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国際関係・安全保障論

2772チバQ:2012/06/29(金) 21:44:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20120628-OYT8T00115.htm
尖閣同行ルポ 「国境の島」実感


東京から1900キロ 豊かな海





南小島と北小島に向かう都議ら 東京から約1900キロ――。都が購入計画を進めている沖縄県石垣市の「尖閣諸島」で、都議7人が参加して25〜26日に行われた現地調査に同行した。「中途半端には放り出せない」と石原知事が力を込める無人島は、石垣島から漁船で往復23時間の長旅。都心から遠く離れた無人島を、都が買い上げることにどのような意味があるのか。現地に足を運んで考えた。(川口崇史、写真も)

 今回の調査では、魚釣島に設置された灯台の確認も行った。日が昇る前に現場海域に到着する必要があるため、石垣漁港を出たのは25日午後8時過ぎ。漁船2隻に都議ら約20人が分乗した。海は穏やかで、満天の星空にしばし酔いしれる。

 26日午前1時10分頃、左手に明るい光が見えてきた。「台湾のマグロ漁船だね」。船長の玉城浩行さん(52)が教えてくれた。ここは沖縄本島より台湾に近いことを実感する。



 午前5時前。出港から8時間40分後、ようやく魚釣島に到着した。周囲は漆黒の闇だが、かすかに灯台のライトが確認できた。

 周囲が明るくなるにしたがって、島全体のシルエットが浮かび上がる。思いのほか大きい。地図上では「点」にすぎないが、海岸線からせり上がった岸壁には威圧感すら感じた。



 魚釣島では家畜だったヤギが野生化し、植生が破壊されている。都は小笠原諸島でヤギ駆除の実績があり、石垣市の中山義隆市長は「都のノウハウを生かしてほしい」と訴えている。肉眼でも所々で地肌がむきだしになっているのが確認でき、食害の深刻さがうかがえた。

 魚釣島から南小島、北小島に移動する。両島の間にある浅瀬は、石原知事が漁船の一時避難場所を整備したいと提案している場所だ。地元の八重山漁協も避難港の整備を要望しているが、無数の岩肌がむき出しになっており、素人目にも難工事となることが予想された。



 尖閣諸島の周辺はカツオやマグロの好漁場でもある。釣り糸を垂らす船長の玉城さんは、「今日はあまり釣れない」と言いながらも、魚釣島の近くで大物がヒット。約40センチのキハダマグロがあがった。船上でさばき、刺し身にして振る舞ってくれた。巨大なカジキマグロが跳びはねる姿も目にし、豊かな海を実感した。

 帰路は波が高く、何度も腰が浮く。午後7時10分に帰港した。



 購入のため都が全国に募っている寄付金は、これまで12億円を超えている。周辺海域で台湾の漁船が操業する「国境の島」を実感し、「東京が預かり、国のためにしっかり守ることが大切」と語る石原知事の主張も理解できた。

 しかし、都が購入することに都民の理解は得られるのだろうか――。12月の都議会で、議論が繰り広げられることを期待したい。

(2012年6月28日 読売新聞)


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