同日開かれた2005年度政府予算案をめぐる第1読会で、シヌイが予算案に反対したのが理由。この結果、すでに過半数割れに陥っていたシャロン政権は、首相が率いる右派リクード所属の40議員のみとなり、崩壊の危機に立たされた。

 世俗主義を掲げるシヌイは、首相が宗教政党「ユダヤ教連合」(5議席)の要求に応じ、予算案で宗教施設などに対する支出を追加したことに反発、他の野党とともに反対に回った。予算案は、採決の結果、反対が69と賛成43を上回り、否決された。

 首相は、自身が進めるユダヤ人入植地撤去計画を支持する最大野党の中道左派・労働党(21議席)を取り込むことにより、政権崩壊を回避したい考えだ。

682無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/02(木) 23:16
>>675>>676
第一案。アジア2、アフリカ2、欧州1、米州1の増加で常任11国に。拒否権なし。←日独はこれを推進
第二案。任期四年再選可能の準常任8国。拒否権なし。
という詳細案をどこかのニュースで見ました。

683とはずがたり(1/2):2004/12/03(金) 05:18
解説面白い。確かにキエフ公国→モスクワ大公国のイメージがあったが。。

>ウクライナは14世紀以降、リトアニア大公国、次にポーランドの支配下に入った。現在、与野党対話の円卓会議で、ポ―ランド、リトアニア両大統領が調停に参加しているのは、その歴史的関係を反映している。
にゃるほど。リトアニアもポーランドも嘗て大国だった時期があったもんねぇ。
ポーランド・リトアニア・(西部)ウクライナで国家連合でも組めば面白い。東はロシア連邦加入でも良いくらいでは?

<ウクライナ>露中心主義崩れる 西部で反感爆発
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041203-00000022-mai-int

 大統領選の決選投票をめぐるウクライナの政治危機は、与党候補ヤヌコビッチ首相と野党候補ユーシェンコ元首相が話し合いを続けながらも、打開策は見つかっていない。なぜこれほどの混乱が続いているのか。その背景には、ウクライナが東西で民族、宗教や言語などが異なるうえ、歴史的にロシアとの関係が希薄だった西部地域住民の反露感情がある。欧州連合(EU)拡大など欧州情勢の激変は、ロシア中心の旧ソ連諸国の共同体意識にも影響を与えており、大統領選がウクライナ国内の矛盾を一挙に表面化させた。
 ◇「東露西欧」の帰属意識
 内閣不信任案を1日可決したウクライナ最高会議(1院制国会)は、白熱した議論の中で公用語のウクライナ語に加え、ロシア語が飛び交った。この二つの言葉の併存こそ、国の矛盾を象徴している。両方の言語は同じ東スラブ語系だが、明らかに違う。ロシアのテレビではウクライナ語に必ず翻訳がつく。
 ウクライナという国名の理解自体にロシア人とウクライナ人の対立が表れる。ウクライナの「クライ」をロシア人はすぐに「辺境」の意味にとるが、ウクライナ語では「国」だ。
 ウクライナとロシアは「似て非なる」関係だ。8世紀末、キエフ公国がロシア発祥の地になり、13世紀のモンゴル侵入で中心がモスクワ公国に移ったと説明されてきた。
 このロシア史観にウクライナの歴史家たちは真っ向から反論する。「ウクライナ人はロシア人の一部」という見方を拒否し、独自の民族の歴史を主張するからだ。
 ウクライナ歴史学研究所のクリチツキー博士(67)は「帝政ロシア、ソ連時代にかけて、ウクライナはロシア同化政策の犠牲になってきた」と指摘する。またロシア語を話すウクライナ人は「シベリア・極東入植に動員させられ、そこで“ロシア人”増加の役割を担った」と博士は言う。この地では今も民族籍を「ロシア人」と名乗るウクライナ系住民が過半数とみられる。相撲の元横綱大鵬親方の亡父は、東部ハリコフからサハリン(樺太)に移住したウクライナ人だった。
 今回の大統領選期間中、ロシアのプーチン大統領は2度現地入りし、露骨な与党支持の介入を行った。これが人々が抱くロシアへの歴史認識を刺激し、東西の地域対立が噴き出した。住民の帰属意識は東部でロシアに、西部で欧州へと向かった。
 ウクライナは14世紀以降、リトアニア大公国、次にポーランドの支配下に入った。現在、与野党対話の円卓会議で、ポ―ランド、リトアニア両大統領が調停に参加しているのは、その歴史的関係を反映している。

684とはずがたり(2/2):2004/12/03(金) 05:18
>>683-684
 リボフを中心とする西部は18世紀の一時期を除いてポーランドの管轄にあった。特に「最初のウクライナ国家ができた」と歴史家が主張する西部ガリチア地方は一度も帝政ロシアの領土にならなかった。
 国を二分するドニエプル川の東部はロシアの宗主権下で16〜17世紀、自治国家が維持され、ロシア領土拡大の先兵にもなったコサック兵が結集する土地だった。このため、気性の荒い傾向は現在も東部で残っている。
 「ウクライナで起きている政治危機は、ロシア中心の共同体が崩れる意味で革命だ」。こう断言するクリチツキー博士は、この地域が大きな変動の時代を迎えたと強調する。[キエフ町田幸彦]
 ◇グルジア革命の波及懸念
 旧ソ連構成国でつくる独立国家共同体(CIS)では現在でも大半がソ連流の強権体制が残っている。だが、黒海沿岸のグルジアでは昨年11月、議会選挙で敗れた野党が議会を占拠して親欧米政権を誕生させた。ウクライナの野党運動の盛り上がりは、グルジア革命に触発された面があり、隣国のベラルーシやモルドバなどにも影響を与える可能性が高い。
 ロシアのプーチン大統領は、国内的には中央集権の強化、対外的にはCISの関係強化策を図ってきた。ウクライナはソ連時代に重工業地帯として発達し、現在もロシアとは鉄鋼製品の輸出先として関係が深い。南部・クリミア半島にはロシア黒海艦隊の司令部があり、チェチェン紛争で揺れるカフカス地方を含めた周辺地域ににらみを利かす戦略的拠点だ。
 野党候補のユーシェンコ元首相は、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)加盟を目標に掲げており、野党が政権を取った場合、黒海艦隊引き揚げ問題が浮上するのは不可避だ。現実に、グルジア政府は国内に駐留するロシア軍の早期撤退を要求している。
 91年12月にソ連が解体されてから13年。ウクライナの混乱は、旧体制の権益がむしばまれるとのロシアの危機感の裏返しでもある。[モスクワ杉尾直哉]
(毎日新聞) - 12月3日3時7分更新

686名無しさん:2004/12/03(金) 23:24
元ミス東大主計官「災害派遣は自衛隊の仕事じゃない」
舛添要一氏の元夫人
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_12/t2004120323.html

 政府が9年ぶりに改定する「防衛計画の大綱」の策定作業が大詰めを迎え、難航している。陸上自衛隊の削減をめぐり、財務省と防衛庁が異例のガチンコ対決を繰り広げているからだ。主役は、財務省初の女性主計官に抜擢された“元ミス東大”の片山さつき氏(45)で、「災害派遣は自衛隊の仕事じゃない」と防衛庁を仰天させる論理を展開しているという。同庁関係者が「暴走する美人主計官」と、その剛腕に震撼している壮絶な舞台裏は−

687とはずがたり:2004/12/04(土) 22:52
ブレア首相は大人の対応ですなぁ>「政治家も私生活は尊重される」と愛人問題に口をはさまず

それにしても他の女に自分の子を孕ませてしかも自分は育てなくて良いなんて素晴らしい状況だと思うけど名乗り出てしまったのは母子家庭で苦労したという生い立ちのなせるわざか?

