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国際関係・安全保障論
3232
:
とはずがたり
:2015/06/13(土) 09:28:53
コラム:「同盟国のうそ」見て見ぬふりが賢明か
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0O62Y720150521?rpc=223&sp=true
2015年 05月 22日 08:59 JST
[20日 ロイター] - 同盟国同士が相手のうそを信じているふりをするのはなぜだろうか。米国とパキスタンの関係をめぐる新たな証拠が示しているように、それには良い理由も悪い理由もある。
「テロとの戦い」で、米国はパキスタンに頼らざるを得ない。時に不信感を抱いても、アフガニスタンや中東で活動する米軍は基地などを必要としており、そうした必要性は外交辞令に勝るものだ。
こうした必要性は、自尊心にも勝るものなのだろうか。ベテランの調査報道記者であるシーモア・ハーシュ氏は最近、米軍によるウサマ・ビンラディン容疑者殺害作戦において、パキスタンの役割に問題があった可能性について記事にしている。ハーシュ記者は、米情報機関がビンラディン容疑者の行方を必死に追跡していたにもかかわらず、パキスタンは同容疑者を6年間監視下に置いていたと主張している。
ニューヨーク・タイムズ紙のカルロッタ・ガル記者も先週、米国政府がビンラディン容疑者追跡を妨げるようなパキスタンの動きに気づいていたが、公に問題化しないことにしたと書いている。ガル記者は、パキスタンの陸軍将校がビンラディン容疑者の居場所に関する情報を米国に2500万ドルで売った可能性について、同容疑者殺害後に知ったという。この情報が作戦を成功に導いた可能性はある。
米国はこのような友人のうそを許すのだろうか。オバマ大統領はビンラディン容疑者殺害を発表したとき、パキスタンの協力のおかげもあって、同容疑者の潜伏先を突き止めることができたと語った。ハーシュ氏の記事によれば、「逆もまた真なり」だろう。
だが、悪い同盟国を追及しない方がいい場合もある。うそを飲み込むよりも、外交的決裂がさらに悪い結果をもたらすことがあるからだ。ポーランドは、第2次世界大戦中に身をもってそれを体験した。
1943年、独ベルリンのラジオ局は、ソ連グニェズドボ近郊の「カティンの森」で、捕虜となっていたポーランド軍将校ら2万人以上の遺体が発見されたと伝えた。ソ連の秘密警察によって銃殺されたとみられ、ナチス・ドイツは同事件を対ソ宣伝に利用した。
ソ連の最高指導者スターリンは、国際赤十字の調査結果にもかかわらず、容疑を否定。当時、ソ連と同盟関係にあった英国と米国は、事件はナチス・ドイツの犯行だとするソ連の調査報告を受け入れた。ソ連は無実を装い、同盟諸国はそれを信じるふりをしたのだ。
カティンの森事件は、費用対効果分析が意味をなさないという単純な理由から、国が悪行を見て見ぬふりをすることがあるという格好の例だと言える。政府は友人が時にスパイとなることをよく分かっている。それが不快ではあっても、良好な関係でもたらされる利益を危険にさらすほど有害ではないのだ。
パキスタンの不義理を米国が知っていて、それを公にしたとしても、カチンの森事件をめぐるポーランドとロシアの関係ほど最悪な事態にはならなかっただろう。米国とパキスタンは1万キロ以上も離れており、パキスタン軍が米国にダメージを与えることは不可能であり、パキスタンにはその気もないだろう。しかし、裏切られたという米国民の気持ちは、「友人」同士の将来の協力関係を消し去ることになったかもしれない。
米国民は自国の長期的な政策を疑ってみるべきだろう。そもそも米国はパキスタンと運命を共にしないのであれば、オバマ大統領はパキスタンのうそを受け入れる必要はなかっただろう。
米国は2004年、テロとの戦いでパキスタンを「主要な非NATO同盟国」と呼び、支援と武器を供与した。違法な核実験で課していた経済制裁も解除した。しかし、同盟国としてのパキスタンの有用性は結局のところ、問題があると証明された。
1947年以降、米国は新たな国を次から次へと同盟国に加えてきた。拡大し続けるNATOやテロとの戦いにおいて、米国はますます多様化する同盟国のなかで身動きがとれなくなっている。
同盟国との関係が等しくうまくいくわけではない。
古いことわざにあるように、友人は賢く選ばなくてはいけない。米国の長年の友人を改めて評価する時が来たようだ。最も信頼でき、誠実な友人との関係を今こそ再活性化すべきだ。
*筆者は米スタンフォード大学フーバー研究所のリサーチフェロー。米国務省の外交史文書諮問委員会のメンバーを務めた経歴を持つ。著書に「American Umpire」がある。
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