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国際関係・安全保障論

1797千葉9区:2009/03/08(日) 20:23:20
 ◆権威主義の台頭懸念

 政治的には、最大与党・コソボ民主党(PDK)のサチ首相が優勢だ。野党は分裂しており、ほとんど無力。ハラディナイ元首相のコソボ将来連盟が最も活発な野党だが、ハラディナイ氏の故郷のコソボ北西部の外では大幅な支持を得たことはない。現在PDKと連立政権を組むコソボ民主同盟は、長年同党の指導者であったルゴバ前大統領の死後、混乱に陥っている。コソボには厳しい政治的競争が間近にほとんどないため、権威主義体制が台頭する可能性に国際機関の当局者は懸念を強めている。

 コソボの現状は、独立に乗り出した当時の意図とは異なっている。セルビアは、同国南部の喪失に反対し続け、昨年10月、コソボの独立宣言が違法かどうか検討するよう、国際司法裁判所(ICJ)に提訴した。ロシア政府は、コソボ独立を承認していないEU諸国とともに、セルビアへの支援を繰り返し表明している。

                   ◇

 ≪結論≫

 コソボの将来の不確実性は、コソボ自身と近隣諸国を不安定にしている。活動への国際的同意がないために、EULEXは、麻薬取引や人身売買が横行するコソボで、法の支配を促進する役割を効果的に果たせずにいる。コソボが直面するすべての深刻な問題にもかかわらず、独立国家建設以外に推進すべき代替策はほとんどない。セルビアの多くの人々にとってさえ、コソボ独立撤回は考えられない。


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