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国際関係・安全保障論

3617とはずがたり:2016/02/17(水) 21:39:55

【社説】ならず者国家のICBM時代にようこそ
大陸間弾道ミサイルの脅威が米国にやってきた
http://jp.wsj.com/articles/SB11281588234518813488504581536052668021090?mod=WSJ_article_EditorsPicks_5
2016 年 2 月 15 日 06:09 JST

 米国人の関心はこのところ、もっぱらニューハンプシャーとアイオワの2州に集中していたが、ロサンゼルスやデンバー、シカゴにも思いをはせてみよう。こうした都市は北朝鮮が7日に打ち上げた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の射程内に入っている。トレド(オハイオ州)やピッツバーグ(ペンシルベニア州)はそれでもまだ少しだけ射程から外れているものの、射程内に入っている少なくとも1億2000万人の米国人は、遠からず、金正恩氏の標的になり得る。

 ならず者国家のICBM時代にようこそ。北朝鮮の若くて太った独裁者は物笑いのタネにされることが多いが、2011年に彼が政権に就く前は、北朝鮮が地球の軌道に衛星を成功裏に投入できたことはなかった。衛星の打ち上げは長距離ミサイルの技術を習得するための重要なステップだ。北朝鮮はこれをすでに2回行った。この憂慮すべき打ち上げは核実験を補完するものであり、同国は4回目の核実験をつい先月に行ったばかりだ。北朝鮮は経済的には無力な国かもしれないが、兵器開発に関わる技術者たちを見くびるべきではない。

***

 北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のビル・ゴートニー司令官は昨年10月、「われわれは彼ら(北朝鮮)がロケットで核兵器を(米国)本土に到達させる能力を持っているとみている」と述べた。これは米国防情報局(DIA)や在韓米軍司令官からの警告とも一致する。こうした見方は、かつて「隠者王国」と呼ばれた国の不透明さと、弾頭を小型化してそれを目標に到達させる技術の複雑さを考えると、推測の域を出るものでは当然ない。だが、この流れは不吉だ。

 先月の核実験は、北朝鮮が主張するように水素爆弾の実験に成功したのであれば、あまりにもその威力が小さすぎる。だが、水爆の構成要素を含んでいた可能性があるほか、小型化の能力が進歩したこともあり得る。7日に打ち上げられたロケットは2012年のものと比べて2倍の積載量があったと推定されている。12年といえば、ミサイルの射程距離が1万キロに達し、シカゴを標的にする攻撃が十分可能になった年だ。仮に金氏が射程距離を1万3000キロまで延ばしてくれば、北米大陸の全域が脅威にさらされることになる。

 他のならず者国家の指導者たちも後に続いている。イランは最近、弾道ミサイルの発射実験を2回行った。これは同国の核開発をめぐる欧米など6カ国との最終合意に違反するものだ。米国のクラッパー国家情報長官は9日、連邦議会に対し、これらの実験は「意図的な挑戦のメッセージだ」としたうえで、発射実験を禁ずる国連決議が2010年に採択されて以降、イランはこうした実験を140回行ってきたと指摘。さらに、北朝鮮は最近、プルトニウムの生産を増やしていることも明らかにした。


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