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国際関係・安全保障論

1877千葉9区:2009/07/26(日) 02:04:37
http://mainichi.jp/select/world/news/20090726k0000m030078000c.html
イラク:クルド議長、再選濃厚 政府と対立続く
 【カイロ和田浩明】イラク北部のクルド自治区で25日、自治政府議長と議会(定数111)の選挙が行われた。中央政府と対立する現職議長や議会主流派が有利と見られ、領土や油田、政治権限などの対立課題について、選挙の結果、自治区と中央政府が歩み寄ることは期待できそうにない。中央集権化を志向するマリキ首相は、民族・宗派間対立や治安維持への取り組みで米国とも緊張関係にあり、クルド側と米国との間で難しいかじ取りを強いられる局面が続くことになりそうだ。

 現地からの報道によると、クルド自治政府議長選ではマスード・バルザニ議長(62)の再選が確実視されている。議会選でも、議席の約7割を占めるクルド民主党(KDP)とクルド愛国同盟(PUK)の2大政党の優位は「変わらない」(クルド人ジャーナリスト、イブラヒム・シャリーフ氏)との見方が目立つ。開票作業はバグダッドで行われるため、結果確定には数日かかる見通しだ。

 クルド自治政府・議会は、産油都市キルクークの帰属や油田の開発・収益の配分、権限区分などを巡って、中央政府と衝突を続けている。6月末には議会がキルクークなどをクルド側に編入する憲法案を可決。バルザニ氏は「妥協はしない」と明言している。訪米中のマリキ首相は23日、クルド自治区との対立は「最も危険な問題の一つ」と深刻視していることを認めた。

 イラクで多数派を占めるイスラム教シーア派のマリキ首相に対し、オバマ政権は今月初旬にイラクに派遣したバイデン副大統領らを通じて、クルド側やスンニ派との政治的和解を進めるよう圧力をかけている。しかし、イラク政府幹部は「外部からの介入だ」として、強く反発した。

 オバマ米大統領は22日、マリキ首相との会談後、「イラクの安定と成功には、すべての民族、宗派の居場所が必要だ」と述べ、改めて和解を促した。

 マリキ政権と米国は、別の緊張もはらむ。駐留米軍は6月末で戦闘部隊がイラク都市部から撤退したが、治安権限を回復して「主権の再確立」に自信を強めるイラク軍は、残る米軍に対し、単独での行動を制限するなどの措置を導入したからだ。

 米メディアによると、米軍は「行動制限で兵士の安全に問題が出かねない」と反発しているが、イラク側は、「(今年1月に発効した)米軍地位協定にのっとった措置」だと主張している。

 ただし、渡米中のマリキ首相は、米軍の撤退スケジュールについて、イラク軍の訓練や支援が必要と判断すれば「(撤退期限を定めた)地位協定を再検討する」とも発言した。「脇役」に回ったとはいえ、米軍が治安維持で必要になる可能性を想定していることを示したものだ。


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