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国際関係・安全保障論

2402チバQ:2010/04/30(金) 08:48:30
http://mainichi.jp/select/world/news/20100430ddm007030009000c.html
ソマリランド:独立宣言から20年 国家承認されぬまま
 ◇選挙による議会 独自憲法 治安・経済の安定 実現したが…
 内戦が続くソマリアの北西部で「ソマリランド共和国」が一方的に独立を宣言して、まもなく20年目に入る。中央政府が機能しない「破綻(はたん)国家」ソマリアと対照的に、選挙を経た議会や独自の憲法、機能する行政府を持ち、平和も維持してきたソマリランドだが、国際社会からは国家承認されないままだ。「アフリカの角」の砂漠に浮かぶ蜃気楼(しんきろう)のような“幻の国”ソマリランドは、国際社会に「国家とは何か」という問いを突きつけているようにも映る。【服部正法】

 ソマリアは1960年、英領だった北西部とイタリア領の南部が同時期に相次いで独立し、直後に合併して成立した。69年に、クーデターで実権を握ったシアド・バーレ社会主義独裁政権は91年1月、反政府組織の反攻により崩壊。以降、軍閥の割拠などで現在まで内戦状態が続いている。

 バーレ政権時に、南部の氏族を優遇する中央政府に批判を募らせた旧英領の氏族を中心に、反政府組織「ソマリ国民運動」(SNM)が81年に発足。バーレ政権崩壊後の91年5月、一方的に「ソマリランド共和国」独立を宣言した。中央政府や南部の軍閥は「独立」を認めないが、南部での内戦をよそにソマリランド政府は実効支配を継続している。

 ソマリランドでは、伝統的な氏族社会の長老の会議が主導して「国内」の武装解除や治安回復を進め、直接選挙による下院、氏族代表で構成する元老院の2院制を導入。治安・政情は安定し、独自通貨も発行して経済も安定してきた。

 一方最近では、現職大統領の任期延長・大統領選延期などが問題視され、人権団体から「民主政治が危機にさらされている」との批判も上がっている。

毎日新聞 2010年4月30日 東京朝刊


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