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国際関係・安全保障論

1295小説吉田学校読者:2006/08/03(木) 07:19:33
ポスト・カストロ。革命家としては一流でも、政治家としてはねえ・・・・

「カストロ後」へ議論加速 議長が異例の権力委譲
http://www.asahi.com/international/update/0801/022.html

 社会主義国キューバを半世紀近く率いてきたフィデル・カストロ国家評議会議長(79)が緊急手術を受け、権力を実弟のラウル・カストロ第1副議長(75)らに委ねた。一時的な措置とはいえ、59年のキューバ革命以来、初めての事態だ。同国では共産党書記局が7月に復活するなど体制維持に向けた布石が次々と打たれているが、議長の病気が突然発表されたことで、「カストロ後」に向けた議論が内外で加速するのは間違いない。
 声明は31日夜、臨時ニュースの形で国営テレビで繰り返し放映された。病状の詳細は明らかにされていないが、秘書は「出血が止まらず、腸内に急性の危機が生じた」との議長の言葉を読み上げた。また「数週間の安静」が必要として、党中央委員会第1書記、革命軍最高司令官、国家評議会議長などすべてのポストを、ラウル氏らに委ねることを明らかにした。カストロ氏は04年10月に演説後に転倒、左ひざと右腕を骨折した際、「ギプスをはめてでも仕事はできる」と述べ、車いすから指揮を執った。今回は事態が重大である可能性をうかがわせる。
 ソ連崩壊に伴う90年代の経済危機を何とか乗り越えたキューバでは、近年、自営業の認可など経済の一部自由化の流れが止まり、逆に中央集権化が進む。7月には、90年代初めに廃止された共産党書記局が復活。地方の40〜50代の党幹部を含む12人が選出された。
 05年秋に始まった腐敗一掃運動では全国で3万人の若者が動員され、不正の監視役を果たす。「思想闘争」の重要性が強調され、カストロ氏は「党の力はこれまでになく強化された」としている。背景に、「カストロ後」も現体制を維持するという固い意志があるのは明らかだ。
 議長に異変があった場合、第1副議長であるラウル氏が権力を継承することは憲法上にも規定されており、最近は同氏のメディアへの露出も増えている。
 だが、カストロ氏は半世紀近く、党と国家、軍のすべての権力を握ってきたカリスマ的な存在。「カストロは革命の強みでもあり、弱みでもある」(友人の作家ガルシア・マルケス氏)。ラウル氏自身、6月の演説で「キューバ革命の最高司令官はただ1人(カストロ議長)であり、党だけが指導的地位を継承できる」と語っている。「ラウル氏が後継者の地位につくものの、実質的には集団指導体制に移行するのではないか」(外交筋)との見方が強まっている。
 一方、米ブッシュ政権はカストロ後のキューバ民主化に向けた「移行計画」を強化している。ライス国務長官が率いる「自由キューバ支援委員会」は7月、04年の親族訪問制限措置に続く二つ目の報告書を発表。総額8000万ドルを投じて反カストロ勢力への支援を強め、経済制裁実施を強化する内容だ。
 米マイアミからの報道によると、反カストロのキューバ系市民が多いリトル・ハバナ地区では「カストロ緊急手術」のニュースを聞いた人々が車の警笛を鳴らしたり、「自由だ」と叫んだりするなど、お祭り気分が見られたという。


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