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国際関係・安全保障論

1654とはずがたり:2008/08/22(金) 23:00:40

露の双頭体制は変わったか メドべージェフ大統領就任から3カ月
2008.8.22 19:44
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080822/erp0808221946007-n1.htm

【モスクワ=佐藤貴生】ロシアでは、メドべージェフ大統領とプーチン首相による「双頭統治体制」が誕生し3カ月が過ぎたが、グルジア紛争は、両者の力関係を浮き彫りにしている。プーチン氏が事実上の国家指導者として君臨する−との見方は依然揺るがないものの、両者間の微妙な“さざ波”を指摘する声も出始めた。両者の権力分掌に、どのような変化が訪れているのだろうか。

 グルジア紛争の発生を受け、プーチン首相は9日、北京での五輪観覧を切り上げ、その足で紛争地に近いロシア領北オセチア共和国の首都ウラジカフカスに入り、避難民や犠牲者を見舞って注目を集めた。プーチン首相は、グルジア軍の攻撃を、「平穏に暮らしていた住民に対する犯罪だ。ジェノサイド(大量虐殺)以外の何ものでもない」と激しく非難した。

 一方、プーチン首相に後れを取りながらも18日にウラジカフカスに入ったメドべージェフ大統領は、「君たちは庇護(ひご)のない人々の最後の希望だ」とロシア軍兵士らを絶賛、軍人の生活向上のために16億ドル相当を追加出資すると表明した。

 19日付の英字紙モスクワタイムズは、「言葉の戦争でプーチンと張り合うメドべージェフ」との記事を掲載。同首相が最初に犠牲者を見舞ったのは、「国民の目を自らにくぎ付けにし、(だれが指導者なのか)争う余地がないことを分からせるためだった」との識者の分析を紹介した。

 メドベージェフ大統領は今年6月上旬には、プーチン氏がシベリア流刑に処した政敵の元石油王のホドルコフスキー氏に、特赦が適用される可能性を示唆。さらに、報道機関の誤報を厳しく罰しようと、プーチン氏が党首の与党、統一ロシアが提出していたメディア法改正案にも難色を示し、廃案にしたとされる。

 それでも、こわもてのプーチン首相が米欧の批判を浴びる“汚れ役”に徹し、メドべージェフ大統領のイメージダウンを防ぐという2人の「役割分担」を指摘する見方が多い。

 21日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、サルコジ仏大統領がモスクワ入りして紛争の調停に当たったさい、もの静かで紛争終結に前向きな姿勢を示すメドべージェフ大統領に対し、プーチン首相は敵意をあらわにグルジア側を非難したという。

 ただ、メドべージェフ大統領は何度もロシア軍のグルジアからの撤退を表明しながら、実現していない。同紙は、ロシア経済に与える打撃を懸念して早期の紛争終結を図りたい大統領の意向が、プーチン首相によって覆された可能性がある−という複数の米高官の見方を紹介している。


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