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国際関係・安全保障論

2484チバQ:2010/08/22(日) 00:24:55
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100815ddlk01040133000c.html
四島開発の現実:進むロシア化/中 新発展計画、急ピッチ /北海道
 ◇総合病院、岸壁整備、電力安定… 住宅私有、6割以上
 かつて「見棄(みす)てられた島」と呼ばれた北方四島。新「クリル列島社会経済発展計画」というカンフル剤によって「戦後間もないころの日本の風景」とまで言われていた島々が急激に変ぼうしつつある。

 昨年までの3年間で計画は当初予定の約86%を消化した。ほぼ2割しか達成できなかった以前の発展計画とは格段の差がある。

 択捉島では、千島列島の拠点病院となる総合病院が今春、オープンした。港も従来ははしけで人や貨物を運んでいたが、水深7メートルの岸壁が完成し、直接接岸できるようになった。地熱発電所の稼働で、停電がちだった島に電力が安定供給されている。間もなく道路の舗装も始まる。

 国後島では94年の北海道東方沖地震で打ち上げられた数十隻の座礁船の大半が解体され、港は見違えるようになった。新しい幼稚園が8月末に完成し、好景気に支えられた結婚・出産ブームで生まれた子供たちが入園する。

 民間企業の経済活動も目立つ。択捉島別飛(べっとぶ)のギドロストロイ社レイドボ水産加工場の隣接地に新しいサケ・マスふ化場が建設され、2000万匹のシロザケ稚魚が今年初めて放流された。稚魚を川ではなく直接海に放流するという世界でも例をみない挑戦だ。

 択捉にある六つのふ化場の回帰率は約6%だが、新ふ化場では10%を見込む。ナターリア・レメゾフスカヤふ化場長(30)は「川でアメマスなどの天敵に襲われずに済むから」と説明した。

  ◇  ◇

 地区行政府によると、住宅の私有化率は択捉島で65%、国後と色丹の両島で60%に達する。定住化の一面を表す数字だ。だが、住宅の私有化は、返還後の権利関係を複雑にさせかねない。

 「クリルはロシアの島々」。択捉の水産加工場には、こう書かれた大きなプラカードが掲げられていた。元島民、岩山健治さん(81)=神奈川県綾瀬市=は古里が永遠に奪われかねない開発の現実に顔を曇らせた。「昨年に比べ、新しい建物が増えた。四島を返さないという強い意思表示のようだ……」【本間浩昭】


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