英盲目閣僚:元愛人からむダブルスキャンダルで大ピンチ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/photojournal/news/20041205k0000m030056000c.html

盲人閣僚として人気の高いブレア英政権のブランケット内相(57)が元愛人をめぐる「父権争い」と「政治的疑惑」のダブルスキャンダルで大ピンチに陥っている。主要閣僚にまで上り詰めた立志伝中の人格者だけに、こじれにこじれた「恋の道行き」を英メディアは連日、大騒ぎで伝えている。

 元愛人は雑誌「スペクテイター」発行人のキンバリー・クインさん(43)。キンバリーさんは01年に雑誌「ヴォーグ」発行人のスティーブン・クインさん(60)と再婚後、すぐにブランケット内相と不倫関係に陥った。2人の関係は今夏破局したが、内相がキンバリーさんが産んだ2歳の子供と、来年初め出産予定の子供の父親は自分だと裁判所に訴えた。非公式のDNA鑑定では父親は内相と出たという。

 納得しないキンバリーさんは、フィリピンの女性ベビーシッターが英国永住許可を得るため、内相が「優先処理」してくれたと知人に漏らし、2人の争いは泥沼化した。通常1年かかる永住許可が20日足らずで出たことを示す政府文書を大衆紙が暴露。内相は自ら調査委員会を設置し、潔白を証明する構えに出た。

 生まれつき目が見えないブランケット内相は、貧困母子家庭で苦労しながら、盲学校を出て政治の道に進んだ。盲導犬と一緒に国会で答弁する姿はおなじみで、有権者の支持も圧倒的だ。ブレア首相は「政治家も私生活は尊重される」と愛人問題に口をはさまず、永住許可申請問題でも「内相を完全に信頼している」と擁護するが、果たしてクリスマス前に出る調査委の結論は−−。
毎日新聞 2004年12月4日 19時44分

689無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/05(日) 10:57
陸自幹部が改憲案作成 自民大綱素案に反映
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041205-00000011-kyodo-pol

 陸上自衛隊の幹部隊員が、軍隊の設置や、集団的自衛権の行使を可能とする内容の憲法改正案をまとめ、10月下旬、自民党憲法調査会の中谷元・改憲案起草委員会座長に提出していたことが4日、分かった。この中で示された趣旨はすべて同党の改憲草案大綱の素案に反映されている。憲法改正という高度な政治的課題に「制服組」が関与したことは、政治が軍事を監督するシビリアンコントロール(文民統制)を逸脱するとともに、公務員の憲法尊重擁護義務にも違反する可能性が高く、批判を浴びそうだ。
 中谷氏に提出された改正案は「憲法草案」とのタイトルが付けられ、陸自の中枢である陸上幕僚監部防衛部防衛課防衛班に属する二等陸佐の名前と、職場の連絡先が添付されている。

690無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/05(日) 11:32
ODAなど公表と実態に食い違い次々と…日中首相会談
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041204i113.htm

 ラオスで11月30日に行われた小泉首相と中国の温家宝首相の会談について、両政府が当初、公表した内容と実際の会談内容が食い違っていることが次々に明らかになっている。

 双方とも国内世論に配慮したためと見られている。

 特に、食い違いが目立ったのは日本から中国に対する政府開発援助(ODA)をめぐるやりとりだ。日本政府が当初、記者団に説明したところによると、温首相は、「(ODAは)中国の経済建設に大きく貢献してきた。今後、適切な形で処理していくのがいい」とだけ述べ、対中ODAの役割を評価したことになっていた。

 ところが、実際は、小泉首相らが対中ODAの将来の打ち切りに言及していることについて「理解しがたい。ODAを中止すれば両国関係は、はじける」など、強い不快感を示していた。

 また、焦点の小泉首相の靖国神社参拝について、温首相は「中国のことわざには、『鈴をとくのは鈴を結んだ人しかできない』とある。適切に対応して欲しい」と発言していたが、当初の説明では、ことわざのくだりは削除されていた。

 自民党などには「外務省は、小泉首相を批判する発言を公表することにより、日本国内の対中感情が悪化し日中関係が難しくなるのを避けたかったのではないか」との見方がある。

 一方、中国政府は会談後、「小泉首相は温首相に対し、来年3月からの愛知万博の期間中の訪日を招請した」と紹介したが、実際は小泉首相は時期を明示していなかった。この点について、日本側には、「日本側が温首相の早期来日をお願いしてきた、という印象を中国国内向けに植え付けたかったのではないか」との指摘が出ている。


<靖国問題>「A級戦犯は分祀を」 中国首相が首相に求める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041205-00000003-mai-pol

 ラオスで11月30日に行われた小泉純一郎首相と中国の温家宝首相の会談で、温首相が、小泉首相の靖国神社参拝に関連してA級戦犯分祀(ぶんし)を求めていたことが4日、分かった。政府関係者によると、温首相は「参拝を中国国民は受け入れられない」としたうえで、「数千万人を惨殺したA級戦犯が祀(まつ)られている。戦争犯罪者と心ならずも亡くなった一般の国民を分けるべきだ」と指摘した。これに小泉首相は直接答えなかった。
 会談では温首相が靖国参拝を取り上げ、「今の日中関係を困難にしているのは、日本の指導者の靖国参拝である。歴史を鏡として対処していくことが重要だ」と批判。小泉首相は「私が参拝したのは、『二度と戦争をしない。中国に迷惑をかけない』との理由だ。日中問題を重視していないことは全くない」と説明した。

691とはずがたり:2004/12/05(日) 23:45
治安「めちゃめちゃ」イラク選挙1月無理…ブラヒミ氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041205-00000113-yom-int
 ブラヒミ国連事務総長特別顧問は4日付のオランダ紙NRCハンデルスブラットとのインタビューで、イラクで来年1月30日に予定されている国民議会選挙について、「現在のような治安状況が続くようでは、期日通りに実施するのは不可能」との認識を示した。

 ブラヒミ氏は特に、比較的治安が良い場所のみで選挙が実施されるような事態になった場合、スンニ派三角地帯など反米武装勢力の影響力が強い地域に居住するスンニ派住民が、「投票する権利を奪われることになりかねない」と懸念を表明。「選挙が正しい結果を生み出すには、正しい場所と時期に実施しなければならない」と述べた。

 イラクの治安情勢については、「めちゃめちゃだ」と表現。「米国と(イラク暫定政府首相の)アラウィ氏は、敵とみなす50人を殺害することで新たな500人を抵抗運動に追いやっている」と、ブッシュ政権の強硬姿勢を批判した。
(読売新聞) - 12月5日21時52分更新

692無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/07(火) 00:04
陸自改憲案の波紋広がる 野党反発に政府が防戦
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041206-00000158-kyodo-pol

 陸上自衛隊幹部が自民党憲法調査会の中谷元・改憲案起草委員会委員長に独自の憲法改正案を提出していた問題は6日、シビリアンコントロール(文民統制)に反すると野党が一斉に反発するなど波紋を広げた。
 自衛隊イラク派遣の延長を10日に閣議決定する方針の政府は、自衛隊の活動継続に対する世論にも影響しかねないと警戒、事態の沈静化に躍起となった。
 民主党の鉢呂吉雄国対委員長は6日、記者団に「軍人が突出した歴史的な経過から、戦後に文民統制が提起された。憲法の問題で『制服組』が問題提起するのは慎むべきだ」と批判。共産党の市田忠義書記局長は記者会見で「自衛官の中立義務、憲法尊重の義務に違反する疑いが濃厚であり、事実関係を究明するべきだ」と表明した。
 社民党の又市征治幹事長も談話を発表し「政治課題に現職の自衛官が関与し、安全保障政策の大転換に言及するのは文民統制から逸脱した行為だ。断じて容認できない」と非難した。

693無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/07(火) 00:07
民主が総合安保戦略策定へ 年明けに初会合
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041206-00000150-kyodo-pol

