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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

3758とはずがたり:2016/04/14(木) 11:32:29
実質的と云うより象徴的な案件だけど協力関係を深めるのはいいこんだ。集団的安全保障とは関係なくできるよねぇ??

海上自衛隊の護衛艦 ベトナムのカムラン湾に初寄港
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160412/k10010476051000.html
4月12日 17時42分

海上自衛隊の護衛艦2隻が、ベトナム海軍の最重要拠点で南シナ海に面したカムラン湾に日本の護衛艦として初めて寄港し、南シナ海で中国が軍事的な活動を活発化させているなかで、防衛分野における日本とベトナムの関係強化が進んでいます。
ベトナム南部のカムラン湾に寄港したのは、海上自衛隊の「ありあけ」と「せとぎり」の2隻の護衛艦です。日本の護衛艦がカムラン湾に入港するのは今回が初めてで、桟橋ではベトナム海軍や地元政府の関係者が自衛官たちを出迎えました。
部隊を率いる第15護衛隊司令の森下治彦1等海佐は「今回の寄港を通じてベトナム海軍との親善に努めたい」と話し、ベトナムとの防衛交流に期待を示しました。
カムラン湾は、ベトナム戦争中はアメリカ軍が駐留し、その後、ロシア軍が2002年まで使用していた戦略的要衝で、ベトナムと中国が領有権を争う南シナ海の島々にも比較的近いことから、現在はベトナム海軍の最重要拠点となっています。
寄港の目的は幹部自衛官による練習航海の一環ですが、中国が軍事的な活動を活発化させているなかでの日本とベトナムの防衛分野の関係強化には、中国の動きをけん制するねらいもあるとみられます。
中谷防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「南シナ海における航行の自由とシーレーンの安全確保は非常に重要だ。今回の寄港がベトナムとの友好親善や防衛協力のさらなる発展に寄与できるよう期待しており、今後とも南シナ海の周辺国との関係強化に向けた努力を積み重ねていきたい」と述べました。

ベトナム海軍の最重要拠点
カムラン湾は、ベトナム南部の南シナ海に面した場所にあり、水深が深く、大型の船も接岸できる港があります。
ベトナム戦争中の1960年代後半から当時の南ベトナムを支援していたアメリカ軍が駐留し、大規模な港湾施設を整備しました。
ベトナム戦争終結後の1979年からは当時のソビエト軍が借り受け、ソビエト崩壊ののちもロシア軍が、2002年に撤退するまで東南アジアの戦略的要衝として使用していました。
カムラン湾は、ベトナムが中国と領有権を争う南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島や西沙(パラセル)諸島にも比較的近いことから、現在ではベトナム海軍の最重要拠点となっています。
これまでベトナムは、外国軍のカムラン湾への寄港を厳しく制限してきましたが、去年11月、日本との間で防衛協力の一環として自衛隊の艦艇を寄港させることで合意しました。
先月には、外国の大型の艦艇も受け入れることができる新たな港湾施設も完成。南シナ海の領有権問題を巡る中国との対立が続くなか、日本やアメリカなどの艦艇を頻繁に受け入れることで、海洋進出の動きを強める中国をけん制するねらいもあるとみられます。

ベトナムと中国 繰り返される衝突
ベトナムと中国は、南シナ海の島々の領有権を巡って、これまでたびたび衝突を繰り返してきました。
ベトナム戦争中の1974年、西沙諸島で、当時の南ベトナムと中国が軍事衝突し、以後、西沙諸島は中国の実効支配下に置かれました。
また、1988年には中国が南沙諸島に艦艇を派遣し、ベトナム軍と交戦の末、武力で南沙諸島の6つを占領しました。
その後も南シナ海では、ベトナム漁船が中国当局に拿捕(だほ)されるなど、両国の間では火種がくすぶっていましたが、おととし中国が西沙諸島近くの海域に海底油田の掘削装置を設置したことをきっかけに、両国の船が衝突するなど対立が先鋭化しました。
ベトナムでは、首都ハノイだけでなく国内各地で中国に抗議する反中デモが広がり、死傷者も出る事態となりました。
これを受けて、両国の最高指導者どうしが相互に訪問し、関係改善に向けた動きも見られましたが、ことしに入ってからも中国は、南シナ海の島々でレーダー施設の建設や地対空ミサイル部隊を展開するなど軍事拠点化を進める動きを見せており、ベトナムは中国に対するいらだちを募らせています。

3759とはずがたり:2016/04/14(木) 11:34:35

ベトナム要衝に海自艦が初寄港 カムラン湾、中国をけん制
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201604/CK2016041202000242.html
2016年4月12日 夕刊

 【カムラン(ベトナム中部)=共同】海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」「せとぎり」が十二日、南シナ海に面するベトナムの軍事要衝カムラン湾の国際港(中部カインホア省)に寄港した。在ベトナム日本大使館によると、海自艦船のカムラン湾寄港は初めて。
 カムラン湾は、ベトナムと中国などが領有権を争う西沙(英語名パラセル)、南沙(同スプラトリー)両諸島に比較的近く、南シナ海の軍事拠点化を強める中国をけん制する狙いがある。
 中谷元・防衛相は十二日の記者会見で「ベトナムとの防衛協力の発展を期待している。米国などと連携し、南シナ海周辺国との関係強化、地域の平和と安定に向けた努力を積み重ねる」と強調した。
 カムラン湾は冷戦期に旧ソ連が東洋最大の海外拠点を構え、二〇〇二年のロシア軍撤退以降はベトナム海軍が基地を置いているが、外国船の入港は厳しく規制されていた。海自艦船は寄港中にベトナム海軍との共同操艦訓練などを実施する。
 昨年十一月、中谷氏とベトナムのフン・クアン・タイン国防相(当時)は南シナ海情勢を念頭にカムラン湾への海自艦船寄港で合意。今年三月、カムラン湾に外国艦船の受け入れ可能な国際港が開港したのを受け、寄港が実現した。
 今回の寄港は海自幹部候補生の練習航海の一環で、カムラン訪問の前は海自潜水艦「おやしお」と共にフィリピン・スービック港に立ち寄った。

3760とはずがたり:2016/04/14(木) 11:36:30

カムラン湾、高まる重要性=南シナ海にらみ方針転換-越
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016041200767&g=pol

 【カムラン時事】中国が南シナ海の軍事拠点化を進める中、ベトナム南部の要衝カムラン湾の重要性が高まっている。南シナ海の領有権を中国と争うベトナムは、日本などの艦艇に利用を認めることで、中国の進出に歯止めをかけたい考え。日米などにとっても、南シナ海のほぼ中央に位置し、軍や民間の船舶が多数航行する海上輸送路(シーレーン)にも近い同湾への寄港で、得られるメリットは大きい。
 海上自衛隊として初めて護衛艦「ありあけ」など2隻がカムラン湾に寄港した12日、中谷元防衛相は談話で、同湾の戦略的価値について「南シナ海、ひいては地域と世界の平和と安定に大きく貢献する」と強調。補給地として利用することで、国際協力活動などで海自艦艇がより円滑に行動できるとの考えを示した。
 さらに背景として、南沙(英語名スプラトリー)、西沙(パラセル)両諸島からいずれも550キロ前後と近いカムラン湾への日本を含めた外国艦艇の出入りが、対中けん制につながるとの期待もある。
 中国もこうした動きに神経をとがらせ、ベトナムに働き掛けているもようだ。ベトナムのメディアは3月末、国防省高官が対中協力に関し「カムラン湾(への寄港)も含まれる」と語り、中国艦艇も迎える意向を示したと報じた。(2016/04/12-19:35)


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