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国際関係・安全保障論

1844千葉9区:2009/06/05(金) 21:48:37
http://mainichi.jp/select/world/news/20090606k0000m030090000c.html
レバノン:総選挙7日投票 焦点は反米親シリア派の消長に
 【カイロ和田浩明】レバノン国民議会(1院制128議席、任期4年)選挙の投票が7日行われる。焦点は、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラなどの反米親シリア派連合が、与党の親米反シリア派連合を逆転するかだ。親米と反米に割れたキリスト教勢力の戦いぶりが、結果を左右するとみられている。

 レバノンは周辺国が影響力強化で競い合う「中東の縮図」と言われる。ヒズボラを支援するシリアやイランの勢力拡大を警戒する米国は、事前にバイデン副大統領やクリントン国務長官を送りこみ、援助の減額をちらつかせて外部の介入を強くけん制した。一方で、イランのほか、親米のサウジアラビアがそれぞれの支持候補に多額の資金を投入、「代理金権選挙」の様相を呈しているとの現地からの報道もある。

 18宗派が入り組むモザイク国家レバノンの議会は、各宗派に議席が割り当てられている。自らの宗派に投票する有権者が多いため、議席の多くが投票前に事実上確定しているが、今回はキリスト教系勢力が分裂しており、支持者が浮動化している側面がある。

 親米勢力は「3月14日連合」の名称で知られ、05年2月のハリリ前首相暗殺事件が引き金となった反シリア感情の波に乗って政権を獲得した勢力が中心。ハリリ氏の息子サード氏率いる「未来運動」(イスラム教スンニ派)やドルーズ派系の社会進歩党、キリスト教マロン派などのレバノン軍団党などが構成する。保有議席数は68。

 反米勢力「3月8日連合」は親シリアのヒズボラ、アマル(シーア派)、自由愛国運動(マロン派など)などから成り、計56議席。

 ヒズボラは06年のレバノン紛争でイスラエルの猛攻に屈しなかったと受け止められて支持を広げたため、今回の選挙で反米勢力が上回るとの世論調査がある。

 しかし、仮に選挙で勝利しても、組閣は難航する見通しだ。特に、シーア派のヒズボラが発言権を増した環境で、レバノンではスンニ派に割り当てられている首相の人選が困難とみられているからだ。「どちらが勝っても、政情は不安定化しそうだ」(地元紙記者)との見方もある。


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