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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

904とはずがたり:2005/03/23(水) 16:08:32
【キルギス情勢:03.03.23】

キルギス:大統領がモスクワ極秘訪問 露大統領とは会えず
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20050323k0000e030081000c.html
[モスクワ町田幸彦] 反政府運動が続くキルギスのアカエフ大統領は22日、国内演説で続投の意思を表明したが、これに先立ちモスクワをひそかに訪れ、ロシア大統領府と協議していたことが明らかになった。ロシア紙ブレーミヤ・ノーボスチなどが報じた。プーチン露大統領はアカエフ大統領との会談に応じず、昨年11月のウクライナ大統領選挙への「干渉」が批判されたことを教訓に、キルギス情勢を静観する慎重ぶりを示したとみられている。

 ロシア大統領府筋によると、アカエフ大統領は20日、キルギスの首都ビシケクからモスクワに空路で到着した。キルギス南部ジャラルアバドでは同日、議会選挙の不正疑惑を追及する野党勢力が占拠した州庁舎に治安部隊が突入し、実力排除したが、抗議運動の拡大は不可避の情勢だった。旧ソ連の盟主ロシアの意向をうかがう、突然のクレムリン詣でともいえた。

 「大騒ぎしている野党に対してどうすべきか」と問うアカエフ大統領に、ロシア大統領府幹部は「(任期の)10月まで現職のままでいればいい」と答えたという。クレムリンの意向を受けて、アカエフ大統領は野党の辞任要求に屈しない決心をしたようだ。同大統領はプーチン大統領との面談を望んでいたが、果たせないままキルギスに戻った。キルギス大統領府はモスクワ訪問の情報を否定している。

 プーチン大統領は昨年11月のウクライナ大統領選挙で2度も同国を訪問し、親露派候補の前首相支持を表明した。この内政干渉が遠因になり、選挙不正をきっかけにした反政府運動「オレンジ革命」が起きた。その結果はウクライナのロシア離れと親欧米派ユーシェンコ大統領の誕生だった。

 キルギスでは北部のマナス空港に米軍が長期駐留しており、ロシア軍もこれに対抗する形で首都近郊のカント空港を基地として利用している。南部から首都へと北進する野党勢力の抗議運動がロシアに従順なアカエフ大統領打倒に突き進めば、プーチン大統領としても安穏としていられない。しかし、米欧主要国から大国主義的傾向を批判されているだけに、当面、露骨な干渉は避ける考えのようだ。
毎日新聞 2005年3月23日 13時15分

キルギス大統領、野党の議会選やり直し要求を拒否
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050323-00000303-yom-int
[ビシケク=古本朗] キルギスのアカエフ大統領は22日夜、議会選結果をめぐり野党勢力と政権の対立が先鋭化する中、テレビ演説し、「(議会選は)適法に行われ、結果が問題となることはあり得ない」と述べ、野党が要求している議会選やり直しと大統領職辞任を拒否した。

 また、実力行使はせず、野党側との交渉による事態打開を図る意向を示した。

 一方、全欧安保協力機構(OSCE)とグルジアのサアカシビリ大統領は同日、仲介の意向を表明した。

 地元マスコミなどによると、野党支持者は22日夜、バトケン州のカダムザイ地区の村役場を占拠するなど支配を拡大。同州キュジルキヤでは野党支持者が断続的に集会を開いている。

 アカエフ大統領は22日夜の演説の中で、首相をはじめとする指導部が野党指導者と連日、接触していることを認める一方で、野党支持者らが州政府庁舎などの占拠をやめることが、本格的な交渉開始の前提条件だと語った。
(読売新聞) - 3月23日11時52分更新

「革命認めない」、大統領が対決姿勢=退陣要求を拒否−キルギス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050323-00000458-jij-int
[モスクワ22日時事] 中央アジア・キルギスのアカエフ大統領は22日、国民向けにテレビ演説を行い、同国南部を掌握しつつある野党勢力の辞任要求について…退陣を拒否した。また、先の議会選で当選した議員による新議会で、南部での抗議行動を「危険な破壊行為だ」と非難し、政権は革命を許さないと強調した。中央選管は議会選の結果を有効と認定し、選挙やり直し要求を退けた。
 政権側が強硬姿勢を貫いたことで、野党側が反発を強めるのは必至だ。インタファクス通信によれば、野党支持者は首都ビシケクでアカエフ大統領打倒運動を組織するため、バスを連ねて南部の拠点オシから北上しており、衝突の事態も懸念される。
 選管によれば、定数75のうち69議席が確定。議会には大統領の子息や娘を含む与党系の58議員が出席、野党系の11議員はボイコットした。アカエフ大統領は非常事態宣言の発令は否定した。 
(時事通信) - 3月23日3時0分更新

