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国際関係・安全保障論

4630とはずがたり:2017/09/03(日) 22:58:38
<オスプレイ>安全性に疑念の声「危険性、米軍も認識か」
毎日新聞社 2017年9月3日 00時08分 (2017年9月3日 07時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170903/Mainichi_20170903k0000m040116000c.html

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸輸送機オスプレイの事故やトラブルが相次いでいる。2016年末に同県名護市沖で不時着・大破して以降、今年8月末に大分空港(大分県)に緊急着陸するなど、この間に少なくとも6件が発生。大分ではオスプレイの修理が続いているが、同機の今後の運用は現時点では不明だ。トラブルの度に米軍は「機体に問題はない」として飛行を止めないが、住民や識者からは機体の安全性について懸念や疑念の声が出ている。

 「いつまた落ちるか……」。大分空港にオスプレイが緊急着陸したニュースを見て、名護市安部の男性(74)は16年末の不時着事故を思い出した。米軍は訓練中に乱気流の影響などで1機のプロペラが破損したとしたが、他のオスプレイについては「安全を確認できた」として事故6日後に飛行を再開。不時着場所は自宅から800メートルしか離れておらず、男性は「日米両政府は住民の不安を分かっているのか」と憤る。

 オスプレイは他にも、8月5日に豪州沖で墜落し、米軍は米兵3人が死亡したと宣言。同29日に大分に緊急着陸した機体は、前日に米軍岩国基地(山口県岩国市)でも白煙を上げたほか、6月にも沖縄県伊江島に緊急着陸している。大分の機体については修理が今も続き、離陸の見通しはたっていない。

 防衛省によると、オスプレイの10万飛行時間あたりの重大事故件数を示す「事故率」は、最新の昨年9月末時点で2・62。米海兵隊の航空機全体の2・63よりやや低い。しかし、米国防総省の国防分析研究所の分析官としてオスプレイの飛行能力の検証などを担当したレックス・リボロ博士(73)は名護市沖と豪州沖の事故を受け「事故率が大きく上がり、米海兵隊の輸送機の中でも高い水準になるだろう」と推測する。

 リボロ博士は「通常飛行は安全」との立場だが、相次ぐトラブルを踏まえて「飛行実績は悪い。操縦士の十分な訓練ができていないのでは」と同機の操縦の難しさを指摘する。

 事故の捜査は米側が実施し、日本側は実態が見えにくい。沖縄の地元紙・沖縄タイムスの特約通信員のジョン・ミッチェル氏(42)は、米国防総省に対して昨年10月に普天間飛行場のオスプレイの事故歴を情報公開請求したが、9カ月の交渉を経て出された決定は「非開示」だった。

 ミッチェル氏は「オスプレイの情報公開に非常に消極的なのは政治的な理由だと思っている。米軍もオスプレイの危険性を理解していることの表れではないか」と疑念を深めている。【川上珠実】

 ◇政府、飛行阻止できず

 豪州沖の事故後の8月下旬に、オスプレイは北海道で実施された日米共同訓練に参加した。北海道などは自粛を求めたが、日本政府が容認して実施につながった。

 沖縄国際大の前泊博盛教授は「北朝鮮情勢の緊迫化などに伴い、米軍の訓練が激化している」と指摘する。

 今後について「日本政府は国内であっても米軍機の運用には口を挟めず、オスプレイの飛行を止めることはできない。米軍機は航空法など国内法の適用も免除されているので、自由に飛び回る。北海道のように、オスプレイの訓練が全国に広がれば、各地域の住民などの不安や批判の声は大きくなるだろう」と話す。【川上珠実】

 【ことば】オスプレイ

 垂直離着陸ができる回転翼のヘリコプターと、高速で長距離の飛行ができる固定翼機の機能を併せ持つ輸送機。一方で開発段階で死亡事故などが相次ぎ、「ウィドーメーカー」(未亡人製造機)と呼ばれた。米軍普天間飛行場に2012年10月と13年9月に計24機が配備された。本土では、陸上自衛隊が佐賀空港に17機を配備する計画を進めている。


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