したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際関係・安全保障論

1816千葉9区:2009/04/21(火) 23:08:14
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200904210008o.nwc
イスラエル リーベルマン外相訴追目前? 連立政権 キーマン離脱が焦点
2009/4/21

 イスラエルの極右政党「わが家イスラエル」党首で、ネタニヤフ政権の副首相兼外相に就任したリーベルマン氏は同政権のキーマンだ。彼の政党の支持がなければ、ネタニヤフ政権は崩壊するだろう。彼は約30年間、政治に深くかかわってきたが、彼の大きな政治的財産は反エリートの急進論者として自身を演出する能力だ。しかし、リーベルマン外相は詐欺罪などで警察の捜査を受けており、遠からず辞任を迫られるかもしれない。

                   ◇

【分析】

 一見すると、リーベルマン外相は矛盾の固まりのような人物だ。彼はイスラエル占領地域に暮らし、妻はユダヤ教の慣習を実践している。だが、彼の政党の綱領は世俗主義を信奉し、ユダヤ教超正統派の権力を減じようとしている。彼はまた、和平合意の一部として、エルサレムのユダヤ人地区を含む占領地を進んで放棄しようとしている。

 ≪卓越した戦術家≫

 1999年にリーベルマン氏は、旧ソ連移民の間に高まる既成政党への不満に応えて「わが家イスラエル」を結党。当時、既にイスラエルには、国際的に著名な人権活動家ナタン・シャランスキー氏率いるロシア系移民のための政党「イスラエル・バアリヤー」が存在した。しかし、同党は主に民族・国際問題に焦点を合わせており、リーベルマン氏は多くの移民が直面する問題に対処することで空白を埋めることができた。非ユダヤ教徒との通婚の結果、約30万人のユダヤ人のアイデンティティーが危機にさらされていた。

 その後、イスラエル・バアリヤーは右派政党リクードに吸収されたが「わが家イスラエル」は独立を保ち総選挙の度に党勢を拡大した。現在クネセト120議席中15議席を占めて第三党(第一党カディマが下野し、与党内第二党)の地位を占める。

 リーベルマン氏は、その政治キャリアを通じて完全な「日和見主義者」とみられている。イスラエルでは有権者の約3分の2が各政党の中核的支持者とみなされ、残り3分の1の内、約半数は左派労働党と右派リクードの間で投票が揺れ動いている。平均8〜12%はその他の反対政党に投票する。

 ここに、うまく機能しない歴代政権への庶民の不満の受け皿となる大衆政党の活動する余地がある。リーベルマン氏の支持基盤は、低中間層の旧ソ連移民だ。停滞する和平プロセス、エジプトとの「冷たい平和」、最近のレバノンやガザ地区との戦争の不透明な結末、犯罪率の上昇、アラブ系住民の過激化などによる多くのイスラエル人の幻滅に同氏はつけ込んだ。

 彼は卓越した戦術家だ。エジプトのムバラク大統領がイスラエルを公式訪問したことがないのをとらえて「ムバラク大統領は地獄に行ける」と発言して注目を集めた。だが、発言で罰せられないよう、言葉遣いや発言の対象を注意深く選んでいる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板