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国際関係・安全保障論

3842名無しさん:2016/05/28(土) 23:15:24
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016052700636&g=pol
「核なき世界」遠い道のり=ロシア・北朝鮮は逆行-抑止力維持目指し更新も・米

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は現職の米首脳として初めて訪れた被爆地・広島で、「核なき世界」の理想を改めて発信した。ただ、米国の核弾頭の削減数は2009年のプラハ演説以降も少なく、核廃絶への道のりは遠い。米国は日本に差し掛ける「核の傘」を含む抑止力の低下を招かないよう核兵器の改修・更新も進める方針だ。

 「悪をなす人間の能力を消し去ることはできないかもしれず、国家およびわれわれが結成した同盟は、自らを守る手段を保持しておく必要がある」。大統領は27日、こう前置きしつつ、核兵器根絶に向けた取り組みの継続を訴えた。核削減と抑止力確保の間で「適切なバランス」を取る必要があるという従来の主張を踏まえた発言だ。
 米国とロシアは10年4月、新戦略兵器削減条約(新START)に調印。同条約は11年2月に発効した。昨年7月には、米欧など6カ国とイランが核問題解決に向けた行動計画で合意。核軍縮・不拡散をめぐり「過去数年にわたり実質的な進展を得てきた」(大統領)のは事実だ。
 ただ、逆行する動きも続く。ロシアは12年5月のプーチン氏の大統領復帰を経て、核戦力を増強すると表明。北朝鮮はオバマ大統領の在任中に3回の核実験を実施し、運搬手段である大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの開発に力を注ぐ。
 米国自身の核軍縮のペースも遅々としている。調査機関「全米科学者連盟」が国防総省の開示資料の内容として伝えたところによれば、昨年9月時点の米国の核弾頭備蓄数は4571発で、オバマ政権下での削減数は702発にとどまっている。削減幅は冷戦後の歴代米政権の中で最小だ。
 さらに米議会は、核兵器開発を困難にする包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を依然、拒否している。一方で、米政府は核爆弾「B61」とICBMの改修、新型の戦略原子力潜水艦や空中発射型巡航ミサイル、次世代戦略爆撃機の開発といった核兵器の「近代化」に努める構えだ。
 国防長官と議会の諮問機関、国防諮問委員会の14年の報告書などによると、一連の経費は30年間で最大1兆ドル(約110兆円)。改修後のB61や新型巡航ミサイルに関しては、精密誘導型でより柔軟な運用が可能な兵器であることから、核使用の敷居を下げると批判する専門家は多い。(2016/05/27-22:17)


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