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国際関係・安全保障論

2408チバQ:2010/05/03(月) 23:22:06
http://mainichi.jp/select/world/news/20100418ddm007030123000c.html
アフガン・遠い安定:ピース・ジルガを前に/下 和解占う「投降者」
 パキスタン部族支配地域と国境を接し、タリバン色の強いアフガニスタン東部ナンガルハル州。同州を拠点に東部4州を統括していたタリバン司令官、ファズル・ラフマン氏(30)が、幹部19人と政府の「和解」に応じたのは2月初めだった。初の“大物”投降だけに、政府は5月のピース・ジルガ(国民和平会議)に向けた成果と位置づけるが、傘下の戦闘員約500人は今も山に潜伏中だ。


 3月下旬に毎日新聞の取材に応じたラフマン氏は「他の司令官も政府の和解の本気度を見ている」と語った。


副官とともに取材に応じるラフマン前タリバン司令官(右)=アフガニスタン・ナンガルハル州で3月28日
    ◇

 「司令官辞任をタリバン指導部に伝えていない。私の判断と行動は誰にも束縛できないからだ」

 副官と現れたラフマン氏は、辞任手続きの質問にそう答えた。戦闘で受けたという額の傷が、武勇を象徴するように残る。

 長い間、兄でタリバン司令官ヤヒヤ氏の副官だった。兄は昨夏、パキスタン北西部で何者かに殺された。兄の活動の大半は、パキスタンの武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の指揮下で、アフガンに向かう米軍の補給車両を破壊することだった。

 このため、TTPと敵対するパキスタン軍の情報機関(ISI)から「アフガンへ帰れ」と警告されていたといい、ラフマン氏は「拒否した兄をISIが殺した」とみる。

 復讐(ふくしゅう)に燃える同氏は昨年9月、TTPのハキムラ・メスード総司令官の指名を受け、兄の後任司令官に就いた。その半年後にタリバンを見限り、和解に応じたことになる。

 和解は、兄の生前の遺言だったという。和解に導いたイスラム聖職者組織「和平合同委員会」東部本部長のクチ師(56)は、「私とヤヒヤ氏はタリバン政権時代、ともにタリバンのメンバーで盟友だった。政権崩壊後は別の道を歩んだが、1年前に再会し、説得していた」と打ち明ける。

 クチ師は言う。「タリバンの戦闘員は農民が多く、戦いに疲れている。でも米国は信用できない。だから、ラフマン氏は、カルザイ政権が本気で和解を考えているかを知るため、人身御供になった」

 タリバン指導部は、“裏切り者”のラフマン氏暗殺を命じた。同氏が殺されれば「カルザイ政権は保護能力なし」とみなされ、現場の司令官レベルで進み始めた「和解」の動きは止まる。同氏の処遇は、アフガン安定化の試金石となる。【ナンガルハル州で栗田慎一】


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