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国際関係・安全保障論

1870千葉9区:2009/07/12(日) 13:26:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009071202000057.html
地元でも二分 与那国に陸自配備検討
2009年7月12日 朝刊


 防衛省が南西諸島の国境にある与那国島に陸上自衛隊の部隊を配置する検討を始めたことが波紋を広げている。島の近くには中国が領有権を主張する尖閣諸島があり、中国は警戒の目を向ける。島内でも経済効果への期待がある一方、緊張を高めれば台湾との交流で島おこしを目指す構想が台無しになるとの懸念もあり、意見は割れている。 (三浦耕喜)

 「私が来たことが答えだと思ってほしい」

 八日、歴代の防衛庁長官・防衛相として初めて与那国町を訪れた浜田靖一防衛相は、外間守吉町長にこう答えた。外間町長は先月三十日に上京し、浜田氏に陸自配置を要請したのだった。浜田氏との会談後、外間町長は「百人規模の駐屯地ということでお願いしたい」と期待を示した。

 与那国町が陸自を誘致するのは、衰退する島の振興のためだ。かつては台湾との交易で栄えたが、現在の人口はピーク時の八分の一の約千六百人に減少。切り札として陸自配置を求める声は強く、町議会は昨年九月に誘致を決議していた。

 一方の防衛省としても、与那国島など南西諸島の防衛は現行の「防衛計画の大綱」で掲げた課題。第一弾として、那覇の陸自第一混成団を本年度末に旅団へ格上げし、二千百人に強化する予定だ。浜田氏は「災害でもできることがある。議論は当然だ」と、与那国への配置に積極的だ。

 だが、警戒の目を向けるのは中国だ。尖閣諸島の南約百五十キロの与那国島に陸自を配置するのは、尖閣諸島の実効支配を強化するものでもあるからだ。中国外務省の秦剛副報道局長は「日本がこの地域での平和と安定に結び付く行動を取るよう希望する」と陸自配置をけん制する。

 島内世論も割れる。与那国町は「国境交流構想」として台湾との直接航行を復活させ、島の活性化を目指している。陸自配置で中国を刺激すれば、台湾との交流にも阻害要因となる。「昔からの自然な結び付きの中で島おこしを考えていたのに、軍隊が来ては国家と国家が角突き合わせる話になってしまう」。構想を進めてきた関係者の一人は、そう言ってまゆをひそめた。


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