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国際関係・安全保障論

2449チバQ:2010/06/10(木) 21:33:13
資金繰りと暗殺、両方が心配
 マスリはアルカイダの口座の金の出入りを管理する立場にもあっただろう。ただしテロ組織は金を貯めたり送金したりするのに銀行やクレジットカードを使うことはできない。

 その代わりアルカイダが利用しているのは「ハワラ」と呼ばれる非正規の金融システムだ。送金仲介人のネットワークで当局の監視も受けないし、銀行のようなきちんとした取引記録も残さないから都合がいいのだ。

 9・11テロの後、普通の銀行に預けられていた資産が差し押さえられたことも、アルカイダが地下金融を利用するようになった理由の1つだった。

 時に人事管理もCFOの重要な職務となる。マスリは工作員の移動を助けるために、金や偽造パスポートなどを渡したりもしたはずだ。

 従来のアルカイダは新人テロリストの訓練費用や生活費に資金援助を行なってきた。だが最近こうした金を切り詰めるようになっている。

 おかげでテロリストの卵たちは、自腹で山を越えて訓練施設まで来なければならない。施設は小屋と言ってもよく、06年に衛星写真で捉えられたパキスタン国内の立派な訓練キャンプとは大違いだ。

 だが組織の縮小はマスリにとって最大の不安要因ではなかったはずだ。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙が伝えたところによれば、アルカイダの資金や運営の責任者というのは危険なポストだ。01年以降、この職にあった7人が命を落としたという。

 一般企業のCFOも「クビを切られる」ことはままある。だがテロ組織のCFOは本当に頭を吹き飛ばされてしまうらしい。

(The Big Money.com特約)


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