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国際関係・安全保障論

2351チバQ:2010/04/08(木) 12:24:55
http://mainichi.jp/select/world/news/20100408ddm002010052000c.html
転換期の安保2010:「常駐なき普天間」 首相「腹案」の見方浮上

普天間飛行場から離陸する米海兵隊のCH-53Eヘリコプター=沖縄県宜野湾市で2010年3月24日午後1時20分、岩下幸一郎撮影 ◇施設返還せず、有事に米軍使用
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相が封印したはずの持論「常駐なき安保」構想をめぐる動きが水面下で続いている。首相が3月31日の党首討論で「腹案を用意している」と語ったことが憶測を呼び、首相の「腹案」は、「常駐なき安保」を普天間飛行場に適用した「常駐なき普天間」ではないかとの見方も浮上してきた。【「安保」取材班】

 「腹案」発言から一夜明けた4月1日。外交問題に詳しい川上義博参院議員(民主党)の議員会館の事務所を一人の首相秘書官が訪れた。「首相の腹案を先生はご存じですか?」。秘書官でさえ首相の真意を測りかねて戸惑っている。

 秘書官がこのタイミングで同氏を訪ねたのには理由がある。

 3月17日午後、首相官邸。鳩山首相と面会した川上氏は「海兵隊はグアムに全面移転させる。名護市に造る代替基地などを空っぽにして自衛隊が管理し、有事になったら米軍に使わせる。オバマ大統領とその方針で直接交渉したらどうですか」と提案した。熱心に耳を傾ける様子に、川上氏は「首相は乗り気だ」と感じたが、同席した秘書官が「総理、話が進んでいる途中ですから」と遮り、面会は終わった。

 その後、首相の「腹案」発言をはさんで約2週間後の秘書官の来訪を、川上氏は「私の提案に首相が傾いていないか、探りを入れに来たのだろう」と受け止めた。

 鳩山首相を民主党結成当初から知り、沖縄米軍基地問題を中心に日米同盟を考える「沖縄クエスチョン日米行動委員会」の日本側座長を務める橋本晃和・桜美林大大学院客員教授も3月下旬以降、首相周辺を通じ、私案を重ねて伝えてきた。「普天間の機能を九州など既存の米軍基地や自衛隊基地に分散すれば、代替施設は必要ない。普天間は空けておいて、有事には使えるようにしておくべきだ」。「常駐なき普天間」構想だ。

 首相は、普天間飛行場の基地機能の「沖縄県外への移転」を目指し、2日の関係閣僚会議で徳之島(鹿児島県)にヘリ部隊(60機)の大部分を移転することで調整するよう閣僚に改めて指示した。一部は、キャンプ・シュワブ陸上部(沖縄県名護市)に新たなヘリパッド(ヘリ離着陸帯)を造って移転するものの、徳之島空港の滑走路を利用することなどで、大規模な施設建設は不要になる。

 1日には平野博文官房長官が沖縄県の仲井真弘多知事と東京都内で会談し、ヘリ部隊を徳之島に移し、シュワブ陸上部にヘリパッドを造り、将来的には米軍ホワイトビーチ(同県うるま市)沖合に人工島を造る案を説明した。

 「常駐なき安保」について、首相は3月23日の参院予算委員会で「一国の領土の中に他国の軍隊が居続けることは常識的ではない。夢に向かってどう歩むか議論するのは大いに意味がある」と強調。同時に、普天間の有事使用について「議論は当然ある。ゼロベースで議論している」と述べ、可能性を認めた。

 国会答弁で「常駐なき安保」の熱弁を振るい、普天間問題で「県外」のトーンを次第に強める首相に、周辺は「首相の『腹案』は、『常駐なき普天間』ではないか」と注目する。

 ただ、現行の日米合意は「普天間全面返還」が大前提。「返還なしの有事使用」は抜本的な発想の転換となるため、従来合意とできる限り整合性をとる形での見直しをいかに進めるかで頭を痛める関係閣僚との足並みは必ずしもそろわず、ホワイトビーチ案など複数の移設先が入り乱れている。


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