キルギス南部を野党が掌握 大統領辞任求め動き拡大>>898
2005年03月23日00時56分

905とはずがたり:2005/03/23(水) 16:14:12
【キルギス情勢:ポイントなど】
>>904-905
ウクライナの時は全面支援した癖に野党勢力がイスラム系だと西洋勢も冷たいねぇ。

ウクライナを東西に,キルギスを南北に分けてそれぞれ
東ウクライナ…親露政権 西ウクライナ…親欧政権
北キルギス…親露政権 南キルギス…親イスラム政権
チェチェン…独立・反露政権?
とすべし。

● 旧ソ連の構成国だったキルギスには、今もロシア軍が駐留しているほか、01年9月の同時多発テロを受けて、米軍も基地を置いている。野党が基盤とする南部には、過激なイスラム主義の浸透が懸念される地域もあり、混乱に乗じてそうした過激派が国境を越えて勢力を伸ばすことに国際的な不安も高まっている。

● 今回の反政府行動の背景には、1924年に旧ソ連の自治州として、ほぼ現在の国境線を持つキルギスが誕生して以来の南北間の対立がある。

 首都ビシケクを含む北部では、伝統的に遊牧が盛んで、宗教は祖先崇拝が一般的だった。一方、東西に走る山脈に隔てられた南部では農業が盛んで、早くからイスラム化が進んでいた。

● こうした地域情勢を反映して旧ソ連時代、キルギスの最高指導者は北部出身者と南部出身者から交互に選出されるのが慣例となっていた。しかし北部出身のアカエフ氏は90年に初代大統領に就任以来、15年にわたる長期政権を敷いている。

● 95年の再選以降は、高まる南部の不満を抑えるため、野党指導者を逮捕したり、新聞を発禁処分にしたりするなど、強権的姿勢を強めている。

● しかし、「オレンジ革命」と呼ばれた昨年のウクライナ大統領選とは異なり、欧米諸国は選挙の不正は批判しつつも、反政府勢力とは一定の距離を置いている。ウクライナで野党指導者だったユーシェンコ大統領に肩入れした米国は、今回は対話による解決を呼びかける姿勢だ。

● 軍事基地をキルギスに持つ米国は、現政権と協力関係にあるという事情のほか、ウズベキスタン、タジキスタンとの国境が複雑に入り組んだ南部地域にイスラム急進勢力の影響が浸透しつつあることへの懸念があると見られる。

● 反政府運動が続くキルギスのアカエフ大統領は22日、国内演説で続投の意思を表明したが、これに先立ちモスクワをひそかに訪れ、ロシア大統領府と協議していたことが明らかになった。ロシア紙ブレーミヤ・ノーボスチなどが報じた。プーチン露大統領はアカエフ大統領との会談に応じず、昨年11月のウクライナ大統領選挙への「干渉」が批判されたことを教訓に、キルギス情勢を静観する慎重ぶりを

● プーチン大統領は昨年11月のウクライナ大統領選挙で2度も同国を訪問し、親露派候補の前首相支持を表明した。この内政干渉が遠因になり、選挙不正をきっかけにした反政府運動「オレンジ革命」が起きた。その結果はウクライナのロシア離れと親欧米派ユーシェンコ大統領の誕生だった。

● キルギスでは北部のマナス空港に米軍が長期駐留しており、ロシア軍もこれに対抗する形で首都近郊のカント空港を基地として利用している。南部から首都へと北進する野党勢力の抗議運動がロシアに従順なアカエフ大統領打倒に突き進めば、プーチン大統領としても安穏としていられない。しかし、米欧主要国から大国主義的傾向を批判されているだけに、当面、露骨な干渉は避ける考えのようだ。


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