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国際関係・安全保障論

1817千葉9区:2009/04/21(火) 23:08:36
 ≪内務省に圧力?≫

 外相就任以前から、リーベルマン氏は欧米政府から忌み嫌われる人物だった。2007年11月、米アナポリスで行われた中東和平会議の合意を拒否し、それぞれ文化的に同質な2つの国家を作る計画を提案しているからだ。同氏は、すべてのイスラエル人、特にアラブ系イスラエル人に忠誠の誓いへの署名を求めている。これは世俗国家の概念を拒否する超正統派ユダヤ教徒を陥れるものでもある。また、彼は占領地のユダヤ人入植地と引き換えに、国境内のアラブ人都市との交換を提案している。

 リーベルマン氏がイスラエルの対外イメージを傷つけてきたこと、リクード支持者票をリーベルマンが「盗んだ」ことへの苦い思いから、ネタニヤフ首相はリーベルマン外相の政策への影響力を骨抜きにしようとしている。首相は側近のラリー・デルフナー氏を内閣の広報責任者に任命した。また、首相に忠実なユリ・エデルスタイン氏を無任所相に任命、旧ソ連移民と離散ユダヤ人問題を担当させた。

 いずれにしろ、リーベルマン外相は長く政府にとどまらないかもしれない。彼は、詐欺、背信、資金洗浄の嫌疑で警察の捜査を受けている。地元新聞へのリークによれば、警察は数週間中にリーベルマン外相の告発を提案するとみられる。イスラエル検事総長が定めた基本原則により、警察から告発された大臣は辞任を求められる(そうする必要はない)。しかし、起訴状が検察官によって発行されれば、辞任を求められるだろう。

 リーベルマン外相は来るべき結末に備えて計画を立てている。最近、彼は警察を所管する内務省の大臣が彼の政党に引き継がれる式典に姿を見せた。この意味は明白だ。リーベルマン氏は、彼を捜査する警察官を含めて、省内の任命と昇進に影響力を振るえるというわけだ。

                   ◇

【結論】

 ネタニヤフ政権の存続は「わが家イスラエル」が連立にとどまるか否かにかかっている。仮にリーベルマン外相が起訴されれば、彼の政党が内閣を支持するかどうかをめぐり、ネタニヤフ首相との全面戦争が始まる可能性が高い。しかし、当面、ネタニヤフ首相とバラク国防相は安全保障・外交政策の大筋で合意しており、リーベルマン外相が外交政策に実質的な影響を及ぼすことはなさそうだ。


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