 民主党は6日までに、国際貢献や日米安保体制の在り方、エネルギー・食糧問題など幅広く外交、安全保障政策を検討する「総合安全保障調査会」の設置を決めた。
 政権交代に備え、党内で見解の隔たりの大きい外交、安保分野で、総合的な戦略を取りまとめるのが目的。調査会役員に党幹部が並ぶ異例の体制で、年明けに初会合を開き、本格的な論議を進める。
 調査会会長には仙谷由人政調会長、事務局長には前原誠司「次の内閣」防衛庁長官がそれぞれ内定。顧問に鳩山由紀夫「次の内閣」外相や横路孝弘同厚労相のほか、党副代表クラスが就く方向。小沢一郎副代表、菅直人前代表らにも参加を要請する。

694無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/07(火) 00:10
事実関係の調査指示=陸自幹部改憲案作成で−大野防衛長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041206-00000752-jij-pol

 大野功統防衛庁長官は6日夜、陸上自衛隊幹部が独自の憲法改正案を自民党憲法調査会の中谷元・改正草案起草委員長に提出していた問題について「事実関係がどうだったかが一番大事なので、きちんと調査してほしいとお願いしている」と述べ、事実関係の調査を指示したことを明らかにした。都内で記者団に語った。
 また同庁の守屋武昌事務次官は同日午後の記者会見で、この陸自幹部や中谷氏らから経緯などを聴取しているとした上で、「どんな文書が中谷氏に渡ったか確定するのに時間を要している」と、慎重に調査を進めていることを強調。「内容を確定したところで、できるだけ早く防衛庁の見解や対応を話したい」と述べた。

695とはずがたり:2004/12/07(火) 15:59
流石にこの変わり様は。国民には死を賭して戦う政治家に見えてるのかな?

http://news.goo.ne.jp/news/picture/jiji/20041128/2177172.html
ウクライナ・ユシチェンコ氏の変貌

26日、キエフでの集会に現れた野党指導者ユシチェンコ氏(左・AFP=時事)と選挙運動中(今年7月4日)の同氏(右・EPA=時事)とは別人のよう。情報機関による陰謀説が野党筋から流れている(ウクライナ)[時事通信社]

004年12月07日(火)

「背骨にカテーテル」 ユシチェンコ氏の主治医、米紙に語る
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20041207/m20041207009.html

四日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、容貌(ようぼう)の急変をめぐり政権側による毒殺未遂疑惑も浮上しているウクライナ大統領選の野党候補、ユシチェンコ元首相が今年九月に緊急入院したウィーンの病院の主治医らの話として、同氏が背骨にカテーテルを通すといった危険を冒して選挙戦に臨んでいたと伝えた。

 同紙によると、ユシチェンコ氏は立候補直後の九月十日、腹部の激痛のため緊急搬送され、白血球の増殖や肝臓と膵臓(すいぞう)の膨張、皮膚の病変などが確認された。その当初は顔面変異の度合いが少なく、ダイオキシン検査はしなかったという。

 同氏は八日後に退院したものの、間もなく背中の激痛で再入院。医師団は思考能力に影響が出ないよう肩甲骨の間から背骨にカテーテルを通して症状を緩和させた。脳や中枢神経に近いためリスクの高い手法だが、同氏は医師団を引き連れて三日後に帰国し、第一回投票の選挙戦に臨んだ。

 主治医は一般的な毒物検査で結果を得られなかったものの、「証拠がないことが(犯行が)なかった証拠にはならない」「毒物だとしたら、極めて巧妙で発見しにくいものだ」と、毒殺未遂の可能性も排除していない。ただ、「現段階で、診断はあらゆる症状を記述することでしかあり得ない」と結論付けている。

696とはずがたり:2004/12/08(水) 18:59
復権の道はあるのかな?大統領が代わったら特赦でも出るか?

出馬不可能でも人気首位 フジモリ氏、依然存在感
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041208-00000177-kyodo-int

 日本に滞在を続けるペルーのフジモリ元大統領が、次期大統領選の候補者として最近の世論調査で軒並み1位となる高い人気だ。同氏は法的には立候補資格を持たないが、フジモリ派の票が誰に流れるかに注目が集まるなど、依然、国民の間で存在感が大きい。
 フジモリ氏が強権的だとして現職時代から批判してきたトレド大統領が、雇用創出や汚職一掃などの公約を守れずにいるのが最大の理由。
 一方で「投票したくない候補」「最も汚職がひどかった過去の大統領」としてもフジモリ氏は常に1位。信頼できる指導者が見つからないペルー国民の苦悩が浮き彫りになっている。
(共同通信) - 12月8日18時17分更新

697無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/08(水) 19:08
来日外国人の指紋採取 「テロ未然防止行動計画」概要分かる
http://www.sankei.co.jp/news/041208/sei081.htm

 政府の「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」(本部長・細田博之官房長官)が策定した「テロの未然防止に関する行動計画」の概要が8日分かった。入国するすべての外国人に指紋採取と顔写真撮影を義務付けることが柱で、10日に予定されている推進本部で正式決定する。

 政府は一部については、来年の通常国会での法整備を目指すとともに、米国を参考に、顔写真撮影などのシステム開発の研究を進める方針。

 行動計画では、今後速やかに行うべき具体的措置として、テロリストの入国防止のため、入国審査を厳格化。来日する外国人の指紋採取と顔写真撮影のほか、外国からの航空機の乗客名簿提出を機長に義務付ける。

 また、法相が諸外国から提供された情報などを基にテロリストを事前指定。日本国内で発見した場合、強制退去する法整備に着手することも盛り込んだ。テロリストが国籍を持つ国に引き渡すのではなく、テロの被害国が日本で見つかったテロリストを訴追している場合、その国に引き渡せるかどうかなどを含めて検討する。

 さらに、外国人旅行者の本人確認強化を目的に、宿泊名簿に国籍や旅館番号を記載するよう義務付ける旅館業法の規則改正も盛り込んだ。(共同)

698無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/08(水) 19:12
以前からこんなふうにたびたびやっていたのか?
それとも近時の政治的動きか。

政府、中国に中止要求 EEZ調査船活動で抗議
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20041208/20041208a1750.html

細田博之官房長官は8日午前の記者会見で、中国の海洋調査船が沖ノ鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で活動していることについて「このような事態が発生することは極めて遺憾だ」と強く抗議すると同時に、中国政府に活動中止を求めたことを明らかにした。

小泉純一郎首相は同日昼、官邸で記者団に「対立の海にしないで、協力の海にしようという大方針が決まっているから、ルールをよく守るのが大事だと思っている」と述べ、中国側の対応を批判した。

細田氏は会見で、調査船の活動が判明した7日夜、中国側に東京と北京で外交ルートを通じ活動中止を求めたことを明らかにした上で「今後中国側に対し適時適切に申し入れを行い、状況の改善を強く求めることとしたい」と述べた。中国側からの回答はないという。

699とはずがたり:2004/12/09(木) 21:16
ローマ帝国の現代版はかくも順調に発展を遂げているというのに我らが中華世界(中華という美称は中国本土のみならず西域や満州,越南や蒙古・西蔵・朝鮮・日本・樺太・千島等迄も含むと考えている。更には泰緬地域も含んでも良い。我々東洋人の住むこの地方こそが世界の中心なり)と来たらまだ冷戦構造すら引きずっている。。_| ̄|○

EU:ルーマニアの加盟交渉終了 07年加盟へ
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20041209k0000e030025000c.html
 欧州連合(EU)は8日、ルーマニアとの加盟交渉を終えた。司法機関や、競争政策などの整備を条件に07年のEU加盟を認めたもので、整備が遅れた場合、加盟は1年延期される可能性もある。今月のEU首脳会議で正式承認する。

 今後EUは同国について▽汚職防止▽国境監視体制の強化▽競争政策を担当する省庁の整備−−などを見守っていく。同国とEUは00年から、07年加盟を目標に交渉を開始。同年にはブルガリア加盟も確実視されており、これでEUは27カ国体制となる。
毎日新聞 2004年12月9日 10時27分

701名無しさん:2004/12/09(木) 22:35
東アジアの冷戦構造集結には、北朝鮮の解体も重要ですが、中国の共産党政権崩壊→漢連邦+諸民族独立国家への再編も重要ですね。あ、ベトナムも共産国か。いずれにせよ、共産国が消滅すれば、国家統合のために「反日」の旗が振られる機会は減るでしょう。

702名無しさん:2004/12/10(金) 00:24
>>699
大辞林 第二版 (三省堂)
ちゅうか ―くわ 【中華】<

(1)中国、漢民族が、自己の文化・国土を理想的なものとして自国をいった美称。それに対し、周辺諸民族を東夷(とうい)・西戎(せいじゆう)・南蛮・北狄(ほくてき)などと蔑称した。中夏。
「―思想」

http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E4%B8%AD%E8%8F%AF&amp;match=beginswith&amp;itemid=13129000

東アジア=中華と勘違いしていませんか?

