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国際関係・安全保障論

2485チバQ:2010/08/22(日) 00:29:10
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20100816ddlk01040099000c.html
四島開発の現実:進むロシア化/下 「国際」目指す新空港 /北海道
 ◇副首相が指示、滑走路700メートル延長 「ビザなし」形骸化懸念
 「連邦からの資金が今年はまだ予定の30%しか届いていない」

 択捉島のニーナ・レテンコ地区議会事務局長(46)は嘆いた。今年中に開港予定だった択捉の新空港は4年後に延期された。08年までは前月に工事をした分が翌月には振り込まれ、工事は24時間2交代の急ピッチで進んだ。だが、昨年から資金の遅れが目立ち始め、昨年末から約半年間、工事が中断した。

 資金の遅れは、連邦政府の財政事情を反映している。原油価格の高騰を機に着手された新クリル社会経済発展計画だが、世界同時不況で原油価格が暴落。2年後のウラジオストクのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)や4年後のソチ冬季五輪を控え、辺境の開発は後回しにされた。

 国後島のメンデレーフ空港の改修工事も終わっていない。昨年末の供用開始のはずだったが、滑走路の張り替え工事は進まず、空港ターミナルも電気水道工事などが残る。

 落札した元請け業者は8000キロ以上離れたカスピ海に近いダゲスタン共和国の会社だった。重機も十分にない極東の離島での工事。下請けが次々に代わり、完成の見込みは今もたっていない。

  ◇  ◇

 択捉の空港の開港が遅れている背景には別の事情もある。「滑走路が短い。もっと長くせよ」。セルゲイ・イワノフ副首相から今春、国際空港化を視野に指示が出された。エレーナ・コルチェバ地区行政府経済課長(49)は「当初は択捉とサハリンだけをつなぐ予定だったが、国際空港となると、遠くまで飛べる大型の航空機が必要で、700メートルの延長が決まった」と説明する。

 国際便が就航すれば、ビザを取って海外から多くの観光客がやって来るだろう。ロシアのビザを取得して日本人が渡航することは「閣議了解で自粛」とされているが、外国人に拘束力はない。海外経由で日本人が択捉を訪問する可能性さえある。

 領有権を棚上げして続けてきたビザなし交流。その枠組みが「形骸(けいがい)化しかねない」。訪問団員の一人はそう漏らした。【本間浩昭】


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