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国際関係・安全保障論

2808とはずがたり:2012/10/23(火) 03:49:21
>シリア内戦が泥沼化する中、アラブ系メディアではこのところ、シリアでの政権崩壊が地域全体の不安定化を招くという国際社会の懸念をあおるため、政権側が意図的に周辺国に「危機の輸出」を図っている−との論調が目立っている。
今こそオスマントルコかアラビア帝国の復活を・・。

レバノン 爆弾テロ シリアの影、見え隠れ 諜報部門トップ死亡
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20121021076.html
2012年10月21日(日)08:14

(産経新聞)
 【カイロ=大内清】レバノンの首都ベイルートで起きた自動車爆弾によるテロで、標的となり死亡した治安当局諜報部門トップのウィサム・ハサン准将は内戦の続く隣国シリアのアサド政権に敵対的だったとされることから、同政権の関与を指摘する声が出ている。ベイルートや北部トリポリ、南部シドンなどでは20日、イスラム教スンニ派住民が幹線道路を封鎖し准将暗殺に抗議。反アサド勢力と、アサド政権に近いシーア派組織ヒズボラなどとの緊張が高まる恐れもあり、情勢は流動化の様相を強めつつある。

 ◆アサド政権の宿敵

 レバノンは歴史的にシリアとの結びつきが深く、各政治勢力はアサド政権を支持するか否かを問わずシリアと何らかの利害関係があり、シリア情勢の影響を受けざるを得ない。多数の宗教・宗派が国内に混在するレバノンの微妙なバランスが揺らぐ懸念も出てきた。

 ハサン准将はラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(2005年)の捜査を担当。事件ではアサド政権やその支援を受けるヒズボラが関与したとの疑惑が浮上していた。今年8月、アサド政権に近いサマハ元情報相がテロ計画に関与した疑いで逮捕された事件の捜査も指揮していた。アサド政権やその支持者にとっては宿敵ともいえる人物だ。

 今回の事件について、暗殺された元首相の息子でスンニ派政党「未来潮流」を率いるサード・ハリリ前首相は「アサド大統領の責任だ」と名指しで非難、ヒズボラ主導で親アサド色の濃いミカティ内閣の退陣を求めた。同氏はまた、すべてのレバノン人に21日、ベイルートで営まれる准将の葬儀への出席を呼びかけた。

 ミカティ首相は20日、スレイマン大統領に辞意を伝達。記者会見では慰留を受け入れて当面は首相職にとどまるものの、一定期間の後に辞任する考えを示した。ミカティ氏が辞任しても、新首相の指名をめぐり各政治勢力の綱引きが激化するのは必至で、事態がこじれれば政治空白が長期化する可能性もある。

 一方、アサド政権は19日の事件直後、いち早く「卑劣なテロ行為だ」との非難声明を発表した。自らに向けられる疑惑をかわす狙いがあるとみられる。

 シリア内戦が泥沼化する中、アラブ系メディアではこのところ、シリアでの政権崩壊が地域全体の不安定化を招くという国際社会の懸念をあおるため、政権側が意図的に周辺国に「危機の輸出」を図っている−との論調が目立っている。

【用語解説】レバノン

 人口426万人。イスラム教やキリスト教など18の宗教・宗派が存在するといわれる。第一次世界大戦後のフランス統治時代の人口調査をもとに、大統領をマロン派キリスト教、首相をイスラム教スンニ派、議長を同シーア派に割り振る「宗派主義」を採用。国会議席数も宗派別に決まっているが、現状を反映していないとの指摘も根強い。1975年、レバノンに拠点を置いていたパレスチナ勢力とマロン派との衝突を機に、各宗派の民兵組織などが入り乱れる内戦に突入。駐留シリア軍がマロン派を事実上鎮圧した90年まで続いた。


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