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国際関係・安全保障論

4144とはずがたり:2016/10/23(日) 23:19:22
見せしめなのか?北朝鮮の弾道ミサイル発射場に無防備な将校4人の姿が…正恩氏の核戦略を侮るべからず
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/160926/wor16092609030003-n1.html
2016.9.26 09:03
【野口裕之の軍事情勢】
…今次小欄は、北朝鮮の核・ミサイルの脅威度を洗い、対する日本の安全保障態勢や国防認識がいかに追いついていないかを検証する。

 5回目の核実験で使われた爆弾の威力は、TNT火薬1万トンに相当する約10キロトンと言われる。広島に投下されたウラン型原爆《リトルボーイ》が15キロトンだから、威力のほどがわかる。 … 札幌医科大学の高田純教授のシミュレーションも、東京直下で長崎型と同じ20キロトンの核兵器が上空600メートルで爆発すれば、死者50万人/負傷者500万人を数える-と警告した。

核実験の「失敗は成功の基」

 惨禍には戦慄するが、北朝鮮はこの「悪魔の力」に手が届いた。核実験間隔8カ月は前例のない短期間で、北朝鮮の核開発技術の着実な向上を裏付ける。核や弾道ミサイル発射の実験に関わる評価・分析は不可欠だが、軍事実験の原則「失敗は成功の基」を、北朝鮮は忠実に実行してきたようだ。合理的な軍組織は《スパイラル・セオリー》を背骨にすえる。国家戦略→作戦立案→作戦に必要な新兵器の設計→新兵器開発→実験→不具合の調整→実験→成功なら実戦配備(失敗なら不具合の調整に戻る)→実戦投入→評価・分析→必要により戦略・作戦の練り直し…などの思考回路を止めることなく、永久に回し続け、兵器の改良や新兵器を生み出していく。同じ不具合を繰り返さず、実戦で最高度の性能にもっていくことが眼目だ。核兵器の場合、実戦投入をしにくいので、実験が「戦場」を意味する。



擬装工作船で核特攻も
 「技術への信頼」といえば、専門家ですら「面と点」という観点が抜け落ちている。前述した3発の弾道ミサイルはノドンと観測されるが、過去の精度は標的を中心に半径2キロ圏内の、どの地点に着弾するかは「ミサイルまかせ」であった。それが現在では190〜200メートル圏内へと飛躍的に性能がアップしたと、米国防省などでは分析している。精度が上がれば脅威度は増すが、上がらなくとも脅威だ。グアムの米軍基地などはいわば「点」で、射程に収めるミサイル=ムスダンの誤差が大きければはずれる。だが、広大な米本土なら飛距離を満たせばミサイルはどこかに着弾する。あとは、人的被害を受け反撃をためらう、民主国家の弱点を考え、どの辺りの「面」を狙うかだ。

 小型化した核爆弾をミサイルの弾頭に搭載する技術も1年後には完成する恐れがあるが、小型化しなくても日本や韓国には核攻撃を敢行できよう。多くの日本人を拉致した漁船を装った工作船に、広島・長崎に落とされた、ミサイル化されていない巨大な核爆弾を載せ、死を覚悟して港湾や浜辺に突進する戦法を、北朝鮮は視野に入れている。

 都市部が直撃されなくとも、戦果は上がる。東京上空40〜50キロで核爆発を起こせば、激烈な電磁波が発生する。《高高度電磁パルス攻撃》と呼ぶが、電磁波=衝撃波の影響で電子機器が瞬時に使用不能になり、航空機は墜落し、自衛隊・警察・消防の指揮命令系統も機能不全。携帯電話や防災無線などの情報通信やテレビ・ラジオもマヒし、被害情報把握も救援・復旧活動も困難になる。信号機も突如消え、交通事故や火災で死者を増やし、大パニックに陥る。 

 核爆弾以外にも、北朝鮮は生物・化学剤を大量に保有する。韓国国防省の報告書(2009年)は、《マスタード・ガスやサリンなど5千トンもの青酸ガス・神経ガス系の化学兵器、天然痘/コレラ/黄熱病/チフス/赤痢など13種類もの細菌を秘蔵する世界最大の化学・生物兵器保有国の一つ。(種類によっては)ミサイルの弾頭への搭載可能技術を有する》と断じる。

 しかし、先進的であるはずの日本の医療は生物・化学兵器を使った攻撃にマインドがなきに等しい。米中枢同時テロでも使われ、5割近い死亡率だった白い粉=炭疽を散布されても、医師は山林の土壌に触れて患う皮膚の感染症と思い込み、培養や遺伝子組み換えで毒性を高めた「兵器」としての正体を見破れるか否かは、大いに疑問だ。

ミサイル燃料を浴びただけでも死

 ミサイルの弾頭に何も詰め込まなくとも、ミサイルそのものが被弾した国の人々を殺戮する「化学兵器」と化す。ミサイルの燃料は揮発性の有毒ガスや腐食性の液体を成分にする。吸引しても、皮膚に触れても、昏睡など神経障害や失明、呼吸・血液障害に至る。


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