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国際関係・安全保障論

1503やおよろず:2007/07/01(日) 12:49:54
露がミサイル防衛力アピール、レーダー基地を報道陣に公開
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070701id01.htm

【ガバラ(アゼルバイジャン北部)=緒方賢一】ミサイル防衛(MD)の東欧配備への対案としてロシアが米国に共同利用を提案した、アゼルバイジャンにある露レーダー基地が30日、本紙など一部の外国報道陣に公開された。

 旧式の機器が並ぶ基地司令室で軍幹部は、「必要な情報収集のため、十分な役割を果たしている」と探知能力の高さを強調。露側がプーチン大統領の米国訪問直前に基地を公開したのは、MD施設としての能力が不十分との米国の指摘に反論、自国の提案が米露対立の現実的な解決策になるとの立場を国際世論に訴える狙いとみられる。

 外の光が遮断され、天井の電球が照らす薄暗い司令室に低い機械音が間断なく響く。机の上にはダイヤル式の電話や巻紙式のプリンターなど一昔前の機器が置かれる。3人の担当者は20インチほどのモニター画面に目を向ける。この会議室ほどの広さの部屋が、ロシア軍がイラン、アフガニスタンをはじめ西アジアから中東までの地域のミサイル発射を監視する「触角」だ。

 首都バクーの西約300キロの山間の町ガバラにあるレーダー基地は、探知用の信号を送る「送信棟」、信号を受ける「受信棟」、施設運用に必要な電力や冷却水を確保する「供給棟」の三つの建物で構成される。ロシア軍によると、敷地面積は192ヘクタールと広大だ。送信棟からの信号により、6000キロ離れたインド洋上までカバーする。

 基地はソ連時代の1985年に運用が始まり、イラン・イラク戦争の後半期にはイラクが発射したスカッド・ミサイル150発以上を探知した「実績」もあるという。基地のアレクサンドル・ヤクーシン司令官(少将)は「今年1月にはイランの弾道ミサイル『シャハブ3』の発射も把握した」と述べ、米国が主張する「イランの脅威」に対応できると自信を示した。

 ロシアは2002年、アゼルバイジャンと基地を10年間利用する協定を結んだ。ロシアが10年間に支払う基地使用料は約7000万ドル(約85億円)だ。

 ロシアは、この基地で収集したデータを共有することで、米国がチェコに計画する早期警戒レーダーの配備は不要になると主張する。だが、米国はあくまでも東欧へのMD配備を進める方針だ。

          ◇

 ロシアのプーチン大統領は1日から米国東部メーン州ケネバンクポートを訪れ、ブッシュ米大統領と首脳会談を行う。MD配備問題についても協議する見通しだが、対立打開は困難な見通しだ。

(2007年7月1日9時53分 読売新聞)


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