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国際関係・安全保障論

4530とはずがたり:2017/06/08(木) 18:49:45

<北朝鮮>タックスヘイブンで取引 制裁の隠れみのに
毎日新聞社 2017年6月8日 13時57分 (2017年6月8日 16時06分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170608/Mainichi_20170608k0000e030322000c.html

 【ワシントン会川晴之】北朝鮮の核開発を支援した疑いで中国当局に昨秋摘発された中国企業「丹東鴻祥実業発展」(DHID、遼寧省丹東)が、タックスヘイブン(租税回避地)に実態を隠したフロント企業20社以上を設立して北朝鮮ビジネスの隠れみのにしていたことが、米司法省の資料で分かった。タックスヘイブンをめぐっては、世界の富豪や企業が資産隠しや税逃れに利用し、その実態が「パナマ文書」で暴露された。DHIDも同じ手口で対北朝鮮貿易を拡大させ、北朝鮮に利益をもたらしてきた実態が明らかになった。

 北朝鮮は2009年5月、2度目の核実験を強行し、米国による金融制裁が強化された。資料によると、北朝鮮当局は自国の金融機関が国際金融市場から締め出されたことから、制裁を回避する方法についてDHIDに問い合わせた。当初、DHIDが北朝鮮の金融取引を代行。DHIDの女性オーナー、馬暁紅氏(45)は11年6月、部下に指示してパナマにある法律事務所に電子メールを送り、「北朝鮮の銀行口座を開きたい」と協力を求めたという。

 メールに対し、法律事務所は「国際的な制裁を受けている北朝鮮の企業や役員は口座を開設できない」と断りながらも「租税回避地のペーパーカンパニーならいくつでも用意できる」と返信してきた。馬氏はセーシェル、英領バージン諸島の5社を購入することを決める。これらの会社は転売目的で設立され、業界では本棚に並ぶ本を販売することに例えて「シェルフ(本棚)企業」と呼ばれる。取得にかかった手数料は、1社につき、わずか1100ドル(約12万円)とされる。

 フロント企業は香港などにも設立され、計22社に膨らんだ。いずれの企業も中国など国内外の金融機関に口座を開設、北朝鮮との金融決済に使った。国連安保理や米財務省の制裁対象となっている北朝鮮の金融機関や企業の名前が一切出ないため国際的な監視網を容易にくぐり抜けることができる。

 馬氏は自社を「北朝鮮と世界を結ぶ黄金の橋」と位置づけ、対北朝鮮貿易を幅広く手がけた。たった1社で中朝貿易の2割以上を手がけたと言われる。

 米司法省の担当者が16年6月、香港の繁華街ワンチャイ(湾仔)にあるフロント企業を調査に訪れた。DHIDが香港に設立したフロント企業13社のうち11社が登記されているのに会社表示は別の社名だった。担当者は「ビルは閑散とし、一人として出入りする人を見つけられなかった」と報告しており、実体のないペーパーカンパニーが密集するビルだった可能性が高い。


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