703とはずがたり:2004/12/10(金) 05:22
つっこみ感謝>>702
勿論それくらい知ってますが,自説披露させていただきます。
ちょっと整理してみますと
1.中華というのは漢民族が自らの美称として使用。東夷・西戎等はその裏返し
2.石原などが中国という呼び方を嫌ってわざわざ中国が嫌がる支那と呼ぶのはこのその裏返し。
3.アジアと云う呼び方は元々トルコのアナトリア地方の事で今でも小アジアという
4.詰まりアジアというのはヨーロッパ人からみて自分らとは異質な連中が拡大されて使用されるようになった
以上から,我々をアジアと一括りにするのはヨーロッパ人の勝手であって,トルコなどは我々東洋の人間よりもヨーロッパ人と同質であり,ユーラシアと呼ばれる大陸が「アジア」と「ヨーロッパ」で分類されるのは只のヨーロッパ人の恣意である。
で,我々の歴史圏,中国を中心とした極東世界,を自分らで呼ぶとしたら,東洋も極東もピンと来ないので,コスモポリタンを指向する進歩派の自分としては中国が嫌がるような行動をわざわざするんではなく,中国人の誇りに満ちた自称を逆手にとって中華世界と呼ぶのが良いであろう,とこういう個人的見解です。
因みにヨーロッパは地中海世界ぐらい迄を一括りにすれば良いんじゃないかと思います。トルコがEU外だから加盟に慎重というのはナンセンスな話しで定義上トルコはヨーロッパの外だし,トルコは地政学的上,常にヨーロッパと一体的だったししのご云わずにEUに入れてやるべきです。これはモロッコなどにも云えることですが。

ワールドカップのアジア大会などはまぁ中東がヨーロッパと一緒にしたらみいな予選敗退してしまいそうだから仕方がないかも知れないけど,公平中立を旨とするオリンピックの予選なんかはこの歪なアジア予選という形では行って欲しくないですね。地域的にはヨーロッパと地中海世界・「中華世界」とインドぐらいがひとまとまりなんじゃないでしょうかね?

704名無しさん:2004/12/11(土) 00:41
>>703
> 我々の歴史圏,中国を中心とした極東世界
> 中国人の誇りに満ちた自称を逆手にとって中華世界と呼ぶのが良いであろう

歴代王朝(支配民族)が入れ替わっても属国のままの国ならば中国を中心とした極東世界
といっても仕方ありませんが、それではどこぞの国の「小中華思想」そのものですよ。

> 因みにヨーロッパは地中海世界ぐらい迄を一括りにすれば良いんじゃないかと思います。

トルコも西洋化政策を採用したのは20世紀にはいってからでヨーロッパと一体といえるかな?
あとモロッコもイスラム国家だけどフランス保護領時代の影響を今も引きずっているだけで、
ここが加盟したらアフリカ全土がEUに加盟しちゃいますよ。

705無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/11(土) 01:49
協議再開へ5カ国連携 日米、拉致問題絡めず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041210-00000221-kyodo-pol

 外務省の藪中三十二アジア大洋州局長は10日午後、米国のデトラニ朝鮮半島和平担当特使と同省で会談し、北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議の早期再開を、他の5カ国が結束して北朝鮮に働き掛けていく方針を確認した。拉致問題と6カ国協議は絡めるべきでないとの認識でも一致した。
 藪中氏は拉致問題で横田めぐみさんの「遺骨」として渡された骨が別人のものと判明した経緯を説明し、米側の支援を要請。デトラニ氏は日本の立場を支持する考えを表明した。
 デトラニ氏は、最近ニューヨークで接触した北朝鮮当局者が米国の対応を「敵視政策」と非難し「6カ国協議に出てもいいが、今はその時ではない」と、第2期ブッシュ政権の出方を見守る考えを示したと報告。「(感触は)芳しくなかった」と伝えた。

706とはずがたり:2004/12/11(土) 03:01
>>704
歴史の中心に中国の王朝と周辺国との柵封関係があったりなかったりはしましたがが,別に支配・被支配関係を以て中華世界を規定する事はないでしょう。純粋に地理的概念として範囲を指定してみただけです。

この意味がよく分かりませんが。
>それではどこぞの国の「小中華思想」そのものですよ。

嘗てラテン語を共有し文化的にもつながりの深かったヨーロッパ社会も別に何処が支配国家で何処が被支配国家という概念とは別個に地域概念は存在してます。

政治体制が大きく異なっているので政治統合は難しいですが,統合深める欧州に対して「中華世界」が支配だ被支配だといってると折角の3極の1極の地位が相対的に低下してしまうと危機意識を持っています。

また世界史の観点から見ればモロッコのアフリカの中南部とヨーロッパの関係を見ればヨーロッパとの関係の深さは一目瞭然で
>ここが加盟したらアフリカ全土がEUに加盟しちゃいますよ。
これは認識としてちょっと不注意な発言ではないでしょうかね。
ヨーロッパがギリシャ・ローマの古典古代の正統な後継者みたいな顔している以上ローマ帝国の最大版図モロッコからエジプト。トルコぐらいまでは「ヨーロッパ」でしょう。EUはローマ帝国の分裂以来フランク王国やドイツの第3帝国など欧州統一の試みがことごとく失敗してきたのに比類しうる壮大な実験であり,イスラム教とキリスト教そしてユダヤ教という同根の宗教を有し同じ印欧語族を喋る彼らが何処まで欧州に同化するのか注目です。

707名無しさん:2004/12/11(土) 22:42
ですから「中華」といのは地理的概念の用語としては不適切といっているのですよ。
小中華思想については↓を参考にしてください。北も南も同じ感じですけど。
http://www.asahi-net.or.jp/~fv2t-tjmt/daigojuunanadai

EU拡大は共有できる価値観を作り出す時間が必要みたいですね。

<対トルコ>「EU加盟基準を厳しくすべき」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000147-mai-int
トルコのEU加盟実現は15年後? きょう交渉開始勧告も長期化は必至
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041006-00000010-san-int

708名無しさん:2004/12/11(土) 22:47
台湾の立法委員選挙、野党連合が勝利宣言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041211-00000112-yom-int

 【台北=石井利尚、関泰晴】台湾の立法委員(国会議員に相当、定数225)選挙が11日行われた。
 即日開票の結果、独立志向を強める陳水扁総統(53)が率いる民進党と台湾団結連盟(台連)の与党連合(現有議席92)は伸び悩んだのに対し、対中関係改善を訴える国民党と親民党の野党連合(同111)が議席を伸ばし、引き続き多数派を占めることが確実となった。
 陳総統は今回、過半数を制した上で、台湾独自の憲法制定を目指す戦略だったが、野党連合が立法院(国会)の主導権を維持することとなり、陳総統の自立化(台湾化)路線には歯止めがかかりそうだ。
 野党連合の国民党スポークスマンは同夜、「過半数を獲得した」と勝利宣言を行った。与党側も同夜、「目標に達しなかった」と敗北を認めた。

http://vote2004.chinatimes.com/report/Vote2004/Ballots/main.htm

青 115(国民党 79 親民党 34 新党 1 他 1)
緑 100(民進党 88 台連党 12)

