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国際関係・安全保障論

324とはずがたり:2003/11/02(日) 13:36
難しいねえ異文化コミュニケーション

http://www.asahi.com/international/update/1102/002.html
やりすぎ「友好」、反日感情触発 中国・西北大寸劇事件

 日本人留学生のひわいな寸劇が発端になった中国・西安市の西北大学学生らの抗議デモは、1日夜も続いている。除籍処分となり、帰国することになった留学生らは「侮蔑(ぶべつ)の意図はなかった」と釈明したが、中国人学生の怒りは留学生らを避難させた当局側にも向けられ、中国全土にくすぶる対日感情の複雑さを見せつけている。

 「国の恥を忘れるな」。赤い国旗を掲げた女学生を先頭に数百人の学生が叫びながら練り歩く。

 1日夜、西安市の中心部は物々しい空気に包まれた。1000人以上が一時集結した西北大学正門前では、多くの市民も加わった。前夜に抗議デモが繰り広げられた市内の日系ホテルの入り口付近には、警察の車両がずらりと並んだ。

 当の日本人留学生たちは同日未明、面会した日本大使館員の前で、うなだれて説明したという。「パフォーマンスとしてやっただけで、悪意はなかった。みなさんにご迷惑をかけました」

 大使館側によると、29日の寸劇で留学生らは、Tシャツの上にブラジャーを着け、「何を見ているのか」と書かれた帽子をかぶって壇上に登場。音楽に合わせて声を上げながら後ろを向いて、背中に書いた「日本」「(ハートマーク)」「中国」の文字を見せ、日中友好を訴えるつもりだった。

 ところが他の演目は伝統舞踊など格調が高かったこともあり、観衆の中国人には理解されず、「ばかにしているのか」と解釈された可能性が高いという。北京の対日関係者によると、中国人学生は性的刺激を伴う見せ物には慣れていないのが普通。留学生らの寸劇は「日本ではさして問題にされないかもしれないが、中国ではやりすぎになる」。

 寸劇は中国人教師らに中断されて終わったが、中国人学生の動きはエスカレートした。関係者によると、翌30日午後、日本人留学生と教師の男女計43人が生活する7階建ての留学生寮を約1000人が取り囲み、謝罪を求めた。興奮した40〜50人が寮内に突入し、部屋を回って、「お前は何人か」と問いかけ、日本人と分かると、殴るなどの暴力を振るったという。

 警察当局は31日午前1時半ごろまでに学生を寮内から排除し、留学生たちを学外に移送した。学生が乱入していた間、留学生らはずっと息を潜めていた。4階の自室のドアに鍵をかけていた日本人女性は頻繁にドアをたたかれたためドアを開けたところ、男子学生に顔を殴られた。別の日本人女性は「精神的に消えない傷が残る。そんな怖さを感じた」と話した。

   ◇

 西安市内の大学、西安交通大学のホームページ上で公表された日本人教師と留学生の反省文の要旨は以下の通り。

 「西北大学の学生、教職員及び中国の友人に不快な思いをさせました。深く反省し、誠実におわびします。本意は、見ている人を笑わせようとしたものであって、貴国を軽蔑し、侮辱する意思は決してありませんでした。しかし、私たちの行為は中国の思想、民族性、文化、風俗習慣への理解を欠いていました。深く反省し、おわびします。」

   ◇

 <西安> 唐時代の都・長安として知られ、シルクロードへの入り口として栄えた。現在も中国の中・西部の拠点的な都市で、人口約700万。国民党指導者の蒋介石が内戦停止と抗日を求める張学良に監禁された西安事件(36年)でも知られる。秦始皇帝の兵馬俑や楊貴妃ゆかりの華清池など著名な遺跡も多く、日本人観光客は年間約16万人(01年)が訪れる。主要な店やホテルでは日本語を話す人も多い。93年には日本人旅行客3人が殺される強盗事件があった。西北大学は、中国西部地方の中心的な大学で、地域のエリートが集まる。

(11/02 01:23)


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