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国際関係・安全保障論

1113とはずがたり(1/2):2005/06/03(金) 16:18:50
<元日本兵>“騒動”の背景には金目当て「生存」情報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000010-mai-soci

 フィリピン・ミンダナオ島の元日本兵2人の生存情報は、仲介者が約束していた面会が実現せず、事実上立ち消えになった。日本大使館が振り回されたのは、別々のルートでもたらされた情報が「一致」したことを重視したためだった。騒動の背景には、日本兵をめぐる詐欺まがいの「情報ビジネス」がはびこっている実情がある。[ダバオ(フィリピン・ミンダナオ島)粟飯原浩、川上晃弘、井田純、庄司哲也]
 ◇詐欺まがい横行
 「この話はうそだ。大使館もだまされている」。フィリピン人と結婚し、現地で30年以上暮らす日本人のアルカンタラ・リサさん(56)は、元日本兵のニュースを見てそう思ったという。ミンダナオ島ダバオで翻訳業を営んで7年。この間、何度も日本兵にまつわる怪しい文書を目にしてきたからだ。
 「80歳の元日本兵が宝物を持って山に潜んでいる。ゲリラの支配地域だが、金を払えば会わせることができる」。こんな日本語の文書が持ち込まれ、英文に訳した。同じ人物が、少しだけ内容を変えて翻訳を依頼することもあった。一見、荒唐無稽な話だが、一獲千金をもくろむトレジャーハンター(宝探し)をだまそうとしたのだろうか。
 2カ月ほど前には、フィリピン人男性が数枚の書類を抱えて駆け込んできた。「大事な秘密の文書なんだ」。繰り返しコピーされた日本語の文書と地図を1万ペソ(約2万円)で買ったという。そこに書かれていたのは「消防署備品 机、椅子……」。説明を受けた男性はあてが外れ、呆然として帰ったという。
 これまで「仕事」と割り切って応じてきたが、今回の騒ぎは気になって大使館に問い合わせた。自分の顧客ではなかった。リサさんは「戦後60年。日本人が今も日本兵をだしにした詐欺行為をしている。情けない話です」と残念がる。
 戦後、フィリピンに取り残された日系人の救済活動を続けるフィリピン日系人会のジュセブン・アステロ会長(36)も「生存情報」に振り回されたことがある。
 今年2月、「ミンダナオ島の山中に、『ワタナベ』という日本兵の生き残りがいる」という情報が入った。現地の提供者の話を詳しく聞いてみると、「連れて帰れれば、報酬は貰えるのか」という要求が返ってきた。「金目当て」と感じ、相手にするのをやめた。
 一方、信憑性のありそうな「生存情報」が全く消えたわけではない。日系人会会員は92年、元日本兵の可能性がある2人に会ったことがあるという。山を下りた高齢の1人は、今回の騒動があったジェネラルサントスの会員の自宅を訪れ、出された日本茶を懐かしそうな顔ですすった。だが、問いかけてもうなずくだけで一言も話さなかったという。
 アステロ会長は「その人がいまどうなったのか分からない。会として慎重に調査したいと思っている」と語った。
 ◇翻弄された大使館
 第二次大戦の激戦地となったフィリピンでは、元日本兵の生存情報は珍しくない。だが、なぜ今回のような騒ぎにつながったのか。「我々には(情報に振り回される)背景があった。それで引っかかった」。在フィリピン日本大使館ダバオ駐在官事務所の小川整一領事(62)は悔しそうに明かした。


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