709とはずがたり:2004/12/11(土) 23:09
>>707
まぁ,別になんかいい呼び名があったら教えて下さい。

>>708
韓国・台湾・日本と在地の保守が根強いですねぇ。
民主党が政権とれば自民党は解体する,その時は民主党と自由党の二大政党制だと数年前まではやや煽り気味に主張してましたが,最近では下野して数年しても,地方基盤で利権配分を旨とする「アジア」型保守は解体しない,純粋「改革保守」政党は幻影ではないかと思うことしきりです。
自民党も都市部では改革保守・リベラル色を強めながらも主地盤の地方で粘りそうだ。

711無党派さん </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2004/12/12(日) 01:01
とはさんは、地理的概念としておっしゃってるんですよね。
「中華世界」=「大東亜共栄圏」 概ねこうなのかもしれませんね。
私、面白がりな性質なもんで、他意はありません。。。

712とはずがたり:2004/12/12(日) 01:19
おお,結構近いもんがあるかも(・∀・)

経済統合や文化統合を論じたいときに純粋に地理的概念(ユーラシア・アフリカといった大陸)で論じるのは余り意味が無いのかな?

山口県の経済団体が九州と組んでいるので「九州・山口経済連合会」となってるけど,経済的にはひとまとまりだけど地理的にまとめる言葉がないんですね。
俺の云うところの中華世界,日本軍部の云ったところの大東亜共栄圏,一般には東アジアor極東(かな?)の統合の旗として何かいいこなれた単語が欲しいと思う今日この頃です。
市町村合併でも新市名が一つの大きな鍵だし。

713名無しさん(701):2004/12/12(日) 12:11
そうですね。東アジアという枠組みに注目することはいいのですが、統合を語るには、「中華世界」では中国が、「大東亜共栄圏」では日本がヘゲモニー国家という印象が強すぎてしまいますからね。やはり、現状では、「東アジア」がベストでしょう。

714杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2004/12/12(日) 16:37
>>695
>>710
この一件ですけど、単純に「政府与党=悪」「野党=善」の図式で捉えきれないんですよね。

http://www.tanakanews.com/e1130ukraine.htm から抜粋:

 11月21日に行われたウクライナ大統領選挙の決選投票は、現職のクチマ大統領の路線を継承する与党のヤヌコビッチ候補(現首相)の陣営に有利になるように不正が行われた結果、いったんはヤヌコビッチの勝利になりかけたものの、野党ユーシェンコ候補の支持者が首都キエフで大集会を行って不正を糾弾した結果、政府側が窮して不正を認めざるを得ない状況になった・・・というのが一般に報じられている展開だ。
 しかし、私が見るところ、この「政府が選挙不正をしたが、市民と野党の努力で暴かれた」という筋書きは、英米やEUの政府と大手マスコミの多くによって演出されたものである可能性が高い。実際には、政府側はそれほどの選挙不正をやっておらず、むしろ野党側が与党支持の有権者を威圧するなどの不正を行ったことが明らかになっている。

 実際のところ、ウクライナで選挙不正を行ったのは政府側ではなく野党側だった可能性がある。少なくとも、政府側と同様に野党側も不正を行っていた。前出の独立系人権団体BHHRGの報告書によると、ユーシェンコ支持の野党機関紙「トーチカ・ゾラ」の記者と称する人々が各投票所に派遣され、記者の肩書きを使って投票所内部に入り込み、投票箱の近くに陣取って投票に来た人々を威圧した。

 ユーシェンコを診察したウィーンの医師は、いったん「毒を盛られた形跡はない」と発表した後、ユーシェンコの側近からカルテを書き直すよう脅され、身の危険を感じて警察に保護を求めるとともに「毒を盛られたかどうかは、生物化学兵器の専門家の調査に委ねたい」と言い方を変えたという経緯がある。


[My HP] http://politics.mtcedar.com/
      http://mtcedar.txt-nifty.com/

715とはずがたり:2004/12/13(月) 21:15
>>713
先述の如くアジアという単語を自分らに向けて遣いたくないので,俺が中華世界とか大中華圏とか俺が云ってたら世間では東アジアのことだと思ってて下さい。

>>714
成る程ね〜。。

716とはずがたり:2004/12/14(火) 05:58
頑張れ陳水扁!

台湾:陳総統が党主席を辞任へ 選挙敗北で引責
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20041214k0000m030167000c.html

 台湾の陳水扁総統は13日夜、与党連合が敗北した11日の立法院選の責任を取り、兼務する民進党主席を辞任する意向を同党幹部に明らかにした。14日の党常務委員会で正式表明し、了承される見通し。党主席辞任は、支持者に敗北のけじめを示すためとみられる。

 後任はすぐには決めず、党規約に従って暫定的に呂秀蓮副総統を代理主席に起用する案が浮上している。来年前半にも、党内選挙を実施し、後任主席を正式に選出する。

 民進党と台湾団結連盟(台連)で構成する与党連合は立法院選で過半数(113議席)獲得を目指したが、合計で101議席に終わった。
毎日新聞 2004年12月14日 1時06分

717とはずがたり:2004/12/14(火) 23:56
昔の戦争とかはこんな感じだったんじゃないの?
それにしても60〜70%ってお婆ちゃんや男も含まれてないとこんな数字にならないと思うんだけど。延べ人数を国民の人口で割ったりしたのか?14年の長きに亘る内戦だからかね?

<リベリア>14年間の内戦中に国民の3分の2が性的被害
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041214-00000139-mai-int

 国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」は14日、アフリカ西部リベリアで昨年まで14年間続いた内戦で国民の60〜70%が何らかの形で兵士から性的虐待を受けた可能性があるとの調査結果を発表した。200万人以上が被害を受けた計算になり、紛争下でこれほど大規模な性的虐待が行われたとの指摘は異例。
(毎日新聞) - 12月14日22時36分更新

718とはずがたり:2004/12/15(水) 06:11
野党側も随分怪しいようですが(>>714)さて真実は何処に。。

議会調査も暗殺未遂に傾く=ロシア関与説も−ウクライナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041215-00000530-jij-int

ウクライナ議会は14日、野党大統領候補、ユシチェンコ元首相が猛毒のダイオキシンを摂取したとする再検査発表を受けて議会調査委員会の活動を再開し、シブコビッチ委員長は会合後、同氏への毒物注入があったことは疑いないと述べた。
 同委は、検察資料や病院の再検査結果などの調査を続け、26日のやり直し決選投票後に調査結果を公表する。検事総局も既に、暗殺未遂の疑いで捜査を開始している。
 野党のパブレンコ議員は「ロシアはユシチェンコ氏の当選を恐れ、選挙に干渉した」と述べ、ロシア関与の可能性も調査することを示唆した。別の議員は、旧ソ連国家保安局(KGB)に所属した薬物専門家が関与した可能性に言及した。 
(時事通信) - 12月15日3時0分更新

719とはずがたり:2004/12/15(水) 06:18
えらいハッキリ書くねぇ。
>大統領選では、庶民の絶大な人気を当て込んだ野党が担ぎ出したが、政治知識のなさが露呈し、
>政策論争などは一切できないまま、組織力に勝るアロヨ氏に接戦の末に敗れた。

F・ポー・ジュニア氏死去 比大統領候補の映画スター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041214-00000061-kyodo-int

