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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

2906とはずがたり:2013/11/23(土) 13:37:02

「即刻クビにしろ」 沖縄防衛局長続投に異論噴出
2013.11.23 07:00 [防衛オフレコ放談]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131123/plc13112307010003-n1.htm

 防衛省が重要な地方拠点「沖縄防衛局」のトップである武田博史局長を続投させる方針を固めた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題が最大のヤマ場を迎える中、沖縄防衛局は前線拠点の役割が求められるが、情報収集と地元対策で動きが鈍く、不満を募らせる本省側との溝は深まるばかり。その元凶が武田氏で、省内では続投方針に異論が噴出。自民党国防関係議員も「即刻更迭すべきだ」と怒りをあらわにし、防衛省への圧力を強める構えだ。

ミスター無策

 「年明けの局長交代はない。夏まで続投だ」
 11月上旬、武田氏の続投情報が防衛省内を駆け巡った。

 武田氏が局長に就任したのは昨年9月で、1年余りたつ。その間、普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向け、防衛省は仲井真弘多知事に辺野古での海面埋め立て申請を行った。今年12月以降には仲井真氏による埋め立て承認か不承認の判断が下される。

 「辺野古移設の実現」か「普天間の固定化」かという重大局面で、武田氏は移設実現へ陣頭指揮すべき立場だが、腰の重さが際立っている。

 来年1月19日投開票の名護市長選に出馬を表明した自民党の末松文信県議が、市幹部として辺野古移設に長く関わり「ミスター辺野古」と呼ばれるのになぞらえ、武田氏は「ミスター無策」と揶揄(やゆ)される始末だ。

高みの見物

 ミスター無策が誇張ではない実例を挙げる。

 今年3月、沖縄防衛局が県北部土木事務所に仲井真氏に対する埋め立て承認申請を提出したときのこと。那覇市の県庁に申請するとみられていたが、名護市にある北部土木事務所を提出先に選んだ。

 これは一昨年12月、当時の民主党政権が環境影響評価(アセスメント)の評価書提出に際し、県庁で反対派の抗議活動を受け、提出に手間取った轍(てつ)を踏まないためだった。防衛省幹部は「県庁に申請書を持っていくふりをする陽動作戦も駆使した」と振り返る。

 周到な作戦を立案・指揮したのは武田氏の部下だったとされ、武田氏は「高みの見物」とばかりに丸投げしていたという。

 混乱を回避し、無事に申請を終えたことに首相官邸から沖縄防衛局は高く評価され、武田氏の株も上がったが、内実は部下の手柄に便乗しただけのようだ。

動くに動けぬ部下

 もうひとつの無策は現在進行形であるだけに、より深刻だといえる。冒頭、沖縄防衛局は普天間移設の前線拠点と指摘したが、武田氏はその役割を放棄しているように映る。

 「知事が(埋め立て申請を)承認できるような環境(づくり)をいろいろな方面で努力しないといけない」

 安倍晋三首相は今月19日、沖縄県経済界幹部との会談で強調した。知事の承認を得るための環境整備には2つの課題があった。(1)名護市長から仲井真氏への辺野古移設に反対する意見の提出阻止(2)名護市長選で移設に反対する現職の再選阻止−だ。

 市長意見の提出阻止には市議会で意見案を否決するだけの多数派工作が必要だった。現職の再選阻止は移設を容認する候補者の勝利を意味する。

2907とはずがたり:2013/11/23(土) 13:38:08
>>2906-2907
 沖縄防衛局は前線に立つだけに、「多数派工作では市議の心境の変化と動向をつかみ、市長意見案否決に向け粘り強く説得することが求められる」(防衛局OB)のは当然だ。現職の再選阻止にしても、移設を容認する有力者や地元経済界関係者から情報を収集し、本省や自民党幹部に的確に伝える必要がある。

 しかし、武田氏はこれらの職務に自ら動こうとしないばかりか、「勝手なことはするな」といわんばかりに部下の行動も制約している。

 「やる気のある部下は動くに動けず、不満を募らせている」(同)という。

本省に駆け込む

 こんな情報もある。武田氏が本省に駆け込み、省幹部を説得して回ったというのだ。
 「本省の担当者が地元調整で横やりを入れようとしています。余計なことはさせないでください」
 防衛省幹部は武田氏がそう懇願したと証言する。

 背景はこうだ。
 防衛局のあまりの無策に業を煮やした本省側は、名護市や沖縄県に人脈のある本省職員を現地に送り込み、情報収集や調整にあたらせようとした。知事承認を得るための環境整備に残された時間は残りわずかで、やむにやまれぬ判断だった。

 その動きを察知した武田氏が、幹部との直談判で阻止したという。

 「何もしないくせに、本省がアクションを起こそうとすれば邪魔をする。あの人はいったい何なんだ」
 防衛省幹部は怒りを隠そうとしない。
 「結局、自分が傷つきたくないだけだ」
 過去、沖縄防衛局は地元メディアなどによる恣意的報道で傷つけられてきた経緯があり、武田氏は失点しないことだけに傾注し、ひたすら保身に走っているとの見方は多い。

疑われる本気度

 自民党沖縄県連幹部は「武田氏の無策のツケは大きい」と批判する。

 辺野古移設に反対する名護市長意見の提出は、指をくわえたまま阻止できずじまい。地元での情報収集と調整の不足が、名護市長選での保守系候補の分裂を招いたことも否定できない。

 もちろん官僚が行動できる範囲には限界がある。ならば、自民党幹部や県選出国会議員との情報交換を密にし、側面支援してもらうこともできたはずだ。

 省内では武田氏を早期に交代させる人事案も浮上した。だが、適任の候補者はいるものの人事異動の流れを乱さないため、「異動は来夏まで待つべきだ」との判断が優先された。

 「今は非常時。日米同盟の行く末を左右する問題の決着を前に人事異動の流れを気にしている場合か」

 県経済界の重鎮は防衛省の判断に憤り、「沖縄の局長を務めるのなら、返り血を浴びる覚悟がなければ仕事はできない」と断じる。

 そしてこう続けた。

 「辺野古移設を実現したいと言いながら傍観していれば、政府の『本気度』が疑われるんだ。それで名護市民、沖縄県民の理解を得られると思っているのか」

 歴代の局長とは信頼関係を築いてきたという重鎮の言葉を、防衛省首脳は軽く聞き流せるだろうか。(半沢尚久)


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