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大中華世界的話題
5854
:
とはずがたり
:2014/04/10(木) 09:57:07
世界潮流を読む 岡崎研究所論評集
自己主張強める中国
ウィン・ウィンの関係は期待できない
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3739
2014年04月08日(Tue) 岡崎研究所
米ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、イグネイシャスが、上海で開催された国際会議に出席し、2月27日付同紙掲載のコラムで、会議では中国が自己主張を強めていることが地域の緊張を高めているとのコンセンサスがあったと報告し、中国の当局者がよく言うウィン・ウィンの関係は期待できない、と述べています。
すなわち、当地(上海)での会議で、中国の軍事専門家の一人は、中国の太平洋における穏健な興隆が不可避であることを説明し、「あなた方は中国を信頼すべきだ。10年以内に、我々はさらに強力になり、あなた方は、より安全になったと感じるであろう」と言った。
この予言は、議論に参加した何十人もの欧米の専門家を安心させたようには見えなかった。むしろ、中国人のほとんどの参加者も含めて、北京の軍事力増強は、近隣国に懸念を抱かせ、日本、フィリピン、ベトナムとの間で、島の領有権や海洋の権利をめぐる摩擦を引き起こしている、というコンセンサスがあった。
件の中国の軍事専門家は、「あなた方は我々が弱いもの苛めをしていると思っているだろうが、我々は犠牲者だと思っている」と言った。しかし、参加者の誰もが、太平洋における緊張が高まっていること、そして中国と隣国が出口を見つけられずにいるように見えることを否定しなかった。米国は困惑しながら間に立ち、日本のような伝統的な同盟国を、向こう見ずな行動に走らせることなく、支持しようとしている。
太平洋における戦争の危険が堂々とここで話し合われていることは、時代の動向を示している。ほんの数年前、同様の会議では、中国の当局者たちが、海外の専門家を、興隆する中国は米国や地域の国々と衝突するつもりはないと安心させようとしていたが、トーンは大きく変化した。今や、東シナ海、南シナ海における衝突の可能性は高いように思われる。
2カ月前のサンディエゴでの会議で、米海軍のJames Fanell大佐は、中国は尖閣に対する優位を主張するために「電撃作戦」の演習をしている、と警告した。同大佐は、北京による海洋の権利の保護への言及は、実際には、隣国の沿岸に対する権利を威嚇的に奪うことの、中国による婉曲的表現である、と指摘している。
これが、米国の軍事支出に関する議論の背景となる、アジアの現実である。ヘーゲル国防長官は、ペンタゴンは作戦上の焦点と軍事力を、アジア太平洋にシフトし続けるであろう、と言っている。しかし、日本やフィリピンのような同盟国は、米国が部隊と戦闘機を大幅削減しようとしている時に、ヘーゲル長官の発言を聞いて、勇気づけられるであろうか。そして、中国のような潜在的競争相手は、抑止されるであろうか。
上海での会議の参加者は、少なくとも私は、中国が強力な米国に屈し続けるであろうという希望を、吹き飛ばされた。我々は、明らかに、特に海洋問題で、中国がより強い自己主張をする時代に入りつつある。
上海での議論は、戦略家たちが中国のパワーに対するオフショアバランサーとみなす米国の役割について、米国が今後どうするのかという点にも焦点を当てた。
5855
:
とはずがたり
:2014/04/10(木) 09:57:31
>>5854-5855
米国は、日本の施政下にある尖閣を防衛する、条約上の義務を負っている。米軍は、中国の「電撃作戦」を打ち負かす計画を持っている。しかし、米国は、数個の岩をめぐる戦争に引きずり込まれたくないので、ワシントンは、東京に対しても注意を発している。
尖閣の状況は、中国が海警の艦艇や航空機を毎日、島の周りに張り付かせていることで、緊張が高まっている。日中は、危機コミュニケーションのチャンネルを必要としている。
南シナ海では、中国の野心は、いわゆる9点線を含んでいる。これは、米国から見れば何ら法的根拠を持たず、中国は、この線が何を表しているのか定義しようとすらしない。フィリピン政府は、国際調停を求め、9点線に挑戦している。中国の海洋進出に、法的制約が置かれることになるかもしれない。
中国の当局者は、国際会議で会うと、しばしばウィン・ウィンの協力関係と言うが、太平洋地域の現状を見ると、そういう妥協の精神が功を奏するとは到底思えない、と指摘しています。
* * *
この論説は、イグネイシャスが、Shanghai Institutes for International StudiesとGerman Marshall Fundが毎年共催している、Stockholm China Forumに参加して得た感触を披露したものです。イグネイシャスが中国の海洋進出を真正面から取り上げたのは恐らく初めてだと思いますが、東シナ海、南シナ海における衝突の可能性が高まっているとして、中国の姿勢に懸念を表明しています。
イグネイシャスと言えば、CIAやペンタゴンの廊下を我が家のように歩き回り、誰にでも会える情報通であり、ここ十年間は大中東地域問題について、貴重な米国政府内部の情報を提供してきました。今回の上海の会議には、誰に随伴するのでもなく、独立の評論家として参加したようです。そして、中国の硬直ぶりに今更ながら驚いたということのようです。イグネイシャスのような影響力のあるジャーナリストが、アジアの情勢に新しい興味を持ってくれるのは良いことと思います。
現在、中国では、大きな政策は党の統制下にあるとしても、尖閣付近の海警レベルのような活動では、出先はかなりの行動の自由を持つようであり、その行動に際しては、「寧左勿右」(左傾化した強硬な行動を以て良しとする)の傾向が強いように見えます。
とすれば、尖閣周辺において、中国の海上警備船舶及び航空機が日本の領海に接近、侵入し、それに対抗する日本側の船舶、航空機に衝突ギリギリまでの行動を取るということは、今後とも起こり得ると考えねばなりません。
つまり、ここでイグネイシャスが心配しているような戦争には至らないとしても、海上警察同士のレベルの衝突は今後とも起こることは覚悟しなければならず、要は、それが戦争にエスカレートしないようにする配慮工夫が必要だということです。
日本も中国も海上保安能力を高めようとしています。今後しばらくは、両国とも正規の海空軍の衝突は避けて、海上保安当局同士の「擬似的戦争」とでも言うべきものを続けることになるのかもしれません。
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