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国際関係・安全保障論

1894千葉9区:2009/08/08(土) 15:26:54
http://www2.asahi.com/senkyo2009/special/TKY200908040264.html
《地殻変動:11》「民主の外交は」気をもむ大使館
2009年8月4日

 民主党が衆院選のマニフェスト(政権公約)を発表した翌日の7月28日。東京・永田町にある民主党本部に各国大使館から十数件の問い合わせがあった。「英語版はいつできるのですか」

 この日夜には党のホームページ(HP)に英語版を掲載する運びになっており、党職員は電話で問い合わせがあるたびに「HPに英語版をアップするので、ご覧ください」と応じた。

 大使館で情報収集を担うのは政務担当者の仕事だ。内政干渉と受け取られないよう、総選挙についての表立った発言はほとんどないが、アジアのある国の外交官は「日本はどう変わるのか。本国から矢継ぎ早に問い合わせが来ている」と打ち明ける。

 水面下の動きも活発だ。麻生首相の解散予告直後、在日韓国大使館から民主党の「戦略的な日韓関係を築く議員の会」に会食の誘いがあった。前原誠司会長をはじめ、党の外交政策を担う面々がそろっている。北朝鮮情勢などへの対応を確認したいのだろう、と民主側は受け止めた。

 だが、韓国大使館にとっての「最大の関心事」は、韓国が領有権を主張する竹島(独島)問題だと関係者は打ち明ける。両国の民族感情に火をつける竹島問題に、民主党はどう取り組むのか。総選挙の結果次第では、混乱も生じかねないからだ。

 台湾の当局者は民主党の対米政策に関心を寄せる。「我々は政権交代の経験があるから分かる。民主党が政権をとれば、最初は混乱もあるのではないか」。日米同盟が揺らぐと、東アジアの安全保障にも影響を与えかねないと懸念しているからだ。

 中国大使館の関係者が気にかけるのは、「政党外交」の行方だ。中国はこれまで、大使館に派遣された共産党対外連絡部の幹部が、民主党など野党との関係を築いてきた。しかし、対自民党ほど深まっているわけではない。「政権党になれば、民主党ともより深く突っ込んだやりとりをしなければならない」

 両国関係が安定している時期でも、反日デモやギョーザ中毒事件など突発的なトラブルが起きると一変する。中国当局はそのたびに自民党政治家とのパイプを通じ、事態収拾をはかってきた。政権交代となれば、民主党との政党外交の重みが増す。

 解散の翌日、国営新華社通信のウェブサイトに、崔天凱中国大使の総選挙後の日中関係についての発言が載った。「(日本の)各党は内政問題で見解の相違が多く、対立もあるが、中日関係の発展では一致している」。民主党政権ができても安定した日中関係を築きたい、とのメッセージが読み取れた。

 もちろん、大使館の視線にも温度差はある。アフリカのある大使館は「大使は休暇で本国に帰国中。8月下旬ごろにならないと日本には戻らない」。夏休みの時期だけに、選挙の結果待ちというところも少なくないようだ。


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