したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際関係・安全保障論

2696チバQ:2011/10/06(木) 21:53:14
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001110030001
陸自来る 与那国二分
2011年10月04日


自衛隊誘致に賛成する横断幕。日本最西端の碑のほど近くにある。=沖縄県与那国町


30メートルほど先にある反対派の横断幕=沖縄県与那国町




 日本最西端の沖縄県与那国町に、防衛省は陸上自衛隊の監視部隊配備を計画し、概算要求に15億円を盛り込んだ。自衛隊が来るのはプラスかマイナスか。肉眼で望める台湾と交流を重ねてきた国境の島はいま、賛否をめぐり二分されている。


 9月末、与那国島を訪ねた。観光スポットの日本最西端の碑に向かう道で、こんな横断幕が目に入る。


 「国境の島 与那国に自衛隊誘致を」「自衛隊基地誘致に断固反対」


 島は沖縄本島から約500キロ。約110キロ先の台湾の方が近い。1947年に約1万2千人いた島の人口は、1618人(8月末現在)に減った。


 自衛隊の誘致しか、町活性化のすべはないのだろうか。誘致の旗を振る外間守吉町長(61)=2期目=に聞くと、「ないから、自衛隊をという話なわけで。どうしようもない」。


 町長が強調するのは人口増とそれに伴う経済効果だ。100人規模の隊員とその家族が住めば、島が活性化すると説く。「中国の脅威への対応という意識は全くない。それは国が考えることだ」と言い切る。


 自衛隊誘致の動きが本格化したのは2007年。町民有志が「与那国防衛協会」をつくった。514人分の賛成署名集めが実り、町議会は翌年9月、誘致を決議した。


 防衛協会副会長の糸数健一町議(58)は「防衛なくして、経済活動も福祉もあったもんじゃない。国境の島として、防衛を強化するのは当然だ」。町長と異なり、島おこしが目的ではない。概算要求には「国家としての意思表示だ。確実に前進している」と喜ぶ。


 反対派住民も動きを強める。「与那国改革会議」は先月20日、自衛隊誘致決議の撤回と誘致活動の中止を求める556人分の署名を町長らに出した。同じ趣旨の決議案は2日後に町議会で否決されたが、署名数は賛成派を上回った。田里千代基町議(53)は「戦後66年いなかった自衛隊が、いま必要なのか。過疎対策にはつながらない。長年培った台湾との交流にも支障が出る」と憤る。


 さらに、反対派が心配するのは「自衛隊と米軍の一体化」だ。外間町長は「米軍が島に来るのは断固阻止する」と言うが、米軍まで島を共同で使うことにならないかとの懸念は強い。


 「自衛隊が来ることで、アメリカの戦争に巻き込まれる可能性が高まる」と、署名集めに奔走した自営業、田島琴江さん(55)は「島は知り合いや親戚ばかり。誘致反対でもしがらみで言い出しにくい人が多かったが、黙ってはいられないと、危機感が高まっている」とみる。概算要求には、「国は島の民意を無視している」と怒る。


 一方、外間町長は「国が動き出し、もう私の手を離れている」とし、誘致中止の声には取り合わない構えだ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板