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国際関係・安全保障論

3514とはずがたり:2015/11/19(木) 11:01:51
>>3513-3514
 オーストラリアのペイン国防相は、政府が来年早期に受注企業を決定する予定だと述べた。同国は老朽化した潜水艦6隻に代わり、8?12隻の最新艦を導入する計画だ。今回の2日間の会合はパリ同時テロのかなり前に計画されていたが、このテロで各国が高度な武器の購入を加速させるとの見通しをペイン氏は示した。

 TKMSも、これまで他国に提案してきたよりも大型かつ高度な潜水艦をオーストラリアに提案している。日本はこれまで、実績ある「そうりゅう」型を他国に売り込んでこなかったが、日本製の潜水艦売却によりオーストラリアと日本の戦略的関係が強まる可能性があると期待している。オーストラリアも世界の武器市場でシェア拡大を狙っている。

 オーストラリアは、ディーゼルエンジン型で潜水艦隊を近代化する方針だ。2030年にはインドネシア、マレーシア、ベトナム、シンガポールなどアジアの潜水艦が、世界の潜水艦の半分以上を占めるとみられる。これらの国は、船舶よりも敵に探知されにくい潜水艦隊の構築によって、地域の不安定に対する保険をかけようとしている。

 オーストアリア政府は潜水艦隊を刷新することで、小さいながらも熟練技術を持つ軍が中国など近隣諸国に対する優位性を維持すると期待している。その中国も、東シナ海や南シナ海の領有権争いで力を誇示しながら、70隻前後からなる潜水艦隊を近代化しつつある。オーストラリアの潜水艦導入計画は、新たな駆逐艦、フリゲート艦、潜水艦、巡視船の導入を含む890億豪ドル(約7兆7900億円)規模の壮大な海軍近代化計画の一環だ。

 提案されているどの潜水艦が導入されても、オーストラリアの潜水部隊はアジア有数の能力を得ることになり、同盟国である米国の能力も高まる。近代的な従来型潜水艦は、米国の原子力潜水艦隊の能力を高める。前者がアジアの沿岸部の浅瀬で活動し大洋底ではエンジンを切って探知を避けられるのに対し、原潜はそれができないためだ。

 DCNSがオーストラリアに提案しているのはバラクーダ型原潜の小型版、TKMSは216型の新版だ。これも、無秩序に広がるオーストラリアの海岸線に対応し、はるか北のアジアに到着するために設計された。日本は、オーストラリアの首相交代で優遇を失ったが、そうりゅうの改造版を提案している。


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