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国際関係・安全保障論

1828千葉9区:2009/05/11(月) 22:27:55
>>1826
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090511-OYT1T00018.htm
ローマ法王が中東で「関係修復の旅」…ユダヤ教徒ら冷ややか

 【アンマン=松浦一樹】8日から中東歴訪中のローマ法王ベネディクト16世が、キリスト教とイスラム教、ユダヤ教の間の宗教融和を促すメッセージを発している。

 紛争の原因となってきた宗教間対立を乗り越え、中東和平促進などを訴える狙いだ。ただ、自らの言動で世界のイスラム教徒やユダヤ教徒の反発を買ってきた法王にとっては、バチカンへの信認を取り戻すための「関係修復の旅」という色合いも濃くなっている。

 法王は10日、ヨルダンの首都アンマンの国際スタジアムで数万人を前にミサを行い、「宗教の異なる人々の間に橋をかける勇気を持ってほしい」と訴えた。だが、2000年に前法王ヨハネ・パウロ2世がイスラエルなどを歴訪し、宗教間の融和ムードが一気に盛り上がったのと比べ、空気は重い。2005年の就任以来、当の法王が他宗教との関係を難しくしてきたためだ。

 法王は06年、「イスラムは暴力を内包している」と取れる発言を行い、イスラム教徒の反発を招いた。その後、イスラム諸国の宗教指導者との交流を拡大し、関係修復を進めているが、今回の訪問を前に、ヨルダンのイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が法王に謝罪を要求するなど、しこりはなお大きい。

 また、ドイツ出身の法王は今年1月、ナチスドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する英国人司教の破門解除を決め、ユダヤ教徒ばかりか、メルケル独首相やバチカン内部からも批判を招いた。法王は「司教がどんな人物か知らされていなかった」と釈明し、謝罪もしたが、多くのユダヤ教徒の心に不信感を植え付けた。

 昨年9月には、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺を黙認したとされる第2次大戦中の法王ピウス12世(在位1939〜58年)について「聖人に列する手続きを前に進めてもいい」と発言した。結局、ユダヤ教指導者らからの猛抗議に法王が折れる形で、「列聖」の手続きは棚上げされた。

 こうした経緯を受けて、法王は9日、「異なる宗教間に緊張と不和はある」と問題点を率直に認め、「宗教の悪用」による対立を回避する重要性を唱えた。11日からのイスラエル訪問では、エルサレムのホロコースト記念館「ヤドバシェム」にも立ち寄り、虐殺の犠牲者を追悼する。ただ、イスラム教徒とユダヤ教徒からの信頼を回復できなければ、平和のメッセージもむなしく響くことになりそうだ。

(2009年5月11日00時14分 読売新聞)


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