したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際関係・安全保障論

224■とはずがたり:2003/06/20(金) 15:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030620-00001053-mai-int

<イスラエル>違法入植地の撤去に激しい抵抗
【エルサレム樋口直樹】新中東和平案「ロードマップ」に基づき、イスラエルのシャロン政権は19日、ヨルダン川西岸ミツぺ・イツハルで、居住者のいる違法入植地の撤去に初めて踏み切った。殺気立った数百人の入植者は、道路にバリケードを築いてイスラエル軍兵士に激しく抵抗。双方で計45人以上の負傷者を出す事態となった。この地を「神から与えられた土地」と信じる入植者らの抵抗は、中東和平実現への険しい道程を象徴している。
パレスチナ自治区ナブルスの南。ゴツゴツした岩肌の丘陵地帯を縫うように走る通称「入植者道路」から、パレスチナ人のオリーブ畑に分け入るように丘を登り切ったところに違法入植地はあった。木造平屋の建物がまばらに散らばり、周囲の丘の上に密集する新興住宅街のような一般的な入植地とは対照的なたたずまいだ。
「先に進んだら命の保証はしない。ここにいるのはみんな原理主義者だぞ」。一本道に急造された岩のバリケードを越え撤去現場に足を踏み入れると、近づいてきた若い男が私の耳元でささやいた。小さな帽子「キッパ」をかぶり、長く伸ばしたもみあげをカールした独特のスタイルは正統派ユダヤ教徒のものだ。「ここは神から与えられた土地。お前たちに邪魔はさせない」。若者の目は憎悪に燃えていた。
周囲の入植地からの助っ人を合わせ、撤去に反対する入植者側は数百人。ほぼ同数のイスラエル軍兵士は偶発事故を防ぐためか、一部を除いて丸腰だ。午後2時過ぎ。周囲に展開していた兵士が丘の一番奥に建てられた大型テントに突進し、テント内に居座った入植者を引きずり出した。
激しくもみ合い、けり合い、つかみ合う兵士と入植者たち。「軍隊など怖くない。我々には神がついている。ロードマップ? そんなもの知るか」。19歳の入植者はギラギラした目で兵士たちをにらみつけた。
ロードマップは、05年のパレスチナ国家樹立に向け、イスラエルが認めていない違法入植地などの撤去と入植活動の全面凍結を求めている。新国家建設予定地のヨルダン川西岸とガザ地区に住む入植者は約22万人。19日に撤去されたのはごく少数のユダヤ人が住む違法入植地に過ぎず、シャロン首相は大多数の入植地については撤去はおろか凍結すら認めていない。(毎日新聞)[6月20日12時51分更新]


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板