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国際関係・安全保障論

2693チバQ:2011/09/21(水) 23:22:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110921-00000131-mai-int
<アフガン>元大統領暗殺、内戦の恐れ タジク人勢力復讐も
毎日新聞 9月21日(水)22時21分配信

 【ニューデリー杉尾直哉】アフガニスタンのブルハヌディン・ラバニ元大統領が旧支配勢力タリバンの自爆テロで暗殺された事件は、ラバニ氏がかつて率いた「北部同盟」関係者、とりわけラバニ氏と同じタジク人住民の間で猛烈な怒りを巻き起こしている。その矛先は、タリバンの主勢力と同じパシュトゥン人のカルザイ大統領にも向けられており、米軍の撤収が進むなか、タジク人勢力が独自に武装してパシュトゥン人への復讐(ふくしゅう)戦をしかける恐れがある。

 政府とタリバンとの「和解」は絶望的となり、アフガンが再び内戦へと突き進む危険性が高まっている。

 カブール中心部では21日、ラバニ氏の自宅付近に数百人の支持者が集まり、元大統領の死を悼んだ。

 ラバニ氏の出身校カブール大で学ぶタジク人学生、タリク・アフマドさん(23)は、「これでタリバンとの和解は不可能になった」と話した。

 ラバニ氏は、タリバンとの和解を目指してカルザイ大統領が昨年10月に設置した「高等和平評議会」の議長だった。かつてタリバンと激しい戦闘を展開したが、穏健派イスラム教指導者としてもタジク人の間で尊敬を集めていた。大統領がラバニ氏を和解交渉のトップに据えたのは、タジク人の間に根強い反タリバン感情を抑える狙いがあった。

 国連総会出席を切り上げて帰国の途についたカルザイ大統領は、今後もタリバンとの和解を画策するとみられる。

 だが、カブールの政治アナリスト、ハルーン・ミール氏は「ラバニ氏は米政府にも支持された人物だっただけに、カルザイ政権、米政府双方にとって、とてつもない打撃となった」と語った。

 高等和平評議会の関係者によると、20日にラバニ氏の自宅に通された自爆犯は、約3カ月前に「タリバン指導部からのメッセージを持ってきた」といってラバニ氏との面会を求めてきた。ラバニ氏はイラン訪問中で、帰宅するまで評議会が用意した施設に寝泊まりしていた。

 タジク人の野党指導者で、09年の大統領選でカルザイ氏と争ったアブドラ・アブドラ元外相は20日、「今回の事件で、我が国における『和解』が無意味なことが明確になった」と述べた。もう一人のタジク人政治家で北部バルフ州のヌール知事は、「タリバンが今後も勢力を回復し続ければ、国を北部と(タリバンが拠点とする)南部に分離することになる」と話した。「今後、民族対立が深刻化すれば、内戦の危機もある」(アナリストのミール氏)との観測が強まっている。


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