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国際関係・安全保障論

765名無しさん:2005/01/14(金) 20:59
父子DNA鑑定禁止の法改正案、独で賛否めぐり大騒ぎ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050114-00000306-yom-int

 【ベルリン=宮明敬】ドイツで、父親が自分の子どもが実子かどうかを確認するためのDNA鑑定をめぐり波紋が広がっている。
 同国の民間調査機関の推計によると、新生児の1割(約7万人)が戸籍上の父親以外の子だというが、女性の法相がこのほど、同鑑定を法律で禁止する意向を表明した。個人情報保護が主眼だが、男性や保守派知識人は「女性の浮気を助長するだけ」と反発しており、当地のマスコミは「新たな男女間闘争の火ぶたが切られた」と大騒ぎだ。
 「私は、カッコウのヒナを育ててきた」。最近、ビルトなどドイツの大衆紙に、父親たちのこんな告白が連日のように掲載されるようになった。「カッコウのヒナ」とは、カッコウの雌がモズなど他の鳥の巣に卵を産み付けてヒナを育てさせる習性があることから、「他人の子」の意。報道は法改正に絡み、子供が実子かどうかを知る父親の権利を主張するキャンペーンだ。父権の強化を目指す父親たちの団体も、法改正に反対する署名を集め始めた。
 メディアや父親の怒りに火をつけたのは、ブリギッテ・ツィプリース法相。今月初め、女性誌とのインタビューで、夫が妻の同意を得ずにDNA親子鑑定を行うことを禁じ、違反した場合には1年以下の禁固刑に処す方針を表明した。年内に法改正を実施し、来年1月の施行を目指すという。
 法相によれば、法改正は、本人の知らない間に個人情報が流出するのを防ぐのが狙い。背景には、鑑定を請け負う業者が派手な広告を打つようになり、検査も子供がかんだチューインガムや抜け毛を送るだけと簡単で、安価になったという事情がある。
 だが、有力週刊誌「シュピーゲル」の委託調査では、国民の60%が法相案に反対し、国会でも、野党だけでなく、与党内からも反対の声が上がった。マインツ大学のワルター・ディーツ教授(神学)は「実子か否かを知る権利を夫から奪うことは、妻に『安心して浮気をせよ』と言うようなもの」と、反対の理由を率直に代弁している。
 ドイツでは93年にようやく条件付きで中絶が認められた。以来、女権の保護・拡大を進める司法の流れは、加速しているように見える。連邦通常裁判所(民事・刑事事件を扱う最高裁に相当)は12日、子供の母親の同意を得ないで行ったDNA父子鑑定をもとに、養育義務の破棄などを求めた男性の訴えを退けた。「鑑定は子供の自己決定権を侵害しており、証拠能力がない」と、法改正を先取りする判断を示したものだ。
 ドイツ男性の間で父権喪失への危機感が募っている。
(読売新聞) - 1月14日14時3分更新


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