5月のフィリピン大統領選挙に出馬し、現職のアロヨ氏に競り負けた国民的映画スター、フェルナンド・ポー・ジュニア氏が14日、マニラ首都圏の病院で脳こうそくのために死去した。65歳。11日にパーティーの最中に目まいと後頭部の頭痛を訴えて入院、昏睡(こんすい)状態が続いていた。
 母は米国人、父は映画俳優。高校を中退し、1950年代にギャング映画で主役に抜てきされた。用心棒や警官、抗日ゲリラなどの役でアクション映画を中心に200本以上の作品に出演。「映画王」と呼ばれた。
 大統領選では、庶民の絶大な人気を当て込んだ野党が担ぎ出したが、政治知識のなさが露呈し、政策論争などは一切できないまま、組織力に勝るアロヨ氏に接戦の末に敗れた。
(共同通信) - 12月14日10時59分更新

720とはずがたり:2004/12/15(水) 06:19
脱北者支援の韓国人牧師、北朝鮮に拉致されていた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041214-00000105-yom-int

 対北朝鮮国境に隣接する中国吉林省延辺朝鮮族自治州の延吉で2000年1月、北朝鮮脱出住民の亡命を手助けしていた韓国人牧師(57)が北朝鮮に拉致されていたことが、14日明らかになった。

 韓国の公安当局は、拉致に関与し、その後韓国に入国した朝鮮族の男(35)を国家保安法(和合・通信)違反、拉致監禁の疑いで同日までに逮捕した。

 14日付朝鮮日報など韓国マスコミの報道によると、拉致されたのは米国永住権を持つ金ドンシク牧師。金牧師はさる95年から中国で活動。99年11月、脱北者11人を第三国を通じて韓国に亡命させたのを機に北朝鮮当局から「除去対象」に挙げられていたという。2000年当時から金牧師は拉致されたと見られていたが、今回、朝鮮族の男の逮捕でこれが確認された。金牧師は現在、平壌に滞在中との情報もある。

 韓国の国家情報院などは、逮捕した男が北朝鮮当局により工作員教育を受けていたとし、ほかに数人の共犯者がいると見て行方を追っている。男が韓国入りした経緯は分かっていない。
(読売新聞) - 12月14日12時3分更新

721名無しさん:2004/12/16(木) 21:14
李登輝氏が27日にも来日…「旅行希望」でビザ発給へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041216-00000205-yom-pol

 細田官房長官は16日午前の記者会見で、来日を希望している台湾の李登輝・前総統へのビザ(査証)発給を認める方針を明らかにした。
 日本の対台湾窓口である交流協会台北事務所によると、李氏は12月末から来年1月初めまでの約1週間、名古屋、京都方面に家族で観光旅行をしたいとの希望を伝えてきている。27日にも、来日する見通しだ。
 細田長官は記者会見で、「(李氏は)何ら政治活動を行うものではないと理解し、政府としてはビザを発給する方針だ」と述べた。その上で、「わが国の台湾に対する立場には何の変更もなく、台湾独立を支持しないことを改めて明確にしておきたい。本件が日中関係に大きな影響を与えるとは考えていない」と語った。
 李氏の来日は、2001年4月に心臓治療の目的で訪れて以来となる。
 李氏は当初、今年9月下旬の来日を希望していたが、政府は今月行われた台湾立法院選挙への影響などを考慮し、ビザ発給を保留していた。
 政府は15日、在京中国大使館を通じ、中国政府にビザ発給方針を事前に伝えた。中国側は「本国に伝える」と回答した。李氏は最近、「『台湾』を国名にすべきだ」などと主張しており、中国が李氏来日に反発するのは確実だ。
(読売新聞) - 12月16日14時47分更新

722とはずがたり:2004/12/17(金) 02:43
>>699-715:中華世界論争
ヨーロッパの語源に就いて
欧羅巴の語源も大した語源ではないから学者どもの頭を悩ましてたのか。

フェニキアの神々
http://astro.ysc.go.jp/izumo/sin_euro.html

  エウロペは,ヨーロッパの語源となったという伝説の,雄牛となったゼウスにさらわれたフェニキアの テュロスの王女だ.つまりフェニキアの言語という理屈にはなる.フェニキアは民族としては,メソポタミア と同じセム語族のアジア人で、位置は後にカナーンと呼ばれる地中海沿岸地域,現在はシリア,レバノン, イスラエルの一部となっている.

  エウロペの語源はヘロドトス以来多くの学者の頭を悩ませてきた.ヨーロッパという重大な名前が なぜセム人の簡単な1エピソードから命名されなければならなかったのか.
  近年の説得力のある説の1つに、アッカド語「エレーブ(沈む=日の沈む処)」からきたのでは ないか,というものだ.アジアも同じく「アスー(出る=日の出る処)」からきた,というものです. ヨーロッパの研究者はあまり信じたがらないようだが,他の説は根拠が薄弱なので,定説となる日も 近いだろう.

http://www.nikki.ne.jp/news/115632.html
<エウロパ2003>
 フランスの人気シリーズ<エウロパ>の第3弾、2003年バージョン。毎回、裏面デザインを一新しています。ヨーロッパの語源といわれる<エウロパ>はギリシャ神話に登場する女神。その美貌に恋したゼウスが白牛となって近付き、エウロパが白牛に乗って巡った地域がヨーロッパと言われています。

「4大陸 ヨーロッパ」
http://www.royalcopenhagen.co.jp/gallery/item.html
 ロイヤル コペンハーゲンのフィギュリンの中でも、この“4大陸”と呼ばれるこの作品は、磁器人形の世界的名作と評価されているシリーズです。ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、アジア……、オーストラリアはまだ当時歴史に登場していませんでした。
 それぞれの大陸をシンボライズする形で作られたこの“4大陸”は、ギリシャ、ローマ神話をその根底としています。
 よく知られているように、ヨーロッパの語源は、フェニキア王の娘エウロパの名をとったものといわれています。
 美しいエウロパに心ひかれたゼウスは、かねてから目をつけていたエウロパに接近しようとするがなかなかその目的を果たすことができませんでした。ある日、水辺で遊ぶエウロパの元に、雪のような白い牛が沖から泳ぎ寄り、気を許したエウロパがその背に乗るやいなや、この牛は彼女を背に乗せたまま地中海ををかき分け、エウロパを連れ去ってしまいました。白い牛に姿を変えたゼウスの仕業です。
 クレタ島に上陸したこの牛とエウロパは、その土地に初めて来た人間ということで、その土地の名となり、そこはヨーロッパと呼ばれることとなりました。夜空に浮かぶおうし座は、この時ゼウスが姿を借りた牛が空に上げられたものといわれています。
 歴史や神話に名を残すこのエウロパの略奪のストーリーが、“4大陸”の中のヨーロッパとして形にされたものなのです。

723とはずがたり@転載:2004/12/17(金) 19:04
韓日の「アジア平和連帯」18日発足
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/808

日本議員らが初の「慰安婦謝罪訪問」へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/808

李登輝氏が27日にも来日…「旅行希望」でビザ発給へ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/810

725名無しさん:2004/12/18(土) 23:54
日韓「砂むし風呂会談」立ち消え 浴衣姿、韓国側問題視
http://www.asahi.com/international/update/1218/007.html

 鹿児島・指宿温泉名物の「砂むし風呂」で日韓首脳が横たわって歓談を、という演出が、浴衣姿のイメージを懸念する韓国側の申し出で立ち消えになった。韓国大統領府関係者が明らかにした。
 砂むし風呂は、浴衣のまま温泉の熱で暖めた浜辺の砂に横たわり、頭以外をすっぽり砂で覆い、サウナのように汗を流す。絵になる光景だと日韓外交当局同士で調整を進めていた。
 ところが、浴衣姿になることを問題にする声が韓国側から出た。着物や羽織はかまは「日本の植民地時代を連想させる」として好感を持たない人もいる。計画を伝え聞いた韓国の報道機関が「大統領が浴衣を着れば、批判的に報道する」と当局に予告したのがだめ押しになり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領自身が断念したという。
 小泉首相は17日夜、1人で砂むし風呂に入り、「あったけえな。気持ちいいな」と楽しんだ。 (12/18 17:15)

