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国際関係・安全保障論

1773千葉9区:2009/02/12(木) 21:21:57
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090212/mds0902122052004-n1.htm
イスラエル連立交渉本格化 第二党の右派リクードがカギ (1/2ページ)
2009.2.12 20:39
 【エルサレム=黒沢潤】10日に総選挙が行われたイスラエルで、政権樹立に向け連立交渉が本格化している。今のところ実現の可能性が高いのは、第二党の右派リクードを軸とした右派政権と、第一党の中道カディマを中心とした大連立政権だ。ただ、どちらの場合でも、リクードがかかわるため、今後、中東和平が大きく前進する可能性は低い。

 リクードは11日、ユダヤ教超正統派シャスと、右派政権樹立に向けて共闘することで一致した。カディマも、第三党の極右「わが家イスラエル」と協議した。

 現在、実現の可能性が最も高いのは、過半数を占めている右派陣営の政権だ。これが現実化した場合、和平交渉は大きく後退する。

 リクードは、パレスチナとの2国家共存に慎重で、ヨルダン川西岸入植地の撤退や、パレスチナ国家樹立を前提とした聖地エルサレムの分割に反対だ。同党のネタニヤフ党首は1990年代の首相時代、西岸ヘブロンからの撤退などで柔軟姿勢を見せたこともあるが、首相に再就任した場合、産業パーク建設支援などで、パレスチナを懐柔するに過ぎないとみられている。

 エジプトでは現在、イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルとの本格停戦交渉が続けられている。だが、「右派政権が停戦内容をほごにしかねない」(ハマス幹部)こともあり、交渉が空中分解する可能性もある。ネタニヤフ氏は、核兵器開発疑惑が依然消えないイランを攻撃することを検討中とも伝えられる。

 中東和平をめぐり、首相時代のネタニヤフ氏は、米国と再三衝突した。米高官は自著で「彼(ネタニヤフ氏)は一体、どの国が世界の『スーパーパワー』と思っているのか」と、クリントン大統領が激怒した逸話を紹介している。右派政権が発足した場合、再び米政権と衝突すると懸念する声は強い。

 一方、第一党カディマはリクードに大連立を呼び掛け、生き残りに必死だ。しかし、和平推進派のカディマがリクード取り込みに成功しても、パレスチナとの和平交渉を推進しようとすれば、リクードが“足かせ”になることは否めない。

 2005年創設のカディマは“中道”政党と形容されるが、「リクード離脱組などが多い、ごった煮のスープ」(イスラエルのアブラハム財団のモハンマド・ダラウシェ所長)という点も見逃せない。

 こうしたことも踏まえ、ヨルダンの政治アナリスト、オライブ・アルレンタウィ氏は英国紙に対し、「(仮に大連立政権ができても)あと1年か2年間、和平プロセスが存在するという“幻想”を味わうだけだ」と皮肉を込めて話している。


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