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国際関係・安全保障論

2163名無しさん:2009/12/12(土) 19:52:04
>>2159
外交史家の入江昭曰く、明治以来日本の外交では「政府の現実主義」と「民間の理想主義」が対立してきた、と。
政権交代が時々でもある国だったら在野の勢力が政権入りして理想と現実の折り合いを付けていくんでしょうけど、保守一党優位制が続いてきた日本では革新・リベラル勢力がそうする機会はつい先日までやって来なかった。
(村山政権時の社会党の方針転換はあまり無節操すぎて、逆に革新側の支持者を頑なにさせてしまったし。)
民主党は原則論に拘る政党なので野党時代の方針のまま外交運営をしようとしているんでしょうけど、そろそろ現実を踏まえて考え方を修正する時期です。

>民主制度である以上、外交は玄人で分野であることを理由に、素人である国民を煙に巻く対応は中長期的視点から見れば良いことではない。

そういう意味では岡田外相が手掛けている密約の検証は正しいことだと思います。今どき秘密外交が通用する時代でもないし。

ただ外交は国民の関心が低く、政治家や官僚などエリートの裁量に任される余地が大きい領域だからこそ、時の為政者には適切なハンドリングを期待せざるを得ません。
国民の関心を喚起するのに多少の「素人運転」はあってもいいと思いますが、それはあくまで後でリカバーできる限度内の話であって、普天間問題でオバマ政権側の鳩山政権に対する信頼は容易には回復できないところまで落ちてしまったと思います。

安保問題の国政選挙への影響は、私も>>2141に同意です。小泉首相の自衛隊イラク派遣も選挙には響かなかった。

>>2141の片言丸さんの言う「見込み違い」も、たぶん外交助言を寺島実郎らに頼った結果なんだろうなあ。
アメリカ側の出方を読み違えたり、普天間問題が進まなくても日米関係に影響はないと言ってみたり、対米外交について鳩山首相はあまりに希望的観測に基づいた行動ばかり採っているんですが、彼らの誤った入れ知恵のせいか。

>産経だと、寺島に対する勢力が記事(小説)を書かせてる可能性を否定できないけど。

他紙(読売と毎日だったかな)でも寺島の名前は挙がっていたので、産経の小説ということはないと思います。


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