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国際関係・安全保障論

2541チバQ:2010/11/09(火) 00:17:56
>>2518-2519>>2520
http://mainichi.jp/select/world/news/20101109k0000m030083000c.html
イラク:国民政府へ大詰め 「マリキ続投」焦点

 【カイロ和田浩明】3月の連邦議会(国会)選挙(定数325)から8カ月も続くイラク主要政治会派の連立交渉が、大詰めの様相を呈しつつある。各派は8日、キャスチングボートを握るクルド人会派の拠点・北部アルビルで選挙後初めて一堂に会し、主要閣僚ポストの配分などの決着を図る。長引く政治空白にいら立つイラクの「後ろ盾」米国や中東の主要国が圧力を強める中、各派が参加する「国民政府」を生み出せるかどうか注目される。

 イラク政府のデバガ報道官は7日、「法治国家連合(SLC)」を率いイスラム教シーア派勢力を糾合しつつあるマリキ首相の続投で、主要各派が合意したと発言。大統領はクルド人のタラバニ氏が留任し、「反マリキ」の筆頭アラウィ元首相の「イラク国民運動(イラキヤ)」が、連邦議会議長を出すことになったと説明した。イラキヤの複数の議員からも「おおむね合意」発言が出た。

 しかし、イラキヤのキタブ報道担当は取材に、最終決着は8日からアルビルでの各派の「円卓会議」に持ち越されるとの認識を示し、デバガ氏も問題が残ることを認めている。

 イラクの外交筋には「マリキ続投の方向」との見方もあるが、「決着は来年に持ち越す」(欧州のイラク専門家)との悲観的な分析も存在する。11日に再開予定の連邦議会では、新議長が選出される見通しで、それまでに妥協が成立するかが当面のポイントだ。

 米国のオバマ大統領は7日、イラクの連立交渉について「あまりにも時間がかかっている。我々にもイラク国民にもいら立ちの種だ」と発言。決着を強く求めた。隣国サウジアラビアのアブドラ国王も10月、イラク各派をサウジに招き妥協策を探る会合を提案した。

 交渉長期化の要因には、3月の総選挙で決定的な勝者が生まれなかったことがある。第1勢力は91議席を獲得したイラキヤだったが、2議席差の89議席でSLCが続き、第3勢力には70議席を得たシーア派主体の「イラク国民同盟(INA)」がつけた。マリキ首相は連立交渉で、INAと連携して最大勢力を形成。過半数の163議席を目指し、50議席前後を持つクルド人勢力の支持取り付けを狙ってきた。

 一方で、INA内部にも「マリキ続投」に反発する勢力がおり、イラキヤが取り込みを図っている。クルド人会派も新政府での発言力拡大を目指し強硬な要求を行い、妥協案の模索が長引いてきた。


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