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国際関係・安全保障論
5333
:
とはずがたり
:2022/03/18(金) 16:31:07
>米紙ニューヨーク・タイムズは「米海兵隊が太平洋戦争の際に硫黄島の戦いの36日間で約7000人を失ったのに対し、プーチン大統領の軍隊は20日間でそれ以上の兵隊を失っている」とする米情報当局の推計を伝えた。
ロシアのミサイル1000発超 米高官「足踏み、後方支援に問題」
https://mainichi.jp/articles/20220318/k00/00m/030/102000c
毎日新聞 2022/3/18 11:34(最終更新 3/18 11:34) 1145文字
ロシアによる侵攻が続くウクライナの情勢について米国防総省高官は17日、記者団に対し、ロシアが侵攻開始以降、ウクライナに撃ち込んだミサイルが1000発を超えたと明らかにした。欧米メディアはロシア軍の死者が約7000人に達したとする西側当局者の見方を報じている。露軍は被害の拡大を避けるため、遠距離からの砲撃や空爆を強化する傾向にある。
米国防総省高官は、露軍の進軍が全体的に足踏み状態にあるとして「明らかにウクライナ軍の抵抗への準備ができていなかった」と指摘。燃料や食料の補給などの後方支援の計画が当初から適切に立案されておらず、現在も態勢の立て直しができていないと分析した。高官は「侵攻から3週間が経過しても後方支援の問題を抱えているのは極めて異常だ」と言及。露軍は兵員や物資の補給をウクライナ外から調達する検討も始めていると指摘した。
英国防省も17日、露軍の進軍が全ての前線で総じて失速しているとの見方を示した。「露軍はこの数日、陸海空で最小限の前進しかできておらず、重大な損失を被り続けている」と分析した。
米紙ニューヨーク・タイムズは「米海兵隊が太平洋戦争の際に硫黄島の戦いの36日間で約7000人を失ったのに対し、プーチン大統領の軍隊は20日間でそれ以上の兵隊を失っている」とする米情報当局の推計を伝えた。英紙ガーディアンは侵攻した露軍が装備の約10%を失ったとの見方を報じている。
砲撃による民間人の被害は増え続けている。ウクライナメディアによると、北東部ハリコフ郊外のメリファでは17日、露軍による砲撃で学校などが被害を受け、21人が死亡、25人が負傷した。首都キエフでも同日、砲撃による火災が相次ぎ、少なくとも2人が死亡した。
露軍の包囲が2週間以上も続く南東部マリウポリでは、砲撃を受けた劇場での救出活動が続いている。米CNNによると約130人が救出されたが、死傷者数などは明らかになっていない。劇場の地下には防空壕(ごう)があり、住民の避難場所になっていた。CNNは地元の元州知事の話として、劇場には砲撃時に約1300人がいたと報じているが、詳細は不明。ロシア側は砲撃を否定している。
マリウポリ市議会は17日、市内に今も35万人以上が取り残されていると明らかにし「1日平均で50〜100個の爆弾が航空機から落とされている」と指摘した。市内の住宅の約8割が被害を受け、そのうち約3割は修復できない状態にあるとの見方を示した。
オンライン形式で続くロシアとウクライナの停戦協議は、目立った成果が公表されていない。ウクライナ側代表のポドリャク大統領府長官顧問は17日、ツイッターに「交渉は複雑で、両国の立場は異なっている」と投稿した。【鈴木一生(ワシントン)、日下部元美】
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