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国際関係・安全保障論

1917チバQ:2009/09/05(土) 10:18:39
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200909030006o.nwc
アッバス議長、課題山積 “身内”多数当選も内部分裂の懸念
2009/9/3
 パレスチナ自治政府の主流派ファタハの総会で8月11日、同派指導部である中央委員会(FCC)と革命評議会(FRC)のメンバーが選出された。選挙では大幅な世代交代が実現し、アッバス議長の立場を強めたとされる。しかし、主流派の内部分裂やイスラム原理主義組織ハマスとの対立は続いており、議長は今後も困難なかじ取りを迫られそうだ。

 今回の選挙では、FCCとFRCの旧メンバーの再選は19人中5人のみで、自治政府幹部や治安警察などアッバス議長に近いとされる若手メンバーが多数当選。この結果を受け、アッバス議長は当面の間、派内での支配力を維持するとみられる。反対派もそれぞれ利害が対立しているため、すぐに団結した対抗勢力となる見込みは薄い。

 だが、主流派内の内部分裂が解消されたわけではない。2003年4月の「中東和平構想(ロードマップ)」に基づき、交渉による和平を模索するアッバス議長の対イスラエル政策は「弱腰」とも受け取られている。民衆の不満を反映し、ファタハの支持基盤は以前よりも弱体化している。今後、FCCの新メンバーがファタハの再活性化を図り、アッバス議長の権限を弱めようとすることも考えられる。

 一方、ハマスに対する強硬路線は維持されそうだ。今回の選挙では、元治安警察長官のムハンマド・ダハラン氏やアル・キドワ前外務庁長官など、07年のファタハ−ハマス連立合意に反対した人物が当選した。また、アッバス議長自身も、ハマスとの和解がイスラエルやアメリカとの和平交渉に支障をきたすとの考えを変えてはいない。そのため、エジプトが仲介する和平交渉も難航が予想されている。

 アッバス議長は今回の総会で権力基盤を強化したが、米国の中東外交戦略が行き詰まれば、自治政府内の分裂やファタハ内の求心力低下などの問題が再燃する可能性も残されている。


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