726名無しさん:2004/12/19(日) 00:00
中国当局「知識人礼賛許さぬ」―体制批判に危機感
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041218-00000114-yom-int

 【北京=佐伯聡士】中国の胡錦濤政権が、真正面からの体制批判を公にするのもためらわない行動的な知識人、「公共知識分子」をスター扱いし、その言論をメディアが大きく扱う風潮を批判するキャンペーンに乗り出した。
 南方日報系の中国誌「人物週刊」が9月に「中国に影響を与える公共知識分子50人」を選んだことがきっかけで、これらの知識人の言論を礼賛することが、無制限の政権攻撃につながりかねないとの危機感を反映したものだ。
 上海市共産党委員会機関紙「解放日報」は11月15日、「『公共知識分子』という概念の実質は、知識分子と党、大衆との関係を離間させるものだ。知識分子は労働者階級と大衆の一部であり、党の指導下にある」との論文を掲載し、「『公共知識分子』は独立したオピニオンリーダー」との見方を厳しく非難した。
 「公共知識分子」がもてはやされる背景には、市場経済化に伴い、知識人が民間シンクタンクを立ち上げるなど、言論活動をビジネス化する例が増えているという状況がある。大学教員としての本業よりも副業の収入が多い知識人も出てきた。一方、メディア側にも、大衆受けする知識人をスター扱いすることで、新聞や雑誌の売れ行きが良くなるとの計算もある。
 共産党筋は、言論統制キャンペーンについて、「農民らの暴動が相次ぎ、社会不安への懸念が強まっている時だけに、知識人とメディアに、これ以上の勝手な言論は許さないという警告を発したものだ」と強調する。
 昨年6月、山東省青島で開かれた「民間改憲フォーラム」で、急進的な政治改革案を提唱した50歳代の知識人は今も24時間態勢で当局の監視下にある。外出時には尾行も付く状態だ。この知識人は「江沢民時代よりも逆に締め付けが厳しくなっている」と嘆く。胡政権に政治改革を期待する声が強かった急進改革派の知識人の間には、失望感が広がりつつあるようだ。
(読売新聞) - 12月18日23時14分更新

727さむらい:2004/12/19(日) 05:27
>>726
独裁体制の本性を表しましたね。
>>725
>日本の植民地時代を連想させる。
やれやれ。
国家元首の威厳が損なわれるからとも言ってましたね。

728とはずがたり:2004/12/19(日) 05:55
小野田寛郎さんに勲章 日本人初、ブラジル空軍
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041218-00000006-kyodo-int

 第二次大戦終戦を知らずにフィリピン・ルバング島のジャングルで約30年間潜んだ後に日本に生還、ブラジルに移住した元陸軍少尉、小野田寛郎さん(82)に、ブラジル空軍が「サントス・ドゥモン勲章」を授与したことが17日、分かった。民間人に与えられる勲章の最高位で、日本人が受章するのは初めて。
 ブラジル空軍は、小野田さんの軍人としての経歴やブラジルへの貢献をたたえて授与した。
 陸軍中野学校で学んだ小野田さんは、1944年12月、ルバング島に派遣され情報収集などを担当。終戦を知らないままジャングルに潜んでいたところを発見され、74年3月、無事に日本に帰還した。翌年にはブラジルに移住し牧場を経営する一方、日本人会を設立して会長を務めるなど活躍している。
(共同通信) - 12月18日1時28分更新

729とはずがたり:2004/12/19(日) 05:56
陳氏だけじゃなくて連戦も辞めちゃうようで。こっちはもうお歳か。

台湾最大野党・国民党の連戦主席、来年8月の退任表明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041218-00000112-yom-int

 18日付の台湾各紙によると、台湾の最大野党・国民党の連戦主席(68)は17日、地元テレビのインタビューの中で、来年8月の任期満了に伴い、主席を退く考えを初めて正式に表明した。

 国民党の新しい主席が2008年の次期総統選の野党連合統一候補になる可能性が高く、2000年と今年3月の2度の総統選で陳水扁総統(53)に敗れた連氏は、後進に道を譲ることになる。

 国民党内には世代交代を求める声があり、連氏は、11日の立法委員(国会議員に相当)選挙で、野党連合が過半数を獲得して勝利したことから、交代を決断したと見られる。後継の主席を決める党の選挙は来年4月をメドに行われる。
(読売新聞) - 12月18日23時14分更新

730とはずがたり:2004/12/19(日) 05:57
>>724

東論西談:EU加盟目指すトルコ 念願と不信が屈折
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041219k0000m070130000c.html

 トルコで今、ゴマパン屋のチェーン店が繁盛している。ドーナツ形のパンはトルコ語で「シミト」と呼ばれる。どの店もセルフサービスで、基本的にシミトとチャイ(紅茶)しか置いていない。田舎風の小ぶりな木製のテーブルとイスが、店内にトルコ伝統の雰囲気を醸し出している。シミト1個と紅茶1杯で100円そこそこ。3年前の経済危機で誕生したトルコ版ファストフード店だ。

 「トルコ人ならハンバーガーよりゴマパンでしょ」。若者の客になぜハンバーガー店に行かないのか尋ねると、そんな答えが返ってきた。最近はハンバーガー屋の跡地にゴマパン屋が開店したりしている。「欧米に対するトルコ人の屈折した心理も影響していると思いますよ」。現地助手はそう解説する。

 欧州連合(EU)の加盟問題を取材するためトルコを訪れたが、EU加盟を熱望する声が意外に少ないことに驚いた。若手企業家らでつくるトルコ青年実業家協会の幹部は「EU切望の時期は過ぎた」と言い、「トルコの誇りを傷付けてまで加盟に固執する必要はない」と語気を強めた。

 背景には、EUへのぬぐいがたい不信感がある。トルコ第3の都市イズミルで行われた大学生の世論調査では、全体の74%が「EU加盟に賛成」と答えたが、うち45%は「EUがトルコ加盟を認めると信じていない」と答えた。一口に加盟賛成が7割を超えると言っても、その熱意はEUへの不信感ですっかり冷え込んでいるのが実態だ。

 トルコは63年にEUの前身と連合協定を締結して以来、41年間もEU加盟を夢見てきた。ここ数年は加盟条件を満たすため民主化や人権改善などを大車輪で進め、EU欧州委員会の拡大担当委員に「加盟条件は整った」と言わせるだけの成果を上げた。だが、EU側は首脳会議の直前になって、加盟条件になかったトルコと緊張関係にあるギリシャ系キプロス共和国の承認を新たに追加。トルコのエルドアン首相はこうしたやり方に「差別だ」と怒りの声を上げた。

 第一次大戦後、オスマン・トルコ帝国に代わって誕生した新生トルコにとって、欧州は常に近代化のかがみであり、手本だった。国民の99%がイスラム教徒でありながら、厳格な政教分離の原則を貫くことで、自分たちが欧州の一員として認められる日が来ると信じてきた。半面、西洋へのあこがれやオスマン時代からの自尊心、イスラム教徒としてのアイデンティティーのはざまで、トルコ人は自分たちのあるべき場所を探しあぐねてきた。

 EU首脳会議はトルコに対し、来年10月3日からの加盟交渉開始を約束したが、交渉には10〜15年が必要とみられている。「トルコ人は自分たちが向かおうとしている場所に不安を感じています。10年後に同じ道を歩いているかどうか、誰にも分かりません」。現地助手の話に耳を傾けながら食べるシミトが、なぜかのどにつかえた。[イスタンブール樋口直樹]
毎日新聞 2004年12月19日 0時21分

731とはずがたり:2004/12/19(日) 07:51
>>727
まぁ国際儀礼としてこういう場合に相手国の服装に身を包む事になってるのでしょうけど,韓国の人が植民地時代に強制させられたのを思い出すのは本当ではないでしょうかね?

