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国際関係・安全保障論
1002
:
とはずがたり
:2005/05/04(水) 23:12:10
戦後60年の今年、国連も創立60年を迎えて改革機運が高まる。日本の常任理事国入りもそれ次第なのだが、二つの隣国から待ったがかかった。とりわけ、常任理事国として拒否権をもつ中国は無視できない。
国連への日本の貢献を考えれば、無理な希望とも思えないが、よく考えれば国連とはもともと日独伊と戦った戦勝国がつくったもの。常任理事国はその中核だけに、ドイツや日本が入るなら、それなりの作法が求められても仕方ない。あっさり日本に特権を渡すまいとライバル心に火がついて、歴史認識が格好の理由にされたのだろう。
◇
いや、実は日本だって、歴代首相がずいぶん謝ってきた。とりわけ10年前の戦後50年に出された村山首相の談話は、その決定版だといえる。
「わが国は……植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。……痛切な反省の意を表し、心からのお詫(わ)びの気持ちを表明いたします」
なかなか潔い謝罪ではないか。
22日にバンドン会議50周年の首脳会議で演説した小泉首相はこの談話を引用し、反日ムードの抑えに努めた。
では、これまで村山談話が決定打にならなかったのはなぜなのか。
ブラント氏のような視覚への訴えがなかったからか。ワイツゼッカー氏ほどに心を打つフレーズがなかったからか。いや、致命的なのは、これを打ち消すような言動が国内に次々と現れ、その効果をかき消してしまったことだろう。
逆に、視覚を刺激したのは、紋付き袴(はかま)で靖国神社を参拝する小泉首相の姿である。神社には軍国主義や侵略に責任を負うA級戦犯処刑者たちもまつられているとあれば、小泉氏の意図はどうであれ、振りまかれるのはドイツと正反対の印象である。ナチスの断罪を徹底してきたドイツの作法がうまかったとすれば、日本のそれは余りに下手だった。
いま隣国のナショナリズムは日本よりも強烈だ。浮き上がる「反日」には確かに多くの国内矛盾も反映されている。「愛国無罪」の暴走がまかり通った中国の内情は、将来にわたって日本を悩ませていくに違いない。
しかし、だからこそ言うべきことは言いつつ、相手の気持ちをどうほぐすか、そこは日本の知恵と度量が問われているのではないか。
昨年秋、日本が常任理事国に手を挙げた際、あうんの呼吸で中国の支持をとりつける道もあったはずである。例えばこれを機に、アジアの人々も納得するような戦没者慰霊を考える、そんな潔さの演出によって……。
村山談話をなぞるのはいい。だが小泉さん、いまはそれを超える演出を考えるときだろう。
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