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国際関係・安全保障論
1614
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/28(木) 10:27:32
【正論】イージス艦事故 現代史家・秦郁彦 ミスの連鎖は否定できない
2008.2.28 03:43
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080228/dst0802280345002-n1.htm
■“ミッドウェー海戦”の悲劇が脳裏に
≪防衛大臣の逃げ口上≫
2月19日未明に房総半島沖で発生した、新鋭イージス艦あたご(7750トン、全長165メートル)とマグロ漁船清徳丸(7トン、同12メートル)の衝突事故から10日が過ぎようとしているが、事故の主たる責任者の海上自衛隊と防衛省からはいまだにとりあえずの中間報告さえ公表されていない。
新聞やテレビは連日のようにトップ扱いの報道を届けてくれるが、情報源は清徳丸と雁行していた5、6隻の漁船団によるGPS(衛星利用測位システム)航跡図をふくむ目撃証言と防衛省関係者からの断片的な聞き込みにとどまり、両者を突き合わせた検証に至っていない。
それどころか22日の衆議院安保委集中審議(翌日付毎日新聞報道による)で石破防衛大臣は、野党の質問に対し「海保(海上保安庁)が捜査している」「現段階では不明だと報告を受けている」「答えられる知識を持たない」「知っていることを全部話すのが望ましいとは思わない」と逃げ口上を連発している。
一方では「大臣の指示が守られないなら、文民統制の観点からも問題だ」「ありとあらゆることの責任は私にある」とも答えているから、見方によっては必要な報告を上げてこない海上自衛隊のサボタージュには打つ手がないので、あとは海保に任せ辞める覚悟をしているととれなくもない。
ともあれ危機管理の観点からすれば、大臣は直ちに艦長と当直士官(航海長と水雷長)を大臣室に呼び、初歩的、原則的ないくつかのポイントをきびしく問いただすべきだった。
≪対応の遅れが重なる≫
前記の安保委審議では「艦長は何をしていたか」との質問に、石破氏は「ブリッジ、CIC(戦闘指揮所)にいたとの情報はない。何をしていたか断言できない」と投げやりの答えしかしていないが、実はここが出発点なのである。
艦長が私室で寝ていたか、休息中だったとわかれば、次は当直士官の番である。漁船団の動きをいつレーダーや見張り員の報告で知ったのか、どんな回避操作をとったのか、なぜ自動操舵のまま直進したのか、衝突の第一報を誰にどのように報告したのか、軍事知識の深さでは定評のある大臣は、それを駆使して疑問点をただせばよい。
今回の事件で私が思いだしたのは、太平洋戦争の転機となったミッドウェー海戦(1942年)の負けっぷりである。圧倒的な兵力で「そこのけ、そこのけ、連合艦隊が通る」とばかり攻めかけた日本海軍は緒戦の連勝におごったのか、信じられぬほどのミスを重ねたあげく大敗した。5つのミスを犯しても6つ目のミスを避けていたら、勝利したかもしれないのにである。
同じ伝でイージス艦が犯したであろうミスを列挙すると、
(1)衝突の30分以上前に水上レーダーで発見しえた漁船群に注意を払わず、しかもアラームのスイッチを切っていたと思われる。(2)直ちに人力操舵へ切りかえなかった。(3)12分前に漁船を発見した見張り員の報告が当直士官に伝わらなかったか、無視された。(4)当直要員(十数人)を逐次交代にせず、同時に一斉交代させたため即応能力が落ちた。(5)衝突直前に警笛を鳴らし照射すれば、漁船のほうが回避したかもしれない。(6)直前に右へ舵を切っていれば、接触転覆ですんだかも、といったところだろうか。
いずれにせよ(1)〜(4)のミスが続発しても、(5)か(6)で救済できた可能性が高い。
≪絶対的責任は海自に?≫
ついでに言えば(7)衝突直後の海自による救難活動がおくれ(何もせず?)、海保に先を越された。(8)事故発生の第一報が防衛大臣へ届くまで1時間半もかかった。民間では常識の同時通報システムを、なぜ採用しないのか等々疑問はつきない。
海難事故では6対4とか7対3くらいで双方に責任が分かれる例が多いが、この事故では海自の責任が9対1か10対0になりかねない気配だ。そうだとすれば、肚(はら)を決めて消した疑いのあるレーダー記録の復元をふくめ、すべてをさらけ出し、国民の批判を正面から受けとめるしかない。海保も捜査の中間報告を早く公表してもらいたい。
海自は旧日本海軍の伝統を承継し、三自衛隊のなかでは優等生とみなされ国際的にも高い評価を受けてきたが、一挙に信頼を失った感がある。このままだとアメリカからも見放され、日米同盟はゆらぎかねない。ハイテクとローテクをミックスした環境条件に対応できる、新たなシーマンシップ(海自の隊員、船乗りとしての士気)の形成が急務だと考える。(はた いくひこ)
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