別に第三国人(字義通り日本や韓国以外の国の人のこと)が「まだそんなこと云ってるの」と云う分にはかまわんと思いますが日本人がそれを云ってしまうのは如何なものかと思います。

732さむらい:2004/12/19(日) 10:34
>>731
>植民地時代に強制されられた
いやいや当時、彼らは自分たちから日本人になろうとしてたんですよ。
創氏改名にしても朝鮮人の側から要求したくらいですから。
今は事大主義の矛先が日本じゃなくて中国の方へ向いてますから
日本を徹底的に貶めて金を取れるだけ取ろうと日本を脅してますけど、
当時はかの国の事大主義の矛先が日本に向いてましたからね。
彼らの事大主義に付き合わされるのはもうこりごりといった感じです。

733とはずがたり:2004/12/19(日) 11:50
別に好きこのんで日本の植民地になったわけではないのですから植民地にされたあと,様々な不利益を日本から押しつけられた状況での彼らの行動を取り上げて日本人になろうとしてた云々はナンセンスです。

当時の日本は列強でしたし法整備も整ってまして,多くの植民地的収奪や強制連行も法律上は概ね合法だったのでしょう。
だから日本が法律に則ってやったから悪い事してなかったとはならない訳です。

734名無しさん:2004/12/19(日) 21:07
 私は、たとえ当時の国際法上は合法だったとはいえ、朝鮮が好んで植民地になった訳ではないことは、事実だと思います。また、生活上さまざまな不利益を被ったからこそ、創氏改名などの同化政策を望んだ、というのもその通りだと思います。民族の誇りは尊いものです。私は、一人の日本人、一人の民族主義者として、これを蹂躙された朝鮮人を思うと胸が痛みます。
 しかし、今の日本、特に若い世代の日本人が卑屈になる必要は全くないと思います。なぜなら、現役世代が朝鮮半島を侵略したわけではないのですから。私たちが責任を負うべきことは、侵略戦争を二度と繰り返さないことや、民族差別を根絶することといった、現在から未来にかけてのことだと思います。過去の戦争責任を我々に問うのは、ナンセンスだと思います。
 そして、国内の反体制派の目を背けるために日本をダシに使うのは、いい加減にして欲しい!一日も早く、北朝鮮や中国の共産党政権が倒れてくれることを願っています。

736とはずがたり:2004/12/20(月) 08:55
ポル・ポトの「墓」、観光資源に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041219-00000002-yom-int

 カンボジア北部、タイ国境の町アンロンベンは、虐殺や強制労働で170万人とも言われる人々を死に追いやったポル・ポト派の「墓場」だ。ここに、タイからの観光客と、それを当て込んだ商人たちが押し寄せている。(アンロンベンで 川辺 徹、写真も)

 アンロンベンでは、1998年に同派の最高指導者で元首相のポル・ポトが死亡。翌年、最後まで政府軍への抵抗を続けたタ・モク元参謀総長(77)が、ここで拘束され、ポト派は完全消滅した。

 内戦時代、この町は、秘密のベールに包まれていた。今でも、アンコールワットがあるシエムレアプからは、車で約7時間かかる。こぶだらけの悪路だ。

 ところが、昨年末、タイ国境に検問所がオープン。タイ側から簡単に入れるようになった。「ポル・ポト支配」の跡を、のぞけるようになったのだ。カンボジア当局者は、「タイから月に2000―3000人入ってきますよ」と話した。

 にぎわう検問所のそばに、ポル・ポトが死の前年、派内の裁判で殺人罪などで終身刑を言い渡された建物の柱が残る。100メートルほど離れた雑草の茂みの中には、トタン屋根で覆われた「ポル・ポトの墓」があった。ベッド大で高さは20センチほどの平らな土盛りがあり、焼けこげたタイヤの一部が残る。ここでポル・ポトの遺体が焼かれ、放置されたという。

 周辺には、ポル・ポト政権の虐殺を描いた映画「キリング・フィールド」の海賊版VCD(ビデオコンパクトディスク)や、怪しげなブランド時計、木製品など、雑多な土産物を並べた店が数十軒。VCDを売るカンボジア人女性(35)は「検問所が開いたというニュースを聞き、『商売になる』と思ってコンポンチャム州から家族4人で来た」と話した。

 政府も観光開発を強力に後押ししている。観光省は、約100ヘクタールを「若い世代に歴史を伝え、世界に平和をアピールする歴史観光エリア」とする計画を、近く閣議に提出する予定だ。

 建前はともかく、国内総生産(GDP)に占める観光収入の割合が7・5%(2002年)と、東南アジア諸国連合(ASEAN)で最も高いカンボジアにとって、「ポル・ポト」が貴重な観光資源であるのは間違いない。政府は、ポト派消滅の2年後、早くもアンロンベン観光開発構想を立てていた。

 タイ人客に交じった少数の国内客の胸中は、複雑なようだ。宿を経営する元政府軍司令官ロン・サルーンさん(55)は「『今もポル・ポトの死を信じ切れず、自分の目で確かめたくて来た』という人が多い」と話した。

 ポト派に属していた住民の心は、さらに複雑だ。

 州観光局ガイドとして、英語とタイ語で地区を案内するウン・ケムラさん(25)は地元出身。ポト派の病院で医師だった母の勧めで、8歳から8年間、タ・モク元参謀総長の家族と暮らした。同じベッドで寝起きし「タ・モク家の息子同然だった」という。

 カンボジアではいま、同派の大量虐殺を裁く特別法廷の準備が進む。元参謀総長も被告の1人になると見られている。ケムラさんは、「タ・モクは困った住民にも食べ物を与えた。彼が裁かれるなら……。これ以上は言いたくない」と言葉をのみ込んだ。

 「ポル・ポトの墓」の前に置かれた空き缶の中に線香があった。地元の人が供えたものという。

 ◆ポル・ポト派=カンボジア内戦でポル・ポトが率いた武装組織。毛沢東主義を信奉し、1975年、親米のロン・ノル政権を打倒。翌年、政権樹立。恐怖政治を敷き、79年の政権崩壊後は、主にタイ国境方面でゲリラ活動を展開。91年、国連仲介のパリ和平協定に加わったが、93年の総選挙には参加しなかった。
(読売新聞) - 12月19日9時38分更新

737とはずがたり:2004/12/20(月) 08:56
米で情報機関改革法が成立、国家情報長官ポスト新設
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041217-00000116-yom-int

 ブッシュ米大統領は17日午前(日本時間同深夜)、米国の情報機関の大幅な建て直しを狙った情報機関改革法案に署名、同法は成立した。

 中央情報局(CIA)や国防情報局(DIA)など現在の15の情報機関を統轄する国家情報長官ポストの新設などが柱で、ブッシュ政権は同法の下で同時テロやイラク戦争などで露呈した米情報機関の機能低下への本格的な改善に乗り出すことになる。

 改革法は1947年のCIA創設以来、情報機関の最大の改編。大統領は近く新長官を指名する。

 同法は7月の「米同時テロに関する独立調査委員会」最終報告を受けて法案が作成されたもので、<1>国家情報長官ポストを新設し人事、予算面での権限を同長官に集中する<2>国家テロ対策センター設置<3>国境警備の1万人増強などを明記している。

 同法をめぐっては各情報機関に大きな影響力を維持してきた国防総省が当初、指揮権問題などを理由に共和党の一部議員とともに難色を示したが、最終的には大統領やチェイニー副大統領の働きかけで法案は今月上旬、議会を通過した。
(読売新聞) - 12月18日1時30分更新

738とはずがたり